JP2007271754A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レーザプリンタの上下方向寸法の小型化を図りつつ、十分な量の廃トナーを蓄えることができようにする。
【解決手段】 廃トナー圧送ポンプ機構110にて収容空間106内の廃トナーを圧縮する。これにより、廃トナー収容部105の底壁部109のうち廃トナー収容部105の入口部107から連なる部位が略水平方向に延びるようにして収容空間106を水平方向に拡がる空間としても、廃トナー収容部105に十分な量の廃トナーを蓄えることができるので、レーザプリンタの上下方向寸法の小型化を図りつつ、十分な量の廃トナーを蓄えることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置は、周知のごとく、記録紙やOHPシート等の記録シートにトナー(現像剤)を転写することにより記録シートに画像を形成していくものであるが、供給されたトナーの一部は、感光ドラムや搬送ベルトに付着して不要なトナー(廃トナー)となってしまう。
そして、搬送ベルト等に廃トナーが付着したままで印刷(画像形成)を行うと、記録シートの裏面側に搬送ベルトに付着していた廃トナーが再転写されてしまい、記録シートにユーザが意図していない不要な画像が形成されてしまう。
そこで、通常、廃トナーを回収して収容する廃トナー回収容器を設けることにより、記録シートにユーザが意図していない不要な画像が形成されてしまうことを防止している(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−62919号公報
ところで、廃トナー回収容器の容積が大きいほど、廃トナー回収容器に多量の廃トナーを蓄えることができるので、回収容器の交換頻度を少なくでき、ユーザにとって使い勝手は向上する。しかし、容積が大きい回収容器を画像形成装置に収納するためには画像形成装置を大型化する必要があるので、ユーザにとって好適なサイズよりも大きくなってしまう。
また、画像形成装置の上下寸法に着目し、廃トナー回収容器の上下方向寸法を小さく保ったままで所定以上の容積を確保するために廃トナー回収容器の回収空間を水平方向に拡がるような扁平空間とし、かつ、特許文献1に記載の発明のごとく、廃トナー回収容器の入口部に配設された搬送ローラにて、回収された廃トナーを単純に廃トナー回収容器に向けて搬送しても、廃トナー回収容器内の奥まで廃トナーを搬送することは難しい。
つまり、特許文献1に記載の発明において、所定以上の容積を確保しつつ、廃トナー回収容器の上下方向寸法を小さくすべく、廃トナー回収容器の回収空間を水平方向に拡がるような扁平空間とすると、廃トナー回収容器の一部に廃トナーを蓄積できないデッドスペースが発生してしまう。
その結果、廃トナー回収容器の容積に対する実際に蓄えられている廃トナー量の割合(体積効率)が小さくなってしまうので、十分な量の廃トナーを蓄えようとすると、廃トナー回収容器の上下方向寸法を大きくして必要な容積を確保せざるを得ない。
したがって、特許文献1に記載の発明では、十分な量の廃トナーを蓄えるためには、廃トナー回収容器をデッドスペース分だけ余分に大きくせざるを得ないので、廃トナー回収容器の大型化、つまり画像形成装置が大型化してしまうという問題が発生してしまう。
本発明は、上記点に鑑み、画像形成装置の上下方向寸法の小型化を図りつつ、十分な量の廃トナーを蓄えることができようにすることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、記録シートにトナーを転写することにより、記録シートに画像を形成する電子写真方式の画像形成装置であって、廃トナーが収容される収容空間(106)を構成する廃トナー収容部(105)と、収容空間(106)外に配設されて廃トナーを収容空間(106)に向けて搬送するとともに、収容空間(106)内に収容された廃トナーを圧縮することができる廃トナー圧送ポンプ機構(110)とを具備し、廃トナー収容部(105)の底壁部(109)のうち廃トナー収容部(105)の入口部(107)から連なる部位は、略水平方向に延びていることを特徴とする。
これにより、本発明では、収容空間(106)内の廃トナーを圧縮しながら廃トナーを廃トナー収容部(105)に蓄えていくことができるので、廃トナー収容部(105)の底壁部(109)のうち廃トナー収容部(105)の入口部(107)から連なる部位が略水平方向に延びるようにして収容空間(106)を水平方向に拡がる空間としても、廃トナー収容部(105)の容積いっぱいに、隙間なく詰めて廃トナーを蓄えることができる。さらに廃トナーを圧縮することで充填効率を向上できるので、圧縮しない場合に比べて、より大量の廃トナーを蓄えることができる。
したがって、本発明では、画像形成装置の上下方向寸法の小型化を図りつつ、十分な量の廃トナーを蓄えることができる。
また、請求項2に記載の発明では、廃トナー圧送ポンプ機構(110)は、略楕円状の断面形状を有し、この断面に対して直交する回転軸周りに回転する楕円ロータ(111)、入口部(107)から連なる第1壁面(112)及び第1壁面(112)と交差する方向に延びる第2壁面(113)を有し、楕円ロータ(111)を囲むように設けられたロータハウジング部(114)、並びに楕円ロータ(111)の回転中心に対して入口部(107)側から楕円ロータ(111)の外周面に摺動可能に接触して廃トナー圧送ポンプ機構(110)から吐出された廃トナーが収容空間(106)外に排出されてしまうことを防止する、弾性変形可能な板状のリードバルブ(115)を備えて構成されていることを特徴とする。
そして、請求項2に記載の発明では、リードバルブ(115)は、楕円ロータ(111)の回転中心に対して入口部(107)側から楕円ロータ(111)に接触しているので、収容空間(106)の内側から外側に向かうような力がリードバルブ(115)に作用すると、そのリードバルブ(115)に作用する力によって、リードバルブ(115)と楕円ロータ(111)との接触面圧が上昇する。
したがって、圧縮された廃トナーによって収容空間(106)内の圧力が上昇してリードバルブ(115)を開く向きの力がリードバルブ(115)に作用しても、リードバルブ(115)が開いてしまうことを確実に防止できるので、収容空間(106)内の廃トナーを圧縮しても、リードバルブ(115)を閉じた状態を保持(維持)することができ、廃トナーが収容空間(106)外に漏れてしまうことを確実に防止できる。
これに対して、特許文献1に記載の発明では、特許文献1の図6に示されるように、薄層スポンジ層34(本発明のリードバルブに相当)が、搬送ローラ31(本発明の楕円ロータに相当)の回転中心に対して入口部と反対側から搬送ローラ31に接触しているので、回収空間30a(本発明の収容空間(106)に相当)の内側から外側に向かうような力が薄層スポンジ層34に作用すると、薄層スポンジ層34には、薄層スポンジ層34を搬送ローラ31から離隔させるような力が作用する。
つまり、特許文献1に記載の発明では、回収空間30a内の圧力が上昇すると、薄層スポンジ層34と搬送ローラ31とが離隔して廃トナーが回収空間30a外に漏れ出してしまうので、特許文献1に記載の発明は、その構造上、回収空間30a内に溜まった廃トナーを圧縮することはできない。
したがって、請求項2に記載の発明は、特許文献1に記載の発明により収容空間(106)の容積及び上下方向寸法を小さくしても、特許文献1に記載の発明より多くの廃トナーを蓄えることができる。
また、請求項2に記載の発明では、楕円ロータ(111)の長径部分で押されるようにして廃トナーが圧送されるので、楕円ロータ(111)が1回転すると、2回、廃トナーが圧送されることとなる。
これに対して、例えば偏心した真円ロータを回転させるローリングピストン型のポンプ機構では、真円ロータが1回転すると、1回、廃トナーが圧送されることとなるので、請求項2に記載の廃トナー圧送ポンプ機構(110)に比べて効率が低い。したがって、請求項2に記載の発明では、効率よく廃トナーを回収することができる。
請求項3に記載の発明では、第1壁面(112)と楕円ロータ(111)との最小隙間寸法(L1)は、0.3mm以上、2mm以下であることを特徴とする。
第1壁面(112)と楕円ロータ(111)との最小隙間寸法(L1)を請求項3に記載の範囲にすると、第1壁面(112)と楕円ロータ(111)との隙間が広すぎるために廃トナーが残存してポンプ効率を低下させることがない。また、第1壁面(112)と楕円ロータ(111)との隙間が狭すぎるために固まり状の廃トナーや異物などを噛み込んで楕円ロータ(111)の回転が停止したりすることもない。そのため、後述する図4に示すように、効率よく廃トナーを回収することができる。
請求項4に記載の発明では、第2壁面(113)と楕円ロータ(111)との最小隙間寸法(L2)は、0.3mm以上、1.4mm未満であることを特徴とする。
第2壁面(113)と楕円ロータ(111)との最小隙間寸法(L2)を請求項4に記載の範囲にすると、第2壁面(113)と楕円ロータ(111)との隙間が広すぎるために廃トナーが残存してポンプ効率を低下させることがない。また第2壁面(113)と楕円ロータ(111)との隙間が狭すぎるために固まり状の廃トナーや異物などを噛み込んで楕円ロータ(111)の回転が停止したりすることもない。そのため、後述する図6に示すように、効率よく廃トナーを回収することができる。
請求項5に記載の発明では、第2壁面(113)の先端の幅寸法(L3)は、1mm未満であることを特徴とする。
第2壁面(113)の先端の幅寸法(L3)が1mm以上あると、廃トナーが第2壁面(113)の先端に積みあがり、やがて上方のクリーニングシャフト(102)に接触して汚染してしまう。
第2壁面(113)の先端の幅寸法(L3)を請求項4に記載の範囲にすることにより、後述する図6に示すように、廃トナーが第2壁面(113)の先端に積みあがるのを防ぐことができる。
ところで、請求項5に記載の発明からも明らかなように、第2壁面(113)の先端の幅寸法(L3)は小さいほどよい。
しかし、第1壁面(112)及び第2壁面(113)を型成形法にて一体成形すると、製造上の制約から第2壁面(113)全体の厚みを薄くすることは難しい。
この製造上の問題に対して、第2壁面(113)先端のみを別部品として製造し、この別部品を第2壁面(113)の先端側に組み付けることにより、第2壁面(113)の先端の幅寸法(L3)を小さくする手段が考えられるが、この手段では、画像形成装置の部品点数及び組み立て工数が増大するので、画像形成装置の製造原価上昇を招いてしまう。
これに対して、請求項6に記載の発明では、第2壁面(113)の少なくとも先端側には、先端側に向かうほど幅寸法(L3)が小さくなるテーパ部(116)が設けられていることを特徴としているので、第2壁面(113)の先端の幅寸法(L3)を小さくしながら、第1壁面(112)及び第2壁面(113)を型成形法にて一体成形することができる。
したがって、画像形成装置(ロータハウジング部(114))の製造原価上昇を招くことなく、効率よく廃トナーを回収することができる。
ところで、後述する図5に示すように、第2壁面(113)のうち楕円ロータ(111)と対向する面を楕円ロータ(111)から離れるように傾けると、楕円ロータ(111)が回転しても第2壁面(113)に寄り添うように堆積した廃トナーの固まりが崩れないので、効率よく廃トナーを回収することができない。
したがって、効率よく廃トナーを回収するには、第2壁面(113)のうち楕円ロータ(111)と対向する面を楕円ロータ(111)に近づくように傾ければよいが、第2壁面(113)を型成形法にて一体成形する場合において、第2壁面(113)のうち楕円ロータ(111)と対向する面が楕円ロータ(111)に近づくように傾いていると、第2壁面(113)を単純に上下方向に型抜きできないので、金型構造が複雑になり、画像形成装置(ロータハウジング部(114))の製造原価上昇を招いてしまう。
これに対して、請求項7に記載の発明のごとく、第2壁面(113)のうち楕円ロータ(111)と対向する面を鉛直方向と略平行とすれば、廃トナーの回収効率を低下させることなく、第2壁面(113)の上下方向に容易に金型を抜くことができる。
したがって、画像形成装置(ロータハウジング部(114))の製造原価上昇を招くことなく、効率よく廃トナーを回収することができる。
請求項8に記載の発明では、第2壁面(113)の上方側に回転可能に配設され、外周面に廃トナーが付着するクリーニングシャフト(102)と、クリーニングシャフト(102)の外周面に付着した廃トナーを掻き落とす剥離ブレード(103)とを具備し、第2壁面(113)の先端からクリーニングシャフト(102)の外周面までの距離(L4)は、1.5mm以上であることを特徴とする。
これにより、後述する図6に示すように、効率よく廃トナーを回収することができる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段に限定されるものではない。
本実施形態は本発明に係る電子写真方式の画像形成装置を、コンピュータに接続されて使用される、いわゆるレーザプリンタに適用したものであり、以下に本実施形態を図面と共に説明する。
1.レーザプリンタの外観構成
図1はレーザプリンタ1の要部を示す側断面図であり、このレーザプリンタ1は、紙面上側を重力方向上方側として設置され、通常、紙面右側を前側として使用される。
そして、レーザプリンタ1の筐体3は略箱状(立方体状)に形成されており、この筐体3の上面側には、印刷を終えて筐体3から排出される用紙やOHPシート等(以下、単に用紙という。)が載置される排紙トレイ5が設けられている。
なお、本実施形態では、筐体3の内側には、金属又は樹脂等からなるフレーム部材が設けられており、後述する現像トナーカートリッジ70や定着ユニット80等は、筐体3の内側に設けられたフレーム部材(図示せず。)に着脱可能に組み付けられている。
2.レーザプリンタの内部構成の概略
画像形成部10は用紙に画像を形成する画像形成手段であり、フィーダ部20は、画像形成部10に用紙を供給する搬送手段の一部を構成するものであり、搬送機構30は、画像形成部10を構成する4つの現像トナーカートリッジ70K、70Y、70M、70Cに用紙を搬送する搬送手段である。
なお、画像形成部10にて画像形成が終了した用紙は、中間搬送ローラ90及び排出シュート(図示せず。)にてその搬送方向が上方側に略180°転向された後、排出ローラ91により排出部7から排紙トレイ5に排出される。
2.1.フィーダ部
フィーダ部20は、筐体3の最下部に収納された給紙トレイ21、給紙トレイ21の前端部上方に設けられて給紙トレイ21に載置された用紙を画像形成部10に給紙(搬送)する給紙ローラ22、及び用紙に所定の搬送抵抗を与えることにより給紙ローラ22により給紙される用紙を1枚毎に分離する分離パッド23等を有して構成されている。
そして、給紙トレイ21に載置されている用紙は、筐体3内の前方側にてUターンするようにして、筐体3内の略中央部に配設された画像形成部10に搬送される。このため、給紙トレイ21から画像形成部10に至る用紙の搬送経路のうち、略U字状に転向する部位には、略U字状に湾曲しながら画像形成部10に搬送される用紙に搬送力を与える搬送ローラ24が配設されている。
また、用紙を挟んで搬送ローラ24と対向する部位には、用紙を搬送ローラ24側に押さえ付ける加圧ローラ25が配設されており、この加圧ローラ25は、コイルバネ(図示せず。)等の弾性手段にて搬送ローラ24側に押圧されている。
そして、搬送ローラ24よりも用紙搬送方向下流側には、搬送ローラ24により搬送されてくる用紙の先端に接触することでその用紙の斜行を補正した後、その用紙をさらに画像形成部10へ向けて搬送するレジストローラ26、及びレジストローラ26に対向配置されたレジストコロ27が設けられている。なお、レジストコロ27はコイルバネ(図示せず。)等の弾性手段にてレジストローラ26側に押圧されている。
2.2.搬送機構
搬送機構30は、画像形成部10の作動と連動して回転する駆動ローラ31、駆動ローラ31と離隔した位置に回転可能に配設された従動ローラ32、及び駆動ローラ31及び従動ローラ32間に巻き付けられた搬送ベルト33等から構成されている。
そして、搬送ベルト33が用紙を載せた状態で回転することにより、給紙トレイ21から搬送されてきた用紙は、4つの現像トナーカートリッジ70K、70Y、70M、70Cに順次搬送される。
また、ベルトクリーナ100は、搬送ベルト33の表面に付着したトナーを除去するクリーニング手段である。以下、ベルトクリーナ100の詳細を説明する。
2.2.1.ベルトクリーナの詳細
図2はベルトクリーナ100の拡大図であり、図3は図2のA部拡大図である。
図3中、クリーニングローラ101は、搬送ベルト33の表面に付着したトナーを搬送ベルト33から除去する除去手段であり、クリーニングシャフト102はクリーニングローラ101の表面に付着したトナーを廃トナー収容部105に搬送する廃トナー搬送手段である。
なお、本実施形態では、クリーニングローラ101は、搬送ベルト33の回転方向D1の回転方向と逆向きに回転しながら搬送ベルト33に接触することにより、搬送ベルト33に付着したトナーを擦り落とすようにしてトナーを除去する。
また、クリーニングシャフト102は、トナーが帯びている電荷と反対の電荷(本実施形態では、負電荷)が印加された状態でクリーニングローラ101の外表面に接触しながら回転することにより、クリーニングローラ101の表面に付着したトナーをクリーニングシャフト102に転写させるようにしてクリーニングローラ101から廃トナーを除去する。
そして、クリーニングシャフト102の表面に転写付着した廃トナーは、薄板状の剥離ブレード103によって掻き落とされた後、廃トナー圧送ポンプ機構110により廃トナー収容部105に搬送される。
なお、飛散防止ブレード104は、クリーニングシャフト102から掻き落とされた廃トナーがクリーニングローラ101側に飛散してしまうことを防止する飛散防止手段であり、この飛散防止ブレード104は、一端側がケーシング108の内壁に固定され、他端側がクリーニングシャフト102の外表面に摺動可能に接触した可撓性を有する薄膜(フィルム)状のものである。
また、廃トナー収容部105は、廃トナーが収容される収容空間106を構成するものであり、この収容空間106(廃トナー収容部105)の入口部107を挟んで収容空間106の外側には、廃トナーを収容空間106に向けて搬送するとともに、収容空間106内に収容された廃トナーを圧縮することができる廃トナー圧送ポンプ機構110が設けられている。
そして、廃トナー圧送ポンプ機構110は、回転することによりクリーニングシャフト102から掻き落とされた廃トナーを入口部107側に押し出す楕円ロータ111、楕円ロータ111を囲むように設けられたロータハウジング部114、及び収容空間106内に搬送された廃トナーが収容空間106外に逆流するように排出されてしまうことを防止するリードバルブ115等から構成されている。
そして、楕円ロータ111は、略楕円状の断面形状を有し、この断面に対して直交する回転軸周りに回転するものであり、ロータハウジング部114は、トナー収容部150の入口部107から連なって水平方向に延びる第1壁面112、及び第1壁面112と直交する方向に延びる第2壁面113から構成されている。
また、リードバルブ115は、楕円ロータ111の回転中心O1に対して入口部107側から楕円ロータ111の外周面に摺動可能に接触する弾性変形可能な薄板状のものである。
以上に説明した構成により、本実施形態に係る廃トナー圧送ポンプ機構110では、収容空間106の内側から外側に向かうような力がリードバルブ115に作用すると、そのリードバルブ115に作用する力によって、リードバルブ115と楕円ロータ111との接触面圧が上昇する。
このため、圧縮された廃トナーによって収容空間106内の圧力が上昇してリードバルブ115を開く向きの力がリードバルブ115に作用しても、リードバルブ115が開いてしまうことが確実に防止される。したがって、収容空間106内の廃トナーを圧縮して内圧が上昇した場合であってもリードバルブ115が開いてしまうことはないので、廃トナーが収容空間106外に漏れ出てしまうことはない。
ところで、廃トナー収容部105(収容空間106)の水平方向奥側(紙面左側)には、図2に示すように、収容空間106内に溜まった廃トナーが所定量以上となったか否かを判定する廃トナー量センサ120が設けられており、この廃トナー量センサ120は、収容空間106内に圧縮蓄積された廃トナーの圧力によってスイッチ部(図示せず。)が押圧されたときに信号を発するものである。
また、廃トナー量センサ120より入口部107側には、収容空間106を入口部107側と廃トナー量センサ120側とに仕切るように配設された弾性変形可能なフィルムドア121が配設されており、このフィルムドア121は、収容空間106のうち入口部107側に蓄積された廃トナーによる圧力が所定圧力以上となったときに、その圧力による押圧力を受けて開くように構成されている。
このため、本実施形態では、収容空間106に廃トナーが単に充満したのみでは、廃トナー量センサ120は作動せず、収容空間106内の廃トナーが圧縮されて内圧が所定圧力以上となったときに廃トナー量センサ120が作動する。
2.3.画像形成部
画像形成部10は、図1に示すように、スキャナ部60、現像トナーカートリッジ70及び定着器ユニット80等を有して構成されている。
本実施形態に係る画像形成部10はカラー印刷が可能な、いわゆるダイレクトタンデム方式のものである。そして、本実施形態では、用紙の搬送方向上流側からブラック、イエロー、マゼンダ、シアンの4色のトナー(現像剤)に対応した4つの現像トナーカートリッジ70K、70Y、70M、70Cが、用紙の搬送方向に沿って直列に並んで配設されている。
なお、4つの現像トナーカートリッジ70K、70Y、70M、70Cはトナーの色が異なるのみで、その他は同一である。そこで、4つの現像トナーカートリッジ70K、70Y、70M、70Cを総称して現像トナーカートリッジ70と記す。
2.3.1.スキャナ部
スキャナ部60は、筐体3内の上部に設けられて4つの現像トナーカートリッジ70K、70Y、70M、70Cそれぞれに設けられた感光ドラム71の表面に静電潜像を形成するものであり、具体的には、レーザ光源、ポリゴンミラー、fθレンズ及び反射鏡等から構成されている。
そして、画像データに基づいてレーザ光源から発光されるレーザビームは、ポリゴンミラーで偏向されて、fθレンズを通過した後、反射鏡によって光路が折り返された後、反射鏡によってさらに光路が下方に屈曲されることにより、感光ドラム71の表面上に照射され、静電潜像が形成される。
2.3.2.現像トナーカートリッジ
4つの現像トナーカートリッジ70K、70Y、70M、70Cはトナーの色が異なるのみで、その他は同一であるので、以下、現像トナーカートリッジ70Cを例にその構造を説明する。
現像トナーカートリッジ70は、スキャナ部60の下方側において着脱可能に筐体3内に配設されており、この現像トナーカートリッジ70は、感光ドラム71、帯電器72、及びトナー収容部74等を収納するケーシング75を有して構成されている。
なお、転写ローラ73は、搬送ベルト33を挟んで感光ドラム71と反対側にてフレーム部材に回転可能に支持されている。
そして、感光ドラム71は、用紙に転写される画像を担持する画像担持手段をなすもので、最表層がポリカーボネート等からなる正帯電性の感光層により形成される円筒状のものである。
帯電器72は、感光ドラム71の表面を帯電させる帯電手段をなすもので、感光ドラム71の後側斜め上方において、感光ドラム71と接触しないように所定間隔を有して感光ドラム71と対向配設されている。
なお、本実施形態に係る帯電器72は、タングステン等からなる帯電用ワイヤからコロナ放電を行うことにより感光ドラム71の表面に略均一に正電荷を帯電させるスコロトロン型帯電器を採用している。
転写ローラ73は、感光ドラム71と対向して配設されて転写ベルト33の回転と連動して回転し、用紙が感光ドラム71近傍を通過する際に、感光ドラム71に帯電した電荷と反対の電荷(本実施形態では、負電荷)を印刷面と反対側から用紙に作用させることにより、感光ドラム71の表面に付着したトナーを用紙の印刷面に転写させる転写手段をなすものである。
トナー収容部74は、トナーが収容されたトナー収容室74A、トナーを感光ドラム71に供給するトナー供給ローラ74B及び現像ローラ74C等を有して構成されている。
そして、トナー収容室74Aに収容されているトナーは、トナー供給ローラ74Bの回転によって現像ローラ74C側に供給され、さらに、現像ローラ74C側に供給されたトナーは、現像ローラ74Cの表面に担持されるとともに、層厚規制ブレード74Dにより担持されたトナーの厚みが所定の厚みにて一定(均一)となるよう調整された後、スキャナ部60にて露光された感光ドラム71の表面に供給される。
2.3.3.定着ユニット
定着ユニット80は、用紙の搬送方向において感光ドラム71より後流側に配設され、用紙に転写されたトナーを加熱溶融させて定着させるものであり、この定着ユニット80は、前記したフレーム部材に着脱可能に組み付けられている。
具体的には、定着ユニット80は、用紙の印刷面側に配設されてトナーを加熱しながら用紙に搬送力を付与する加熱ローラ81、及び用紙を挟んで加熱ローラ81と反対側に配設されて用紙を加熱ローラ81側に押圧する加圧ローラ82等を有して構成されている。
なお、加熱ローラ81は、現像ローラ74Cや搬送ベルト33等と同期して回転駆動され、一方、加圧ローラ82は、加熱ローラ81に接触する用紙を介して加熱ローラ81から回転力を受けて従動回転する。
2.3.4.画像形成作動の概略
画像形成部10においては、以下のようにして用紙に画像が形成される。
すなわち、感光ドラム71の表面は、その回転に伴って、帯電器72により一様に正帯電された後、スキャナ部60から照射されるレーザビームの高速走査により露光される。これにより、感光ドラム71の表面には、用紙に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ74Cの回転により、現像ローラ74C上に担持され、かつ、正帯電されているトナーが、感光ドラム71に対向して接触するときに、感光ドラム71の表面上に形成されている静電潜像、つまり、一様に正帯電されている感光ドラム71の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、感光ドラム71の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム71の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
その後、感光ドラム71の表面上に担持されたトナー像は、転写ローラ73に印加される転写バイアスによって用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は定着ユニット80に搬送されて加熱され、トナー像として転写されたトナーが用紙に定着して、画像形成が完了する。
3.本実施形態に係るレーザプリンタの特徴
本実施形態に係るベルトクリーナ100では、廃トナー圧送ポンプ機構110にて収容空間106内の廃トナーを圧縮することができるので、収容空間106内の廃トナーを圧縮しながら廃トナーを廃トナー収容部105に蓄えていくことができる。
したがって、図2及び図3に示すように、廃トナー収容部105の底壁部109(図3参照)のうち廃トナー収容部105の入口部107から連なる部位が略水平方向に延びるようにして収容空間106を水平方向に拡がる空間としても、廃トナー収容部105に十分な量の廃トナーを蓄えることができるので、本実施形態では、レーザプリンタ1の上下方向寸法の小型化を図りつつ、十分な量の廃トナーを蓄えることができる。
また、本実施形態に係るベルトクリーナ100では、圧縮された廃トナーによって収容空間106内の圧力が上昇しても、前述したようにリードバルブ115が閉じた状態が保持(維持)されるので、廃トナーが収容空間106外に漏れ出してしまうことがない。したがって、収容空間106の容積及び上下方向寸法を小さくしても、多くの廃トナーを蓄えることができる。
また、本実施形態に係る廃トナー圧送ポンプ機構110の楕円ロータ111では、楕円ロータ111の長径部分で押されるようにして廃トナーが圧送されるので、楕円ロータ111が1回転すると、2回、廃トナーが圧送されることとなる。
これに対して、例えば偏心した真円ロータを回転させるローリングピストン型のポンプ機構では、真円ロータが1回転すると、1回、廃トナーが圧送されることとなるので、本実施形態に係る廃トナー圧送ポンプ機構110に比べて効率が低い。
したがって、本実施形態に係るベルトクリーナ100では、効率よく廃トナーを回収することができる。
ところで、剥離ブレード103によってクリーニングシャフト102から掻き落とされた廃トナーは、図3に示すように、楕円ロータ111と第2壁面113との隙間に落下し、楕円ロータ111の回転に伴って入口部107に向けて送り出されるようにして搬送されるので、ロータハウジング部114、つまり第1壁面112及び第2壁面113と楕円ロータ111との最小寸法L1、L2が過度に大きくなると、送り出すことが可能な廃トナー量が減少し、ロータハウジング部114内に残存する廃トナーの量が増大して廃トナー圧送ポンプ機構110のポンプ効率が低下してしまう。
一方、ロータハウジング部114と楕円ロータ111との最小隙間寸法L1、L2が過度に小さくなると、楕円ロータ111とロータハウジング部114との隙間に固まり状の廃トナーや異物等が噛み込み易くなるので、楕円ロータ111の回転が停止してしまうといった不具合が発生するおそれが高くなる。
そこで、本実施形態では、後述するように、第1壁面112と楕円ロータ111との最小隙間寸法L1を0.3mm以上、2mm以下とすることにより、ポンプ効率の低下を抑制しつつ、廃トナー圧送ポンプ機構110に不具合が発生することを防止している。
また同様に、後述するように、第2壁面113と楕円ロータ111との最小隙間寸法L2を0.3mm以上、1.4mm未満とすることにより、ポンプ効率の低下を抑制しつつ、廃トナー圧送ポンプ機構110に不具合が発生することを防止している。
ところで、第2壁面113の上方側には、搬送ベルト33やクリーニングシャフト102等が配設されているため、第2壁面113の先端に廃トナーが堆積していくおそれがある。
そして、第2壁面113の先端に廃トナーが堆積すると、その堆積した廃トナーがロータハウジング部114外、つまり第2壁面113を挟んで楕円ロータ111と反対側に落下し、廃トナーを収容空間106に搬送することができなくなってしまう。
そこで、本実施形態では、後述するように、第2壁面113の先端の幅寸法L3を1mm未満の所定寸法に設定している。これにより、本実施形態では、第2壁面113を挟んで楕円ロータ111と反対側に落下し、廃トナーを収容空間106に搬送することができなくなってしまうことを防止できるので、効率よく廃トナーを回収することができる。
ところで、第2壁面113の先端に廃トナーが堆積していくことを防止するには、第2壁面113の先端の幅寸法L3が小さいほどよい。
しかし、本実施形態では、第1壁面112及び第2壁面113をインジェクション樹脂成形等の型成形法にて一体成形しているので、製造上の制約から第2壁面113の先端から根元までの略全体を薄く成形することは難しい。
この製造上の問題に対して、第2壁面113先端のみを別部品として製造し、この別部品を第2壁面113の先端側に組み付けることにより、第2壁面113の先端の幅寸法L3を小さくする手段が考えられるが、この手段では、ベルトクリーナ100の部品点数及び組み立て工数が増大するので、レーザプリンタ1の製造原価上昇を招いてしまう。
これに対して、本実施形態では、図3に示すように、第2壁面113の少なくとも先端側には、先端側に向かうほど幅寸法L3が小さくなるテーパ部116が設けられているので、第2壁面113の先端幅寸法L3を小さくしながら、第1壁面112及び第2壁面113を型成形法にて一体成形することができる。
したがって、本実施形態では、ベルトクリーナ100(ロータハウジング部114)の製造原価上昇を招くことなく、効率よく廃トナーを回収することができる。
ところで、第2壁面113のうち楕円ロータ111と対向する面を楕円ロータ111から離れるように傾けて、角度θ(図3参照)を90°より大きくすると、後述するように、楕円ロータ111が回転しても第2壁面113に寄り添うように堆積した廃トナーの固まりが崩れないので、効率よく廃トナーを回収することができない。
したがって、効率よく廃トナーを回収するには、第2壁面113のうち楕円ロータ111と対向する面を楕円ロータ111に近づくように傾けて角度θを90°より小さくすればよいが、第2壁面113を型成形法にて一体成形する場合において、第2壁面113のうち楕円ロータ111と対向する面が楕円ロータ111に近づくように傾いていると、第2壁面113を単純に上下方向に型抜きできないので、金型構造が複雑になり、ロータハウジング部114の製造原価上昇を招いてしまう。
これに対して、本実施形態では、第2壁面113と第1壁面112とを直交させて第2壁面113のうち楕円ロータ111と対向する面を鉛直方向と略平行としているので、廃トナーの回収効率を低下させることなく、第2壁面113を上下方向に容易に型抜きすることができる。
したがって、ロータハウジング部114の製造原価上昇を招くことなく、効率よく廃トナーを回収することができる。
ところで、クリーニングシャフト102の表面に付着した廃トナーは、剥離ブレード103にて掻き落とされるので、その掻き落とされた廃トナーが、第2壁面113を挟んで楕円ロータ111と反対側まで飛散し、廃トナーを収容空間106に搬送することができなくなってしまうおそれがある。
これに対しては、第2壁面113の先端からクリーニングシャフト102の外周面までの距離L4(図3参照)を小さくすればよいが、距離L4を過度に小さくすると、第2壁面113の先端に堆積した廃トナーの山がクリーニングシャフト102の外周面に接触する程度まで成長してしまうおそれがある。
そして、第2壁面113の先端に堆積した廃トナーの山がクリーニングシャフト102の外周面に接触する程度まで成長してしまうと、その成長した廃トナーの山が2壁面113を挟んで楕円ロータ111の反対側に崩れてしまうおそれが高いので、却って、廃トナーを収容空間106に搬送することができなくなってしまう。
そこで、本実施形態では、後述するように、第2壁面113の先端からクリーニングシャフト102の外周面までの距離L4を1.5mm以上とすることにより、掻き落とされた廃トナーが第2壁面113を挟んで楕円ロータ111の反対側まで飛散してしまうことを防止しつつ、第2壁面113の先端に堆積した廃トナーの山が大きく成長してしまうことを防止している。
なお、第2壁面113の先端からクリーニングシャフト102の外周面までの距離L4は、機能上、1.5mm以上であればよいが、距離L4が大きくなるとベルトクリーナ100の上下方向寸法が大きくなる。そこで、本実施形態では、ベルトクリーナ100の上下方向寸法及び寸法バラツキ等を考慮して、距離L4が1.5mm以上、2.5mm以下となるように設定している。
ところで、図4は、楕円ロータ111とロータハウジング部114との最小隙間寸法L1、L2、及び第1壁面112と第2壁面113との角度θをパラメータとして廃トナーの搬送状態を試験したときの試験結果を示す図表である。因みに、廃トナーを良好に搬送できたか否かの判定は目視に判断した。
また、図5は第1壁面112と第2壁面113との角度θをパラメータとして廃トナーの搬送状態を試験したときの試験結果を示す図表であり、図6は第2壁面113の先端の幅寸法L3、及び第2壁面113の先端からクリーニングシャフト102の外周面までの距離L4をパラメータとして廃トナーの搬送状態を試験したときの試験結果を示す図表である。
なお、図4〜図6においては、長径寸法が8mmの楕円ロータ111は試作品であり、長径寸法10mmの楕円ロータ111は量産試作品であり、楕円ロータ111の長径寸法は、上記寸法L1〜L3及び距離L4に影響を与えるパラメータではない。
また、本実施形態に係る楕円ロータ111は樹脂製であり、強度(曲げ剛性)上は、長径寸法が8mm以上あれば問題なく、量産試作品では、安全率を考慮して長径寸法を10mmとしている。
そして、図4に示すように、第1壁面112と楕円ロータ111との最小隙間寸法を前述のごとく、0.3mm以上、2mm以下とすれば、廃トナーを良好に搬送することができる。また、図6に示すように、第2壁面113と楕円ロータ111との最小隙間寸法L2を0.3mm以上、1.4mm未満とすれば、廃トナーを良好に搬送することができる。
また、図4及び図5に示すように、第1壁面112と第2壁面113との角度θを90°より大きくすると、前述のごとく、第2壁面113に寄り添うように堆積した廃トナーの固まりが崩れないので、楕円ロータ111とロータハウジング部114との最小隙間寸法L1、L2によらず、良好に廃トナーを搬送することができない。したがって、前述のごとく、第1壁面112と第2壁面113との角度θを90°とすれば、廃トナーを良好に搬送することができる。
また、図6に示すように、第2壁面113の先端の幅寸法L3を前述のごとく、1mm未満とすれば、第2壁面113の先端に廃トナーが堆積していくことを防止できるので、廃トナーを良好に搬送することができる。
また、図6に示すように、第2壁面113の先端からクリーニングシャフト102の外周面までの距離L4を前述のごとく、1.5mm以上とすれば、廃トナーを良好に搬送することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、楕円ロータ111にて廃トナー圧送ポンプ機構110を構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばローリングピストン型のポンプであってもよい。
また、上述の実施形態では、第1壁面112と第2壁面113の根元部とが直交した壁面を構成していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば第1壁面112と第2壁面113の根元部とが、楕円ロータ111の長径部の頂部が描く軌跡と略平行となるような滑らかな曲面にて構成されていてもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係るレーザプリンタ1の要部を示す側断面図である。 本発明の実施形態に係るベルトクリーナ100の拡大図である。 図2のA部拡大図である。 楕円ロータ111とロータハウジング部114との最小隙間寸法L1、L2、及び第1壁面112と第2壁面113との角度θをパラメータとして廃トナーの搬送状態を試験したときの試験結果を示す図表である。 第1壁面112と第2壁面113との角度θをパラメータとして廃トナーの搬送状態を試験したときの試験結果を示す図表である。 第2壁面113の先端の幅寸法L3、及び第2壁面113の先端からクリーニングシャフト102の外周面までの距離L4をパラメータとして廃トナーの搬送状態を試験したときの試験結果を示す図表である。
符号の説明
1…レーザプリンタ、3…筐体、5…排紙トレイ、7…排出部、
10…画像形成部、20…フィーダ部、21…給紙トレイ、22…給紙ローラ、
24…搬送ローラ、25…加圧ローラ、26…レジストローラ、
27…レジストコロ、30…搬送機構、31…駆動ローラ、32…従動ローラ、
33…搬送ベルト、60…スキャナ部、70…現像トナーカートリッジ、
71…感光ドラム、72…帯電器、73…転写ローラ、74…トナー収容部、
74A…トナー収容室、74B…トナー供給ローラ、74C…現像ローラ、
74D…層厚規制ブレード、75…ケーシング、80…定着ユニット、
81…加熱ローラ、82…加圧ローラ、91…排出ローラ、
100…ベルトクリーナ、101…クリーニングローラ、
102…クリーニングシャフト、103…剥離ブレード、
104…飛散防止ブレード、105…廃トナー収容部、106…収容空間、
107…入口部、108…ケーシング、109…底壁部、
110…廃トナー圧送ポンプ機構、111…楕円ロータ、112…第1壁面、
113…第2壁面、113…壁面、114…ロータハウジング部、
115…リードバルブ、116…テーパ部、120…廃トナー量センサ、
121…フィルムドア、150…トナー収容部。

Claims (8)

  1. 記録シートにトナーを転写することにより、記録シートに画像を形成する電子写真方式の画像形成装置であって、
    廃トナーが収容される収容空間を構成する廃トナー収容部と、
    前記収容空間外に配設されて廃トナーを前記収容空間に向けて搬送するとともに、前記収容空間内に収容された廃トナーを圧縮することができる廃トナー圧送ポンプ機構とを具備し、
    前記廃トナー収容部の底壁部のうち前記廃トナー収容部の入口部から連なる部位は、略水平方向に延びていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記廃トナー圧送ポンプ機構は、
    略楕円状の断面形状を有し、この断面に対して直交する回転軸周りに回転する楕円ロータ、
    前記入口部から連なる第1壁面及び前記第1壁面と交差する方向に延びる第2壁面を有し、前記楕円ロータを囲むように設けられたロータハウジング部、並びに
    前記楕円ロータの回転中心に対して前記入口部側から前記楕円ロータの外周面に摺動可能に接触して前記廃トナー圧送ポンプ機構から吐出された廃トナーが前記収容空間外に排出されてしまうことを防止する、弾性変形可能な板状のリードバルブを備えて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1壁面と前記楕円ロータとの最小隙間寸法は、0.3mm以上、2mm以下であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2壁面と前記楕円ロータとの最小隙間寸法は、0.3mm以上、1.4mm未満であることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2壁面の先端の幅寸法は、1mm未満であることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記第1壁面及び前記第2壁面は、型成形法にて一体成形されており、
    さらに、前記第2壁面の少なくとも先端側には、先端側に向かうほど幅寸法が小さくなるテーパ部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2壁面のうち前記楕円ロータと対向する面は、鉛直方向と略平行であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第2壁面の上方側に回転可能に配設され、外周面に廃トナーが付着するクリーニングシャフトと、
    前記クリーニングシャフトの外周面に付着した廃トナーを掻き落とす剥離ブレードとを具備し、
    前記第2壁面の先端から前記クリーニングシャフトの外周面までの距離は、1.5mm以上であることを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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