JP3000540U - ベッド腰掛用サポートクッション - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はサポートクッション本体をベッドマ
ットレスの上に置き固定ベルトでベッド本体に連結し，
一体化することでベッドに腰掛たままの人の上半身を包
み込む様に支え，後方向のみならず左右の揺れも防ぐこ
とを可能にするものである。 【構成】 本考案は背もたれ２と両肘掛３とからなるサ
ポートクッション本体１を軽量且つ弾力性に富み曲線加
工容易な素材で一体成型し，着脱自在なファスナー５を
付けたカバー４を被せる。その外側両脇位置に持ち運び
用の手懸６を装着し，更に両肘掛前方位置に固定ベルト
７を設け，ベッド本体９に巻き付け取りはずし自在とす
る。座の部分がなく，背もたれ２と両肘掛３とからなる
サポートクッション本体１をベッドマットレス１０の上
に置き固定ベルト７でベッド本体９に連結し一体化する
ことによりベッドに腰掛たままの人の上半身をしっかり
支えることを可能にしたベッド腰掛用サポートクッショ
ンである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は上半身を支える為の介護用品の一つであり，特に足腰の弱い人にとっ ては介護人の助けをかりながらベッドに腰掛けたまま立ち上らずに上半身を支え ることの出来るベッド腰掛用サポートクッションに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

ベッドを上げて上半身を起すとか，パイプの枠にキャンパスを張ったバックレ スト等でいずれも背中だけをもたせかけるものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のものは，ベッドでもバックレストでも背もたれ方向にしか身体を支える ことが出来ないので，体型的にも不自然で無理があり，しかも身体の左右の揺れ に対しては全く支えがなく不安定である。従って，本考案は座の部分がなく背も たれと両肘掛とからなるサポートクッション本体をベッドマットレスの上に置き ，固定ベルトでベッド本体に巻き付け連結することでベッドに腰掛たままの人の 上半身を背方向のみならず両脇，両肘方向にも同時に支え，包み込む様な安定感 を持たせることが可能となり，前述の決点を解消しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

背もたれと両肘掛とからなるサポートクッション本体を軽量且つ弾力性に富み 曲線加工容易な適宜素材で上半身を支えるのに十分な安定性をもたせ一体成型す る。着脱自在なファスナー付のカバーを被せ，その外側両脇適宜位置に持ち運び 用の手懸を装着し，更に，重みをかけ寄りかかることで，サポートクッション本 体が後方向及び左右方向へずれることを防ぐ為に両肘掛前方の適宜位置に固定ベ ルトを設け，ベッド本体に巻き付け取りはずし自在とする。この様にサポートク ッション本体をベッドマットレスの上に置き固定ベルトでベッド本体に連結し， 一体化することで問題点を解決している。

【０００５】

【作用】

本考案のベッド腰掛用サポートクッションの使用状態を斜視図で示している。 以下図４に従って説明する。 （ａ）介護人は寝ている人をベッドに腰掛させ，サポートクッション本体の両脇 の手懸を持ってそのまま，背中側から当てがい，背もたれ，両肘掛部分を腰掛て いる人の身体に密着する様に置く。 （ｂ）介護人は前に廻ってサポートクッション本体の両肘掛前方に取り付けた固 定ベルトの長めの方をベッド本体に巻き付け，持ち上げた上に短かめの方を被せ る様に合せ強力マジックテープで止める。

【０００６】

【実施例】

以下，図１，図２，図３に従って一実施例を説明する。１はサポートクッショ ン本体で背もたれ２と両肘掛３とからなり座の部分は持たない。軽量で弾力性に 富み，身体にそった曲線加工容易なウレタンフォーム等の適宜素材で上半身を支 えるのに十分安定性のある適宜高さと厚みを有しながらしかも持ち運び安い大き さに一体成型する。

【０００７】 サポートクッション本体１には，身体に気持良く，汚れにくい適宜素材で縫製 したカバー４を被せる。カバー４は，サポートクッション本体１の後中央部縦方 向にファスナー５を１本と，その左右底部横方向にファスナー５を２本各々適宜 長さにし広い開口部がえられる様縫い付け，着脱自在にする。カバー４にはサポ ートクッション本体１の外側両脇部の適宜位置に持ち運び用の手懸６を装着し， 更に両肘掛３の前方適宜位置に長短２本１組の適宜長さを持つ固定ベルト７を設 け，各々にマジックテープ８を装着する。

【０００８】 本考案の一実施例は上述の如き構成からなり，サポートクッション本体をベッ ドマットレスの上に置き固定ベルトでベッド本体に連結し一体化させることでベ ッドに腰掛たままの人の上半身を支えることを可能にする。

【０００９】

【考案の効果】

上述の様に本考案のベッド腰掛用サポートクッションは軽量且つ弾力性に富み ，身体にそった曲線加工容易な素材で一体成型した背もたれと両肘掛とからなる サポートクッション本体を，ベッドマットレスの上に置き固定ベルトでベッド本 体に連結し一体化することでベッドに腰掛たままの人の上半身を背方向のみなら ず，両脇，両肘方向にも同時に支え包み込む様な安定感を持たせることで左右の 身体の揺れを防ぐことが出来る。又，特に足腰が弱く他の椅子に腰掛直すことが 不自由な人には介護人の助けをかりてベッドに腰掛たまま容易に肘掛椅子に腰掛 たのと同じ姿勢になれ，他の椅子に移動させる介護人の苦労も緩和される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のベッド腰掛用サポートクッションの一
実施例を示す正面斜視図。

【図２】本サポートクッションの背面斜視図。

【図３】本サポートクッションのＡ−Ａ断面図。

【図４】本サポートクッションの使用状態を示す斜視
図。

【符号の説明】

１ サポートクッション本体 ２ 背もたれ ３ 肘掛 ４ カバー ５ ファスナー ６ 手懸 ７ 固定ベルト ８ マジックテープ ９ ベッド本体 １０ ベッドマットレス

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 背もたれと両肘掛とからなるサポートク
   ッション本体を軽量且つ弾力性に富み曲線加工容易な素
   材で一体成型し，着脱自在なファスナーを付けたカバー
   を被せる。その外側両脇位置に持ち運び用の手懸を装着
   し，更に両肘掛前方位置に固定ベルトを設け，ベッド本
   体に巻き付け取りはずし自在とする。座の部分がなく，
   背もたれと両肘掛とからなるサポートクッション本体を
   ベッドマットレスの上に置き固定ベルトでベッド本体に
   連結し一体化させたところを特徴とするベッド腰掛用サ
   ポートクッション。