JP3001283B2 - 消臭剤およびその製造方法 - Google Patents

消臭剤およびその製造方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は茶葉の抽出物を有効成分
とする消臭剤に関するものであり、特に消臭特性が改善
された消臭剤ならびにその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、消臭方法として様々な方法が知られているが、大別
すると、マスキング法、化学的脱臭法、物理的吸着法お
よび生物的脱臭法の4種に分けることができる。
【0003】以上の4種の脱臭方法を消臭機構的に説明
すると、マスキング法は香料を用いる方法であり、化学
的脱臭法は、酸化、還元、中和、付加反応を利用した方
法である。更に物理的吸着法は、活性炭やシリカゲル等
の多孔性物質により匂いのもととなる物質を吸着除去す
る方法であり、また生物的脱臭法は微生物や酵素を用い
る脱臭法である。
【0004】ところで、近年、消臭剤として、茶樹を含
むツバキ科植物の抽出物を有効成分が注目されている
が、この茶抽出物の消臭作用は前記の消臭法の中では化
学的脱臭法に属するものと考えられ、主な消臭作用は、
ポリフェノール(カテキン、タンニン類)やフラボノイ
ドに起因するものと推定される。特に、フェノール基を
有する物質は多くの錯化合物を作る性質があり、硫化水
素、アミン類等と結合し易いことがよく知られている。
従来から茶抽出物を用いた消臭剤としては種々のものが
知られているが、その大部分は緑茶の有効成分を使用し
たものである。
【0005】本発明は、従来知られている消臭剤にも増
して消臭効果にすぐれた消臭剤、ならびに製造工程上に
おいても効率的かつ経済的に有利な方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明による
消臭剤は、茶の抽出物に対してクエン酸および所望によ
りアスコルビン酸を複合的に含有させてなることを特徴
とするものである。
【0007】さらに本発明による消臭剤の製造方法は、
茶を弱塩基性の抽出剤を用いて抽出処理し、得られた抽
出液にクエン酸ならびに所望によりアスコルビン酸を添
加して弱酸性の第1抽出液を調製し、次いで、前記第1
抽出液を吸着材に接触させることによって、第1抽出液
中の有効成分を前記吸着材に吸着させて、その残部から
なる第2抽出液を調製し、前記吸着済みの吸着材から前
記有効成分を脱着させて回収し、このようにして得られ
た脱着回収成分と前記第2抽出液とを混合して消臭剤と
することを特徴とするものである。
【0008】本発明による消臭剤においては、後述する
ように、茶の内でも特にウーロン茶を抽出原料とするこ
とによって消臭効果の向上を図ることができる。
【0009】一般に、茶の種類を分類すると、非発酵茶
(緑茶類)と半発酵茶(ウーロン茶等の中国茶類)及び
発酵茶(紅茶類)の三種に大別されるが、この中で半発
酵茶は茶葉中の酵素により短期間で作られる弱発酵茶
(ウーロン茶)と、麹菌により長期間堆積して作られる
後発酵茶(プーアル茶等)に細分類される。以上の各種
茶類の中で、特に消臭に関与する有効成分としては、ポ
リフェノール(カテキン、タンニン類)やフラボノイド
などが挙げられる。本発明においては、これらの茶種の
すべてに適用可能であるが、有効成分の主たる消臭作用
としては、たとえば、フラボノイド、タンニン類のフ
ェノール基と−NHとの結合によるもの、フラボノイ
ド類のうち、下記の基
【0010】
【化1】 の−SH、−NHとの縮合、重合、付加反応によるも
の、 アミノ酸の
【0011】
【化2】 と−SH、−NHとの中和反応によるもの、 有機酸と−NHの中和反応によるもの、 糖類の悪臭物質の吸収、吸着、溶解作用、 タンニン類のエステル化、エステル交換反応、 等の化学的、物理的な作用が複合的に働いて、茶の消臭
効果が発揮されるものと推定される。
【0012】さらに本発明者の知見によれば、茶種によ
って有効成分の含有組成が異なり、たとえば、ポリフェ
ノール類の有効成分の含有量において、下記表のような
差異がある。
【0013】 (mg/g) 成分 緑茶 ウーロン茶 紅 茶 プーアル茶 Flavan3-01類 130.0 mg/g 69.7 56.7 8.5 Proanthocyanidin類 5.2 7.2 5.1 0.7 Hydrolysable tannin 類 13.0 18.2 25.8 5.3 Theasinensin類 − 1.4 12.6 − Theaflavin類 − 1.0 10.7 − 合計 148.3 87.5 99.9 14.5 また、化学反応に関与する物質としてアミノ酸類と抗酸
化性物性であるビタミン類(特にEとC)の含有量につ
いては、茶の種類によって次表のような差異がみられ
る。
【0014】 (乾物中%) 茶の種類 全窒素 全アミノ酸 ビタミンC ビタミンE 玉露 6.49% 5.15 186 mg/g 24 mg/g 緑 茶 上 5.48 5.25 484 35 4.68 2.88 312 56 上 4.24 3.98 32 42 ウーロン茶 下 3.92 0.77 52 − 上 4.04 1.18 57 − 包 種 茶 下 4.26 1.57 64 − (註)ビタミンEとしてはα−トコフェロールが多い。
【0015】更にウーロン茶の銘柄別の成分値を示すと
次表の通りである。
【0016】 (乾物中%) 品名 全窒素 カフェイン 可溶分 粗タンニン 遊離アミノ酸 武夷仏手 2.89% 2.59 40.8 12.93 544.8 mg/100g 黄金桂 3.43 2.34 39.0 16.03 1004.8 武夷肉桂 3.38 2.21 37.0 11.32 1501.5 次に、消臭効果に最も関係の深い成分であると考えられ
るカテキン類の含量値をウーロン茶の品種別に表わした
ものを示す。
【0017】 (乾物中%) 品種 −ECG −EC −EGCG −EGC 合計 上 1.66 % 0.29 3.75 0.92 6.62 中 1.16 0.33 3.60 1.01 6.10 下 1 1.16 0.22 2.92 1.22 5.52 下 2 0.96 0.21 2.93 1.08 5.21 (註)−ECG =エピカテキンガレート −EC =エピカテキン −EGCG=エピガロカテキンガレート −EGC =エピガロカテキン 以上の4種類のカテキンが従来知られていた茶のカテキ
ン類であるが、最近ウーロン茶特有の新カテキン重合物
として次の2種のカテキンが同定されている。式(1)
はウーロンホモビスフラバンAであり、式(2)はウー
ロンホモビスフラバンBの化学構造式である。
【0018】
【化3】
【0019】
【化4】 本発明者は、上記のような各種の茶の成分組成の知見に
加えて、さらに茶抽出成分と他の添加成分との複合的な
組み合わせがもたらす消臭効果に関してさらに研究した
結果、茶抽出成分に対してクエン酸を別途含有させるこ
とによって、消臭効果が一層すぐれたものになることを
見出した。さらに、本発明者の知見によれば、弱塩基性
の抽出剤で茶の抽出液を得た後さらにこれを中和し弱酸
性にする工程とこの中和工程に際して上記クエン酸を添
加する方法を採用することによって消臭効果が向上する
という知見を得ている。さらにまた、本発明において
は、茶抽出成分を一旦吸着剤(特に多孔性吸着樹脂)に
吸着させてさらにこれを脱着回収する工程を複合的に採
用することによって消臭効果に悪影響を及ぼすことなく
有効成分の含有率を増大させることができることを見出
した。
【0020】本発明における抽出原料としては、茶の内
でも特にウーロン茶がすぐれた効果を発揮する上で好ま
しい。ウーロン茶は緑茶とは異なる成分組成を有し、特
にウーロン茶特有のカテキンが存在し、更には半醗酵過
程での酵素反応により、未知の有効成分の生成等が推察
され、これらの成分が複合されて消臭効果に影響を与え
ていることが考えられるが、本発明においては、上記の
ように、中和段階で添加するクエン酸(およびアスコル
ビン酸)が、抗酸化性物質であるカテキン類、アスコル
ビン酸(ビタミンC)、トコフェロール(ビタミンE)
などの有効成分との間で相乗効果を発揮して、消臭効果
を向上させることが認められる。
【0021】本発明による方法においては、まず、茶の
有効成分を弱塩基性に調製されたエチルアルコールなど
のアルコールや他の有機溶媒系抽出剤、または有機溶媒
と水系溶媒との混合溶媒からなる抽出剤により抽出す
る。弱塩基性にすることによって抽出効率が向上する
が、この場合に添加する弱塩基性塩類としては、たとえ
ば重炭酸ナトリウムやリン酸ナトリウムなどが用いられ
得る。抽出剤のpHとしては、7.0〜8.2程度が適
当である。また、抽出剤中には、保護物質として、大豆
レシチンなどの脂質成分を含有させることが、消臭効果
の効力を維持させる上において好ましい。この脂質成分
は、消臭作用成分、特にビタミン類の変質を防止し、し
たがって消臭効果の向上とその維持において有効であ
る。本発明においては、上記抽出工程を、たとえば攪拌
機付ジャケット式密閉型缶に茶葉を投入し、上記抽出剤
で加温しながら抽出を行うことができる。ただし、この
場合、カテキン類の他に脂溶性ビタミンであるトコフェ
ロールの抽出効率を増大するためには、水のエタノール
の混合溶媒を抽出剤として使用することが望ましい。
【0022】抽出完了後、適宜、遠心分離法などにより
固液分離を行って、抽出液にクエン酸ならびに所望によ
りアスコルビン酸を添加して弱酸性の第1抽出液を調製
する。アスコルビン酸は茶抽出物中に含まれているので
別途添加する必要は必ずしもないが、ウーロン茶を使用
する場合は比較的その含有量が少ないので、アスコルビ
ン酸を別途添加することが好ましい。この場合の弱酸性
の範囲としては、pH5.5〜6.8程度が適当であ
る。また、上記のようなクエン酸ならびにアスコルビン
酸の添加は消臭効果の向上とともに消臭剤の色調を良好
なものに調整する上においても有効である。
【0023】さらに上記のようにして得られた第1抽出
液を吸着材で処理することによって、第1抽出液中の有
効成分を吸着材に吸着させて、一方、その残部からなる
第2抽出液を調製する。この場合に使用する吸着材とし
ては、多孔性吸着樹脂を用いることが好ましい。この吸
着工程によってカテキンなどのポリフェノール類が効果
的に吸着される。
【0024】次に、吸着済みの吸着材をエチルアルコー
ルなどの有機溶媒により洗浄することによって吸着され
ている有効成分を脱着・溶出させて、溶媒成分を蒸発留
去することにより有効成分を回収する。
【0025】このようにして有効成分の含有率が高めら
れた濃縮物である脱着回収成分と前記第2抽出液とを混
合し、さらに必要に応じて、脱色、濾過、濃縮などの工
程を経ることによって本発明の消臭剤を得る。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明はこれら実施例の記載に限定されるものでは
ない。実施例1 試験用小型抽出缶に水10リットルおよび95%エチル
アルコール10kgを仕込み、60℃に加温し、これに炭
酸水素ナトリウム15gと大豆レシチン10gを添加し
混合し溶解させる。この溶液のpHは7.6〜8.2で
あり、この溶液中にウーロン茶葉500gを投入し、3
0分間抽出した後、25℃に急冷し、次いで遠心分離機
により固液分離を行う。得られた抽出液(これをA液と
いう)にアスコルビン酸約10gとクエン酸約3gを添
加して中和しpHを5.8〜6.2に下げて色調を調整
した後、水を添加して全体を15リットルとする。次い
でこの液を多孔性吸着樹脂(PH−20)のカラムに通
し、カテキン等の成分をこれに吸着させ、処理液約15
リットルを得た(この液をB液という)。
【0027】次に上記の多孔性吸着樹脂を15%エチル
アルコールで洗浄後、80%エチルアルコールを通し、
吸着されているカテキン等の成分を脱着し溶出させる。
このようにして得られたエチルアルコール処理液を蒸発
によりアルコール分を留去し、残渣濃縮液5リットルを
得てさらにこの濃縮液に先に得たB液に加え、水を添加
して全体を20リットルにしたのち、活性炭で脱色後、
濾過、濃縮を行い、所定の濃度に調整して消臭剤を得
た。実施例2 実施例1で得た抽出液(A液)にアスコルビン酸約10
gとクエン酸約2g、さらに酒石酸約1gを添加し、p
Hを5.8〜6.2に調整し、さらに安定剤としてホス
ピタンCを添加し、さらに水を加えて全体を15リット
ルにする。
【0028】次いで、この液を活性炭で脱色後、濾過、
濃縮を行い、所定の濃度に調整して消臭剤を得た。実施例3 試験用小型抽出缶に水40リットルを入れ、70℃に加
温し、これに炭酸水素ナトリウム30gを添加し溶解さ
せる。この溶液のpHは8.0であり、この溶液にウー
ロン茶1kgを投入し、30分間抽出した後、25℃に急
冷し、次いで遠心分離機により固液分離を行う。得られ
た抽出液にアスコルビン酸約20gとクエン酸約5gを
添加して中和し、pHを6.0に下げ色調を調整した
後、さらに水を加えて70リットルとする。
【0029】次いでこの液を多孔性吸着樹脂(PH−2
0)のカラムに通し、ポリフェノール等を吸着させ、処
理液約60リットルを得た(この液をA液と称する)。
【0030】次に多孔性吸着樹脂を15%エチルアルコ
ールで洗浄後、80%エチルアルコールを通すことによ
りポリフェノール等を脱着溶出させる。このエチルアル
コール処理液は蒸発によりアルコール分を留去し、残渣
濃縮液10リットルを得、このものをさきに得たA液に
加え、加水して100リットルとした後、活性炭で脱色
後、濾過、濃縮を行い、所定の濃度に調整して消臭剤を
得た。比較試験 上記本発明の実施例により得られた消臭剤の消臭効果を
試験した。この比較試験においては、下記の表に記載し
た悪臭物質を用い、検知管により消臭率を測定した。比
較例としては、市販されている下記の緑茶抽出物を主要
成分とする消臭剤を使用した。
【0031】比較例1:フレッシュシライマツ(白井松
新薬株式会社製) 比較例2:サンカアキン(三井農林株式会社製) 比較例3:サンフラボン(太陽化学株式会社製) また、試験用臭気物質としてはアンモニア、トリメチル
アミン、硫化水素、メチルメルカプタンの4物質を使用
した。
【0032】試験装置としては、北川式検知管を用い、
減圧下において、2分から60分に亘る段階的な測定を
行うことにより残渣濃度を調べ、消臭率を求めた。結果
を表1〜4に示す。
【0033】 表 1(アンモニアの消臭率) 経過時間 試料 2分 5分 10分 30分 60分 実施例1 79 82 95 98 99 実施例2 77 80 94 98 99 実施例3 75 80 96 98 99 比較例1 70 78 88 97 98 比較例2 72 76 85 96 98 比較例3 70 74 84 95 97 表 2(トリメチルアミンの消臭率) 経過時間 試料 2分 5分 10分 30分 60分 実施例1 81 92 95 97 99 実施例2 83 89 96 96 99 実施例3 85 90 97 98 99 比較例1 80 88 92 96 98 比較例2 78 86 90 95 97 比較例3 72 80 88 92 95 表 3(硫化水素の消臭率) 経過時間 試料 2分 5分 10分 30分 60分 実施例1 35 46 56 63 68 実施例2 38 43 58 59 60 実施例3 44 52 60 62 66 比較例1 10 12 13 14 16 比較例2 15 18 20 26 30 比較例3 16 20 22 28 32 表 4(メチルメルカプタンの消臭率) 経過時間 試料 2分 5分 10分 30分 60分 実施例1 75 81 90 97 98 実施例2 76 80 89 94 91 実施例3 80 85 92 95 97 比較例1 74 80 90 94 95 比較例2 78 82 90 94 95 比較例3 65 70 88 90 92 上記比較試験結果から明らかなように、本発明による消
臭剤は従来の茶抽出物を有効成分とする消臭剤と比較し
て消臭効果にすぐれるとともに、特に本発明の消臭剤
は、短時間の内に消臭効果が発現する傾向が見られる点
で即効性にもすぐれている。
【0034】本発明による消臭剤は、消臭特性にすぐれ
るとともに茶の抽出物を有効成分としているので、その
用途としては、ガム、キャンデーなどの菓子類や畜産加
工品、水産加工品等の食品用をはじめ、建材、繊維製
品、冷蔵庫用、自動車内装品、生理用品、排水処理等広
範囲に亘る消臭剤として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 9/01 JICSTファイル(JOIS)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】茶の抽出物に対してクエン酸および所望に
    よりアスコルビン酸を複合的に含有させてなることを特
    徴とする消臭剤。
  2. 【請求項2】さらに酒石酸を含有する、請求項1に記載
    の消臭剤。
  3. 【請求項3】前記茶がウーロン茶である、請求項1に記
    載の消臭剤。
  4. 【請求項4】茶を弱塩基性の抽出剤を用いて抽出処理
    し、 得られた抽出液にクエン酸ならびに所望によりアスコル
    ビン酸を添加して弱酸性の第1抽出液を調製し、 次いで、前記第1抽出液を吸着材に接触させることによ
    って、第1抽出液中の有効成分を前記吸着材に吸着させ
    て、その残部からなる第2抽出液を調製し、 前記吸着済みの吸着材から前記有効成分を脱着させて回
    収し、 このようにして得られた脱着回収成分と前記第2抽出液
    とを混合して消臭剤とすることを特徴とする、消臭剤の
    製造方法。
  5. 【請求項5】前記第1抽出液にレシチンを添加する、請
    求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記第1抽出液に酒石酸をさらに添加す
    る、請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記茶がウーロン茶である、請求項4に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】前記吸着剤として、多孔性吸着樹脂を用い
    る、請求項4に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記脱着回収成分と前記第2抽出液との混
    合液を、さらに活性炭で脱色後、濾過する工程を含む、
    請求項4に記載の方法。
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