JP2992497B2 - 折り畳みテーブル - Google Patents

折り畳みテーブル

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JP2992497B2
JP2992497B2 JP9294673A JP29467397A JP2992497B2 JP 2992497 B2 JP2992497 B2 JP 2992497B2 JP 9294673 A JP9294673 A JP 9294673A JP 29467397 A JP29467397 A JP 29467397A JP 2992497 B2 JP2992497 B2 JP 2992497B2
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武史 藤木
英伸 山田
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Yamada Industry Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
Yamada Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、会議テーブル等と
して好適に利用される折り畳みテーブルに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の折り畳みテーブルとして、天板
と脚の間を脚支持用のステーを介して連結した構造のも
のが知られている。このものは、天板に脚を回動可能に
枢着するとともに、脚が使用位置にあるときに天板と脚
の間に介在して両者を一定の支持強度の下に連結する位
置にステーを横架し、このステーを、脚を収納位置に回
動させるに伴い、従動させ、天板下面に近付く方向に退
避させるように構成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成において、前記ステーは、脚が使用位置にあるとき
に天板及び脚と共に内側に隙間空間を包囲する状態で横
架され、この隙間空間は、脚を天板の下面に重合する収
納位置に向かって回動させるに伴い、次第に偏平に変形
していくものとなる。このため、かかる隙間空間に指や
衣類等を過って挟み易いという不具合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、脚と天板とステーによって囲まれる
隙間空間に、脚の作動中、側方空間から指や衣類等が進
入し得ないように構成することとしている。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の折り畳みテー
ブルは、天板に脚を回動可能に枢着するとともに、脚が
使用位置にあるときに天板及び脚と共に内側に隙間空間
を包囲する位置に脚支持用のステーを横架し、脚を前記
使用位置から天板の下面に重合する収納位置に向かって
回動させるに伴い、ステーも該脚の回動と共に天板の下
面に近付く方向に退避し、これにより前記隙間空間も次
第に偏平に変形するように構成されたものにおいて、脚
が使用位置と収納位置の間を移動する間、前記隙間空間
をほぼ常時側方空間から隠蔽し得る位置に、目隠し用の
カバーを配設してなることを特徴とする。
【0006】このような構成のものであれば、使用位置
にある脚を収納位置に向かって回動操作する間に、仮に
隙間空間に指や衣類が進入しようとしても、かかる隙間
空間はカバーにより側方空間から隠蔽されているため、
その進入が禁止される。このため、隙間空間が次第に偏
平に変形していっても、この隙間空間に指や衣類が挟み
込まれる事態を有効に回避することができる。
【0007】ステーを安全な位置に配置し、カバーを邪
魔にならない位置に組み付けるには、ステーを脚の内側
に配置し、カバーを脚の内面とステーの外面との間に介
挿し得る薄板状のものにしておくことが有効となる。脚
が適正な使用位置にあることを明確に視認して折り畳み
テーブルを安全に使用できるようにするためには、カバ
ー若しくはステーに表示窓を設けるようにし、その表示
窓を、脚が使用位置にあるときに完全に側方空間側へ表
出し使用位置から収納位置側へ一定角度回動したときに
少なくとも一部が隠蔽され得る位置に設定しておくこと
が望ましい。
【0008】カバーが脚の収納位置で邪魔にならないよ
うにするためには、脚を使用位置から収納位置に向かっ
て移動させるに伴い、カバーを天板下面に近付く方向に
変位させ、脚の収納位置でカバー全体を脚よりも反天板
側に突出しない位置に位置づけるように構成しておくこ
とが有効となる。本発明の更に具体的な実施の一態様と
して、ステーが、一端を天板に枢着し他端側を脚の一部
にスライド可能に係合させたものであり、隙間空間が天
板下面と脚との入り隅部を第1底角とし天板下面とステ
ーとの入り隅部を第2底角とし更にステーと脚との入り
隅部を頂角とする三角形をなし、その隙間空間が脚の回
動と共に次第に頂角が180°に近付き両底角が0°に
近付く方向に偏平に変形するように構成されている場合
には、カバーを、脚の使用位置における前記三角形の隙
間空間を隠蔽し得る側面形状のものにして、このカバー
の第2底角近傍をステー若しくは天板に枢着し、他の部
位を脚若しくはステーの一部に担持させることにより構
成しておくことが有効である。
【0009】また、ステーが、互いに一端側を枢結され
た第1、第2ステー要素を具備し、第1ステー要素の反
枢結端を天板に枢着し、第2ステー要素の反枢結端を脚
に枢着し、脚の使用位置で両ステー要素を略直線状に連
設するように設定して、隙間空間が天板下面と脚との入
り隅部を第1底角とし天板下面と第1ステー要素との入
り隅部を第2底角とし更に第1ステー要素と脚との入り
隅部を頂角とする三角形をなし、その隙間空間が脚の回
動と共に次第に頂角が180°に近付き両底角が0°に
近付く方向に偏平に変形するように構成されている場合
には、カバーを、脚の使用位置における前記三角形の隙
間空間を隠蔽し得る側面形状を基準形状としその基準形
状の下部を天板に略平行に切除した第1カバー要素と、
この第1カバー要素の下方に開口する隙間空間を隠蔽し
得る側面形状の第2カバー要素とから構成して、両カバ
ー要素の最寄りの部位を互いに枢結し、第1カバー要素
の第2底角近傍を第1ステー要素若しくは天板に枢着
し、頂角近傍を脚に枢着することにより構成しておくこ
とが有効である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図8を参
照して説明する。この実施例の折り畳みテーブルは、図
1〜図3に示すように、天板1の下面に脚2を、ステー
3を介して折り畳み可能に取り付けたものである。詳述
すると、天板1は平面視長方形状の天板本体10の長辺
側の縁部1b近傍の下面1aに角パイプ製の支持フレー
ム11を固設したもので、この支持フレーム11の下面
11aは前記天板本体10の下面1aと共に天板下面1
Aを構成しており、その支持フレーム11の端部に脚2
を枢支するための平断面コ字型のブラケット12を止着
している。
【0011】脚2は、同じく角パイプ製のもので、上端
を前記ブラケット12の内部に装入し、その位置でブラ
ケット12の対向壁12a間に挿通した短辺に平行な水
平軸12bに回動可能に枢着されている。すなわち、こ
の脚2は、図3及び図4に示す使用位置に在るときは支
持フレーム11に対して直交姿勢をとり、図6に示す収
納位置に回動したときは全体が支持フレーム11に当接
ないし近接する平行姿勢をとり、このとき脚2全体が天
板下面1Aに密接に重合し得るように構成されている。
【0012】ステー3は、配設位置で横断面下向きコ字
型をなす長尺な第1ステー要素31と、この第1ステー
要素31の一端側に一方の端部を部分的に嵌装させてな
る短寸な板状の第2ステー要素32とを組み合わせて構
成したもので、両ステー要素31、32ともに脚2の内
側面よりも内側に配置され、その位置において第1ステ
ー要素31の他端を支持フレーム11に水平軸31aを
介して枢着し、第2ステー要素32の他端を脚2に水平
軸32aを介して枢着するとともに、両ステー要素3
1、32の最寄りの端部同士を互いに嵌装した状態で水
平軸33を介して互いに枢結している。
【0013】そして、脚2が図3に示す使用位置にある
ときに水平軸33を、水平軸31a、32aを結ぶ直線
上に存在する思案点を通過した位置にまで移動させ、こ
のとき第1ステー要素31の端部上壁31Xを第2ステ
ー要素32の上面32Xに当接させて脚2が横倒れを惹
起することを確実に防止するとともに、前記水平軸33
を再び思案点を通過させつつ脚2に回動動作を付与した
場合には、両ステー要素31、32が次第に図5に示す
ように前記水平軸33による枢結部分を上方ないし左方
に凸とするV字状に変形してゆき、脚2が図6に示す収
納位置に達したときには天板1の支持フレーム11と脚
2との重合によって形成される壁の背後に完全に隠され
得るようになっている。
【0014】ところで、このような構成においては、前
記使用位置で、図7に示すように天板下面1Aと脚2と
の直角な入り隅部を第1底角θ1とし天板下面1Aと第
1ステー要素31との入り隅部を第2底角θ2とし更に
第1ステー要素31と脚2との入り隅部を頂角θ3とす
る最大面積の三角形をなす隙間空間Sが形成され、その
隙間空間Sが脚2の回動と共に図8に示すように次第に
頂角θ3が180°に近付き両底角θ1、θ2が0°に
近付く方向に偏平に変形していく。そして、前記隙間空
間Sは脚2の回動動作中、側方空間に開口しているた
め、放置すればかかる隙間空間Sが偏平に変形する際に
指や衣類等を挟み込み易いものとなる。
【0015】そこで、本実施例は、脚2が使用位置と収
納位置の間を移動する間、前記隙間空間Sをほぼ常時側
方空間から隠蔽し得る位置に、図1〜図4に示す目隠し
用のカバー4を配設している。このカバー4は、脚2の
使用位置における前記三角形の隙間空間Sを隠蔽し得る
三角形を基準形状としその基準形状の下部を天板1に平
行に切除した逆台形状の第1カバー要素41と、この第
1カバー要素41によっては隠蔽されずに下方に開口す
る残余の隙間空間Sを隠蔽し得る短冊状の第2カバー要
素42とから構成される樹脂製のもので、両カバー要素
41、42の最寄りの部位を該カバー要素41に設けた
支軸41aを介して互いに枢結し、第1カバー要素41
の第2底角θ2近傍を該カバー要素41に設けた支軸4
1bを介して第1ステー要素31に枢着し、頂角近傍を
第2カバー要素42に設けた係合部42bを介して脚2
の水平軸32aに枢支させている。具体的には、支軸4
1aはカバー42に設けた孔42aに軽圧入されるクリ
ップ状のものであり、支軸41bは第1ステー要素31
の側壁に設けたダルマ孔31bに装入して係止される大
径な頭部を有したものであり、係合部42bは第2ステ
ー要素32の水平軸32aの一部に設けた大径部に軽圧
入させ得る半孔状のものにしてある。そして、使用位置
から収納位置に向かって図3→図5→図6のように脚2
を回動させたとき、第1カバー要素41の支軸41bに
よる枢着位置は第1ステー要素31の水平軸31aを中
心として回動し、第2カバー要素42の係合部42bに
よる枢着位置は脚2の回動支点である水平軸12bを中
心として回動して、次第に支軸41aによる枢結点回り
にV字状に折り畳まれながら、前記隙間空間Sを常時ほ
ぼ完全に隠蔽した状態のままで、全体を上動させ、脚2
が収納位置に達したときに、天板1の支持フレーム11
と脚2との重合によって形成される壁の背後にカバー3
全体を隠蔽させ得るようになっている。このように、カ
バー4を2つのカバー要素41、42から構成している
のは、単一のカバーにした場合にそのカバーが脚2の収
納位置で該脚2よりも反天板側に突出し、テーブルを積
み重ねて収納する際の妨げになるからである。
【0016】また、本実施例は、第2カバー要素42の
外側面に安全表示のための表示窓5を設けている。この
表示窓5は、シールや着色等によって形成されるもの
で、脚2が図3に示す使用位置にあるときに側方空間に
表出し、この位置から脚2が収納位置側へわずか回動し
ただけでも、その一部が第1カバー要素41の背後に隠
れ始めるようになっている。すなわち、表示窓5の全体
が側方に表出しているときのみ、脚2が適正な使用位置
に在ることを表示し得るものである。
【0017】以上のように構成される本実施例の折り畳
みテーブルは、使用位置にある脚2を収納位置に向かっ
て回動操作する間に、仮に隙間空間Sに指や衣類が進入
しようとしても、かかる隙間空間Sがカバー4を構成す
る両カバー要素41、42によって側方空間からほぼ常
時完全に隠蔽されることになる。このため、隙間空間S
が次第に偏平に変形していっても、この隙間空間Sに指
や衣類が挟み込まれる事態を有効に回避することがで
き、折り畳みテーブルの安全性を確実に向上させること
が可能となる。
【0018】また、本実施例は、ステー3を構成する両
ステー要素31、32を脚2の内側に配置し、カバー4
を構成する両カバー要素41、42を脚2の内面とステ
ー要素31、32の外面との隙間に介挿し得る薄板状の
ものにしているため、限られた空間に場所をとらずに配
置することができ、また嵩張りをなくすことにより周囲
との干渉を有効に回避して、樹脂等で作っても容易に破
損することを回避することができる。
【0019】さらに、本実施例は前記カバー4を利用し
て、脚2が適正な使用位置に在るときのみ完全に表出す
る表示窓5を設けており、収納位置から取り出して展開
したときにこの表示窓5で作業の完了を確認できるよう
にしているため、迅速な作業によっても使用時に脚2が
横倒れを惹起するような不完全な取り出し状態となる事
態を確実に防止して、折り畳みテーブルの安全性をより
有効に向上させることが可能となる。
【0020】さらにまた、本実施例は、脚2を使用位置
から収納位置に向かって移動させるに伴い、カバー4を
天板下面1Aに近付く方向に変位させ、脚2の収納位置
でカバー4全体を脚2よりも反天板側へ突出しない位置
に位置づけるようにしているので、天板1を上下に積み
重ねて収納する場合にも、先に収納した折り畳みテーブ
ルの天板本体10の上に次の折り畳みテーブルの支持フ
レーム11の下面11aを確実に当接させることがで
き、安定性を確実に向上させることができる。
【0021】なお、各部の具体的な構成は、図示実施例
のものに限定されるものではない。例えば、図9〜図1
1に示すように、ステー104が、一端を天板101に
枢着し他端側を脚102の一部に設けた水平軸102a
にガイド溝104aを介してスライド可能に係合させた
単一のものからなる場合にも、図12に示すような隙間
空間Tが形成され、この隙間空間Tは、天板下面101
Aと脚102との入り隅部を第1底角α1とし天板下面
101Aとステー104との入り隅部を第2底角α2と
し更にステー104と脚102との入り隅部を頂角α3
とする三角形をなし、その隙間空間Tが脚102の回動
と共に次第に頂角α3が180°に近付き両底角α1、
α2が0°に近付く方向に偏平に変形する。しかし、こ
のような単一ステー構造においては、一般に該ステー1
04が比較的幅広な形状をなし、隙間空間Tは前記実施
例のステー4を採用した場合に生じる隙間空間Sよりも
小さくなるので、カバー103を、図9に示すように脚
102の使用位置における前記三角形の隙間空間Tを隠
蔽し得る側面形状からなる単一のものにしても、このカ
バー103の第2底角α2近傍をステー104に枢着
し、他の部位を脚102若しくはステー104に担持さ
せることで、該カバー103を脚102の回動に伴い常
時前記隙間空間Tを隠蔽した状態のまま上動させ、収納
位置に折り畳んだときに該脚102よりも反天板側へ嵩
張らないように上下巾を設定することができる。
【0022】なお、その場合にカバー103の他の部位
を担持する構造としては、図9〜図11に示すように、
カバー103の外側面の一部に突起103aを設け、こ
の突起103aを、脚102の使用位置近傍において該
脚102の一部に設けてある緩衝体120に担持させる
構造が挙げられる。この緩衝体120は、テーブルを積
み重ねて収納する際に脚2が下のテーブルの天板101
を傷つけることを防止するために設けられているもの
で、この緩衝体120の一部を前記脚102の使用位置
からの回動初期に前記突起103aを支持し得る位置に
延出させて支持面120aを設けたものである。それ以
降の支持は、更にこの支持面120aによってもよい
が、ステー104を脚102に枢着している水平軸10
2aにカバー103の下縁を担持させるように設定して
もよい。しかして、前記カバー103の下縁には、脚1
02が収納位置に移動したときに水平軸102aとの緩
衝を避ける逃げ孔103Yが凹設してあるが、ステー1
04の側壁上、前記脚102が使用位置にあるときにそ
の逃げ孔103Yを介して表出し得る位置に表示窓10
5を設ければ、脚102の回動とともにこの表示窓10
5はカバー103により隠蔽され始めるため、前記実施
例と同様の表示効果を得ることができる。なお、脚10
2を折り畳んだ位置から使用位置に引き出す際に、図示
例ではカバー103は自重により隙間隠蔽位置に復帰す
ることとなるが、適宜バネ等によりその復帰動作を補助
してもよい。
【0023】また、図13に示すように、カバー103
に面する側のステー104の面板部に半円筒状の係合凹
所104Xを設け、この係合凹所104Xに、脚102
の使用位置からの回動初期にカバー103の対向面に設
けた突起103Xを担持させるように構成することもで
きる。この場合、図14に示すような折り畳み状態から
脚102を図13に示す使用位置に回動させた際に、カ
バー103を確実に元の状態に戻すために、図示のよう
な板バネ130を採用することも有効である。この板バ
ネ130は、基端130aがカバー103に固定され、
屈曲部を有する先端130bが自由端となっていて、図
13の使用位置から図14の収納位置に脚102を折り
畳んだとき、板バネ130が偏平に圧潰されるように構
成されているものである。このようにすれば、脚102
を再び使用位置に回動させるときに、板バネ130の先
端130aが支持フレーム111の下面111aに弾接
することによる反力で該カバー103を確実に下方へ押
し下げ、再び係合凹所104Xと突起103Xとが係合
する位置に確実に復帰させることができる。
【0024】さらに、カバーの第2底角近傍をステーと
支持フレームとを枢着している水平軸に直接差し込んで
支持させ得るような半孔状のものにすれば、支軸とダル
マ孔との係合構造を不要にすることができ、また既存の
テーブルにも該カバーを簡単に取り付けることが可能に
なる。その他、カバー他の部位をステーに設けた長孔に
遊動可能に係合させて脱落防止を図るなど、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載される効果を奏する。すなわち、本
発明の折り畳みテーブルは、使用位置にある脚を収納位
置に向かって回動操作する間に、隙間空間をカバーによ
って側方空間からほぼ常時完全に隠蔽し得るように構成
しているため、隙間空間が次第に偏平に変形していって
も、この隙間空間に指や衣類が挟み込まれる事態を有効
に回避することができ、折り畳みテーブルの安全性を確
実に向上させることが可能となる。
【0026】また、ステーを脚の内側に配置し、カバー
を脚の内面とステーの外面との隙間に介挿し得る薄板状
のものにした場合には、該カバーを限られた空間に場所
をとらずに配置することができ、このように嵩張りをな
くして周囲との干渉を回避することで、樹脂等で作って
も破損を有効に回避することが可能となる。さらに、カ
バーやステーを利用して、脚が適正な使用位置に在ると
きのみ完全に表出する表示窓を設け、収納位置から取り
出して展開したときにこの表示窓で作業の完了を確認で
きるように構成すれば、迅速な作業によっても使用時に
脚が横倒れを惹起するような事態を確実に防止すること
ができ、折り畳みテーブルの安全性をより有効に向上さ
せることができる。
【0027】さらにまた、脚を使用位置から収納位置に
向かって移動させるに伴い、カバーを天板の下面に近付
く方向に変位させ、脚の収納位置でカバー全体を脚より
も反天板側へ突出しない位置に位置づけるように構成す
れば、天板を上下に積み重ねて収納するような場合に、
先に収納した折り畳みテーブルの天板本体の上に次の折
り畳みテーブルの支持フレームの下面を確実に当接させ
ることができ、安定性を確実に向上させることができ
る。
【0028】以上を具体的に実施するに際して、ステー
が一端を天板に枢着し他端を脚にスライド可能に係合さ
せて構成される場合には、ステーを比較的幅広な設計と
して脚が使用位置にあるときの隙間空間を狭小なものに
し、カバーをその隙間空間を隠蔽し且つ収納位置で嵩張
らない単一の小さなものにより構成して部品点数を最小
限に抑えることができる。
【0029】また、カバーを互いに天板と脚の間でリン
ク機構的に枢結した2つのカバー要素から構成した場合
には、脚の横倒れを防止するために天板と脚の間が2つ
のステー要素でリンク機構的に連結され比較的大きな隙
間空間が生じるタイプの折り畳みテーブルにも好適に適
用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例の分解斜視図。
【図3】同実施例の側面図。
【図4】同実施例の正面図。
【図5】同実施例の作用説明図。
【図6】同実施例の作用説明図。
【図7】同実施例の作用説明図。
【図8】同実施例の作用説明図。
【図9】本発明の他の実施例を示す側面図。
【図10】同作用説明図。
【図11】同作用説明図。
【図12】同作用説明図。
【図13】本発明の更に他の実施例を示す側面図。
【図14】同作用説明図。
【符号の説明】
1、101…天板 1A、101A…下面 2、102…脚 3、103…ステー 4、104…カバー 5、105…表示窓 31…第1ステー要素 32…第2ステー要素 41…第1カバー要素 42…第2カバー要素 S、T…隙間空間 θ1、α1…第1底角 θ2、α2…第2底角 θ3、α3…頂角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47B 3/091 A47B 3/087

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板に脚を回動可能に枢着するとともに、
    脚が使用位置にあるときに天板及び脚と共に内側に隙間
    空間を包囲する位置に脚支持用のステーを横架し、脚を
    前記使用位置から天板の下面に重合する収納位置に向か
    って回動させるに伴い、ステーも該脚の回動と共に天板
    の下面に近付く方向に退避し、これにより前記隙間空間
    も次第に偏平に変形するように構成されたものにおい
    て、 脚が使用位置と収納位置の間を移動する間、前記隙間空
    間をほぼ常時側方空間から隠蔽し得る位置に、目隠し用
    のカバーを配設してなることを特徴とする折り畳みテー
    ブル。
  2. 【請求項2】ステーを脚の内側に配置し、カバーを脚の
    内面とステーの外面との間に介挿し得る薄板状のものに
    していることを特徴とする請求項1記載の折り畳みテー
    ブル。
  3. 【請求項3】カバー若しくはステーに表示窓を設けてな
    るものであって、その表示窓を、脚が使用位置にあると
    きに完全に側方空間側へ表出し使用位置から収納位置側
    へ一定角度回動したときに少なくとも一部が隠蔽され得
    る位置に設定してなることを特徴とする請求項2記載の
    折り畳みテーブル。
  4. 【請求項4】脚を使用位置から収納位置に向かって移動
    させるに伴い、カバーを天板の下面に近付く方向に変位
    させ、脚の収納位置でカバー全体を脚よりも反天板側に
    突出しない位置に位置づけるように構成してなることを
    特徴とする請求項1記載の折り畳みテーブル。
  5. 【請求項5】ステーが、一端を天板に枢着し他端側を脚
    の一部にスライド可能に係合させたものであり、隙間空
    間が天板下面と脚との入り隅部を第1底角とし天板下面
    とステーとの入り隅部を第2底角とし更にステーと脚と
    の入り隅部を頂角とする三角形をなし、その隙間空間が
    脚の回動と共に次第に頂角が180°に近付き両底角が
    0°に近付く方向に偏平に変形するように構成されたも
    のにおいて、カバーを、脚の使用位置における前記三角
    形の隙間空間を隠蔽し得る側面形状のものにして、この
    カバーの第2底角近傍をステー若しくは天板に枢着し、
    他の部位を脚若しくはステーの一部に担持させることに
    より構成したことを特徴とする請求項1記載の折り畳み
    テーブル。
  6. 【請求項6】ステーが、互いに一端側を枢結された第
    1、第2ステー要素を具備し、第1ステー要素の反枢結
    端を天板に枢着し、第2ステー要素の反枢結端を脚に枢
    着し、脚の使用位置で両ステー要素を略直線状に連設す
    るように設定して、隙間空間が天板下面と脚との入り隅
    部を第1底角とし天板下面と第1ステー要素との入り隅
    部を第2底角とし更に第1ステー要素と脚との入り隅部
    を頂角とする三角形をなし、その隙間空間が脚の回動と
    共に次第に頂角が180°に近付き両底角が0°に近付
    く方向に偏平に変形するように構成されたものにおい
    て、カバーを、脚の使用位置における前記三角形の隙間
    空間を隠蔽し得る側面形状を基準形状としその基準形状
    の下部を天板に略平行に切除した第1カバー要素と、こ
    の第1カバー要素の下方に開口する隙間空間を隠蔽し得
    る側面形状の第2カバー要素とから構成して、両カバー
    要素の最寄りの部位を互いに枢結し、第1カバー要素の
    第2底角近傍を第1ステー要素若しくは天板に枢着し、
    頂角近傍を脚に枢着することにより構成したことを特徴
    とする請求項1記載の折り畳みテーブル。
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