JP2995889B2 - テンションレギュレータ装置 - Google Patents

テンションレギュレータ装置

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JP2995889B2
JP2995889B2 JP3064471A JP6447191A JP2995889B2 JP 2995889 B2 JP2995889 B2 JP 2995889B2 JP 3064471 A JP3064471 A JP 3064471A JP 6447191 A JP6447191 A JP 6447191A JP 2995889 B2 JP2995889 B2 JP 2995889B2
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秀樹 桑島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープに信号を記録また
は再生する磁気記録再生装置に用いるテンションレギュ
レータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録再生装置においてテープ
テンションを検出しリール台の機械的制動力を可変し自
動的にテープテンションを一定にせんとするいわゆるメ
カニカルテンションサーボ方式が用いられている。
【0003】以下に従来のテンションサーボ装置につい
て説明する。図6,図7は従来のテンションレギュレー
タ装置の平面図および側面図を示すものである。図6に
おいて、1はテープ、2はテープ1を巻き付けてテープ
テンションを検出するテンション検出手段であるテンシ
ョンポスト、3はリール台制動部4への第1の制動部材
である制動ベルト5の圧接力を可変する制動力可変手段
たるテンションアーム、6はテンションアーム3の回動
軸、7,8は基板12上に設けられたテープガイドポス
ト、9はテンションスプリングである。
【0004】以上のような構成要素のテンションレギュ
レータ装置についてその動作を説明する。
【0005】磁気記録装置が記録,再生モードに切り換
えられると、テープ1は図6の矢印A方向に駆動され、
そのときテープ1に発生するテープテンションをテンシ
ョンポスト2で検出しテンションアーム3を反時計方向
に回動させる力とテンションスプリング9との釣合によ
り制動ベルト5のリール台制動部4への圧接力が可変さ
れ、その結果テープ1に発生するテープテンションを一
定とするように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、リール台制動部の振れまたは摩擦係数の
不均一によるリール台制動力にむらが発生しテンション
変動の原因になる問題を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、テンション変動の極めて少ないテンションレギュレ
ータ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のテンションレギュレータ装置は、テープを正
方向に走行させた状態で供給リール台を制御して回転さ
せ前記テープのバックテンションを所望のテンション値
に調整しつつ信号の記録または再生を行うように構成さ
れたテンションレギュレータ装置であって、基板に植立
するリール軸を中心に回転可能な状態で前記テープを巻
装したリールを保持する供給リール台及び巻取リール台
と、前記供給リール台を制御する制動力可変手段であ
制動ベルトと、前記供給リール台から供給された前記テ
ープテンションを検出するテンション検出手段と、前記
テンション検出手段によって検出されたテンションに対
応して前記制動ベルトの前記供給リール台への圧接力を
可変する制動力可変手段と、前記供給リール台に固定さ
れた金属板と、前記金属板に対向して前記供給リール台
に設けられ前記金属板側へ吸引されるマグネットと、セ
ンターギヤと、前記センターギヤによって回動されかつ
前記供給リール台または前記巻取リール台に噛み合って
回転駆動するアイドラギヤと、前記センターギヤの回転
中心と同軸に回動するとともに前記マグネットに係合可
能なアイドラアームとを備え、前記アイドラアームは、
前記アイドラギヤが前記巻取リール台を駆動している時
に前記マグネットに係合し回転を停止させることを特徴
とする構成を有している。
【0009】
【作用】この構成によって、テープに加えるテンション
のうちの一部を安定した負荷トルクを発生する第2の制
動部材に受け持たせることにより第1の制動部材で発生
するテンション変動を少なくすることができる。
【0010】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例におけるテンショ
ンレギュレータ装置の平面図、図2は側面図を示すもの
である。図中1〜10は図6,図7に示すものと同じも
のであり、同様に配置されているので説明を省略する。
13はリール台10の底面に張り付けられた金属板であ
り、リール軸14を中心とした円盤状のものである。1
5は基板12上に設けられたマグネットであり金属板1
3と同軸に配置されている。
【0012】以上のような構成要素の本実施例のテンシ
ョンレギュレータ装置についてその動作を説明する。
今、テープ1が図中の矢印A方向に移動しているとすれ
ば、制動ベルト5とリール台制動部4の摩擦力、金属板
13とマグネット15によって発生する負荷トルクとに
よってバックテンションを与えられたテープ1はテンシ
ョンポスト2を押している。仮にテープテンションが増
大すれば、テンションスプリング9によって力が制動ベ
ルト5の一端z点に与えられていた制動ベルト5がテー
プテンションによって緩む方向に力が加わり制動力を減
少するようになる。
【0013】次に本発明の一実施例におけるテンション
レギュレータ装置と従来のテンションレギュレータ装置
とのテンション制御性について以下に示す。
【0014】図1においてテンションアーム3のアーム
長をa、制動ベルト5の一端zと回動軸6との距離を
c、テンションスプリング9の荷重をF、テンションス
プリング9の荷重点と回動軸との距離をbとする。制動
ベルト5のリール台制動部4への巻き付け角をθ、リー
ル台制動部4の半径をr、リール11に巻き込まれたテ
ープ1の半径をRとする。テープ走行時、テンションポ
スト2の前後でのテープテンションをt1,t2、テンシ
ョンポスト2のテープ巻き付け角をα1,α2とする。こ
こでテンションアームのモーメントの釣合は次式で表さ
れる。
【0015】
【数1】
【0016】ここでfは次式で与えられる。
【0017】
【数2】
【0018】制御ベルト5の両端に発生する張力を
1,T2とすると制御ベルト5により発生するリール台
負荷トルクPは、P=T1−T2となり、T1/T2=EX
P(μθ)とすれば(μは制御ベルト5の摩擦係数)、
Pは次式で表される。
【0019】
【数3】
【0020】リール11を出たテープ1のテンションt
0は本発明の第2の制御部材である金属板13とマグネ
ット15による負荷トルクをΦとすると、t0=(r*
P+Φ)/Rで表される。テープガイドポスト9の走行
負荷増加係数をη2とするとt2は次式となる。
【0021】
【数4】
【0022】となる。(数4)に(数1)を代入して
【0023】
【数5】
【0024】これをt2について解くと次式が得られ
る。
【0025】
【数6】
【0026】テープ巻始めと巻終りのRをRs,Reとす
れば巻始めと巻終りのテンションt 2の比mは
【0027】
【数7】
【0028】となり、巻始めと巻終りのテンション比m
の中には、第2の制御部材による負荷トルクΦは含まれ
ない。
【0029】よって、Φをある範囲内において、どのよ
うな値に設定してもmには影響をおよぼさないことが分
かる。
【0030】図3に横軸に時間、縦軸にテンションt2
を表す。巻始めから巻終りにかけてのテンションt2
増加は直線l1で表される。このうち負荷トルクΦによ
るテンション増加を直線l2で表す。
【0031】(数4)において第1項は、第1の制御部
材である制動ベルト5によって発生するテンション量、
第2項は第2の制御部材である金属板13およびマグネ
ット15によって発生するテンション量である。ここで
図3中のl3で示される直線になるようにΦを設定する
ことにより第1の制御部材により発生するテンション量
を最小にすることができる。
【0032】このように本発明の実施例のテンションレ
ギュレータ装置によれば、テープに所定のバックテンシ
ョンを与える場合、図3のl3に示すように、巻終りの
時点で第1の制動部材によるテンションは0になるよう
に設定することにより、テンション変動の原因となる第
1の制動部材の影響を最小限にすることができる。
【0033】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。図4および図5
において、1〜14は、図1,図2に示すものと同じも
のであり、同様に配置されているので説明を省略する。
16は15と同様のマグネットであり、金属板13との
吸引力によりリール台10に取り付いており、外周には
ギヤが形成されている。17は、アイドラアームであ
り、センタギヤ18の回転中心と同軸に回動自在に設け
られており、センタギヤ18と、アイドラアーム17と
の間には、軽い摩擦力が作用するように構成されてお
り、センタギヤ18の回転方向により、アイドラギヤ1
9が選択的に供給リール台10と巻取リール台を回転駆
動するように設けられている。さらにアイドラアーム1
7の一端には、マグネット16の外周のギヤに対応する
爪が形成されておりアイドラギヤ19が巻取りリール台
とかみ合っているときマグネット16は、アイドラアー
ム17の爪によってロックされるように構成されてい
る。これによって、逆再生時は、マグネット16は供給
リール台10と一体に回転駆動され回転時のロストルク
は発生せず、再生時のみ第2の制動部である金属板13
とマグネット16の負荷トルクが発生するように構成さ
れている。
【0034】このように本実施例によれば逆再生,巻戻
しモードにおいて、第2の制動部材による供給リール台
の駆動負荷は取り除かれる。
【0035】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、記録再生時に、所定のバックテンションをテ
ープに与える際、リール台制動部の振れ、摩擦係数の不
均一等によって、変動を発生しやすい第1の制動部の役
割を最小限にとどめ、それ以外のテンションを安定した
回転負荷トルクを発生する第2の制動部に割当てること
によりテンション変動成分の少ないテンションレギュレ
ータ装置を実現でき、ジッタの少ない磁気記録再生装置
を提供することができる。また、この第2の制動部によ
る負荷は、テープローディング時のテープたるみを抑制
する役割もかねることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のテンションレギュレー
タ装置を示す平面図
【図2】同装置の側面図
【図3】同装置のテンション変化および第1の制動部と
第2の制動部との負荷の分担を表すグラフ
【図4】本発明の第2の実施例のテンションレギュレー
タ装置を示す平面図
【図5】同装置の側面図
【図6】従来のテンションレギュレータ装置の平面図
【図7】同装置の側面図
【符号の説明】
1 テープ 2 テンションポスト 3 テンションアーム 4 リール台制動部 5 制動ベルト 9 テンションスプリング 10 供給リール台 13 金属板 15 マグネット 16 マグネット 17 アイドラアーム 18 センタギヤ 19 アイドラギヤ 20 巻取リール台

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープを正方向に走行させた状態で供給リ
    ール台を制御して回転させ前記テープのバックテンショ
    ンを所望のテンション値に調整しつつ信号の記録または
    再生を行うように構成されたテンションレギュレータ装
    置であって、基板に植立するリール軸を中心に回転可能
    な状態で前記テープを巻装したリールを保持する供給リ
    ール台及び巻取リール台と、前記供給リール台を制御す
    る制動力可変手段である制動ベルトと、前記供給リール
    台から供給された前記テープテンションを検出するテン
    ション検出手段と、前記テンション検出手段によって検
    出されたテンションに対応して前記制動ベルトの前記供
    給リール台への圧接力を可変する制動力可変手段と、前
    記供給リール台に固定された金属板と、前記金属板に対
    向して前記供給リール台に設けられ前記金属板側へ吸引
    されるマグネットと、センターギヤと、前記センターギ
    ヤによって回動されかつ前記供給リール台または前記巻
    取リール台に噛み合って回転駆動するアイドラギヤと、
    前記センターギヤの回転中心と同軸に回動し前記マグネ
    ットに係合可能なアイドラアームとを備え、前記アイド
    ラアームは、前記アイドラギヤが前記巻取リール台を駆
    動している時に前記マグネットに係合して回転を停止さ
    せることを特徴とするテンションレギュレータ装置。
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