JPH0712437Y2 - 建物の型枠付き基礎構築用筋枠 - Google Patents

建物の型枠付き基礎構築用筋枠

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JPH0712437Y2
JPH0712437Y2 JP6404690U JP6404690U JPH0712437Y2 JP H0712437 Y2 JPH0712437 Y2 JP H0712437Y2 JP 6404690 U JP6404690 U JP 6404690U JP 6404690 U JP6404690 U JP 6404690U JP H0712437 Y2 JPH0712437 Y2 JP H0712437Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は木造住宅等、建物の基礎構築用筋枠に関するも
のである。
(従来技術) 従来、木造住宅の基礎構築用筋枠は太さ10mm或は13mmの
異径断面の鉄棒を適宜寸法に裁断し、これらの裁断され
た鉄筋を縦横に組み合わせて断面逆T字の骨格に組み上
げ、その交点を針金や帯板等により結束し、構築用の筋
枠を構成していた。しかし、このように構成される筋枠
は現場で直接作られるために作業性が悪く、又作られる
筋枠の形状も一定化されず、品質上の問題もあった。そ
こで、この問題を解決すため工場にて製作し、現場への
運搬も容易ならしめたものに実公昭60−33158号に係る
「木造住宅基礎構築用筋枠」が知られている。この筋枠
は「一対の平行に延びる両側筋に複数個の横筋の両端部
を所望間隔毎に溶接部により溶接し、これら横筋の中央
部には上記両側筋と平行な軸筋を回動すべく支持し、こ
の軸筋には縦筋の下端を所望間隔毎に溶接部により溶接
し、これらの縦筋の端部及び中央部にも上記両側筋と平
行に延びる筋をそれぞれ溶接部により溶接して成る木造
住宅基礎構築用筋枠」である。このように構成された筋
枠は製造コストも低く、品質も安定するが、垂直に起立
している縦筋は軸筋に溶接されているに過ぎず、横筋と
は全くの別部材であり、連続して形成されていない。す
なわち、縦筋はその下端において横筋に相当する水平筋
を連続して形成しなければ筋枠としての強度に問題があ
る。又上記筋枠を設置する場合には、地面から一定高さ
に浮上させるために、ブロックを介して設置しなければ
ならず、面倒であるとともに、多数のブロックを準備し
なければならない。
ところで、このように構成した筋枠は木造住宅の基礎コ
ンクリートの補強材となる訳で、上記筋枠を挾んで周囲
には型枠が枠組みされる。枠組みされた型枠にコンクリ
ートが打設されて所定の基礎が構築される。
したがって、上記実公昭60−33158号に係る「木造住宅
基礎構築用筋枠」を用いることにより、現場製作した従
来の筋枠に比べて作業性の大幅な改善を図り得るが、上
記型枠の枠組み作業も面倒であって、多くの時間を要し
ている。
(本考案の目的) このように実公昭60−33158号に係る筋枠は従来の筋枠
に比べコスト的に安く製作出来、便利な面も多いが、な
お上記のごとき問題が残されている。本考案はこれら問
題点の解決を目的として開発した技術であり、筋枠とし
ての必要な強度を満たし、設置に際して前記ブロックを
必要とせず、更に枠組み作業も必要としない型枠付き基
礎構築用筋枠を提供する。
(本考案の構成) 本考案に係る型枠付き基礎構築用筋枠は、水平枠と垂直
枠、それに型枠とで構成されている。水平枠は複数本の
側筋と横筋とで形成され、互いに平行に配置された側筋
に横筋が垂直に交わり、交差部は溶接にて固着される。
すなわち、格子状の枠体である。又垂直枠も同じく側筋
と縦筋が互いに垂直に交わって格子状を成す枠体である
が、上記縦筋はその下端において直角に屈曲若しくは溶
接により水平筋を連続して形成し、水平筋の先端は更に
垂直下方に伸びた脚を有している。ただし、全ての水平
筋に脚を形成しなくてもよい。そして、水平筋の方向は
同一ではなく、垂直枠が水平筋と脚によって垂直に起立
することが出来るように、両方向に水平筋が形成され
る。これら水平枠と垂直枠は互いに組み合わされて1組
の筋枠を構成することになるが、垂直枠は水平枠の中央
側筋に係止される。勿論、両枠を組み合わせる場合に、
上記中央側筋を水平枠に溶接してしまった状態では不可
能であるため、該中央側筋を垂直枠の縦筋と水平筋の交
差部内側に掛架した状態で、水平枠の横筋に溶接固着す
る。したがって、上記筋枠は垂直枠の水平筋上に水平枠
が掛架された状態で構成されて地面に設置され得るが、
水平筋に形成した脚の下端にはキャップを被覆したり、
腐食防止用の樹脂を塗布する。
そして、このように構成した筋枠に型枠が取付けられる
訳で、概略断面形状が型及び型を成し、垂直枠の両
側に沿って配置される。垂直枠の側筋には支持片を軸支
し、該支持片の先端に上記型枠を取着する。ここで型枠
は金網で構成され、上記支持片に取着される箇所には桟
が設けられている。金網の網目は打設したコンクリート
が流出しない程度の大きさであって、又該金網は型枠と
して機能するに十分な剛性を持っていなければならな
い。
以下、本考案に係る実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
(実施例) 第1図は本考案の型枠付き基礎構築用筋枠の実施例であ
って、1は水平枠、2は垂直枠、3は型枠を示してい
る。水平枠1及び垂直枠2は所定太さの鉄棒を格子状に
形成したもので、水平枠1は垂直枠2の水平筋上に掛架
されて水平状態を保ち、垂直枠2は垂直に起立してお
り、型枠3a、3bは垂直枠2を中央にしてその両側に取着
さている。
これら各枠材を説明するに、第2図は水平枠1の一部を
表わし、同図に示すごとく、水平枠1は一定間隔をおい
て平行に2本の側筋4、4を配置し、これら側筋4、4
に対して横筋5、5…を一定ピッチPを隔て垂直を成し
てクロスさせ、交差部6は溶接されている。ここで水平
枠1の側筋4の本数は必ずしも2本に限定するものでな
く、必要に応じて増すことは自由である。
第3図は垂直枠2を示しており、該垂直枠2は側筋7と
縦筋8により構成される格子状の枠体である。側筋7、
7は一定間隔をおいて平行に配置され、縦筋8、8…は
該側筋7に対して垂直を成してクロスし、交差部6は同
じく溶接されている。そして、上記縦筋8は下方へ伸
び、下端部において垂直に屈曲して水平筋9を形成し、
該水平筋9の先端部を更に垂直下方に屈曲させて脚10を
設けている。脚10は全水平筋9、9…に形成してもよい
が、同図に示すごとくその一部に設ければ十分である。
ここで、水平筋9は縦筋8を水平に屈曲させて形成させ
る訳であるが、屈曲方向はそれぞれ異なり、互いに反対
方向を向いて伸び、縦筋8と水平筋9の屈曲部11には中
央側筋12が掛架される。中央側筋12は屈曲部11の内側に
位置し、上記垂直枠2を持ち上げるならば、中央側筋12
は落下することなく持ち上げられ、軸方向に引き抜かな
い限り垂直枠2から分離出来ない。垂直枠2の縦筋8は
中央側筋12を屈曲部11の内側へ挿入し易くするために、
側筋7に対して水平筋9の屈曲方向が、縦筋8が溶接さ
れている側である場合には、該縦筋8の太さに相当する
分の芯ズレを設けるために、湾曲部13を形成している。
又垂直枠2の側筋7の本数も2本に限ることなく、必要
に応じて増加することは可能である。
ところで、上記水平枠1と垂直枠2が組み合わされ、更
に型枠3a、3bを取着したものが前記第1図に示す型枠付
き基礎構築用筋枠である。垂直枠2を水平枠1の中央に
位置させ、垂直枠2に掛架した中央側筋12を水平枠1の
横筋5、5…に溶接・固定する。この場合、上記中央側
筋12は、垂直枠2から抜き取っておいた状態で水平枠1
を組み付けし、その後で、該中央側筋12を挿通するとい
った組立て方法が行われる。よって水平枠1と垂直枠2
は互いに組み合わされ、垂直枠2は中央側筋12を介して
水平枠1と係合し、分離することはない。そして、縦筋
8は水平枠1に直接溶接されないため、垂直枠2全体は
中央側筋12を軸として左右に揺動し、折り畳むことも出
来る。
第4図は型枠3を示したもので、該型枠3は金網14を用
い、その断面を概略型若しくは型に成形した長尺部
材であり、前記垂直枠2に取着するために、該金網14の
所々には桟15、15…が設けられている。金網14は打設し
たコンクリートが流れ出ない程の大きさをもった網目を
持ち、又金網14全体としての剛さを有している。そし
て、この型枠3は現場で据付けする場合に同図に示す形
状にすればよく、運搬時には折畳んだ状態が好都合であ
るため、屈曲部16a,16bは屈曲可能な剛性を有すか、若
しくは蝶番継手が用いられて各型枠片17、18、19を互い
に連結して構成してもよい。又上記型枠片19の下端には
脚20が水平に設けられ、該脚20の所々にはクギ孔21、21
…が穿設されている。
第5図は上記型枠3a、3bを筋枠に取着した場合の断面図
であり、型枠3a、3bは筋枠を中央にして左右対称に配置
される。垂直枠2の側筋7、7には支持片22、22…を回
動自在に軸支し、これら支持片22、22…の先端に型枠3
の桟15を止着する。止着手段は限定しないが、リベット
23を用い、支持片22と桟15に穿設した孔にリベット23を
挿通してカシメる。そして、型枠3a、3bの脚20に設けた
クギ孔21、21…にはコンクリートクギ24、24…が打ち込
まれて固定され、型枠3a、3bは垂直枠2とともに垂直に
起立する。又垂直枠2の脚10下端には樹脂製のキャップ
25が被覆されていて、ベース26との直接接触を避けてい
る。この状態で両型枠3a、3b間の開口部からコンクリー
トを打設して所定の基礎が構築される。
以上説明した型枠付き筋枠は本考案の1具体例であっ
て、水平枠1を構成する側筋4と横筋5の位置関係や垂
直枠2を構成する側筋7と縦筋8の位置関係、更に中央
側筋12と水平枠1の横筋5との関係は任意であって、格
子状の水平枠1が垂直枠2に折畳み可能な状態で組み合
わされることが必要である。
ことろで、このように構成した型枠付き基礎構築用筋枠
により、次のような効果を得ることが出来る。
(効果) (1)本考案の筋枠には型枠が取着されているため所定
位置に配置して型枠下端をコンクリートクギで止着すれ
ばよく、木造住宅の基礎を構築するため筋枠の組み付け
作業、並びに型枠取付け作業が大幅に改善され、そのた
め熟練労働者の必要が無くなることは勿論のこと、人手
不足の解消に大きな効果がある。
(2)又本考案の筋枠はその垂直枠を構成する縦筋が水
平筋を連続して形成するため、住宅基礎筋枠としての必
要強度が保証され、コンクリートを打設して構築した基
礎の側面に作用する外力に対して大きな強度を持つ。
(3)更に縦筋には脚を形成しているため、水平枠はベ
ースから一定高さに配置されることになり、従来の筋枠
のごとくブロックを敷設する必要がなく、常に一定高さ
で正しく据付けが出来る。そして脚の下端にキャップを
被覆することで、ベースの水分が毛管現象によりコンク
リートとの隙間を上昇し、該水分による鉄筋の腐食を防
止し、ひいては腐食によって発生するコンクリート割れ
を無くすことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る木造住宅の型枠付き基礎構築用筋
枠の実施例を、第2図は該筋枠を構成する水平枠を、第
3図は垂直枠を、第4図は型枠を、更に第5図はベース
に据付けした場合の断面をそれぞれ示している。 1…水平枠、2…垂直枠、3…型枠、4,7…側筋、5…
横筋、6…交差部、8…縦筋、9…水平筋、10,20…
脚、11,16…屈曲部、12…中央側筋、13…湾曲部、14…
金網、5…桟、17,18,19…型枠片、21…クギ孔、22…支
持片、23…リベット、24…コンクリートクギ、25…キャ
ップ、26…ベース。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定間隔をおいて平行に配置された側筋に
    対し横筋をクロスして溶接により水平枠を形成し、一
    方、一定間隔をおいて平行に配置された側筋に対して縦
    筋をクロスさせて溶接により垂直枠を形成し、上記縦筋
    を下方へ伸ばしてその下端部には水平方向へ屈曲した水
    平筋を連続して設け、上記水平筋の方向を違わせるとと
    もに、該水平筋先端には垂直下方へ延びる脚を設け、そ
    して、縦筋と水平筋の屈曲部内側には中央側筋を掛架
    し、該中央側筋を上記水平枠の横筋に溶接して水平枠と
    垂直枠を折畳み可能な状態で組み合わせ、更に垂直枠の
    側筋には支持片を軸支して該支持片先端には概略断面
    型及び型の型枠を両側に取着したことを特徴とする建
    物の型枠付き基礎構築用筋枠。
  2. 【請求項2】上記脚の下端にキャップを被覆した実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の建物の型枠付き基礎構築
    用筋枠。
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