JP3000007U

JP3000007U - 紙袋の構造

Info

Publication number: JP3000007U
Application number: JP29894U
Authority: JP
Inventors: 畑儀雄山
Original assignee: 有限会社共生
Priority date: 1994-01-01
Filing date: 1994-01-01
Publication date: 1994-07-26

Abstract

(57)【要約】【目的】紙袋の側面より内部を見ることができ、中に
何がはいっているのか確認することができる紙袋の構造
の提供にある。【構成】所定の大きさを有する矩形の底面及び側面を
備え、上部に開口部が設けらている紙袋１の側面には、
確認用窓部２が設けられたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、様々なものを収納できる紙袋に係り、詳しくは、新聞紙及び雑誌などを収納する紙袋の構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の紙袋の構造としては、例えば、折り畳まれた状態の紙袋を広げると、上部に開口部を有する中空の略直方体（開口部を有する略箱状）の形体となるものや、封筒のように、入り口となる１辺を残してその他の辺を封着するものなどがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

最近、ゴミの分別が問題になっており、ゴミ袋として半透明の袋のように内部が見える袋を使用することが求められている。しかし、前記した従来の紙袋の構造では紙袋内に入れた物のうち上方にある物しか見ることができなかった。さらに、紙袋の上部若しくは入り口を閉じている場合には内部を全く見ることができないという欠点があった。本考案は前記欠点を解消するために、紙袋の側面より内部を見ることができ、中に何がはいっているのか確認することができる紙袋の構造を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するために本考案の紙袋の構造は、側面に任意形状の確認用窓部を任意数設けている。また、前記確認用窓部を透明部材で覆い、さらに、前記紙袋は所定の大きさを有する矩形の底面及び側面を備え、上部には開口部を設けたことを特徴とする。

【０００５】

【作用】前記のように構成された本考案は、紙袋の側面に確認用窓部が設けられているので紙袋の中身を見ることができ、不適切な物が入れられていないか確認することができる。

【０００６】

【実施例】

以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に説明する。図において、紙袋１は折り畳み可能であって、広げた場合に上部が開口している中空の略直方体の形体となる紙袋１であり、底面は新聞紙１ページの略４分の１の大きさを有する。実施例１図１は本考案の第１実施例を示しており、紙袋１の正面右端寄りの上部及び下部には、縦長楕円形の確認用窓部２が設けられ、さらに、右側面中央の上部及び下部にも同形状の確認用窓部２が設けられている。この確認用窓部２は、紙袋１の側面を縦長の楕円形に切り抜くことにより形成される。また、紙袋１の中を見るためには確認用窓部２がの数が多いほうが良く、１側面に２ヵ所以上設けてもよい。しかし、確認用窓部２を増やすと紙袋１の強度が落ちるため、中身が重いと絶えられず破れてしまう。これを防ぐために補強枠３を確認用窓部２の周縁に取り付けてもよい。若しくは、強度を保つために確認用窓部２の数を減らしてもよい。

【０００７】実施例２図２には円形の確認用窓部２ａ，２ｂを設けた紙袋１を図示しており、紙袋１の正面左寄り上部から右下に向かって等間隔に円形の確認用窓部２ａが設けられている。さらに、右側面にも左寄り上部から右下に向かって等間隔に円形の確認用窓部２ｂが設けられている。この右側面に設けられた確認用窓部２ｂは、正面に設けられた確認用窓部２ａ，２ａ間で見えない所を見ることができるように設けられている。これにより、紙袋１の底面付近を除いて中身を見ることができる。

【０００８】実施例３図３における紙袋１は、正面左寄り上部から右下斜方向に中心部まで縦長楕円形の確認用窓部２ｃが設けられ、さらに、右側面の中心部から右下斜方向に縦長楕円形の確認用窓部２ｄが設けられている。このため、紙袋１の底面付近を除いて中身を見ることができる。

【０００９】実施例４図４において、実施例１の確認用窓部２（実施例２又は３の確認用窓部でもよい）の周縁に紙袋１内側から透明部材４、例えばセロファン紙、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム又はポリ塩化ビニルフィルムなどが接着され、確認用窓部２を覆って紙袋１の中身が出ないようにすると共に、確認用窓部２を設けたことによる強度の低下を防ぐ。

【００１０】前記した紙袋は封筒の様な形体の物でもよく、ゴミに出すために使用する厚手の紙袋など中身が見えたほうがよいものに確認用窓部を設けるとよい。また、確認用窓部は正面及び右側面に必ず設ける必要はなく、紙袋１の強度を考慮し、紙袋１の適所に確認用窓部を必要な数だけ設ければよい。

【００１１】前記のように構成された本実施例は、紙袋の側面に確認用窓部を設け、指定したもの以外の物が入っていないかを確認することができる。これにより、紙類のみ回収する時に、新聞紙及び雑誌などの紙類以外の物、例えば生ゴミなどが入っていた場合に取り除くことができ回収しやすくなる。また、割れたビンなどが入っていた場合、回収者がそれを発見できるので怪我を防止できる。

【００１２】

【考案の効果】

以上、詳細に説明したように本考案は、紙袋の側面に確認用窓部を設けているので、紙袋内に入っているものを見ることができ、指定した回収物以外の物を取り除いたり、回収しないなどの対処ができ、ゴミの分別を正確に行える。これにより、再利用が可能となる物が増え、有効に資源を活用するとともに、有害物を燃やすこともなくなり自然環境の保護につながる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例１を示す概略斜視図である。

【図２】本考案の実施例２を示す概略斜視図である。

【図３】本考案の実施例３を示す概略斜視図である。

【図４】本考案の実施例４を示す要部斜視図である。

【符号の説明】

１紙袋２，２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ確認用窓部４透明部材

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】側面に任意形状の確認用窓部を任意数設
けたことを特徴とする紙袋の構造。
【請求項２】前記確認用窓部を透明部材で覆ったこと
を特徴とする請求項１記載の紙袋の構造。
【請求項３】前記紙袋は所定の大きさ有する矩形の底
面及び側面を備え、上部には開口部を設けたことを特徴
とする請求項１又は請求項２記載の紙袋の構造。