JP4108010B2 - クリーニング装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機など、用紙・OHPフィルム等のシート材に画像を記録する画像形成装置、そのうち特に像担持体上に形成したトナー画像を転写してシート材に画像を記録する電子写真式画像形成装置に関する。そのような画像形成装置において、少なくとも像担持体とクリーニング装置を備え、画像形成装置本体に対して一括して着脱自在とするプロセスカートリッジに関する。および、そのような画像形成装置やプロセスカートリッジにおいて、画像転写後の像担持体上の残トナーを除去するクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば電子写真方式を用いた画像形成装置では、像担持体を回転しながら、像担持体上にトナー画像を形成し、そのトナー画像をシート材に転写していた。そして、画像転写後のシート材は、定着装置に入れてそこで熱と圧力とを加え、シート材上の未定着トナー画像をシート材上に定着し、外部に排出して例えば排紙トレイ上にスタックしていた。
【0003】
一方、画像転写後の像担持体は、その回転とともに、クリーニング装置のクリーニング部材で残トナーを除去して表面を清掃し、除電するなどして次の画像形成に備えていた。クリーニング装置で除去したトナーは、クリーニング装置内に備えるトナー搬送手段で搬送し、トナー排出口から外部に排出して廃トナータンク内に収納したり、現像装置に戻してリサイクル使用したりしていた。
【0004】
ところが、クリーニング部材の交換時など、メンテナンス等を行う場合に、画像形成装置本体からそのクリーニング装置を取り出すとき、トナー排出口からトナーが零れ落ち、画像形成装置本体内を汚したり、画像形成装置まわりの床や備品を汚したり、ユーザーの手や衣服を汚したりする問題があった。
【0005】
さて、このような画像形成装置では、クリーニング部材としてクリーニングブレードを用いるとき、クリーニングブレードの先端エッジと像担持体との間に、トナーや紙粉などの異物が溜まり、クリーニング性能を低下する問題があった。そこで、従来の画像形成装置の中には、作像動作終了時に像担持体を逆転し、その異物を除去するものがある。
【0006】
一般に、像担持体とトナー搬送手段とは同一駆動源を用いて駆動することから、像担持体を逆転すると、この種の画像形成装置では、同時にトナー搬送手段も逆転することとなる。
【0007】
【特許文献1】
特開2002-162815号公報
また、これとは別に、例えば特許文献1には、画像形成装置本体内に現像剤補給容器を着脱可能に備え、その現像剤補給容器内に螺旋状部材を正逆回転可能に設け、その正逆回転動作によってトナー補給精度を向上するものが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、像担持体を逆転してクリーニングブレードから異物を除去する画像形成装置は、あくまでもブレード先端エッジからの異物除去を目的とするものであり、像担持体の逆転量を多くすると、異物が、上流側で像担持体に押し当てるすくいシートを通過してトナー漏れを生ずるおそれがある。
【0009】
このため、像担持体の逆転は、像担持体周面上でわずかに数〜数十mmと非常に少ない量に設定されており、トナー排出口近くのトナーをクリーニング装置内に引き戻すほど、トナー搬送手段を逆転させることができず、画像形成装置本体からクリーニング装置を取り出すとき、やはりトナー落ちのおそれがあった。
【0010】
また、現像剤補給容器内に螺旋状部材を正逆回転可能に設ける画像形成装置も、あくまでもその正逆回転動作によってトナー補給精度を向上することを目的とするものであり、それによって画像形成装置本体からクリーニング装置を取り出すときのトナー落ちを防止することはできなかった。
【0011】
そこで、この発明の第1の目的は、画像形成装置本体からクリーニング装置を取り出すときのトナー落ちを防止することにある。
【0012】
この発明の第2の目的は、画像形成装置本体からクリーニング装置を取り出した後も、トナー排出口からのトナー落ちを防止することにある。
【0013】
この発明の第3の目的は、上述の目的を達成したクリーニング装置を備えるプロセスカートリッジを提供することにある。
【0014】
この発明の第4の目的は、上述の目的を達成したクリーニング装置を備える画像形成装置を提供することにある。
【0015】
この発明の第5の目的は、上述の第3の目的を達成したプロセスカートリッジを備える画像形成装置を提供することにある。
【0016】
この発明の第6の目的は、トナー搬送手段の駆動に連動して像担持体が逆転し、像担持体まわりでトナー落ちを生ずるおそれをなくすことにある。
【0017】
この発明の第7の目的は、作像動作終了後はいつでもトナー落ちを生ずることなく、画像形成装置本体からクリーニング装置を取り出すことにある。
【0018】
この発明の第8の目的は、画像形成装置本体からクリーニング装置を取り出すときのトナー落ちを一層確実に防止することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の発明は、上記第1の目的を達成すべく、
画像形成装置本体に対して取り出し可能に取り付け、
像担持体表面から残トナーを除去し、その除去したトナーをトナー搬送手段で外部に排出するとともに、
トナー搬送手段が動作されることによって、トナーを外部に排出する第1の動作と内部に戻す第2の動作を行うことを可能とするクリーニング装置において、
クリーニング装置の着脱動作に連動してトナー排出口を開閉するシャッタを有し、
画像形成装置本体から取り出して取っ手を持ってぶら下げたとき、重力により傾き、トナー搬送手段の部位のうちもっともトナー排出口に近い部位が、他の部位より高くなるように、筐体に取っ手を設けることを特徴とする。
【0021】
請求項2に記載の発明は、上記第3の目的を達成すべく、プロセスカートリッジにあって、請求項1に記載のクリーニング装置を備える、ことを特徴とする。
【0022】
請求項3に記載の発明は、上記第4の目的を達成すべく、画像形成装置にあって、請求項1に記載のクリーニング装置を備える、ことを特徴とする。
【0024】
請求項4に記載の発明は、上記第6の目的を達成すべく、請求項3に記載の画像形成装置において、像担持体の駆動と切り離してトナー搬送手段を駆動する、ことを特徴とする。
【0025】
請求項5に記載の発明は、上記第7の目的を達成すべく、請求項3に記載の画像形成装置において、一度の作像動作を終了するごとに第2の動作を行う、ことを特徴とする。
【0026】
請求項6に記載の発明は、上記第8の目的を達成すべく、請求項5に記載の画像形成装置において、一度の作像動作を終了するごとに、第1の動作を行った後、第2の動作を行う、ことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。
図1には、画像形成装置の一例であるレーザ複写機を示し、その内部機構の全体概略構成を示す。
【0028】
図中符号10は、複写機装置本体(画像形成装置本体)である。複写機装置本体10内には、ドラム状の感光体(像担持体)11を設け、そのまわりに帯電装置12、現像装置13、転写・搬送装置14、クリーニング装置15などを配置する。
【0029】
そして、この例では、それらのうち感光体11、帯電装置12、現像装置13、クリーニング装置15などを1つのカートリッジケース41内に収納してプロセスカートリッジ40を構成し、複写機装置本体10に対してそれらを一括して着脱自在としてメンテナンス性を向上する。そのプロセスカートリッジ40の上には、書込み装置16を設ける。
【0030】
プロセスカートリッジ40の図中左側には、それと平行に定着装置17を配置する。定着装置17には、熱源で加熱する定着ローラ18と、その定着ローラ18に下方から押し当てる加圧ローラ19を設ける。
【0031】
また、装置本体10内の上部には、原稿読取装置20を備える。原稿読取装置20内には、光源a、複数のミラーb、結像レンズc、CCD等の撮像素子dなどを設置する。
【0032】
一方、装置本体10内の下部には、両面ユニット22と給紙カセット23を上下二段に備える。両面ユニット22および給紙カセット23からは、各々排紙路を設け、各排紙路を介して感光体11の下方へとのびる給紙路24へと通ずるようにする。両面ユニット22へは、定着装置17出口からのびる排紙路25途中から分岐して反転路26を形成してなる。
【0033】
そのような装置本体10の上面には、コンタクトガラス27を設置する。そのコンタクトガラス27を被うように、装置本体10上には、自動原稿給紙装置(ADF)28を開閉自在に取り付けてなる。
【0034】
ところで、このような装置本体10の右側面には、手差し用紙を給紙路24に案内する手差しトレイ29を開閉自在に設ける。他方、装置本体10の左側面には、排紙路25を通して排出する用紙を受けるソータ30を取り付ける。そして、装置本体10を給紙テーブル31上に載置してなる。給紙テーブル31内には、給紙カセット23を多段に備える。
【0035】
さていま、このレーザ複写機を用いてコピーを取るときは、自動原稿給紙装置28に原稿をセットし、または自動原稿給紙装置28を開いてコンタクトガラス27上に直接原稿をセットする。そして、不図示のスタートスイッチを押し、自動原稿給紙装置28を駆動してコンタクトガラス27上に搬送した原稿を、またはあらかじめコンタクトガラス27上に原稿をセットしたときは、そのセットしてある原稿を原稿読取装置20で読み取る。
【0036】
同時に、適宜のタイミングで給紙ローラ33を回転し、装置本体10および給紙テーブル31内に多段に備える複数の給紙カセット23中の対応する給紙カセット23内から、用紙を繰り出し、給紙路24に入れて搬送ローラ34で搬送し、レジストローラ35に突き当てて止める。そして、感光体11上の画像にタイミングを合わせて該レジストローラ35を回転し、感光体11の下方へと送り込む。
【0037】
または、手差し給紙部にある給紙ローラ36を回転して、開いた手差しトレイ29上にセットした手差し用紙を給紙路24へと入れ、同じくレジストローラ35で感光体11上の画像にタイミングを合わせて該感光体11の下方へと送り込む。
【0038】
他方、不図示のスタートスイッチを押したとき、同時に適宜のタイミングで感光体11を図中時計方向に回転する。そして、その感光体11の回転とともに、まず帯電装置12で表面を一様に帯電し、次いで上述した原稿読取装置20で読み取った読取り内容に応じ、レーザ光Lを照射して書込み装置16で書込みを行い、感光体11の表面に静電潜像を形成し、そののち現像装置13でトナーを付着してその静電潜像を可視像化する。
【0039】
それから、上述したごとく感光体11の下方へと送り込んだ用紙に、転写・搬送装置14で感光体11上の画像を転写する。画像転写後の感光体11は、クリーニング装置15で残トナーを除去して表面を清掃し、次の同様な画像形成に備える。
【0040】
一方、画像転写後の用紙は、転写・搬送装置14で搬送して定着装置17に入れ、定着ローラ18と加圧ローラ19とで熱と圧力とを加えて転写画像を定着する。その後、排紙路25を通してソータ30に仕分けして排出する。
【0041】
用紙の表裏両面に画像を記録するときには、排紙路25から反転路26に入れ、両面ユニット22で反転して再び給紙路24に入れ、転写・搬送装置14で用紙の裏面にも、別途感光体11上に形成した画像を転写して後、その転写画像を定着装置17で定着してソータ30に排出する。
【0042】
図2には、プロセスカートリッジ40内の構成を示す。
【0043】
図示レーザ複写機では、帯電装置12に帯電ローラ42を用いる。現像装置13には、現像ローラ43を設ける。
【0044】
クリーニング装置15には、筐体44に取り付けるクリーニングホルダ45で支持して、クリーニング部材であるクリーニングブレード46を設ける。クリーニングブレード46は、先端を感光体11の周面に押し当てる。感光体11の回転方向において、クリーニングブレード46の押し当て位置の上流には、すくいシート47の先端を押し当てる。すくいシート47は、マイラ製等で、基端を筐体44に取り付ける。クリーニング装置15には、また、筐体44の下部にトナー搬送手段48を設ける。
【0045】
トナー搬送手段48は、筐体44の下部に、スクリュ状やコイル状などのトナー搬送部材50を通し、一端をトナー漏れのないようにシールして筐体44の一側面から外部に突出し、そこに取り付ける不図示のギヤに駆動源からの駆動力を伝達して正逆回転可能とする。
【0046】
図3には、クリーニング装置15の外観を示す。
この図3から判るとおり、筐体44は、細長な箱型形状をなし、その他側面44bの下部から連結管51を突出する。連結管51は、先端寄りにトナー排出口52を下向きに設ける。そして、その連結管51に、トナー搬送部材50の他端を入れてトナー排出口52までのばす。
【0047】
筐体44には、また、上面に取っ手54を設ける。そして、その取っ手54を持ってぶら下げたとき、重力により傾き、一側面44a側が下方に、他側面44b側が上方になるようにし、トナー搬送手段48のトナー搬送部材50の部位のうちもっともトナー排出口52に近い部位が、他の部位よりも高くなるように設ける。
【0048】
図4には、複写機装置本体10にプロセスカートリッジ40をセットしてクリーニング装置15を取り付けたときの状態を示す。
このときは、連結管51を介してクリーニング装置15を廃トナータンク55に連結し、トナー排出口52を廃トナータンク55の入口56に合わす。
【0049】
そして、作像中は、感光体11の回転とともに、クリーニングブレード46で掻き落として感光体11上の残トナーを除去する。除去したトナーは、すくいシート47で外部に漏れることを阻止しながら筐体44内に収納する。筐体44内のトナーは、トナー搬送部材50の正転により連結管51内を通してトナー排出口52へと搬送し、トナー排出口52から外部に排出して入口56から廃トナータンク55内に回収する。
【0050】
さて、この発明では、トナー搬送手段48が、このようにトナー搬送部材50を正転してトナーを外部に排出する第1の動作を行うとともに、トナー搬送部材50を逆転してトナーを内部に戻す第2の動作を行うことを可能とする。そして、一度の作像動作を終了するごとに第2の動作を行う。
【0051】
このようにすると、通常使用している状態ではトナーはトナー排出経路に充満しているが、第2の動作を行うことによってトナー排出経路のトナーをクリーニング装置15内に戻し、特にトナー排出口52付近のトナーをクリーニング装置15側に戻すことにより、廃トナータンク55から連結管51を離して複写機装置本体10からクリーニング装置15を取り出すときのトナー落ちを防止することができる。一度の作像動作を終了するごとに第2の動作を行うから、作像動作終了後はいつでもトナー落ちを生ずることなく、複写機装置本体10からクリーニング装置15を取り出すことができる。
【0052】
このとき、一度の作像動作を終了するごとに、第1の動作を行って後、第2の動作を行うようにすると、第1の動作を行ってクリーニング装置15内のトナーをできる限りトナー排出口52から排出してクリーニング装置15内のトナーを少なくしてから、第2の動作を行ってトナー排出口52まわりのトナーをクリーニング装置15側に戻し、複写機装置本体10からクリーニング装置15を取り出すときのトナー落ちを一層確実に防止することができる。
【0053】
なお、トナー搬送手段48を、感光体11の駆動と切り離して駆動し得るようにすると、感光体11を停止したままの状態で、トナー搬送手段48が第2の動作を行うことを可能とし、トナー搬送手段48の第2の動作に連動して感光体11が逆転し、例えばクリーニングブレード46の先端エッジに溜まったトナーや紙粉などの異物が、すくいシート47を通過してトナー落ちを生ずるおそれをなくすことができる。
【0054】
図5には、上述したクリーニング装置15のトナー排出口52をシャッタ60で塞ぐ場合を示す。
【0055】
この図5に示す例では、シャッタ60をU字管状につくり、その両側上部には上端縁に沿って直線溝62を対向して設けるとともに、一端縁から下向きに突起63を突出する。一方、連結管51の外周には、コイルスプリング等の付勢部材64を巻き付けるとともに、両側にガイド突部65を設ける。
【0056】
図6には、連結管51へのシャッタ60の取り付け状態を示す。
【0057】
シャッタ60の両側を押し開き、図6に示すとおり、両側の直線溝62にガイド突部65を入れ、連結管51にスライド自在にシャッタ60を取り付け、付勢部材64で付勢して不図示のストッパに突き当てて止め、シャッタ60でトナー排出口52を塞ぐ。
【0058】
図7には、複写機装置本体10にクリーニング装置15を取り付けたときのシャッタ60の状態を示す。
【0059】
複写機装置本体10にクリーニング装置15を取り付けるときは、図示するごとく、突起63が廃トナータンク55の段差部壁面66に突き当たり、付勢部材64に抗して壁面66でシャッタ60をスライドして押し開き、トナー排出口52を廃トナータンク55の入口56に合わす。
【0060】
このようなシャッタ60を設けると、複写機装置本体10からクリーニング装置15を取り出したとき、付勢部材64の付勢力でシャッタ60をスライドしてそのシャッタ60でトナー排出口52を塞ぎ、トナー排出口52からのトナー落ちをより一層確実に防止することができる。
【0061】
ところで、上述した図示例では、ドラム状の感光体11の表面から残トナーを除去し、その除去したトナーをトナー搬送手段48で外部に排出して廃トナータンク55に回収する場合について説明した。しかし、ドラム状の感光体に限らず、ベルト状の感光体の表面を清掃するクリーニング装置にも、当然同様に適用することができるし、感光体に限らず、感光体のトナー画像をいったん転写する中間転写体の表面を清掃するクリーニング装置にも、同様に適用することができる。また、除去したトナーをトナー搬送手段48で外部に排出して廃棄のため廃トナータンク55に回収する場合に限らず、リサイクルのため現像装置に戻す場合にも、もちろん同様に適用することができる。
【0062】
さらに、上述した図示例では、クリーニング装置15を備えてプロセスカートリッジ40を構成し、複写機装置本体10に対してそのプロセスカートリッジ40を着脱自在としたが、プロセスカートリッジを構成せず、複写機装置本体10に対してクリーニング装置を直接着脱自在とする場合にも、同じように適用することができる。
【0063】
クリーニング装置やプロセスカートリッジは、図示例のように1つの場合に限らず、カラー画像形成装置のように複数備える場合にも、同様に適用することができる。このような場合には、個々のクリーニング装置やプロセスカートリッジを取り出すときのトナー落ちを防止することができ、画像形成装置全体でメンテナンス性を大幅に改善することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したとおり、請求項1に記載の発明によれば、像担持体表面から残トナーを除去し、その除去したトナーをトナー搬送手段で外部に排出するクリーニング装置において、トナー搬送手段が、トナーを外部に排出する第1の動作と内部に戻す第2の動作を行うことを可能とするので、通常使用している状態では第1の動作を行い、トナーはトナー排出経路に充満しているが、第2の動作を行うことによってトナーをクリーニング装置内に戻し、画像形成装置本体からクリーニング装置を取り出すときのトナー落ちを防止することができる。
【0065】
加えて、画像形成装置本体からクリーニング装置を取り出して取っ手を持ってぶら下げたとき、クリーニング装置が重力により傾き、トナー搬送手段の部位のうちもっともトナー排出口に近い部位が、他の部位より高くなるように、クリーニング装置の筐体に取っ手を設けるので、画像形成装置本体からクリーニング装置を取り出した後も、トナー排出口からのトナー落ちを防止することができる。
【0066】
請求項2に記載の発明によれば、プロセスカートリッジにあって、請求項1に記載のクリーニング装置を備えるので、上述した各効果を有するクリーニング装置を備えるプロセスカートリッジを提供することができる。
【0067】
請求項3に記載の発明によれば、画像形成装置にあって、請求項1に記載のクリーニング装置を備えるので、上述した各効果を有するクリーニング装置を備える画像形成装置を提供することができる。
【0069】
請求項4に記載の発明によれば、像担持体の駆動と切り離してトナー搬送手段を駆動するので、同様に画像形成装置本体からクリーニング装置を取り出すときのトナー落ちを防止することができるとともに、像担持体を停止したままの状態で、トナー搬送手段が第2の動作を行うことを可能とし、トナー搬送手段の第2の動作に連動して像担持体が逆転し、例えばクリーニングブレードの先端エッジに溜まったトナーや紙粉などの異物が、すくいシートを通過して像担持体まわりでトナー落ちを生ずるおそれをなくすことができる。
【0070】
請求項5に記載の発明によれば、一度の作像動作を終了するごとに第2の動作を行うので、同様に画像形成装置本体からクリーニング装置を取り出すときのトナー落ちを防止することができるとともに、作像動作終了後はいつでもトナー落ちを生ずることなく、画像形成装置本体からクリーニング装置を取り出すことができる。
【0071】
請求項6に記載の発明によれば、一度の作像動作を終了するごとに、第1の動作を行った後、第2の動作を行うので、請求項5に記載の発明の効果に加えて、第1の動作を行ってクリーニング装置内のトナーをできる限りトナー排出口から排出してクリーニング装置内のトナーを少なくしてから、第2の動作を行ってトナー排出口まわりのトナーをクリーニング装置内に戻すことにより、画像形成装置本体からクリーニング装置を取り出すときのトナー落ちを一層確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例であるレーザ複写機で、その内部機構の全体概略構成図である。
【図2】そのレーザ複写機に備えるプロセスカートリッジ内の部分拡大構成図である。
【図3】そのプロセスカートリッジに備えるクリーニング装置の外観斜視図である。
【図4】複写機装置本体にプロセスカートリッジをセットしてクリーニング装置を取り付けたときの状態説明斜視図である。
【図5】クリーニング装置のトナー排出口をシャッタで塞ぐ場合の分解斜視図である。
【図6】クリーニング装置の連結管に対するシャッタの取り付け状態を示す側面図である。
【図7】複写機装置本体にクリーニング装置を取り付けたときのシャッタの状態を示す側面図である。
【符号の説明】
11 感光体(像担持体)
15 クリーニング装置
40 プロセスカートリッジ
48 トナー搬送手段
50 トナー搬送部材
52 トナー排出口
54 取っ手
Claims (6)
- 画像形成装置本体に対して取り出し可能に取り付け、
像担持体表面から残トナーを除去し、その除去したトナーをトナー搬送手段で外部に排出するとともに、
前記トナー搬送手段が動作されることによって、トナーを外部に排出する第1の動作と内部に戻す第2の動作を行うことを可能とするクリーニング装置において、
前記クリーニング装置の着脱動作に連動してトナー排出口を開閉するシャッタを有し、
画像形成装置本体から取り出して取っ手を持ってぶら下げたとき、重力により傾き、前記トナー搬送手段の部位のうちもっとも前記トナー排出口に近い部位が、他の部位より高くなるように、筐体に前記取っ手を設けることを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項1に記載のクリーニング装置を備えることを特徴とする、プロセスカートリッジ。
- 請求項1に記載のクリーニング装置を備えることを特徴とする、画像形成装置。
- 前記像担持体の駆動と切り離して前記トナー搬送手段を駆動することを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
- 一度の作像動作を終了するごとに前記第2の動作を行うことを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
- 一度の作像動作を終了するごとに、前記第1の動作を行った後、前記第2の動作を行うことを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
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