JP2884396B2 - 建物構造体の建築工法及び建物構造体の扛重装置 - Google Patents

建物構造体の建築工法及び建物構造体の扛重装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ビル,マンショ
ンなど建物構造体の全天候型建築工法及びこの工法を施
工するための扛重装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来全天候型の建物構造体の建築工法
としては、特開平3−107037号公報又は特開平3
−107038号公報に開示されているように、コア部
1を、仮設支柱,型枠部,ジャッキ及びブラケットから
なる自動上昇型枠により構築すると共に、建築物の柱1
3が立設される個所にもジャッキ12を設置する。次に
2層分のコア部1を先行構築した後、建築物の最上部か
ら3層分の梁14,柱13を同時構築し、柱用底型枠,
柱用型枠を配設し、柱13及びスラブ24のコンクリー
トを打設する。そして柱13が自立可能な状態まで硬化
した段階で、ジャッキ12等を伸長して躯体を1層分上
方に押し上げ、順次下階の構築作業を継続し、これを繰
り返す建築工法などが知られている。又、他の工法とし
て特開平5−25864号公報に示すように、建造物の
柱10を施工した後、この柱10に沿って床スラブSを
上昇させるという操作を逐次繰り返し実施して、各床ス
ラブSをそれぞれ各階の床部に配設する。このような建
築躯体の構築方法において、床スラブSを上昇させる工
程を、最上階の床スラブ5Sから次層階側の床スラブ1
Sへ順に実施する。そして床スラブの下面に配置された
上昇装置2によって床スラブSを支持しながら上昇させ
る建築工法などが知られている。また、他の工法として
特公平7−33689号公報に示すように、地上レベル
で1階分の躯体を集中的に施工し、1階分の躯体工事完
了後に階高分だけ上方に躯体の柱をプッシュアップする
ことを繰り返すことにより建物を施工し、その場合にお
いてプッシュアップ用ピン穴と固定用ピン穴を有するフ
ランジを柱に取り付けるとともに、当該プッシュアップ
用ピン穴と係合可能なピンを備えるセンターホールジャ
ッキと当該固定用ピン穴と係合可能なピンを備える躯体
保持装置とを前記柱の周囲に配し、これをもって躯体の
柱をプッシュアップする建築工法などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 上述した従来の建物
構造体の建築工法には、次のような特質が認められる。 (a)全天候下での作業がなし得られ天候に左右されな
い。 (b)高所作業が少ないため安全な施工ができ、而も近
隣に資材落下、飛散などの不安を与えない。 (c)建物の上部にタワークレーン等の仮設設備を設け
ないため、電波帯などに影響を与えない。しかしなが
ら、この種従来例の内の2件は建物構造体の全天候型建
築工法は、最上階から未完の骨組躯体を順次押し上げて
行く方式てであるため、次に示すような課題が依然とし
て残されている。 (a)各階層における未完躯体の高所建築作業がそのま
ま残されており、資材の落下や飛散などの不安がある。 (b)階層事に躯体構築用の資材を搬送する設備を要
し、建築作業量の平準化が望めない。また、従来例の他
1件は地上レベルで1階分の躯体を施工し、これを順次
プッシュアップする方式であるため上記の課題はないも
のの次のような課題が残されている。 (c)プッシュアップ用の専用仮設フランジを柱に取り
付けるなど、躯体に取り付ける特別の仮設が必要であ
る。 (d)躯体の柱のプッシュアップ時にフレームが柱を囲
むためプッシュアップ以前に躯体の梁を柱に取付けるこ
とができず、従って梁取付けを中空位置で行わざるを得
ない。
【0004】本発明の目的は、地上近傍で最上階の建物
躯体を略完成させ、最上階から完成した建物躯体を順次
扛重し、所要階数の中高層階の建物構造体を構築せし
め、高所作業の無い安全な施工がなしうるとともに、安
定した品質の建物が効能的に得られる建築工法と扛重装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的は、施工レベ
ルを調整した施工用ブロック上で中高層階の建物構造体
を最上階より組み立てたのち、これを1層階分扛上する
ことにより生ずる空間部に次の下層階を順次組み立てる
建物構造体の建築工法において、最上階の建物躯体の建
築作業が略完了したのち、該建物躯体を構成する主柱近
傍の両側梁下面を支持して最上階の建物躯体を昇降操作
可能な扛重手段により1層階分余扛上し、当該建物躯体
の下方に次層階の作業空間を形成する工程、最上階の建
物躯体を1層分余上方に保持したまま前記作業空間に次
段の次層階の主柱を最上階の主柱直下に搬入,位置決め
し、最上階の主柱下端と取り合うように持ち上げた状態
で主柱同志を結合するとともに、この作業と相前後して
梁を組み立てるなどして次層階の躯体建築作業を略完了
させる工程、次層階の躯体建築作業が略完了し、この躯
体が構造強度を有した段階で最上階建物及び次層階躯体
の荷重を施工用ブロック上に降下し、次層階建物躯体の
主柱下端で施工用ブロック上に支持せしめるようにした
後に最上階の梁下面支持を解除する工程、次いで、この
次層階を構成する主柱近傍の両側梁下面を支持し、この
次層階を含めた建物躯体を1階分扛上し、これの下方に
次々層階の作業空間を形成する工程、以下前記と同様の
工法を順次繰り返して所要階層の建物構造体を構築し、
既に構築された2階を含む上層階の建物躯体全体を1階
の構築に必要な高さまで扛重し、2階建物躯体を構成す
る主柱と、基礎の間に1階の主柱を乗載結合したのち、
1階の建築作業を完了させる工程とからな工法によって
達成される。上記目的は、建物躯体の複数の主柱の外方
または内方に主柱に近接して、少なくとも1層階以上の
背高の架台を配し、該架台の頂部よりスクリューロッド
を2本吊下げ、該スクリューロッドに対し昇降梁を回転
不動のナットを介して係合し、また該昇降梁には建物躯
体の梁に直角方向に可動な2本の荷重受け梁を載置し、
該荷重受け梁の先端で建物躯体の主柱両側の梁の下面を
支持するようにし、該昇降梁に少なくとも2ケ所設けた
摺動部材と架台の摺動ガイド面の係合で昇降梁の前倒れ
転倒を抑制しつつ、スクリューロッドを回転させること
により昇降梁および荷重受け梁を上昇あるいは下降させ
建物躯体を昇降させる構成によって達成される。上記目
的は、請求項2において、スクリューロッドを1本とす
ることにより達せられる。上記目的は、請求項2におい
て、スクリューロッド毎に架台を分割してツインタワー
形状とするこにより達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】 図面について本発明実施例の詳
細を説明する。図1a〜mは、本発明工法の手順を示す
流れ説明図、図2は本発明建物構造体の扛重装置による
建物躯体の構築状態を示す建物構造体の斜視図、図3は
主柱,梁と扛重装置の取合い関係を示す平面図、図4は
主柱,梁と扛重装置の取合い関係を示す要部の斜視図、
図5は扛重装置の斜視図、図6は扛重装置の内部構造を
示す模式図、図7は扛重装置の縦断正面図、図8は扛重
装置の縦断側面図、図9は扛重装置の横断平面図、図1
0は架台を2分割した扛重装置の斜視図、図11はスク
リューロッドを1本とした扛重装置の横断平面図であ
る。
【0007】図2〜図9について本発明建物構造体の建
築工法を実施するための扛重装置Aの詳細を説明する。
1は、建物構造体Bの主柱2の内側又は外側左右に配設
される1層階分の高さより背高とした架台であって、該
架台1は主柱2および梁または梁仕口と干渉しないよう
配置されている。架台1を建物の内方に設置する場合に
あっては、主柱2の四方に設ける梁3aを避けるため架
台1を図10のように二分割することもある。前記架台
1と主柱2の間(後述する荷重受け梁14の昇降スペー
ス)4には架台1の主柱2側鉛直面に沿うように上下動
する昇降梁5が介設されており、この昇降梁5の左右に
前記架台1に対して脱抜可能に垂設装架したスクリュー
ロッド6を貫通するとともに、このスクリューロッド6
は昇降梁5の左右下部に固定したナット部材7に脱抜可
能に挿入螺合されている。なお、設計によっては図11
に示すようにスクリューロッド6を1本にすることもで
きる。又、前記スクリューロッド6の上端にはスプロケ
ット8と、両架台1の外側上方に夫々配設した駆動モー
タ9の軸10に設けたスプロケット11とがチェン12
によって接続されており、駆動モータ9の駆動により回
転するスクリューロッド6と、前記昇降梁5に固定した
ナット部材7の相関関係により昇降梁5が架台1の外側
壁1aを案内として上下動するように構成されている。
図中13はベアリングである。
【0008】次に前記昇降梁5の構成について説明す
る。昇降梁5の上面左右側、詳しくは昇降梁5に挿貫し
た前記両スクリューロッド6の夫々内側部位に、昇降梁
5の左右軸線方向と直行する前後軸線方向にそって進退
移動可能で、かつ、閂構造からなる2個の荷重受け梁1
4を平行に乗載せしめる。この梁荷重受け梁14は昇降
梁5の上面に立設された2枚一組の案内板15間にスラ
イド自在に挿嵌するとともに、夫々の荷重受け梁14の
先端上部に、梁の歪調整用の円筒座16を上面にもつ調
整ブロック17を設ける。なお、調整ブロック17は場
合により省略できる。18は、前記昇降梁5の後部に設
けた正面形状が門構形をした前記荷重受け梁14の反力
を支受する連絡梁で、昇降梁5の上面と連結梁18の下
面間に荷重受け梁14をスライド可能に挟持し、荷重受
け梁14の先端に掛かる荷重の反力を連結梁18で支承
するようにしたものである。図中19は連結梁18補強
用の支持梁である。又、前記昇降梁5の両側端面に比較
的広巾の凹所20を形成するとともに、この凹所20に
嵌合介入する凸部ガイド21を前記架台1の外側壁1a
の内面上下方向に形成したものである。そして、前記凸
部ガイド21の前後面又は前記凹所20を構成する前部
壁面及び前記連結梁18の前面上部に、両者の摺動を円
滑にするためのテフロン樹脂板等の摺動部材22を張設
せしめる。尚、このテフロン樹脂板22に代え、凹所2
0又は凸部ガイド21の何れかの前後面にローラ(図示
略)を設けるものである。そして、図3,図4から明ら
かなように、前記2本の荷重受け梁14が主柱2を挟む
ようにして架台1が配置され、該主柱2間に取り合う両
側の梁の基部、詳しくは主柱2に設けた仕口3b下面を
両荷重受け梁14によって支持し、建築作業が略完了し
た建物躯体Cを1層階分余扛上するようにしたものであ
る。図中3cは、コーナー部主柱2に仕口3bが片側し
かないため、この仕口3bと対称位置に設ける仮仕口で
ある。扛重装置Aは上述のように構成されている。
【0009】次に、前述した扛重装置Aを使用する建物
構造体Bの建築工法を図1について説明する。図1aに
示すように、施工レベルを調整した全ての施工用ブロッ
ク23の外方または内方に扛重装置Aを配設し、前記扛
重装置Aを構成する平行2条の荷重受け梁14の中間に
施工用ブロック23を位置させる。該施工用ブロック2
3は建物構造体Bの基礎上に設け、建物本来の主柱1の
一部を転用してもよい。該施工用ブロック23上に最上
階の主柱2を立設し、この主柱2に最上階の屋上構成用
の梁3a,仕口3bをもつ梁をとりつけるとともに、最
上階床面構成用の梁3a,仕口3bを有する梁及びコー
ナー部主柱2に仮仕口3cを夫々とりつけたのち、最上
階の建物躯体Cの建築作業を完成させる。(図3参照) 最上階の建物躯体Cが完成したら図1bに示すように、
両荷重受け梁14を前進させこれの先端に設けた調整ブ
ロック17を梁の仕口3b,仮仕口3cの下側に夫々臨
ませたのち、前記駆動モータ9の駆動にスクリューロッ
ド6を回転させ、ナット部材7を介して昇降梁5を梁の
仕口3b,仮仕口3cの下面に当接せしめ、図1cに示
すように全ての主柱2を若干扛重して全荷重受け梁14
への載荷を確認するようにして、全ての扛重装置Aの零
点調整制御を行なう。(図4参照)このように扛重装置
Aの零点調整制御が完了したら、図1dのように例えば
約20mm/minの上昇スピードで約3時間で最上階
建物躯体Cを1層階分余扛重し、最上階の建物躯体Cの
下方に次層階の作業空間24を形成する。次いで、図1
eに示すように、作業空間24を利用して前記全てのブ
ロック23上に1層階分の長さを有する主柱2を搬入し
て最上階主柱2の下部に取付け、、最上階の建物躯体C
の扛重姿勢を保持したままこの立設された主柱2に次層
階床面構成用の梁3a,仕口3bをもつ梁、及びコーナ
ー部主柱2に仮仕口3cを取り付け、最上階建物躯体C
を構成する主柱2の下端と、次層階構成用の主柱2の上
端とを溶接又はガセットを用いた結合手段にて連結連合
して次層階の建築作業を完了させて、次層階建物躯体C
を構成したのち、図1fに示すように駆動モータ9を逆
転させてスクリューボルト6の作用で昇降梁5を若干下
降させて、建物躯体Cの全荷重を施工用ブロック23に
載せ替え、次いで荷重受け梁14による最上階建物躯体
C,仕口3b,仮仕口3c下面の支持を解除する。そし
て、図1g〜図1iに示すように前記荷重受け梁14を
仕口3a,仮仕口3cと無関係な後方に退避させること
により、昇降梁5を次層階の梁3a,3bに干渉しない
状態で最下位まで下降させた上で、荷重受け梁14を前
進させて調整ブロック17を次層階建物躯体Cを構成す
る仕口3b,仮仕口3cの下方に臨ませる。次に図1j
のように、前記と同様な手段で昇降梁5を上昇させて調
整ブロック17を仕口3b,仮仕口3cり下面に当接せ
しめ、次層階を含む最上階の建物躯体Cを若干上昇さ
せ、円筒座16で仕口3bをもつ梁の歪調整と全ての扛
重装置Aの零点調整制御を行ったのち、図1kで示すよ
うに建物躯体Cを1層階分余扛重し、これの下方に次々
層階の作業空間を構成し、以下所要階層N−2層〜2階
まで上層から下層に向かって図1e〜図1kの工法を繰
り返し行なう。図1lに示すように、2階までの建物躯
体Cが完了したら、施工用ブロック23を撤去するか、
あるいは、施工用ブロック23を本来の1階主柱2の一
部として用い、1階高さを補足する短柱25を2階主柱
2の下部に結合するか、あるいは1階の構築に必要な高
さまで扛重し、2階建物躯体を構成する主柱との間に1
階の主柱を乗載結合したのち、2階を含む建物躯体Cを
図1mに示すように下降させ、2階構成用の主柱2の下
端と短柱25の上端とを結合してから荷重受け梁14を
下降し2階構成用の主柱2の仕口3b,仮仕口3cに対
する下面支持を解除したのち、全ての扛重装置Aを外側
方に退去させ、1階の建築作業を完了させ、所要階層の
建物構造体Bを得る。
【0010】
【発明の効果】 上述のように本発明の構成によれば、
次のような効果が得られる。 (a)全天候下での作業がなし得られ、天候に左右され
ずに工期の大巾な短縮が図れ、高所作業がないため安全
な施工ができ、資材の落下,飛散による不安がないこと
は勿論のこと、 (b)最上階から所要階層に至る各層の建物躯体を順次
完了させる工法であるため、作業は全て地上階での施工
となり安定した品質の建物が得られる。 (c)略完成された建物躯体の扛重作用点が、全ての主
柱近傍の両側梁(仕口)下面支持によって行われるた
め、階層が進むにつれて増加される荷重に充分耐える事
ができるとともに、各階層の建物躯体の完了毎に支持梁
の歪取り調整と全ての扛重装置の零点調整制御が行われ
るため、既に完成された建物躯体の扛重による損傷のな
い中高層建物の構築が効率よく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明工法の手順を示す流れ説明図である。
【図2】 本発明建物構造体の扛重装置による建物躯体
の構築状態を示す建物構造体の斜視図である。
【図3】 主柱,梁と扛重装置の取り合い関係を示す平
面図である。
【図4】 主柱,梁と扛重装置の取り合い関係を示す要
部の斜視図である。
【図5】 扛重装置の内部構造を示す模式図である。
【図6】 扛重装置の縦断正面図である。
【図7】 扛重装置の縦断正面図である。
【図8】 扛重装置の縦断側面図である。
【図9】 扛重装置の縦断平面図である。
【図10】 架台を2分割した扛重装置の斜視図であ
る。
【図11】 スクリューロッドを1本とした扛重装置の
横断平面図である。
【符号の説明】
A 扛重装置 B 建物構造体 C 建物躯体 1 架台 1a 外側壁 2 主柱 3 梁 3a 梁 3b 仕口 3c 仮仕口 4 荷重受け梁の昇降スペース 5 昇降梁 6 スクリューロッド 7 ナット部材 8 スプロケット 9 駆動モータ 10 軸 11 スプロケット 12 チェン 13 ベアリング 14 荷重受け梁 15 案内板 16 円筒座 17 調整ブロック 18 連結梁 19 支持梁 20 凹所 21 凸部ガイド 22 摺動部材 23 施工用ブロック 24 作業空間 25 短柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 壮年 東京都港区赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 荻原 行正 東京都港区赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 本間 完介 東京都港区赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 冨田 勉 東京都江東区南砂二丁目11番1号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (72)発明者 青海 幸男 東京都江東区南砂二丁目11番1号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (72)発明者 西田 秋雄 東京都江東区南砂二丁目11番1号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (72)発明者 石田 公成 東京都江東区南砂二丁目11番1号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (72)発明者 松田 友秋 東京都江東区南砂二丁目11番1号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/35 E04G 21/14 E04G 21/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施工レベルを調整した施工用ブロック上
    で中高層階の建物構造体を最上階より組み立てたのち、
    これを1層階分扛上することにより生ずる空間部に次の
    下層階を順次組み立てる建物構造体の建築工法におい
    て、 最上階の建物躯体の建築作業が略完了したのち、該建物
    躯体を構成する主柱近傍の両側梁下面を支持して最上階
    の建物躯体を昇降操作可能な扛重手段により1層階分余
    扛上し、当該建物躯体の下方に次層階の作業空間を形成
    する工程、 最上階の建物躯体を1層分余上方に保持したまま前記作
    業空間に次段の次層階の主柱を最上階の主柱直下に搬
    入,位置決めし、最上階の主柱下端と取り合うように持
    ち上げた状態で主柱同志を結合するとともに、この作業
    と相前後して梁を組み立てるなどして次層階の躯体建築
    作業を略完了させる工程、 次層階の躯体建築作業が略完了し、この躯体が構造強度
    を有した段階で最上階建物及び次層階躯体の荷重を施工
    用ブロック上に降下し、次層階建物躯体の主柱下端で施
    工用ブロック上に支持せしめるようにした後に最上階の
    梁下面支持を解除する工程、 次いで、この次層階を構成する主柱近傍の両側梁下面を
    支持し、この次層階を含めた建物躯体を1階分扛上し、
    これの下方に次々層階の作業空間を形成する工程、 以下前記と同様の工法を順次繰り返して所要階層の建物
    構造体を構築し、既に構築された2階を含む上層階の建
    物躯体全体を1階の構築に必要な高さまで扛重し、2階
    建物躯体を構成する主柱と基礎の間に1階の主柱を乗載
    結合したのち、1階の建築作業を完了させる工程、 とからなることを特徴とする建物構造体の建築工法。
  2. 【請求項2】 建物躯体の複数の主柱の外方または内方
    に主柱に近接して、少なくとも1層階以上の背高の架台
    を配し、該架台の頂部よりスクリューロッドを2本吊下
    げ、該スクリューロッドに対し昇降梁を回転不動のナッ
    トを介して係合し、また該昇降梁には建物躯体の梁に直
    角方向に可動な2本の荷重受け梁を載置し、該荷重受け
    梁の先端で建物躯体の主柱両側の梁の下面を支持するよ
    うにし、該昇降梁に少なくとも2ケ所設けた摺動部材と
    架台の摺動ガイド面の係合で昇降梁の前倒れ転倒を抑制
    しつつ、スクリューロッドを回転させることにより昇降
    梁および荷重受け梁を上昇あるいは下降させ建物躯体を
    昇降させることを特徴とする建物構造体の扛重装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、スクリューロッドを
    1本とすることを特徴とする建物構造体の扛重装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、スクリューロッド毎
    に架台を分割してツインタワー形状とすることを特徴と
    する建物構造体の扛重装置。
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