JP2989546B2 - 型枠形成部材及び型枠用ユニット - Google Patents

型枠形成部材及び型枠用ユニット

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    • E04G9/02Forming boards or similar elements
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート型の
形成時に用いられる型枠形成部材及び型枠用ユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】基礎を作る際に使用されるコンクリート
型枠として、例えば図10に示す構成のものが知られて
いる(実公平5-24758号)。図10における型枠を用い
て基礎を構成する場合、その作業は次のように行われ
る。
【0003】すなわち、フーチング4上にその長さ方向
に沿って複数本の主筋5、7を配置しておき、長さ方向
に略等間隔で位置させた略四角状のフープ筋12の上部
と下部に、該フープ筋12とで鉄筋2を構成する前記主
筋5、7を固定する。そして、フーチング4上の両側に
固定金具6、9を釘8で固定した後、H型支持台10の
中間部材17を主筋5の上部に跨がせた状態でワイヤ1
5により結束し、かつH型支持台10をその両側縦部材
13、14の下部をフープ筋12にワイヤ16で結束し
て固定する。
【0004】このようにして、主筋5、7の長さ方向に
略等間隔で固定したH型支持台10の両側縦部材13、
14の上端ネジ部18、19にナット20をそれぞれに
螺合させ、該ナット20をコンクリート打設時の予定天
端位置まで移動させる。この後、隣り合うH型支持台1
0同士の受桟22の嵌合凹所25、26に、主筋5、7
の長さ方向に沿う一対の天端棒27、28を嵌め込み、
隣り合うフープ筋12、12と天端棒27、28とによ
り側面視格子状をなすように構成する。そして、天端棒
27、28に網型枠29、31の上端をそれぞれ掛けて
吊り下げ、さらにフーチング4上の一対の固定金具6、
9の適宜位置において、該固定金具6、9の長さ方向に
具備する多数の舌片30のうちの対応するものに、パイ
プ状の補強縦桟32、33の下端部をそれぞれ嵌合させ
て、該補強縦桟32、33を固定金具6、9上に立て
る。そして、ワイヤ状のセパレータ34を、両側に存す
る補強縦桟32、33に共に掛け回して両補強縦桟3
2、33を結束し、網型枠29、31で囲まれたコンク
リート成形空間を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のコンクリート型の型枠によれば、網型枠29、3
1を用いたコンクリート型成形空間を比較的安定した状
態に形成できるが、前述したように、ベース筋である鉄
筋2を設置した後、該鉄筋2にH型支持台10を固定
し、ナット7の調節によって受桟22の上下位置を調節
し、さらに該受桟22の両側に天端棒27、28を取り
付けた後、天端棒28の両側に補強縦桟32、33を立
て、両補強縦桟32、33をセパレータ34で結束する
等の煩雑な作業が必要であった。さらに、コンクリート
を打設してコンクリート型を形成した後に、桟木の役目
をする多数の補強縦桟32を、ワイヤ状セパレータ34
を切断しながら取り外したり、天端上の多数の受桟22
を各上端ネジ部18、19から取り外さなければならな
い等、コンクリート型成形後の作業も煩雑であった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、コンクリート型の型枠を形成する際の作業と共に、
コンクリート型成形後の型枠の解体作業も簡略化でき、
しかも成形後のコンクリート型の強度アップを図ること
が可能な型枠形成部材及び型枠用ユニットを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、桟木の役目
をする部材をコンクリート型形成後も取り外さないよう
に構成すれば、型枠形成時の作業、及びコンクリート型
成形後の作業が簡略化可能であることに想到し、かかる
構造について種々検討を行った結果本発明をなすに至っ
た。
【0008】すなわち、本発明は、上記目的を達成する
ため、コンクリート型の成形空間を形成する型枠形成部
材において、粗いメッシュ状の金属製支持体に、そのメ
ッシュ孔を覆って、前記成形空間を囲んで硬化前のコン
クリートの流出を防止する網状体が固定されていること
を特徴とする型枠形成部材を提供する。
【0009】本発明の型枠形成部材では、金属製支持体
を多数個組み合わせるだけでコンクリート型の成形空間
を容易に形成することができるので、型枠形成時の作業
が簡単になる。しかも、コンクリート型の形成後に、コ
ンクリート型に埋め込まれた網状体から金属製支持体を
外す必要がないので、従来の型枠を用いた場合のよう
に、コンクリート型成形後にいちいち桟木を取り外すよ
うな面倒な作業が要らない。
【0010】金属製支持体は、金属製外枠にその中空部
を覆って金属製メッシュが固定されたものであることが
好ましく、その場合、金属製外枠を鉄筋から構成し、金
属製メッシュをワイヤメッシュから構成することができ
る。
【0011】網状体は、金属材料、合成樹脂材料、ある
いはこれら以外の材料によって構成することができるも
のである。すなわち、網状体は、金属製であるメタルラ
ス、あるいは針金等を撚り合わせた亀甲網によって構成
でき、さらに、木綿製の糸、樹脂製の糸又は金属製の糸
で織った織り網、あるいは蚊帳等の防虫網によって構成
することができる。
【0012】また、本発明は、型枠形成部材と、所定長
さの棒状体の両端部に該型枠形成部材の金属製外枠に固
定される固定部材が取り付けられた連結具とを備えた型
枠用ユニットを提供する。この発明によると、型枠形成
部材と連結具とを適宜の個数ずつまとめて1組の型枠用
ユニットとして構成することができ、販売上、運搬上、
在庫数の管理上等において便利に利用することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】第1実施形態例 図1と図2はそれぞれ、本発明の一実施形態に係る型枠
形成部材を示すものである。図1はその表側から見た状
態、図2は裏側から見た状態を示す。なお、本発明はこ
の実施形態例に限定されるものではない。
【0014】図1、図2の型枠形成部材36は、ほぼ同
じ長さの枠用金属棒38、40、42、44を四角状に
組み合わせて互いに溶接した金属製外枠と、この金属製
外枠の縦横に渡して該外枠に溶接した、枠用金属棒38
等より細径かつほぼ同じ長さの補強用金属棒46、4
8、50、52、54、56を有している。枠用金属棒
38、40、42、44はいずれも、断面径が8mm〜15
mm程度の異径鉄筋からなる。また、補強用金属棒46、
48、50、52、54、56は、互いに交差する部分
が溶接されたワイヤメッシュであり、金属製外枠とによ
り金属製支持体を構成する。該補強用金属棒46、4
8、50、52、54、56は、金属製外枠の強度を高
めるとともに、メタルラス58の固定を行い易くしてい
る。
【0015】メタルラス58は、コンクリート型の成形
空間を囲んで硬化前のコンクリートの流出を防止するた
めのものであり、枠用金属棒38、40、42、44か
らなる金属製外枠と同程度の大きさに形成され、その縁
部の数箇所及び中央部が補強用金属棒46、48、5
0、52、54、56に溶接されて、該補強用金属棒4
6等を介して金属製外枠に固定されている。すなわち、
型枠形成部材36における金属製支持体は、粗いメッシ
ュ状に構成されたものであり、該金属製支持体にその各
メッシュ孔を覆うように前記メタルラス58が固定され
ている。言い換えると、金属製支持体は、補強用金属棒
46等からなる金属製外枠にその中空部を覆うように、
金属製メッシュであるワイヤメッシュが固定されたもの
である。
【0016】前記メッシュ孔として、例えば補強用金属
棒46、48と補強用金属棒54、56に囲まれた図2
の符号Aで示される四角状の部分を挙げることができ
る。この四角状の部分は、例えば縦横5cm〜20cm程度
の大きさに設定することができる。なお、型枠形成部材
36は、メタルラス58が外方に突出している側が表側
(図1参照)、外方に突出していない側が裏側(図2参
照)であり、また、図1中のwは溶接部を示している。
【0017】第2実施形態例 図3は、金属製支持体全体が、プレス加工等により同一
部材で一体に構成された例を示すものである。図3の型
枠形成部材80は、四角状の金属製外枠82と、この金
属製外枠82の縦横に渡された補強用金属部83、8
4、85、86とを備えている。金属製外枠82とによ
り金属製支持体を構成する補強用金属部83、84、8
5、86は、互いに交差し、金属製外枠82の強度を高
めるとともに、メタルラス58の固定を行い易くしてい
る。メタルラス58は、金属製外枠82と同程度の大き
さに形成され、その縁部の数箇所及び中央部付近が該外
枠82、及び補強用金属棒83、84、85、86の各
交点に溶接されている。このように、型枠形成部材80
の金属製支持体82は、粗いメッシュ状に構成されてお
り、該金属製支持体82にその各メッシュ孔を覆うよう
にメタルラス58が固定されている。第2実施形態例に
おけるこのメッシュ孔も、第1実施形態例における補強
用金属棒46、48、54、56によって形成されるメ
ッシュ孔と同程度の大きさに構成することができる。な
お、図3において、メタルラス58が外方に突出してい
る側が表側である。
【0018】
【実施例】図1に示した型枠形成部材36を用いてコン
クリート型の型枠を作成した。以下に、この作成時の手
順及び使用する工具等について説明する。先ず、ベース
筋79の下部を埋め込んで予め形成しておいたフーチン
グ4の上部において、該ベース筋79の両側に適宜墨出
しする。そして、ベース筋79の両側の墨出し線に沿っ
て、型枠形成部材36を例えば図4のように、メタルラ
ス58が固定された表側が対向するように4枚位置させ
た後、所定の連結具で互いに連結させ、さらにこの作業
でフーチング4上に立てた型枠形成部材36に対して次
なる型枠形成部材36を順次連結させる。同様の作業を
フーチング4の長さ方向に向かって続ければ該フーチン
グ4に沿った長い型枠を形成でき、またフーチング4の
上方に向かって続ければ高さの高い型枠を形成すること
ができる。
【0019】図5は、型枠形成部材36を図4のように
組み合わせる際に用いる連結具を示す。この連結具は、
丸棒状でその両端部に雄ネジ67を形成したセパレータ
62、左右又は上下の型枠形成部材36を互いに連結さ
せる鈎状部材60、及び、セパレータ62の両端部にお
いて型枠形成部材36を挟むように雄ネジ67に螺合さ
れるナット64、68を備えている。
【0020】セパレータ62は、その断面径がメタルラ
ス58の網目を通過可能な寸法に形成されている。鈎状
部材60は、図5に示すように、隣り合う型枠形成部材
36、36の補強用金属棒38、40を跨いだ状態にお
いてセパレータ62を貫通可能な長さ及び幅を有する主
体部63と、この主体部63の両端部から同じ方向に突
出する脚部65、66を有している。主体部63の長さ
方向の中間から脚部66側にずれた位置には、セパレー
タ62を貫通させる貫通孔69が形成されている(図8
参照)。
【0021】このような構成の連結具によって型枠形成
部材36同士を連結させる作業は、次のように行われ
る。すなわち、図5に示すように、鈎状部材60の脚部
65、66を、表側を型枠内方に向けて隣接する2枚の
型枠形成部材36、36の枠用金属棒38、40に跨が
せた状態で、一端側の雄ネジ67にナット64のみを深
く螺合させかつ図5の左方からメタルラス58を通過さ
せたセパレータ62を、鈎状部材60の貫通孔69に貫
通させる。そして、鈎状部材60から外方に突出した雄
ネジ67にナット68を螺合させて強く締め、隣接する
2枚の型枠形成部材36、36を連結状態にする。
【0022】さらに、この作業を、反対側に置かれた2
枚の型枠形成部材36、36に対しても同様に行う。こ
れにより、表側を対向させた2枚ずつの型枠形成部材
が、互いに所定の間隔を保持した状態で図4のように連
結される。そして、この作業を、フーチング4の長さ方
向にあるいは上方に向けて続けることにより、所望の形
及び大きさの型枠を形成することができる。このよう
に、本発明に係る型枠形成部材36によれば、コンクリ
ート型の型枠を簡単な作業で組み立てることができる。
なお、長さが異なるセパレータ62を各種用意しておけ
ば、同じ長さのセパレータ62を使用することにより一
定幅のコンクリート型の成形が可能となり、また長さの
異なるセパレータ62を適宜使用することにより、場所
に応じて幅の異なるコンクリート型の成形が可能とな
る。
【0023】前述のようにして形成した型枠にコンクリ
ートを打設すると、コンクリートは、ベース筋79を埋
没させ、メタルラス58の網目から突出した部分に該メ
タルラス58を埋没させ、かつ金属製支持体を外方に突
出させた状態で硬化する。このコンクリートの硬化後、
桟木の役目をする該金属製支持体、即ち枠用金属棒3
8、40、42、44と補強用金属棒46、48、5
0、52、54、56をコンクリート型から取り外す作
業は必要ないため、型成形後の作業が大幅に簡略化され
ている。同時に、これら枠用金属棒38、40、42、
44、補強用金属棒46、48、50、52、54、5
6、及びコンクリート型に埋め込まれたセパレータ62
が、コンクリート型を内外から支えるため、該コンクリ
ート型の強度が大幅に高められている。
【0024】図9に示す鈎状部材70は、型枠最端部に
位置して対向する2枚の型枠形成部材36、36におけ
る、隣り合う型枠形成部材36が無い側に位置する枠用
金属棒38、40を連結させる際に使用するものであ
る。この鈎状部材70は、主体部72の長さが前記鈎状
部材60の主体部63より短く形成され、主体部72の
両端部から同じ方向に突出された脚部74、76と、該
主体部72の長さ方向の中間から脚部76側にずらして
形成された貫通孔78とを有している。このような構造
の鈎状部材70は、前記鈎状部材60と同様、その貫通
孔78にセパレータ62を貫通されて使用される。前記
鈎状部材60とナット64、68、又は鈎状部材70と
ナット64、68により、所定長さの棒状体であるセパ
レータ62の両端部に位置し、隣接する型枠形成部材3
6又は80の金属製外枠同士を固定する固定部材が構成
されている。
【0025】前述の作業によって形成した型枠にコンク
リートを打設した場合、メタルラス58は、硬化したコ
ンクリート型にほぼ完全に埋め込まれるが、枠用金属棒
38、40、42、44と補強用金属棒46、48、5
0、52、54、56は、該コンクリート型から外方に
露出する。しかし、このタイプの型枠は、コンクリート
型が外装等によって隠されるような場所に施工する際に
用いられるため、何ら問題がない。一方、型枠の形成時
に、各型枠形成部材36を、裏側をそれぞれに対向させ
て連結することも可能である。この場合には、枠用金属
棒38、補強用金属棒46等は、メタルラス58の手前
側に位置するため、硬化したコンクリート枠内にメタル
ラス58と共に埋め込まれることになる。
【0026】なお、第2実施形態例における図3の型枠
形成部材80も、型枠形成部材36の場合と同様、セパ
レータ62及び鈎状部材60等を用いて複数個連結させ
て、所望の型枠を形成することができる。この場合も、
第1実施形態例の型枠形成部材36を用いた場合と同様
の効果を奏することは勿論である。また、第1、第2実
施形態例における型枠形成部材36、80にはいずれも
メタルラス58が溶接によって固定されていたが、これ
に限らず、ワイヤ等の手段でメタルラス58を固定する
ことも可能である。
【0027】また、本発明においては、型枠形成部材
と、該型枠形成部材を他の型枠形成部材等を連結させる
際に用いる連結具とを共に備えた型枠用ユニットを提供
することができる。例えば、型枠形成部材36(又は型
枠形成部材80)、鈎状部材60、70、セパレータ6
2、及びナット64、68等を適宜の個数ずつまとめて
1組の型枠用ユニットとして構成し、販売上、運搬上、
在庫数の管理上等において便利に利用することができ
る。
【0028】さらに、第1、第2実施形態例における型
枠形成部材36、80は、共に金属材料からなるので、
所定の機械を使えば所望の形に変形させることが可能で
ある。したがって、例えば、型枠形成部材36又は80
の変形させないものと変形させたものとを適宜組み合わ
せて、任意形状のコンクリート型成形空間を構成するこ
とが可能となる。
【0029】また、第1、第2実施形態例では、網状体
としてメタルラス58を用いたが、網状体はこれに限ら
ず、金属材料、合成樹脂材料、あるいはこれら以外の材
料によって構成することができるものである。すなわ
ち、コンクリート型成形空間を囲んで硬化前のコンクリ
ートの流出を防止できるものであれば網状体として使用
することができる。したがって、メタルラス、あるいは
針金等を撚り合わせた亀甲網により網状体を構成するこ
とができる。さらに、木綿製の糸、樹脂製の糸又は金属
製の糸で織った織り網、あるいは蚊帳等の防虫網により
網状体を構成することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明の型枠形成部材によ
れば、粗いメッシュ状の金属製支持体に、そのメッシュ
孔を覆って、前記成形空間を囲んで硬化前のコンクリー
トの流出を防止する網状体が固定されているので、金属
製支持体を多数個組み合わせるだけでコンクリート型の
成形空間が容易に形成でき、型形成時の作業を簡単化さ
せることができる。しかも、金属製支持体をコンクリー
ト型形成後に取り外す必要ないので、従来の型枠を用い
た場合のようにコンクリート型成形後に桟木を取り外す
ような面倒な作業が要らない。また、金属製支持体がコ
ンクリート型を支えるため、該コンクリート型の強度が
高められることとなる。
【0031】また、請求項に記載の発明によれば、型
枠形成部材と連結具とを適宜の個数ずつまとめて1組の
型枠用ユニットとして構成することができ、販売上、運
搬上、在庫数の管理上等において便利に利用することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る型枠形成部材を示す
斜視図である。
【図2】図1の型枠形成部材を裏側から見た状態で示す
斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る型枠形成部材の他の
例を示す斜視図である。
【図4】図1の型枠形成部材によって型枠を形成する場
合の一実施例を示す斜視図である。
【図5】図4の実施例で使用される連結具を示す一部拡
大平面図である。
【図6】図5の連結具の全体を示す平面図である。
【図7】図6の鈎状部材の状態を変えて示す連結具の平
面図である。
【図8】図6の連結具の鈎状部材等を拡大して示す斜視
図である。
【図9】図8とは別の鈎状部材等を拡大して示す斜視図
である。
【図10】コンクリート型を形成する型枠の従来例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
36 80 型枠形成部材 38、40、42、44 枠用金属棒(金属製支持体、
金属製外枠) 46、48、50、52、54、56 補強用金属棒 58 メタルラス(網状体) 82 金属製外枠 83、84、85、86 補強用金属部 w 溶接部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート型の成形空間を形成する型
    枠形成部材において、粗いメッシュ状の金属製支持体
    に、そのメッシュ孔を覆って、前記成形空間を囲んで硬
    化前のコンクリートの流出を防止する網状体が固定され
    ていることを特徴とする型枠形成部材。
  2. 【請求項2】 金属製支持体が、金属製外枠にその中空
    部を覆って金属製メッシュが固定されたものである請求
    に記載の型枠形成部材。
  3. 【請求項3】 金属製外枠が鉄筋からなり、金属製メッ
    シュがワイヤメッシュからなる請求項に記載の型枠形
    成部材。
  4. 【請求項4】 網状体が、メタルラス、亀甲網、織り網
    又は防虫網からなる請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の型枠形成部材。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれか1項に記載の型
    枠形成部材と、所定長さの棒状体の両端部に前記型枠形
    成部材の金属製外枠に固定される固定部材が取り付けら
    れた連結具とを備えたことを特徴とする型枠用ユニッ
    ト。
  6. 【請求項6】 固定部材が、隣接する型枠形成部材の金
    属製外枠同士を固定するものである請求項に記載の型
    枠用ユニット。
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