JP2987912B2 - ファインダー光学系 - Google Patents

ファインダー光学系

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JP2987912B2 JP2254582A JP25458290A JP2987912B2 JP 2987912 B2 JP2987912 B2 JP 2987912B2 JP 2254582 A JP2254582 A JP 2254582A JP 25458290 A JP25458290 A JP 25458290A JP 2987912 B2 JP2987912 B2 JP 2987912B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光学機器に利用されるファインダー光学系
に関する。
〔従来技術〕
従来のファインダー光学系には、撮影に必要な情報、
例えばシャッター速度、絞り値、ストロボの発光表示な
ど多種多様な表示が設けられている。これら情報表示像
と対物レンズによる物体像とを共に観察するために、例
えば、第2図に示すような構成が知られている。
この構成においては、ファインダー光軸上に対物レン
ズOとフィールドレンズFを有し、かつ結像位置に視野
枠Xを有し、ファインダー光軸外のフィールドレンズF
近傍に照明用光源Lと反射部材Mを有し、この反射部材
Mによって照明用光源Lからの光束2は視野枠Xと同一
平面上に存在する情報表示部材Yを照明する。
この構成は、物体像の視度と情報表示像の視度が一致
するという利点をもつが、第2図から明白であるように
物体像の光束は、フィールドレンズFのファインダー光
軸から最も離れたところに光路をとる。このため、情報
表示像の照明光束は物体像の周縁光束と重複しないよう
な構成にしなければならず、また光学上の構成からフィ
ールドレンズFのレンズ周縁にレンズ保持に必要な部分
を設けなければならなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
そのため、上記のごとき従来の構成においては第3図
(a)のごとく物体像Bと情報表示像Iが離れてしまい
見づらいことや、また情報表示系を加えることによって
ポロプリズムや接眼レンズの大型化および、ファインダ
ー光学系が大型になるなどの問題点があった。
そこで、本発明は物体像と情報表示像とがファインダ
ー視野内で隣接して見やすく、しかも簡単な構成で、小
型な、ファインダー光学系の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的の為に本発明では、対物レンズと対物レンズ
により作られる実像面近傍に視野枠とフィールドレンズ
を置き、そして視野枠と接眼レンズとの間に反射面を有
するプリズムを配置した構成において、プリズムの反射
面上に、反射面で反射した反射光の光軸に対して略垂直
な透過面を設け、その透過面を通して所望の情報を表示
する情報表示系を設けた。また、情報表示系は視野枠と
光学的に対称な位置に設けられている。
〔作用〕
上記構成のファインダー光学系によれば、プリズムの
反射面上に反射光の光軸に対して略垂直な透過面を設け
ることによって、視野枠と情報表示部材とを別の平面上
に分けて設けることができる。そのため視野枠上の物体
像に対して情報表示像を自由な位置に表示することが可
能となる。従って物体像と情報表示像とを接近させるこ
とができるため、ファインダー内での情報表示像が見や
すくなる。また、従来のファインダー光学系に比べ小型
に構成できる。
〔実施例〕
以下、図面に基づき本発明の実施例を説明する。第1
図は本発明の第1実施例を示す光路図であり、ファイン
ダー光学系の側面からの光路を示し、第3図(b)は第
1図の実施例におけるファインダー視野の例を示す図で
ある。
第1実施例のファインダー光学系において、物体像B
の光束1は、ファインダー光軸上の対物レンズO、そし
て対物レンズOの結像位置に配置された視野枠X、視野
枠Xの物体側近傍に配置されたフィールドレンズFを通
りポロプリズムPへ入射する。第1反射面10で反射した
光束1は、ポロプリズム内でさらに3回反射した後、射
出する。
次に情報表示像Iの光束2についての光路を説明す
る。ファインダー光軸外にある照明用光源Lから射出し
た光束2は、情報表示部材としての情報表示枠Yから、
第1反射面10で反射した反射光の光軸に垂直な透過面T
へ入射する。透過面Tは、補助プリズムSの入射面Tと
して構成されている。そして光束1と同様にポロプリズ
ムP内で3回反射した後、射出する。射出された光束1
及び光束2により、接眼レンズを通して例えば第3図
(b)に示すごとくファインダー像が形成される。とこ
ろで、前述した補助プリズムSとは、プリズムの第1反
射面上の1部が突出している部分を示す。
以上のごとく、視野枠Xと情報表示枠Yとを別の平面
上に配置したことによって、情報表示像Iを自由な位置
に配置することが可能である。そのため、物体像Bと情
報表示像Iを第3図(b)のように接近させて表示で
き、かつ物体像Bの光束1はプリズムP内において光軸
の近くに光路をとるため、光束1と情報表示像Iの光束
2の重複を防ぐことができる。従って、第2図に示す従
来の技術に比べて、ポロプリズムPや接眼レンズEの小
型化およびファインダー光学系のコンパクト化が可能に
なる。
本実施例においては、補助プリズムSの頂角を45゜と
し反射面と透過面Tとのなす角度を45゜としているが、
本発明によれば反射面で反射される物体像の光路の光軸
に垂直な透過面があれば良い。そして視野枠Xと情報表
示枠Yの位置が、光路を媒質の屈折率で割った数値、い
わゆる空気換算光路長として接眼レンズEから等しい距
離にあるため、情報表示像Iの視度は物体像Bの視度と
一致する。
また、近年プラスチック材料による光学部品の成形技
術も向上し、光学プリズムの成形技術も確立されている
ことから第1図に示すように補助プリズムSを第1反射
面10を持つポロプリズムPと一体成形することも容易で
ある。
このため、本発明では、第2図に示した従来の構成に
おける反射部材Mが不要になるため、より簡単な構成に
なりコストダウンに寄与する。
次に、本発明を用いた第2実施例を示す。第4図
(a)はダハミラーD及びペンタプリズムP1を用いて正
立正像にするファインダー光学系を真上から垂直に見た
光路図である。ペンタプリズムの第1反射面に、先の実
施例と同様、第1反射面20で反射した反射光の光軸に垂
直な透過面Tを設ける。透過面Tは、補助プリズムの入
射面Tとして構成されている。
そして物体像Bの光束1は、対物レンズO、ダハミラ
ーD、フィールドレンズF、像面上に置かれた視野枠X
を通り、ペンタプリズムP1の第1反射面20で反射し、第
2反射面30で再び反射して正立像となる。また情報表示
像Iの光束2は照明用光源Lから射出し、情報表示部材
としての情報表示枠Yから補助プリズムSの入射面Tへ
入射する。そしてペンタプリズムP1に入射した光束2
は、第2反射面30で反射して接眼レンズEへ射出する。
ところで、補助プリズムSとは、プリズムの第1反射
面上の1部が突出している部分を示す。本実施例におい
て補助プリズムSの頂角は22.5゜であるが、前述した実
施例と同様に、第1反射面で反射した反射光の光軸に垂
直な透過面を設ければ良い。本実施例においても、先の
実施例と同様に、視野枠Xと情報表示枠Yを別にしたこ
とから情報表示像Iを自由な位置に配置することが可能
である。このような構成にすることによって、第4図
(b)に示すごとく物体像Bと情報表示像Iとを接近し
て表示することができる。
そして物体像Bと情報表示像Iの視度を等しくするた
めに視野枠Xと情報表示枠Yを光学的等位置に設ける。
このとき情報表示枠YはペンタプリズムPから、やや離
れて配置する。このような、配置にすることによって反
射部材Mを不要にするため簡単な構成になる。
尚、情報表示部材としては情報表示枠のみならず、発
光ダイオード等の発光素子を直接配置してもよいことは
言うまでもない。そして、実施例においては情報表示部
材とこれを照明するための光源とにより、情報表示系が
構成されている。また、近年プラスチック材料による光
学部品の成形技術も向上し、光学プリズムの成形技術も
確立されていることから第4図(a)に示すような補助
プリズムSをの第1反射面20を持つペンタプリズムPと
一体成形することも容易である。このため、この場合で
も、第2図に示した従来の構成における反射部材Mが不
要になるため、より簡単な構成になりコストダウンに寄
与する。
次に、本発明を用いた第3実施例の光路図を第5図に
示す。この実施例では、前述した第1、第2実施例とは
異なり第1反射面10の1部を切り欠いて透過面を設けて
いる。先の二つの実施例と同様に透過面は、第1反射面
10上に設けられ、かつ第1反射面10で反射した反射光の
光軸に対して略垂直に設けられている。光束1は、第1
反射面10で反射しプリズム内で3回反射した後射出され
る。また情報表示像Iの光束2は照明用光源Lから射出
し、情報表示部材としての情報表示枠Yから透過面Tへ
入射する。透過面Tへ入射した光束2は、プリズム内で
3回反射した後、接眼レンズEへ射出する。
この構成を採用することによって更にコンパクト化が
図れ、コストの面において有利であるが、プリズムの1
部を切り欠くことによってゴーストが発生し易くなるた
め、実用化をはかるには、ゴースト光の防止が必要とな
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によればファインダー内
で情報表示像を自由な位置に表示でき、従来よりも情報
表示像を物体像に接近させて配置することができるた
め、見やすくなる。そして簡単かつコンパクトな構成の
ファインダー光学系が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示すファインダー光学系
の光路図、第2図は従来のファインダー光学系の光路
図、第3図(a)は従来のファインダー光学系の視野
図、第3図(b)は第1図の構成による視野図、第4図
(a)は本発明の第2実施例、第4図(b)は第4図
(a)の視野図、第5図は本発明の第3実施例 〔主要部分の符号の説明〕 A……開口絞り O……対物レンズ E……接眼レンズ F……フィールドレンズ X……視野枠(情報表示系) Y……情報表示部材(情報表示系) L……照明手段 P・P1……プリズム S……補助プリズム D……ダハミラー M……反射部材 T……透過面 I……情報表示像 B……物体像

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズ、該対物レンズにより作られる
    実像面近傍に配置された視野枠及びフィールドレンズ、
    前記対物レンズにより作られる実像面上に形成される物
    体像を観察するための接眼レンズ、及び前記視野枠と前
    記接眼レンズとの間に配置された反射面を有するプリズ
    ムを具備するファインダー光学系において、前記反射面
    に対する反射光の光軸に対して略垂直な透過面を前記プ
    リズムの反射面上又は反射面を切り欠いて設け、該透過
    面を通して所望の情報を表示するための情報表示系を設
    けたことを特徴とするファインダー光学系。
  2. 【請求項2】前記プリズムは、複数の反射面を有する正
    立プリズムであり、前記反射光の光軸に対して略垂直な
    透過面は第1反射面上に設けられたことを特徴とする請
    求項1記載のファインダー光学系。
  3. 【請求項3】前記透過面は、前記反射面の1部に突出し
    て設けられていることを特徴とする請求項1記載のファ
    インダー光学系。
  4. 【請求項4】前記情報表示系は前記反射面に関して視野
    枠と光学的に対称な位置に設けられた表示部材を有して
    いることを特徴とする請求項1記載のファインダー光学
    系。
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