JP2994744B2 - 位置調整可能な交換カセットを備えた工具 - Google Patents
位置調整可能な交換カセットを備えた工具Info
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- B23B29/03—Boring heads
- B23B29/034—Boring heads with tools moving radially, e.g. for making chamfers or undercuttings
- B23B29/03403—Boring heads with tools moving radially, e.g. for making chamfers or undercuttings radially adjustable before starting manufacturing
- B23B29/03417—Boring heads with tools moving radially, e.g. for making chamfers or undercuttings radially adjustable before starting manufacturing by means of inclined planes
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- B23C—MILLING
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- B23C5/22—Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts
- B23C5/2204—Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts with cutting inserts clamped against the walls of the recess in the cutter body by a clamping member acting upon the wall of a hole in the insert
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S408/00—Cutting by use of rotating axially moving tool
- Y10S408/713—Tool having detachable cutting edge
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T407/19—Rotary cutting tool
- Y10T407/1906—Rotary cutting tool including holder [i.e., head] having seat for inserted tool
- Y10T407/1928—Tool adjustable relative to holder
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T408/00—Cutting by use of rotating axially moving tool
- Y10T408/83—Tool-support with means to move Tool relative to tool-support
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、カッティングヘッド（工具保持体）と、該
カッティングヘッドに着脱可能に固定可能で、有利には
ターンプレートとして構成されるカッティングプレート
を担持している少なくとも１個の交換カセットとを備え
た、工作機械に使用するための工具であって、交換カセ
ットが、位置調整機構の作用によりカッティングプレー
トの切込み方向に位置調整可能にカッティングヘッドで
保持されている工具に関するものである。
カッティングヘッドに着脱可能に固定可能で、有利には
ターンプレートとして構成されるカッティングプレート
を担持している少なくとも１個の交換カセットとを備え
た、工作機械に使用するための工具であって、交換カセ
ットが、位置調整機構の作用によりカッティングプレー
トの切込み方向に位置調整可能にカッティングヘッドで
保持されている工具に関するものである。
位置調整可能な交換カセットを備えた工具は、種々の
サイズの工作物及び加工目的に比較的容易に適合させる
ことができ、従って位置調整ができないカッティングプ
レートを備えた特殊工具よりも広範に使用することがで
きる。この利点は、特に小さな工作物及び中間の大きさ
の工作物を大量生産する際に有効であり、このために必
要な自在工具の数量は少なくて済み、多数の特殊工具を
製造して軸受で支持させる必要がない。他方、交換カセ
ットを位置調整することと、そのために工具を複数の部
分に配分することとは、安定性と強度の点で不具合をも
たらすが、このような不具合は、とりわけ生産効率を向
上させる場合には、従来知られているつなぎ合わせ技術
的な手段を用いては満足に解決することができない場合
がある。例えば、交換カセットを、その切込み方向にお
いてカッティングヘッド内で案内され交換カセットの稜
に対して緩く接している調整ねじを用いて所望の切断深
さに調整し、次に固定ねじによりカッティングヘッドに
締め付け固定することが提案された。加工過程において
は、カッティングプレートを介して交換カセットに傾動
モーメントを作用させる。この傾動モーメントは、交換
カセットの、主刃に隣接している後方の接触稜の周りに
生じる。この傾動モーメントは調整ねじによって吸収さ
れないので、固定ねじによって完全に吸収されねばなら
ない。さらに工具が回転しているときには、公知の工具
の交換カセットに作用する遠心力はもっぱら固定ねじに
よって吸収されねばならない。これらの２つの荷重は、
特に高回転数の工具の場合に安定性を損なわせる。
サイズの工作物及び加工目的に比較的容易に適合させる
ことができ、従って位置調整ができないカッティングプ
レートを備えた特殊工具よりも広範に使用することがで
きる。この利点は、特に小さな工作物及び中間の大きさ
の工作物を大量生産する際に有効であり、このために必
要な自在工具の数量は少なくて済み、多数の特殊工具を
製造して軸受で支持させる必要がない。他方、交換カセ
ットを位置調整することと、そのために工具を複数の部
分に配分することとは、安定性と強度の点で不具合をも
たらすが、このような不具合は、とりわけ生産効率を向
上させる場合には、従来知られているつなぎ合わせ技術
的な手段を用いては満足に解決することができない場合
がある。例えば、交換カセットを、その切込み方向にお
いてカッティングヘッド内で案内され交換カセットの稜
に対して緩く接している調整ねじを用いて所望の切断深
さに調整し、次に固定ねじによりカッティングヘッドに
締め付け固定することが提案された。加工過程において
は、カッティングプレートを介して交換カセットに傾動
モーメントを作用させる。この傾動モーメントは、交換
カセットの、主刃に隣接している後方の接触稜の周りに
生じる。この傾動モーメントは調整ねじによって吸収さ
れないので、固定ねじによって完全に吸収されねばなら
ない。さらに工具が回転しているときには、公知の工具
の交換カセットに作用する遠心力はもっぱら固定ねじに
よって吸収されねばならない。これらの２つの荷重は、
特に高回転数の工具の場合に安定性を損なわせる。
本発明の課題は、加工過程において交換カセットに作
用する力とモーメントを従来のものに比べて好適にカッ
ティングヘッドに導入させることができ、従って冒頭で
述べた種類の工具の全体的な剛性を向上させることであ
る。
用する力とモーメントを従来のものに比べて好適にカッ
ティングヘッドに導入させることができ、従って冒頭で
述べた種類の工具の全体的な剛性を向上させることであ
る。
この課題を解決するため、本発明は、請求の範囲第１
項に記載の構成を提案するものである。本発明の有利な
構成は従属項に記載されている。
項に記載の構成を提案するものである。本発明の有利な
構成は従属項に記載されている。
本発明の技術思想は、カッティングプレートの刃先に
対向している稜において規則的に交換カセットに接触す
る位置調整機構を付加的に次のように構成すること、即
ち切断力により位置調整機構を介して交換カセットに作
用する傾動モーメントを、交換カセットをカッティング
ヘッドに固持させている固定手段の荷重を軽減させてカ
ッティングヘッドに伝達させることができるように構成
することにある。これを達成するため、本発明によれば
以下の構成が提案される。
対向している稜において規則的に交換カセットに接触す
る位置調整機構を付加的に次のように構成すること、即
ち切断力により位置調整機構を介して交換カセットに作
用する傾動モーメントを、交換カセットをカッティング
ヘッドに固持させている固定手段の荷重を軽減させてカ
ッティングヘッドに伝達させることができるように構成
することにある。これを達成するため、本発明によれば
以下の構成が提案される。
−位置調整機構は、カッティングヘッドのガイドであっ
てカッティングプレートの平面に対して平行で且つ前記
切込み方向に対して交差する方向に延びるガイドに沿っ
て移動可能なくさび突き棒を有している。
てカッティングプレートの平面に対して平行で且つ前記
切込み方向に対して交差する方向に延びるガイドに沿っ
て移動可能なくさび突き棒を有している。
−くさび突き棒は、その移動方向と鋭角を成してくさび
傾斜部を形成しているくさび面によって、くさび傾斜部
の方向において前記切込み方向に対して直角とは異なる
角度で延びている交換カセットの傾斜肩部に面接触して
いる。
傾斜部を形成しているくさび面によって、くさび傾斜部
の方向において前記切込み方向に対して直角とは異なる
角度で延びている交換カセットの傾斜肩部に面接触して
いる。
−傾斜肩部と、該傾斜肩部に面接触しているくさび面
は、くさび傾斜部に対して交差する方向に、交換カセッ
トとくさび突き棒の間の形状拘束部を形成しているアン
ダーカットを有している。
は、くさび傾斜部に対して交差する方向に、交換カセッ
トとくさび突き棒の間の形状拘束部を形成しているアン
ダーカットを有している。
本発明の有利な構成によれば、傾斜肩部と、該傾斜肩
部に面接触しているくさび面が、くさび傾斜部に対して
交差する方向に、前記切込み方向に対して直角とは異な
る角度で延び、交換カセットとくさび突き棒の間の形状
拘束部を形成しているアンダーカット傾斜部を有してい
る。アンダーカット傾斜部は、くさび突き棒の筒状のガ
イドシャフトが、筒状のフィット穴として構成されるく
さび穴き棒ガイド内で移動可能に支持され、且つ交換カ
セットの傾斜肩部に対してくさび面が自動的に整向され
るように回転可能に支持されてていることによって、製
造技術的に特に簡単に得られる。くさび突き棒の案内
は、有利には軸方向においてくさび突き棒ガイドに係合
しカッティングヘッドのねじ穴で案内されているねじピ
ンによって行われる。
部に面接触しているくさび面が、くさび傾斜部に対して
交差する方向に、前記切込み方向に対して直角とは異な
る角度で延び、交換カセットとくさび突き棒の間の形状
拘束部を形成しているアンダーカット傾斜部を有してい
る。アンダーカット傾斜部は、くさび突き棒の筒状のガ
イドシャフトが、筒状のフィット穴として構成されるく
さび穴き棒ガイド内で移動可能に支持され、且つ交換カ
セットの傾斜肩部に対してくさび面が自動的に整向され
るように回転可能に支持されてていることによって、製
造技術的に特に簡単に得られる。くさび突き棒の案内
は、有利には軸方向においてくさび突き棒ガイドに係合
しカッティングヘッドのねじ穴で案内されているねじピ
ンによって行われる。
切断力から生じる力をさらに好適にカッティングヘッ
ド内へ導入させることができるように、くさび突き棒
は、くさび面に対向している部分筒状の外周面によっ
て、カッティングヘッドの対応する部分筒状の案内溝に
係合している。この場合、製造技術上の理由から、部分
筒状の案内溝は筒状のフィット穴と整列している。くさ
び突き棒が、一端の領域に平坦なくさびカット部を有し
他端で筒状のガイドシャフトを形成している筒状ピンに
よって形成されているのが合目的である。
ド内へ導入させることができるように、くさび突き棒
は、くさび面に対向している部分筒状の外周面によっ
て、カッティングヘッドの対応する部分筒状の案内溝に
係合している。この場合、製造技術上の理由から、部分
筒状の案内溝は筒状のフィット穴と整列している。くさ
び突き棒が、一端の領域に平坦なくさびカット部を有し
他端で筒状のガイドシャフトを形成している筒状ピンに
よって形成されているのが合目的である。
交換カセットの切込み方向に対して交差する方向に該
交換カセットに作用する力、例えば遠心力を、固定手段
を荷重させることなくカッティングヘッドに伝えること
ができるように、カッティングヘッドまたは交換カセッ
トは、前記仕込み方向に向けられる案内溝であって交換
カセットに一体に形成されるガイドリブを収容するため
の案内溝を有している。この場合、ガイドリブまたは案
内溝が、交換カセットの、カッティングプレートに対向
する側に配置されているのが有利である。
交換カセットに作用する力、例えば遠心力を、固定手段
を荷重させることなくカッティングヘッドに伝えること
ができるように、カッティングヘッドまたは交換カセッ
トは、前記仕込み方向に向けられる案内溝であって交換
カセットに一体に形成されるガイドリブを収容するため
の案内溝を有している。この場合、ガイドリブまたは案
内溝が、交換カセットの、カッティングプレートに対向
する側に配置されているのが有利である。
交換カセットが、カッティングヘッド内に配置され前
記切込み方向に長く延びている穴を貫通している保持ね
じであって交換カセットのねじ穴にねじ込み可能な保持
ねじを用いてカッティングヘッドに固定可能であるこ
と、また交換カセットが、カッティングヘッド内に配置
され前記切込み方向に長く延びている穴を貫通している
保持ねじであってカッティングヘッドのねじ穴にねじ込
み可能な保持ねじを用いてカッティングヘッドに固定可
能であるのが有利である。
記切込み方向に長く延びている穴を貫通している保持ね
じであって交換カセットのねじ穴にねじ込み可能な保持
ねじを用いてカッティングヘッドに固定可能であるこ
と、また交換カセットが、カッティングヘッド内に配置
され前記切込み方向に長く延びている穴を貫通している
保持ねじであってカッティングヘッドのねじ穴にねじ込
み可能な保持ねじを用いてカッティングヘッドに固定可
能であるのが有利である。
本発明の他の有利な構成によれば、カッティングヘッ
ドが、少なくとも削り屑室のほうへ縁が開口している台
座凹部であって交換カセットを収容するための台座凹部
を有し、くさび突き棒が、くさび面を有している部分に
よって、カッティングヘッドに設けた開口部を貫通して
台座凹部に係合している。交換カセットを位置調整する
際に削り室の領域に生じる隙間をできるだけ小さくする
ことができるように、交換カセットに、くさび突き棒の
領域で台座凹部を削り屑室側で蔽っている遮蔽リブが一
体に形成されている。遮蔽リブの表面は削り屑室の境界
面の一部分を形成し、遮蔽リブの前記表面は、カッティ
ングプレートの交換カセットに対する当接面のは逆の側
にあるカッティングプレート自由面と整列している。
ドが、少なくとも削り屑室のほうへ縁が開口している台
座凹部であって交換カセットを収容するための台座凹部
を有し、くさび突き棒が、くさび面を有している部分に
よって、カッティングヘッドに設けた開口部を貫通して
台座凹部に係合している。交換カセットを位置調整する
際に削り室の領域に生じる隙間をできるだけ小さくする
ことができるように、交換カセットに、くさび突き棒の
領域で台座凹部を削り屑室側で蔽っている遮蔽リブが一
体に形成されている。遮蔽リブの表面は削り屑室の境界
面の一部分を形成し、遮蔽リブの前記表面は、カッティ
ングプレートの交換カセットに対する当接面のは逆の側
にあるカッティングプレート自由面と整列している。
本発明の他の有利な構成によれば、交換カセットは、
工具の軸方向に移動可能である。この場合、カッティン
グヘッドが、基礎体と２個の工具保持体とを有し、該２
個の工具保持体が、有利には端面歯部と共通の締め付け
板とを介して基礎体と連結され、且つ基礎体に対して位
置調整可能で、それぞれ有利には軸方向に位置調整可能
な交換カセットを担持し、それぞれ半径方向に向けられ
るくさび突き棒ガイドを有している。台座凹部は、半径
方向にて外側へ且つ軸方向において端面方向へ開口して
おり、一方交換カセットと台座凹部は、互いに平行な境
界壁を有し、該境界壁の延長面と工具の回転軸線とは、
カッティングヘッドの端面方向へ収歛するような鋭角で
交わっている。最後に挙げた構成により、台座凹部の領
域で剛性が改善され、コンパクトな項が得られる。
工具の軸方向に移動可能である。この場合、カッティン
グヘッドが、基礎体と２個の工具保持体とを有し、該２
個の工具保持体が、有利には端面歯部と共通の締め付け
板とを介して基礎体と連結され、且つ基礎体に対して位
置調整可能で、それぞれ有利には軸方向に位置調整可能
な交換カセットを担持し、それぞれ半径方向に向けられ
るくさび突き棒ガイドを有している。台座凹部は、半径
方向にて外側へ且つ軸方向において端面方向へ開口して
おり、一方交換カセットと台座凹部は、互いに平行な境
界壁を有し、該境界壁の延長面と工具の回転軸線とは、
カッティングヘッドの端面方向へ収歛するような鋭角で
交わっている。最後に挙げた構成により、台座凹部の領
域で剛性が改善され、コンパクトな項が得られる。
本発明による工具は、穴の荒削り加工に対して利点を
持っているので、特に２枚刃荒削り工具または１枚刃段
付け工具に適している。さらに本発明による工具は、半
径方向または軸方向のプランジ式回転工具、短い歯先円
筒を工作するオーバーターン式工具、逆転加工工具、フ
ライス工具に効果的に使用することができる。最後に、
２枚刃フライス工具、及び上記使用例を選択して組み合
わせた組合せ工具にも使用可能である。
持っているので、特に２枚刃荒削り工具または１枚刃段
付け工具に適している。さらに本発明による工具は、半
径方向または軸方向のプランジ式回転工具、短い歯先円
筒を工作するオーバーターン式工具、逆転加工工具、フ
ライス工具に効果的に使用することができる。最後に、
２枚刃フライス工具、及び上記使用例を選択して組み合
わせた組合せ工具にも使用可能である。
次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて説明す
る。
る。
第１図は半径方向及び軸方向に位置調整可能なカッテ
ィングプレートを備えたダブルビット式荒削り工具の側
面図、 第２図は第１図の拡大部分断面図、 第３図は第２図の矢印III−III方向に見た側面図、 第４図は半径方向に位置調整可能な２個の工具保持体
の端面図、 である。
ィングプレートを備えたダブルビット式荒削り工具の側
面図、 第２図は第１図の拡大部分断面図、 第３図は第２図の矢印III−III方向に見た側面図、 第４図は半径方向に位置調整可能な２個の工具保持体
の端面図、 である。
図１に示すように、ダブルビット式荒削り工具は、機
械スピンドルを担持している基礎体10に接続させるため
のフィットピン12と、基礎体10に対して半径方向に端面
歯部16に沿って位置調整可能で、基礎体10に締め付け板
18と固定ねじ20とを用いて固定可能な２個の工具保持体
14と、該工具保持体14にぞれぞれ軸方向に位置調整可能
に配置され、ターンプレート22として構成されるカッテ
ィングプレートを担持している交換カセット24とを有し
ている。多角形の輪郭を有し、３つの刃先23を備えてい
るターンプレート22は、中心の穴を貫通している頭付き
ボルト26を用いて、ターンプレート22の輪郭に適合した
交換カセット24の台座に固定されている。交換カセット
24は、該交換カセット24の輪郭に適合した工具保持体14
の台座凹部28内に配置される。台座凹部28は、交換カセ
ット24のエッジ面を貫通させるため、削り屑室30の方向
へ開口するとともに、半径方向にも開口しており、また
端面側では軸方向においても開口している。交換カセッ
ト24の、ターンプレート22に対向している幅広面には、
ガイドリブ32が一体成形されている（図3,図４）。ガイ
ドリブ32は、工具の回転軸線に軸線が平行になるように
工具保持体14に設けられた案内溝34に係合している。こ
れによって工具保持体14に対する交換カセット24の軸方
向の移動と、交換カセット24と工具保持体14との間の力
の、伝動及び半径方向における支持とが保証されてい
る。交換カセット24の工具保持体14への固定は、頭付き
ボルト36を用いて行われる（図１、図４）。頭付きボル
ト36は、工具保持体14の長穴38を後方から貫通して、交
換カセット24のガイドリブ32の領域に設けたねじ穴に係
合している。
械スピンドルを担持している基礎体10に接続させるため
のフィットピン12と、基礎体10に対して半径方向に端面
歯部16に沿って位置調整可能で、基礎体10に締め付け板
18と固定ねじ20とを用いて固定可能な２個の工具保持体
14と、該工具保持体14にぞれぞれ軸方向に位置調整可能
に配置され、ターンプレート22として構成されるカッテ
ィングプレートを担持している交換カセット24とを有し
ている。多角形の輪郭を有し、３つの刃先23を備えてい
るターンプレート22は、中心の穴を貫通している頭付き
ボルト26を用いて、ターンプレート22の輪郭に適合した
交換カセット24の台座に固定されている。交換カセット
24は、該交換カセット24の輪郭に適合した工具保持体14
の台座凹部28内に配置される。台座凹部28は、交換カセ
ット24のエッジ面を貫通させるため、削り屑室30の方向
へ開口するとともに、半径方向にも開口しており、また
端面側では軸方向においても開口している。交換カセッ
ト24の、ターンプレート22に対向している幅広面には、
ガイドリブ32が一体成形されている（図3,図４）。ガイ
ドリブ32は、工具の回転軸線に軸線が平行になるように
工具保持体14に設けられた案内溝34に係合している。こ
れによって工具保持体14に対する交換カセット24の軸方
向の移動と、交換カセット24と工具保持体14との間の力
の、伝動及び半径方向における支持とが保証されてい
る。交換カセット24の工具保持体14への固定は、頭付き
ボルト36を用いて行われる（図１、図４）。頭付きボル
ト36は、工具保持体14の長穴38を後方から貫通して、交
換カセット24のガイドリブ32の領域に設けたねじ穴に係
合している。
図２からわかるように、交換カセット24を軸方向に位
置調整するため、工具保持体14には、半径方向に延びる
フィット穴42が設けられている。フィット穴42内には、
くさび面44を形成した筒ピンとして構成されているくさ
び突き棒46が長手方向へ移動可能に且つ回動可能に配置
されている。フィット穴42は、その後端部にてねじ穴45
へ移行している（図１）。ねじ穴45内には、図１に示す
ように、くさび突き棒46を移動させるためのねじピン48
が設けられている。くさび突き棒46は、くさび面44を有
しているその端部によって、ほぼ半径方向において台座
凹部28に係合し、そこで、くさび面44に対向している部
分筒状の外周面50によって（図２）、フィット穴42の該
当する部分と整列している部分筒状の溝52であって台座
凹部28の軸方向の下部の境界壁に設けた溝内で案内され
ている（図2,図３）。
置調整するため、工具保持体14には、半径方向に延びる
フィット穴42が設けられている。フィット穴42内には、
くさび面44を形成した筒ピンとして構成されているくさ
び突き棒46が長手方向へ移動可能に且つ回動可能に配置
されている。フィット穴42は、その後端部にてねじ穴45
へ移行している（図１）。ねじ穴45内には、図１に示す
ように、くさび突き棒46を移動させるためのねじピン48
が設けられている。くさび突き棒46は、くさび面44を有
しているその端部によって、ほぼ半径方向において台座
凹部28に係合し、そこで、くさび面44に対向している部
分筒状の外周面50によって（図２）、フィット穴42の該
当する部分と整列している部分筒状の溝52であって台座
凹部28の軸方向の下部の境界壁に設けた溝内で案内され
ている（図2,図３）。
他方交換カセット24は、図２からわかるようにくさび
突き棒46側の稜の領域に傾斜面54を有している。傾斜面
54は、（軸方向の）切込み方向に対して傾斜するように
方向づけられ、くさび傾斜部に対応する傾斜部と、アン
ダーカット傾斜部とを形成している。くさび傾斜部は、
くさび突き棒46の移動方向において、半径方向の平面と
ほぼ12゜の角度（くさび角）を成し（第２図）、一方ア
ンダーカット傾斜部は、くさび突き棒46の移動方向に垂
直な方向において、前記半径方向の平面とほぼ15゜の角
度を成している（第３図）。この場合アンダーカット傾
斜部は次のように選定されており、即ち切断力の作用に
より刃先23に生じる傾動軸線56のまわりでの傾動の際
に、交換カセット24がその傾斜面54の領域で形状拘束性
のために台座凹部28から抜け出すことができないように
選定されている。これにより、位置調整過程後に締めら
れる固定ねじ36は、切断過程の際に生じるモーメントか
ら免れる。くさび突き棒46は、フィット穴42で回転可能
に支持されているので、位置調整過程の際に交換カセッ
ト24の傾斜面54により自動的に第３図に図示した傾斜位
置へ回転せしめられる。台座凹部28の、くさび突き棒46
を受容している部分は、削り屑室30側で遮蔽リブ58によ
って蔽われている。
突き棒46側の稜の領域に傾斜面54を有している。傾斜面
54は、（軸方向の）切込み方向に対して傾斜するように
方向づけられ、くさび傾斜部に対応する傾斜部と、アン
ダーカット傾斜部とを形成している。くさび傾斜部は、
くさび突き棒46の移動方向において、半径方向の平面と
ほぼ12゜の角度（くさび角）を成し（第２図）、一方ア
ンダーカット傾斜部は、くさび突き棒46の移動方向に垂
直な方向において、前記半径方向の平面とほぼ15゜の角
度を成している（第３図）。この場合アンダーカット傾
斜部は次のように選定されており、即ち切断力の作用に
より刃先23に生じる傾動軸線56のまわりでの傾動の際
に、交換カセット24がその傾斜面54の領域で形状拘束性
のために台座凹部28から抜け出すことができないように
選定されている。これにより、位置調整過程後に締めら
れる固定ねじ36は、切断過程の際に生じるモーメントか
ら免れる。くさび突き棒46は、フィット穴42で回転可能
に支持されているので、位置調整過程の際に交換カセッ
ト24の傾斜面54により自動的に第３図に図示した傾斜位
置へ回転せしめられる。台座凹部28の、くさび突き棒46
を受容している部分は、削り屑室30側で遮蔽リブ58によ
って蔽われている。
特に第１図と第２図からわかるように、台座凹部28
の、半径方向にて内側にある境界壁60、及びこれに隣接
している交換カセット24の境界壁62のそれぞれの延長面
と工具の回転軸線とは、カッティングヘッド14の端面方
向へ収歛するような鋭角で交わっている。これにより、
工具保持体14は台座凹部28の領域で十分な強度または剛
性を有している。
の、半径方向にて内側にある境界壁60、及びこれに隣接
している交換カセット24の境界壁62のそれぞれの延長面
と工具の回転軸線とは、カッティングヘッド14の端面方
向へ収歛するような鋭角で交わっている。これにより、
工具保持体14は台座凹部28の領域で十分な強度または剛
性を有している。
フロントページの続き (72)発明者 シェーア ゲルハルト ドイツ連邦共和国 デー・7121 レヒガ ウ フィヒテンヴェーク ６ (56)参考文献 特公 昭54−27593（ＪＰ，Ｂ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B23B 29/034 B23C 5/04
Claims (20)
- 【請求項１】カッティングヘッド（14）と、該カッティ
ングヘッド（14）に着脱可能に固定可能で、カッティン
グプレート（22）を担持している少なくとも１個の交換
カセット（24）とを備えた、工作機械に使用するための
工具であって、交換カセット（24）が、位置調整機構
（46,48）の作用によりカッティングプレート（22）の
切込み方向に位置調整可能にカッティングヘッド（14）
で保持されている工具において、 位置調整機構が、カッティングヘッド（14）のガイドで
あってカッティングプレート（22）の平面に対して平行
で且つ前記切込み方向に対して交差する方向に延びるガ
イド（42）に沿って移動可能なくさび突き棒（46）を有
していること、 くさび突き棒（46）が、その移動方向と鋭角を成してく
さび傾斜部を形成しているくさび面（44）によって、く
さび傾斜部の方向において前記切込み方向に対して直角
とは異なる角度で延びている交換カセット（24）の傾斜
肩部（54）に面接触していること、 傾斜肩部（54）と、該傾斜肩部（54）に面接触している
くさび面（44）が、くさび傾斜部に対して交差する方向
に、交換カセット（24）とくさび突き棒（46）の間の形
状拘束部を形成しているアンダーカットを有しているこ
と、 を特徴とする工具。 - 【請求項２】傾斜肩部（54）と、該傾斜肩部（54）に面
接触していてるくさび面（44）が、くさび傾斜部に対し
て交差する方向に、前記切込み方向に対して直角とは異
なる角度で延び、交換カセット（24）とくさび突き棒
（46）の間の形状拘束部を形成しているアンダーカット
傾斜部を有していることを特徴とする、請求項１に記載
の工具。 - 【請求項３】くさび突き棒（46）の筒状のガイドシャフ
トが、筒状のフィット穴（42）として構成されるくさび
突き棒ガイド内で移動可能に支持され、且つ交換カセッ
ト（24）の傾斜肩部（54）に対してくさび面（44）が自
動的に整向されるように回転可能に支持されていること
を特徴とする、請求項１または２に記載の工具。 - 【請求項４】くさび突き棒（46）が、くさび突き棒ガイ
ド（42）に係合しカッティングヘッド（14）のねじ穴
（45）で案内されているねじピン（48）によって移動可
能であることを特徴とする、請求項１から３までのいず
れか１つに記載の工具。 - 【請求項５】くさび突き棒（46）が、くさび面（44）に
対向している部分筒状の外周面（50）によって、カッテ
ィングヘッド（14）の対応する部分筒状の案内溝（52）
に係合していることを特徴とする、請求項１から４まで
のいずれか１つに記載の工具。 - 【請求項６】部分筒状の案内溝（52）が筒状のフィット
穴（42）と整列していることを特徴とする、請求項５に
記載の工具。 - 【請求項７】くさび突き棒（46）が、一端の領域に平坦
なくさびカット部を有し他端で筒状のガイドシャフトを
形成している筒状ピンによって形成されていることを特
徴とする、請求項２から６までのいずれか１つに記載の
工具。 - 【請求項８】カッティングヘッド（14）が、前記切込み
方向に向けられる案内溝（34）であって交換カセット
（24）に一体に形成されるガイドリブ（32）を収容する
ための案内溝（34）を有していることを特徴とする、請
求項１から７までのいずれか１つに記載の工具。 - 【請求項９】交換カセット（24）が、前記切込み方向に
向けられる案内溝であってカッティングヘッド（14）に
一体に形成されるガイドリブを収容するための案内溝を
有していることを特徴とする、請求項１から８までのい
ずれか１つに記載の工具。 - 【請求項１０】ガイドリブ（32）または案内溝（34）
が、交換カセット（24）の、カッティングプレート（2
2）に対向する側に配置されていることを特徴とする、
請求項８または９に記載の工具。 - 【請求項１１】交換カセット（24）が、カッティングヘ
ッド（14）内に配置され前記切込み方向に長く延びてい
る穴（38）を貫通している頭付きねじ（36）であって交
換カセット（24）のねじ穴にねじ込み可能な頭付きねじ
（36）を用いてカッティングヘッド（14）に固定可能で
あることを特徴とする、請求項１から10までのいずれか
１つに記載の工具。 - 【請求項１２】交換カセット（24）が、カッティングヘ
ッド（14）内に配置され前記切込み方向に長く延びてい
る穴（38）を貫通している頭付きねじ（36）であってカ
ッティングヘッドのねじ穴にねじ込み可能な頭付きねじ
（36）を用いてカッティングヘッド（14）に固定可能で
あることを特徴とする、請求項１から10までのいずれか
１つに記載の工具。 - 【請求項１３】カッティングヘッド（14）が、少なくと
も削り屑室（30）のほうへ縁が開口している台座凹部
（28）であって交換カセット（24）を収容するための台
座凹部（28）を有していること、くさび突き棒（46）
が、くさび面（44）を有している部分によって、カッテ
ィングヘッド（14）に設けた開口部を貫通して台座凹部
（28）に係合していることを特徴とする、請求項１から
12までのいずれか１つに記載の工具。 - 【請求項１４】交換カセット（24）に、くさび突き棒
（46）の領域で台座凹部（28）を削り屑室（30）側で蔽
っている遮蔽リブ（58）が一体に形成されていることを
特徴とする、請求項13に記載の工具。 - 【請求項１５】遮蔽リブ（58）の表面が削り屑室（30）
の境界面の一部分を形成し、遮蔽リブ（58）の前記表面
は、カッティングプレート（22）の交換カセット（24）
に対する当接面とは逆の側にあるカッティングプレート
面と整列していることを特徴とする、請求項14に記載の
工具。 - 【請求項１６】交換カセット（24）が、工具の軸方向に
移動可能であることを特徴とする、請求項１から15まで
のいずれか１つに記載の工具。 - 【請求項１７】台座凹部（28）の縁が、半径方向にて外
側へ且つ軸方向において端面方向へ開口していることを
特徴とする、請求項13から16までのいずれか１つに記載
の工具。 - 【請求項１８】交換カセット（24）と台座凹部（28）
が、互いに平行な境界壁（60,62）を有し、該境界壁（6
0,62）の延長面と工具の回転軸線とは、カッティングヘ
ッド（14）の端面方向へ収歛するような鋭角で交わって
いることを特徴とする、請求項16または17に記載の工
具。 - 【請求項１９】カッティングヘッド（14）に、前記切込
み方向に互いに独立に位置調整可能な少なくとも２個の
交換カセット（24）が互いに角度間隔を持って配置され
ていることを特徴とする、請求項１から18までのいずれ
か１つに記載の工具。 - 【請求項２０】カッティングヘッドが、基礎体（10）と
２個の工具保持体（14）とを有し、該２個の工具保持体
（14）のそれぞれが、基礎体（10）と連結され、基礎体
（10）に対して位置調整可能であり、位置調整可能な交
換カセット（24）を担持し、且つ半径方向に向けられる
くさび突き棒ガイドを有していることを特徴とする、請
求項１から19までのいずれか１つに記載の工具。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE3916564A DE3916564A1 (de) | 1989-05-20 | 1989-05-20 | Werkzeug mit verstellbarer wechselkassette |
| DE3916564.7 | 1989-05-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04505293A JPH04505293A (ja) | 1992-09-17 |
| JP2994744B2 true JP2994744B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=6381123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2507334A Expired - Lifetime JP2994744B2 (ja) | 1989-05-20 | 1990-05-12 | 位置調整可能な交換カセットを備えた工具 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
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| EP (1) | EP0472563B1 (ja) |
| JP (1) | JP2994744B2 (ja) |
| DD (1) | DD294445A5 (ja) |
| DE (2) | DE3916564A1 (ja) |
| HK (1) | HK110596A (ja) |
| WO (1) | WO1990014186A1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0650718U (ja) * | 1992-12-17 | 1994-07-12 | 三菱マテリアル株式会社 | 転削工具 |
| GB9401715D0 (en) * | 1994-01-29 | 1994-03-23 | Harthill Developments Ltd | Improvements relating to pipe cutter heads |
| US5672031A (en) * | 1995-05-12 | 1997-09-30 | Kennametal Inc. | Milling cutter |
| US5653152A (en) * | 1995-09-01 | 1997-08-05 | Kennametal Inc. | Toolholder for roughing and finishing a workpiece |
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