JP2987819B2 - 内視鏡用回転処置具装置 - Google Patents

内視鏡用回転処置具装置

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JP2987819B2 JP3002751A JP275191A JP2987819B2 JP 2987819 B2 JP2987819 B2 JP 2987819B2 JP 3002751 A JP3002751 A JP 3002751A JP 275191 A JP275191 A JP 275191A JP 2987819 B2 JP2987819 B2 JP 2987819B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡挿入部先端に設け
た回転力伝達部材に対し、回転処置部材の着脱を容易に
するとともに、装着時の脱落を防止することのできる内
視鏡用回転処置具装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工業用分野において、化学プラン
トの配管やエンジンの内部等を分解することなく検査す
ることのできる工業用内視鏡が広く用いられている。
【0003】例えば、ジェットエンジンでは、内視鏡検
査により回転駆動するタービンブレードの刃先に欠損等
の損傷箇所が発見された場合、この損傷箇所が小さくて
もそのまま放置すると、その損傷箇所に応力が集中し
て、損傷部分が大きくなり、そのブレード全体を交換す
ることが必要になる。
【0004】このように、従来では交換が必要とされな
い場合でも、損傷箇所が発見されると、エンジンを分解
して、欠けた部分周辺部を研削することで対処していた
が、この方法では、修理に時間がかかるという難点があ
った。
【0005】このため、内視鏡の先端部に、砥石などの
回転処置部材を取付け、この回転処置部材をジェットエ
ンジン内部に挿入し、損傷部分を研削するようにした従
来例(例えば、特開昭58−162924号公報)があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多くの場
合、この種の回転処置部材は、内視鏡挿入部の先端に設
け、回転力を伝達する回転力伝達部材に対し、ねじ部、
三爪チャック、コレットチャックなどの締結手段を介し
て着脱自在にされており、処置目的、用途等に応じて適
宜交換できるようになっている。
【0007】例えば、回転処置部材を設けた内視鏡によ
ってジェットエンジンのブレード等を処置する場合、エ
ンジン内部への砥石の脱落を確実に防止しなければなら
ない。 一般に金属を研削する場合、砥石の回転方向に
よって研削特性が異なるため、回転方向を選択して使い
分ける必要があるが、砥石の着脱をネジによる螺合にて
行った場合、ブレード等に砥石を押し付けて処置を行う
際に、回転力伝達部材と砥石との螺合がゆるむ方向へ回
転させると砥石が脱落してしまうため、回転方向が一義
的となり使い勝手が悪い。
【0008】また三爪チャックやコレットチャックなど
は、摩擦力のみによって砥石を回転力伝達部材に固定し
ているため、チャックのわずかな緩みで砥石が脱落して
しまうおそれがあるので、締結力と伝達トルクとの関係
を予め充分把握しておく必要があり、作業性が悪い。
【0009】さらに、上記回転処置部材を上記回転力伝
達部材に三爪チャック、コレットチャックを用いて締結
することは構造が大型化し、重量の増大を招くため内視
鏡先端部に採用することは困難である。
【0010】また、一般に広く用いられているグブルナ
ットを締結手段として採用するものでは締付けトルクに
個人差が現れやすく、均一な締付けトルクを得ようとす
れば交換作業がより煩雑化してしまう。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、挿入部先端に設けた回転力伝達部材に対し回転処置
部材を脱落することなく簡単で、しかも、確実に装着す
ることができて使い勝手の良い内視鏡用回転処置具装置
を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による内視鏡用回
転処置具装置は、内視鏡先端部に、少なくとも対物光学
系と回転処置部材を支持する回転力伝達部材とを備える
内視鏡用回転処置具装置において、前記回転力伝達部材
の先端部に、前記回転処置部材に設けた支持軸を係入す
る中空部と、上記回転力伝達部材の先端部の外周から上
記中空部まで上記支持軸の軸直交方向に貫通する第1の
孔と上記支持軸に設けられ、上記中空部に上記支持軸
に係入した際、上記第1の孔と連通し、上記支持軸の軸
直交方向に穿設する第2の孔と上記第1及び第2の孔
の両者に挿通し、上記支持軸の軸直交方向に長軸を有す
る連結ピンと上記第1の孔を閉塞するピン抜止めカバ
ーと、上記第1の孔の閉塞方向へ付勢する付勢部材とを
具備することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明では、回転力伝達部材から回転処置部材
へのトルク伝達を、上記回転力伝達部材の先端の外周か
ら上記中空部まで貫通する第1の孔と上記回転処置部材
の支持軸に設けられた第2の孔とを挿通する連結ピンを
介して行い、また、上記第1の孔を閉塞するピン抜止め
カバーによって抜け止めしているため、上記回転処置部
材を左右どちらへ回転させても上記回転力伝達部材と上
記回転処置部材との結合が解かれることはない。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0015】図1〜図11は本発明の第一実施例を示
し、図1は内視鏡先端部の縦断面図、図2は回転力伝達
部材と回転処置部材との結合状態を示す縦断面図、図3
は図4のIII 矢視図、図4は内視鏡装置の全体構成図、
図5は他の内視鏡装置の全体構成図、図6は内視鏡保護
カバーの要部断面図、図7は他の内視鏡保護カバーの要
部断面図、図8は別の内視鏡保護カバーの要部断面図、
図9は内視鏡先端保持具の要部断面図、図10は図9の
X−X断面図、図11は他の内視鏡先端保持具の要部断
面図である。
【0016】(構成)図4に示すように、本実施例の内
視鏡装置は、内視鏡1Aと、この内視鏡1Aに接続され
る光源装置2及び回転駆動部3と、コード4を介して前
記回転駆動部3に接続されるコントローラ5とを備えて
いる。
【0017】上記内視鏡1Aは、細長の挿入部6と、こ
の挿入部6の後端に連接された操作部7と、この操作部
7の後端に連接された接続部8と、上記操作部7から側
方へ延設されたユニバーサルコード9とを備えている。
このユニバーサルコード9の端部が、上記光源装置2に
コネクタ10を介して着脱自在に接続されている。ま
た、上記接続部8の側部には接眼部11が設けられてい
る。
【0018】一方、上記挿入部6は、先端側から順に、
硬質の先端部12と、湾曲可能な湾曲部13と硬性部1
4とで構成されている。また、上記湾曲部13の湾曲動
作を行う湾曲ノブ15が、上記操作部7の側部に設けら
れている。
【0019】なお、図5に挿入部6が硬性部14のみか
らなる内視鏡1Bを示す。本発明においては上記内視鏡
1A,1Bのいずれも適用することができ、また、挿入
部6はインターロック式の螺旋管の如き半硬性であって
もよい。
【0020】また、符号18は被検査物としてのジェッ
トエンジンで、このジェットエンジン18のコンプレッ
サブレード19を覆う隔壁20にアクセスポート20a
が穿設され、上記内視鏡1の挿入部6の先端部12が上
記アクセスポート20aを介して内部へ挿通される。
【0021】図1,図3に示すように、上記内視鏡1A
の挿入部6の先端部12の先に設けた先端部本体12a
に、上記光源装置2からの照明光を被検査物(図におい
てはジェットエンジン18のコンプレッサブレード1
9)に照射する照明光学系21と、上記被検査物を観察
する対物光学系22が保持されているとともに、上記回
転力伝達部材17の先端部材23がベアリング23aを
介して支承されており、上記対物光学系22で結像した
像がイメージガイド22aを介して上記接眼部11へ導
かれる。また、上記回転力伝達部材17の先端部材23
が上記回転駆動部3にフレキシブルシャフト23bを介
して連設されている。
【0022】図1,図2に示すように、上記回転力伝達
部材17の先端部材23の先端面の回転中心に中空部2
4が穿設され、さらに、この先端部材23の先端の軸直
交方向に上記中空部24を貫通する所定深さの掛止孔2
4aが穿設されている。また、上記先端部材23の先端
側外周にピン抜止めカバー25が挿通され、さらに、こ
の先端部材23の端縁にストッパ27が接着などの手段
により固定されている。 さらに、上記先端部材23の
中途に形成したフランジ23cと上記ピン抜止めカバー
25との間に、このピン抜止めカバー25を上記ストッ
パ27の方向へ常時付勢するスプリング26が介装され
ている。上記ピン抜止めカバー25が上記ストッパ27
に当接すると上記先端部材23に穿設した上記掛止孔2
4aが閉塞される。
【0023】また、符号16は回転処置部材で、この回
転処置部材16に設けた支持軸28の軸直交方向に係入
孔28aが穿設され、また、上記支持軸28の先端に砥
石29が設けられている。
【0024】上記回転処置部材16の支持軸28が上記
先端部材23に形成した中空部24に挿通され、上記係
入孔28aと上記先端部材23に穿設した掛止孔24a
とに連結ピン30が挿通され、この連結ピン30を介し
て上記先端部材23と上記回転処置部材16とが連結さ
れている。
【0025】(作用)次に、上記構成による実施例の作
用について説明する。
【0026】内視鏡1Aを用いて、例えばジェットエン
ジン18のコンプレッサブレード19の損傷状態を検査
し、その損傷箇所を修理する場合、まず、内視鏡1Aの
先端部12を上記ジェットエンジン18の隔壁20に穿
設したアクセスポート20aに挿入し、作業者は接眼部
11の像を観察しながら挿入部6を順次送り込みコンプ
レッサブレード19の損傷箇所を探知する。
【0027】そして、上記コンプレッサブレード19の
損傷部分を発見したら、コントローラ5により回転駆動
部3を所定に駆動させ、この回転駆動部3からのトルク
にて回転力伝達部材17のフレキシブルシャフト23b
の先端に固設する先端部材23を高速回転させ、この先
端部材23に連結ピン30を介して連結する回転処置部
材16を同方向へ高速回転させる。
【0028】そして、この高速回転する砥石29を上記
コンプレッサブレード19の損傷箇所に押し当てて研削
処置する。
【0029】ところで、上記砥石29の研削特性は、回
転方向によって異なるため上記コンプレッサブレード1
9等の金属を研削する場合、砥石29の回転方向を選択
しなければならないが、この砥石29に対するトルク伝
達が上記連結ピン30を介して行われ、しかも、この連
結ピン30を係入する掛止孔24aが上記先端部材23
に挿通したピン抜止めカバー25により閉塞され、か
つ、このピン抜止めカバー25がスプリング26により
閉塞方向へ常時付勢されているため回転中に上記連結ピ
ン30が抜け落ちることはなく、また、上記先端部材2
3と上記回転処置部材16とが上記連結ピン30を介し
て連設されているので、上記先端部材23を左右どちら
へ回転させても上記回転処置部材16にトルクを確実に
伝達することができる。
【0030】次に、内視鏡1Aの先端部12の先端面か
ら突出する回転力伝達部材17の先端部材23に装着さ
れた回転処置部材16を交換する場合、まず、上記先端
部材23に挿通されているピン抜止めカバー25をスプ
リング26の付勢力に抗してフランジ23c方向へスラ
イドせさて、上記先端部材23に穿設されている掛止孔
24aを露呈させる。
【0031】そして、この掛止孔24aから連結ピン3
0を抜き、次いで、上記回転処置部材16の支持軸28
を上記先端部材23に穿設した中空部24から抜く。
【0032】その後、新たな回転処置部材16の支持軸
28を上記先端部材23の中空部24に挿通し、この支
持軸28に穿設した係入孔28aと上記掛止孔24aと
を一致させ、上記連結ピン30を上記掛止孔24aと係
入孔28aに挿通して、上記先端部材23と回転処置部
材16とを連結させる。
【0033】そして、上記ピン抜止めカバー25にて上
記掛止孔24aを閉塞する。
【0034】このように、工具等を用いることなく回転
処置部材16を簡単に交換することができるので作業性
がよい。
【0035】ところで、図6に示すように、挿入部6の
径が比較的細い、いわゆる細径内視鏡(軟性、硬性を含
む)では、上記挿入部6に保管運搬等の取扱い時の折れ
を防止する目的で保護カバー36を取付けている。
【0036】挿入部6の長い細径内視鏡を用いて比較的
浅い部位を観察する際に、上記保護カバー36を外して
使用すると挿入部6全体が屈曲して折れやすくなる。
【0037】このような場合、上記保護カバー36を外
すことなく、まず、この保護カバー36を構成し、上記
挿入部6の先端側を覆う移動部材37を基部方向を覆う
保護部材38に沿って後方へスライドさせ、上記移動部
材37の先端面に穿設した逃げ孔37aから内視鏡先端
部12を相対的に露呈させる((b) の状態)。
【0038】その結果、比較的長い挿入部6を有する細
径内視鏡で浅い被検査部位を容易に観察することができ
る。なお、上記移動部材37には移動の際に適度なフリ
クションが生じるようにOリング39が設けられてい
る。また、符号40はストッパである。
【0039】また、図7に示すように、移動部材37を
保護部材38にねじ部41を介して螺合し、上記移動部
材37を回転させることで進退動作させるようにしても
よい。
【0040】さらに、図8に示すように、移動部材37
をコイルばね42で先端方向へ付勢し、また、この移動
部材37に位置決めピン43を設け、この位置決めピン
43が係合する係合溝44を保護部材38に所定間隔ご
とに設け、内視鏡先端部12の露出長を適宜設定できる
ようにしてもよい。
【0041】また、図9,図10に示すように、回視用
内視鏡において内視鏡先端部12を管46の中央に保持
して、管46の内壁を写真撮影する場合などの際には、
内視鏡先端部12に保持具47を取付け、この内視鏡先
端部12を管46に挿通し、所望観察部位に達したら、
内視鏡挿入部6に併設したガイドパイプ48に挿通する
操作ワイヤ49を手元側で引く。
【0042】すると、このワイヤ49の先端に連設する
ガイドリング50が上記挿入部6に沿って後方へ移動す
る。
【0043】上記ガイドパイプ48の先端は上記挿入部
6に、内周に上記挿入部6の径よりやや小さい径を有す
る弾性部材51を有する固定リング52を介して固定さ
れており、この固定リング52と上記ガイドリング50
とが円周上に少なくとも3本、等間隔に配設された復元
性を有する線材53を介して連設されている。
【0044】上記ガイドリング50が挿入部6に沿って
後方へ移動すると、上記線材53が外方へ屈曲し、この
線材53の屈曲圧で上記内視鏡先端部12が上記管46
の中央に固定される((b) の状態)。
【0045】なお、上記ワイヤ49を180°ずれた位
置に2本設ければガイドリング50をスムーズに移動さ
せることができる。また、内視鏡先端部12を管46の
中央で固定したとき、手元側に上記ワイヤ49をロック
する機構を設けてもよい。さらに、線材53を復元状態
のときわずかに外側へ屈曲するようにしておけば、内側
へ屈曲することがない。
【0046】また、上記線材53は上記ワイヤ49の引
張力を解けば自己の復元力により初期状態に復帰され
る。
【0047】なお、図11に示すように、上記線材53
はゴム部材54であってもよい。
【0048】(第二実施例)図12は本発明の第二実施
例による内視鏡先端部の状態別の斜視図である。
【0049】この実施例では、回転処置部材16を交換
する際のピン抜止めカバー25の操作性を緩和しようと
するものである。
【0050】回転処置部材16を交換しようとする場
合、まず、先端部材23の外周に挿通したピン抜止めカ
バー25をスプリング26の付勢力に抗して後方へスラ
イドさせる。このピン抜止めカバー25の一側にスリッ
ト25aが軸方向に沿って穿設されており、このスリッ
ト25に係入する凸条61が上記先端部材23の外周一
側に形成されている。
【0051】そして、上記スリット25aの上端が上記
凸条61の下端から外れたら、上記ピン抜止めカバー2
5を回転させ、このピン抜止めカバー25の上端を上記
凸条61の下端に掛止する。
【0052】すると、このピン抜止めカバー25が後退
した状態で保持され、上記先端部材23に穿設された掛
止孔24aが露呈する((b) の状態)。
【0053】そして、上記掛止孔24aから連結ピン3
0を抜き、上記先端部材23の中空部24に挿着した回
転処置部材16の支持軸28を抜く((c) の状態)。
【0054】その後、新たな回転処置部材16の支持軸
28を上記先端部材23の中空部24に挿着し、この支
持軸28に穿設した係入孔28aと上記掛止孔24aと
を一致させ、上記連結ピン30を挿通して、上記支持軸
28を上記先端部材23に固定する。
【0055】そして、上記ピン抜止めカバー25を回
し、上記スリット25aが上記凸条61に係合すると、
このピン抜止めカバー25がスプリング26の付勢力を
受けてて先端方向へスライドし、上記掛止孔24aを閉
塞する。
【0056】このように、上記ピン抜止めカバー25を
後退させたとき、ピン抜止めカバー25が凸条61の端
部に掛止されているので回転処置部材16を交換する際
の作業性がよい。
【0057】(第三実施例)図13は本発明の第三実施
例による内視鏡先端部の縦断面図である。
【0058】この実施例ではピン抜止めカバー25を回
転力伝達部材17の先端部材23に螺合させ、上記ピン
抜止めカバー25を回転させることで進退動作させよう
とするものである。
【0059】回転処置部材16を交換しようとする場
合、まず、回転力伝達部材17の先端部材23の中途に
形成した係合部23dに棒状などの治具66を係合させ
て、上記先端部材23を保持する。
【0060】次いで、上記先端部材23にねじ部67を
介して螺合されているピン抜止めカバー25を回転さ
せ、このピン抜止めカバー25をスプリング26の付勢
力に抗して後退させる。
【0061】そして、上記ピン抜止めカバー25を穿設
された逃げ孔25bを上記先端部材23に穿設された掛
止孔24aと一致させる。上記逃げ孔25bは上記掛止
孔24aよりもやや大きい径を有しており、また、上記
ピン抜止めカバー25が上記先端部材23の端縁に設け
たストッパ27に掛止された状態では上記逃げ孔25b
が上記掛止孔24aに対し完全に一致しない位置まで移
動している。
【0062】その後、上記掛止孔24aに挿通されてい
る連結ピン30を抜き、上記先端部材23の中空部24
に挿着されている回転処置部材16の支持軸28を抜き
取り、新たな回転処置部材16の支持軸28を上記中空
部24に挿着する。
【0063】そして、上記支持軸28に穿設した係合孔
28aを上記掛止孔24aに一致させ、上記連結ピン3
0を挿通し、上記先端部材23に回転処置部材16を連
結する。
【0064】その後、上記ピン抜止めカバー25を戻
し、上記掛止孔24aを閉塞する。
【0065】なお、上記スプリング26の下端は上記先
端部材23に穿設した止め孔23eに係入され、溶接な
どの手段により固定されている。
【0066】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
回転処置部材の支持軸を回転力伝達部材の先端部に設け
た中空部に係入し、この支持軸の軸直交方向に穿設した
係入孔と上記先端部に穿設した掛止孔とに連結ピンを挿
通して連結し、上記掛止部をピン抜止めカバーで閉塞
し、かつ、このピン抜止めカバーを付勢部材で掛止部を
閉塞する方向へ常時付勢したので、上記回転処置部材を
左右いずれに回動させても、この回転処置部材は確実に
保持され、脱落を未然に防止することができる。
【0067】また、連結ピンを外せば上記回転処置部材
を取外すことができるため、この回転処置部材の交換を
簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1〜図11は本発明の第一実施例を示し、図
1は内視鏡先端部の縦断面図
【図2】回転力伝達部材と回転処置部材との結合状態を
示す縦断面図
【図3】図4のIII 矢視図
【図4】内視鏡装置の全体構成図
【図5】他の内視鏡装置の全体構成図
【図6】内視鏡保護カバーの要部断面図
【図7】他の内視鏡保護カバーの要部断面図
【図8】別の内視鏡保護カバーの要部断面図
【図9】内視鏡先端保持具の要部断面図
【図10】図9のX−X断面図
【図11】他の内視鏡先端保持具の要部断面図
【図12】本発明の第二実施例による内視鏡先端部の状
態別の斜視図
【図13】本発明の第三実施例による内視鏡先端部の縦
断面図
【符号の説明】
1A,1B……内視鏡 12……………先端部 22……………対物光学系 16……………回転処置部材 17……………回転力伝達部材 23……………(回転力伝達部材の)先端部 28……………支持軸 24……………中空部 28a…………係入孔 30……………連結ピン 24a…………掛止孔 25……………ピン抜止めカバー 26……………付勢部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡先端部に、少なくとも対物光学系
    と回転処置部材を支持する回転力伝達部材とを備える内
    視鏡用回転処置具装置において、 前記回転力伝達部材の先端部に、前記回転処置部材に設
    けた支持軸を係入する中空部と、上記回転力伝達部材の先端部の外周から上記中空部まで
    上記支持軸の軸直交方向に貫通する第1の孔と上記支持軸に設けられ、上記中空部に上記支持軸に係入
    した際、上記第1の孔と連通し、上記支持軸の軸直交方
    向に穿設する第2の孔と上記第1及び第2の孔の両者に挿通し、上記支持軸の軸
    直交方向に長軸を有する連結ピンと上記第1の孔を閉塞する ピン抜止めカバーと、上記第1の孔の 閉塞方向へ付勢する付勢部材とを具備す
    ことを特徴とする内視鏡用回転処置具装置。
JP3002751A 1991-01-14 1991-01-14 内視鏡用回転処置具装置 Expired - Fee Related JP2987819B2 (ja)

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