JPH0254227A - カメラのファインダー内情報表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はカメラのファインダー内情報表示装置に関し、
特に−眼レフカメラ等で用いられるペンタダハプリズム
の射出面の周囲近傍に配置した種々の情報表示体をファ
インダー像と共に観察するようにしたカメラのファイン
ダー内情報表示装置に関するものである。

（従来の技術） 従来よりペンタダハプリズムを用いた一眼レフカメラに
おいてはファインダー視野内の一部に絞りイ１やシャッ
タースピード等の各種の情報表示体を表示して観察する
ファインダー内情報表示装置が種々と用いられている。

例えば実開昭５０−６７８３４号公報ではペンタダハプ
リズムの入射面である底面下方のファインダー像形成光
路上の一部にハーフミラ−を設けて該ハーフミラ−の反
射により情報表示体をファインダー視野内に導いて表示
を行うカメラのファインダー内情報表示装置を提案して
いる。

特開昭５３−３２０４８号公報ではピント面近傍に立体
的に形成した回折格子を設けてブラッグ角方向から再生
光を照射することによりファインダー視野内に情報をホ
ログラムの再生像として表示したカメラのファインダー
内情報表示装置を提案している。

特開昭５６−９９３３２号公報ではピント面近傍に配置
した平行平面板にマイクロ・プリズムより成る光学集合
体を形成して表示用の情報体を構成し、照明光源からの
照明光をこのマイクロ・プリズムにより観察眼の方向へ
偏向させることによってファインダー視野内に情報表示
を行ったカメラのファインダー内情報表示装置を提案し
ている。

又、この他にもピント面近傍に通常は透明で電圧印加時
に半透明又は不透明となる情報表示素子（例えばＥＬ素
子、ＬＣ素子）を設け、電圧の印加によりファインダー
視野内に情報表示を行うカメラのファインダー内情報表
示装置も提案されている。

しかしながら従来のファインダー視野内の有効領域内に
情報表示を行うカメラのファインダー内情報表示装置に
おいては次に示す様な問題点があった。

ペンタダハプリズムの底面の下方にハーフミラ−を設け
て情報表示するとハーフミラ−の分だけペンタダハプリ
ズムの位置を高くして構成してしなければならない為カ
メラの小型化を図るのが難かしくなる。

又、ピント面の近傍に回折格子やマイクロ・プリズムを
配置すると照明光源の配置が難かしくなり、又観察者に
よって観察眼の位置が変化したときに照明光源からの光
束かかげり易くなる。更に情報表示か不必要なとき完全
にファインダー視野内から消去することが難かしくなる
。

この他情報表示素子としてＥＬ素子やＬＣ素子を用いて
情報表示を行うと情報表示が不必要なとき完全にファイ
ンダー視野内から消去することが難かしい。

一方、ペンタダハプリズムの射出面の後方に光学部材を
設けてファインダー光束の有効領域外に情報表示体の表
示を行うカメラのファインダー内情報表示装置か例えば
特公昭６２−４６９４号公報に提案されている。

第８図は同公報で提案されているカメラのファインダー
内情報表示装置の光学系の概略図である。

同図において８１はピント板でファインダー像か形成さ
れている。８２は正立正像用のペンタダハプリズム、８
３は情報表示体、８４は光学部材、８５は接眼レンズ、
８６は瞳孔位置でファインダー像と共に情報表示体８３
を観察している。

同図において情報表示体８３からの情報光は光学部材８
４の反射面を介してペンタダハプリズム８２の射出面８
２ａの上方からペンタダハプリズム８２の内部へ導き、
ペンタダハプリズム８２の前面反射面８２ｂで反射させ
た後、ペンタダハプリズム８２の射出面８２ａの上方へ
戻し射出面８２ａの上方から再度光学部材８４内に導き
、さらに光学部材８４の下方の反射部８４ａへ導いて該
反射？Ａ３４ａで接眼レンズ８５側へ反射させ該接眼レ
ンズ８５を通過して瞳孔位置８６に導いている。

そして瞳孔位置８６でファインダー視野内の下方に配置
した情報表示体８３をファインダー像と共に観察してい
る。

しかしながら同図に示す装置では被写界光を情報光に近
接させて瞳孔位置で観察するために光学部材８４の反射
部８４ａを被写界光の有効領域に近接させて配置しなけ
ればならない。

又、反射部８４ａが全反射鏡である為被写界光の有効領
域内に配置させることは難しい。

その為観察眼の位置が同図に示す瞳孔位置８６から変化
したときにはどうしても情報表示体８３からの情報光が
かげり易くなるという問題点が有った。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明はペンタダハプリズムの射出面と接眼レンズの間
の空間内にファインダー光束の有効領域内の少なくとも
一部の領域にハーフミラ一部そして上部に全反射又は半
透過の反射面を有する光学部材を配置することにより、
カメラ全体の大型化を防止しつつ、測距位置の情報や測
光位置の情報等をファインダー視野内に表示する際に好
適なカメラのファインダー内情報表示装置の提供を目的
とする。

（問題点を解決する為の手段） ペンタダハプリズムの射出面Ｐかう射出してくる光束の
有効領域内に該射出面Ｐに対して共に平行の透明な入射
面Ｘｉと射出面×２と該入射面×１に対して所定角度傾
けてファインダー光軸上に配置したハーフミラ−面と該
ハーフミラ−面に対向したファインダー光軸の上方部に
所定角度傾けて配置した全反射若しくは半透過面より成
る反射面×３とを有する光学部材を配置し、該光学部材
の近傍に配置した情報表示体からの光束を該反射面×３
で反射若しくは透過させて入射面×１に導光し、該射出
面Ｐより該ペンタダハプリズム内に導入し、該ペンタダ
ハプリズムの前側反射面に垂直入射させた後反射させ、
元の光路を逆光させて該射出面Ｐより射出させ１次いで
反射面×３と該ハーフミラ−面で反射させた後、接眼レ
ンズに導光することにより該情報表示体の観察を行うよ
うにしたことである。

（実施例） 第１図は本発明の第１実施例のカメラのファインダー内
情報表示装置の光学系の概略図である。

同図においてｌはピント板であり不図示の撮影レンズに
よるファインダー像が形成されている。

２は正立正像用のペンタダハプリズム、２ｄはペンタダ
ハプリズム２の入射面、２ｃはペンタダハプリズム２の
ダハ面、２ａはペンタダハプリズム２の射出面、２ｂは
ペンタダハプリズム２の前面反射面、３は情報表示体、
４は光学部材であり所定形状のプリズムより構成されて
おり、ファインダー光束の有効領域内のファインダー光
軸に対して所定角度傾けたハーフミラ−面４ａ、ファイ
ンダー光軸の上部に全反射の反射面４ｂ、入射面４Ｃ１
そして射出面４ｄを有している。５は接眼レンズ、６は
瞳孔位置であり、ファインダー像と共に情報表示体３を
同一ファインダー視野内で観察している。

本実施例においては情報表示体３からの情報光は光学部
材４のハーフミラ−而４ａを透過し反射面４ｂで反射し
ペンタダハプリズム２側の射出面２ａの上方へ反射させ
該射出面２ａの上方からペンタダハプリズム２の内部へ
導きペンタダハプリズム２の前面反射面２ｂに対してほ
ぼ垂直に入射させ、該前面反射面２ｂで入射した光路と
略凹−光路に戻しペンタダハプリズム２の射出面２ａの
上方へ導光している。

そしてペンタダハプリズム２の射出面２ａの１方から再
度光学部材４に導入し、該光学部材４の反射面４ｂで反
射させハーフミラ−面４ａで接眼レンズ５方向へ反射さ
せている。これにより光路長をＷ！Ｉｌｌ、ファインダ
ー像と略凹−・視度となるようにしている。

そして該接眼レンズ５により瞳孔位置６でファインダー
像と情報表示体３を同一ファインダー視野内で略凹−視
度で観察している。

本実施例ではこのように情報表示体３からの情報光を効
率良くペンタダハプリズム２の内部へ導光することによ
り情報表示体３の位置とピント板２の位置を光学的に等
価としてファインダー像と情報表示体の視度のズレを除
去して見易いファインダー視野を提供している。

又、このときファインダー光束の有効領域内に配置した
ハーフミラ−面は必然的にピント面とは視度のずれた位
置となっている為ファインダー視野からの見かけ上の煩
られしさは少なくなっている。

又１本実施例においては被写界光の有効領域の−・部の
領域にハーフミラ−を有した光学部材を用いたことによ
り該光学部材の有効領域部を大きくすることができ、観
察眼の位置が変化したときにも情報表示体からの情報光
が、かげり難い見易いカメラのファインダー内情報表示
装置を達成している。

第２図（Ａ）、ＣＢ）、第３図（Ａ）、ＣＢ）は各々本
発明のカメラのファインダー内情報表示装置の表示体の
ファインダー視野内における表示例を示す説明図である
。

第２図（Ａ）、（Ｂ）は各々測距視野の表示例を示して
おり、第３図（Ａ）、（Ｂ）は各々測距範囲の表示例を
示している。

第２図（Ａ）、（Ｂ）の各々の表示例はファインダー視
野内の複数点（３点）を測距する測距装置を具備したカ
メラに用いるもので測距点の切り換えに対応した測距視
野を情報表示体の点灯又は消灯によりファインダー視野
内に表示している。

第２図（Ａ）はファインダー視野内の３つの測距視野の
うち中央部の測距視野のみを点灯し、他の２つを消灯し
た場合の表示例であり、又第２図（Ｂ）は左側の測距視
野のみを点灯し他の２つを消灯した場合の表示例を示し
ている。

第３図（Ａ３、ＣＢ＞の各々の表示例はファインダー視
野内の複数領域の測光が可能な測光装置を具備したカメ
ラに用いるもので選択された測光範囲を情報表示体の点
灯又は消灯によりファインダー視野内に表示したもので
ある。

ｐ！４３図（Ａ）は中央部の部分測光範囲のみを点灯し
た場合の表示例であり又第３図（Ｂ）は左側の部分測光
範囲のみを点灯した場合の表示例を示している。

第４図は本発明の第２実施例のカメラのファインダー内
情報表示装置の光学系の概略図である。同図において第
１図で示した要素と同一要素には同符番を付している。

本実施例では光学部材４の上部の反射面４ｂをハーフミ
ラ−から構成し反射面４ｂの後方に光路変更用のプリズ
ム４１と情報表示体３を配置している。

本実施例においては情報表示体３からの情報光束をプリ
ズム４１を介して光学部材４の反射面４ｂへ導き、該反
射面４ｂｔｔ透過させてペンタダハプ、ソズム２の射出
面２ａの上方からペンタダハプリズム２の内部へ導き前
面反射面２ｂの下方て該前面反射面２ｂに対してほぼ垂
直に入射させた後ペンタダハプリズム２内に入射した光
路と略凹−光路に戻し射出面２ａの１方へ導光している
。

そして該情報光をペンタダハプリズム２の射出面２ａの
−Ｅ方から再度光学部材４に導き該光学部材４の反射面
４ｂとハーフミラ−面４ａで反射させ接眼レンズ５方向
へ導光している。そして該接眼レンズ５を介して瞳孔位
Ｗｉ６においてファインダー像と共に情報表示体３を観
察している。

第５図は本発明の第３実施例のカメラのファインダー内
情報表示装置の光学系の概略図である。同図において第
１図、第４図に示した要素と同一要素には同符番な付し
ている。３ａ、３ｂは各々情報表示体である。

本実施例においては前記第１図に示した第１実施例と前
記第４図に示した第２実施例を組み合わせて２つの情報
表示体３ａ、３ｂを光学部材４の下部と光学部材４の反
射面４ｂの後方にそれぞれ設けている。

このように本実施例では例えば前記第２図と第３図に示
したように測距視野や測光範囲等の２種類の異なった情
報表示体３ａ、３ｂを同時にファインダー視野内に表示
するようにしている。

第６図、第７図は各々本発明の第４．第５実施例のカメ
ラのファインダー内情報表示装置の光学系の概略図であ
る。

第４、第５実施例では各々測光手段を設けた場合である
。第６図、第７図において第１図で示した！！！素と同
一要素には同符番な付している。第６図において７は結
像レンズ、８は測光用の受光部でありこれらの要素で測
光光学系を構成している。

本実施例においては前記第１図で示した第１実施例を変
形して光学系を構成している。

本実施例では第１図に示した第１実施例の光学系に比べ
て光学部材４の反射面４ｂをハーフミラ−とし反射面４
ｂの後方に結像レンズ７と測光用の受光部８を配置して
おりこれにより測光光学系の配置を効率良く配置すると
共にファインダー像からの光束をペンタダハプリズム２
を介して測光用の受光部８に効率的に導光して被写界光
の測光を行っている。

第７図に示す第５実施例においては前記第４図に示した
第２実施例を変形したものである。

本実施例では光学部材４のハーフミラ−面４ａの下方に
結像レンズ７と測光用の受光部８を配置して光学部材４
のハーフミラ−面４ａを有効に活用してファインダー像
からの光束をペンタダハプリズム２を介して測光用の受
光部８に導光させるようにしてファインダー光束の測光
を行うようにして測光光学系の配置を効率良く配置して
いる。

尚、以上説明した各実施例ではペンタダハプリズムの射
出面後方に配置した光学部材はプリズムにより構成した
が、反射鏡と空気層の組み合わせによって構成しても構
わない。

（発明の効果） 本発明によればペンタダハプリズムの射出面の後方のフ
ァインダー光束の有効領域内において該有効領域内の少
なくとも一部の領域にハーフミラ−而１と部に全反射面
、又はハーフミラ−面から成る反射面を有する光学部材
を配置することにより１カメラの大型化を防止しつつ生
産技術上及びコスト上有利て、かつ情報表示体とファイ
ンダー像の双方がファインダー視野内で良好に観察する
ことのできるファインダー内情報表示装置を達成するこ
とができる。

特に撮影画面内における複数の測距点や測光範囲等の情
報表示体を容易に変えることができ、かつこれらの情報
表示体をファインダー像と重ねて表示することができ、
又、情報表示が不必要なときにはファインダー視野内か
らほぼ完全に消去することか可濠なファインダー内情報
表示装置を達成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例のファインダー内情報表示
装置の光学系の概略図、第２図（Ａ）、（Ｂ）は本発明
のファインダー内情報表示装置の測距視野の表示例の説
明図、第３図（Ａ）（Ｂ）は本発明のファインダー内情
報表示装置の測光ａ囲の表示例の説明図、第４図〜第７
図は各々本発明の第２〜第５実施例のファインダー内情
報表示装置の光学系の概略図、ｗ４８図は従来のファイ
ンダー内情報表示装置の光学系の概略図である。 図中、ｌはピント板、２はペンタダハプリズム、３．３
ａ、３ｂは情報表示体、４は光学部材、４ａはハーフミ
ラ−面、４ｂは反射面、５は接眼レンズ、６は瞳孔位置
、７は結像レンズ、８は測光用の受光部である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ペンタダハプリズムの射出面Ｐから射出してくる
   光束の有効領域内に該射出面Ｐに対して共に平行の透明
   な入射面Ｘ１と射出面Ｘ２と該入射面Ｘ１に対して所定
   角度傾けてファインダー光軸上に配置したハーフミラー
   面と該ハーフミラー面に対向したファインダー光軸の上
   方部に所定角度傾けて配置した全反射若しくは半透過面
   より成る反射面Ｘ３とを有する光学部材を配置し、該光
   学部材の近傍に配置した情報表示体からの光束を該反射
   面Ｘ３で反射若しくは透過させて入射面Ｘ１に導光し、
   該射出面Ｐより該ペンタダハプリズム内に導入し、該ペ
   ンタダハプリズムの前側反射面に垂直入射させた後反射
   させ、元の光路を逆光させて該射出面Ｐより射出させ、
   次いで反射面Ｘ３と該ハーフミラー面で反射させた後、
   接眼レンズに導光することにより該情報表示体の観察を
   行うようにしたことを特徴とするカメラのファインダー
   内情報表示装置。