JP2990593B2 - 建物構造体の解体工法及び解体装置 - Google Patents

建物構造体の解体工法及び解体装置

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JP2990593B2 JP8281687A JP28168796A JP2990593B2 JP 2990593 B2 JP2990593 B2 JP 2990593B2 JP 8281687 A JP8281687 A JP 8281687A JP 28168796 A JP28168796 A JP 28168796A JP 2990593 B2 JP2990593 B2 JP 2990593B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ビル,マンショ
ンなどの中高層階建物構造体の解体工法及び解体装置に
係る技術的分野に属する。
【0002】
【従来の技術】 ビルやマンションの屋上又は最上階に
ニプラー,ブルトーザなどの重機を揚重搬入し、これら
重機により上層より解体しながら順次下層へ移行させる
解体作業は一般に知られている。(例えば、昭和51年
4月15日発行の「建築工法事典,P605,P618
の記載事項参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 この種従来のビル解
体手段には、次のような課題がある。 (a)ニプラー,ブルトーザなどの重機をビルやマンシ
ョンの屋上又は最上階に揚重搬入するのに多くの時間と
労力を要する。 (b)解体に際し、解体物の落下や塵埃などの飛散防止
解体に伴う騒音防止対策として、高所まで養生対策を施
す必要がある。 (c)高所で生じた解体物の搬出処理が容易でない。 (d)環境(視覚)対策が要求される。 (e)雨天や荒天時には解体作業ができないため、解体
工期が不安定である。 (f)解体費用が嵩む。
【0004】本発明の目的は、基礎上において、中高層
階の建物構造体を下降させながら、最下層階から順次上
層階へと順次解体処理することにより、従来技術の欠点
がことごとく解決できる建物構造体の解体工法と解体装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的は、建物構造
体の全ての主柱を挟むように、主柱2の同一側又は対角
対称位置に1層階分の高さより背高とした2基1組の架
台を配設し、該各架台に、主柱に接続された両側梁下端
を支持する水平姿勢の閂構造からなる荷重受け梁を昇降
及び水平移動可能に装着せしめ、荷重受け梁を水平方向
に送り出した状態で梁の支承材としての荷重受け梁の両
端を下方より支持する2基1組の昇降手段を設けたこと
により達成される。上記目的は、請求項1において、架
台に対して昇降及び水平移動可能に設けられ、かつ主柱
に接続された両側梁下端を支持する水平姿勢の閂構造か
らなる荷重受け梁の一側に近接して、荷重受け梁の昇降
位置を連続的に計測する手段を設けたことにより達成さ
れる。上記目的は、建物構造体の地上1階における全て
の主柱の両側近傍下部及び当該主柱に接続した2階両側
梁の近傍の躯体を一部解体する第1工程、この両解体部
を利用し、全ての主柱両側の2階梁下面に接し、建物構
造体の全荷重を分担支承する昇降可能な支持手段をもつ
解体装置を基礎上にセットする第2工程、全ての支持手
段を上昇して全ての主柱に接続した2階梁下面に当接さ
せるとともに、この梁より上方の建物構造体の全荷重を
全ての支持手段に分担支承させる第3工程、この状態で
全ての主柱上部を所定の長さだけ残して地上1階躯体を
全て解体するとともに、全ての主柱軸線に対応した基礎
上に所定高さの支持ブロックを仮設する第4工程、全て
の支持手段を一斉に下降させ、残された全ての主柱下部
を支持ブロック上に乗載し、残った建物構造体の全荷重
を支持ブロックに盛り替える第5工程、全ての支持手段
を一斉に若干下降させて支持手段を自由とする第6工
程、自由となった支持手段を2階梁と干渉しない外側方
に水平移動する第7工程、前記第1工程から第7工程の
適宜時期に、3階部分の主柱両側梁の近傍の躯体を予じ
め解体するか、あるいは予じめ開口を設け、この解体部
又は開口を介して主柱両側の3階梁の下面に支持手段を
上昇,水平移動,再上昇して当接させるとともに、この
梁より上方の建物構造体の全荷重を支持手段に分担支承
させる第8工程、この状態で、全ての主柱上部を所定の
長さだけ残して2階の躯体を全て解体する第9工程、全
ての支持手段を一斉に下降させ、残存した全ての主柱下
端を支持ブロック上に乗載せしめ、残された建物構造体
の全荷重を支持ブロックに盛り替えする第10工程、支
持手段を一斉に若干下降させて支持手段を自由とする第
11工程、以下、第7工程〜第11工程を繰り返し行な
い、建物構造体の全てを解体することにより達成され
る。上記目的は、建物構造体の地上1階における全ての
主柱の両側近傍下部及び当該主柱に接続した2階両側梁
の近傍の躯体を一部解体する第1工程、この両解体部を
利用し、全ての主柱両側の2階梁下面に接し、建物構造
体の全荷重を分担支承する昇降可能な支持手段をもつ解
体装置を基礎上にセットする第2工程、全ての支持手段
を上昇して全ての主柱に接続した2階梁下面に当接させ
るとともに、この梁より上方の建物構造体の全荷重を全
ての支持手段に分担支承させる第3工程、この状態で全
ての主柱上部を所定の長さだけ残して地上1階躯体を全
て解体するとともに、全ての主柱軸線に対応した基礎上
に所定高さの支持ブロックを仮設する第4工程、昇降位
置の連続計測手段を用いて、全ての支持手段の動作が所
定精度で同調するようにして、全ての支持手段を一斉に
下降させ、残された全ての主柱下部を支持ブロック上に
乗載し、残った建物構造体の全荷重を支持ブロックに盛
り替える第5工程、全ての支持手段を一斉に若干下降さ
せて支持手段を自由とする第6工程、自由となった支持
手段を2階梁と干渉しない外側方に水平移動する第7工
程、前記第1工程から第7工程の適宜時期に、3階部分
の主柱両側梁の近傍の躯体を予じめ解体するか、あるい
は予じめ開口を設け、この解体部又は開口を介して主柱
両側の3階梁の下面に支持手段を上昇,水平移動,再上
昇して当接させるとともに、この梁より上方の建物構造
体の全荷重を支持手段に分担支承させる第8工程、この
状態で、全ての主柱上部を所定の長さだけ残して2階の
躯体を全て解体する第9工程、昇降位置の連続計測手段
を用いて、全ての支持手段の動作が所定精度で同調する
ようにして、全ての支持手段を一斉に下降させ、残存し
た全ての主柱下端を支持ブロック上に乗載せしめ、残さ
れた建物構造体の全荷重を支持ブロックに盛り替えする
第10工程、支持手段を一斉に若干下降させて支持手段
を自由とする第11工程、以下、第7工程〜第11工程
を繰り返し行ない、建物構造体の全てを解体するこによ
り達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】 図面に就いて本発明解体工法の
実施の形態の詳細、及び解体装置の構成を説明する。図
1a〜pは解体工法を示す流れ図、図2は解体装置の斜
視図、図3は解体装置の側面図、図4は解体装置の平面
図、図5a,bは主柱に対する解体装置の配置を示す説
明図である。
【0007】図2〜図4について、本発明解体工法を施
工するための解体装置の詳細について説明する。解体装
置Aは、次のように構成されている。1は、建物構造体
Bを構成する全ての主柱2に、図5に示す配置例のよう
に主柱2を挟むように配設され、かつ、1層階分の高さ
より背高で、前後面を開口3したボックス構造からなる
2基1組の架台で、各架台1の下辺前後方向には比較的
長尺の支持底板4が一体に形成してあって、架台1の側
面形状はL字形に形成されている。そして、前記ボック
ス構造の架台1の内部及び支持底板4の先端部には、垂
直姿勢の2基の油圧シリンダ5,6を夫々装備する。支
持底板4に設けた油圧シリンダ6の上部には、梁と取り
合うクッション材又は球面座7が設けてある。尚、特に
図示してないが、前記支持底板4は建物構造体Bの基礎
8の地中通り梁上に置かれるとともに、アンカーが適宜
設けられることは勿論である。
【0008】9は、架台1の開口3巾と略同巾で、か
つ、架台1とこれに一体形成せる支持底板4を加えた長
さと略同長で、而も水平姿勢の閂構造からなる荷重受け
梁で、この荷重受け梁9は架台1の内部に設けた油圧シ
リンダ5の上部に乗載支持されるとともに、架台1の前
後面に設けた前記開口3を介して前後方向に出入可能に
スライドするよう架台1にガイドされており、又油圧シ
リンダ5の昇降作用に追従しうるようにしたものであ
る。図中10は、荷重受け梁9の転倒モーメントに対応
する抑え材,11は、荷重受け梁9の中央部上面に設け
られ、而も主柱2に接続した左右の梁12の下面になら
ってこれを支持するクッション材又は球面座である。又
15は架台1の横倒れを防止する転倒防止用のステーで
あり、このステー15は形鋼,パイプ材などで構成して
も機能は同じである。尚、前記油圧シリンダ5,6は、
電動方式やエアシリンダでもよいことから、実施例のも
のに特定はされない。
【0009】前記荷重受け梁9は図3に示すように、架
台1の内部に配設せる油圧シリンダ5の上部に固装した
前記抑え材10に対してスライド可能に挿嵌され、抑え
材10の前端上部と荷重受け梁9の後端上部に介設した
油圧又はエアシリンダ16によって、実線の位置から仮
想線で示す位置間を水平移動できるようにしてある。又
油圧シリンダ5に追随して昇降する抑え材10は、架台
1に形成した前後の摺動ガイド面1a,1bにガイドさ
れる。又各架台1の前部一側には、前記荷重受け梁9の
昇降位置を連続的に計測する手段17が立設されてい
る。前記シリンダ16に代え、ラック,ピニオン構造な
ども使用できるので、実施例の構成に特定されることは
ない。解体装置Aは上述のように構成されている。
【0010】
【解体方法の説明】 上述した解体装置Aを用いて、中
高層階の建物構造体Bを解体する方法を、図1a〜pに
ついて説明する。図1aに示す建物構造体Bを構成する
最下層階、即ち、地上1階における全ての主柱2の両側
近傍下部及び当該主柱2に接続した2階の床面構成用の
両側梁12の直下部に対応する躯体側壁aを、一部とり
壊して解体開口13a,13bを設ける第1工程、又建
物構造体Bの内側に位置する主柱に関しては、この工程
に加えて架台1と干渉する2階の床面をも一部とり壊
す。(図1b) 建物構造体Bの主柱2両側の基礎8上に、主柱2を挟む
ように荷重受け梁9をもつ2基の解体装置Aの支持底板
4が下部解体開口13aより躯体内部に挿入するように
して設置する第2工程、(図1c) 図1dに示すように、両油圧シリンダ5,6を上方に伸
ばして荷重受け梁9を上方の解体開口13bの外側方中
間に臨ませ、次いで図1eで示すように、荷重受け梁9
を2階の梁下に移動させ、荷重受け梁9の両端部を両油
圧シリンダ5,6に乗載支持させた状態で両油圧シリン
ダ5,6を更に上昇し、荷重受け梁9の上面中間部を2
階の梁12下面に当接させて、建物構造体Bの全荷重を
全ての解体装置Aに分担支承させる第3工程、(図1
f) この状態で、全ての主柱2上部を所定の長さだけ残して
地上1階の躯体を全て解体するとともに、主柱2の軸線
に対応した基礎8上、即ち両架台1間の基礎8上に所定
高さの支持ブロック14を仮設する第4工程、(図1
g) 全ての解体装置Aの油圧シリンダ5,6によって建物構
造体Bを一斉に降下させ、前記残された一部の主柱2の
下部を、スペーサで調整するようにして支持ブロック1
4上に乗載し、残された建物構造体Bの全荷重を支持ブ
ロック14にに盛り替える第5工程、(図1h) 全て
の油圧シリンダ5,6を若干下降させ、2階の梁12か
ら荷重受け梁9を縁切りし、荷重受け梁9を自由にする
第6工程、(図1i) 荷重受け梁9をスライド後退移動させて梁12と干渉し
ない外側方にスライド移動させる第7工程、(図1j) 図1hに示すように、上記第1工程〜第7工程の適宜時
期に3階の主柱両側梁12の近傍の躯体を一部解体して
開口13bを設け、両油圧シリンダ5,6を上方に伸ば
して荷重受け梁9を解体開口13bの外側方中間に臨ま
せ、次いで図1lのように、荷重受け梁9を躯体内部に
移動させ、荷重受け梁9の両端部を両油圧シリンダ5,
6に乗載させた状態で両油圧シリンダ5,6を上昇し、
荷重受け梁9の上面中央部を3Fの梁12下面に当接さ
せて、建物構造体Bの全荷重を全ての解体装置Aに分担
支承させる第8工程、(図1m) この状態で、主柱2の上部を所定の長さ分残して当該2
F層階の躯体を全て解体する第9工程、(図1n) 全ての解体装置Aの両油圧シリンダ5,6の作用で建物
構造体Bを一斉に降下させ、残された主柱2の下部をス
ペーサーで調整するようにして支持ブロック14上に乗
載し、残りの建物構造体Bの全荷重を支持ブロック14
に盛り替えする第10工程、(図1o) 全ての両油圧シリンダ5,6を若干下降させ、3Fの梁
12から荷重受け梁9を縁切りし、荷重受け梁9を自由
にする第11工程、(図1p) 以下、図1j〜図1pに示す工程、詳しくは第7工程〜
第11工程を繰り返し行ない、建物構造体Bの全階層を
解体したのち、全ての解体装置Aをそのまま又は分解し
て搬出する。
【0011】又別解体工法として、前述した第5工程及
び第10工程において、全ての荷重受け梁9を一斉に降
下させ、全ての主柱2の下端を支持ブロック14に乗載
し、残った建物構造体Bの全荷重を支持ブロック14に
盛り替えするに当たり、荷重受け梁9の昇降動作を、昇
降位置の連続計測手段17を用いて、全ての荷重受け梁
9の動作が所定精度で同調するように制御する。
【0012】
【発明の効果】 上述のように本発明の構成によれば、
次のような効果が得られる。 (a)地上レベルにおいて、最下層階から順次上層階の
建物構造体を降下させながら解体するので、全天候下で
の解体作業を可能とし、解体工期の大巾な短縮が図れる
とともに、工費も低廉で済み、従来の解体工法がもつ課
題をことごとく解消しうる。 (b)解体工法を実施するための装置も簡便で、その設
置,搬出も容易であり、効率よく連続した解体作業がな
しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 a〜pは解体工法を示す流れ図である。
【図2】 解体装置の斜視図である。
【図3】 解体装置の側面図である。
【図4】 解体装置の平面図である。
【図5】 a,bは主柱に対する解体装置の配置を示す
説明図である。
【符号の説明】
A 解体装置 B 建物構造体 a 躯体側壁 1 架台 2 主柱 3 開口 4 支持底板 5 油圧シリンダ 6 油圧シリンダ 7 球面座 8 基礎 9 荷重受け梁 10 抑え材 11 クッション材又は球面座 12 主柱に接続した梁 13a 解体開口 13b 解体開口 14 支持ブロック 15 転倒防止用のステー 16 シリンダ 17 昇降位置計測手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物構造体の全ての主柱を挟むように、
    主柱(2)の同一側又は対角対称位置に1層階分の高さ
    より背高とした2基1組の架台を配設し、該各架台に、
    主柱に接続された両側梁下端を支持する水平姿勢の閂構
    造からなる荷重受け梁を昇降及び水平移動可能に装着せ
    しめ、荷重受け梁を水平方向に送り出した状態で梁の支
    承材としての荷重受け梁の両端を下方より支持する2基
    1組の昇降手段を設けたことを特徴とする建物構造体の
    解体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、架台に対して昇降及
    び水平移動可能に設けられ、かつ主柱に接続された両側
    梁下端を支持する水平姿勢の閂構造からなる荷重受け梁
    の一側に近接して、荷重受け梁の昇降位置を連続的に計
    測する手段を設けたことを特徴とする建物構造体の解体
    装置。
  3. 【請求項3】 建物構造体の地上1階における全ての主
    柱の両側近傍下部及び当該主柱に接続した2階両側梁の
    近傍の躯体を一部解体する第1工程、 この両解体部を利用し、全ての主柱両側の2階梁下面に
    接し、建物構造体の全荷重を分担支承する昇降可能な支
    持手段をもつ解体装置を基礎上にセットする第2工程、 全ての支持手段を上昇して全ての主柱に接続した2階梁
    下面に当接させるとともに、この梁より上方の建物構造
    体の全荷重を全ての支持手段に分担支承させる第3工
    程、 この状態で全ての主柱上部を所定の長さだけ残して地上
    1階躯体を全て解体するとともに、全ての主柱軸線に対
    応した基礎上に所定高さの支持ブロックを仮設する第4
    工程、 全ての支持手段を一斉に下降させ、残された全ての主柱
    下部を支持ブロック上に乗載し、残った建物構造体の全
    荷重を支持ブロックに盛り替える第5工程、 全ての支持手段を一斉に若干下降させて支持手段を自由
    とする第6工程、 自由となった支持手段を2階梁と干渉しない外側方に水
    平移動する第7工程、 前記第1工程から第7工程の適宜時期に、3階部分の主
    柱両側梁の近傍の躯体を予じめ解体するか、あるいは予
    じめ開口を設け、この解体部又は開口を介して主柱両側
    の3階梁の下面に支持手段を上昇,水平移動,再上昇し
    て当接させるとともに、この梁より上方の建物構造体の
    全荷重を支持手段に分担支承させる第8工程、 この状態で、全ての主柱上部を所定の長さだけ残して2
    階の躯体を全て解体する第9工程、 全ての支持手段を一斉に下降させ、残存した全ての主柱
    下端を支持ブロック上に乗載せしめ、残された建物構造
    体の全荷重を支持ブロックに盛り替えする第10工程、 支持手段を一斉に若干下降させて支持手段を自由とする
    第11工程、 以下、第7工程〜第11工程を繰り返し行ない、建物構
    造体の全てを解体することを特徴とする建物構造体の解
    体工法。
  4. 【請求項4】 建物構造体の地上1階における全ての主
    柱の両側近傍下部及び当該主柱に接続した2階両側梁の
    近傍の躯体を一部解体する第1工程、 この両解体部を利用し、全ての主柱両側の2階梁下面に
    接し、建物構造体の全荷重を分担支承する昇降可能な支
    持手段をもつ解体装置を基礎上にセットする第2工程、 全ての支持手段を上昇して全ての主柱に接続した2階梁
    下面に当接させるとともに、この梁より上方の建物構造
    体の全荷重を全ての支持手段に分担支承させる第3工
    程、 この状態で全ての主柱上部を所定の長さだけ残して地上
    1階躯体を全て解体するとともに、全ての主柱軸線に対
    応した基礎上に所定高さの支持ブロックを仮設する第4
    工程、 昇降位置の連続計測手段を用いて、全ての支持手段の動
    作が所定精度で同調するようにして、全ての支持手段を
    一斉に下降させ、残された全ての主柱下部を支持ブロッ
    ク上に乗載し、残った建物構造体の全荷重を支持ブロッ
    クに盛り替える第5工程、 全ての支持手段を一斉に若干下降させて支持手段を自由
    とする第6工程、 自由となった支持手段を2階梁と干渉しない外側方に水
    平移動する第7工程、 前記第1工程から第7工程の適宜時期に、3階部分の主
    柱両側梁の近傍の躯体を予じめ解体するか、あるいは予
    じめ開口を設け、この解体部又は開口を介して主柱両側
    の3階梁の下面に支持手段を上昇,水平移動,再上昇し
    て当接させるとともに、この梁より上方の建物構造体の
    全荷重を支持手段に分担支承させる第8工程、 この状態で、全ての主柱上部を所定の長残さだけ残して
    2階の躯体を全て解体する第9工程、 昇降位置の連続計測手段を用いて、全ての支持手段の動
    作が所定精度で同調するようにして、全ての支持手段を
    一斉に下降させ、残存した全ての主柱下端を支持ブロッ
    ク上に乗載せしめ、残された建物構造体の全荷重を支持
    ブロックに盛り替えする第10工程、 支持手段を一斉に若干下降させて支持手段を自由とする
    第11工程、 以下、第7工程〜第11工程を繰り返し行ない、建物構
    造体の全てを解体するこを特徴とする建物構造体の解体
    工法。
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