JP4487296B2 - 化粧鏡 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は二面鏡や三面鏡等の多面鏡タイプの化粧鏡に関し、化粧鏡の袖鏡の両面に鏡を付加した化粧鏡の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
化粧鏡1は洗面化粧台の上にあり、洗面化粧台の洗面器は顔を洗ったり、シャンプーするために奥行きが大きく、そのため顔から鏡面までが遠い(図17)。また、主鏡3と共に袖鏡4がついて二面鏡、三面鏡として利用できる化粧鏡1において、不使用時に袖鏡4を固定しておくキャッチ構造は、通常、壁のゆがみなどを吸収するためにマグネットキャッチを使用される。マグネットキャッチの構成部材は、マグネット21とマグネット受け座22の2つの部材であり、一方が化粧鏡本体15に、他方が袖鏡4の裏側に取付けられる(図18)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の化粧鏡1は、洗面化粧台の上に設置されており顔を映す場合、かがまなければ顔を近くで見ることができなかった。また、側頭部や後頭部を見る場合も同様、かがまなければ見にくく、かがんでも両袖鏡4が小さく見えにくかった。また、キャッチ構造について、2つの部材をそれぞれ異なる部材に取付けるため、コストアップとなり、取付け作業にも負荷がかかる。そこで、本発明は、上記課題を解決するために、楽な姿勢で鏡を見ることができ、使いやすい多面鏡タイプの化粧鏡を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1は、主鏡と、主鏡に隣接すると共に主鏡側の端縁を回転中心として回動可能な袖鏡とを有する化粧鏡において、袖鏡の表裏側を鏡面とし開放端部を回転中心として回動可能な両面袖鏡を取付けた。
これにより、化粧・ヘアスタイリングを行なう際に、腰をかがめなくても顔の近くに鏡を移動させることができるので、顔や頭を近くで見ることができ、鏡の使い勝手が向上する
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の化粧鏡を据え付けた洗面化粧台の正面図である。化粧鏡1は、洗面台2の上に設置され、主鏡3の両隣に主鏡側の端縁4aを回転中心として回動可能な袖鏡4を有している。
【0012】
また、図1のように、袖鏡4の開放端部4bに、袖鏡4より小さい内袖鏡5を上下のヒンジ6を介して取付け、回動するようにする。このとき、図14のように、袖鏡4は両面鏡であり、上下のヒンジ62を介して取付け、回動するようにする。
【0013】
図2のように、内袖鏡5の上下寸法を袖鏡4より小さくし、両鏡の鏡止め具7,8同士が干渉しないようにしたので、袖鏡4と内袖鏡5を折りたたんだ時の厚みを薄くすることができ、化粧鏡全体の奥行き寸法が小さくなる。
【0016】
なお、内袖鏡5を開いた際に、袖鏡4と内袖鏡5との干渉により鏡の割れが考えられるので、図5のように、袖鏡4と内袖鏡5の木口に軟質の樹脂9を貼り付けている。この軟質系樹脂9は指はさみによるけが防止の役目もしている。
【0017】
さらに、従来の化粧鏡1では隣に壁Wがきても、袖鏡4の開閉に問題はなかったが、今回は、さらに外側に開く内袖鏡5が取付くため、袖鏡4を収める際にしまい忘れた内袖鏡5が壁Wと干渉することが考えられる。よって、壁Wのキズ付防止と内袖鏡5の破損防止のために、図6のように、内袖鏡5の外側に軟質系樹脂10を取り付ける。
【0018】
また、袖鏡4の開閉の際に内袖鏡5が勝手に開かないように、袖鏡4とキャッチしておく必要がある。それには、図7のように、袖鏡4と内袖鏡5を連結しているヒンジ6をヒンジ6a,6bのように傾斜面12と水平面13を有することにより内袖鏡5を通常使う位置では水平面13で回動し、ある角度まで行くと傾斜面12に沿って自閉する。ただし、この場合、勢い良く袖鏡4を開いた時に遠心力により内袖鏡5が開くおそれがあるので、キャッチ構造が必要となる。
【0019】
図8,9のように、内袖鏡5の鏡止め具8にマグネット14を取付け、化粧鏡本体15と袖鏡4を取付けているヒンジ16をマグネット14の受け座17にして、キャッチする方法がある。この方法は、マグネット受け座17をあらためて付ける必要がないので部品点数の削減と、取付け工数の削減になる。
【0020】
また、袖鏡4の鏡止め具7に樹脂の弾性を利用して、図10のような袖鏡4の鏡止め具7より凸部7aを出し、その凸部7aが内袖鏡5の鏡止め具8の凹部8aに嵌合するようなキャッチ構造としてもいい。
【0021】
袖鏡と内袖鏡の取付構造は、図11のように袖鏡の裏からレールにより収納されており、使用する時にレールに沿って出てくる構造でも良い。内袖鏡が、完全に出てきた場合にヒンジが露出し、内袖鏡が回動する。
【0025】
顔を近くで見たい時には、図15のように、主鏡3とヒンジ6を90°にし、内袖鏡5をヒンジ6と90°にすることにより、内袖鏡5が化粧鏡と平行になり、ヒンジ6の幅分だけ顔に近くなり、見やすくなる。
【0026】
また、図16のように、裏鏡を使用するように袖鏡4を開けば、袖鏡面が前方に張り出したようになるので、使用者は従来技術のように化粧鏡1に向いて腰をかがめなくても、側頭部や後頭部を楽に見ることができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
化粧・ヘアスタイリングを行なう際に、腰をかがめなくても顔の近くに鏡を移動させることができるので、顔や頭を近くで見ることができ、鏡の使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧鏡を搭載した洗面化粧台の図で、(a)は正面図、(b)は(a)のP部を裏面から見た拡大図。
【図2】図1において、内袖鏡を収めた状態のA−A断面図。
【図3】参考図。
【図4】参考図。
【図5】袖鏡と内袖鏡の連結部を示す図。
【図6】内袖鏡と壁との緩衝のための樹脂を示す図。
【図7】内袖鏡の開放を固定するキャッチ構造の別の例を示す図。
【図8】内袖鏡を折り畳んだ状態を示す、袖鏡と内袖鏡の上部断面図。
【図9】内袖鏡を袖鏡に固定しておくキャッチ構造の一例を示す図。
【図10】内袖鏡を袖鏡に固定しておくキャッチ構造のさらに別の例を示す図。
【図11】内袖鏡を袖鏡の取付構造で別の例を示す図。
【図12】参考図。
【図13】参考図。
【図14】参考図。
【図15】袖鏡とヒンジを、互いに直角に開いた状態の洗面化粧台の概略平面図
【図16】側頭部を見ている状態の、従来技術と本発明の比較図。
【図17】従来技術を示す図。
【図18】図17のQ部を示す拡大斜視図。
【符号の説明】
1…化粧鏡
3…主鏡
4…袖鏡
4a…開放端部
5…内袖鏡
7…(袖鏡の)鏡止め具
14…マグネット
16…ヒンジ
17…マグネット受け座
Claims (1)
- 主鏡と、主鏡に隣接すると共に主鏡側の端縁を回転中心として回動可能な袖鏡とを有する化粧鏡において、前記袖鏡の表裏側を鏡面とし、袖鏡の開放端部を回転中心として回動可能な両面袖鏡を取付けたことを特徴とする化粧鏡。
Priority Applications (1)
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JP13893599A JP4487296B2 (ja) | 1998-06-15 | 1999-05-19 | 化粧鏡 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP10-183409 | 1998-06-15 | ||
JP13893599A JP4487296B2 (ja) | 1998-06-15 | 1999-05-19 | 化粧鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000070092A JP2000070092A (ja) | 2000-03-07 |
JP4487296B2 true JP4487296B2 (ja) | 2010-06-23 |
Family
ID=26471865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13893599A Expired - Fee Related JP4487296B2 (ja) | 1998-06-15 | 1999-05-19 | 化粧鏡 |
Country Status (1)
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-
1999
- 1999-05-19 JP JP13893599A patent/JP4487296B2/ja not_active Expired - Fee Related
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