JP2993623B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JP2993623B2
JP2993623B2 JP18620892A JP18620892A JP2993623B2 JP 2993623 B2 JP2993623 B2 JP 2993623B2 JP 18620892 A JP18620892 A JP 18620892A JP 18620892 A JP18620892 A JP 18620892A JP 2993623 B2 JP2993623 B2 JP 2993623B2
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一穂 灰田
十輔 島村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ、プリン
タ、複写機として適用される電子写真装置に係り、特に
感光体ドラムより除去した廃トナーを搬送手段を介して
トナー回収部側に収納可能に構成した電子写真装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファクシミリ、プリンタ、複
写機として適用される電子写真装置は公知であり、この
種の装置は一般に感光体ドラム上に担持したトナー像を
現像装置により可視像化した後、該トナー像をレジスト
ローラにより同期させて転写位置に導かれた記録紙に転
写し、該記録紙を搬送路に沿って搬送させながら画像定
着後排紙トレー側に排紙させ、一方前記トナー像転写後
感光体ドラムに付着している残留トナー(以下廃トナー
という)はクリーニング機構を利用して除去した後、イ
レーサ、帯電器を利用してドラム表面を均一帯電し以下
前記動作を繰返し可能に構成している。そしてこの種の
クリーニング機構は、一般に前記感光体ドラム表面に付
着したトナーを掻き落とすクリーニングブレードと、該
掻き落としたトナーを搬送手段を介して回収ボトルに収
納可能に構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の廃
トナーは静電潜像やバイアス若しくは転写時におけるコ
ロナ放電等の影響を受けて帯電状態が均一でない為に、
前記回収ボトル内に均等に廃トナーが推積されずに、入
口開口付近に偏在して推積するのみならず、前記トナー
の帯電に起因して架橋等が生じており一層嵩密度が低く
なる。このため前記回収ボトルの満杯時期を例えば現像
装置側に付設したトナーカートリッジの交換時期と合致
させて設定した場合においても、該回収ボトル内に廃ト
ナーが交換時期に達する前にオーバフローし、機内汚染
を生じさせる場合がある。
【0004】又回収ボトル側においてもその入口開口を
中央上面側に設けずに上面片側に設けたり又上面と隣接
する側壁上部に設ける場合もあり、このような場合、前
記廃トナーが満杯になる前にオーバフローが生じ前記欠
点が一層助長される。この為実用機種においては前記廃
トナーの偏在や架橋を考慮して回収ボトルの容積を大き
めに設定せねばならず、結果として省スペース化につな
がらないのみならず、設計上の制約がその分大になり且
つ装置小型化の要請に反する。
【0005】かかる欠点を解消するために、前記回収ボ
トル内にトナー撹拌手段を配し、該ボトル内のトナーが
均等に分散されるように構成する技術も存在するが、こ
の様に構成すると該撹拌部材を駆動させる為の独立した
駆動源を必要とし、装置構成が煩雑化し且つ装置小型化
の制約になる。又、撹拌したトナーがトナー投入口より
外部に飛散してしまう場合もある。
【0006】更に回収ボトルの容積を大きめに設定して
も定期的に交換する必要があるが、特にメインテナンス
の煩雑化を避けるために他のメインテナンス動作ととと
もに廃トナー回収容器の交換を行なうように構成した場
合、容器交換忘れが生じやすい。
【0007】本発明はかかる従来技術の欠点に鑑み、嵩
密度が低下する事なく容器内の廃トナーの実質的な収容
容積率を大にし、これにより回収容器(以下廃トナーボ
トルという)及び装置全体の小型化を容易に達成し得る
電子写真装置を提供する事を目的とする。本発明の他の
目的は、廃トナーボトルを省スペース的にレイアウトし
た場合においても最大限に回収可能、言い換えれば高嵩
密度で回収可能に構成しつつ、而も高嵩密度で回収した
場合においても撹拌部材その他の回転軸の軸トルクが無
用に増加する事のない電子写真装置を提供する事であ
る。本発明の他の目的は、廃トナーを前記ボトル内に効
率よく均等に分散し、均等な嵩密度で圧縮しながら、高
嵩密度における収納を可能にした電子写真装置を提供す
る事である。本発明の他の目的は、廃トナーボトルの交
換忘れが生じる事のない電子写真装置を提供する事であ
る。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本第1発明は、図1、図2
に示すように前記廃トナーボトル1(トナー回収容器)
内空間の廃トナー受入口11と対面する側を仕切壁12
b,12cにより囲繞して予備室13を形成すると共
に、該予備室13奥側の、第1廃トナー収容室14と連
通する開口部(排出開口)15近傍に搬送ローラ16を
配し、前記トナー受入口11より予備室13内に投入さ
れた廃トナーを前記搬送ローラ16の回転により強制的
第1廃トナー収容室14側に搬送可能に構成するとと
もに、前記予備室に仕切壁を隔てて前記搬送ローラの回
転軸方向に配置され、前記第1廃トナー収容室に連通す
る第2廃トナー収容室を設け、前記予備室、搬送ローラ
と、第1廃トナー収容室と、第2廃トナー収容室とで前
記トナー回収容器を構成し、さらに、櫛歯状の弾性を有
する羽根で形成され、前記廃トナーを前記第2廃ト ナー
収容室に搬送可能な撹拌部材を、前記第1廃トナー収容
室内に配設したことを特徴とする。
【0009】また、本第2発明は、前記予備室13と、
前記搬送ローラ16とを備え、前記トナー受入口11よ
り予備室13内に投入された廃トナーを前記搬送ローラ
16の回転により強制的に第1廃トナー収容室14側に
搬送可能に構成するとともに、前記開口部(排出開口)
15と対面する前記第1廃トナー収容室14底面上にト
ナー流入方向に沿って反射板21を配設し、透光性の前
トナー回収容器(廃トナーボトル)壁を挟んで前記反
射板21と対面する位置に反射型の光センサ23を、す
なわち、廃トナーボトル1内のトナーの有無を検知する
前記反射板21を配置し、透光性の容器壁22を挟んで
前記反射板21と対面する前記廃トナーボトル1設置位
置上に前記反射型光センサ23を配置したことを特徴と
する。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、廃トナーを前記
トナー受入口11より予備室13内に投入させた後、前
記搬送ローラ16を介して強制的に第1廃トナー収容室
14側に搬送させ、第1廃トナー収容室14内で架橋等
が生じていてもこれを強制的に崩しながら、いわゆる寿
司詰め的に強制的にトナーを第2廃トナー収容室に収納
する構成を取るために、嵩密度(重量/容積)を大きく
する事が可能となる。そして第1廃トナー収容室14側
のトナーがオーバフローしようとしても搬送ローラ16
の存在によりオーバフローを阻止し得ると共に、例えそ
の一部がオーバフローしても予備室13内に逆流するの
みで直接廃トナーボトル(トナー回収容器)1外には溢
れない。そして予備室13に例え逆流した場合でも搬送
ローラ16により再度第1廃トナー収容室14内に戻入
される。
【0011】尚、前記搬送ローラ16を楕円を含む断面
略長円状に形成することにより、予備室13よりのトナ
ー搬送量を大にすると共に、更に前記第1廃トナー収容
室14と連通する開口部15上端より弾性を有する、例
えばマイラ状の遮蔽片17を引下ろし、該遮蔽片17の
自由端より少なくとも上側表面を前記搬送ローラ16の
第1廃トナー収容室14と対面する周面側に当接させる
事により、前記両部材16,17により開口部15が実
質的に閉塞されるとともに、前記遮蔽片17の背面側、
即ち第1廃トナー収容室14側よりのトナーによる押圧
が生じても前記遮蔽片17が湾曲するのみで、その自由
端が前記搬送ローラ16周面より脱離する事なく前記
口部15上端と搬送ローラ16間の開口を完全に閉塞し
得る。
【0012】この際、前記遮蔽片17は弾性を有するた
めに、該遮蔽片17に直接堆積トナーが押圧すると、
前記長円状の搬送ローラ16の回転を阻害する等の問題
がある。そこで、好ましい実施例においては、前記遮蔽
片17と第1廃トナー収容室14間にスリット空隙を介
して平板状のリブ片18を配設し、該リブ片18により
第1廃トナー収容室14側に堆積したトナーの前記遮蔽
片17への押圧を阻止可能に構成するのがよい。
【0013】さて、前記の搬送ローラ16で第1廃トナ
ー収容室14側に供給された廃トナーは撹拌部材19等
を利用して第1廃トナー収容室14の奥側に導く必要が
あるが、前記したように搬送ローラ16と対面する第1
廃トナー収容室14側は高嵩密度で廃トナーが収納され
ている為に、これを回転する撹拌部材19を奥側に搬送
しようとすると必然的に軸トルクが大になり、その為の
特別な駆動源を必要とし結果として部品点数の増大と共
に、省スペース化の妨げとなる。又前記搬送ローラ16
の出口側で滞留したトナーを前記トナー回収容器内に効
率よく均等に分散し、均等な嵩密度で圧縮しなければ、
トータルとしての廃トナー収納密度の増大につながらな
い。
【0014】そこで本第1発明は、前記第1廃トナー収
容室14側に、回転軸に支持され、櫛歯状の弾性を有す
羽根で形成した撹拌部材19を配設すると共に、該撹
拌部材19とともに、該撹拌部材19のトナー搬送方向
下流側に位置する廃トナー収納部14a(以下第2廃ト
ナー収容室という)を、前記搬送ローラ16の配設位置
に対し、軸方向にずらして配置した結果となる、前記予
備室に仕切壁を隔てて前記搬送ローラの回転軸方向に配
置され、前記第1廃トナー収容室に連通する第2廃トナ
ー収容室を提案する。かかる技術手段によれば、撹拌部
材19を櫛歯状の弾性を有した羽根で形成した為に、そ
の撹拌域における嵩密度が大な場合でも前記櫛歯の隙間
よりトナーを逃す事が出来、軸トルクの増大につながら
ず、且つ円滑に前記廃トナーを第2廃トナー収容室14
a奥側に押し込みつつ円滑に搬送が可能である。この場
合前記撹拌部材19が第1廃トナー収容室14内壁に接
触する事なく回転可能に構成する事により前記作用の一
層の増進、特に軸トルクの低減につながると共に、前記
撹拌部材19が容器内壁に摺接しないために、騒音の防
止と高耐久性を図る事が出来る。
【0015】又前記撹拌部材19と該撹拌部材19のト
ナー搬送方向下流側に位置する第2廃トナー収容室14
aを、前記搬送ローラ16の配設位置に対し、軸方向に
ずらして配置してある為に、前記搬送ローラ16と撹拌
部材19間が干渉が生じる事なく、而も一旦、第2廃ト
ナー収容室14aに押し込まれたトナーは、前記撹拌
部材19によっても搬送ローラ16側に逆流する事な
く、結果として廃トナーボトル1を省スペース的にレイ
アウトした場合においても高嵩密度で最大限に而も前記
廃トナーを前記ボトル内に効率よく均等に分散し、均等
な嵩密度で圧縮しながら、高嵩密度における収納を可能
にする。又駆動源を必要とする搬送ローラ16は長円状
であり、又前記撹拌部材19の軸トルクは大幅に低減で
きたために、独立した駆動源を設ける事なく、好ましく
は前記廃トナーボトル1(前記トナー回収容器)を、ト
ナー補給容器の一端側であって感光体ドラム軸端側に配
設すると共に、前記トナー回収容器内に配設した前記搬
送ローラと前記トナー補給容器側の駆動端3とを連結さ
せるのがよい。
【0016】これにより、独立した駆動源を組込む必要
がないために装置構成が煩雑化する事なく而も容易に装
置全体としての省スペース化を図る事が出来る。又元々
交換を前提とする廃トナーボトル(トナー回収容器)
の駆動力を装置本体側の駆動系から取る事なく現像ユニ
ットの側壁面に配設した為に安全上障害になる事なく、
而も現像装置やトナー容器は他のプロセスに比較して最
も大きな容積を占める部分であるために余裕をもって大
容量のトナー回収部を形成でき、この面でも設計の自由
度と省スペース化を図る上で支障が生じない。
【0017】又トナー補給容器2内の現像剤の使用量と
廃トナーの排出量とは高度に相関が取れている為に、廃
トナーボトル(トナー回収容器)1の容積をトナー補給
容器2内の現像剤の量に対応して設定すれば、トナー補
給容器2の交換時期と廃トナーボトル1の交換時期が合
致し、これによりトナー補給容器2の交換と廃トナーボ
トル1の交換を同時に且つ同一箇所で行う事が出来、効
率よいメインテナンスが可能である。又前記回収部の形
成位置は現像ユニット4の中央部や背面側ではなく画像
形成領域から外れた感光体ドラム軸端側である為に、例
え感光体ドラム5を挟んでその両側にクリーニング機構
と現像ユニット4が配設されている場合においても、感
光体ドラム5周囲を迂回せずに両者間を簡単に連絡する
搬送手段を用いる事が出来、その分構成の簡単化が図れ
る。
【0018】一方、第2の発明においては、前記廃トナ
ーボトル(トナー回収容器)1内のトナーの有無を検知
するトナー検知センサ23(反射型光センサ)を配置し
たために、特にメインテナンスの煩雑化を避けるために
他のメインテナンス動作ととともに廃トナーボトル1の
交換を行なうように構成した場合においても、前記廃ト
ナーボトル1の交換忘れを防止できる。この場合特に廃
トナーボトル1側には反射板21を配置したために、言
換えれば光センサ23を装置本体側に配設したために、
使い捨ての廃トナーボトル1のコストを低減し得る。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を例示
的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に
特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図4
は廃トナー回収機構の概略構成を示し、不図示のクリー
ニングブレード及びクリーニングローラにより感光体ド
ラム5より掻き取った廃トナーはスクリューローラ50
(図3)により感光体ドラム軸端側に搬送された後、ベ
ルト搬送機構60を介して、現像ユニットのトナー補
給容器2の長手方向端側に配した廃トナーボトル1の配
置構成を示す。
【0020】ベルト搬送機構60は、前記スクリューロ
ーラ50の軸端に嵌合された駆動プーリ61、廃トナー
ボトル(トナー回収容器)1の受入口11と対面する位
置に配設された従動プーリ62と、該両プーリ61/6
2間に張架されたベルト63と、これらを囲繞する枠体
64からなり、図4に示すように感光体ドラム軸端側に
位置する記録紙搬送路外側の感光体ドラム軸と直交する
面内に沿ってトナー補給容器2側に向け斜め上方に延設
させ、図3に示すように、前記スクリューローラ50に
よりベルト上に搬送された廃トナーをベルト63の回動
に追従して従動プーリ62側の排出開口65に導き、廃
トナーボトル1内に排出可能に構成している。
【0021】廃トナーボトル1は、図5に示すように、
現像装置本体上面側に設けたトナー補給容器2の底板と
当接する面70をトナー補給容器2の前記底板長手方向
に延在させ該延在面70上に板バネ33を、又トナー補
給容器2の側面2aにガイド板34と、現像装置本体の
ハウジング側にガイド溝35を夫々設け、一方廃トナー
ボトル1側に前記ガイド板34とガイド溝35に対応す
る位置に夫々ガイド溝36とガイド突起37を設け、こ
れらのガイド部材34〜37と板バネ33の付勢力を利
用して、ベルト搬送機構60の取り付け方向に沿って
(例えば図3に示すつまみ28を押す事により)斜め上
方にホップアップして簡単に取り出しを行なう事が出
来、又前記廃トナーボトル1を押込むことにより前記つ
まみ28に設けた不図示の係合レバーが係合し、容易に
装着させることが出来る。
【0022】次にその形状及び内部構造を図1乃至図4
に基づいて詳細に説明する。廃トナーボトル1は例えば
図2に示すように、低公害樹脂材で形成され、ベルト搬
送機構60の排出開口65(図4)と対面する部位を斜
めに凹設し、該傾斜面上に廃トナー受入口11を開口す
る。そして前記廃トナーボトル1内空間の廃トナー受入
口11と対面する側の容器内所望空間を仕切壁12b,
12cにより囲繞して予備室13を形成すると共に、該
予備室13奥側を開口部15とし、その奥側に位置する
第1廃トナー収容室14と連通可能に構成する。そして
前記開口部15より予備室13側に断面楕円状の硬質樹
脂からなる搬送ローラ16(図1、図4)を配設する。
該搬送ローラ16は、図1に示すように、その回転軸1
6aの一端を仕切壁12aを介して、トナー補給容器2
と対面する側の側壁1bに突設し、該突設端に歯車27
を固着させ、該廃トナーボトル1を所定位置に設置した
際にトナー補給容器2側より突設させた駆動軸3端に固
着された一の軸歯車31と歯合可能に構成する。
【0023】そして前記搬送ローラ16は前記軸歯車3
1よりの駆動を受けて、図4上時計方向回転可能に構
成している。この結果トナー受入口11に投入された廃
トナーは搬送ローラ16の下側周面と対応させてR状に
形成した下側仕切壁12b周面に滞留しつつ、該滞留し
たトナーを搬送ローラ16により掃き取りながら開口部
(排出開口)15より第1廃トナー収容室14側に搬送
される。
【0024】一方前記開口部15上方に位置する仕切壁
12cの予備室13側には、マイラ状の遮蔽片17が固
着され、該遮蔽片17自由端側を前記搬送ローラ16の
第1廃トナー収容室14と対面する周面側に当接させる
とともに、前記上側仕切壁12cの第1廃トナー収容室
14側下端に、平板状のリブ片18を固着し、該リブ片
18を前記遮蔽片17とスリット空隙を介して対峙可能
に配設する。この場合リブ片18の下端は遮蔽片17を
介して前記搬送ローラ16と対面する位置まで垂下させ
ている。この結果、前記遮蔽片17の自由端より僅かに
上流側表面を、前記搬送ローラ16の第1廃トナー収容
室14と対面する回転方向下流側の周面に当接させるこ
とにより前記周面に付着したトナーを剥離すると共に、
前記両部材16、17により開口部15が実質的に閉塞
され、第1廃トナー収容室14側よりのトナー逆流を阻
止し得る。
【0025】この際前記遮蔽片17はマイラ状であるた
めに、該遮蔽片17に直接堆積トナーが押圧すると、前
記長円状の搬送ローラ16の回転を阻害する場合がある
が、本実施例においては、該遮蔽片17の自由端より上
流側表面を前記搬送ローラ16の第1廃トナー収容室1
4と対面する周面側に当接させているために、第1廃ト
ナー収容室14側よりのトナー押圧が生じても前記遮蔽
片17が湾曲するのみで、無用な軸トルクが付勢される
ことなく且つその自由端が前記搬送ローラ16周面より
脱離する事なく円滑な閉塞と逆流阻止を可能とする。
【0026】又、前記遮蔽片17の第1廃トナー収容室
14側の前面に配設したリブ片18により第1廃トナー
収容室14側に堆積したトナーの前記遮蔽片17への押
圧を阻止している。さて搬送ローラ16と対面する延長
線上に第1廃トナー収容室14を長く延在しようとする
と、基本的に搬送ローラ16の幅間隔内に前記第1廃ト
ナー収容室14を形成しなければならず、結果として該
第1廃トナー収容室14が狭小化するのみならず、特に
第1廃トナー収容室14奥側に廃トナーを導く撹拌部材
19を遮蔽片17介して前記搬送ローラ16と対面させ
ることは、搬送ローラ16の対面する第1廃トナー収容
14側は高嵩密度で廃トナーが供給されている為に、
これを回転する撹拌部材19に奥側に搬送しようとする
と必然的に軸トルクが大になり、その為の特別な駆動源
を必要とし結果として部品点数の増大と共に、前記撹拌
部材19の回転により遮蔽片17側に背圧がかかりやす
い。そこで本実施例は、搬送ローラ16により搬送され
た廃トナーを収納する第2廃トナー収容室14aを、前
記搬送ローラ16の配設位置に対し、軸方向にずらした
位置、言換えれば搬送ローラ16に隣接して該回転軸1
6aと直交する方向に延在させて形成した仕切壁12a
を介して、トナー補給容器2側に第2廃トナー収容室
4aを形成している。しかしながら、廃トナーボトル1
内が仕切壁12aにより左右に仕切られている事は仕切
壁12aと対峙する第2廃トナー収容室14a側空間に
トナーが充分回り込めず、デッドスペース化し易い。
【0027】そこで本実施例は、前記側方空間下方の
1廃トナー収容室14入口空間と隣接する区域に回転軸
19aにより回転する撹拌羽根19を配設し、該撹拌羽
根19により入口側周辺の堆積トナーを前記側方空間に
移動させ、堆積位置の均等化を図っている。この場合、
記撹拌羽根19は抵抗を少なくするために矩形状の切込
みを入れた略櫛歯状のマイラ羽根で形成すると共に、前
記撹拌羽根19が第2廃トナー収容室14a内壁に接触
する事なく回転可能にその長さを設定する。
【0028】この結果前記撹拌羽根19が櫛歯状のマイ
ラで形成てあることは、その撹拌域における嵩密度が
大な場合でも前記櫛歯の隙間よりトナーを逃す事が出
来、軸トルクの増大につながらず、且つ円滑に前記廃ト
ナーを第2廃トナー収容室14a奥側に押し込む事が可
能となると共に、前記撹拌羽根19が容器内壁に摺接し
ないために、騒音の防止と高耐久性を図る事が出来る。
又、前記撹拌部材19の回転軸19a端はトナー補給容
器2と対面する壁面1aに突設させ、該突設端に歯車2
5を固着させ、該廃トナーボトル1を所定位置に設置し
た際にトナー補給容器2側より突設させた駆動軸3端に
固着された他の軸歯車32と歯合可能に構成する。
【0029】又前記第1廃トナー収容室14の開口部1
5と対面する入口側底面の側壁と近接する位置に、トナ
ー流れ方向に沿って反射板21を立設するとともに、該
反射板21と対面するトナー補給容器2側壁透明板2
2を配置し、更にその外側の設置板上の前記反射板21
と対面する位置に反射型の光センサ23を配設してい
る。この結果前記廃トナーボトル1が交換されて前記反
射板21にトナーが付着していない場合のみ前記光セン
サ23より反射光を検知する事が可能であり、従って未
使用の容器か使用済みの容器かは容易に検知する事が出
来る。従って例えば前記廃トナーボトル1の容積をトナ
ー補給容器2内のトナーエンプティ時期と合致させた場
合、トナー補給終了信号と廃トナーボトル1交換終了信
号とがアンドを取られた場合のみ再始動許容信号を不図
示のコントローラ側に送信するように構成すれば、廃ト
ナーボトル1の交換を確実に行なう事が出来、好まし
い。
【0030】即ちより具体的に説明すると、先ずトナー
補給容器2内のトナーがエンプティになると、不図示の
エンプティ表示に基づいて不図示のトナーカートリッジ
と共に廃トナーボトル1の交換を行なう。その交換方法
は前記したようにつまみ28を押す事によりガイド34
〜36と板バネ33の付勢力を利用して、ベルト搬送機
構60の取り付け方向に沿って廃トナーボトル1が斜め
上方にホップアップして簡単に取り出しを行なう事が出
来、又前記廃トナーボトル1を押込むことにより前記つ
まみ28に設けた不図示の係合レバーが係合し、容易に
新しい廃トナーボトル1を装着する事が出来る。尚ベル
ト搬送機構60は図3に示すように柔軟構造をもたせバ
ネ69によりトナー補給容器2側に付勢させている。こ
の結果該搬送機構60に逃げをもたせる事が出来、廃ト
ナーボトル1と搬送機構60の係合の容易化を図ってい
る。
【0031】そして前記固定により回転軸16a,19
aの一対の歯車25、26と、トナー補給容器2側の例
えば撹拌羽根19の駆動軸端側に設けた軸歯車32と歯
合し、更に光センサ23と反射板21が透明板22を介
して対面する。そしてこの状態で廃トナーボトル1が交
換されて前記反射板21にトナーが付着していない為に
前記光センサ23より反射光を検知し得、トナー補給終
了信号と廃トナーボトル1交換終了信号とがアンドを取
って再始動許容信号をコントローラ(不図示)側に送信
し、再始動を行なう。
【0032】そして現像動作により前記トナー補給容器
2側の撹拌羽根19の駆動軸3端側に設けた軸歯車3
1,32が回転し、これにより一対の歯車25、26を
介して搬送ローラ16と撹拌羽根19が回転し、前記搬
送ローラ16により予備室13内のトナーを第1廃トナ
収容室14内に搬送すると共に、前記撹拌羽根19に
より該第1廃トナー収容室14内のトナーを軸方向に移
動させながらその奥側の第2廃トナー収容室14aまで
円滑に導くことが出来る。そして前記動作の繰り返しに
より、前記トナーが前記発明の作用の項に記載した動作
に基づいて高嵩密度で廃トナーの集積が行なわれる。
【0033】
【発明の効果】以上記載の如く、請求項1記載の発明に
よれば、高嵩密度で且つ容器内全域に亙って均等に廃ト
ナーの収納及び集積が可能である為に、実質的な収容容
積率を大にし、これにより廃トナーボトル及び装置全体
の小型化を容易に達成し得る。又本発明は、トナーをト
ナー回収機構側より廃トナーを供給する部位と、該廃ト
ナーの集積を行なう部位を軸方向に位置をずらして配置
している為に、廃トナーボトルを省スペース的にレイア
ウトした場合においても最大限に高嵩密度で回収可能で
あり、而も高嵩密度で回収した場合においても撹拌部材
その他の回転軸の軸トルクが無用に増加する事がない。
又本発明は、廃トナーを前記ボトル内に効率よく均等に
分散し、高嵩密度で圧縮収納を可能にする。又請求項
記載の発明によれば、廃トナーボトル1側には反射板を
配置し、光センサを装置本体側に配設したために、使い
捨ての廃トナーボトルのコストを低減し得るとともに、
旧廃トナーボトルか新廃トナーボトルかを容易に判別す
る事が出来るために廃トナーボトルの交換忘れが生じる
事のない電子写真装置の提供が可能となる。等の種々の
著効を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかる廃トナー回収容器の
平面断面図。
【図2】 図1の廃トナー回収容器の切欠き斜視図。
【図3】 本発明の実施例に係る廃トナー回収機構の平
面図。
【図4】 本発明の実施例に係る廃トナー回収機構の正
面図。
【図5】 本発明の実施例に係る廃トナー回収容器の脱
着状態を示す。
【符号の説明】
1 廃トナーボトル(トナー回収容器) 5 感光体ドラム 11 廃トナー受入口 12 仕切壁(12b,12c) 13 予備室 14 第1廃トナー収容室 14a 第2廃トナー収容室 15 開口部 16 搬送ローラ 17 遮蔽片 18 リブ片 19 撹拌部材 21 反射板 23 光センサ 22 透光性の容器壁 60 ベルト搬送機構
フロントページの続き (72)発明者 橋本 俊文 東京都世田谷区玉川台2丁目14番9号 京セラ株式会社東京用賀事業所内 (56)参考文献 特開 昭62−217278(JP,A) 特開 平4−45474(JP,A) 実開 平1−88966(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 21/10 - 21/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムより除去した廃トナーを搬
    送手段を介してトナー回収容器に収納可能に構成した電
    子写真装置において、前記廃トナーを前記搬送手段により投入される予備室
    と、 該予備室の前記廃トナーの排出開口に配置された搬送ロ
    ーラと、 該搬送ローラによって強制的に前記廃トナーが搬送され
    る第1廃トナー収容室と前記予備室に仕切壁を隔てて前記搬送ローラの回転軸方
    向に配置され、前記第1廃トナー収容室に連通する第2
    廃トナー収容室とで、前記トナー回収容器を構成し、 櫛歯状の弾性を有する羽根で形成され、前記廃トナーを
    前記第2廃トナー収容室に搬送可能な撹拌部材を、前記
    第1廃トナー収容室内に配設した ことを特徴とする電子
    写真装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送ローラを、楕円を含む断面略長
    円状に形成すると共に、前記第1廃トナー収容室と連通
    する前記排出開口上端より弾性を有する遮蔽片を引下ろ
    し、 該遮蔽片の自由端より少なくとも上側表面を、前記搬送
    ローラの前記第1廃トナー収容室と対面する周面側に当
    接させたことを特徴とする請求項1記載の電子写真装
    置。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽片と前記第1廃トナー収容室間
    にスリット空隙を介して平板状のリブ片を配設し、該リ
    ブ片により前記第1廃トナー収容室側に堆積した前記廃
    ナーの前記遮蔽片への押圧を阻止可能に構成したこと
    を特徴とする請求項2記載の電子写真装置。
  4. 【請求項4】 前記撹拌部材が前記第1の廃トナー収容
    内壁に接触する事なく回転可能に構成した事を特徴と
    する請求項1記載の電子写真装置。
  5. 【請求項5】 前記トナー回収容器を、トナー補給容器
    の一端側であって感光体ドラム軸端側に配設すると共
    に、前記トナー回収容器内に配設した前記搬送 ローラと
    前記トナー補給容器側の駆動端とを連結させたことを特
    徴とする請求項1記載の電子写真装置。
  6. 【請求項6】 感光体ドラムより除去した廃トナーを搬
    送手段を介してトナー回収容器に収納可能に構成した電
    子写真装置において、 前記トナー回収容器内空間の廃トナー受入口と対面する
    側を仕切壁により囲繞して予備室を形成し、 該予備室奥側の、第1廃トナー収容室と連通する排出開
    に搬送ローラを配し、 前記廃トナー受入口より前記予備室内に投入された廃ト
    ナーを前記搬送ローラの回転により強制的に前記第1廃
    トナー収容室側に搬送可能に構成し、 前記排出開口と対面する前記第1廃トナー収容室底面上
    にトナー流入方向に沿って反射板を配設するとともに、 一方透光性の前記トナー回収容器壁を挟んで前記反射板
    と対面する位置に反射型の光センサを配設した事を特徴
    とする電子写真装置。
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