JP5066299B1 - 鏡台ユニット - Google Patents

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Abstract

【目的】洗面所における鏡化粧台であって、この鏡化粧台を構成する鏡を具備した扉が開閉いずれの状態においても整然とした外観にすることができる鏡台ユニットとすること。
【構成】収納筐体1と、中間扉枠部2と、鏡扉部3とかなり、中間扉枠部2はその幅方向一端側を第1連結部P1として開閉自在とし、鏡扉部3は中間扉枠部2の第1連結部P1とは、幅方向において反対側に第2連結部P2を設けること。中間扉枠部2は収納筐体1の正面開口部1a内部に収まるように閉じるものとし、鏡扉部3は収納筐体1の正面を覆うように閉じる構成とすること。中間扉枠部2と鏡扉部3との全開状態は相互に直角状とし、中間扉枠部2の幅方向で且つ第2連結部側P2の端部側面2aは直角に開いたときに、鏡扉部3の裏面側3rに当接する構成としてなること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、洗面所における鏡化粧台であって、この鏡化粧台を構成する鏡を具備した扉が開閉いずれの状態においても整然とした外観にすることができる鏡台ユニットに関する。
従来、洗面所の化粧台として、複数の棚が有機的に集合又は組み合わせることによるシステム化されたものが存在する。そして、棚の扉には鏡が装着されて、洗面所における収納を兼ねた鏡台として使用するものが一般的である。この種のものとして、中央に主鏡が備えられ、その両サイドに袖鏡が備えられたものが多い。そして、両サイドの袖鏡は、棚の扉として兼用されると共に、その袖鏡が手前に迫り出す構造を具備したものが存在している。上記の構成を具備したものとして、特許文献1が存在する。
特開2004−518号公報
特許文献1では、袖鏡と、該袖鏡を装着した扉を備えたキャビネットから構成される。前記キャビネットと前記袖鏡との間には水平面上を回動するフレームを介して連結され、該フレームと前記袖鏡とが蝶番にて折り畳み構造となるように構成されている。
ここで、特許文献1における蝶番は、キャビネットとフレーム及び該フレームと袖鏡とのそれぞれ上下端部同士をヒンジにて枢支連結している。この特許文献1におけるヒンジは、キャビネットに対して、フレーム及び袖鏡の開閉いずれの状態においても、外部に露出することになる。また、キャビネットに対して、袖鏡を閉じた状態では、フレームと袖鏡とが重なった状態で、フレームの一部、つまり外周側面が露出した状態となる。
本来、システム家具は、デザイン性が重要で、整然とした状態であることが必要である。そのために、蝶番(ヒンジ)等の金具は外部に露出しないように構成されることが好ましい。したがって、特許文献1に見られるように、蝶番が外部に露出することにより、その外観を著しく損なうことになってしまう。
さらに、このようなシステム家具は、近年、マンション等の集合住宅に使用されるものであるが、それぞれの部屋の構造や大きさ等は、異なる場合もあり、設置条件も異なってしまう。そのために、システムを構成するフレーム等の部材が1種類だけだと、異なる場所によって対応しきれないこともある。
そこで、本発明の目的(解決しようとする技術的課題)は、鏡が手前側に迫り出す構成のシステム家具として、極めて簡単な構成にて、蝶番等の金具が外部に露出することなく、整然とした優れた外観を有し、また、全体のサイズに対応して構成する部材を組み立てることができる鏡台ユニットを提供することにある。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、収納筐体と、中間扉枠部と、鏡扉部とかなり、前記中間扉枠部はその幅方向一端側を第1連結部として開閉自在とし、前記鏡扉部は前記中間扉枠部の前記第1連結部とは、幅方向において反対側に第2連結部を設け、前記中間扉枠部は前記収納筐体の正面開口部内部に収まるように閉じるものとし、前記鏡扉部は前記収納筐体の正面を覆うように閉じる構成とし、前記中間扉枠部と前記鏡扉部との全開状態は相互に直角状とし、前記中間扉枠部の幅方向で且つ前記第2連結部側の端部側面は直角に開いたときに、前記鏡扉部の裏面側に当接する構成としてなる鏡台ユニットとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、前記中間扉枠部は、前記収納筐体の正面開口部よりも高さ寸法及び幅寸法がそれぞれ小さく形成されると共に、前記鏡扉部は、前記収納筐体の前記正面開口部の高さ寸法及び幅寸法と同一もしくは大きく形成されてなる鏡台ユニットとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項3の発明を、請求項1又は2において、前記中間扉枠部と前記鏡扉部との前記第2連結部は、折り畳みの内方側に平蝶番が装着されてなる鏡台ユニットとしたことにより、上記課題を解決した。請求項4の発明を、請求項3において、前記平蝶番は複数個が設けられ、その一部には開き方向に弾性付勢する弾性部材が具備されてなる鏡台ユニットとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項5の発明を、請求項1,2,3又は4のいずれか1項の記載において、前記第2連結部付近で且つ前記鏡扉部の幅方向端部寄りの位置には、長手方向に沿って立上り状のガード部材が装着されてなる鏡台ユニットとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項6の発明を、請求項1,2,3,4又は5のいずれか1項の記載において、前記中間扉枠部は縦枠と横枠とから構成され、前記縦枠と前記横枠とは、それぞれ予め長さ寸法の異なるものが複数種類用意され、これらが組み合わせられることにより、複数のサイズの中間扉枠部が構成されてなる鏡台ユニットとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明では、中間扉枠部はその幅方向一端側を第1連結部として開閉自在とし、中間扉枠部は前記収納筐体の正面開口内部に収まるように閉じるものとした。さらに、鏡扉部は前記中間扉枠部の前記第1連結部とは、幅方向において反対側に第2連結部を設け、前記鏡扉部は前記収納筐体の正面を覆うように閉じる構成とした。
これにより、中間扉枠部は、収納筐体の正面開口部内に収まり、鏡扉部は、収納筐体に対して中間扉枠部が全く外部に露出することなく、閉じた状態にすることができ、本発明の鏡台ユニットを優れた外観にすることができる。さらに、中間扉枠部と鏡扉部とは全開状態は、相互に直角状又は略直角状とし、前記中間扉枠部の幅方向で且つ前記第2連結部側の端部側面が前記鏡扉部の裏面側に当接するようにした。
よって、鏡扉部が中間扉枠部に対して開き過ぎることがなく、鏡扉部が不安定になることを防止できる。また、前述したように前記中間扉枠部の幅方向で且つ前記第2連結部側の端部側面が前記鏡扉部の裏面側に当接する構成としたのみで、中間扉枠部の端部側面が該中間扉枠部と鏡扉部との開閉角度を規制するストッパとしての役目をなすものである。
したがって、中間扉枠部と鏡扉部は、直角又は略直角よりも大きな角度に開かないように、規制する構成となり、常時、中間扉枠部に対して鏡扉部を安定した状態で使用することができる。また、このように、極めて簡単な構造にて、中間扉枠部と鏡扉部との開き過ぎの防止機構を具備することができる。
請求項2の発明では、中間扉枠部は、収納筐体の正面開口部よりも高さ寸法及び幅寸法がそれぞれ小さく形成されたことによって、中間扉枠部は収納筐体の正面開口部内に確実に収まる。また、鏡扉部は、前記収納筐体の正面開口部の高さ寸法及び幅寸法と同一もしくは大きく形成されたことにより、収納筐体に対して鏡扉部を閉じたときには、中間扉枠部は全く外部に露出することがない構成にでき、閉じた状態で、シンプルで極めて良好な外観性にすることができる。
請求項3の発明では、中間扉枠部と鏡扉部との第2連結部における折り畳みの内方側に蝶番が装着されてなる鏡台ユニットとしたことにより、鏡扉部を収納筐体から手前側に迫り出す操作を行ったときに、蝶番が外部より、見え難い状態となり、鏡扉部を迫り出したときであっても、蝶番が外部から見えてしまうことを防止できる。これによって、鏡扉部を迫り出したときであっても、蝶番等の部品が鏡を使用する人の目に晒されることがなく、良好な外観を維持することができる。
また、収納筐体と中間扉枠部とはスライド蝶番にて連結する場合では、中間扉枠部が収納筐体の正面開口内に収まる開閉動作を円滑に行うことができると共に、スライド蝶番の復元の性質によって、中間扉枠部は閉じ方向に僅かに圧力をかけるのみで自動的に閉じようとする傾向を有するという利点もある。
請求項4の発明では、前記平蝶番は複数個が設けられ、その一部には開き方向に弾性付勢する弾性部材が具備された構成としたことにより、鏡扉部を開くときに、弾性力のアシストにより、鏡扉部を容易に開きやすい構成にすることができる。
請求項5の発明では、第2連結部付近で且つ前記鏡扉部の幅方向端部寄りの位置には、長手方向に沿って立上り状のガード部材が装着されているので、鏡扉部を開こうとするときに、鏡扉部の裏面側に手を当ててもガード部材によって中間扉枠部と鏡扉部との第2連結部箇所で指を挟んだりすることを防止でき、使用する人の保護がなされるものである。
請求項6の発明では、縦枠と前記横枠とは、それぞれ予め長さ寸法の異なるものが複数種類用意され、これらが組み合わせられることにより、複数のサイズの中間扉枠部が構成され、本発明の鏡台ユニットは、設置場所の空間の大きさが変化しても、十分に対応することができる。
(A)は本発明の鏡台ユニットが配置された洗面鏡台の斜視図、(B)は(A)の横断平面図、(C)は(B)の(ア)部拡大図である。 (A)は収納筐体の縦断正面図、(B)は収納筐体の縦断側面図、(C)は(A)のX1−X1矢視拡大断面図である。 (A)は中間扉枠部と鏡扉部とが第2連結部にて連結されて略全開状態とした斜視図、(B)は(A)の(イ)部拡大図、(C)は(B)のX2−X2矢視拡大断面図である。 (A)は中間扉枠部の正面図、(B)は(A)のX3−X3矢視断面図、(C)は(B)の(エ)部拡大図、(D)は(B)の(オ)部拡大図、(E)は(A)の(ウ)部背面図である。 (A)は中間扉枠部における第1縦枠と横枠との接合構造を示す要部斜視図、(B)は中間扉枠部における第2縦枠と横枠との接合構造を示す要部斜視図。 (A)及び(B)は中間扉枠部の第1縦枠,第2縦枠及び横枠の寸法を適宜設定した状態の分離した状態の正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明における鏡台ユニットは、図1,図2等に示すように、組立てタイプの洗面所の鏡台を構成するものであり、中央鏡台部7の幅方向両側に配置される〔図1(A),(B)参照〕。鏡台ユニットは、主に収納筐体1,中間扉枠部2及び鏡扉部3とから構成される(図1,図2参照)。収納筐体1は、幅方向両側に縦側板11,11が配置され、両縦側板11,11の上端に頂板12が配置され、両縦側板11,11の下端に底板13が配置されている。
そして、頂板12と底板13との間には、適宜の間隔で棚板が装着されることもある。収納筐体1には、正面に化粧品,化粧道具等の収納及びその出し入れのための正面開口部1aが存在する。前記収納筐体1に対して、中間扉枠部2が第1連結部P1を介して開閉
自在に枢支連結され、中間扉枠部2に対して鏡扉部3が第2連結部P2を介して回動自在
に枢支連結されている〔図1(B),(C)参照〕。
そして、前記中間扉枠部2は、その幅方向で且つ前記第2連結部P2側の端部側面2a
は、直角(略直角も含む)に開いたときに、鏡扉部3の裏面側に当接する構成となる。つまり、中間扉枠部2の端部側面2aは、鏡扉部3に当接するときには、中間扉枠部2と鏡扉部3とは直角(略直角も含む)となる〔図(B),(C)及び図3参照〕。
なお、本発明において、収納筐体1,中間扉枠部2,鏡扉部3等の構成で、正面及び背面が存在し、その正面とは、中間扉枠部2及び鏡扉部3が全閉状態で、鏡を使用する者から見た面が正面であり、その反対側が背面である。
中間扉枠部2は、第1縦枠21,第2縦枠22及び横枠23とから構成され、前記第1縦枠21と前記第2縦枠22とが所定間隔に配置され、前記第1縦枠21と前記第2縦枠22の上端及び下端に横枠23,23が配置される〔図4(A),参照〕。そして、第1縦枠21と第2縦枠22と上下の横枠23,23とによって長方形の枠体が構成される。
中間扉枠部2において、第1縦枠21は、前記収納筐体1に対して第1連結部P1が設
けられる側を構成する〔図1(C),図2(C)参照〕。また、第2縦枠22は、後述する鏡扉部3と連結する第2連結部P2が設けられる部位となる〔図1(C),図3参照〕
。前記第1縦枠21は、長手方向に直交する断面形状が長方形状に形成された中空管形状に形成されており、その長辺側21aが中間扉枠部2の幅方向に沿う部分となり、短辺側21bが幅方向端部の側面を構成する〔図4(C),図5(B)参照〕。
そして、第1縦枠21の背面における長辺側21aには、前記第1連結部P1を構成す
るスライド蝶番41が装着されるための円形開口孔等の取付加工部21dが形成されている〔図4(E),図5(B)参照〕。第1縦枠21の上下両端には、切除部21c,21cが形成される。
第2縦枠22は、断面長方形の帯板状に形成されたものであり、その上下方向両端箇所で且つ幅方向の略中間箇所の位置おいて段差状となるように略方形状且つ段差窪み状の切除部22aが形成されている。該切除部22aは、第2縦枠22の長手方向の両端に後述する横枠23とが重なり合う分量だけ形成されている。
第2縦枠22の幅方向の両端側面で且つ、鏡扉部3と第2連結部P2にて連結する側の
端面は端部側面2aと称する〔図1(C),図3(B),(C)参照〕。つまり、中間扉枠部2の幅方向の端部で鏡扉部3と第2連結部P2にて連結する側の端面が前記鏡扉部3の裏面側3rと当接する端部側面2aとなる。該端部側面2aは、中間扉枠部2の第1連結部P1が設けられている端部側面とは反対側の側面となる。端部側面2aは、後述するように鏡扉部3の裏面側3rに当接し、中間扉枠部2と鏡扉部3とが直角(略直角も含む)となるように、開き角度を規制する(図3参照)。
横枠23は、中間扉枠部2の上下に配置されるものであり、長手方向両端に段差接続部23a,23bが形成されている。そして、横枠23の一方の段差接続部23aは、前記第1縦枠21に形成された切除部21aに挿入されるようにしてと接合される〔図5(B)参照〕。
また、前記横枠23の他方の段差接続部23bは、前記第2縦枠22に形成された切除部22aに重合するようにして接続され〔図5(A)参照〕、それぞれは、ビス等の固着具にて固着される。このようにして、第1縦枠21,第2縦枠22及び上下の横枠23,23によって、中間扉枠部2が形成される(図4参照)。
中間扉枠部2は、前記収納筐体1のいずれか一方の縦側板11に第1連結部P1を介し
て開閉自在に装着される。中間扉枠部2は、収納筐体1に対して閉じた状態では、中間扉枠部2の全体が前記収納筐体1の正面開口部1aから、収納筐体1の内部側に完全に収められる構造としたものである。
つまり、中間扉枠部2は、収納筐体1に対して閉じたときには、正面開口部1aから内部に入り込み、該正面開口部1aから収納筐体1の外部には露出しない構成となる〔図1(B),(C)図3及び図4等参照〕。第1連結部P1は、具体的には、スライド蝶番4
1が好適である。
特に、該スライド蝶番41として使用される種類では、閉じたときに中間扉枠部2が収納筐体1の正面開口部1aから内部に収まるものが使用される。また、中間扉枠部2が閉じ状態で収納筐体1の正面開口部1aより内部に収まる構成となるものであれば、前記スライド蝶番41に限定されず、その他の蝶番を使用しても構わない。
中間扉枠部2は、第1縦枠21,第2縦枠22及び横枠23,23の長手方向の寸法を適宜自由に設定することにより、複数の異なるサイズの中間扉枠部2を備え、新築工事における異なる広さの部屋に対応させることができる。具体的には、第1縦枠21の長手方向寸法をLaとし、第2縦枠22の長手方向寸法をLbとする。また横枠23の長手方向寸法をLcとする。
寸法Laと、寸法Lbとは、同一である。したがって、寸法Laと寸法Lbのサイズを大きくしたり、或いは小さく設定したものを数種類用意しておくことで中間扉枠部2の高さ方向の寸法を大きいものとしたり、小さいものとして組み立てることができ、洗面室の広さに応じた鏡のサイズに合わせたものを迅速に用意することができる。
同様に、横枠23についても寸法Lcのサイズを大きくしたり、或いは小さく設定したものを数種類用意しておくことで中間扉枠部2の幅方向の寸法を大きいものとしたり、小さいものとして組み立てることができ、洗面室の広さに応じた鏡のサイズに合わせたものを迅速に用意することができる。
そのために、前記中間扉枠部2は、前記収納筐体1の正面開口部1aよりも高さ寸法及び幅寸法がそれぞれ小さく形成される。ここで、収納筐体1の正面開口部1aの高さ寸法をHaとし、幅方向寸法をWaとし、また中間扉枠部2の高さ寸法をHbとし、幅方向寸法をWbとする。
したがって、中間扉枠部2の収納筐体1の正面開口部1aの寸法の大小関係は、以下のようになる。
Figure 0005066299
及び
Figure 0005066299
である。
次に、鏡扉部3は、ベース部31に鏡部32が装着されたものである。ベース部31は、肉厚のある板材から構成され、具体的には木製板材が使用されているが、その他の部材が使用されることもあり、いずれの部材であっても、強固なものが使用される。鏡扉部3は、前記中間扉枠部2と第2連結部P2を介して連結される。
具体的には、中間扉枠部2の幅方向において、前記第1連結部P1の側とは反対側とな
る位置と、鏡扉部3とが第2連結部P2によって連結されるものであり、実際には、中間
扉枠部2の第2縦枠22と鏡扉部3のベース部31とが第2連結部P2により連結される
ものである。
前記第1連結部P1と前記第2連結部P2とは、中間扉枠部2の幅方向において、それ
ぞれ反対側に装着されている。さらに、中間扉枠部2と鏡扉部3とは、折り畳まれた状態で、それぞれの幅方向端部は第2連結部P2側において、鏡扉部3が中間扉枠部2よりも僅かに幅方向に突出する構成となっている。
また、第1連結部P1は、幅方向において反対側では、鏡扉部3が中間扉枠部2よりも
大きく突出する形状となっている。第2連結部P2は、平蝶番42が使用される。該平蝶
番42は、2枚の板材と枢支連結部とから構成される通常の蝶番である。平蝶番42は、複数個が備わっており、一列に配列されている。また中間扉枠部2と鏡扉部3の長手方向に沿って、長尺な一本の平蝶番42が使用されることもある。
さらに、前記鏡扉部3には、前記第2連結部P2付近で且つ前記鏡扉部3の幅方向端部寄りの位置に、長手方向に沿って立上り状のガード部材5が装着される〔図1(C),図3等参照〕。ガード部材5は、長手方向に直交する断面形状が略L字形状に形成されたものであり、取付片51と立上り片52とから構成されている。そして、該立上り片52は、前記中間扉枠部2の端部側面2aの付近に位置するようにしてガード部材5が鏡扉部3の裏面側に装着される。
前記中間扉枠部2と前記鏡扉部3とは、第2連結部P2を介して開閉するものであるが
、その全開状態における開き角度θは、相互に直角状(約90度)程度で、直角付近の角度も含まれる〔図1(C),図3(C)参照〕。実際には、直角よりも僅かに大きく開くように構成されている。
中間扉枠部2の幅方向端部の鏡扉部3の幅方向端部が第2連結部P2側の端部側面2a
は、中間扉枠部2と鏡扉部3とが相互に直角に開いた状態となったときに、前記鏡扉部3の裏面側3rに当接する構成としている。ここで、鏡扉部3の裏面側3rとは、鏡扉部3の背面側に等しい。
また、鏡扉部3の裏面側3rには、前述したようにガード部材5が装着された構成においては、前記中間扉枠部2の端部側面2aは、ガード部材5の取付片51に当接することになる。前記取付片51は、鏡扉部3の裏面側3rに装着されているので、中間扉枠部2の端部側面2aが鏡扉部3の裏面側3rに間接的に当接するものであり、このような形態においても、前記端部側面2aは、鏡扉部3の裏面側3rに当接する概念に含まれるものである〔図3(C)参照〕。
また、前記中間扉枠部2の端部側面2a箇所を構成する第2縦枠22の幅方向外側面には、補強部材24が装着されている〔図3(C)参照〕。該補強部材24は、金属製で且つ断面L字形状に形成され、第2縦枠22の裏面(又は正面)と幅方向端面との角部に亘って装着されている。そして中間扉枠部2の端部側面2aは、前記補強部材24を装着した状態では、補強部材24の装着した部分が端部側面2aとして使用されることになる。
これによって、中間扉枠部2と鏡扉部3とが第2連結部P2を介して略直角となるように規制されつつ開くことができ、中間扉枠部2と鏡扉部3とが過度に開き過ぎて、鏡扉部3の開き位置が不安定となることを防止するものである〔図1(A),(C)参照〕。
鏡扉部3は、前記収納筐体1の正面開口部1aよりも高さ寸法及び幅寸法が同一もしくは大きく形成される。ここで、鏡扉部3の高さ寸法をHcとし、幅方向寸法をWcとすると、大小関係は以下のようになる。
Figure 0005066299
及び
Figure 0005066299
である。
つまり、収納筐体1の正面開口部1aと、中間扉枠部2と、鏡扉部3との大小関係は、鏡扉部3,収納筐体1の正面開口部1a,中間扉枠部2の順である。つまり、
Figure 0005066299
及び
Figure 0005066299
である。
本発明では、中間扉枠部2は、収納筐体1の正面開口部1aよりも高さ寸法及び幅寸法がそれぞれ小さく形成されたことによって、中間扉枠部2は収納筐体1の正面開口部1a内に確実に収まる。また、鏡扉部3は、前記収納筐体1の正面開口部1aの高さ寸法及び幅寸法と同一もしくは大きく形成されたことにより、収納筐体1に対して鏡扉部3を閉じたときには、中間扉枠部2は収納筐体1の正面開口部1aから外部に全く露出することがない構成にできる。
したがって、収納筐体1に対して、中間扉枠部2及び鏡扉部3が全閉した状態では、中間扉枠部2が収納筐体1の正面開口部1aから内部に収まる構成であり、鏡扉部3が収納筐体1の正面開口部1aを覆うように閉じるので、全閉状態において、鏡扉部3と収納筐体1との間には中間扉枠部2は露出されない。そのために、鏡扉部3が収納筐体1に対する全閉状態において、本発明の鏡台ユニットは、その外観を整然としたものとし、シンプル且つ優れたデザインにすることができる。
また、中間扉枠部2と鏡扉部3とが収納筐体1に対して全開状態の場合には、中間扉枠部2と鏡扉部3との第2連結部P2における折り畳みの内方側に平蝶番42が装着されて
いる。そのために、鏡扉部3を収納筐体1から手前側に迫り出す操作を行ったときに、平蝶番42が鏡を使用する者から、見え難い状態となり、鏡扉部3を迫り出したときであっても、平蝶番42が外部から見えてしまうことを防止できる。これによって、鏡扉部3を手前側に迫り出したときであっても、蝶番等の部品が鏡を使用する人の目に晒されることがなく、良好な外観を維持することができる。
前記第2連結部P2では、その一部に開き方向に弾性付勢する弾性部材43が装着され
ている〔図3(B),(C)参照〕。該弾性部材43は、第2連結部P2を構成する複数
の前記平蝶番42,42,…の中で1個又は2個等の少数に装着される。
そして、鏡扉部3を収納筐体1から開くときに、前記弾性部材43によって中間扉枠部2と鏡扉部3との間にて開く方向に弾性付勢力が働き、中間扉枠部2に対して鏡扉部3は略直角状態に開き、且つ弾性付勢力にてその直角状態を維持することができ、安定した鏡扉部3の開き状態にすることができる。
ガード部材5は、収納筐体1から鏡扉部3と中間扉枠部2とを開くときに、鏡扉部3の裏面側3rと、中間扉枠部2の端部側面2aに指が近づかないようにして、鏡扉部3の裏面側との間に指を詰める事故を未然に防止する役目をなすものである。
本発明における鏡台ユニットは、中央鏡台部7の幅方向両側に左右対称に設置される〔図1(A),(B)参照〕。中央鏡台部7の鏡は、鏡台ユニットの鏡扉部3における鏡部32の幅方向寸法のおよそ2倍程度である。中央鏡台部7の両側における鏡台ユニットの鏡扉部3を略最大に開くと、中央鏡台部7の手前側において、両中間扉枠部2,2と、両鏡扉部3,3とが略長方形状の枠状を構成しつつ、両鏡扉部3,3が手前側に迫り出し、あたかも中央鏡台部7が手前に迫り出すように見える。
また鏡扉部3と収納筐体1との間には戸閉用のロック部材8,8が装着され、閉じた状態を維持することができる。該ロック部材8は、具体的には板状の磁石材が使用される。
1…収納筐体、2…中間扉枠部、3…鏡扉部、1a…正面開口部、21…第1縦枠、
22…第2縦枠、23…横枠、42…平蝶番、43…弾性部材、5…ガード部材、
P1…第1連結部、P2…第2連結部。

Claims (6)

  1. 収納筐体と、中間扉枠部と、鏡扉部とかなり、前記中間扉枠部はその幅方向一端側を第1連結部として開閉自在とし、前記鏡扉部は前記中間扉枠部の前記第1連結部とは、幅方向において反対側に第2連結部を設け、前記中間扉枠部は前記収納筐体の正面開口部内部に収まるように閉じるものとし、前記鏡扉部は前記収納筐体の正面を覆うように閉じる構成とし、前記中間扉枠部と前記鏡扉部との全開状態は相互に直角状とし、前記中間扉枠部の幅方向で且つ前記第2連結部側の端部側面は直角に開いたときに、前記鏡扉部の裏面側に当接する構成としてなることを特徴とする鏡台ユニット。
  2. 請求項1において、前記中間扉枠部は、前記収納筐体の正面開口部よりも高さ寸法及び幅寸法がそれぞれ小さく形成されると共に、前記鏡扉部は、前記収納筐体の前記正面開口部の高さ寸法及び幅寸法と同一もしくは大きく形成されてなることを特徴とする鏡台ユニット。
  3. 請求項1又は2において、前記中間扉枠部と前記鏡扉部との前記第2連結部は、折り畳みの内方側に平蝶番が装着されてなることを特徴とする鏡台ユニット。
  4. 請求項3において、前記平蝶番は複数個が設けられ、その一部には開き方向に弾性付勢する弾性部材が具備されてなることを特徴とする鏡台ユニット。
  5. 請求項1,2,3又は4のいずれか1項の記載において、前記第2連結部付近で且つ前記鏡扉部の幅方向端部寄りの位置には、長手方向に沿って立上り状のガード部材が装着されてなることを特徴とする鏡台ユニット。
  6. 請求項1,2,3,4又は5のいずれか1項の記載において、前記中間扉枠部は縦枠と横枠とから構成され、前記縦枠と前記横枠とは、それぞれ予め長さ寸法の異なるものが複数種類用意され、これらが組み合わせられることにより、複数のサイズの中間扉枠部が構成されてなることを特徴とする鏡台ユニット。
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