JP2990341B2 - 模様紙 - Google Patents

模様紙

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JP2990341B2
JP2990341B2 JP7332044A JP33204495A JP2990341B2 JP 2990341 B2 JP2990341 B2 JP 2990341B2 JP 7332044 A JP7332044 A JP 7332044A JP 33204495 A JP33204495 A JP 33204495A JP 2990341 B2 JP2990341 B2 JP 2990341B2
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japanese
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善造 中塚
勝治 西原
正己 原
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Nakatsuka Kogyo KK
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Nakatsuka Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は壁紙等の内装材、び
ょう風紙、ふすま紙等に充てて有用な、殊に箔糸原反地
に充てて一層有用な模様紙、特に、外見の風合が薄葉和
紙を上に重ねてものを見た場合のような感じの模様紙に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような外見の風合の模様紙と
しては、模様付けされた基材紙に、その模様の上から薄
く和紙を漉き重ねて得られたものが知られている。
【0003】この従来技術の模様紙は、基材紙の地合を
背景にし、薄い和紙の介在下に基材紙上の模様が見える
外見のものであるため、薄い和紙で模様がかすんだ感じ
を呈するものの、それは深みに劣る外観のもので、装飾
性が必ずしも良好でない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、見た
感じが深みの優れる、しかも柔らか味のある風合の模様
を発現する模様紙を開発することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は所期の課題達成
にために、薄葉和紙と少なくとも半透明程度には光透過
性のフィルム例えばポリエステルフィルムとの積層体を
二枚、薄葉和紙,フィルム,フィルム,薄葉和紙の順
で、且つそれら二枚の積層体の間に、白色の皮膜例えば
塗膜或いは金属光沢の皮膜例えば金属蒸着膜の何れかと
模様が相互に重なって介在する形で、積層している。
【0006】二枚の積層体の間に前記皮膜と模様が重な
って介在する形とするには、一方の積層体のフィルム面
に模様を施し、他方の積層体のフィルム面に白色又は金
属光沢の皮膜を形成し、それらの積層体を模様の面と皮
膜の面とでドライラミネートする仕様、一方の積層体の
フィルム面に皮膜を形成し、その上に模様を施し、この
積層体と他方の積層体を模様の面とフィルム面とでドラ
イラミネートする仕様を具体例として挙げることができ
る。
【0007】前示積層で、前記積層体の一つにおける薄
葉和紙と模様との間に、少なくとも半透明程度には光透
過性のフィルムが介在される。このため、薄い和紙のみ
の介在下における場合と異なり、前記模様の外見は薄葉
和紙とフィルムとの複合体で優れた深みのある、しかも
かすんだ感じのものとなる。
【0008】そして、この模様の当該フィルムと反対側
には、白色皮膜又は金属光沢の皮膜があるため、その白
色又は金属色が前記外観に複合し、前示深みの優れ、か
すんだ感じの風合は情趣においても深みのあるものとな
る。しかも、この風合は模様上のフィルムの介在下、同
フィルム上の薄葉和紙の地合でぼかし模様のようにな
り、柔らかい感じを呈する。
【0009】更に白色皮膜の場合は、透かし地合(模様
紙を透かしてみたときの外観)が透かし模様のようにな
り、情趣の深みが更に増す。金属光沢の皮膜では、その
光沢できらびやかさを添える。そのきらびやかさは、前
記フィルムと薄葉和紙との複合体で抑制される共に、薄
葉和紙の地合でぼかし模様のようになるので、金色の場
合でも金箔の如きぎらつき感のない奥床しい風合であ
る。
【0010】本発明の模様紙における表,裏の層は、薄
葉和紙からなるため、しわになり難く、しわになっても
殆ど目につくことがない。
【0011】本発明模様紙は、これを箔糸にして織物に
箔入れすると、箔糸内層部の白色又は金属光沢の皮膜
が、箔入れした部位の織物の地糸が透けて見えるのを阻
止するのに寄与する。即ち、本発明の模様紙は箔糸原反
地に充てると、従来の箔糸の箔入れで見られなかった模
様が発現でき、より有意義である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の態様例を図面を参照し
て、次に説明する。
【0013】図で1が薄葉和紙1aとフィルム1bとの
積層体、2が白色又は金属光沢の皮膜、3が模様であ
る。フィルム1bは少なくとも半透明程度には光透過性
のものである。
【0014】薄葉和紙1aは、繊維配向が縦,横ほぼ同
程度のものを好ましい例として挙げることができる。皮
膜2は白色では塗膜を、金属光沢のものでは金属蒸着膜
を好ましい例として挙げることができる。フィルム1b
には、ポリエステルフィルムを充てることができる。
【0015】積層体1は二枚を、薄葉和紙1a,フィル
ム1b,フィルム1b,薄葉紙1aの順で、且つそれら
二枚の積層体1,1の間に、皮膜2と模様3が相互に重
なって介在する形で、積層する。このような形で皮膜2
と模様3とを二枚の積層体の間に介在させるには、既に
述べた仕様で行えばよい。
【0016】薄葉和紙1aが上例のものの場合、模様紙
の表裏層が両層の個々でも相互でも、縦,横方向の吸湿
収縮に差がなく、模様紙はカールを生じない。
【0017】
【発明の効果】積層体の一つにおける薄葉和紙と模様と
の間に、少なくとも半透明程度には光透過性のフィルム
が介在することにより、その模様の外見は薄葉和紙とフ
ィルムとの複合体で深みの優れる、しかもかすんだ感じ
の風合を呈する。
【0018】更に前記模様の、フィルムと反対側にある
皮膜の白色または金属色が前記外見に複合するため、深
みの優れる、かすんだ感じの風合は情趣においても深み
があるし、その上この風合は模様上のフィルムの介在
下、同フィルム上の薄葉和紙の地合でぼかし模様のよう
になり、柔らかい感じを呈する。
【0019】そして、白色皮膜では透かし地合が透かし
模様のようになり、情趣の深みが更に増し、金属光沢の
皮膜の場合には、その光沢できらびやかさを添える。そ
のきらびやかさは、前記フィルムと薄葉和紙との複合体
が抑制し、また薄葉和紙の地合でぼかし模様のようにな
ることにより、金色の場合でも金箔の如きぎらつき感の
ない、奥床しい風合である。
【0020】また模様紙表,裏の層が、薄葉和紙からな
ることにより、しわになり難く、しわになっても殆ど目
につくことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る模様紙の一態様例を断面図で示す
模式図である。
【符号の説明】
1 積層体 1a 薄葉和紙 1b フィルム 2 白色又は金属光沢の皮膜 3 模様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00 D21H 27/00 - 27/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄葉和紙と少なくとも半透明程度には光透
    過性のフィルムとの積層体が二枚、薄葉和紙,フィル
    ム,フィルム,薄葉和紙の順で、且つそれら二枚の積層
    体の間に、模様と白色の皮膜が相互に重なって介在する
    形で、積層されていることを特徴とする模様紙。
  2. 【請求項2】薄葉和紙と少なくとも半透明程度には光透
    過性のフィルムとの積層体が二枚、薄葉和紙,フィル
    ム,フィルム,薄葉和紙の順で、且つそれら二枚の積層
    体の間に、模様と金属光沢の皮膜が相互に重なって介在
    する形で、積層されていることを特徴とする模様紙。
JP7332044A 1995-12-20 1995-12-20 模様紙 Expired - Fee Related JP2990341B2 (ja)

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JP4990454B2 (ja) * 2001-09-28 2012-08-01 株式会社共和 シート状またはロール巻き状の紙粘着材
WO2008059413A1 (en) 2006-11-14 2008-05-22 Koninklijke Philips Electronics N.V. Electrochemical energy source with a cathodic electrode comprising at least one non-oxidic active species and electric device comprising such an electrochemical energy source
JP5186274B2 (ja) * 2008-04-28 2013-04-17 ソルトリバー株式会社 模様入り障子紙

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