JP2989120B2 - バックホーのブーム構造 - Google Patents

バックホーのブーム構造

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JP2989120B2
JP2989120B2 JP7140181A JP14018195A JP2989120B2 JP 2989120 B2 JP2989120 B2 JP 2989120B2 JP 7140181 A JP7140181 A JP 7140181A JP 14018195 A JP14018195 A JP 14018195A JP 2989120 B2 JP2989120 B2 JP 2989120B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブームシリンダを枢支
するブームシリンダブラケットと、アームシリンダを枢
支するアームシリンダブラケットとを、中空形成された
ブームの天井面および底面に相対配備するとともに、前
記ブームの内部を前後に二分する補強用の中仕切板を前
記ブームに溶着装備してあるバックホーのブーム構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなバックホーのブーム構造に
おいては、ブームの長手方向中間箇所に、ブームを起伏
操作するブームシリンダおよびアームを屈伸操作するア
ームシリンダの夫々が、ブームシリンダブラケットまた
はアームシリンダブラケットを介して枢支連結されてい
ることから、ブームシリンダまたはアームシリンダの作
動によりブームまたはアームを操作する場合には、ブー
ムの長手方向中間箇所に応力が集中するようになってい
る。そこで、従来では、図5に示すように、ブーム9の
長手方向中間箇所に、ブームシリンダブラケット13に
設けられたブームシリンダC2の枢支点P1と、アーム
シリンダブラケット12に設けられたアームシリンダC
3の枢支点P2とを結ぶ線Lを横切る状態となる中仕切
板21を溶着装備することによって、その箇所における
補強を図るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、中仕切板を、単にブームの長手方向
中間箇所にブームシリンダの枢支点とアームシリンダの
枢支点とを結ぶ線を横切る状態に溶着装備するだけであ
り、ブームシリンダやアームシリンダを枢支するだけで
なくブームの長手方向中間箇所における補強効果をもも
たらすブームシリンダブラケットやアームシリンダブラ
ケットを有効利用するようには構成されていないことか
ら、中仕切板を溶着装備することによってブームの長手
方向中間箇所における充分な補強効果が得られたとは言
い難いものとなっていた。
【0004】本発明の目的は、中仕切板の装備状態に創
意工夫を凝らすことによって、ブームの長手方向中間箇
所に中仕切板を溶着装備する構造でありながら、ブーム
の長手方向中間箇所における補強強度を更に高めること
のできるブーム構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、ブームシリンダを枢支するブームシリ
ンダブラケットと、アームシリンダを枢支するアームシ
リンダブラケットとを、中空形成されたブームの天井面
および底面に相対配備するとともに、前記ブームの内部
を前後に二分する補強用の中仕切板を前記ブームに溶着
装備してあるバックホーのブーム構造において、前記中
仕切板を、前記ブームシリンダの枢支点と前記アームシ
リンダの枢支点とを結ぶ線を横切るとともに、前記ブー
ムシリンダブラケットと前記アームシリンダブラケット
とを連結する状態に前記ブームに溶着装備した。
【0006】
【作用】本発明によると、ブームに対して中仕切板を、
ブームシリンダの枢支点とアームシリンダの枢支点とを
結ぶ線を横切るとともに、ブームの長手方向中間箇所に
おける補強効果をもたらすブームシリンダブラケットと
アームシリンダブラケットとを連結する状態に溶着装備
していることから、中仕切板による補強効果のみなら
ず、ブームシリンダブラケットとアームシリンダブラケ
ットとによってもたらされる補強効果を有効に利用し
た、中仕切板とブームシリンダブラケットとアームシリ
ンダブラケットとが一体となった更に大きな補強効果が
得られるようになる。
【0007】
【発明の効果】従って、本発明によれば、中仕切板をブ
ームシリンダブラケットとアームシリンダブラケットと
を連結する状態に溶着装備するといった創意工夫を凝ら
すことによって、ブームの長手方向中間箇所における補
強強度を更に高めることのできるブーム構造を提供し得
るに至った。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1にはバックホーの全体側面が示されて
おり、このバックホーは、左右一対のクローラ式走行装
置1を備えた走行機体2、走行機体2の前端に配備され
た昇降自在なドーザ3、走行機体2の上部に配備された
縦軸芯周りに旋回自在な旋回台4、旋回台4の前端に配
備されたバックホー装置5、旋回台4の前部に配備され
た操縦部6、および、旋回台4の後部に配備された原動
部7、などによって構成されている。
【0010】バックホー装置5は、旋回台4の前端に左
右揺動自在に枢支されたスイングブラケット8、スイン
グブラケット8の上端に上下揺動自在に枢支されたブー
ム9、ブーム9の先端に上下揺動自在に枢支されたアー
ム10、アーム10の先端に上下揺動自在に枢支された
バケット11、スイングブラケット8を左右揺動操作す
るスイングシリンダC1、ブーム9を起伏操作するブー
ムシリンダC2、アーム10を屈伸操作するアームシリ
ンダC3、および、バケット11を掻き込みおよび放出
操作するバケットシリンダC4、などによって構成され
ている。
【0011】ブーム9の構造について詳述すると、図2
および図3にも示すように、ブーム9は、側面視ヘの字
状に屈曲形成された天板9aと底板9bとを、側面視ヘ
の字状に形成された側板9c,9dに渡る状態に溶接接
続することによって断面矩形状に中空形成されたブーム
本体9A、スイングブラケット8と枢支連結するように
ブーム本体9Aの基端側に溶着された連結部9B、およ
び、アーム10を枢支連結するようにブーム本体9Aの
遊端側に溶着された連結部9Cによって構成されてい
る。ブーム9の天井面Aを形成する天板9aにおける長
手方向中間箇所となる屈曲部aには、アームシリンダC
3の一端を枢支する左右一対のアームシリンダブラケッ
ト12が直立姿勢で溶着されている。ブーム9の底面B
を形成する底板9bにおける長手方向中間箇所となる屈
曲部bには、ブームシリンダC2の一端を枢支する左右
一対のブームシリンダブラケット13が垂下姿勢で溶着
されている。また、ブーム9には、その内部を前後に二
分する補強用の中仕切板14が、ブームシリンダC2の
枢支点P1とアームシリンダC3の枢支点P2とを結ぶ
線Lを横切るとともに、ブームシリンダブラケット13
の上部とアームシリンダブラケット12の下部とを連結
する状態に溶着装備されている。ブーム9に対する中仕
切板14の溶着は、底板9bを左右の側板9c,9dに
渡る状態に溶接接続した段階で、中仕切板14を底板9
bと左右の側板9c,9dに対してすみ肉溶接し、その
後、天板9aを左右の側板9c,9dに渡る状態に溶接
接続した段階で、天板9aに穿設した溶接用の慣通孔c
から中仕切板14を天板9aに対してプラグ溶接するこ
とによって行われるようになっている。
【0012】以上の構造によって、ブームシリンダC2
の作動によるブーム9の起伏操作時やアームシリンダC
3の作動によるアーム10の屈伸操作時に応力が集中す
るブーム9の長手方向中間箇所において、ブームシリン
ダブラケット12とアームシリンダブラケット13と中
仕切板14とを一体とした充分な補強強度が得られるよ
うになっている。
【0013】図1に示すように、操縦部6には、運転座
席15の上方を覆うキャノピ16が装備されている。キ
ャノピ16は、旋回台4に立設された前後方向視アーチ
状の枠体17に連結された鋼管材からなる左右一対の支
柱16Aに、樹脂材からなる日除け部16Bを取り付け
ることによって構成されている。支柱16Aに対する日
除け部16Bの取り付けについて詳述すると、図4に示
すように、各支柱16Aの上端には鋼板からなる連結プ
レート16aが溶着されており、この連結プレート16
aの上面にはボルト16bが立設されている。一方、日
除け部16Bの左右には慣通孔16cが穿設されてお
り、この慣通孔16cには、ボルト16bが挿通される
慣通孔18aを備えたゴム材からなるグロメット18が
嵌合されている。そして、各支柱16Aのボルト16b
を、日除け部16Bのグロメット18の慣通孔18aに
カラー19を介在させた状態で挿通させた後、ナット2
0をボルト16bに螺合して締め込むことによって、日
除け部16Bを各支柱16Aに取り付けられるようにな
っている。つまり、各支柱16Aの連結プレート16a
と日除け部16Bとの間にグロメット18を介装するこ
とによって、材質の違いから熱膨張率の異なる連結プレ
ート16aと日除け部16Bとを直接的に接合させた場
合に生じる虞のある膨張あるいは収縮時に発生する高い
応力による日除け部16Bの割れを回避できるようにな
っている。
【0014】尚、図4に示すように、カラー19は、そ
の高さ寸法がグロメット18よりも僅かに小さくなるよ
うに形成されており、ボルト16bに対するナット20
の締め込み量を規制するようになっている。つまり、各
支柱16Aに対する日除け部16Bの取り付け時に、ナ
ット20を締め込み過ぎることによって日除け部16B
に割れが生じる不都合を回避できるようになっている。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホーの全体側面図
【図2】ブームの一部切り欠き側面図
【図3】ブームの縦断背面図
【図4】支柱と日除け部との取り付け構造を示す要部の
一部切り欠き分解側面図
【図5】従来技術を示すブームの一部切り欠き側面図
【符号の説明】
9 ブーム 12 アームシリンダブラケット 13 ブームシリンダブラケット 14 中仕切板 A 天井面 B 底面 C2 ブームシリンダ C3 アームシリンダ L 線 P1 枢支点 P2 枢支点

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブームシリンダ(C2)を枢支するブー
    ムシリンダブラケット(13)と、アームシリンダ(C
    3)を枢支するアームシリンダブラケット(12)と
    を、中空形成されたブーム(9)の天井面(A)および
    底面(B)に相対配備するとともに、前記ブーム(9)
    の内部を前後に二分する補強用の中仕切板(14)を前
    記ブーム(9)に溶着装備してあるバックホーのブーム
    構造であって、 前記中仕切板(14)を、前記ブームシリンダ(C2)
    の枢支点(P1)と前記アームシリンダ(C3)の枢支
    点(P2)とを結ぶ線(L)を横切るとともに、前記ブ
    ームシリンダブラケット(13)と前記アームシリンダ
    ブラケット(12)とを連結する状態に前記ブーム
    (9)に溶着装備してあるバックホーのブーム構造。
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