JPS5940976B2 - 建築物における柱脚の定着構造 - Google Patents

建築物における柱脚の定着構造

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JPS5940976B2
JPS5940976B2 JP2202977A JP2202977A JPS5940976B2 JP S5940976 B2 JPS5940976 B2 JP S5940976B2 JP 2202977 A JP2202977 A JP 2202977A JP 2202977 A JP2202977 A JP 2202977A JP S5940976 B2 JPS5940976 B2 JP S5940976B2
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JP
Japan
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JP2202977A
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JPS53107106A (en
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卓也 藤田
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、角型などの横断面が閉塞型の柱脚を基礎上に
定着させる構造に関する。
柱脚下端部を基礎に定着するにあたって、従来では、第
1図及び第2図で示すように、柱芯aよりや\離れた箇
所で、柱脚01に連なる梁02部分においてアンカーボ
ルト05を介して基礎04に定着していたが、これによ
る場合は、定着点が柱芯aから離れているために基礎0
40レベル精度いかんによっては構造的に浮き上がりを
生じ易く、特にラーメン構造の建築物では水平荷重によ
る変位が大きくなるなど強度的に問題があった。
本来、建築物における柱脚を基礎に定着するにあたって
は、強度的な面からみて、柱芯で定着するのが理想であ
るが、定着すべき柱脚の横断面が角型など閉塞型の場合
は、柱芯においてアンカーボルトを締結することができ
ないことから上記のような定着手段が採られていたので
ある。
また、柱脚をその柱芯において定着する方法として、第
3図で示すように、柱脚01の下端部空間内にモルタル
などの硬化剤03を充填して、この硬化剤03と基礎0
4から突出させたアンカー05との付着力をもって定着
する方法が考えられるに至っているが、この場合は、建
築物を移設する際、強力に定着された柱脚下端部を切除
する或いは一部を切り開いて硬化物を折り取るなど非常
に面倒な作業が強いられるばかりでなく、移設した場所
で同様な定着手段を採ることができず、移設に多大な費
用を要する欠点があって、特にユニット型建築物のよう
に、移設やユニットの組替えが必要とされる建築物にお
ける柱脚の定着構造としては好ましくない。
本発明は、かかる実情に鑑みて開発されたもので、柱芯
での定着が可能でありながら、しかも、移設にも非常に
有利な建築物における柱脚の定着構造を提供せんとする
点に目的がある。
本発明による建築物における柱脚の定着構造は、角型な
どの横断面が閉塞型の柱脚を基礎上に定着させる構造で
あって、基礎上に配設した柱脚の下端内部には、硬化剤
注入用穴およびアンカー挿入用穴を有するボックス型部
材が締結具を介して取外し可能に嵌着されると共に、該
アンカー挿入用穴には基礎から突出されたアンカーが挿
入され、該アンカーと前記ボックス型部材が該ボックス
型部材内に注入された硬化剤により固着されていること
を特徴とする。
即ち、本発明によれば、柱脚をその下端内部に嵌合され
、且つ取外し可能に締結しであるボックス型部材内での
硬化剤とアンカーとの付着力を介して基礎に定着するこ
とができるため、その定着点は柱芯又はその近くに位置
することとなり、基礎のレベル精度にかかわらず構造的
な浮上りなどのない強固な定着が可能である。
それでいて、定着のだめの硬化剤が柱脚の内面に直接に
付着硬化することなく、ボックス型部材内で硬化されて
いるため、建築物の移設時には、柱脚に対するボックス
型部材の締結を解除するのみの簡単な作業を行なうだけ
で、柱脚を何等、傷付けたり、変形することなく基礎か
ら取外すことができるとともに、所望の移設場所におい
て、柱脚をそのま\用いて同様の手段にて強固に定着す
ることができる。
従って、本発明は、ユニット式建築物のように、移設や
ユニットの組替えが必要とされる建築物における柱脚の
定着構造として非常に有用なものを極く簡単な構造改造
をもって得るに至ったのである。
以下、本発明の実施例を第4図、第5図に基づいて詳述
すると、横断面が閉塞型(角型のもので図示するが、元
型、楕円型などでも良い)の柱脚1と梁2とを有するユ
ニットAにおいて前記柱脚1の下端内部に、との柱脚1
内面に接する周側板8aおよび上下側板8bをもつボッ
クス型部材8を嵌合させ、このボックス型部材8を前記
柱脚1の角部外方に面する側板1aにおいてボルト、ナ
ツトなど外方から締結並びに締結解除操作することがで
きる締結具9を介して取外し可能に締結するとともに、
このボックス型部材8の周側板8aとこれに接する柱脚
1側板1aには、モルタルなど硬化剤3注入用穴6を設
け、かつ、下側板8bには、コンクリート基礎4から上
方に突出させたアンカー5をボックス部材8内部に挿入
位置させるだめの穴7を設けたものである。
尚、図中10は空気抜き穴である。
従って、前記穴7を通してアンカー5をボックス部材8
内に挿入させる状態でユニッ)Aを基礎4上に載置した
のち、穴6からボックス部材8内にモルタルなどの硬化
剤3を注入することにより、第4図に示すように、この
注入硬化剤3とアンカー5との付着力を介して柱脚1を
基礎4に定着し、ユニットA6を固定させる。
而して、ユニツ)Aを移設する場合は、締結具9を外し
て、クレーンなどにより、ユニットAを第5図のように
吊上げることにより、柱脚1下端部は何等傷付けたり、
変形することなくボックス型部材8のみを基礎4側に残
したま\所望の箇所に移設でき、かつ新たにボックス型
部材8を取り付けることによって前述と同様な定着手段
にてユニツ)Aを固定できるものである。
尚、前記アンカー5を種々の形状に工夫することによシ
、定着力が一層向上できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る建築物における柱脚の定着構造の実
施例を示し、第1図、第2図は従来構造を示す要部の拡
大側面図と平面図、第3図も従来構造を示す要部の拡大
縦断側面図第4図は本発明の構造を示す要部の拡大縦断
側面図、第5図は取外し状態を示す要部の拡大縦断側面
図である。 1・・・・・・柱脚、計・・・・・硬化剤、4・・・・
・・基礎、5・・・・・・アンカー、6・・・・・・硬
化剤注入用穴、7・・・・・・アンカー挿入用穴、8・
・・・・・ボックス型部材、9・・・・・・締結具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 角型などの横断面が閉塞型の柱脚1を基礎4上に定
    着させる構造であって、基礎4上に配設した柱脚1の下
    端内部には、硬化剤注入用穴6およびアンカー挿入用穴
    7を有するボックス型部材8が締結具9を介して取外し
    可能に嵌着されると共に、該アンカー挿入用穴7には基
    礎4から突出されたアンカー5が挿入され、該アンカー
    5と前記ボックス型部材8が該ボックス型部材8内に注
    入された硬化剤により固着されていることを特徴とする
    建築物における柱脚の定着構造。
JP2202977A 1977-02-28 1977-02-28 建築物における柱脚の定着構造 Expired JPS5940976B2 (ja)

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JPS53107106A JPS53107106A (en) 1978-09-18
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JP4284056B2 (ja) * 2002-11-28 2009-06-24 岡部株式会社 非埋込み型柱脚の施工方法及びその非埋込み型柱脚構造

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JPS53107106A (en) 1978-09-18

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