JP2546330B2 - 実像式ファインダー光学系 - Google Patents

実像式ファインダー光学系

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JP2546330B2
JP2546330B2 JP63095325A JP9532588A JP2546330B2 JP 2546330 B2 JP2546330 B2 JP 2546330B2 JP 63095325 A JP63095325 A JP 63095325A JP 9532588 A JP9532588 A JP 9532588A JP 2546330 B2 JP2546330 B2 JP 2546330B2
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良紀 伊藤
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は実像式ファインダー光学系に関し、特にファ
インダー像を撮影系と別体に設けたファインダー光学系
を介して絞り値等の情報表示体と共に観察するようにし
た写真用カメラやビデオカメラ等に好適な簡易な構成の
実像式ファインダー光学系に関するものである。
(従来の技術) 従来より撮影系とファインダー光学系が別体に構成さ
れているカメラにおけるファインダー光学系は種々の型
のものが提案されている。
このようなファインダー光学系の代表的なものとして
は、例えば次のタイプのものが良く知られている。
(イ)逆ガリレオ型アルバダファインダー (ロ)逆ガリレオ型採光式ファインダー (ハ)実像型ファインダー 第8図は従来の逆ガリレオ型アルバダファインダー光
学系の概略図である。
同図において81は負の屈折力の対物レンズ、83aはハ
ーフミラー面であり対物レンズ81のレンズ83の像面側の
レンズに設けられている。82は正の屈折力の接眼レン
ズ、80は視野枠等の情報表示体で接眼レンズ82の一部、
又はその近傍に設けられている。
同図に示すファインダー光学系は接眼レンズ82の近傍
に視野枠等の情報表示体80を蒸着した部材を有し、そし
て対物レンズ81の観察側のレンズ面をハーフミラー面83
aとし、ファインダー視野と情報表示体が常に同じ光軸
となる様にして、双方を観察している。
第8図におけるファインダー光学系の場合は撮影レン
ズがズームレンズのような変倍レンズやトリミング撮影
が可能な疑似的変倍レンズ等の画角が変化する場合は情
報表示体80は固定である為、対物レンズ81を変倍させて
撮像レンズの画角変化に対応したファインダー光学系を
構成する必要がある。
しかしながら、一般には対物レンズ81だけでは高変倍
化が難しく、又、情報表示体80の位置決め等調整も難し
いという欠点があった。
第9図は従来の逆ガリレオ型採光式ファインダー光学
系の概略図である。同図のファインダー光学系は負の屈
折力の対物レンズ91と正の屈折力の接眼レンズ92の間に
ハーフミラー93を有し、ファインダー光軸と別な位置に
視野枠等の情報表示体94を有するプレート95を配置して
いる。ファインダー視野と情報表示体94とは別の光軸と
なるようにして双方を同時に観察している。尚、96は反
射鏡である。
第9図に示すファインダー光学系は撮影レンズがズー
ムレンズのような変倍レンズやトリミング撮影が可能な
疑似変倍レンズ等の画角が変化する場合、情報表示体94
の見掛けの大きさを変えるか、若しくは対物レンズ91を
変倍させて撮影レンズの画角変化に対応させる必要があ
る。
しかしながら、情報表示体94の見掛けの大きさを変え
るにも画角が小さくなりすぎると観察者にとって極めて
見にくくなり、又、大きくするにもファインダー光学系
が複雑化する傾向がある為、限界があった。
又、対物レンズ91だけによる変倍も前記第8図で示し
たファインダー光学系と同様に高変倍化が難しいという
欠点があった。
第10図は従来の実像式ファインダー光学系の概略図で
ある。同図において101は対物レンズ、102はフィールド
レンズ、103は視野枠等の情報表示体、104は接眼レン
ズ、100は正立正像用のポロプリズムである。
同図における対物レンズ101は倒立結像系であり、こ
れによるファインダー像を情報表示体103の近傍に結像
させている。そして該ファインダー像をポロプリズム10
0を介して正立像に反転して接眼レンズ104で観察してい
る。
同図においてのファインダー光学系の場合は対物レン
ズ101が結像系である為、該結像位置近傍に視野枠等の
情報表示体103を有する透明プレート105等を配置してい
る。
そして、撮影レンズがズームレンズのような変倍レン
ズやトリミング撮影が可能な疑似変倍等の画角が変化す
る場合は対物レンズ101をズームレンズ等の変倍レンズ
で構成するか、若しくは情報表示体103の見掛けの大き
さを変えることにより撮影レンズの変倍に対応させる必
要がある。
しかしながら、該情報表示体103の見掛けの大きさを
変えるにも画角が小さくなりすぎると観察者にとって極
めて見にくくなり、又、大きくするにもファインダー光
学系が複雑化する傾向がある為、限界があった。
又、対物レンズ101をズームレンズにしても高変倍化
は難しく限界があった。又、情報表示体103の大きさを
変えるにも対物レンズ101の結像位置がポロプリズム100
の近傍であり、構成上ファインダー光学系が複雑変し、
又、それにより情報表示体103の位置決め等の調整が難
しいという欠点があった。
又、視野枠等の情報表示体103を設けているプレート1
05はポロプリズム100の外側に配置する必要が有り、フ
ァインダー倍率に制限が加わるのに加えて、該プレート
105にゴミ等が付着するという欠点もあった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は実像式ファインダー光学系においてファイン
ダー像を観察する際、ファインダー光軸とは別な光軸上
に視野枠等の情報表示体を有するプレートを効率よく配
置することにより、ファインダー視野を見やすくすると
共に視野枠の位置決め調整を容易にし、又、撮影レンズ
の変倍に対しても容易に対応できる簡易な構成の実像式
ファインダー光学系の提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 対物レンズとフィールドレンズによりポロプリズム内
の第1結像面上に結像したファインダー像を該ポロリズ
ムを介して正立正像として接眼レンズで観察する実像式
ファインダー光学系において、前記ポロプリズムは少な
くとも4つの反射面を有し該4つの反射面の少なくとも
1つはハーフミラーから成り、該ハーフミラーを介しフ
ァインダー光軸とは異る光軸上に視野枠等の情報表示体
を有する情報表示用プレートを配置し、外光により照明
された該情報表示用プレート上の情報表示体と該ファイ
ンダー像とを、前記ハーフミラーを介して同時に観察可
能となるように構成したことである。
(実施例) 第1図(A),(B)は各々本発明の一実施例を示す
実像式ファインダー光学系の平面図と側面図である。
図中、1は対物レンズ、2は本発明に係る正立正像用
のポロプリズムで、4つの反射面を有し該ポロプリズム
2の射出面側の反射面をハーフミラー3より構成してい
る。4は接眼レンズ、6は視野枠等の情報表示体、5は
プレートであり視野枠等の情報表示体6を有している。
7は観察用の瞳位置である。8はフィールドレンズであ
る。
第2図は第1図に示したポロプリズム2の斜視図、第
3図は第1図に示したポロプリズム2のハーフミラー3
とプレート5との位置関係を示した概略図である。同図
において6は視野枠等の情報表示体である。
第1図(A)はポロプリズム2の上方(第2図で示し
た矢印A方向)から見たときを示し、又第1図(B)は
ポロプリズム2の入射側から見て右側面(第2図で示し
たB方向)から見たときの光学系の概略図を各々示して
いる。
本実施例では対物レンズ1とフィールドレンズ8を介
しポロプリズム2の内部の第1結像面上にファインダー
像を結像させている。そして該ファインダー像を接眼レ
ンズ4により瞳位置7上で視度が合うようにして観察し
ている。それと同時にハーフミラー3より第1結像面と
光学的に等価な位置に視野枠等の情報表示体6を有する
プレート5を配置し、該プレート5上の視野枠6をハー
フミラー3と接眼レンズ4を通してファインダー像と共
に観察している。
尚、プレート5は外光や任意の位置に設けた照明手段
により照明している。例えば照明手段はIREDやEL等の照
明でも良いが、すりガラス状の拡散板をプレート5の前
に配置し外光によって照明しても良い。
第4図,第5図,第6図は各々本発明の他の一実施例
のポロプリズム2のハーフミラー3とプレート5との位
置関係を示した概略図である。
第4図はポリプリズム2の入射側の反射面をハーフミ
ラー3より構成し、第5図はポリプリズム2の下部の射
出側の反射面をハーフミラー3より構成し、そして第6
図はポリプリズム2の下部の入射側の反射面をハーフミ
ラー3より各々構成している。
尚、これらの各実施例において、いずれもハーフミラ
ー3は対物レンズによる第1結像面位置よりもファイン
ダー光軸上で接眼レンズ側に配置するように各要素が設
定されている。そしてハーフミラー3により第1結像面
と光学的に等価な位置に視野枠等の情報表示体6を有す
るプレート5を配置し、該プレート5上の視野枠等の情
報表示体6をハーフミラー3と不図示の接眼レンズを通
してファインダー像と共に観察している。
第4,第5,第6図に示す実施例ではファインダー視野を
ハーフミラー3からの反射光で観察し、視野枠等の情報
表示体6をハーフミラー3からの透過光で観察する様に
構成している。
又、本実施例において得に接眼レンズの焦点距離をf
e、ファインダー光軸上のハーフミラーと接眼レンズの
感覚をLとしたとき、 fe/5<L<fe ……(1) を満足させるように各要素を設定している。
条件式(1)の上限値を越えると接眼レンズの結像
面、即ち対物レンズの結像位置が対物レンズ側のポロプ
リズム2の外側(接眼レンズ側)になってしまいハーフ
ミラー3を介した位置に視野枠等の情報表示体を有する
プレート5を光学的に配置することができなくなるのに
加えてファインダー倍率が大きくなりすぎファインダー
光学系が大型化してしまい適当ではない。
又、条件式(1)の下限値を越えるとハーフミラー3
が機構的に導入できなくなり適当ではない。
尚、本実施例において対物レンズを変倍レンズ部で構
成し、又、必要に応じて接眼レンズを変倍レンズ部で構
成しても良い。
これにより撮影レンズの画角の変化に対応したファイ
ンダー光学系を構成している。
又、本実施例では対物レンズによるファインダー像の
第1結像面がポロプリズムの内部の任意の位置に位置す
るように構成したが、第1次結像面がポロプリズムの入
射面側に位置するようにしても構わない。
この場合、視野枠等の情報表示体を有するプレートは
ハーフミラーより第1結像面と光学的に等価な位置に設
定すれば良い。
第7図(A),(B)は各々本発明に係るファインダ
ー光学系の変倍前後の光学系を展開したときの一実施例
の断面図である。
本実施例では対物レンズを変倍系により構成し、対物
レンズにより変倍を矢印の如く各レンズを移動させて行
ったときを表わしている。同図において1は対物レン
ズ、8はフィールドレンズ、2はポロプリズムであり展
開した状態を示している。2aは第1反射面、2bは第2反
射面、9は第1結像面、2cは第3反射面、3はハーフミ
ラー導入位置を各々示している。4は接眼レンズ、7は
瞳位置である。
次に第7図に示す本発明に係るファインダー光学系の
数値実施例を示す。
数値実施例においてRiは物体側より順に第i番目のレ
ンズ面の曲率半径、Diは物体側より第i番目のレンズ厚
及び空気間隔、Niとνiは各々物体側より順に第i番目
のレンズのガラスの屈折率とアッベ数である。
(発明の効果) 本発明によれば実像式ファインダー光学系においてフ
ァインダー像を観察する際、前述の如くファインダー光
学系の一要素であるポロプリズムの反射面の1つをハー
フミラーで構成することにより、ファインダー視野を見
やすく、又視野枠等の情報表示体の位置決め調整等が容
易にでき、しかも撮影レンズの高変倍化にも対応できる
実像式ファインダー光学系を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B)は本発明の一実施例を示す実像式
ファインダー光学系の概略図、第2図は本発明に係るポ
ロプリズムの斜視図、第3図は第1図のポロプリズムの
ハーフミラーとプレートとの位置関係を示した図、第4
図〜第6図は本発明の他の一実施例でポロプリズムのハ
ーフミラーとプレートとの位置関係を示した図、第7図
(A),(B)は本発明のファインダー光学系を展開し
たときの一実施例の概略図で対物レンズによる変倍前後
を示している。第8図〜第10図は各々従来のファインダ
ー光学系の概略図である。 図中、1は対物レンズ、2はポロプリズム、3はハーフ
ミラー、4は接眼レンズ、5はプレート、6は視野枠等
の情報表示体、7は瞳位置である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズとフィールドレンズによりポロ
    プリズム内の第1結像面上に結像したファインダー像を
    該ポロプリズムを介して正立正像として接眼レンズで観
    察する実像式ファインダー光学系において、前記ポロプ
    リズムは少なくとも4つの反射面を有し該4つの反射面
    の少なくとも1つはハーフミラーから成り、該ハーフミ
    ラーを介しファインダー光軸とは異なる光軸上に、視野
    枠を有する情報表示用プレートを配置し、外光により照
    明された該情報表示用プレート上の視野枠と該ファイン
    ダー像とを、前記ハーフミラーを介して同時に観察可能
    となるようにすると共に、該接眼レンズの焦点距離をf
    e、該ファインダー光軸上のハーフミラーと該接眼レン
    ズの間隔をLとしたとき fe/5<L<fe となるように構成したことを特徴とする実像式ファイン
    ダー光学系。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5862337U (ja) * 1981-10-23 1983-04-26 株式会社リコー 実像式フアインダにおける表示装置
JPS62116242U (ja) * 1986-01-13 1987-07-23

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