JP2997840B2 - 仮設構造物の支柱連結用ジョイント - Google Patents

仮設構造物の支柱連結用ジョイント

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JP2997840B2 JP9141345A JP14134597A JP2997840B2 JP 2997840 B2 JP2997840 B2 JP 2997840B2 JP 9141345 A JP9141345 A JP 9141345A JP 14134597 A JP14134597 A JP 14134597A JP 2997840 B2 JP2997840 B2 JP 2997840B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、仮設スタンド、仮設
ステージ、仮設櫓等の各種イベントで使用される仮設施
設や、工事現場の足場等の仮設構造物の支柱どうしを連
結するジョイントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、仮設構造物の支柱には、断面形状
が丸形の鋼管aを使用していた。そして、鋼管aどうし
を連結するときは、図5に示すように鋼管aの端部を互
いに平行に添わせ、クランプbで固定していた。
【0003】そのため、鋼管aの連結部分に段差が生ず
るので、外観が悪いだけでなく、段差部分で怪我をしや
すいという問題点があった。
【0004】またさらに、鋼管aをたくさん連結した場
合には、鋼管aの芯どうしが一致せず、強度が弱くなる
ので、仮設構造物の支柱として使用することができなか
った。
【0005】またさらに、鋼管aどうしを連結するのに
クランプを使用しているため、連結作業が難しく、熟練
を要するという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
簡単に支柱どうしを連結でき、しかも連結部分の外観が
良く、さらに何本も連結しても強度が弱くならないよう
にした仮設構造物の支柱連結用ジョイントを提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明で
は、角形鋼管の側面に鉤掛止穴2を形成した支柱1,10
と、前記鉤掛止穴2に係合可能な鉤部4を先端に設けた
角形鋼管からなる梁3とを組み合わせてなる仮設構造物
の支柱連結用ジョイントであって、一辺の長さが支柱
1,10の内法寸法と略等しいリップミゾ形鋼からなり、
下側の支柱10の上端と係合する係合片8を略中央に設け
ると共に係合片8の上下を支柱1,10内に嵌入可能な嵌
入部とし、さらに前記支柱1,10の鉤掛止穴2に梁3の
鉤部4を掛けたときに鉤部4の下端と係合する係合穴9
を下側の嵌入部に形成した支柱連結用ジョイントとし
た。
【0008】前記係合片8は、側面を径方向外側に切り
起こして形成されたものとすることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に従って説明する。
【0010】図1は、この発明の支柱連結用ジョイント
を使用した仮設構造物の一部を示す斜視図であり、図2
はこの発明の支柱連結用ジョイントの使用状態を説明す
るための図1の分解斜視図である。
【0011】図1及び図2において、1は角形鋼管から
なる支柱であり、四方の側面に二個で一組とした縦長の
鉤掛止穴2,2を所定の間隔で穿設している。鉤掛止穴
2の大きさは、後述する梁3の先端に設けた鉤部4,4
がちょうど挿入可能な大きさになっている。
【0012】10は、前記支柱1と長さだけが異なる支柱
であり、前記支柱1と同様に縦長の鉤掛止穴2,2を所
定の間隔で穿設している。
【0013】さらに、上側の支柱1と下側支柱10を連結
したときには、再下部の鉤掛止穴2,2を除き、鉤掛止
穴2,2同志の上下の間隔lは一定になるようになって
いる。そのため、支柱を何本連結しても、鉤掛止穴2は
地上から常に一定の間隔で設けられているようになって
おり、梁3を並設された支柱間で架設しても梁3は地面
と平行になるようになっている。
【0014】またさらに、下側支柱10の下端には、ゴム
製のキャップ5が取付可能となっている。
【0015】梁3は、支柱1と同一の断面形状を有する
角形鋼管からなり、両端には二個で一組とした鉤部4,
4が設けられている。この実施例では、鉤部4,4を丈
夫にするために、梁3の板厚よりも厚い鋼材からなるコ
の字形の金具6に鉤部4,4を形成し、金具6を梁3の
端部に挿入してカシメることにより取り付けられたもの
としている(図3参照)。尚、鉤部4に形成された溝4a
の幅は、支柱1の板厚と略同一となっており、鉤部4を
鉤掛止穴2に掛けたときに支柱1の径方向のガタが生じ
にくいようになっている。また、この実施例では、鉤部
4を二個で一組とした理由は、鉤部4が壊れないように
丈夫にするためだけでなく、支柱1の円弧方向のガタが
生じにくいようにするためでもある。
【0016】上側の支柱1と下側の支柱10は、図2に示
すように、ジョイント7で連結されるようになってい
る。
【0017】このジョイント7は、一辺の長さが支柱の
内法寸法と略等しいリップミゾ形鋼からなり、略中央に
下側の支柱10の上端と係合する係合片8を三方の側面に
設けており、その上側を上側の支柱1の嵌入部とし、そ
の下側を下側の支柱10の嵌入部としている。前記係合片
8は、この実施例では、リップミゾ形鋼の側面を径方向
外側に切り起こして形成されたものとしている。
【0018】さらに、ジョイント7の下側の嵌入部に
は、支柱10の縦長の鉤掛止穴2,2に梁3の鉤部4,4
を掛けたときに鉤部4,4を嵌入する係合穴9が形成さ
れており、係合穴9の下端が鉤部4の下端と係合するよ
うになっている。
【0019】尚、ジョイント7にリップミゾ形鋼を使用
した理由は、支柱1,10として使用した角形鋼管の内側
面には、角形鋼管製造時に溶接より生ずる肉盛り部分1
a,10aがあり、この肉盛り部分1a,10aを避けるためであ
る。
【0020】ジョイント7の下側の嵌合部を支柱10の上
端に嵌入し、突出した上側の嵌合部を嵌入させるように
してその上に支柱1をのせれば支柱1,10どうしが連結
できる。
【0021】支柱1,10どうしをジョイント7で連結し
てから、梁3の鉤部4,4を支柱10の鉤掛止穴2,2に
掛けると、図4に示すように鉤部4の下端と係合穴9が
係合し、ジョイント7が支柱10より抜けなくなる。
【0022】このように、この発明のジョイント7を使
用すれば、支柱を簡単に連結することができるだけでな
く、支柱を数本連結しても、支柱の強度が弱くなること
がなく、安全な仮設構造物となる。
【0023】以上が実施例であり、この実施例に示した
ように、支柱1と支柱10をジョイント7で繋ぎ、支柱10
と支柱10の間を梁3で連結して組み合わせていけば、簡
単に仮設構造物が組み立てできるようになる。
【0024】尚、鉤部4の形状及び鉤掛止穴2の形状は
本実施例に限らず従来からあるものに変更可能である。
【0025】
【発明の効果】この発明の仮設構造物の支柱連結用ジョ
イントは、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
【0026】この発明のジョイントを使用すれば、ジョ
イントの下側の嵌合部を支柱の上端に挿入し、突出した
上側の嵌合部を嵌入させるようにしてその上に支柱をの
せるだけで支柱どうしを連結できるので、支柱どうしの
連結が簡単になる。さらに、梁の鉤部を支柱に形成した
鉤掛止穴に掛ければ、鉤部の下端とジョイントの係合穴
が係合し、ジョイントが下側の支柱より抜けなくなるの
で、支柱どうしの連結が確実になる。
【0027】また、この発明のジョイントを使用して支
柱どうしを連結すれば、連結部分に段差がないので、外
観が良いものとなる。
【0028】また、この発明のジョイントを使用して支
柱どうしを連結すれば、支柱の芯どうしが一致するの
で、支柱を何本も繋いでも支柱の強度が弱くならない。
【0029】ジョイントの係合片を、側面を径方向外側
に切り起こして形成されたものとすれば、簡単に係合片
を設けることができるだけでなく、係合片が薄く、連結
部分が目立たないので、外観の良いものとなる。さら
に、係合片が薄いので、支柱を連結しても、上側の支柱
の地上からの鉤掛止穴の高さ位置に殆ど影響しないの
で、並設した支柱間に梁を架設しても、梁が傾くことが
ないという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のジョイントを使用した仮設構造物の
一部を示す斜視図である。
【図2】この発明のジョイントの使用状態を説明する分
解斜視図である。
【図3】梁の端部の拡大斜視図である。
【図4】この発明のジョイントの使用状態を説明するた
めの拡大断面図である。
【図5】従来の支柱どうしの連結状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 支柱 2 鉤掛止穴 3 梁 4 鉤部 8 係合片 9 係合穴 10 支柱

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角形鋼管の側面に鉤掛止穴(2)を形成
    した支柱(1,10)と、前記鉤掛止穴(2)に係合可能
    な鉤部(4)を先端に設けた角形鋼管からなる梁(3)
    とを組み合わせてなる仮設構造物の支柱連結用ジョイン
    トであって、一辺の長さが支柱(1,10)の内法寸法と
    略等しいリップミゾ形鋼からなり、下側の支柱(10)の
    上端と係合する係合片(8)を略中央に設けると共に係
    合片(8)の上下を支柱(1,10)内に嵌入可能な嵌入
    部とし、さらに前記支柱(1,10)の鉤掛止穴(2)に
    梁(3)の鉤部(4)を掛けたときに鉤部(4)の下端
    と係合する係合穴(9)を下側の嵌入部に形成したこと
    を特徴とする仮設構造物の支柱連結用ジョイント。
  2. 【請求項2】 係合片(8)が、側面を径方向外側に切
    り起こして形成されたものであることを特徴とする請求
    項1記載の仮設構造物の支柱連結用ジョイント。
JP9141345A 1997-05-30 1997-05-30 仮設構造物の支柱連結用ジョイント Expired - Lifetime JP2997840B2 (ja)

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