JP3000954U - エレベータの基礎構造 - Google Patents

エレベータの基礎構造

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JP3000954U JP1994000568U JP56894U JP3000954U JP 3000954 U JP3000954 U JP 3000954U JP 1994000568 U JP1994000568 U JP 1994000568U JP 56894 U JP56894 U JP 56894U JP 3000954 U JP3000954 U JP 3000954U
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JP1994000568U
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昌弘 佐藤
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手間や時間および高い費用を有することなく
簡単に設置および取り外しができると共に、再使用可能
なエレベータの基礎構造を提供する。 【構成】 エレベータのサイズに応じた大きさを有し、
その上面に、エレベータレールの下端を支持・固定する
アンカーボルト13が設置された鉄板11の四隅にピン
穴12を穿設し、ピン穴12に、移動防止ピン14を貫
通して地面15に埋め込み、鉄板11を地面15に固定
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エレベータの基礎構造に関わり、特に、工事現場で長尺物や大型資 材などを上下に運搬するロングスパン型エレベータやゲージ型エレベータ、建設 用リフトなどの基礎構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エレベータの基礎、特に、工事現場で長尺物や大型資材などを上下に運 搬するロングスパン型エレベータや、ゲージ型エレベータ、建設用リフトなどの 基礎には、コンクリート製の基礎が用いられている。 この各種エレベータの基礎は、一般的に、先ず、当該エレベータを設置すべき 場所(地面など)に、遣り方を行った後、根切りを行い、次いで、型枠を形成し た後、エレベータレールを固定するアンカーボルトを配設した後、型枠内にコン クリートを打設し、その後、前記型枠を取り外し、所望の埋め戻しを行うことで 構築されている。そして、このようにして、エレベータレールを固定するアンカ ーボルトが、表面から突出したエレベータの基礎を得ている。なお、前記根切り は少量のため、通常、人力により行われている。
【0003】 このエレベータの基礎には、エレベータの機械的な特徴から、主に垂直荷重( 上下方向の荷重)がかけられ、水平荷重はほとんどかからないという特徴がある 。また、特に、本体が、ピニオンラック式のエレベータを使用する場合には、当 該エレベータが、自己水平機能を備えているため、基礎レベルに水平精度を要し ないという特徴がある。
【0004】 一方、工事が終了するなどして、このエレベータが不必要になった場合には、 前記エレベータの基礎を解体して取り外すが、この時、コンクリートガラが発生 するため、これを産業廃棄物として処分している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のエレベータの基礎は、コンクリート製であるため、 コンクリートを打設して基礎を得るまでに手間や時間および高い費用を有すると いう問題がある。 また、前記エレベータの基礎を解体した際に発生するコンクリートガラを産業 廃棄物として処分する必要があり、手間およびコストがかかると共に、作業環境 を悪化させるという問題もある。
【0006】 本考案は、このような従来の問題点を解決することを課題とするものであり、 手間や時間および高い費用を有することなく簡単に設置および解体(取り外し) ができると共に、再使用可能なエレベータの基礎構造を提供することを目的とす るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載の考案は、エレベータの基礎構造に 関するものであり、エレベータのサイズに応じた大きさのベース板と、当該ベー ス板の上面に設置され、エレベータレールの下端を支持・固定する支持部材と、 当該ベース板の厚さ方向に穿設された複数の穴と、当該穴を貫通して前記ベース 板を地面に固定する固定部材と、を含んで構成したことを特徴とするエレベータ の基礎構造を提供するものである。
【0008】 そして、請求項2記載の考案は、前記ベース板が鉄板からなることを特徴とす るエレベータの基礎構造を提供するものである。 そしてまた、請求項3記載の考案は、前記支持部材がアンカーボルトからなる ことを特徴とするエレベータの基礎構造を提供するものである。
【0009】
【作用】
請求項1にかかるエレベータの基礎構造は、ベース板を、該ベース板に穿設さ れた複数の穴に貫通させた固定部材により地面に固定することで得られるため、 設置が極めて簡単である。従って、エレベータの基礎構造の設置時間が大幅に削 減されると共に、エレベータの基礎構造を設置する費用も大幅に削減される。
【0010】 また、本考案にかかるエレベータの基礎構造は、前記地面に固定されている固 定部材を抜き取るだけで解体されるため、解体(取り外し)作業も極めて簡単で ある。 そしてまた、前記エレベータの基礎構造を解体する際には、従来のコンクリー ト構造の基礎のようにコンクリートガラ(産業廃棄物)が発生しないため、作業 環境が改善されると共に、コンクリートガラの処分を行う手間が省ける。
【0011】 さらに、本考案にかかるエレベータの基礎構造は、前記ベース板および固定部 材による組み立て式であるため、当該ベース板および固定部材を何度でも再使用 することが可能である。従って、エレベータの基礎構造自身の費用も大幅に削減 される。 なお、前記ベース板は、エレベータの基礎として、十分な強度および安定性を 備えていればよく、前記支持部材は、エレベータレールの下端を安定した状態で 確実に支持・固定できればよく、また、前記固定部材は、前記ベース板上にエレ ベータが設置された場合でも、当該ベース板を地面に、安定した状態で強固に固 定できればよい。
【0012】 そして、請求項2にかかるエレベータの基礎構造は、鉄板からなるベース板を 用いているため、前記作用に加え、さらに安価で且つ十分な強度および安定性が 得られる。 そしてまた、請求項3にかかるエレベータの基礎構造は、前記支持部材をアン カーボルトとしたため、前記作用に加え、前記支持部材(アンカーボルト)は、 前記ベース板に、さらに強固に、そして簡単に固定される。
【0013】
【実施例】
次に、本考案にかかる一実施例について、図面を参照して説明する。 図1(1)は、本考案の一実施例にかかるロングスパン型エレベータの基礎構 造の平面図であり、図1(2)は、図1(1)に示すロングスパン型エレベータ の基礎構造のA−A断面図である。
【0014】 なお、本実施例では、底面が長方形のロングスパン型エレベータの基礎構造に ついて説明する。 図1(1)および図1(2)に示すロングスパン型エレベータの基礎構造1は 、図示しないエレベータのサイズに応じた長方形状を備え、四隅に、後に説明す る移動防止ピン14が貫通するピン穴12がそれぞれ穿設されたベース板である 鉄板11を有している。なお、本実施例では、このピン穴12が、本考案にかか る『穴』に相当している。
【0015】 この鉄板11の上面であって、図示しないエレベータレールの下端と対向する 位置には、当該エレベータレールの下端を支持・固定する支持部材である鉄製の アンカーボルト13が設置されている。 また、前記ロングスパン型エレベータの基礎構造1は、前記鉄板11の四隅に 各々穿設されたピン穴12を貫通して地面15に埋め込み、当該鉄板11を地面 15に固定する鉄製の移動防止ピン14を有している。
【0016】 この移動防止ピン14は、一方の先端(地面15に埋め込む先端)が尖った略 円柱形状を備えたいわゆる釘形状を有している。なお、本実施例では、この移動 防止ピン14が、本考案にかかる『固定部材』に相当している。 すなわち、本実施例にかかるロングスパン型エレベータの基礎構造1は、アン カーボルト13が設置され且つピン穴12が穿設された鉄板11を、ロングスパ ン型エレベータを設置すべき場所(地面15)に載置し、前記ピン穴12に移動 防止ピン14を貫通させて、地面15に埋め込むことで、前記地面15上に設置 した構造を有している。
【0017】 さらに具体的には、このロングスパン型エレベータの基礎構造1は、ロングス パン型エレベータを設置すべき地面15を十分に転圧し、締め固める。次に、締 め固めた地面15上に、アンカーボルト13およびピン穴12を備えた鉄板11 を載置し、位置決めを行う。次いで、鉄板11のピン穴12に、移動防止ピン1 4を貫通させて地面15に打ち込み、埋め込むことで設置される。その後、アン カーボルト13にエレベータレールの下端を固定するなどして、ロングスパン型 エレベータの基礎構造1上に、ロングスパン型エレベータを設置する。
【0018】 ここで、本実施例にかかるロングスパン型エレベータの基礎構造1は、コンク リート製の基礎を設置する場合と同様に、ロングスパン型エレベータを設置すべ き場所(地面15)を十分転圧して、整地する必要があるが、コンクリートを使 用することなく、前記鉄板11を移動防止ピン14により地面15に固定するだ けで完成することができる。従って、従来の基礎構造に比べ、設置が極めて簡単 であり、設置時間を大幅に短縮することができる。
【0019】 また、工事が終了するなどして、このロングスパン型エレベータが不必要にな った場合には、先ず、ロングスパン型エレベータを取り外して、エレベータレー ルの下端をアンカーボルト13から取り外す。次に、ピン穴12から移動防止ピ ン14を抜き取り、鉄板11を地面15から取り除くことで、ロングスパン型エ レベータの基礎1を解体する。
【0020】 このように、ロングスパン型エレベータの基礎1の解体は、鉄板11から移動 防止ピン14を抜き取るだけで行うことができるため、解体作業が極めて簡単で あり、解体時間を大幅に短縮することができる。また、解体時に、たとえば、コ ンクリートガラなどの産業廃棄物が発生することがないため、作業環境を良好に 保ことができると共に、従来、産業廃棄物の処理にかかっていた手間と費用を無 くすことができる。
【0021】 そしてまた、一度使用した鉄板11および移動防止ピン14は、何度でも再使 用することができるため、コストを大幅に削減することができる。 なお、本実施例では、底面が長方形のロングスパン型エレベータの基礎構造に ついて説明したが、これに限らず、本考案にかかるエレベータの基礎構造は、た とえば、底面が正方形や円形や他の多角形などからなるロングスパン型エレベー タにも応用できることは勿論である。また、ロングスパン型エレベータの他、ゲ ージ型エレベータや建築用リフトなど、他の構造を備えたエレベータにも応用で きる。
【0022】 そして、本実施例では、ベース板として、鉄板11を使用したが、これに限ら ず、ベース板は、エレベータの基礎として、十分な強度および安定性を備えてい れば、他の材料から形成されていてもよい。 また、本実施例では、鉄板11の四隅にピン穴12を穿設したが、これに限ら ず、ピン穴は、これを貫通して地面15に埋め込む移動防止ピン14により鉄板 11を地面15に固定可能な位置であれば、他の位置に穿設してもよく、また、 穿設数も所望により決定してよい。
【0023】 そしてまた、本実施例では、支持部材としてアンカーボルト13を用いたが、 これに限らず、支持部材は、エレベータレールの下端を安定した状態で確実に支 持・固定できれば、たとえば、他の支持部材を溶接したり、ボルト・ナット等に より鉄板11に固定するなどしてもよい。 さらに、本実施例では、固定部材として、地面15に埋め込む先端が尖ったい わゆる釘形状を備えた移動防止ピン14を使用したが、これに限らず、固定部材 は、ピン穴12を貫通して地面15に埋め込み、前記鉄板11上にエレベータが 設置された場合でも、鉄板11を地面15に安定して確実に固定することが可能 な形状であれば、他の形状を備えていてもよい。
【0024】
【考案の効果】
以上説明してきたように、請求項1にかかるエレベータの基礎構造は、エレベ ータのサイズに応じた大きさのベース板と、該ベース板の上面に設置され、エレ ベータレールの下端を支持・固定する支持部材と、当該ベース板の厚さ方向に穿 設された複数の穴と、当該穴を貫通して前記ベース板を地面に固定する固定部材 とを含んだ構造を有しているため、設置および解体が極めて簡単である。また、 前記ベース板と固定部材は、何度でも再使用することができる。この結果、エレ ベータの基礎構造の設置・解体時間を大幅に削減することができると共に、エレ ベータの基礎構造を設置・解体する費用を大幅に削減することができる。
【0025】 そしてまた、前記エレベータの基礎構造を解体する際には、従来のコンクリー ト構造の基礎のようにコンクリートガラ(産業廃棄物)が発生しないため、作業 環境を改善することができると共に、産業廃棄物の処分を行う手間および費用を 省くことができる。 そして、請求項2にかかるエレベータの基礎構造は、ベース板が鉄板からなる ため、前記効果に加え、さらに安価で且つ十分な強度および安定性を得ることが できる。
【0026】 そしてまた、請求項3にかかるエレベータの基礎構造は、前記支持部材をアン カーボルトとしたため、前記効果に加え、前記支持部材(アンカーボルト)を、 前記ベース板に、さらに強固且つ簡単に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)は、本考案の一実施例にかかるエレベー
タの基礎構造を示す平面図である。(2)は、図1
(1)のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 ロングスパン型エレベータの基礎 11 鉄板 12 ピン穴 13 アンカーボルト 14 移動防止ピン 15 地面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのサイズに応じた大きさのベ
    ース板と、当該ベース板の上面に設置され、エレベータ
    レールの下端を支持・固定する支持部材と、当該ベース
    板の厚さ方向に穿設された複数の穴と、当該穴を貫通し
    て前記ベース板を地面に固定する固定部材と、を含んで
    構成したことを特徴とするエレベータの基礎構造。
  2. 【請求項2】 前記ベース板が鉄板からなることを特徴
    とする請求項1記載のエレベータの基礎構造。
  3. 【請求項3】 前記支持部材がアンカーボルトからなる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のエレベ
    ータの基礎構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107724419A (zh) * 2017-11-30 2018-02-23 国网湖北省电力公司咸宁供电公司 一种设备预制基础定位器及其使用方法

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