JP2996264B2 - Icチップの除去エリアの消去方法 - Google Patents

Icチップの除去エリアの消去方法

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JP2996264B2 JP3228836A JP22883691A JP2996264B2 JP 2996264 B2 JP2996264 B2 JP 2996264B2 JP 3228836 A JP3228836 A JP 3228836A JP 22883691 A JP22883691 A JP 22883691A JP 2996264 B2 JP2996264 B2 JP 2996264B2
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孝広 神宮
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ウエハの異物検査装
置において、ICチップの除去エリアに対するマップ表
示を消去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ICの製造においてはシリコンな
どの素材のウエハに対して、同一のパターンを有する多
数のICチップ(以下単にチップという)が形成され、
この段階で異物検査が行われる。異物検査はレーザビー
ムをウエハ面に投射し、その反射または散乱光を受光し
てなされるが、異物とともにパターンからも散乱光が散
乱されるので、これらを区別して異物のみを検出するこ
とが必要、かつ重要である。これに適応する方法には各
種のものが開発されているが、その一つとして互いに隣
接した2個のチップを相互に比較する方法がある。
【0003】図2(a) 〜(c) は上記の異物検査装置の概
略構成と隣接チップの比較による異物検出方法を示す。
(a) に示すようにウエハ1の表面には、同一パターンを
有する多数のチップ11がマトリックス状に形成されてい
る。(b) において、ウエハは移動ステージ2に載置さ
れ、これに対して検査光学系3の光源3a よりレーザビ
ームLx をウエハの表面に照射する。ウエハはX方向に
往復移動されてレーザビームが各チップ列を順次に走査
し、その散乱光が対物レンズ3b を経てCCDセンサ3
c (他の光センサでも可)に入力する。ここで、チップ
列中の隣接した任意の2個のチップを(c) の(イ) のよう
に11a,11b とし、チップ11b には図示の位置に異物p1,
2 が付着しているとする。まずチップ11a の散乱光を
受光し、CCDセンサの各画素の出力信号(以下単に画
素信号という)は逐次に画素信号処理部4に入力し、A
/D変換器4a によりデジタル化され、メモリ(ME
M)4b に記憶される。ついでチップ11b の散乱光より
同様にえられる各画素信号が差分回路4c に入力し、M
EMに記憶されているチップ11a の各画素信号との差分
データが出力される。(c) の(ロ) は両チップのパターン
T および異物p1,p2に対する各画素信号gn (nは
画素番号)よりなる画素データSa,Sb を示し、両チッ
プのパターンの無い基板面Kは値が低く、パターンPT
は反射率が大きいので値が大きい。また、異物p1,p2
の画素信号gはデータSb の上方に突出している。前記
したように両パターンPT は同一であるので、両画素デ
ータのパターン部分はほぼ同一となり、差分データ(S
b −Sa )ではこれがほぼ消去されて、(ハ) に例示した
残留パターンRと異物p1,p2 よりなる差分データがえ
られる。差分データは異物検出部4d において検出閾値
thと比較されて異物p1,p2 のみが検出される。な
お、チップ11a にある異物は差分データ(Sb −Sa)で
は負極となるので、絶対値をとることにより正極として
上記と同様に検出される。以上により検出された異物デ
ータはコンピュータ(CPU)4e により編集されて表
示器4f にマップ表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、各チップ11のパ
ターンPT は、形成プロセスの段階が進行するに伴って
厚さが厚くなり、また単なる配線パターンのみでなく、
コンデンサなどの回路部品が付加して形成される。この
ような回路部品が形成されたパターン部分はマット部と
よばれているが、この部分は反射率が大きくて散乱光が
異常に強い場合があり、これに妨害されて異物の検出が
困難である。従ってそのマップ表示は無用であるばかり
でなく、他の部分のマップ表示の観察に支障する。そこ
で、反射率の強いマット部を除去エリアとしてマップ表
示を消去することが望ましい。その方法は、除去エリア
に対して値の大きい除去閾値を設定して除去し、他の部
分に対しては別途に定められた適切な検出閾値を設定し
て異物の検出を行うことが有効である。しかし、除去エ
リアがチップのどの位置にあるのか、また除去閾値はい
くらがよいのかについては、事前には的確に判明してい
ない。この発明は以上に鑑みてなされたもので、予めの
テストにより除去エリアを特定し、これを除去できる大
きさの除去閾値を作って各チップを検査し、除去エリア
のマップ表示を消去する方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成する除去エリアの消去方法であって、上記のウエハ
異物検査装置において、ウエハの任意のチップ列をテス
トチップ列とし、これに対してレーザビームを走査して
各隣接チップに対する各差分データを逐次に求める。各
チップの同一位置に対する各差分データの画素信号の絶
対値を、逐次に加算してマップメモリの各画素メモリに
それぞれ記憶する。記憶された中の一定値より大きい加
算データを、反射率が異常に大きい除去エリアに対する
除去閾値とし、この除去閾値とそのマップメモリのアド
レスをRAMに記憶する。各チップの検査においては、
記憶されたアドレスに対応する画素信号に対してこの除
去閾値を設定して除去し、除去エリアのマップ表示が消
去される。
【0006】
【作用】上記の方法においては、テストチップ列に対す
る各差分データの、各チップの同一位置の画素信号の絶
対値が逐次に加算されてマップメモリの各画素メモリに
記憶される。一定値より大きい加算データが除去エリア
に対する除去閾値とされ、これがそのアドレスとともに
RAMに記憶される。各チップの検査においては、記憶
されたアドレスに対応する画素信号に対してこの除去閾
値を設定して除去し、そのマップ表示が消去されて他の
エリアの異物の観察が容易となるものである。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示し、(a) は概
略のブロック構成図、(b) はマップメモリの図、(c) は
3次元に表現した加算データの分布図である。図1の
(a) において、前記した図2(b) の異物検査装置に対し
て、除去閾値設定部5とスイッチ6とを付加する。除去
閾値設定部5は、加算回路5a,マップメモリ5b,RAM
5c,および閾値選択回路5d よりなる。なお、図2(b)
と同一構成要素は同一番号で示す。
【0008】まず、除去エリアとこれに対する除去閾値
D を求める。ウエハに形成されたX方向の任意のチッ
プ列 (A), (B), (C),……(N)をテストチップ列と
し、これに対してレーザビームLX を往復走査する。走
査による各チップの画素データSa,Sb,Sc ……Sn
は、逐次に差分回路4c に入力して各隣接チップに対す
る差分データ(Sb −Sa),(Sc −Sb)[以下便宜
上、これらをQab,Qbcで示す]などが出力され、絶対
値回路4g によりそれぞれの絶対値|Qab|,|Qbc
などがえられる。各絶対値はスイッチ6を経て加算回路
5a に逐次に入力し、それぞれに対する前回値と加算さ
れて加算データΣ|Q|がえられ、マップメモリ5b に
記憶される。マップメモリは(b) に示すように、チップ
の各画素信号に対応したマトリックス状のメモリ素子M
(i,j)よりなり、(i,j)はアドレス番号を示す
ものとする。一方、ウエハを載置した移動ステージ2が
CPU4e に制御されて移動すると、その位置がXYエ
ンコーダ2a により検出され、その位置信号がマップメ
モリ5b のアドレスを指定し、上記の加算データが指定
されたアドレスに記憶される。(c) はマップメモリに記
憶された加算データを3次元で表示した例を示す。各メ
モリM(i,j)のデータはいわばランダムに起伏して
いるが、その中には山状に高い部分があり、その高さは
各画素信号の和であるから非常に高い。この高さをCP
U4e によりチェックし、これが一定値以上を示すエリ
アを除去エリアと特定し、その高さを除去閾値VD とす
る。除去エリアの位置はメモリ素子のアドレスより判明
する。以上によりえられた除去エリアのアドレスと除去
閾値VD は、テストの終了時点でRAM5c に転送され
て記憶される。
【0009】次に、各チップの検査においては、移動ス
テージによりウエハが移動し、その全面がレーザビーム
により往復走査され、各隣接チップに対する差分データ
Qが差分回路4c より逐次に出力され、差分データの各
画素信号は絶対値回路4g により絶対値化され、スイッ
チ6の切り替えにより異物検出部4d に入力する。これ
に対して、RAMに記憶されたアドレスと、XYエンコ
ーダの位置信号の示すアドレスとが一致するとRAMよ
り除去閾値VD が読出され、閾値選択回路5dによりこ
れが選択されて異物検出部に与えられ、上記により入力
した除去エリアの画素信号が除去される。なお、除去エ
リア以外の他のエリアに対する検出閾値Vthは、予め閾
値選択回路などに設定され、他のエリアの画素信号に対
して異物検出部に与えられて異物が検出される。以上の
除去閾値設定部5の構成は一例であって、細部がこれと
異なるものであっても、これと同様な作用をなし同一の
目的の構成はこの発明に含まれるものである。
【0010】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明による除
去エリアの消去方法においては、テストチップ列のテス
トによりえられる加算データが、一定値より大きいと
き、これを除去エリアと特定し、その値を除去閾値とし
て除去エリアの画素信号を除去してそのマップ表示を消
去するもので、除去エリアの位置が的確に特定され、ま
た適正な除去閾値により無益有害なマップ表示が消去さ
れるもので、他のエリアの異物の観察が容易となり、隣
接チップの比較方法による異物検査に寄与するところに
は大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示し、(a) は概略のブ
ロック構成図、(b)はマップメモリの図、(c) は3次元
に表現した加算データの分布図である。
【図2】 (a) はウエハに形成されるICチップを示す
図、(b) は隣接チップの比較方法による異物検査装置の
概略の構成図、(c) は比較される隣接チップとそれぞれ
の画素データ、および差分データを示す図である。
【符号の説明】
1…ウエハ、11…ICチップ、チップ、11a,11b …隣接
チップ、2…移動ステージ、2a …XYエンコーダ、3
…検査光学系、3a …光源、3b …対物レンズ、3c …
CCDセンサ、4…画素信号処理部、4a …A/D変換
器、4b …コンピュータ(CPU)、4f …表示器、4
g …絶対値回路、5…除去閾値設定部、5a …加算回
路、5b …マップメモリ、5c …RAM、5d …閾値選
択回路、6…スイッチ、Sa,Sb,Sc …画素データ、Q
…差分データ、Σ|Q|…加算データ、M(i,j)…
マップメモリのメモリ素子、(i,j)…そのアドレ
ス、Vth…異物に対する検出閾値、VD …除去エリアに
対する除去閾値。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハの表面に形成された同一パターン
    を有する複数のICチップを検査対象とし、該ウエハに
    対してレーザビームを走査し、互いに隣接した2個の前
    記ICチップの反射光を光センサにより受光し、該光セ
    ンサの出力した該隣接チップの対応する画素信号の差分
    データを、検出閾値に比較して異物を検出してマップ表
    示するウエハ異物検査装置において、前記ウエハの任意
    のチップ列をテストチップ列とし、該テストチップ列に
    対して前記レーザビームを走査して各隣接チップに対す
    る各差分データを逐次に求め、前記ICチップの同一位
    置に対する該各差分データの画素信号の絶対値を、逐次
    に加算してマップメモリの各画素メモリにそれぞれ記憶
    し、該記憶された中の一定値より大きい加算データを、
    反射率が異常に大きい除去エリアに対する除去閾値と
    し、該除去閾値とそのマップメモリのアドレスをRAM
    に記憶し、前記各ICチップの検査において、該記憶さ
    れたアドレスに対応する画素信号に対して該除去閾値を
    設定して除去し、前記除去エリアのマップ表示を消去す
    ることを特徴とする、ICチップの除去エリアの消去方
    法。
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