JP2000096884A - 固定用構造物、連結固定構造物及び構造物の固定方法 - Google Patents
固定用構造物、連結固定構造物及び構造物の固定方法Info
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- JP2000096884A JP2000096884A JP10285870A JP28587098A JP2000096884A JP 2000096884 A JP2000096884 A JP 2000096884A JP 10285870 A JP10285870 A JP 10285870A JP 28587098 A JP28587098 A JP 28587098A JP 2000096884 A JP2000096884 A JP 2000096884A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アンカーボルトの設置がハンドリング施工
可能となり、また、基礎コンクリートの十分な強度発現
以前に壁や塀の設置を可能にすることが出来る固定用構
造物、連結固定構造物及び構造物の固定方法を提供する
ことにある。 【解決手段】 平板部と立脚保持部からなる治具固定
部材、及び連結治具から構成される固定用構造物であっ
て、該連結治具が、その一部を該治具固定部材の平板部
の面に線接触して固定され、且つ該連結治具の連結部を
平面部より突出して固定されていることを特徴とする固
定用構造物。また、該固定用構造物と被固定構造物から
構成される連結固定構造物、及びその固定方法。
可能となり、また、基礎コンクリートの十分な強度発現
以前に壁や塀の設置を可能にすることが出来る固定用構
造物、連結固定構造物及び構造物の固定方法を提供する
ことにある。 【解決手段】 平板部と立脚保持部からなる治具固定
部材、及び連結治具から構成される固定用構造物であっ
て、該連結治具が、その一部を該治具固定部材の平板部
の面に線接触して固定され、且つ該連結治具の連結部を
平面部より突出して固定されていることを特徴とする固
定用構造物。また、該固定用構造物と被固定構造物から
構成される連結固定構造物、及びその固定方法。
Description
【0001】
【発明の産業上の利用分野】 本発明は、家屋の壁や
家屋や敷地等を囲う塀などに使用される固定用構造物及
び連結固定構造物に関する。
家屋や敷地等を囲う塀などに使用される固定用構造物及
び連結固定構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来より、壁や塀は、大きな地震が
起きても倒れたり、崩壊したりしない必要が有り、実開
昭59−67455号には大きな土台板の先端部両側に
ボルトを垂直方向に突設した土台ブロック板とを具備し
た事を特徴とするコンクリート製塀ブロックが、また、
実開昭62−27955号には塀の基礎としてベースコ
ンクリートを打設し、そのベースコンクリートにアンカ
ーボルトを植設し、壁や塀と基礎をナットで締め付け固
定するものが考案されている。
起きても倒れたり、崩壊したりしない必要が有り、実開
昭59−67455号には大きな土台板の先端部両側に
ボルトを垂直方向に突設した土台ブロック板とを具備し
た事を特徴とするコンクリート製塀ブロックが、また、
実開昭62−27955号には塀の基礎としてベースコ
ンクリートを打設し、そのベースコンクリートにアンカ
ーボルトを植設し、壁や塀と基礎をナットで締め付け固
定するものが考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、従
来の壁や塀は、前述の如く大きな土台板やベースコンク
リートを打設したものを基礎とし、基礎にアンカーボル
トを植設しているので、前者の場合は、土台板に相応の
重量があるため、重機にての設置になる。また、後者の
場合は、壁や塀が設置可能な程度に基礎コンクリートの
充分な強度発現に約一週間を要してしまうという課題が
有った。
来の壁や塀は、前述の如く大きな土台板やベースコンク
リートを打設したものを基礎とし、基礎にアンカーボル
トを植設しているので、前者の場合は、土台板に相応の
重量があるため、重機にての設置になる。また、後者の
場合は、壁や塀が設置可能な程度に基礎コンクリートの
充分な強度発現に約一週間を要してしまうという課題が
有った。
【0004】従って、本発明の目的は、アンカーボルト
の設置が重機を使用せずハンドリング施工可能となり、
また、基礎コンクリートの充分な強度発現以前に壁や塀
の設置を可能にすることが出来る、固定用構造物、連結
固定構造物及び構造物の固定方法を提供することにあ
る。
の設置が重機を使用せずハンドリング施工可能となり、
また、基礎コンクリートの充分な強度発現以前に壁や塀
の設置を可能にすることが出来る、固定用構造物、連結
固定構造物及び構造物の固定方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明は、平板部と
立脚保持部からなる治具固定部材、及び連結治具から構
成される固定用構造物であって、該連結治具が、その一
部を該治具固定部材の平板部の面に固定され、且つ該連
結治具の連結部を平面部より突出して固定されているこ
とを特徴とする固定用構造物を提供することにより上記
目的を達成したものである。
立脚保持部からなる治具固定部材、及び連結治具から構
成される固定用構造物であって、該連結治具が、その一
部を該治具固定部材の平板部の面に固定され、且つ該連
結治具の連結部を平面部より突出して固定されているこ
とを特徴とする固定用構造物を提供することにより上記
目的を達成したものである。
【0006】また、本発明は上記固定用構造物を用いた
好適な連結固定構造物として、上記固定用構造物と被固
定構造物から構成される連結固定構造物であって、該固
定用構造物が、平板部と立脚保持部からなる治具固定部
材、及び連結治具から構成され、該連結治具が、その一
部を該治具固定部材の平板部の面に固定され、且つ該連
結治具の連結部を平面部より突出して固定されている固
定用構造物であり、該被固定構造物が、該連結治具用の
貫通孔を有し、該貫通孔を通じて該連結治具により固定
されていることを特徴とする連結固定構造物を併せて提
供するものである。
好適な連結固定構造物として、上記固定用構造物と被固
定構造物から構成される連結固定構造物であって、該固
定用構造物が、平板部と立脚保持部からなる治具固定部
材、及び連結治具から構成され、該連結治具が、その一
部を該治具固定部材の平板部の面に固定され、且つ該連
結治具の連結部を平面部より突出して固定されている固
定用構造物であり、該被固定構造物が、該連結治具用の
貫通孔を有し、該貫通孔を通じて該連結治具により固定
されていることを特徴とする連結固定構造物を併せて提
供するものである。
【0007】更に、構造物の固定方法として、(1)基
盤上に、平板部と立脚保持部からなる治具固定部材、及
び連結治具から構成され、該連結治具が、その一部を該
治具固定部材の平板部の面に線接触して固定され、且つ
該連結治具の連結部を平面部より突出して固定されてい
る固定用構造物を設置し、(2)該連結治具の連結部を
突出した状態で該基盤と上記固定用構造物上にコンクリ
ートを打設し、(3)該連結治具用の貫通孔を有する該
被固定構造物を、上記連結治具の連結部が該貫通孔を貫
通する位置に設置した後、該連結部により固定すること
を特徴とする構造物の固定方法を併せて提供するもので
ある。
盤上に、平板部と立脚保持部からなる治具固定部材、及
び連結治具から構成され、該連結治具が、その一部を該
治具固定部材の平板部の面に線接触して固定され、且つ
該連結治具の連結部を平面部より突出して固定されてい
る固定用構造物を設置し、(2)該連結治具の連結部を
突出した状態で該基盤と上記固定用構造物上にコンクリ
ートを打設し、(3)該連結治具用の貫通孔を有する該
被固定構造物を、上記連結治具の連結部が該貫通孔を貫
通する位置に設置した後、該連結部により固定すること
を特徴とする構造物の固定方法を併せて提供するもので
ある。
【0008】以下、本発明の固定用構造物について図を
参照しながら詳述する。
参照しながら詳述する。
【0009】本発明の固定用構造物は、平板部と立脚保
持部からなる治具固定部材1、及び連結治具2から構成
されるものである。治具固定部材1の平板部は垂直に立
っている面であって、立脚保持部は平板部を垂直に保持
するためのものである。治具固定部材1は平板部と立脚
保持部を有していれば良く、その形を限定するものでは
なく、一例として図2〜図6の様な形を挙げることが出
来、コストの面から不等辺山形鋼又は等辺山形鋼のいず
れかが好ましい。
持部からなる治具固定部材1、及び連結治具2から構成
されるものである。治具固定部材1の平板部は垂直に立
っている面であって、立脚保持部は平板部を垂直に保持
するためのものである。治具固定部材1は平板部と立脚
保持部を有していれば良く、その形を限定するものでは
なく、一例として図2〜図6の様な形を挙げることが出
来、コストの面から不等辺山形鋼又は等辺山形鋼のいず
れかが好ましい。
【0010】連結治具2は、該連結治具の連結部を治具
固定部材1の平板部より突出した状態で、その一部を上
記治具固定部材1の平板部の面に固定される。これは、
少なくとも図1の如く連結治具2の側部が、治具固定部
材1の平板部の面に固定されていれば良く、加えて図7
の如く連結治具2の底面が治具固定部材1の立脚保持部
に固定されていても良い。連結治具2の側部が治具固定
部材1の平板部の面上に固定されるときは、複数の点で
接触して固定されるのが好ましく、線接触が更に好まし
い。上記平板部より突出した上記連結部は上記固定用構
造物に被固定用構造物を固定させるためのものであっ
て、該固定用構造物を基盤上に設置した時に平板部より
上方に突出している。突出する方向は基盤上に設置した
状態で垂直が好ましい。上記連結治具2を治具固定部材
1に固定する方法は、特に限定されるものではないが、
強度の面から溶接が好ましい。また、一つの治具固定部
材1に複数の連結治具2が固定されていることが被固定
構造物を強固に固定できるため好ましく、図8の如く、
並列に配置された複数の治具固定部材1が連結されたも
のでも良い。この時、直接連結されても、小片3を介し
て連結されても良い。複数の治具固定部材1を連結する
方法は、特に限定されるものではないが、強度の面から
溶接が好ましい。また、上記連結治具2は、後述の被固
定構造物を固定するためのものであり、その形状は、特
に限定されるものではなく、はめ込み式のピン状物や締
め付け用のボルトやその他のものであっても良いが、作
業性や強度の面からボルトが好ましい。
固定部材1の平板部より突出した状態で、その一部を上
記治具固定部材1の平板部の面に固定される。これは、
少なくとも図1の如く連結治具2の側部が、治具固定部
材1の平板部の面に固定されていれば良く、加えて図7
の如く連結治具2の底面が治具固定部材1の立脚保持部
に固定されていても良い。連結治具2の側部が治具固定
部材1の平板部の面上に固定されるときは、複数の点で
接触して固定されるのが好ましく、線接触が更に好まし
い。上記平板部より突出した上記連結部は上記固定用構
造物に被固定用構造物を固定させるためのものであっ
て、該固定用構造物を基盤上に設置した時に平板部より
上方に突出している。突出する方向は基盤上に設置した
状態で垂直が好ましい。上記連結治具2を治具固定部材
1に固定する方法は、特に限定されるものではないが、
強度の面から溶接が好ましい。また、一つの治具固定部
材1に複数の連結治具2が固定されていることが被固定
構造物を強固に固定できるため好ましく、図8の如く、
並列に配置された複数の治具固定部材1が連結されたも
のでも良い。この時、直接連結されても、小片3を介し
て連結されても良い。複数の治具固定部材1を連結する
方法は、特に限定されるものではないが、強度の面から
溶接が好ましい。また、上記連結治具2は、後述の被固
定構造物を固定するためのものであり、その形状は、特
に限定されるものではなく、はめ込み式のピン状物や締
め付け用のボルトやその他のものであっても良いが、作
業性や強度の面からボルトが好ましい。
【0011】次に、本発明の連結固定構造物について図
を参照しながら詳述する。
を参照しながら詳述する。
【0012】連結固定構造物は、上述の固定用構造物と
被固定構造物4から構成される。被固定構造物は、連結
治具2用の貫通孔を有し、貫通孔を通じて連結治具2に
より固定される。
被固定構造物4から構成される。被固定構造物は、連結
治具2用の貫通孔を有し、貫通孔を通じて連結治具2に
より固定される。
【0013】また、本発明の被固定構造物は、その種類
が特に限定されるものではないが、本発明の固定用構造
物は、重量物、しかも横からの力に耐えることが必要な
ものに好適に用いられ、被固定構造物が壁構造体である
ことが望ましい。ここでいう壁構造体は、壁や塀等の垂
直板と周辺の補強材等を含むものであり、その材質は特
に限定されるものではないが、強度の面でガラス繊維強
化セメント(以下GRCと略す)が好ましい。更にGR
Cを使用した場合、ブロックと比べ同じ強度を得ようと
したとき、厚みを薄くすることが出来、軽量化出来ると
いう利点もある。
が特に限定されるものではないが、本発明の固定用構造
物は、重量物、しかも横からの力に耐えることが必要な
ものに好適に用いられ、被固定構造物が壁構造体である
ことが望ましい。ここでいう壁構造体は、壁や塀等の垂
直板と周辺の補強材等を含むものであり、その材質は特
に限定されるものではないが、強度の面でガラス繊維強
化セメント(以下GRCと略す)が好ましい。更にGR
Cを使用した場合、ブロックと比べ同じ強度を得ようと
したとき、厚みを薄くすることが出来、軽量化出来ると
いう利点もある。
【0014】次に本発明の構造物の固定方法について図
を参照しながら詳述する。
を参照しながら詳述する。
【0015】固定用構造物は、基盤6上に設置する。基
盤6は固定用構造物の平板部を垂直にするため水平且つ
平滑であることが望ましい。既に水平且つ平滑である床
などはそのまま基盤6として用いることが出来るが、地
面を基盤6にしようとするときはコンクリートを打設し
て基盤6とすることが望ましい。この場合、地面を平滑
にするため、割栗石5を敷き詰めた後コンクリートを打
設するのが更に望ましい。
盤6は固定用構造物の平板部を垂直にするため水平且つ
平滑であることが望ましい。既に水平且つ平滑である床
などはそのまま基盤6として用いることが出来るが、地
面を基盤6にしようとするときはコンクリートを打設し
て基盤6とすることが望ましい。この場合、地面を平滑
にするため、割栗石5を敷き詰めた後コンクリートを打
設するのが更に望ましい。
【0016】次いで、該連結治具2の連結部を突出した
状態で該基盤6と該固定用構造物に上コンクリート7を
打設する。このコンクリート7は被固定構造物4を支持
するためのものである。
状態で該基盤6と該固定用構造物に上コンクリート7を
打設する。このコンクリート7は被固定構造物4を支持
するためのものである。
【0017】ここで、固定用構造物はアンカーボルトの
役目を果たすようになる。ここで、前述の基盤用コンク
リート6も被固定構造物4支持用コンクリート7も、従
来のアンカーボルトを固定するものと異なり、施工する
際に十分な強度を発現している必要は無く、共に翌日に
は施工可能である。
役目を果たすようになる。ここで、前述の基盤用コンク
リート6も被固定構造物4支持用コンクリート7も、従
来のアンカーボルトを固定するものと異なり、施工する
際に十分な強度を発現している必要は無く、共に翌日に
は施工可能である。
【0018】被固定構造物4は、連結治具2用の貫通孔
を有していて、上記被固定構造物4支持用コンクリート
7上に、上記連結治具2の連結部が貫通孔を貫通する位
置に設置した後、連結部により固定する。この際、貫通
孔の隙間はモルタル等を充填して埋めることが望まし
い。
を有していて、上記被固定構造物4支持用コンクリート
7上に、上記連結治具2の連結部が貫通孔を貫通する位
置に設置した後、連結部により固定する。この際、貫通
孔の隙間はモルタル等を充填して埋めることが望まし
い。
【0019】本発明の固定用構造物を予め所定設計に従
って作成しておけば、施工現場に固定用構造物を搬入し
た後、前述の工程をとることにより、短期間に連結固定
構造物を構築する事が出来る。
って作成しておけば、施工現場に固定用構造物を搬入し
た後、前述の工程をとることにより、短期間に連結固定
構造物を構築する事が出来る。
【0020】
【実施例】 以下、実施例に基づいて本発明を説明す
る。尚、本発明は下記実施例に何等制限されるものでは
ない。
る。尚、本発明は下記実施例に何等制限されるものでは
ない。
【0021】実施例1 予め、等辺山形鋼1(L−50×50×6:新日本製鐵
(株)製)にボルト2(M12全ネジボルト:アズマネ
ジ(株)製)が等辺山形鋼1の平板部より突出する様ボ
ルト2の側面の一部を等辺山形鋼1の平板部に溶接し、
固定用構造物を作成し、更に小片3を介して前述の固定
用構造物を並列に配置したものを連結し固定用構造物を
作製した。この連結は、溶接にて行った。
(株)製)にボルト2(M12全ネジボルト:アズマネ
ジ(株)製)が等辺山形鋼1の平板部より突出する様ボ
ルト2の側面の一部を等辺山形鋼1の平板部に溶接し、
固定用構造物を作成し、更に小片3を介して前述の固定
用構造物を並列に配置したものを連結し固定用構造物を
作製した。この連結は、溶接にて行った。
【0022】施工現場でGRC製塀4(W=2000:
日本カーバイド工業(株)製)(以下塀4と略す)を建
てようとする場所の地面を掘って、一辺が7〜12cm
角の割栗石5を敷き詰めた。
日本カーバイド工業(株)製)(以下塀4と略す)を建
てようとする場所の地面を掘って、一辺が7〜12cm
角の割栗石5を敷き詰めた。
【0023】次いで、上記割栗石5の上に基盤となるコ
ンクリート6を約3cmの厚みで打設した。
ンクリート6を約3cmの厚みで打設した。
【0024】翌日、上記固定用構造物を基盤6の上に置
いて、ボルト2の連結部を突出した状態で基盤6上に塀
4を支持するためのコンクリート7を厚み約10cmに
なるように打設した。
いて、ボルト2の連結部を突出した状態で基盤6上に塀
4を支持するためのコンクリート7を厚み約10cmに
なるように打設した。
【0025】翌日、塀4の貫通孔を突出したボルト2が
貫通するようにコンクリート7上に設置し、ナットでボ
ルトを締め付け固定し、貫通孔の隙間にモルタルを充填
して連結固定構造物を得た。
貫通するようにコンクリート7上に設置し、ナットでボ
ルトを締め付け固定し、貫通孔の隙間にモルタルを充填
して連結固定構造物を得た。
【0026】得られた連結固定構造物は充分な強度を有
し、しかも施工時には、アンカーボルトの設置が重機を
用いずハンドリングで行われ、コンクリート打設の翌日
には施工が可能であって、本発明を満足するものであっ
た。
し、しかも施工時には、アンカーボルトの設置が重機を
用いずハンドリングで行われ、コンクリート打設の翌日
には施工が可能であって、本発明を満足するものであっ
た。
【0027】
【発明の効果】 本発明の固定用構造物、連結固定構
造物及び構造物の固定方法によれば、アンカーボルトの
設置が重機を用いずハンドリング施工可能となり、ま
た、基礎コンクリートの充分な強度発現以前に壁や塀の
設置を可能にすることが出来る。
造物及び構造物の固定方法によれば、アンカーボルトの
設置が重機を用いずハンドリング施工可能となり、ま
た、基礎コンクリートの充分な強度発現以前に壁や塀の
設置を可能にすることが出来る。
【図1】 固定用構造物の一例を示す断面図
【図2】 治具固定部材の一例を示す断面図
【図3】 治具固定部材の一例を示す断面図
【図4】 治具固定部材の一例を示す断面図
【図5】 治具固定部材の一例を示す断面図
【図6】 治具固定部材の一例を示す断面図
【図7】 固定用構造物の一例を示す断面図
【図8】 固定用構造物の一例を示す断面図
【図9】 固定用構造物の一例を示す斜視図
【図10】 固定用構造物の一例を示す平面図
【図11】 連結固定構造物の一例を示す断面図
1 治具固定部材 2 ボルト等の連結治具 3 小片 4 壁や塀等の被固定構造物 5 割栗石 6 基盤または基盤用コンクリート 7 壁や塀等の被固定構造物支持用コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石毛 陽一 千葉県千葉市美浜区高洲4−1−22−102 Fターム(参考) 2E125 AA53 AD00 AE01 AG12 BA02 BA22 CA04 CA19 CA26 EA33 2E142 AA01 AA06 EE00 JJ03
Claims (11)
- 【請求項1】 平板部と立脚保持部からなる治具固定
部材、及び連結治具から構成される固定用構造物であっ
て、該連結治具が、その一部を該治具固定部材の平板部
の面に固定され、且つ該連結治具の連結部を平面部より
突出して固定されていることを特徴とする固定用構造
物。 - 【請求項2】 上記治具固定部材が不等辺山形鋼又は
等辺山形鋼のいずれかである請求項1に記載の固定用構
造物。 - 【請求項3】 上記治具固定部材が、並列に配置され
た複数の不等辺山形鋼又は等辺山形鋼を連結したもので
ある請求項1に記載の固定用構造物。 - 【請求項4】 上記連結治具がボルトである請求項1
〜3のいずれかに記載の固定用構造物。 - 【請求項5】 固定用構造物と被固定構造物から構成
される連結固定構造物であって、該固定用構造物が、平
板部と立脚保持部からなる治具固定部材、及び連結治具
から構成され、該連結治具が、その一部を該治具固定部
材の平板部の面に固定され、且つ該連結治具の連結部を
平面部より突出して固定されている固定用構造物であ
り、該被固定構造物が、該連結治具用の貫通孔を有し、
該貫通孔を通じて該連結治具により固定されていること
を特徴とする連結固定構造物。 - 【請求項6】 上記治具固定部材が不等辺山形鋼又は
等辺山形鋼のいずれかであり、上記結合治具がボルトで
あり、上記被固定構造物が、該貫通孔を通じて該ボルト
をナットで締めることにより固定されている請求項5に
記載の連結固定構造物。 - 【請求項7】 上記治具固定部材が、並列に配置され
た複数の不等辺山形鋼又は等辺山形鋼を連結したもので
ある請求項5に記載の連結固定構造物。 - 【請求項8】 上記被固定構造物が壁構造体である請
求項5〜7のいずれかに記載の連結固定構造物。 - 【請求項9】 上記被固定構造物がガラス繊維強化セ
メント製である請求項5〜8のいずれかに記載の連結固
定構造物。 - 【請求項10】 (1)基盤上に、平板部と立脚保持
部からなる治具固定部材、及び連結治具から構成され、
該連結治具が、その一部を該治具固定部材の平板部の面
に固定され、且つ該連結治具の連結部を平面部より突出
して固定されている固定用構造物を設置し、(2)該連
結治具の連結部を突出した状態で該基盤と上記固定用構
造物上にコンクリートを打設し、(3)該連結治具用の
貫通孔を有する該被固定構造物を、上記連結治具の連結
部が該貫通孔を貫通する位置に設置した後、該連結部に
より固定することを特徴とする構造物の固定方法。 - 【請求項11】 上記治具固定部材が不等辺山形鋼又
は等辺山形鋼のいずれかであり、上記結合治具がボルト
であり、上記被固定構造物が、該貫通孔を通じて該ボル
トをナットで締めることにより固定する請求項10に記
載の構造物の固定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10285870A JP2000096884A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 固定用構造物、連結固定構造物及び構造物の固定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10285870A JP2000096884A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 固定用構造物、連結固定構造物及び構造物の固定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000096884A true JP2000096884A (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17697111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10285870A Pending JP2000096884A (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 固定用構造物、連結固定構造物及び構造物の固定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000096884A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105040826A (zh) * | 2015-08-05 | 2015-11-11 | 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 | 一种用于结构混凝土施工的标准化预埋组件及其施工方法 |
JP2016160680A (ja) * | 2015-03-03 | 2016-09-05 | 松沢 庄次 | アンカーボルト調整治具及びこれを用いたアンカーボルト支持装置 |
-
1998
- 1998-09-24 JP JP10285870A patent/JP2000096884A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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