JP2993547B2 - 移動車制御設備 - Google Patents

移動車制御設備

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JP2993547B2 JP5329412A JP32941293A JP2993547B2 JP 2993547 B2 JP2993547 B2 JP 2993547B2 JP 5329412 A JP5329412 A JP 5329412A JP 32941293 A JP32941293 A JP 32941293A JP 2993547 B2 JP2993547 B2 JP 2993547B2
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動車の走行経路にお
ける位置情報を記憶する記憶手段及びその記憶手段に記
憶された位置情報を通信する通信手段を備えた複数個の
記憶媒体が、前記走行経路に対応して分散設置され、前
記移動車に、地上側の管理手段又はその他の移動車との
間の無線通信を実行する無線通信手段と、前記記憶媒体
との通信により前記位置情報を読み出す読み出し手段
と、その読み出し手段が読み出した位置情報に基づいて
前記管理手段又はその他の移動車との無線通信を行っ
て、前記移動車の走行を制御する制御手段とが設けられ
ている移動車制御設備に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる移動車制御設備は、移動車の走行
経路に対応して分散設置された記憶媒体との通信により
読み出した情報より移動車の現在位置を判別し、その移
動車の位置に基づいて地上側の管理手段又はその他の移
動車との無線通信を行うものである。地上側の管理手段
との間の無線通信は、地上側の管理手段が各移動車の状
態を掌握するために行われるものであり、各移動車は、
記憶媒体との通信により読み出した位置情報に基づい
て、自己の識別情報(移動車No)と現在位置とを地上側
の管理手段に対し送信している。又、移動車同士の無線
通信は、合流ライン等での移動車同士の走行を良好に行
うために行われるものであり、各移動車は、合流ライン
手前箇所に到達すると(合流ライン手前箇所に設けられ
た記憶媒体の位置情報を読み出すと)、移動車同士での
無線通信を行って、予め設定された優先順位に基づい
て、合流ラインを走行する。
【0003】このように地上側の管理手段又はその他の
移動車との無線通信を行うにおいて、従来では、移動車
の無線通信手段を作動させるための通信情報が、各移動
車毎に、移動車の位置に対応付けて記憶されており、移
動車は、記憶媒体との通信により読み出した位置情報よ
り、その位置に対応する通信情報を判別して、無線通信
を行っていた。例えば、図1の0199番地の記憶媒体
TK1を例にして説明すると、移動車には、0199番
地での通信情報(例えば、通信パワー,通信チャンネ
ル,相手先アドレス等)が予め記憶されており、記憶媒
体TK1にはその番地0199が記憶されている。そし
て、移動車は、記憶媒体TK1との通信により0199
番地を検出すると、移動車内に記憶されている通信情報
に基づいて通信を開始するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動車制御設備
では、移動車の無線通信手段を作動させるための通信情
報が、各移動車毎に記憶されているため、つまり無線通
信手段を作動させるための通信情報を移動車側へ書き込
んでいるため、次の様な不具合があり、改善が望まれて
いた。 走行経路の拡張等の設備の変更により、記憶媒体を
追加すると、その記憶媒体の追加により、移動車全ての
記憶内容(通信情報)を変更しなければならず、変更に
手間のかかるものであった。 新たに移動車を追加すると、その移動車に通信情報
をその都度記憶させなければならず、手間がかかるもの
であった。 各移動車に、各位置における通信情報を全て記憶さ
せる必要があり、走行経路が長く複雑な設備では、移動
車に膨大なメモリーを必要とするものであった。
【0005】本発明は上記の実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、無線通信手段を作動させるため
の通信情報を移動車側へ書き込むことによる種々の不具
合を解消して、作業効率の良い移動車制御設備を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の移動車制御設備
は、移動車の走行経路における位置情報を記憶する記憶
手段及びその記憶手段に記憶された位置情報を通信する
通信手段を備えた複数個の記憶媒体が、前記走行経路に
対応して分散設置され、前記移動車に、地上側の管理手
段又はその他の移動車との間の無線通信を実行する無線
通信手段と、前記記憶媒体との通信により前記位置情報
を読み出す読み出し手段と、その読み出し手段が読み出
した位置情報に基づいて前記管理手段又はその他の移動
車との無線通信を行って、前記移動車の走行を制御する
制御手段とが設けられているものであって、その第1特
徴構成は、前記記憶手段に、前記無線通信手段を作動さ
せるための通信情報が記憶されている点にある。第2特
徴構成は、前記無線通信手段を作動させるための通信情
報に、通信パワー、通信チャンネル、及び相手先アドレ
スが含まれている点にある。第3特徴構成は、前記無線
通信手段が、スペクトラム拡散通信方式にて構成されて
いる点にある。
【0007】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、記憶媒体の記
憶手段に、無線通信手段を作動させるための通信情報が
記憶されているため、移動車は、記憶媒体との通信によ
り読み出した通信情報に基づいて、無線通信手段を作動
させる。従って、無線通信手段を作動させるための通信
情報の移動車側への書き込みを行う必要がないので、例
え記憶媒体の追加が生じても、その追加した記憶媒体
に、その位置での通信情報を記憶させておけば良く、各
移動車の記憶内容を変更する必要はなく、又、新しい移
動車を追加しても、その移動車に通信情報を記憶させる
必要はないこととなる。第2特徴構成によれば、記憶媒
体との通信により、無線通信手段を作動させるための通
信情報として、送信パワー,通信チャンネル,及び相手
先アドレスを知ることができる。このように種々の通信
情報を、記憶媒体より読み出すことができるのである。
第3特徴構成によれば、無線通信手段が、耐雑音・干渉
性に優れたスペクトラム拡散通信方式にて構成されてい
るので、雑音や干渉波による通信不良を極力抑えること
ができるに至った。
【0008】
【発明の効果】本発明の第1特徴構成によれば、無線通
信手段を作動させるための通信情報の移動車側への書き
込みを行う必要がないので、無線通信手段を作動させる
ための通信情報の移動車側への書き込みによる種々の不
具合を解消することができ、よって、作業効率の良い移
動車制御設備を提供することができるに至った。第2特
徴構成によれば、種々の通信情報を、記憶媒体より一度
に読み出すことができるので、一層の作業効率のアップ
を図ることができるに至った。第3特徴構成によれば、
雑音や干渉波による無線通信不良を極力抑えることがで
きるので、通信不良による作業停止を回避して、より一
層の作業効率のアップを図ることができるに至った。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、無人搬送車である移動車Aの
走行路面に、移動車Aの走行経路を形成する誘導ライン
Lが敷設され、移動車Aが停止して荷物の移載を行う複
数のステーションST(STA,STB)が誘導ライン
Lに沿って、配設されている。図1は、実際の搬送設備
のレイアウトを簡略化して描いたものであって、ホーム
ポジションHPで待機している移動車Aが搬送作業指令
を与えられるに伴って、積み込み用ステーションSTA
(2か所)の何れかで荷物を積み込み、複数の荷卸し用
ステーションSTBの何れかに荷物を卸す場合を想定し
ている。
【0010】誘導ラインLは、図2に示すように、断面
が矩形で表側がN極、裏側がS極に磁化された磁性体
を、走行路面に埋設して構成されており、移動車Aの制
御情報及び誘導ラインLにおける位置情報としての番地
を記憶する記憶手段101及びその記憶手段101に記
憶された情報を通信する通信手段102を備えた複数個
の記憶媒体Tが、誘導ラインLに対応して分散設置され
ている。尚、記憶手段101は、書き換え可能な半導体
メモリ(EEPROM)より構成されている。移動車A
には、地上側の管理手段としての中央管理局C又はその
他の移動車Aとの間の無線通信を実行する無線通信手段
としての無線通信装置12と、記憶媒体Tとの通信によ
り記憶手段101に記憶された情報を読み出す読み出し
手段としてのタグリーダ7と、そのタグリーダ7が読み
出した情報に基づいて中央管理局C又はその他の移動車
Aとの無線通信を行って、移動車Aの走行を制御する制
御手段9とが設けられている。
【0011】更に、移動車Aには、図2及び図3に示す
ように、走行用モータ1にて駆動されると共に、操向用
モータ2にて操向駆動される操向輪兼用の走行輪3と、
従動輪としての遊転輪4と、前述の誘導ラインLを検出
して操向制御用の情報を得るための追従センサ5と、走
行輪3の回転数を検出するロータリーエンコーダ6と、
ステーションST(又はHP)との間で情報の授受を行
うための光通信装置8と、移動車Aの前方又は後方の障
害物を検出する超音波センサ13と、走行路面上に設け
られた磁気マークMを検出する磁気マーク検出センサ1
4と、ステーションSTの側面に設けられた光反射マー
クNを停止位置として検出する反射マーク検出センサ1
5と、走行路面上に設けられた磁気マークmを停止位置
として検出する磁気マーク検出センサ16とが設けられ
ている。尚、図中、10は走行用モータ1を駆動する駆
動回路、11は操向用モータ2を駆動する駆動回路、2
0は移動車側の光通信装置8との間で通信を行うステー
ション側光通信装置である。
【0012】移動車Aの上部には、図4に示すように、
左右何れの方向にも移載可能な3列のローラコンベア1
7が、夫々上下方向に3段設けられている。従って、1
台の移動車Aで、9個所のローラコンベア17による移
載を実行することができるように構成されている。図2
中、18はローラコンベア17を駆動するローラコンベ
ア駆動回路である。そして、ステーションSTに対する
移動車Aの停止位置は、どのローラコンベア17を使用
して移載するのかにより、後述の如く変更設定されるよ
うに構成されている。このため、ステーションSTに対
する移動車Aの停止位置が変わっても、光反射マークN
を検出することができ、且つ、ステーション側光通信装
置20との通信ができるように、移動車Aの側面には、
6個の反射マーク検出センサ15及び6個の光通信装置
8が設けられている。
【0013】従って、制御手段9は、使用するローラコ
ンベア17の位置に対応して、ステーションSTに対す
る移動車Aの停止位置を判別すると共に、そのときに使
用する反射マーク検出センサ15及び光通信装置8を判
別する。尚、路面上の磁気マークmが停止位置として指
定されているとき(例えばステーションSTの側面に反
射マークNを設けることができないため磁気マークmを
路面上に設けたとき)には、反射マーク検出センサ15
の作動を停止して磁気マーク検出センサ16を作動させ
る。
【0014】記憶媒体Tは、誘導ラインLの分岐ライン
における移動車Aの制御情報を記憶する記憶媒体TJ
(TJ1〜3)と、誘導ラインLの合流ラインにおける
移動車Aの制御情報を記憶する記憶媒体TK(TK1,
2)と、誘導ラインLのコーナにおける移動車Aの制御
情報を記憶する記憶媒体TL(TL1,2)と、ステー
ションST,ホームポジションHP等における制御情報
を記憶する記憶媒体TP(TPA,TPB)とより構成
されている。尚、TJ1,TJ3は分岐ライン開始箇所
に設けられ、TJ2は分岐ライン終了箇所に設けられ、
TK1は合流ライン開始箇所に設けられ、TK2は合流
ライン終了箇所に設けられ、TL1はコーナ開始箇所に
設けられ、TL2はコーナ終了箇所に設けられた記憶媒
体Tである。
【0015】各記憶媒体TJ(TJ1〜3),TK(T
K1,2),TL(TL1,2)には、その記憶媒体T
の設置位置番地が記憶されており、記憶媒体TP(TP
A,TPB)には、走行先のステーションST,又はホ
ームポジションHP等の番地が記憶されている。本実施
例では、図1に示すように、各分岐ラインで2方向に分
岐するように構成されており、行先ステーションSTの
番地(行先番地)が、各分岐ラインでとちらの方向にあ
るのかを判別することができるように、各記憶媒体T
J,TK,TLの番地及び各ステーションSTの番地が
設定されている。つまり、移動車Aは、例えば図1の0
499番地の記憶媒体TJ1において、行先番地が04
99番地以下であれば直進し、行先番地が0499番地
よりも大きければ左に分岐して走行すれば、行先番地へ
と走行することができるように構成されている。
【0016】記憶媒体TJ(TJ1〜3),TK(TK
1,2),TL(TL1,2)、及び記憶媒体TPA夫
々は、必要最小限の記憶情報を図5に示すように同一形
態で記憶するように構成されており、記憶媒体TPB
は、記憶媒体TPAに記憶された必要最小限の記憶情報
以外の追加情報を図6に示す形態で記憶するための追加
情報用記憶媒体である。記憶媒体TJ,TK,TL,T
PAの記憶情報には、無線通信装置12を作動させるた
めの通信情報として、通信パワー、通信チャンネル、及
び相手先アドレスを記憶するように構成されている。
尚、記憶媒体TJ,TK,TL,TPAの記憶情報は、
図5に示す形態で、前進時の制御情報を記憶するアドレ
ス40〜4Fと、後退時の制御情報を記憶するアドレス
60〜6Fとより構成されており、何れのアドレスにも
誘導ラインLにおける位置情報としての番地が記憶され
ている。但し、無線通信装置12は、スペクトラム拡散
通信方式(以下、SS無線ともいう)にて構成されてい
る。
【0017】以下、各記憶情報について説明する。
【0018】前述の番地情報は、大番地情報と小番地情
報とより構成されており、最初のアドレスに小番地情報
が、次のアドレスに大番地情報が記憶されている。例え
ば、前述の0499番地は、大番地が04で、小番地が
99である。尚、大番地及び小番地は01〜FFまでの
番地を設定することができるように構成されており、大
番地,小番地の何方かが、00のときは、無効記憶媒体
T(読み出しを行わない記憶媒体T)として処理するよ
うに構成されている。又、記憶媒体TJ,TK,TLに
記憶されている番地は、自己の番地を示しているが、記
憶媒体TPAに記憶されている番地は、行先ステーショ
ンST(又はHP)の番地(詳細は後述)を示してい
る。
【0019】前進・後退情報では、後述の停止方法によ
る定位置停止後の進行方向を変更する場合に使用する。
両方ともOFFで現在の進行方向を維持するが、通常
は、ステーションSTからの光通信により進行方向が与
えられる。
【0020】動作モード情報は、移動車Aの走行モード
を設定する情報で、次に示すようなモードが設定されて
いる。 000−現在の動作モードを継続 001−単純走行(誘導ラインLを検出して走行) 010−位置決め走行(定位置停止時の走行) 011−同期走行(外部指令による同期走行) 100−分岐,合流走行
【0021】図1の本実施例では、1102番地の停止
位置より同期走行を実行するように構成されている。図
中Z0は、同期走行開始の指令を送信する光通信装置で
あり、Z1はオーバーヘッドコンベアーQの通過を検出
する検出装置であり、RはオーバーヘッドコンベアーQ
の走行ラインである。光通信装置Z0は、検出装置Z1
の検出情報に基づいて同期走行開始の指令を送信するよ
うに構成されているので、1102番地に停止中の移動
車Aは、光通信装置Z0からの指令により、設定された
同期速度で走行を開始して、オーバーヘッドコンベアー
Qに同期して走行することとなる。尚、1101番地の
記憶媒体TJ2の前方に設けられている記憶媒体TPA
には1102番地の停止位置情報が記憶されており、移
動車Aは1102番地に停止して、同期走行開始の指令
に対して待機している(記憶媒体TPAの情報について
は後述)。
【0022】速度コード情報は、次のように設定されて
いる。 000−現在実行中の速度を継続 001−第1速(高速) 010−第2速(コーナでの走行速度) 011−第3速(部分自立走行時の速度) 100−第4速(位置決め速度) 101−第5速(低速) 110−第6速(同期速度)
【0023】停止方法情報は、定位置停止における停止
方法を示したものであり、ダイナミック停止、定位置マ
グネット停止、PHS停止に分けられる。 00−ダイナミック停止 01−定位置マグネット停止 10−PHS停止 図9は、ダイナミック停止,定位置マグネット停止,P
HS停止夫々における移動車Aの走行速度と磁気マーク
Mからの移動車Aの位置との関係を示したものであり、
磁気マークMから停止位置までの距離は後述のマーカー
からの停止距離に記憶されている。ダイナミック停止で
は、磁気マークMを検出すると共に減速を開始して、磁
気マークMより設定距離(マーカーからの停止距離)走
行して停止する。定位置マグネット停止では、磁気マー
クMを検出すると共に減速を開始して、磁気マークmを
検出するに伴って停止する。PHS停止では、磁気マー
クMを検出すると共に減速を開始して、反射マークNを
検出するに伴って停止する。尚、この定位置停止(ダイ
ナミック停止,定位置マグネット停止,PHS停止)を
実行するためには、前述の動作モードが位置決め走行モ
ードに設定されている必要がある。
【0024】但し、ステーションSTでの定位置停止に
おける移動車Aの停止位置は、移載に使用するローラコ
ンベア17の位置に合わせて変更する必要があるので、
制御手段9は、記憶媒体Tに記憶されているマーカーか
らの停止距離情報より実際のマーカーからの停止距離を
計算するように構成されている。 (実際の停止距離)=(マーカーからの停止距離)+
(移動車Aセンタより使用するローラコンベア17セン
タまでの距離)
【0025】マーカーからの停止距離情報は、定位置停
止(ダイナミック停止,定位置マグネット停止,PHS
停止)における磁気マークMから停止位置(ST,HP
のセンター)までの移動距離を示しており、アドレス
6,7(46,47)に分割して記憶されるように構成
されている。単位はmmである。但し、このマーカーか
らの停止距離情報は、後述の多点停止情報がOFFのと
きのみ有効である。尚、マーカーからの停止距離は、前
進時における磁気マークM検出位置(磁力立ち上がり位
置)からの距離が記憶されているので、前進時と後退時
とで下記のような補正(後退時オフセット値)を行うよ
うに構成されている。 前進時の実際の停止距離=マーカーからの停止距離+セ
ンサオフセット値 後退時の実際の停止距離=マーカーからの停止距離−セ
ンサオフセット値+(後退時オフセット値) 上記センサオフセット値は、各移動車Aでの補正値であ
り、移動車Aのコンソール(手動入力装置:図示せず)
にて入力される。
【0026】ステアリングロック情報では、これがON
にてステアリングがロックされる。このステアリングロ
ックは、走行路面の凹凸が激しいような場合に用いられ
るもので、最大500mmの距離をロック状態で移動す
ると自動的に解除される。
【0027】部分自律情報では、これがONにて、磁気
マークMを検出すると後述の自律走行コードに基づいて
自律走行を開始する。自律走行コードは、自律走行開始
時の回転方向が右方向の場合の情報を記憶する右方向自
律走行コード1〜3と、自律走行開始時の回転方向が左
方向の場合の情報を記憶する左方向自律走行コード1〜
3とより構成されている。自律走行コードには、図8に
示すように、走行コードと分類コード(分類コード1と
分類コード2)とに分かれている。 走行コード:00−直進、01−右ターン、10−左タ
ーン 直進時における走行距離が、分類コードに記憶されてい
る(実際の直進時における走行距離=分類コード×50
mm)。分類コード1には、ターン時の回転角度が記憶
され、分類コード2には、ターン時の回転半径が記憶さ
れる。 分類コード1:00−15度、01−30度、10−4
5度、11−90度 分類コード2:0000−900mm、0001−10
00mm…………
【0028】例えば、図10に示すように、右に、回転
半径1000mm,回転角度45度にて回転し、その後
1000mm直進して、更に左に、回転半径1000m
m,回転角度45度にて回転させるようとすると、自律
走行コードは、次のようになる。 右方向自律走行コード1:01100001 右方向自律走行コード2:00010100 右方向自律走行コード3:10100001 但し、磁気マークMを検出した後自律走行を開始するま
でに走行する走行距離(図中500mm)は、前述のマ
ーカーからの停止距離情報に記憶されている。
【0029】光伝送選択情報は、ステーションST,ホ
ームポジションHP等において光通信装置8を使用する
場合の光伝送の情報量を指定するものである。 0−16bit光伝送 1−4bit光伝送 この光伝送選択情報を使って、情報量の多いホームポジ
ションHPでの光通信では、16bitが指令され、情
報量の少ないステーションSTでの光通信では、4bi
tが指令される。このように、少ない情報量の通信を実
行する場合には、光伝送時の情報量を少なくして、光通
信にかかる時間の短縮を図るようにしている。
【0030】地上支援情報は、光通信装置8又は無線通
信装置12による移動車Aの走行支援モードを設定する
ものであり、下記に示すように、通信相手として、地上
側(ステーションST,ホームポジションHP,中央管
理局C等)及び他の移動車Aが指定されている。 000−通信停止 001−通信モード1(中央管理局との無線通信による支援) 010−通信モード2(ST,HP等での光通信による支援) 011−通信モード3(移動車同士の無線通信による支援 111−地上支援終了(通信停止) 尚、通信モード3は、一般には、分岐ライン及び合流ラ
インで使用される。
【0031】通信パワー情報は、上記通信モード1,3
のSS無線通信における送信出力を指定するものであ
る。通信チャンネルとしての物理チャンネル情報は、S
S無線における送信チャンネルを指定するものである。
相手先アドレス情報は、SS無線における相手先のアド
レスを指定するものである。
【0032】優先順位情報は、合流ラインでの移動車A
の通過の優先順位を指定するもので、上記通信モード3
を使用する際に指定される。光信号左情報は、上記通信
モード2における光通信の方向(左,右)を指定したい
場合に使用される。ミュージック停止情報では、これが
ONにてミュージックを停止する。自動起動情報では、
これがONにて、定位置停止してタイムアップ後、前記
前進・後退情報に記載された方向に自動起動させる。ウ
インカー左,右情報では、これがONにて指示された方
のウインカーを点滅させる。次の記憶媒体Tを読み出す
まで継続する。センサOFF情報では、これがONに
て、超音波センサ13による距離測定を停止する。次の
記憶媒体Tを読み出すまで継続する。
【0033】エッジ選択情報では、下記に示すように、
移動車Aが誘導ラインLの何方のエッジを選択して走行
するのかが指定されている。 000−現在実行中のエッジを継続 001−右エッジ(分岐)選択 010−左エッジ(分岐)選択 011−両エッジ選択(直進) 100−目的番地が現在番地以下のとき、右エッジ(分
岐)選択 101−目的番地が現在番地以下のとき、左エッジ(分
岐)選択 110−目的番地が現在番地以上のとき、右エッジ(分
岐)選択 111−目的番地が現在番地以上のとき、左エッジ(分
岐)選択 従って、例えば図1の本実施例中、0499番地の記憶
媒体TJ1にはエッジ選択情報に100が指定されてお
り、0401番地及び0501番地の記憶媒体TJ2に
は011が指定されており、0498番地の記憶媒体T
K1には001が指定されており、0599番地の記憶
媒体TK1には010が指定されており、0601の記
憶媒体TK2には011が指定されている。
【0034】多点停止情報では、これがONにて、その
記憶媒体T(TPA)に対して移動車走行方向下手側に
設けられた前記追加情報用記憶媒体TPBの読み出しを
実行する。つまり、この多点停止情報は、移動車走行方
向下手側に設けられた追加情報用記憶媒体TPBの読み
出しを指令する指令情報として機能する。
【0035】以下、追加情報用記憶媒体TPBについ
て、説明する。
【0036】移動車Aの走行経路としての誘導ラインL
は、図1に示すように、複数の部分走行経路としての部
分誘導ラインL1〜L13より構成されており、記憶媒
体TP(TPA,TPB)が、部分誘導ラインL2,
4,7,11の始端部に設けられている。そして、記憶
媒体TPAは、上述の如く、部分誘導ラインL2,4,
7,11を識別する走行路識別情報としての番地情報
(大番地)、部分誘導ラインL2,4,7,11に存在
する先頭ステーションST(又はHP)のステーション
識別情報としての番地情報(小番地)、及び、部分誘導
ラインL2,4,7,11における先頭ステーションS
T(又はHP)の位置情報(マーカーからの停止距離情
報)を記憶するように構成されている。又、記憶媒体T
PBは、部分誘導ラインL4,7に存在する複数のステ
ーションST(STA,STB)の夫々を識別するステ
ーション識別情報(STの小番地)、及び、部分誘導ラ
インL4,7におけるステーションST夫々の位置情報
(マーカーからの停止距離情報)を記憶するように構成
されている。但し、記憶媒体TPBは、部分誘導ライン
上に2個以上のステーションSTが存在する場合に設け
るように構成されている。従って、記憶媒体TPBは、
多点停止用記憶媒体ということができる。
【0037】尚、本実施例では、記憶媒体TPAに1個
のステーション情報(ST又はHPの番地と位置情報)
を記憶するように構成されているが、1個に限定される
ものではなく、記憶媒体TPAに複数個(設定数未満)
のステーション情報を記憶させるようにして、ステーシ
ョンSTが設定数以上存在する場合に、記憶媒体TPB
を設けるようにしても良い。
【0038】本実施例の記憶媒体TPBの記憶情報で
は、図6に示すように、最高15個のステーション位置
情報(マーカーからの停止距離)を番地順(但し、この
番地は連続した番地に限定されている)に記憶するよう
に構成されている。そして、その記憶されたステーショ
ン位置情報のうち番地の最も小さいものが、最初のアド
レス40に記憶されており、次のアドレス41には、こ
の記憶媒体Tが追加情報用記憶媒体TPB(多点停止用
記憶媒体)であるか否かを示す情報(FF(アドレス4
1全てON))が記憶されている。従って、記憶されて
いるステーション位置情報夫々の番地(ステーション識
別情報)は、そのステーション位置情報が何番目に記憶
されているかを数えることで、判断することができ、
又、アドレス41を読み出すことにより、その記憶媒体
Tが追加情報用記憶媒体TPB(多点停止用記憶媒体)
であるか否かを判別することができるように構成されて
いる。
【0039】ステーション位置情報(マーカーからの停
止距離)は、図11に示すように、最初の磁気マークM
からの各ステーションST(STB)中心までの距離で
表示されている。磁気マークMは、図11に示すよう
に、設定ピッチ(1000mm間隔)で配置されてお
り、移動車Aは、磁気マークMの入力立ち上がり毎にデ
ータをプリセットするようにしている。これにより、最
初の磁気マークMから遠く離れたステーションSTまで
の距離が、車輪の磨耗,滑り等により大きくずれるの
を、防止している。追加情報用記憶媒体TPB(多点停
止用記憶媒体)は、ステーションSTの数に応じて記憶
媒体TPBを設定ピッチ(400mm間隔)で移動車走
行方向に沿って(誘導ラインLに沿って)並べて増設す
るようにしている。
【0040】尚、各ステーションSTの設置位置は等間
隔である必要はない。又、本実施例では、記憶媒体TP
B1に左側のステーションSTの情報を設置順に記憶
し、記憶媒体TPB2に右側のステーションSTの情報
を記憶しているが、記憶媒体TPB1に必ずしも左側の
ステーションSTの情報を記憶する必要はなく、左右の
ステーションSTの情報を記憶するようにしても良い
し、記憶媒体TPB1に記憶された各ステーションST
の記憶順に各ステーションSTを設置しなくても良い。
但し、記憶媒体TPB1に記憶された各ステーションS
Tの記憶順に各ステーションSTの番地が設定されてい
れば良い。
【0041】次に、ホームポジションHPにおいて、移
動車Aに与える搬送作業指令情報について説明する。移
動車Aに与える搬送作業指令情報(行先設定テーブル)
は、図7に示すように、作業順に、行先ステーションS
Tの番地(大番地と小番地)と、そのステーションST
での移載に使用するローラコンベア17の番号(タナN
o.)と、そのステーションSTの方向(左,右)と、
作業内容(卸しか、積込みか)と、移載物の種類(バケ
ット種類)とを、各テーブル毎に記憶するように構成さ
れている。
【0042】以下、各記憶媒体T(TJ,TK,TL,
TP)の記憶情報を説明すると共に、その記憶媒体Tの
記憶情報による移動車Aの制御を説明する。
【0043】先ず、分岐ライン用の記憶媒体TJ(TJ
1,TJ2,TJ3)の記憶情報、及びその記憶媒体T
Pによる移動車Aの制御について説明する。尚、記憶媒
体TJ3は、記憶媒体TJ1の移動車走行方向下手側に
設けられており、後退してくる移動車Aがある場合、つ
まり袋小路の誘導ラインL7が存在する場合に、前進す
る移動車Aとの衝突を良好に回避するために設けられた
ものであり、後退してくる移動車Aが無い分岐ライン
(袋小路の誘導ラインL7がない分岐ライン)では、記
憶媒体TJ3は省略される。
【0044】記憶媒体TJ1の記憶情報は、図12のハ
ッチングに示す部分にて構成されている。但し、自律走
行を行って分岐する場合の記憶媒体TJ1(図1の11
99番地の記憶媒体TJ1)には、部分自律情報、マー
カーからの停止距離情報、及び自律走行コードが、更に
記憶されている。
【0045】行先番地が例えば0711番地である移動
車Aが、図11に示すように、部分誘導ラインL6を走
行してきた場合を例にして説明する。この場合、079
9番地の記憶媒体TJ1には、前進時のアドレスにおい
て、図12に示すように、動作モード情報に100(分
岐,合流走行)が指令され、エッジ選択情報に101
(目的番地が現在番地以下のとき、左エッジ選択)が指
令され、地上支援情報に001(中央管理局Cとの無線
通信による支援)が指令され、相手先アドレス情報に中
央管理局Cが指令されている。
【0046】0798番地の記憶媒体TJ3には、前進
時のアドレスにおいては、0799番地の記憶媒体TJ
1と同じ内容の情報(但し、番地は異なる)が記憶され
ており、後進時のアドレスにおいては、図13に示すよ
うに、前進・後退情報に前進が指令され、動作モード情
報に010(位置決め走行)が指令され、エッジ選択情
報に011(両エッジ選択)が指令され、地上支援情報
に001(中央管理局Cとの無線通信による支援)が指
令され、自動起動情報に自動起動が指令され、停止方法
情報に00(ダイナミック停止)が指令され、マーカー
からの停止距離情報に定位置停止(ダイナミック停止)
における停止距離が指令され、相手先アドレス情報に中
央管理局Cが指令されている。
【0047】0701番地及び0801番地の記憶媒体
TJ2には、前進時のアドレスにおいて、図14に示す
ように、動作モード情報に001(単純走行)が指令さ
れ、エッジ選択情報に011(両エッジ選択)が指令さ
れ、地上支援情報に111(地上支援終了)が指令さ
れ、相手先アドレス情報に中央管理局Cが指令されてい
る。0701番地の記憶媒体TJ2には、後退時のアド
レスにおいて、図15に示すように、動作モード情報に
100(分岐,合流走行)が指令され、エッジ選択情報
に010(左エッジ選択)が指令され、地上支援情報に
001(中央管理局Cとの無線通信による支援)が指令
され、相手先アドレス情報に中央管理局Cが指令されて
いる。
【0048】従って、誘導ラインL6を前進してきた移
動車Aは、0799番地の記憶媒体TJ1を読み出す
と、走行速度を速度コードに指令された速度に変更する
と共に、中央管理局Cに対し指令された物理チャンネル
と通信パワーで0799番地に自己の番地を送信して中
央管理局Cからの指示を待つ。部分誘導ラインL7上に
移動車Aが存在すると、中央管理局Cは、誘導ラインL
6を前進してきた移動車Aに対し停止を指令する。停止
指令を受信した移動車Aは、分岐走行OKが指令される
までの間、0799番地の記憶媒体TJ1を読み出して
所定距離走行した位置に、停止する。
【0049】中央管理局Cより分岐走行OKが指令され
れば、移動車Aは、誘導ラインLの左エッジを選択して
走行する。そして、0701番地の記憶媒体TJ2を読
み出すと、中央管理局Cに対し自己の番地を送信して地
上支援を終了すると共に、速度コード情報に指令された
速度にて誘導ラインLの両エッジを選択して走行(前
進)する。
【0050】誘導ラインL7を後退してきた移動車A
は、0701番地の記憶媒体TJ2を読み出すと、中央
管理局Cに対し自己の番地を送信して地上支援による走
行(左エッジを選択して後退)を実行する。そして、0
798番地の記憶媒体TJ3を読み出すと、中央管理局
Cに対し自己の番地を送信して、磁気マークMを検出し
て定位置停止(ダイナミック停止)し、更に、走行方向
を前進に切り換えて自動的に走行を開始する。前進にて
再度0798番地の記憶媒体TJ3を読み出すと、地上
支援の状態で右エッジを選択して走行する。その後、0
801番地の記憶媒体TJ2を読み出すと、中央管理局
Cに対し自己の番地を送信して地上支援を終了すると共
に、速度コード情報に指令れた速度にて誘導ラインL
の両エッジを選択して走行(前進)する。
【0051】尚、図11の記憶媒体TPAには、前進時
のアドレスにおいて、図16に示すように、動作モード
情報に010(位置決め走行)が指令され、光伝送選択
情報に1(4bit光伝送)が指令され、多点停止情報
に追加情報用記憶媒体TPB1,2の読み出しが指令さ
れ、エッジ選択情報に011(両エッジ選択)が指令さ
れ、停止方法情報に10(PHS停止)が指令されてい
る。
【0052】図1の合流ラインでは、例えば0199番
地及び0299番地の記憶媒体TK1に、前進時のアド
レスにおいて、図17に示すように、動作モード情報に
100(分岐,合流走行)が指令され、エッジ選択情報
に合流時に選択するエッジ方向(0199番地には左エ
ッジ選択、0299番地には右エッジ選択)が指令さ
れ、優先順位情報に0199番地と0299番地のうち
で優先する方が指令され、地上支援情報に011(移動
車同士の無線通信による支援)が指令され、相手先アド
レス情報及び物理チャンネルにその合流ラインでの移動
車同士の通信を実行するための通信情報が指定されてい
る。但し、図17は、部分自律走行による合流を実行し
ない場合の記憶媒体TK1の記憶情報であり、図1の1
198番地の記憶媒体TK1では、更に、部分自律情
報,マーカーからの停止距離情報,及び自律走行コード
情報が指令されている。従って、合流ラインでは、移動
車A同士がその合流ライン専用のチャンネルにて通信
(SS無線通信)を実行して、合流ラインでの衝突を回
避するように構成されている。
【0053】尚、0301番地の記憶媒体TK2には、
前進時のアドレスにおいて、動作モード情報に001
(単純走行)が指令され、エッジ選択情報に011(両
エッジ選択)が指令され、地上支援情報に111(地上
支援終了)が指令され、相手先アドレス情報に中央管理
局Cが指令されている。
【0054】〔別実施例〕 上記実施例では、移動車Aの走行経路として誘導ラ
インLを設け、移動車Aはその誘導ラインLを検出して
走行する構成としたが、誘導ラインL設けないで、移
動車Aの内部に設けられたジャイロ及びマップ情報等に
より自律走行を行う構成としても良い。 上記実施例
の記憶媒体T(TJ,TK,TL,TP)の記憶情報
は、図5に示す内容の情報に限定されるものではなく、
種々変更することができる。 上記実施例の追加情報
用記憶媒体TPBでは、ステーション識別情報として番
地の最も小さいステーションのみの番地が記憶されてお
り、ステーション位置情報(小番地)を番地順に記憶し
ているが、ステーション位置情報とそのステーションの
ステーション識別情報(小番地)とを対にして記憶する
ようにしても良い。但し、この場合の方が追加情報用記
憶媒体TPBの記憶容量を多く必要とするという不具合
がある。 上記実施例では、無線通信装置12をスペ
クトラム拡散通信方式にて構成したが、その他の通信方
式にて構成しても良い。 上記実施例では、分岐ライ
ンに記憶媒体TJを設け、合流ラインに記憶媒体TKを
設け、コーナに記憶媒体TLを設け、ステーションS
T,ホームポジションHP等に記憶媒体TPを設けてい
るが、その他の情報を記憶するための記憶媒体Tを設け
るようにしても良い。例えば、通信装置12と中央管理
局Cとの間の通信で、通信エリアに制限があるような場
合には、中央管理局Cの通信装置を通信エリア毎に分散
設置することとなるが、記憶媒体Tをその通信エリアが
切り換わる位置に設けて、その記憶媒体Tに通信エリア
の変更に関する情報を記憶させるようにしても良い。
上記実施例では、「分岐、合流走行」を動作モードと
して指令しながら、エッジ選択により分岐、合流走行を
行なわせるようにしたが、「単純走行」を動作モードと
して指令しながら、エッジ選択により分岐、合流走行を
行なわせるようにしてもよい。
【0055】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動車制御設備のレイアウトを示す模式図
【図2】移動車とその周辺における情報の授受を示すブ
ロック図
【図3】移動車の概略構成を示す平面透視図
【図4】移動車の概略構成を示す平面図
【図5】記憶媒体の記憶情報説明図
【図6】追加情報用記憶媒体の記憶情報説明図
【図7】作業指令情報説明図
【図8】自律走行コード説明図
【図9】停止方法説明図
【図10】自律走行説明図
【図11】記憶媒体及び追加情報用記憶媒体の設置位置
説明図
【図12】前進時における分岐手前箇所の記憶媒体の記
憶情報説明図
【図13】後退時における合流終了箇所の記憶媒体の記
憶情報説明図
【図14】前進時における分岐終了箇所の記憶媒体の記
憶情報説明図
【図15】後退時における合流開始箇所の記憶媒体の記
憶情報説明図
【図16】前進時におけるステーション用記憶媒体の記
憶情報説明図
【図17】前進時における合流開始箇所の記憶媒体の記
憶情報説明図
【符号の説明】
7 読み出し手段 9 制御手段 12 無線通信手段 101 記憶手段 102 通信手段 A 移動車 C 管理手段 L 走行経路 T 記憶媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05D 1/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動車(A)の走行経路(L)における
    位置情報を記憶する記憶手段(101)及びその記憶手
    段(101)に記憶された位置情報を通信する通信手段
    (102)を備えた複数個の記憶媒体(T)が、前記走
    行経路(L)に対応して分散設置され、 前記移動車(A)に、地上側の管理手段(C)又はその
    他の移動車(A)との間の無線通信を実行する無線通信
    手段(12)と、前記記憶媒体(T)との通信により前
    記位置情報を読み出す読み出し手段(7)と、その読み
    出し手段(7)が読み出した位置情報に基づいて前記管
    理手段(C)又はその他の移動車(A)との無線通信を
    行って、前記移動車(A)の走行を制御する制御手段
    (9)とが設けられている移動車制御設備であって、 前記記憶手段(101)に、前記無線通信手段(12)
    を作動させるための通信情報が記憶されている移動車制
    御設備。
  2. 【請求項2】 前記無線通信手段(12)を作動させる
    ための通信情報に、通信パワー、通信チャンネル、及び
    相手先アドレスが含まれている請求項1記載の移動車制
    御設備。
  3. 【請求項3】 前記無線通信手段(12)が、スペクト
    ラム拡散通信方式にて構成されている請求項1又は2記
    載の移動車制御設備。
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