JP3002642U - ヒレ付き電線用直線スリ−ブカバ− - Google Patents

ヒレ付き電線用直線スリ−ブカバ−

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JP3002642U
JP3002642U JP1994004444U JP444494U JP3002642U JP 3002642 U JP3002642 U JP 3002642U JP 1994004444 U JP1994004444 U JP 1994004444U JP 444494 U JP444494 U JP 444494U JP 3002642 U JP3002642 U JP 3002642U
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JP
Japan
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tube
protrusions
sleeve cover
electric wire
wire
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Application number
JP1994004444U
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Inventor
茂夫 生野
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Nishi Nippon Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Nishi Nippon Electric Wire and Cable Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】常温収縮チュ−ブの内壁とヒレ付き電線のヒレ
部との間に生じる空隙をなくす。 【構成】ヒレ付き電線に収縮装着される常温収縮チュ−
ブの拡径前の弾性チュ−ブについて、先端部に肉厚部を
設け、その内側に突出部を設け、突出部のほぼ中央部に
V字状の突出部を設け、突出部の両側に凹溝を設ける。
前記弾性チュ−ブの先端平滑部の内側にもV字状の突出
部を設けると、水密性はさらに向上するので、好まし
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、寒冷地の降雪地方に使用される難着雪架空絶縁電線で、特に絶 縁体の両端にヒレを設けた絶縁電線の直線接続スリ−ブを絶縁するために使用さ れる直線スリ−ブカバ−に係るもので、詳しくはヒレ部を水密に仕上げるための 構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、常温収縮チュ−ブとしては、実願平1−89564号等が公知である が、このチュ−ブを使用してヒレ付き電線を被覆すると、常温収縮チュ−ブの内 壁とヒレ部に空隙が生じ、この空隙から雨水等の湿気が内部に侵入し、直線接続 部の絶縁を低下させたり、絶縁破壊を誘起するという欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、従来の技術で述べた欠点を解消するためになされたもので、常 温収縮チュ−ブの内壁とヒレ付き電線のヒレ部とを水密に仕上げることができる ヒレ付き電線用直線スリ−ブカバ−の提供を目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
硬質ポリエチレン管の両端に装着した常温収縮チュ−ブの拡径前の弾性チ ュ−ブについて、先端部に肉厚部を設け、その内側に突出部を設け、突出部に一 個又は複数個のV字状の突出部を設け、突出部の両側に凹溝を設ける。 また、先端平滑部内側にも一個又は複数個のV字状の突出部を設ける。
【0005】
【作用】
ヒレ付き電線の上に、常温収縮チュ−ブを収縮させると、肉厚部では肉厚 が厚い分だけより強力な収縮力を生じるが、突出部の両側の凹溝のため、収縮力 は指向性を得て、まずV字状の突出部を押圧し変形させ、ヒレ部の頂部に密接す る。次いで、突出部を押圧し、ヒレの裾部と平滑部に密接し、ヒレ付き電線全周 を水密に仕上げる。また、先端平滑部内側のV字状の突出部も、ヒレ付き電線の ヒレ部と平滑部に密接するので、水密性はさらに向上する。
【0006】
【実施例】
この考案の実施の一例を示す図面について説明するに、硬質ポリエチレン管1 の両端に装着した弾性ゴム又は弾性プラスチックから成る常温収縮チュ−ブ2の 拡径前の弾性チュ−ブ3について、先端部に肉厚部4を設け、その内側に突出部 5を設け、突出部5に一個又は複数個のV字状の突出部6を設け、突出部5の両 側に凹溝7を設ける。拡径前の弾性チュ−ブ3を、ヒレ電線の外径以上に拡径し 、スペ−サ9を装着した後、硬質ポリエチレン管1の両端に装着する。図2の二 重点線は拡径後の状態を示している。
【0007】 また、さらに水密性を向上させるためには、先端平滑部内側にも、一個又は 複数個のV字状の突出部10(図2において、二重点線で示している)を設ける 。ヒレ付き電線8に本願の直線スリ−ブカバ−を装着し、水中に1時間漬した後 、そのままの状態で、導体と水の間に12KVの交流電圧を1分間印課したが、 全く問題はなかった。また、メガ−リング結果も全く異常はなかった。
【0008】 なお、同様の試験を突出部5、V字状の突出部6又は10及び凹溝7がない 同一寸法の弾性チュ−ブを装着したヒレ付き電線についても行なったが、その結 果、耐圧試験では昇圧途中で絶縁破壊を起こした。
【0009】
【効果】
この考案は上述のように構成されているので、ヒレ付き電線のヒレ部と常温 収縮チュ−ブの内壁との空隙はV字状の突出部及び突出部で水密に充填されるの で、従来のような空隙部からの雨水等の内部への侵入はなく、ヒレ付き電線の直 線接続部での絶縁抵抗の低下や絶縁破壊を防止できるという効果を呈し、その工 業的利用価値は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】拡径前の弾性チュ−ブを示す一部切欠断面図で
ある。
【図3】直線スリ−ブカバ−をヒレ付き電線に装着した
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 硬質ポリエチレン管 2 常温収縮チュ−ブ 3 拡径前の弾性チュ−ブ 4 肉厚部 5 突出部 6 V字状の突出部 7 凹溝 8 ヒレ付き電線 9 スペ−サ 10 V字状の突出部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質ポリエチレン管(1)の両端に装着し
    た常温収縮チュ−ブ(2)の拡径前の弾性チュ−ブ
    (3)について、先端部に肉厚部(4)を設け、その内
    側に突出部(5)を設け、突出部(5)に一個又は複数
    個のV字状の突出部(6)を設け、突出部(5)の両側
    に凹溝(7)を設けたことを特徴とするヒレ付き電線用
    直線スリ−ブカバ−
  2. 【請求項2】先端平滑部内側に一個又は複数個のV字状
    の突出部(10)を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載したヒレ付き電線用直線スリ−ブカバ−
JP1994004444U 1994-03-31 1994-03-31 ヒレ付き電線用直線スリ−ブカバ− Expired - Lifetime JP3002642U (ja)

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