JP2884397B2 - 建物構造体の建築工法及び建物構造体の扛重装置 - Google Patents
建物構造体の建築工法及び建物構造体の扛重装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ビル,マンショ
ンなど建物構造体の全天候型建築工法及びこの工法を施
工するための扛重装置に関する。
ンなど建物構造体の全天候型建築工法及びこの工法を施
工するための扛重装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来全天候型の建物構造体の建築工法
としては、特開平3−107037号公報又は特開平3
−107038号公報に開示されているように、コア部
1を、仮設支柱,型枠部,ジャッキ及びブラケットから
なる自動上昇型枠により構築すると共に、建築物の柱1
3が立設される個所にもジャッキ12を設置する。次に
2層分のコア部1を先行構築した後、建築物の最上部か
ら3層分の梁14,柱13を同時構築し、柱用底型枠,
柱用型枠を配設し、柱13及びスラブ24のコンクリー
トを打設する。そして柱13が自立可能な状態まで硬化
した段階で、ジャッキ12等を伸長して躯体を1層分上
方に押し上げ、順次下階の構築作業を継続し、これを繰
り返す建築工法などが知られている。又、他の工法とし
て特開平5−25864号公報に示すように、建造物の
柱10を施工した後、この柱10に沿って床スラブSを
上昇させるという操作を逐次繰り返し実施して、各床ス
ラブSをそれぞれ各階の床部に配設する。このような建
築躯体の構築方法において、床スラブSを上昇させる工
程を、最上階の床スラブ5Sから次層階側の床スラブ1
Sへ順に実施する。そして床スラブの下面に配置された
上昇装置2によって床スラブSを支持しながら上昇させ
る建築工法などが知られている。また、他の工法として
特公平7−33689号公報に示すように、地上レベル
で1階分の躯体を集中的に施工し、1階分の躯体工事完
了後に1階高分だけ上方に躯体の柱をプッシュアップす
ることを繰り返すことにより建物を施工し、その場合に
おいてプッシュアップ用ピン穴と固定用ピンを有するフ
ランジを柱に取付るとともに、当該プッシュアップ用ピ
ン穴と係合可能なピンを備えるセンターホールジャッキ
と、当該固定用ピン穴と係合可能なピンを備える躯体保
持装置とを前記柱の周囲に配し、これをもって躯体の柱
をプッシュアップする建築工法などがある。
としては、特開平3−107037号公報又は特開平3
−107038号公報に開示されているように、コア部
1を、仮設支柱,型枠部,ジャッキ及びブラケットから
なる自動上昇型枠により構築すると共に、建築物の柱1
3が立設される個所にもジャッキ12を設置する。次に
2層分のコア部1を先行構築した後、建築物の最上部か
ら3層分の梁14,柱13を同時構築し、柱用底型枠,
柱用型枠を配設し、柱13及びスラブ24のコンクリー
トを打設する。そして柱13が自立可能な状態まで硬化
した段階で、ジャッキ12等を伸長して躯体を1層分上
方に押し上げ、順次下階の構築作業を継続し、これを繰
り返す建築工法などが知られている。又、他の工法とし
て特開平5−25864号公報に示すように、建造物の
柱10を施工した後、この柱10に沿って床スラブSを
上昇させるという操作を逐次繰り返し実施して、各床ス
ラブSをそれぞれ各階の床部に配設する。このような建
築躯体の構築方法において、床スラブSを上昇させる工
程を、最上階の床スラブ5Sから次層階側の床スラブ1
Sへ順に実施する。そして床スラブの下面に配置された
上昇装置2によって床スラブSを支持しながら上昇させ
る建築工法などが知られている。また、他の工法として
特公平7−33689号公報に示すように、地上レベル
で1階分の躯体を集中的に施工し、1階分の躯体工事完
了後に1階高分だけ上方に躯体の柱をプッシュアップす
ることを繰り返すことにより建物を施工し、その場合に
おいてプッシュアップ用ピン穴と固定用ピンを有するフ
ランジを柱に取付るとともに、当該プッシュアップ用ピ
ン穴と係合可能なピンを備えるセンターホールジャッキ
と、当該固定用ピン穴と係合可能なピンを備える躯体保
持装置とを前記柱の周囲に配し、これをもって躯体の柱
をプッシュアップする建築工法などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 上述した従来の建物
構造体の建築工法には、次のような特質が認められる。 (a)全天候下での作業がなし得られ天候に左右されな
い。 (b)高所作業が少ないため安全な施工ができ、而も近
隣に資材落下、飛散などの不安を与えない。 (c)建物の上部にタワークレーン等の仮設設備を設け
ないため、電波帯などに影響を与えない。しかしなが
ら、この種従来の建物構造体の全天候型建築工法は、最
上階から未完の骨組躯体を順次押し上げて行く方式てで
あるため、次に示すような課題が依然として残されてい
る。 (a)各階層における未完躯体の高所建築作業がそのま
ま残されており、資材の落下や飛散などの不安がある。 (b)階層事に躯体構築用の資材を搬送する設備を要
し、建築作業量の平準化が望めない。また、従来例の他
1件は、地上ヘレベルで1階分の躯体を施工し、これを
順次プッシュアップする方式であるため、上記の課題は
ないものの次のように課題が残されている。 (a)プッシュアップ用の専用仮設フランジを柱に取付
けるなど、躯体に取付ける特別の仮設手段が必要であ
る。 (b)躯体の柱のプッシュアップ時にフレームが柱を囲
むため、プッシュアップ以前に躯体の梁を柱に取り付け
ることができず、従って梁取付けを中空位置で行わざる
を得ない。
構造体の建築工法には、次のような特質が認められる。 (a)全天候下での作業がなし得られ天候に左右されな
い。 (b)高所作業が少ないため安全な施工ができ、而も近
隣に資材落下、飛散などの不安を与えない。 (c)建物の上部にタワークレーン等の仮設設備を設け
ないため、電波帯などに影響を与えない。しかしなが
ら、この種従来の建物構造体の全天候型建築工法は、最
上階から未完の骨組躯体を順次押し上げて行く方式てで
あるため、次に示すような課題が依然として残されてい
る。 (a)各階層における未完躯体の高所建築作業がそのま
ま残されており、資材の落下や飛散などの不安がある。 (b)階層事に躯体構築用の資材を搬送する設備を要
し、建築作業量の平準化が望めない。また、従来例の他
1件は、地上ヘレベルで1階分の躯体を施工し、これを
順次プッシュアップする方式であるため、上記の課題は
ないものの次のように課題が残されている。 (a)プッシュアップ用の専用仮設フランジを柱に取付
けるなど、躯体に取付ける特別の仮設手段が必要であ
る。 (b)躯体の柱のプッシュアップ時にフレームが柱を囲
むため、プッシュアップ以前に躯体の梁を柱に取り付け
ることができず、従って梁取付けを中空位置で行わざる
を得ない。
【0004】本発明の目的は、1階で最上階の建物躯体
を略完成させ、最上階から完成した建物躯体を順次扛重
し、所要階数の中高層階の建物構造体を構築せしめ、高
所作業の無い安全な施工がなしうるとともに、安定した
品質の建物が効能的に得られる建築工法と扛重装置を提
供することにある。
を略完成させ、最上階から完成した建物躯体を順次扛重
し、所要階数の中高層階の建物構造体を構築せしめ、高
所作業の無い安全な施工がなしうるとともに、安定した
品質の建物が効能的に得られる建築工法と扛重装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的は、中高層階
の建物構造体を最上階より組み立てたのち、これを扛重
手段で1層階分扛上することにより生ずる空間部に次の
下層階を順次組み立てる建物構造体の建築工法におい
て、最上階を扛重手段の昇降梁上にて組立て最上階の建
物躯体の建築作業が略完了したのち、該建物躯体を構成
する主柱の下面を扛重手段の昇降梁で支持したまま最上
階の建物躯体を昇降操作可能な扛重手段により1層階分
扛上する工程、最上階の建物躯体重量を主柱近傍の両側
梁の下面を支持するようにして扛重手段の荷重受け梁に
盛り替え、昇降梁を略1層分降下させ、当該建物躯体の
下方に次層階の作業空間を形成する工程、この扛上姿勢
を保持したまま前記作業空間に次段の次層階の主柱を扛
重手段の昇降梁の上でかつ、最上階の主柱直下に搬入,
位置決めするとともに、この作業と相前後して上層階の
主柱と次層階の主柱を結合し、梁を組み立てるなどして
次層階の躯体建築作業を略完了させる工程、次いで、こ
の次層階を構成する主柱の下面を扛重手段の昇降梁で支
持し、この次層階を含めた建物躯体を1階分扛上し、こ
れの下方に次々層階の作業空間を形成する工程、以下前
記と同様の工法を順次繰り返して所要階層の建物構造体
を構築した段階で建物躯体を設計図に沿う所定の高さに
保持するよう2階主柱近傍の両側梁の下面に仮受台を設
け、扛重手段の昇降梁の操作により建物躯体重量を仮受
台に盛り替え、次いで扛重手段を取り外す工程、2階の
主柱の直下に1階柱を構築したのち、仮受け台を分解撤
去し1階の建築作業を完了させる工程とからなる建築構
造体の建築工法により達成される。上記目的は、建物構
築体の主柱の外側、または内側に、1層階分の高さより
背高の架台を立設せしめ、該架台に、この架台を案内と
して昇降操作可能な扛重手段により上下し、主柱の下面
を支持する昇降梁を介設するとともに、この昇降梁とは
別個に前記架台の上方に主柱近傍の両側梁(仕口)下面
を支持し、建物の梁(仕口)に対し、略直角方向に送り
出し引込みが可能な支持手段を前後動可能に設けた建築
構造体の扛重装置により達せられる。
の建物構造体を最上階より組み立てたのち、これを扛重
手段で1層階分扛上することにより生ずる空間部に次の
下層階を順次組み立てる建物構造体の建築工法におい
て、最上階を扛重手段の昇降梁上にて組立て最上階の建
物躯体の建築作業が略完了したのち、該建物躯体を構成
する主柱の下面を扛重手段の昇降梁で支持したまま最上
階の建物躯体を昇降操作可能な扛重手段により1層階分
扛上する工程、最上階の建物躯体重量を主柱近傍の両側
梁の下面を支持するようにして扛重手段の荷重受け梁に
盛り替え、昇降梁を略1層分降下させ、当該建物躯体の
下方に次層階の作業空間を形成する工程、この扛上姿勢
を保持したまま前記作業空間に次段の次層階の主柱を扛
重手段の昇降梁の上でかつ、最上階の主柱直下に搬入,
位置決めするとともに、この作業と相前後して上層階の
主柱と次層階の主柱を結合し、梁を組み立てるなどして
次層階の躯体建築作業を略完了させる工程、次いで、こ
の次層階を構成する主柱の下面を扛重手段の昇降梁で支
持し、この次層階を含めた建物躯体を1階分扛上し、こ
れの下方に次々層階の作業空間を形成する工程、以下前
記と同様の工法を順次繰り返して所要階層の建物構造体
を構築した段階で建物躯体を設計図に沿う所定の高さに
保持するよう2階主柱近傍の両側梁の下面に仮受台を設
け、扛重手段の昇降梁の操作により建物躯体重量を仮受
台に盛り替え、次いで扛重手段を取り外す工程、2階の
主柱の直下に1階柱を構築したのち、仮受け台を分解撤
去し1階の建築作業を完了させる工程とからなる建築構
造体の建築工法により達成される。上記目的は、建物構
築体の主柱の外側、または内側に、1層階分の高さより
背高の架台を立設せしめ、該架台に、この架台を案内と
して昇降操作可能な扛重手段により上下し、主柱の下面
を支持する昇降梁を介設するとともに、この昇降梁とは
別個に前記架台の上方に主柱近傍の両側梁(仕口)下面
を支持し、建物の梁(仕口)に対し、略直角方向に送り
出し引込みが可能な支持手段を前後動可能に設けた建築
構造体の扛重装置により達せられる。
【0006】
【発明の実施の形態】 図面について本発明実施例の詳
細を説明する。図1a〜gは、本発明工法の手順を示す
流れ説明図、図2は主柱,梁と扛重装置の取合い関係を
示す平面図、図3は扛重装置の縦断側面図、図4は扛重
装置の横断平面図、図5は扛重装置の平面図、図6は昇
降梁と架台の摺動ガイドを示す側断面図、図7は荷重受
け梁の別実施例を示す平面図である。
細を説明する。図1a〜gは、本発明工法の手順を示す
流れ説明図、図2は主柱,梁と扛重装置の取合い関係を
示す平面図、図3は扛重装置の縦断側面図、図4は扛重
装置の横断平面図、図5は扛重装置の平面図、図6は昇
降梁と架台の摺動ガイドを示す側断面図、図7は荷重受
け梁の別実施例を示す平面図である。
【0007】図2〜図6について本発明建物構造体の建
築工法を実施するための扛重装置Aの詳細を説明する。
1は、少なくとも建物構造体Bの外周に配設される主柱
2の外側に配設される1層階分の高さより若干背高とし
た架台であって、設計条件に応じて架台1には適宜ステ
ーを取付け、或は基礎に対するアンカーを設ける。前記
架台1には、架台1の左右外側壁1aの内面をガイドと
して上下動する昇降梁3が介設されており、また、前記
架台1に対して脱抜可能に垂設装架したスクリューロッ
ド4が架台頂部を貫通するように設けられ、このスクリ
ューロッド4は昇降梁3の中央下部に固定したナット部
材5に脱抜可能に挿入螺合されている。又、前記スクリ
ューロッド4の上端は架台1の上方に突出させ、この突
出部分に設けたスプロケット6と、両架台1の外側上方
に配設せる駆動モータ7の軸8に設けたスプロケット9
とがチェン10によって接続されており、駆動モータ7
の駆動により回転するスクリューロッド4と、前記昇降
梁3に固定したナット部材5の相関関係とにより、昇降
梁3が架台1の左右外側壁1aを案内として上下動する
ように構成されている。なお、スクリューロッド4の駆
動は電動モータに限定するものではなく油圧手段とする
ことも可能で、また駆動モータ7とスクリューロッド4
の連結手段としてはギアを用いてもよい。
築工法を実施するための扛重装置Aの詳細を説明する。
1は、少なくとも建物構造体Bの外周に配設される主柱
2の外側に配設される1層階分の高さより若干背高とし
た架台であって、設計条件に応じて架台1には適宜ステ
ーを取付け、或は基礎に対するアンカーを設ける。前記
架台1には、架台1の左右外側壁1aの内面をガイドと
して上下動する昇降梁3が介設されており、また、前記
架台1に対して脱抜可能に垂設装架したスクリューロッ
ド4が架台頂部を貫通するように設けられ、このスクリ
ューロッド4は昇降梁3の中央下部に固定したナット部
材5に脱抜可能に挿入螺合されている。又、前記スクリ
ューロッド4の上端は架台1の上方に突出させ、この突
出部分に設けたスプロケット6と、両架台1の外側上方
に配設せる駆動モータ7の軸8に設けたスプロケット9
とがチェン10によって接続されており、駆動モータ7
の駆動により回転するスクリューロッド4と、前記昇降
梁3に固定したナット部材5の相関関係とにより、昇降
梁3が架台1の左右外側壁1aを案内として上下動する
ように構成されている。なお、スクリューロッド4の駆
動は電動モータに限定するものではなく油圧手段とする
ことも可能で、また駆動モータ7とスクリューロッド4
の連結手段としてはギアを用いてもよい。
【0008】次に、前記昇降梁3の構成について説明す
る。前記スクリューロッド4が貫通した昇降梁3の上面
後部には正面形状が門構形をした連結梁11を設けると
ともに、架台1に対する偏心荷重に伴う昇降梁3に対す
る回転外力を抑える転倒抑え部材11,12を設ける。
図中13は転倒抑え部材の11補強材,14は転倒抑え
部材12の補強材である。又、図4に示すように、前記
昇降梁3の両側端面に比較的広巾の凹所15を形成する
とともに、この凹所15に嵌合介入する凸部ガイド16
を前記架台1の外側壁1aの内面上下方向に形成する。
この場合、凹所15を凸とし、凸部ガイド16を凹とす
ることも可能である。そして、図6から明らかなよう
に、前記凸部ガイド16の前後面又は前記凹所15を構
成する一方の転倒抑え部材11の前面及び他方の転倒抑
え部材12の後面に、両者の摺動を円滑にするためのテ
フロン樹脂板17を張設せしめる。尚、このテフロン樹
脂板17に代え、前記凹所15又は凸部ガイド16の摺
動面の何れかの前後面にローラ(図示略)を設けるよう
にしてもよい。又、前記昇降梁3の前部上面に、前記主
柱2の下端を支持するとともに、主柱2の鉛直度調整用
の球面座18を上面にもつ調整ブロック19を設けたも
のである。一方、前記架台1の上部左右に、建物の梁に
対し直角または略直角に進退移動が可能で、かつ、閂構
造からなり、かつ、主柱2の両側近傍の梁(仕口)20
の下面を支持する平行2条の荷重受け梁21を夫々設
け、この荷重受け梁21は前記架台1の左右側壁間の前
後部に横架された支持梁22,23上前後移動可能に支
持されている。尚、特に図示してないが、前記荷重受け
梁21の先端上部に、梁(仕口)20との取合調整用の
球面座、または円筒座を設けることもある。更に、前記
荷重受け梁21の下縁側面に、例えばラック杆を設ける
とともに、前記支持梁22,23の何れかに、例えばピ
ニオンを設け、ピニオンの正,逆駆動により荷重受け梁
21を前後方向に移動可能とし、移動前後の位置固定用
のピン等を設ける。又図7に示すように、前記荷重受け
梁21の後端を架台1の上部に、少なくとも左右方向に
回動可能に軸支せしめ、荷重受け梁21を仮想線で示す
梁(仕口)20下面からの進退姿勢と、実線で示す梁
(仕口)20下面の支持姿勢の2姿勢が得られるように
することもできる。この荷重受け梁21の回動は、(図
示略)によって行なうことが可能である。扛重装置Aは
上述のように構成されている。
る。前記スクリューロッド4が貫通した昇降梁3の上面
後部には正面形状が門構形をした連結梁11を設けると
ともに、架台1に対する偏心荷重に伴う昇降梁3に対す
る回転外力を抑える転倒抑え部材11,12を設ける。
図中13は転倒抑え部材の11補強材,14は転倒抑え
部材12の補強材である。又、図4に示すように、前記
昇降梁3の両側端面に比較的広巾の凹所15を形成する
とともに、この凹所15に嵌合介入する凸部ガイド16
を前記架台1の外側壁1aの内面上下方向に形成する。
この場合、凹所15を凸とし、凸部ガイド16を凹とす
ることも可能である。そして、図6から明らかなよう
に、前記凸部ガイド16の前後面又は前記凹所15を構
成する一方の転倒抑え部材11の前面及び他方の転倒抑
え部材12の後面に、両者の摺動を円滑にするためのテ
フロン樹脂板17を張設せしめる。尚、このテフロン樹
脂板17に代え、前記凹所15又は凸部ガイド16の摺
動面の何れかの前後面にローラ(図示略)を設けるよう
にしてもよい。又、前記昇降梁3の前部上面に、前記主
柱2の下端を支持するとともに、主柱2の鉛直度調整用
の球面座18を上面にもつ調整ブロック19を設けたも
のである。一方、前記架台1の上部左右に、建物の梁に
対し直角または略直角に進退移動が可能で、かつ、閂構
造からなり、かつ、主柱2の両側近傍の梁(仕口)20
の下面を支持する平行2条の荷重受け梁21を夫々設
け、この荷重受け梁21は前記架台1の左右側壁間の前
後部に横架された支持梁22,23上前後移動可能に支
持されている。尚、特に図示してないが、前記荷重受け
梁21の先端上部に、梁(仕口)20との取合調整用の
球面座、または円筒座を設けることもある。更に、前記
荷重受け梁21の下縁側面に、例えばラック杆を設ける
とともに、前記支持梁22,23の何れかに、例えばピ
ニオンを設け、ピニオンの正,逆駆動により荷重受け梁
21を前後方向に移動可能とし、移動前後の位置固定用
のピン等を設ける。又図7に示すように、前記荷重受け
梁21の後端を架台1の上部に、少なくとも左右方向に
回動可能に軸支せしめ、荷重受け梁21を仮想線で示す
梁(仕口)20下面からの進退姿勢と、実線で示す梁
(仕口)20下面の支持姿勢の2姿勢が得られるように
することもできる。この荷重受け梁21の回動は、(図
示略)によって行なうことが可能である。扛重装置Aは
上述のように構成されている。
【0009】次に、前述した扛重装置Aを使用する建物
構造体Bの建築工法を図1a〜gについて説明する。図
1aに示すように、主柱2が立設される基礎に扛重装置
Aを配設する。扛重装置Aを構成する昇降梁3を図1b
のように最下段に位置させ、昇降梁3の調整ブロック1
9上に最上階の主柱2を立設し、この主柱2に最上階の
屋上構成用の梁(仕口)20をもつ梁をとりつけるとと
もに、最上階の建物躯体Cの建築作業を完成させる。
(図3参照)この場合、調整ブロック19には重量計測
用のロードセルを介装してもよい。図示は省略されてい
るが、図1bの状態で駆動モータ7の駆動によりスクリ
ューロッド4を回転させ、ナット部材6を介して昇降梁
3を若干扛上して球面座18で主柱2の鉛直度を調整す
るとともに、全ての扛重装置Aの零点調整制御を行な
う。このように扛重装置Aの零点調整制御が完了した
ら、昇降梁3を所定の上昇スピードで最上階建物躯体C
を1層階分扛重させ建物躯体Cの下方に次層階の作業空
間を形成するとともに、梁(仕口)20の下面に荷重受
け梁21を前進させたのち、昇降梁3を最下段まで降下
せしめて建物躯体Cの荷重を昇降梁3から荷重受け梁2
1に盛替える。次いで、昇降梁3を図1dの位置にまで
降下し、昇降梁3と主柱2との間に作り出された作業空
間を利用して、全ての昇降梁3上に1層階分の長さを有
する次層階の主柱2を搬入立設し、この立設された主柱
2に次層階の梁を取付け、これと前後して下端突き合せ
た主柱2同士を溶接又はガセットを用いた結合手段にて
結合し、次層階の建築作業を完了させる。そして、建物
躯体Cを昇降梁3にて再度扛上する。(図1c参照) このように前記と同様の工法を順次繰り返して行ない、
図1dに示すように所要階層の建物構造体Bを構築した
ら、図1eのように2階以上の建物躯体C工事終了後、
建物躯体を設計図に沿う所定高さまで扛上の上、2階の
梁(仕口)20の下面を仮受け台24にて支持盛替えさ
せたのち、図1fに示すように全ての扛重装置Aを系外
に撤去し、2階の主柱2の直下に1階の高さ調整用の短
柱25を介入結合するか、単に1階の柱を構築する。
(図1g参照) 次いで、前記全ての仮受け台24を分解撤去したのち1
階の建築作業を完了させ、所要階層の建物構造体Bを得
る。
構造体Bの建築工法を図1a〜gについて説明する。図
1aに示すように、主柱2が立設される基礎に扛重装置
Aを配設する。扛重装置Aを構成する昇降梁3を図1b
のように最下段に位置させ、昇降梁3の調整ブロック1
9上に最上階の主柱2を立設し、この主柱2に最上階の
屋上構成用の梁(仕口)20をもつ梁をとりつけるとと
もに、最上階の建物躯体Cの建築作業を完成させる。
(図3参照)この場合、調整ブロック19には重量計測
用のロードセルを介装してもよい。図示は省略されてい
るが、図1bの状態で駆動モータ7の駆動によりスクリ
ューロッド4を回転させ、ナット部材6を介して昇降梁
3を若干扛上して球面座18で主柱2の鉛直度を調整す
るとともに、全ての扛重装置Aの零点調整制御を行な
う。このように扛重装置Aの零点調整制御が完了した
ら、昇降梁3を所定の上昇スピードで最上階建物躯体C
を1層階分扛重させ建物躯体Cの下方に次層階の作業空
間を形成するとともに、梁(仕口)20の下面に荷重受
け梁21を前進させたのち、昇降梁3を最下段まで降下
せしめて建物躯体Cの荷重を昇降梁3から荷重受け梁2
1に盛替える。次いで、昇降梁3を図1dの位置にまで
降下し、昇降梁3と主柱2との間に作り出された作業空
間を利用して、全ての昇降梁3上に1層階分の長さを有
する次層階の主柱2を搬入立設し、この立設された主柱
2に次層階の梁を取付け、これと前後して下端突き合せ
た主柱2同士を溶接又はガセットを用いた結合手段にて
結合し、次層階の建築作業を完了させる。そして、建物
躯体Cを昇降梁3にて再度扛上する。(図1c参照) このように前記と同様の工法を順次繰り返して行ない、
図1dに示すように所要階層の建物構造体Bを構築した
ら、図1eのように2階以上の建物躯体C工事終了後、
建物躯体を設計図に沿う所定高さまで扛上の上、2階の
梁(仕口)20の下面を仮受け台24にて支持盛替えさ
せたのち、図1fに示すように全ての扛重装置Aを系外
に撤去し、2階の主柱2の直下に1階の高さ調整用の短
柱25を介入結合するか、単に1階の柱を構築する。
(図1g参照) 次いで、前記全ての仮受け台24を分解撤去したのち1
階の建築作業を完了させ、所要階層の建物構造体Bを得
る。
【0010】
【発明の効果】 上述のように本発明の構成によれば、
次のような効果が得られる。 (a)全天候下での作業がなし得られ、天候に左右され
ずに工期の大巾な短縮が図れ、高所作業がないため安全
な施工ができ、資材の落下,飛散による不安がないこと
は勿論のこと、 (b)最上階から所要階層に至る各層の建物躯体を順次
完了させる工法であるため、作業は全て地上階での施工
となり安定した品質の建物が得られる。 (c)略完成された建物躯体の扛重作用点が、全ての主
柱下面支持によって行われるため、階層が進むにつれて
増加される荷重に充分耐えることができる。
次のような効果が得られる。 (a)全天候下での作業がなし得られ、天候に左右され
ずに工期の大巾な短縮が図れ、高所作業がないため安全
な施工ができ、資材の落下,飛散による不安がないこと
は勿論のこと、 (b)最上階から所要階層に至る各層の建物躯体を順次
完了させる工法であるため、作業は全て地上階での施工
となり安定した品質の建物が得られる。 (c)略完成された建物躯体の扛重作用点が、全ての主
柱下面支持によって行われるため、階層が進むにつれて
増加される荷重に充分耐えることができる。
【図1】 a〜gは、本発明工法の手順を示す流れ説明
図である。
図である。
【図2】 主柱,梁と扛重装置の取合い関係を示す平面
図である。
図である。
【図3】 扛重装置の縦断側面図である。
【図4】 扛重装置の横断平面図である。
【図5】 扛重装置の平面図である。
【図6】 昇降梁と架台の摺動ガイドを示す側断面図で
ある。
ある。
【図7】 荷重受け梁の別実施例を示す平面図である。
A 扛重装置 B 建物構造体 C 建物躯体 1 架台 1a 外側壁 2 主柱 3 昇降梁 4 スクリューロッド 5 ナット部材 6 スプロケット 7 駆動モータ 8 軸 9 スプロケット 10 チェン 11 転倒抑え部材 12 転倒抑え部材 13 補強材 14 補強材 15 凹所 16 凸部ガイド 17 テフロン樹脂板 18 球面座 19 調整ブロック 20 梁(仕口) 21 荷重受け梁 22 支持梁 23 支持梁 24 仮受け台 25 短柱
フロントページの続き (72)発明者 高橋 壮年 東京都港区赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 宮本 武三 東京都港区赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 本間 完介 東京都港区赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 冨田 勉 東京都江東区南砂二丁目11番1号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (72)発明者 松田 友秋 東京都江東区南砂二丁目11番1号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (72)発明者 西田 秋雄 東京都江東区南砂二丁目11番1号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (72)発明者 石田 公成 東京都江東区南砂二丁目11番1号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/35 E04G 21/14
Claims (2)
- 【請求項1】 中高層階の建物構造体を最上階より組み
立てたのち、これを扛重手段で1層階分扛上することに
より生ずる空間部に次の下層階を順次組み立てる建物構
造体の建築工法において、 最上階を扛重手段の昇降梁上にて組立て最上階の建物躯
体の建築作業が略完了したのち、該建物躯体を構成する
主柱の下面を扛重手段の昇降梁で支持したまま最上階の
建物躯体を昇降操作可能な扛重手段により1層階分扛上
する工程、 最上階の建物躯体重量を主柱近傍の両側梁の下面を支持
するようにして扛重手段の荷重受け梁に盛り替え、昇降
梁を略1層分降下させ、当該建物躯体の下方に次層階の
作業空間を形成する工程、 この扛上姿勢を保持したまま前記作業空間に次段の次層
階の主柱を扛重手段の昇降梁の上でかつ、最上階の主柱
直下に搬入,位置決めするとともに、この作業と相前後
して上層階の主柱と次層階の主柱を結合し、梁を組み立
てるなどして次層階の躯体建築作業を略完了させる工
程、 次いで、この次層階を構成する主柱の下面を扛重手段の
昇降梁で支持し、この次層階を含めた建物躯体を1階分
扛上し、これの下方に次々層階の作業空間を形成する工
程、 以下前記と同様の工法を順次繰り返して所要階層の建物
構造体を構築した段階で、建物躯体を設計図に沿う所定
の高さに保持するよう2階主柱近傍の両側梁の下面に仮
受台を設け、扛重手段の昇降梁の操作により建物躯体重
量を仮受台に盛り替え、次いで扛重手段を取り外す工
程、 2階の主柱の直下に1階柱を構築したのち、仮受け台を
分解撤去し1階の建築作業を完了させる工程、 とからなることを特徴とする建物構造体の建築工法。 - 【請求項2】 建物構築体の主柱の外側、または内側
に、1層階分の高さより背高の架台を立設せしめ、該架
台に、この架台を案内として昇降操作可能な扛重手段に
より上下し、主柱の下面を支持する昇降梁を介設すると
ともに、この昇降梁とは別個に前記架台の上方に主柱近
傍の両側梁(仕口)下面を支持し、建物の梁(仕口)に
対し、略直角方向に送り出し引込みが可能な支持手段を
前後動可能に設けたことを特徴とする建物構造体の扛重
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26925495A JP2884397B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 建物構造体の建築工法及び建物構造体の扛重装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26925495A JP2884397B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 建物構造体の建築工法及び建物構造体の扛重装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0988186A JPH0988186A (ja) | 1997-03-31 |
| JP2884397B2 true JP2884397B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=17469799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26925495A Expired - Lifetime JP2884397B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 建物構造体の建築工法及び建物構造体の扛重装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2884397B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102062197B (zh) * | 2010-11-26 | 2013-05-29 | 中国一拖集团有限公司 | 一种蜗轮丝杠升降辅助支撑装置及配置方法 |
| CN108952133A (zh) * | 2018-08-31 | 2018-12-07 | 佛山科学技术学院 | 一种新型脚手架 |
| CN109898692B (zh) * | 2019-03-07 | 2021-04-27 | 昆山协多利洁净系统股份有限公司 | 一种电子厂防震墙 |
| CN111946039B (zh) * | 2020-07-24 | 2025-01-03 | 中铁十七局集团电气化工程有限公司 | 一种带防护架的装饰施工梯 |
| CN114250868A (zh) * | 2021-11-25 | 2022-03-29 | 滁州金诚金属制品有限公司 | 一种铝梁底部立杆连接头 |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP26925495A patent/JP2884397B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0988186A (ja) | 1997-03-31 |
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