JPH04291216A - 内視鏡用回転処置具装置 - Google Patents

内視鏡用回転処置具装置

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JPH04291216A
JPH04291216A JP5487391A JP5487391A JPH04291216A JP H04291216 A JPH04291216 A JP H04291216A JP 5487391 A JP5487391 A JP 5487391A JP 5487391 A JP5487391 A JP 5487391A JP H04291216 A JPH04291216 A JP H04291216A
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JP
Japan
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endoscope
treatment member
tool
rotational force
foreign object
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5487391A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Sakiyama
勝則 崎山
Minoru Okada
稔 岡田
Morihide Mizumoto
水元 守秀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/818,128 priority patent/US5349940A/en
Publication of JPH04291216A publication Critical patent/JPH04291216A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジェットエンジン等の内
部において、タービンブレード等の欠けた部分等を研削
する回転処置部材を設けた内視鏡用回転処置具装置に関
する。
【0002】
【従来技術】近年、工業用分野において、化学プラント
の配管とかエンジンの内部等へ挿入し、分解することな
く検査のできる工業用内視鏡が広く用いられるようにな
った。例えばジェットエンジンでは、回転駆動するター
ビンブレードの刃先が欠ける等の損傷が生じることがあ
る。この場合、損傷箇所が小さくてもそのまま放置する
と、その損傷箇所に応力が集中して損傷部分が大きくな
り、前記タービンブレード全体を交換することが必要に
なる。
【0003】このため、従来では定期的に検査を行い、
損傷箇所が発見されると、交換が必要とされない場合で
もエンジンを分解して、欠けた部分の周辺部を研削する
ことで対処していた。しかしながら、この方法では、修
理に時間がかかるという欠点があった。このため、特開
昭58−162924号公報に示されている従来例では
、挿入部に湾曲する湾曲部と、この湾曲部に連設された
先端部とを有し、前記先端部に砥石等の回転処置部材を
設けた内視鏡装置がある。
【0004】この内視鏡装置を使用することによって、
前記湾曲部を湾曲させ、挿入部を軸中心に回転させて、
前記回転処置部材が損傷箇所に到達するようにし、エン
ジンを分解することなく損傷箇所を研削することができ
る。また、前記回転処置部材は、ネジ部、三爪チャック
、コレットチャックなどの手段によって着脱可能となっ
ており、目的に応じて交換することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】上記従来例で示され
ている回転処置部材及び回転シャフトにコレットチャッ
クとか三爪チャックを用いる方法は、構造が大きくなり
、内視鏡先端部には適用できない。また、回転処置部材
と回転シャフトを回転軸を軸芯とするネジにより連結す
る方法は、回転処置部材の負荷によりネジがゆるむ方向
へ回転させることができない。
【0006】また、回転処置部材として砥石を使用する
場合、回転方向により研削特性が異なるため、回転方向
を選択して使い分けなければ精密な研削作業ができない
。このように、砥石を利用して、例えばジェットエンジ
ンのタービンブレードを精密に研削するには砥石の回転
方向を変える必要があるが、従来の内視鏡では回転方向
を変えられないかダブルナットにより砥石を固定しても
、エンジン内部で砥石の脱落の危険性があった。エンジ
ン内部で砥石を脱落させると、ジェットエンジン全てを
分解して砥石を取り出さなくてはならないため、膨大な
費用が必要となるという欠点があった。
【0007】本発明は上述した点にかんがみてなされた
もので、小型にできると共に、簡単な操作で回転処置部
材の回転方向を問わず脱落の生じない回転処置部材を取
り付けできる内視鏡用回転処置具装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【問題点を解決する手段】本発明の内視鏡用回転処置具
装置は、先端部にテーパ状の中空部を有する回転力伝達
部材と、前記回転力伝達部材のテーパ状中空部と嵌合す
るテーパ状の軸を有する回転処置部材により構成され、
前記テーパ角は、テーパ面の摩擦角よりも小さくなるよ
うに設定してある。
【0009】
【作用】回転処置部材のテーパ状軸と、回転力伝達部材
のテーパ状中空部が嵌合した場合、前記テーパの角度が
嵌合面の摩擦角よりも小さいため、クサビ効果により嵌
合状態が保持される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を具体的に説明
する。
【0011】図1ないし図10は第1実施例に係り、図
1は内視鏡装置の概略構成図、図2は回転処置部材と内
視鏡の先端部の斜視図、図3は回転処置部材を取り付け
た内視鏡先端の断面図、図4は回転処置部材とそのフレ
キシブルシャフトユニットの断面図、図5は内視鏡操作
部のモータとフレキシブルシャフトとのジョイント部を
示し、図6はモータとフレキシブルシャフトとのジョイ
ント部材を示し、図7は内視鏡のチャンネルに異物回収
具を挿入した状態を示し、図8は異物回収具を示し、図
9は異物回収具で異物を回収している様子を示し、図1
0は回転処置部材と回転力伝達部との接続部に作用する
力を示す。
【0012】図1に示すように、本実施例を備えた内視
鏡装置は、観察のための光学系及び照明のための光学系
を備えた内視鏡1と、この内視鏡1に接続され、照明光
を供給する光源装置2と、回転駆動手段を内蔵した回転
駆動部3と、コード4を介して、前記回転駆動部3に接
続されるコントローラ5とを備えている。
【0013】前記内視鏡1は、細長の挿入部6と、この
挿入部6の後端に連接された操作部7と、この操作部7
の後端に連接された接続部8と、前記操作部7から側方
に延設されたユニバーサルコード9とを備えている。前
記ユニバーサルコード9の端部には、前記光源装置2に
着脱自在に接続されるコネクタ10が設けられている。 また、前記接続部8の側部には肉眼観察等するための接
眼光学系を設けた接眼部11が設けられている。
【0014】前記挿入部6は、先端側から順に硬質の先
端部12と、湾曲可能な湾曲部13及び硬性部14とで
構成されている。また、前記湾曲部13の湾曲動作を行
う湾曲ノブ15が操作部7の側部に設けられている。前
記先端部12の先端面には図2に示すように、例えば回
転処置部材16を着脱する回転力伝達部17と、照明光
を出射する照明光学系18と対象物を観察する対物光学
系19とが設けられている。
【0015】前記回転処置部材16は、軸22の基端部
、つまり後端部が円錐状のテーパ面23aを有する円錐
部23が形成されており、この円錐部23は回転力伝達
部17の円錐状中空部20と嵌合する。この円錐部23
の頂部は切り欠かれて、平坦になっている。また、軸2
2の先端部には当接する部分を研削とか摩耗する、例え
ば砥石21が設けられている。また、円錐部23と砥石
21の間の軸22部分には雌ねじが設けられた固定リン
グ24が介装され、軸方向の抜け防止としてピン25が
圧入されている。
【0016】前記固定リング24の雌ねじは前記回転力
伝達部17の円錐状中空部20の外周面に設けられた雄
ねじ26と嵌合し、前記ピン25をA方向へ押圧する。 前記回転力伝達部17は、内視鏡先端部12に取付けら
れた回転支持部材27によって回転自在に支持される。 前記回転力伝達部17の円錐状中空部20に嵌合して取
り付けられる前記回転処置部材16の円錐部23のテー
パ面23aの角度は、後述するように所定の角度以下に
設定される。
【0017】図3に示すように先端部12には、チャン
ネル28が形成してある。チャンネル28は硬質の(先
端部)本体29の中空部29aとこの中空部29aに固
定される口金30と軟性のチューブ31により構成され
る。前記チューブ31は、湾曲部13、硬性部14、操
作部7をへて、図5に示すように口金31aを介して接
続部8で開口している。照明光学系18の内側には照明
光を伝送するライトガイドファイバ32が挿通され、こ
のライトガイドファイバ32の後端は光源装置2に装着
されるコネクタ10に至り、光源装置2から供給される
照明光を伝送して先端面からされに照明光学系18を経
て前方に出射する。
【0018】又、対物光学系19の内側にはこの対物光
学系19の焦点位置にその一方の端面(先端面)が配置
され、結像された光学像を伝達するイメージガイドファ
イバ33が挿通され、後端側は屈曲されて接眼部11に
至る。図4は、回転処置部材16と回転力伝達部17を
示す。
【0019】前記円錐状中空部20を先端に設けたシャ
フト38は、回転支持部材27を形成するケーシング3
9に内装されたボールベアリング40によって回転自在
に支持され、このシャフト38の後端41の凹部にはフ
レキシブルシャフト42がろう付け等で固着されている
。このフレキシブルシャフト42の外周には、保護用の
チューブ43が設けてある。そして、図3に示すように
回転力伝達部17はチャンネル28内を挿入され、ケー
シング39の雄ねじ44が本体29の雌ねじ45と螺合
する。又、前記フレキシブルシャフト42の後端42b
は、チューブ43の後端に固着された口金46から突出
して第1のジョイント47に接続される。この第1のジ
ョイント47は図5に示すように、さらに第2のジョイ
ント48を介して回転駆動部3のシャフト49に取付け
られる。これら2つのジョイント47,48を図6に示
す。
【0020】フレキシブルシャフト42の後端に固着さ
れる第1のジョイント47は、例えば立方体であり、第
2のジョイント48の空間48aに嵌入できるようにし
てある。このように直方体をなす第1のジョイント47
及びこの直方体と嵌合する凹部を設けた第2のジョイン
ト48により、トルク伝達を行っており、フレキシブル
シャフト42の長さの誤差等を軸方向50の移動によっ
て、吸収できるように、空間48aは軸方向50に長く
形成してある。
【0021】この実施例では、チャンネル28から回転
力伝達部17及びフレキジフルシャフト42を外すこと
ができ、外した場合には図7に示すように、異物回収具
51を挿入して、異物を回収することができる。上記異
物回収具51は、図8(a)に示すように密巻き状のコ
イル52の内側にワイヤ53が挿通され、このワイヤ5
3とコイル52の先端に外刃部54と内刃部55とがそ
れぞれ設けられ、コイル52及びワイヤ53の手元側後
端を図8(b)に示すように作動装置56に取付けられ
るようになっている。
【0022】上記外刃部54と内刃部55は、ワイヤ5
3が軸方向に移動することにより、内刃部55に対し、
外刃部54がワイヤ53と共に軸方向に移動して、刃部
の開閉が行われるようになっている。又、ワイヤ53が
挿通されたコイル52は、チャンネル28内に挿通可能
な外径であり、チャンネル28の手元側開口から突出さ
せることができる。
【0023】チャンネル28の手元側開口から突出した
コイル52とワイヤ53は、異物回収具51の作動装置
56に取付けられ、ワイヤ53とコイル52を作動する
ことができる。作動装置56は、ワイヤ53の端部にあ
る止め金57に接続するスライド部58とコイル52を
圧迫固定する閉まり部59を有する固定部材60とを有
し、異物回収具51に着脱自在となっている。異物回収
具51は、内視鏡1のチャンネル28にコイル52とワ
イヤ53を挿入し、チャンネル28の手元側開口から突
出したコイル52とワイヤ53に作動装置56を接続し
て図8(b)のようにした後、検査物の内へ挿入される
【0024】異物61を発見したとき、作動装置56の
スライド部58を押し込むとワイヤ53が押され、外刃
部54が図9に示すように先端側に突出する。異物61
を外端部54と内刃部55にはさむように配置してスラ
イド部58を引くことで、外刃部54と内刃部55で異
物61をはさみこむ。異物61をはさんだ状態のまま内
視鏡1を引き抜くことで、異物61の回収を終了する。 この回収具51は、外端部54と内刃部55は、内視鏡
挿入方向に開閉し、その幅を調整できるので、大きな異
物から小さな異物まで容易に回収できる。また内視鏡1
と同径レベルの大きな刃で異物をはさむため、確実につ
かむことができる。さらに簡単な構造で、故障しにくい
【0025】ところで、図3等を参照して説明したよう
に固定リング24の雌ねじを回転力伝達部17の円錐状
中空部20の外周に螺刻された雄ねじ26に螺合させる
ことにより、ピン25をA方向に押圧して回転処置部材
16を取付けることができ、図10はこの取付け状態に
おける押圧された円錐部23の力の釣り合いを示す。押
圧力Pはテーパ面23aに生ずる反力2R(周方向で考
えると2πrRとなる。ここで、rは軸22の中心線か
ら力が働く接触点までの距離を表す。)とつり合う。
【0026】反力Rはテーパ面23aの法線に対して摩
擦角ρだけ傾く。反力Rの押圧力Pと直角方向の分力を
楔力Qとすると、         Q=P/{ tan(α+ρ)+ t
an(α+ρ)}              …… 
(1)となる。
【0027】ここで、αはテーパ面23aの角度を表す
。また、回転処置部材16を引抜く時に必要な力をP′
とすると         P′=Q{ tan(ρ−α)+ t
an(ρ−α)}              …… 
(2)となる。ここでテーパ部分が摩擦力によって抜け
ない条件は                   0≦P′   
                         
          …… (3)であるから(2)式
より               α≦ρ        
                         
           …… (4)となる。
【0028】つまり、(4)式を満す角αで回転処置部
材16を製作すると、一度押圧入した回転処置部材16
は(2)式に示すP′の力で引き抜くまで抜けることは
ない。一般に、軸22及び回転力伝達部材17に鉄鋼材
料を用いた場合は、摩擦係数μ=0.2 で摩擦角ρは
約11°となる。
【0029】この実施例では、テーパ面23aの角度α
をそのテーパ面の摩擦角ρ以下に設定していることが特
徴となっている。この実施例の作用を以下に説明する。 回転駆動部3によって、フレキシブルシャフト42、回
転力伝達部17が駆動される。回転力伝達部17の円錐
状中空部20に取り付けられた回転処置部材16は、テ
ーパ面23aの摩擦力によってトルク伝達が行われる。 このようにして、砥石21が駆動され、例えば図1に示
すようにタービンブレード62のエッジの研削等が行え
る。
【0030】この第1実施例によれば、回転力伝達部1
7から回転処置部材16へテーパ面23aの摩擦力を利
用してトルク伝達を行っているため、ネジのゆるみ等に
よる回転処置部材16の脱落がない。図11ないし図1
7は本発明の第2実施例に係り、図11は内視鏡先端の
斜視図、図12は回転力伝達部の断面図、図13は内視
鏡装置の概略構成図、図14は図13の挿入治具の詳細
図、図15は図14のA−A断面図、図16は図14の
B−B断面図を示し、図17は異物回収具を示す。
【0031】第1実施例では、回転処置部材16及び回
転力伝達部17の形状を円錐形状としたが、この実施例
では円錐形状の代りに断面がV字状をなす楔形の楔部6
3にしたものである。図11に示すように回転処置部材
16′における軸22の後端には楔部63が設けてある
。この楔部63は、回転力伝達部17′の楔状空間64
と嵌合する。図12に示すように前記楔の角度αは第1
実施例で示した(4)式を満たすものとなっている。ま
た、この内視鏡1′はチャンネル66を有し、このチャ
ンネル66には、例えば異物回収具67を通すことがで
きるようにしてある。
【0032】図13は、内視鏡1′を挿入治具68を通
してタービンエンジン69に挿入した状態を示す。この
挿入治具68は、図14に示すように、タービンエンジ
ンケーシング70に設けられたアクセスポート71に取
り付けるためのプラグ72、ガイドチューブ73、ケー
シング74により構成される。プラグ72にはタービン
エンジンケーシング70に設けられたアクセスポート7
1の雄ねじ75と螺合する雌ねじ76が設けてある。プ
ラグ72の雄ねじ75が設けられた端部の反対側の端部
にも雄ねじ77が設けられ、ガイドチューブ73に設け
た固定リング78により、該ガイドチューブ73が着脱
自在で取付けられる。
【0033】前記ケーシング74には2つのブレーキ7
9a、ブレーキ79bが設けられている。ブレーキ79
aは内視鏡1′とケーシング74の固定に用いられ、ブ
レーキ79bはケーシング74とガイドチューブ73と
の固定に用いられる。前記ブレーキ79aは図15に示
すように、回転することによりパッド80aを押圧する
ブレーキノブ81aと、前記パッド80aに接着された
例えばゴムで作られたシュー82aとにより構成され、
ブレーキノブ81aを回転することにより、シュー82
aが内視鏡1′へ押し当てられ、そのフリクションによ
りケーシング74と内視鏡1′が固着される。
【0034】他方のブレーキ79bは図16に示すよう
に、前記ブレーキ79aと同様な構成である。ブレーキ
ノブ81bを回転することにより、シュー82bがガイ
ドチューブ73へ押し当てられ、そのフリクションによ
りケーシング74とガイドチューブ73が固定される。 前記ケーシング74とガイドチューブ73とは、ガイド
チューブ73の端部に形成した凸部83aとケーシング
74の凹部84aとが嵌合し、回転自在に取付けられて
いる。又、ガイドチューブ73の他方の端部にも凸部8
3bが設けられ、固定リング78の凹部内に回転自在に
収納され、プラグ72に取付けられる。
【0035】前記ブレーキ79bをフリーにして、ブレ
ーキ79aを作用させると、内視鏡1′はケーシング7
4に固定され、内視鏡1′の軸方向の移動はできないが
、ケーシング74は回転自在であるため、内視鏡1′と
ケーシング74が一体となった状態で回転自在になる。 図13に示すように内視鏡1′は回転処置部材16′を
タービンブレード62に押し当てているため、その研削
作業は内視鏡1′を回動することにより行われる。よっ
て、被研削部位へ内視鏡1′を位置決めして上記ブレー
キ79aを作用させて、内視鏡1′の軸方向の移動を禁
じ、内視鏡1′を回動することにより研削を行えば、内
視鏡1′の軸方向のふらつきを防止することができ、作
業性が良い。
【0036】またブレーキ79bを作用させることによ
り、内視鏡1′を被研削部位に対して完全に固定できる
ため、例えばブレのない写真撮影を行うことができる。 また一般にタービンエンジンのアクセスポートの雌ねじ
の径は部位により異なる場合がある。この実施例ではガ
イドチューブ73とプラグ72を別体にしているため、
アクセスポートの異なる雌ねじの径に対応した複数のプ
ラグ72を準備すれば1本のガイドチューブ73でよい
ため、ユーザへの金銭的負担を軽減することができる。
【0037】この第2実施例の回転処置部材16′は図
12に示すPの力で押し込むと、第1実施例の(2)式
で示すP′の力で引き抜くまで、前記回転処置部材16
′は外れない。また、トルクの伝達は摩擦力ではなく楔
部のねじりによって伝達されるため、摩擦によるトルク
伝達よりも大トルクを伝達することができる。一方、こ
の実施例に用いられる異物回収具67は、図17に示す
ように内視鏡1′のチャンネル66と連通するチャンネ
ル挿入口91から手元側に突出するコイル52及びワイ
ヤ53は作動装置56に装着できるようになっている。 この異物回収具67は第1実施例とほぼ同様の構成であ
るが、外刃部54がコイル52に取付けられ、内刃部5
5がワイヤ53に取付けられている。そして、作動装置
56の操作により、内刃部55が移動するようになって
いる。
【0038】次に、この回収具67の作用を説明する。 上述の実施例と異なり、外刃部54で異物92を引寄せ
挟み込む場合、球形の異物は、挟み込む前にどこかへ転
がって、挟めないことがある。本異物回収具67は、外
刃部54を先に球形の異物92にそわせ、内刃部55を
動かすので、異物92を動かさず挟み込む動作ができる
。従って、この回収具67によれば、球形異物92の回
収が容易となる。その他は、前述の回収具51と同様の
効果を有する。
【0039】図17に示す回収具67の代りに、図18
に示すような回収具93を用いることもできる。この回
収具93は、図17に示すものと同様に、外刃部54及
び内刃部55がそれぞれコイル52及びワイヤ53に固
着され、さらに内刃部55は、外刃部54側にバネ94
で付勢され、常に外・内刃部54、55を閉じている。 この回収具93によれば、異物95を挟み込んだ後、内
視鏡1′と一緒に引き出すとき、ワイヤ53がゆるみ、
異物95を途中に落してしまうことを確実に防止できる
。つまり、外・内刃部54、55が、バネ94で互いに
閉じる方向に付勢されているので、ワイヤ53のゆるみ
がなく異物の脱落を防止できる。
【0040】また、作動装置から手を離して、内視鏡の
引き抜きも可能(作動装置のスライド部と固定部材にバ
ネを設けてもよい)。従って、この回収具93によれば
、異物をはさみ込んだ後の、落下を防止することができ
るし、異物回収操作を簡単にできる。その他は、第1実
施例における回収具の場合と同様である。
【0041】図19は回収具100の第4実施例を示す
。第1実施例と同じ構成であるが、外刃部101と内刃
部102は、磁性保持体で、互いに引き合う極性に配置
されている。作用は第1実施例の回収具51と同じで、
特に磁性体の異物に対し、磁力の引力で引き寄せ、外・
内刃部101、102で挟み込むことができる。効果と
しては、磁性体の異物のはさみ込みが容易であるし、異
物の脱落を防止できる。その他は第1実施例と同様の効
果を有する。
【0042】図20は回収具111の第5実施例の先端
側を示す。この回収具111は、第1実施例と同様に外
刃部52及び内刃部53がそれぞれコイル52及びワイ
ヤ53に取付けられており、この実施例ではさらに外刃
部54と内刃部55の刃先が弾性体112でできている
。この回収具111の効果としては、金属など硬質な異
物の回収が確実にできる。この他、内・外刃部の形状を
回収する異物の形に合わせたものにしてもよい。
【0043】ところで、従来の3本或いは4本爪鉗子や
、バスケット鉗子は、コイルシースに対して、弾性把持
部材の方が前後動し、異物を把んでいた。異物を把む際
、弾性把持部材が引き込みながら閉じる為、異物を把む
ことが困難であった。このため、図21に示すような構
造にして異物の把み易い把持鉗子を実現することができ
る。
【0044】図21に示すように密巻きコイルからパイ
プ状に構成された可撓性を有する外シース201の先端
には、筒状の先端カバー202が取り付けられており、
後端には指掛け部203が固定されている。指掛け部2
03には外シース201内に挿通されるワイヤ204の
一端が固定されるピン205が設けられている。ワイヤ
204の他端には継ぎ管206を介して、3本または4
本の弾性把持部材207が取り付けられている。外シー
ス201とワイヤ204との間には、可撓性を有する内
シース209が設けられており、内シース209の後端
側にはピン205が係入されるガイド溝208が設けら
れている。
【0045】内シース209の後端には操作具210が
固定されている。操作具210の操作により、内シース
209が前後に移動する。内シース209の前後移動量
は、操作具210を押し込んだ時、弾性把持部材207
が内シース209内に収納され、操作具210を引っ張
った時、弾性把持部材207が把持可能に広がるように
設定されている。尚、図21は操作具210を押し込ん
だ状態を示し、図22は操作具210を引っ張った状態
を示している。この把持鉗子の作用を次に説明する。
【0046】内視鏡の挿通チャンネルを通じて鉗子を挿
入する時には、図21に示すように弾性把持部材207
が内シース209内に収納された状態で挿通される。次
に、内視鏡を操作して把持鉗子の先端部を回収しようと
する異物に近づける。この後、操作具210を引っ張り
、弾性把持部材207を広げる。そして、この開いた先
端部を誘導し、異物を内部に取り込む。ついで操作具2
10を押し込むことにより、弾性把持部材207を閉じ
、異物を把持する。そしてこの把持状態を維持しながら
、内視鏡とともに管腔外に取り出す。この把持鉗子の効
果としては、弾性把持部材207が閉じる時、該部材が
引き込まれず、そのままこの位置(該部材の先端部の位
置が変らない)で閉じる為、異物を把み易い。
【0047】図23及び図24は把持鉗子の第2実施例
の一部を示し、図23は操作具210から指を離した状
態を示し、図24は操作具210を引っ張った状態を示
す。この把持鉗子では、操作具210を指掛け部203
側へ付勢しておくばね部材212を設けた。他の構成は
図21又は図22に示すものと同じである。この第2実
施例の把持鉗子の作用は次のようになる。
【0048】弾性把持部材207は操作具210を付勢
力にさからって引っ張ることにより広がる。異物を内部
に取り込んだ後は操作具210から指を離すことによっ
てばね部材212の付勢力により、内シース209が弾
性把持部材207を閉じる方向に移動し、異物を把持す
る。他の作用は図21又は図22に示すものと同じであ
る。又、効果としては、鉗子を内視鏡とともに管腔外に
取り出す時に把持状態を維持しておく必要があるが、操
作具210から指を離していても、把持状態が維持でき
る為、異物の回収がやり易い。
【0049】図25及び図26は把持鉗子の第3実施例
を示し、図25は操作具210から指を離した状態を示
し、図26は操作具210を引っ張った状態を示す。こ
の把持鉗子は、操作ワイヤ220を挿通する穴221を
有し、3本または4本の弾性把持部材207が固定され
た支持部材222が可撓性のシース223内に固定され
ている。操作ワイヤ220の先端はシース223の内側
に設けられた円筒状のスライド部材224の後端に固定
されている。操作ワイヤ220は前記支持部材222の
穴221に挿通され手元側の操作具210(図示せず)
に、後端が接続されている。シース223の内側で支持
部材222とスライド部材224との間にはばね部材2
12が設けられている。そして、ばね部材212により
、スライド部材224は先端側へ突出する方向に付勢さ
れている。
【0050】次に作用を説明する。操作ワイヤ220を
引っ張るとスライド部材224がシース223内に収納
され、弾性把持部材207が把持可能に広がる。異物を
弾性把持部材207の内部に取り込んだ後、操作ワイヤ
220をゆるめる(操作具210から指を離す)とばね
部材212の付勢力により、スライド部材224が先端
方向へ突出し、弾性把持部材207を閉じる。この実施
例の効果は第2実施例と同じものとなる。尚、各実施例
は3本または4本の弾性把持部材をもつ鉗子で説明して
あるがこれに限定されるものではなく、いわゆるバスケ
ット鉗子等にももちろん適用できる。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、回転
処置部材の軸端がテーパ状をなし、前記軸端と嵌合する
テーパ状の中空部を有する回転力伝達部材を備え、前記
テーパの角度がテーパ面の摩擦角以下としたので、楔効
果により、回転処置部材が保持されるため、前記回転処
置部材の脱落の可能性が少なく安全性が高い。また、回
転処置部材の着脱が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を備えた内視鏡装置の構成
図。
【図2】回転処置部材と内視鏡の先端部の斜視図。
【図3】回転処置部材を取り付けた内視鏡先端の断面図
【図4】回転処置部材と回転力伝達部を示す断面図。
【図5】内視鏡操作部のモータとフレキシブルシャフト
とのジョイント部を示す断面図。
【図6】モータとフレキシブルシャフトとのジョイント
部材を示す斜視図。
【図7】内視鏡のチャンネルに異物回収具を挿入した状
態を示す断面図。
【図8】異物回収具を示す側面図。
【図9】異物回収具で異物を回収する様子を示す説明図
【図10】回転処置部材と回転力伝達部材との接続部に
作用する力を示す説明図。
【図11】本発明の第2実施例における回転処置部材と
内視鏡の先端部を示す斜視図。
【図12】回転処置部材と回転力伝達部材の接続部を示
す断面図。
【図13】第2実施例を備えた内視鏡装置の全体構成図
【図14】図13における挿入治具の構造を示す断面図
【図15】図14のA−A断面図。
【図16】図14のB−B断面図。
【図17】第2実施例に用いられる異物回収具を示す図
【図18】図17とは異なる異物回収具で異物を把持し
た様子を示す説明図。
【図19】図18とは異なる異物回収具の先端側を示す
断面図。
【図20】図19とは異なる異物回収具の先端側を示す
断面図。
【図21】操作具を指から離した状態での把持鉗子を示
す断面図。
【図22】操作具を引っ張った状態での把持鉗子を示す
断面図。
【図23】図21とは異なる把持鉗子の手元側を示す断
面図。
【図24】図23において操作具を引っ張った状態での
把持鉗子の手元側を示す断面図。
【図25】図23とは異なる把持鉗子の先端側を示す断
面図。
【図26】図25において、操作具を引っ張った状態で
の先端側を示す断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡 2…光源装置 3…回転駆動部 6…挿入部 12…先端部 16…回転処置部材 17…回転力伝達部 19…対物光学系 20…中空部 21…砥石 22…軸 23…円錐部 23a…テーパ面 24…固定リング 62…タービンブレード α…テーパ面の角度 ρ…摩擦角

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも対物光学系と回転処置部材
    を支持する回転力伝達部材とを備える内視鏡において、
    前記回転処置部材の軸端がテーパ状をなし、前記軸端と
    嵌合するテーパ状の中空部を有する回転力伝達部材を備
    え、前記テーパの角度は前記テーパ面の摩擦角以下であ
    ることを特徴とする内視鏡用回転処置具装置。
JP5487391A 1991-01-10 1991-03-19 内視鏡用回転処置具装置 Withdrawn JPH04291216A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5487391A JPH04291216A (ja) 1991-03-19 1991-03-19 内視鏡用回転処置具装置
US07/818,128 US5349940A (en) 1991-01-10 1992-01-08 Endoscope system with a rotating treatment adapter at the end

Applications Claiming Priority (1)

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JP5487391A JPH04291216A (ja) 1991-03-19 1991-03-19 内視鏡用回転処置具装置

Publications (1)

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JP5487391A Withdrawn JPH04291216A (ja) 1991-01-10 1991-03-19 内視鏡用回転処置具装置

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JP (1) JPH04291216A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009116186A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Olympus Corp 内視鏡用処置具
JP2015049440A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 オリンパス株式会社 内視鏡用処置具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009116186A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Olympus Corp 内視鏡用処置具
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