JPH10177141A - 工業用内視鏡 - Google Patents
工業用内視鏡Info
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- JPH10177141A JPH10177141A JP35797297A JP35797297A JPH10177141A JP H10177141 A JPH10177141 A JP H10177141A JP 35797297 A JP35797297 A JP 35797297A JP 35797297 A JP35797297 A JP 35797297A JP H10177141 A JPH10177141 A JP H10177141A
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- tube
- grinding
- ground
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転研削部材によりジェットエンジンのブレ
ード等の被研削部位を削る際に誤って端部を被研削部位
以外の部位に接触させても、被研削部位以外の部位を研
削してしまうことを有効に防止する。 【解決手段】 工業用内視鏡の挿入部先端から突出する
ように設けられる、ジェットエンジンのブレードのリー
ディングエッジやトレーリングエッジに生じた損傷部を
研削するために回転する回転研削部材としての砥石61
は、両端部に面取りがなされ、損傷部を削る際に誤って
端部を損傷部以外の部位に接触させても、被処置部材の
正常部位を傷付けるといった事態を防止できるようにな
っている。
ード等の被研削部位を削る際に誤って端部を被研削部位
以外の部位に接触させても、被研削部位以外の部位を研
削してしまうことを有効に防止する。 【解決手段】 工業用内視鏡の挿入部先端から突出する
ように設けられる、ジェットエンジンのブレードのリー
ディングエッジやトレーリングエッジに生じた損傷部を
研削するために回転する回転研削部材としての砥石61
は、両端部に面取りがなされ、損傷部を削る際に誤って
端部を損傷部以外の部位に接触させても、被処置部材の
正常部位を傷付けるといった事態を防止できるようにな
っている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はジェットエンジン内
部のブレード等の損傷箇所を研削して損傷箇所を除去す
る処置を行う工業用内視鏡に関する。
部のブレード等の損傷箇所を研削して損傷箇所を除去す
る処置を行う工業用内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、細長の挿入部を体腔内に挿入する
ことにより、体腔内臓器等を観察したり、必要に応じ鉗
子チャンネル内を挿通した鉗子を用いて生体内組織を採
取して患部を詳しく診断したりすることのできる内視鏡
装置が広く用いられている。
ことにより、体腔内臓器等を観察したり、必要に応じ鉗
子チャンネル内を挿通した鉗子を用いて生体内組織を採
取して患部を詳しく診断したりすることのできる内視鏡
装置が広く用いられている。
【0003】この内視鏡装置は、医療用のみならず工業
用においても、ボイラ、化学プラント等の管内の状態を
観察あるいは管内表面の付着物を採取して検査する等に
利用されており、さらには、内視鏡を通すことのできる
中空のガイドチューブを備え、このガイドチューブの先
端側の開口から内視鏡先端部を突出できるようにすると
ともに、手元側に湾曲操作手段を設けた内視鏡挿入補助
具を利用し、ジェットエンジン等のように内部が複雑な
構造をしている被検体をも検査できるようになってい
る。
用においても、ボイラ、化学プラント等の管内の状態を
観察あるいは管内表面の付着物を採取して検査する等に
利用されており、さらには、内視鏡を通すことのできる
中空のガイドチューブを備え、このガイドチューブの先
端側の開口から内視鏡先端部を突出できるようにすると
ともに、手元側に湾曲操作手段を設けた内視鏡挿入補助
具を利用し、ジェットエンジン等のように内部が複雑な
構造をしている被検体をも検査できるようになってい
る。
【0004】ところで、この工業用内視鏡装置において
は、挿入部を被検体に挿脱を繰り返し使用すると外周面
が損傷あるいは破損するおそれがあるため、実開昭62
−4717号公報、あるいは、本出願人による特開昭5
7−37322号公報等に開示されているように、内視
鏡挿入部の外周面を金属等の細線を網状に編組した保護
チューブで保護(して外被を形成)するものが多く、ま
た、前記内視鏡挿入補助具の湾曲部も、同様に、外周面
を金属等の細線を網状に編組した保護チューブで保護す
るものが多い。
は、挿入部を被検体に挿脱を繰り返し使用すると外周面
が損傷あるいは破損するおそれがあるため、実開昭62
−4717号公報、あるいは、本出願人による特開昭5
7−37322号公報等に開示されているように、内視
鏡挿入部の外周面を金属等の細線を網状に編組した保護
チューブで保護(して外被を形成)するものが多く、ま
た、前記内視鏡挿入補助具の湾曲部も、同様に、外周面
を金属等の細線を網状に編組した保護チューブで保護す
るものが多い。
【0005】この場合、内視鏡挿入部あるいは内視鏡挿
入補助具におけるガイドチューブなど、内視鏡装置の挿
入部としては、挿入部の挿入性、湾曲部の湾曲性能を向
上させるべく、例えば、実開昭59−22412号公報
に開示されているように、挿入部における湾曲部側と挿
入部本体としての軟性部側とで外被の可撓特性を変える
ようにしており、前記湾曲部の保護チューブは、特開平
2−205811号公報に開示されているように、通
常、湾曲し易いように編組密度を低くし、保護チューブ
に張力をかけずに緩く固着するようにしている。一方、
前記軟性部の保護チューブは、実開昭59−22412
号公報に開示されているように、耐久性を高めるために
編組密度を高くしたり細線のなかでも比較的太い線径の
ものを使用して剛性を高めるようにしている。
入補助具におけるガイドチューブなど、内視鏡装置の挿
入部としては、挿入部の挿入性、湾曲部の湾曲性能を向
上させるべく、例えば、実開昭59−22412号公報
に開示されているように、挿入部における湾曲部側と挿
入部本体としての軟性部側とで外被の可撓特性を変える
ようにしており、前記湾曲部の保護チューブは、特開平
2−205811号公報に開示されているように、通
常、湾曲し易いように編組密度を低くし、保護チューブ
に張力をかけずに緩く固着するようにしている。一方、
前記軟性部の保護チューブは、実開昭59−22412
号公報に開示されているように、耐久性を高めるために
編組密度を高くしたり細線のなかでも比較的太い線径の
ものを使用して剛性を高めるようにしている。
【0006】一方、工業用内視鏡装置では、ジェットエ
ンジンが運転中に鳥や石や氷などを吸い込み、内部のタ
ービンブレードやコンプレッサブレードなどが損傷を受
けることがある。エンジンを引き続き使用するために回
転研削手段を有する工業用内視鏡を用いてブレードのリ
ーディングエッジやトレーリングエッジ等に生じた損傷
部を研削して除去し、ブレードに運転時の応力集中が起
きないよう研削修理する技術が知られている。
ンジンが運転中に鳥や石や氷などを吸い込み、内部のタ
ービンブレードやコンプレッサブレードなどが損傷を受
けることがある。エンジンを引き続き使用するために回
転研削手段を有する工業用内視鏡を用いてブレードのリ
ーディングエッジやトレーリングエッジ等に生じた損傷
部を研削して除去し、ブレードに運転時の応力集中が起
きないよう研削修理する技術が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
工業用内視鏡では、上記エッジ等に生じた損傷部を研削
するために回転する回転研削部材を用いるが、この場
合、被研削部位を削る際に誤って端部を被研削部位以外
の部位に接触させ、回転研削部材により被処置部材の正
常部位を傷付ける恐れがあるといった問題がある。
工業用内視鏡では、上記エッジ等に生じた損傷部を研削
するために回転する回転研削部材を用いるが、この場
合、被研削部位を削る際に誤って端部を被研削部位以外
の部位に接触させ、回転研削部材により被処置部材の正
常部位を傷付ける恐れがあるといった問題がある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、ジェットエンジンのブレード等、被研削部位以
外の部位を研削してしまうことを有効に防止することの
できる回転研削部材を有する工業用内視鏡を提供するこ
とを目的としている。
であり、ジェットエンジンのブレード等、被研削部位以
外の部位を研削してしまうことを有効に防止することの
できる回転研削部材を有する工業用内視鏡を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の工業用内視鏡
は、細長の挿入部の先端部に軸部が回動自在に支持さ
れ、軸部の先端に回転される表面に接触する部位を研削
する研削刃部を設けた回転研削部材を有する工業用内視
鏡において、前記回転研削部材は少なくとも一方の端部
に研削を行わない非研削刃部を設けて構成される。
は、細長の挿入部の先端部に軸部が回動自在に支持さ
れ、軸部の先端に回転される表面に接触する部位を研削
する研削刃部を設けた回転研削部材を有する工業用内視
鏡において、前記回転研削部材は少なくとも一方の端部
に研削を行わない非研削刃部を設けて構成される。
【0010】本発明の工業用内視鏡では、前記回転研削
部材は少なくとも一方の端部に研削を行わない非研削刃
部を設けることで、回転研削部材によりジェットエンジ
ンのブレード等の被研削部位を削る際に誤って端部を被
研削部位以外の部位に接触させても、被研削部位以外の
部位を研削してしまうことを有効に防止することを可能
とする。
部材は少なくとも一方の端部に研削を行わない非研削刃
部を設けることで、回転研削部材によりジェットエンジ
ンのブレード等の被研削部位を削る際に誤って端部を被
研削部位以外の部位に接触させても、被研削部位以外の
部位を研削してしまうことを有効に防止することを可能
とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図3は本発明の第1の実施
の形態に係わり、図1は内視鏡装置の全体図、図2は図
1のA部詳細断面図、図3は図1のB部詳細断面図であ
る。
施の形態を説明する。図1〜図3は本発明の第1の実施
の形態に係わり、図1は内視鏡装置の全体図、図2は図
1のA部詳細断面図、図3は図1のB部詳細断面図であ
る。
【0012】図1において、内視鏡装置1は内視鏡2と
光源装置3とからなり、前記内視鏡2は、細長に形成さ
れ被検体内部に挿入される挿入部4と、この挿入部4の
後端に連設され、前記挿入部4先端側を湾曲操作するた
めの操作ノブ5a等が配設された太径の操作部5と、こ
の操作部5の側方から延出されたライトガイドコード6
と、このライトガイドコード6の端部に設けられ、前記
光源装置3に接続されるコネクタ7とを備え、前記操作
部5後端に、肉眼観察のための接眼部8が設けられてい
る。
光源装置3とからなり、前記内視鏡2は、細長に形成さ
れ被検体内部に挿入される挿入部4と、この挿入部4の
後端に連設され、前記挿入部4先端側を湾曲操作するた
めの操作ノブ5a等が配設された太径の操作部5と、こ
の操作部5の側方から延出されたライトガイドコード6
と、このライトガイドコード6の端部に設けられ、前記
光源装置3に接続されるコネクタ7とを備え、前記操作
部5後端に、肉眼観察のための接眼部8が設けられてい
る。
【0013】前記挿入部4は、硬性の先端部9と、この
先端部9に湾曲部10を介して連設された挿入部本体と
しての可撓性の軟性部(可撓部)11とから構成されて
いる。前記湾曲部10及び前記軟性部11は、各々、保
護チューブ12,13で覆われており、前記湾曲部10
を覆う保護チューブ12の外径D1 が、前記軟性部11
を覆う保護チューブ13の外径D2 よりも小さく形成さ
れている。
先端部9に湾曲部10を介して連設された挿入部本体と
しての可撓性の軟性部(可撓部)11とから構成されて
いる。前記湾曲部10及び前記軟性部11は、各々、保
護チューブ12,13で覆われており、前記湾曲部10
を覆う保護チューブ12の外径D1 が、前記軟性部11
を覆う保護チューブ13の外径D2 よりも小さく形成さ
れている。
【0014】また、前記先端部9から前記湾曲部10に
かけてのA部断面詳細は図2に示され、前記先端部9に
おける金属等で形成された硬性の先端部材14の一側
に、挿入部4の軸方向に孔が形成されて、対物レンズ1
5,15がレンズ枠16を介して配設されている。ま
た、前記先端部材14の他方側の二箇所の孔の一方に
は、照明光を、その先端面からカバーガラス17を経て
前方に出射するライトガイドファイバ18の先端側が固
定され、固定された部分より後方部分は可撓性のチュー
ブ部材19で被覆され、前記軟性部11を経て手元側か
ら照明光が供給されるようになっている。尚、前記先端
部材14の図示しない他方の孔は、例えば処置具挿通用
チャンネルとして用いられる。
かけてのA部断面詳細は図2に示され、前記先端部9に
おける金属等で形成された硬性の先端部材14の一側
に、挿入部4の軸方向に孔が形成されて、対物レンズ1
5,15がレンズ枠16を介して配設されている。ま
た、前記先端部材14の他方側の二箇所の孔の一方に
は、照明光を、その先端面からカバーガラス17を経て
前方に出射するライトガイドファイバ18の先端側が固
定され、固定された部分より後方部分は可撓性のチュー
ブ部材19で被覆され、前記軟性部11を経て手元側か
ら照明光が供給されるようになっている。尚、前記先端
部材14の図示しない他方の孔は、例えば処置具挿通用
チャンネルとして用いられる。
【0015】また、前記対物レンズ15,15で被写体
の光学像が結像される位置に、その先端面が位置するよ
うに、像伝達手段としての可撓性に富むイメージガイド
ファイバ20が配設されている。このイメージガイドフ
ァイバ20は軟性のチューブ部材21に収容されて後方
の操作部側まで挿通され、図示しない接眼レンズ後方か
ら前記対物レンズ15,15で結像される光学像を観察
可能とする観察光学系が構成されている。
の光学像が結像される位置に、その先端面が位置するよ
うに、像伝達手段としての可撓性に富むイメージガイド
ファイバ20が配設されている。このイメージガイドフ
ァイバ20は軟性のチューブ部材21に収容されて後方
の操作部側まで挿通され、図示しない接眼レンズ後方か
ら前記対物レンズ15,15で結像される光学像を観察
可能とする観察光学系が構成されている。
【0016】また、前記先端部9に隣接する湾曲部10
内には多数の略環状の関節駒22,22,…,22が回
動自在で挿入部4の方向に縦続して配設され、これら関
節駒22,22,…,22は、挿入部4内を挿通した操
作用ワイヤ23,23,23,23の手元側部分を前記
操作ノブ5aの操作によって牽引、弛緩させることによ
り、上下、左右等に湾曲できるように形成されている。
内には多数の略環状の関節駒22,22,…,22が回
動自在で挿入部4の方向に縦続して配設され、これら関
節駒22,22,…,22は、挿入部4内を挿通した操
作用ワイヤ23,23,23,23の手元側部分を前記
操作ノブ5aの操作によって牽引、弛緩させることによ
り、上下、左右等に湾曲できるように形成されている。
【0017】前記関節駒22,22,…,22は、金属
等で形成された細線を網状に編組した(可撓性)軟性の
内側網管(ブレード)24内に収容され、最先端(最前
端)の関節駒22は、先端部材14に略リング状の係止
片25にて固定される筐体26後端に固定されている。
等で形成された細線を網状に編組した(可撓性)軟性の
内側網管(ブレード)24内に収容され、最先端(最前
端)の関節駒22は、先端部材14に略リング状の係止
片25にて固定される筐体26後端に固定されている。
【0018】前記関節駒22,22,…,22を被覆す
る網管24の外周は、湾曲がし易いようにゴム等充分可
撓性に富むチューブ部材27でさらに被覆され、このチ
ューブ部材27の両端はリング状の部材で液密を保つよ
うに圧迫固定されている。そして、前記チューブ部材2
7が前記保護チューブ12により被覆されて外被が形成
され、この外被の保護チューブ12は、例えば、素線の
径が小さい金属細線等で編組密度を低くして編組され、
可撓性が良好で湾曲し易いように形成されている。
る網管24の外周は、湾曲がし易いようにゴム等充分可
撓性に富むチューブ部材27でさらに被覆され、このチ
ューブ部材27の両端はリング状の部材で液密を保つよ
うに圧迫固定されている。そして、前記チューブ部材2
7が前記保護チューブ12により被覆されて外被が形成
され、この外被の保護チューブ12は、例えば、素線の
径が小さい金属細線等で編組密度を低くして編組され、
可撓性が良好で湾曲し易いように形成されている。
【0019】前記保護チューブ12は、その前端部が内
管28及び外管29で圧迫挾持されて固定され、前記外
管29外周が環状ないし筒状の固定部材30の後端の肉
薄の口金部に嵌合されて、半田、銀ろう等で固着されて
いる。前記固定部材30に隣接する先端部材14外周に
は、前端側外周に雄ねじが形成されるとともに後端側外
周にローレットを設けた固定リング31が外嵌され、こ
の固定リング31の前端面は先端部材14外周に形成し
た凹部に着脱自在となる(周方向に)切り欠き部を設け
て嵌装したリング32に当接して抜け止め及び位置の規
制がされている。 前記固定リング31は、その雄ねじ
に先端部9前端側を覆う筒状のカバー部材33後端内周
に形成した雌ねじを螺合させることにより筒状のカバー
部材33を取り付けたり、螺合を解くことにより取り外
しができるように構成されている。尚、前記筒状のカバ
ー部材33における観察用の対物窓部、照明窓部等に対
向する部分は、それぞれ開口するように形成してある。
管28及び外管29で圧迫挾持されて固定され、前記外
管29外周が環状ないし筒状の固定部材30の後端の肉
薄の口金部に嵌合されて、半田、銀ろう等で固着されて
いる。前記固定部材30に隣接する先端部材14外周に
は、前端側外周に雄ねじが形成されるとともに後端側外
周にローレットを設けた固定リング31が外嵌され、こ
の固定リング31の前端面は先端部材14外周に形成し
た凹部に着脱自在となる(周方向に)切り欠き部を設け
て嵌装したリング32に当接して抜け止め及び位置の規
制がされている。 前記固定リング31は、その雄ねじ
に先端部9前端側を覆う筒状のカバー部材33後端内周
に形成した雌ねじを螺合させることにより筒状のカバー
部材33を取り付けたり、螺合を解くことにより取り外
しができるように構成されている。尚、前記筒状のカバ
ー部材33における観察用の対物窓部、照明窓部等に対
向する部分は、それぞれ開口するように形成してある。
【0020】一方、前記湾曲部10から前記軟性部11
にかけてのB部断面詳細は図3に示され、前記湾曲部1
0内の最後端の関節駒22が、前記網管24後端ととも
に、湾曲部10と軟性部11との境界に設けた略筒状で
段部を有する接続部材34前端部側に固定されている。
にかけてのB部断面詳細は図3に示され、前記湾曲部1
0内の最後端の関節駒22が、前記網管24後端ととも
に、湾曲部10と軟性部11との境界に設けた略筒状で
段部を有する接続部材34前端部側に固定されている。
【0021】前記接続部材34後端部内周には、網管3
5及びこの網管35を嵌合収容した樹脂等で形成した可
撓管36の前端部側がそれぞれ接着剤等で固定され、前
記網管35内周には長尺の薄板状部材を螺旋状に巻回し
て形成した可撓性の螺旋管37が挿通されている。この
螺旋管37の内側には、照明光伝達用のライトガイドフ
ァイバ18、像伝達用のイメージガイドファイバ20等
が挿通されている。
5及びこの網管35を嵌合収容した樹脂等で形成した可
撓管36の前端部側がそれぞれ接着剤等で固定され、前
記網管35内周には長尺の薄板状部材を螺旋状に巻回し
て形成した可撓性の螺旋管37が挿通されている。この
螺旋管37の内側には、照明光伝達用のライトガイドフ
ァイバ18、像伝達用のイメージガイドファイバ20等
が挿通されている。
【0022】さらに、前記樹脂等で形成した可撓管36
の外周は、金属細線等で編組された前記保護チューブ1
3により被覆されており、軟性部11を覆うこの保護チ
ューブ13は、例えば、編組密度を高くしたり、素線の
径を比較的太くしたり、厚さを大きくしたりして、耐久
性のあるものに形成され、前端が環状の固定部材38に
形成された肉薄2重管状の口金部に嵌合されて内側及び
外側から圧迫挾持され、接着剤等で固着されている。
の外周は、金属細線等で編組された前記保護チューブ1
3により被覆されており、軟性部11を覆うこの保護チ
ューブ13は、例えば、編組密度を高くしたり、素線の
径を比較的太くしたり、厚さを大きくしたりして、耐久
性のあるものに形成され、前端が環状の固定部材38に
形成された肉薄2重管状の口金部に嵌合されて内側及び
外側から圧迫挾持され、接着剤等で固着されている。
【0023】そして、前記接続部材34が前記固定部材
38に嵌合収容され、前記固定部材38前端側でビス3
9により固定され、挿入部4を工業用における管内等の
挿入経路に挿脱して使用し、軟性部11の保護チューブ
13が損傷した場合に取り替えることができるようにな
っている。
38に嵌合収容され、前記固定部材38前端側でビス3
9により固定され、挿入部4を工業用における管内等の
挿入経路に挿脱して使用し、軟性部11の保護チューブ
13が損傷した場合に取り替えることができるようにな
っている。
【0024】さらに、前記接続部材34の段部に、略環
状の連結部材40が嵌合収容されて、半田、銀ろう等で
固定されており、この連結部材40の前端内周が切欠か
れて肉薄の口金部が形成され、この肉薄の口金部に、湾
曲部10外周を被覆する保護チューブ12の後端部を内
管41及び外管42で圧迫挾持し、固定したものが嵌合
収容され、半田、銀ろう等で固定されている。
状の連結部材40が嵌合収容されて、半田、銀ろう等で
固定されており、この連結部材40の前端内周が切欠か
れて肉薄の口金部が形成され、この肉薄の口金部に、湾
曲部10外周を被覆する保護チューブ12の後端部を内
管41及び外管42で圧迫挾持し、固定したものが嵌合
収容され、半田、銀ろう等で固定されている。
【0025】かかる構成による内視鏡装置1では、挿入
部4を、例えば、この挿入部4の軟性部11外径より若
干大きい内径を有する管等の被検体に挿入していく際
に、湾曲部10の保護チューブ12の外径D1 が挿入部
本体としての軟性部11の保護チューブ13の外径D2
よりも小さいため、湾曲部10の保護チューブ12が管
内壁と接触してこすれる可能性が大幅に減少する。従っ
て、湾曲部10の保護チューブ12の破損を防止するこ
とができ、この保護チューブ12による湾曲部10の保
護機能を十分に発揮して湾曲部10の損傷を未然に回避
し、湾曲部10の耐久性ひいては内視鏡装置1全体の耐
久性向上を図ることができるのである。
部4を、例えば、この挿入部4の軟性部11外径より若
干大きい内径を有する管等の被検体に挿入していく際
に、湾曲部10の保護チューブ12の外径D1 が挿入部
本体としての軟性部11の保護チューブ13の外径D2
よりも小さいため、湾曲部10の保護チューブ12が管
内壁と接触してこすれる可能性が大幅に減少する。従っ
て、湾曲部10の保護チューブ12の破損を防止するこ
とができ、この保護チューブ12による湾曲部10の保
護機能を十分に発揮して湾曲部10の損傷を未然に回避
し、湾曲部10の耐久性ひいては内視鏡装置1全体の耐
久性向上を図ることができるのである。
【0026】[第2の実施の形態]図4〜図7は本発明
の第2の実施の形態に係わり、図4は内視鏡装置の挿入
部を被検体に固定した状態を示す説明図、図5は挿入部
先端側の斜視図、図6は砥石の取付け構造を示す部分断
面図、図7は砥石の取付けを示す説明図である。
の第2の実施の形態に係わり、図4は内視鏡装置の挿入
部を被検体に固定した状態を示す説明図、図5は挿入部
先端側の斜視図、図6は砥石の取付け構造を示す部分断
面図、図7は砥石の取付けを示す説明図である。
【0027】図4に示す内視鏡装置50は、先端に回転
処置部材を有する内視鏡51と、この内視鏡51に照明
光を供給する光源装置52と、前記回転処置部材の回転
駆動を制御するコントローラ53とから構成されてい
る。
処置部材を有する内視鏡51と、この内視鏡51に照明
光を供給する光源装置52と、前記回転処置部材の回転
駆動を制御するコントローラ53とから構成されてい
る。
【0028】前記内視鏡51は、挿入部54と、この挿
入部54の後端に連設され、前記挿入部54先端側を湾
曲操作するための操作ノブ55a等が配設された太径の
操作部55と、この操作部55の側方から延出され、前
記光源装置52に接続されるライトガイドコード56
と、前記操作部55後端に連設され、肉眼観察のための
接眼部57が設けられている接続部58と、この接続部
58に連設される回転駆動部59と、この回転駆動部5
9から延出され、前記コントローラ53に接続されるユ
ニバーサルコード60とから構成されている。
入部54の後端に連設され、前記挿入部54先端側を湾
曲操作するための操作ノブ55a等が配設された太径の
操作部55と、この操作部55の側方から延出され、前
記光源装置52に接続されるライトガイドコード56
と、前記操作部55後端に連設され、肉眼観察のための
接眼部57が設けられている接続部58と、この接続部
58に連設される回転駆動部59と、この回転駆動部5
9から延出され、前記コントローラ53に接続されるユ
ニバーサルコード60とから構成されている。
【0029】前記内視鏡51の挿入部54は、例えば砥
石61などの回転処置部材が装着される硬性の先端部6
2と、この先端部62を湾曲駆動する湾曲部63と、こ
の湾曲部63に連設された挿入部本体としての硬性で略
直線状の硬性部64とから構成されており、前記湾曲部
63には金属細線等からなる保護チューブ65が被覆さ
れ、この保護チューブ65の外径が前記硬性部64の外
径よりも小さくなっている。
石61などの回転処置部材が装着される硬性の先端部6
2と、この先端部62を湾曲駆動する湾曲部63と、こ
の湾曲部63に連設された挿入部本体としての硬性で略
直線状の硬性部64とから構成されており、前記湾曲部
63には金属細線等からなる保護チューブ65が被覆さ
れ、この保護チューブ65の外径が前記硬性部64の外
径よりも小さくなっている。
【0030】図5に示すように、前記先端部62前面に
は、照明光学系の出射窓66と対物光学系の入射窓67
と処置具挿通用チャンネル68とが配設されており、前
記砥石61の回転軸69が、前記処置具挿通用チャンネ
ル68内に挿通されたフレキシブルシャフト(図示せ
ず)を介して前記回転駆動部59に接続されている。
は、照明光学系の出射窓66と対物光学系の入射窓67
と処置具挿通用チャンネル68とが配設されており、前
記砥石61の回転軸69が、前記処置具挿通用チャンネ
ル68内に挿通されたフレキシブルシャフト(図示せ
ず)を介して前記回転駆動部59に接続されている。
【0031】また、図6に示すように、前記砥石61
は、前記回転軸69先端に形成された雄ねじが、前記フ
レキシブルシャフトに連設される接続部材70の雌ねじ
に螺合されるとともに、前記回転軸69の雄ねじ基部に
形成されたフランジ71に回転自在に係合する袋ナット
72の雌ねじが、前記接続部材70の雄ねじに螺合され
て取付けられている。この砥石61を前記フレキシブル
シャフトを介して前記回転駆動部59に連結するには、
図7に示すように、まず、前記回転軸69先端の雄ねじ
と前記接続部材70の雄ねじとを螺合し、次いで、前記
袋ナット72の雌ねじを前記接続部材70の雄ねじに螺
合する。
は、前記回転軸69先端に形成された雄ねじが、前記フ
レキシブルシャフトに連設される接続部材70の雌ねじ
に螺合されるとともに、前記回転軸69の雄ねじ基部に
形成されたフランジ71に回転自在に係合する袋ナット
72の雌ねじが、前記接続部材70の雄ねじに螺合され
て取付けられている。この砥石61を前記フレキシブル
シャフトを介して前記回転駆動部59に連結するには、
図7に示すように、まず、前記回転軸69先端の雄ねじ
と前記接続部材70の雄ねじとを螺合し、次いで、前記
袋ナット72の雌ねじを前記接続部材70の雄ねじに螺
合する。
【0032】この場合、前記袋ナット72の雌ねじ及び
前記接続部材70の雄ねじを右ねじとすると、前記回転
軸69先端の雄ねじ及び前記接続部材70の雌ねじは左
ねじに形成され、前記袋ナット72の雌ねじ及び前記接
続部材70の雄ねじを左ねじとすると、前記回転軸69
先端の雄ねじ及び前記接続部材70の雌ねじは右ねじに
形成されており、前記砥石61を時計方向、反時計方向
いずれの方向に回転させても前記接続部材70との連結
が外れず、前記砥石61の被検体内部への脱落を防止す
ることができる。
前記接続部材70の雄ねじを右ねじとすると、前記回転
軸69先端の雄ねじ及び前記接続部材70の雌ねじは左
ねじに形成され、前記袋ナット72の雌ねじ及び前記接
続部材70の雄ねじを左ねじとすると、前記回転軸69
先端の雄ねじ及び前記接続部材70の雌ねじは右ねじに
形成されており、前記砥石61を時計方向、反時計方向
いずれの方向に回転させても前記接続部材70との連結
が外れず、前記砥石61の被検体内部への脱落を防止す
ることができる。
【0033】尚、前記砥石61は、両端部に面取りがな
され、被処置部材の正常部位を傷付けるといった事態を
防止できるようになっている。また、面取りに代えて両
端部各コーナーに丸みを設けても良い。
され、被処置部材の正常部位を傷付けるといった事態を
防止できるようになっている。また、面取りに代えて両
端部各コーナーに丸みを設けても良い。
【0034】この第2の実施の形態においては、図4に
示すように、内視鏡51の挿入部54を被検体73内部
に挿入し、前記挿入部54の硬性部64を、被検体73
の外壁にビス74を介して固定された保持部材75にO
リング76などの弾性部材にて保持することにより、前
記内視鏡51を把持して固定しなくとも所望の位置で内
部観察及び砥石61による作業を行なうことができる。
示すように、内視鏡51の挿入部54を被検体73内部
に挿入し、前記挿入部54の硬性部64を、被検体73
の外壁にビス74を介して固定された保持部材75にO
リング76などの弾性部材にて保持することにより、前
記内視鏡51を把持して固定しなくとも所望の位置で内
部観察及び砥石61による作業を行なうことができる。
【0035】そして、前記挿入部54を被検体73内部
に挿入する際に、前記挿入部54の湾曲部63に被覆さ
れた保護チューブ65の外径が前記硬性部64の外径よ
りも小さいため、前記Oリング76による締付け力の影
響を、前記湾曲部63の保護チューブ65に対して実用
上無視できる程度に軽減することができる。従って、前
記保護チューブ65の破損を防止して湾曲部63を十分
に保護することができ、湾曲部63の耐久性向上を図る
ことができる。
に挿入する際に、前記挿入部54の湾曲部63に被覆さ
れた保護チューブ65の外径が前記硬性部64の外径よ
りも小さいため、前記Oリング76による締付け力の影
響を、前記湾曲部63の保護チューブ65に対して実用
上無視できる程度に軽減することができる。従って、前
記保護チューブ65の破損を防止して湾曲部63を十分
に保護することができ、湾曲部63の耐久性向上を図る
ことができる。
【0036】尚、前記保護チューブ65の外径を、前記
保持部材75に装着した状態での前記Oリング76の内
径よりも小さくすることにより、前記Oリング76によ
る締付け力の影響を完全になくすことができるが、実用
上、前記Oリング76による締付け力の影響を無視でき
る程度であれば、前記保護チューブ65の外径が前記保
持部材75に装着した状態での前記Oリング76の内径
より若干大きくても良い。
保持部材75に装着した状態での前記Oリング76の内
径よりも小さくすることにより、前記Oリング76によ
る締付け力の影響を完全になくすことができるが、実用
上、前記Oリング76による締付け力の影響を無視でき
る程度であれば、前記保護チューブ65の外径が前記保
持部材75に装着した状態での前記Oリング76の内径
より若干大きくても良い。
【0037】[第3の実施の形態]図8は本発明の第3
の実施の形態に係わり、湾曲付ガイドチューブ方式の内
視鏡装置をジェットエンジンに取付ける場合の様子を示
す説明図である。
の実施の形態に係わり、湾曲付ガイドチューブ方式の内
視鏡装置をジェットエンジンに取付ける場合の様子を示
す説明図である。
【0038】この第3の実施の形態における内視鏡装置
80は、内視鏡81と、この内視鏡81に装着される内
視鏡挿入補助具82と、前記内視鏡81にライトガイド
コード81aを介して接続される光源装置83とから構
成され、前記内視鏡挿入補助具82には内視鏡用保持装
置84が装着されている。
80は、内視鏡81と、この内視鏡81に装着される内
視鏡挿入補助具82と、前記内視鏡81にライトガイド
コード81aを介して接続される光源装置83とから構
成され、前記内視鏡挿入補助具82には内視鏡用保持装
置84が装着されている。
【0039】前記内視鏡挿入補助具82は、内視鏡装置
80の挿入部としての細長のガイドチューブ85と、こ
のガイドチューブ85の後端側に連設された太幅の(ガ
イドチューブ)操作部86と、この操作部86の後端側
に形成され、前記内視鏡81の操作部81bが装着され
る内視鏡装着部87と、この内視鏡装着部87と前記操
作部86との間に形成され、伸縮可能な伸縮部88とか
ら構成されている。
80の挿入部としての細長のガイドチューブ85と、こ
のガイドチューブ85の後端側に連設された太幅の(ガ
イドチューブ)操作部86と、この操作部86の後端側
に形成され、前記内視鏡81の操作部81bが装着され
る内視鏡装着部87と、この内視鏡装着部87と前記操
作部86との間に形成され、伸縮可能な伸縮部88とか
ら構成されている。
【0040】前記ガイドチューブ85は、挿入部本体と
しての軟性部89前端側に図示しない間接駒を多数縦列
接続して湾曲部90が形成されるとともに、この湾曲部
90外周に金属細線等からなる保護チューブ91が被覆
され、この保護チューブ91の外径が前記軟性部89の
外径よりも小さくなっている。尚、前記軟性部89の保
護チューブによる被覆の有無は、条件に応じ適宜選択さ
れる。
しての軟性部89前端側に図示しない間接駒を多数縦列
接続して湾曲部90が形成されるとともに、この湾曲部
90外周に金属細線等からなる保護チューブ91が被覆
され、この保護チューブ91の外径が前記軟性部89の
外径よりも小さくなっている。尚、前記軟性部89の保
護チューブによる被覆の有無は、条件に応じ適宜選択さ
れる。
【0041】そして、前記間接駒がガイドチューブ85
内を挿通されたワイヤにて前記操作部86内のワイヤを
索引弛緩する機構と接続され、前記操作部86に設けら
れた操作ノブ86aを回転することにより、前記湾曲部
90を上下あるいは左右方向に湾曲できるようになって
おり、前記ガイドチューブ85内を挿通され前記ガイド
チューブ85先端から突出された内視鏡挿入部の先端部
81c側を、前記ガイドチューブ85の湾曲動作、前記
伸縮部88の伸縮動作、及び、前記内視鏡81自体のの
挿入部の湾曲動作により、目標とする部位方向に導くこ
とができるようになっている。
内を挿通されたワイヤにて前記操作部86内のワイヤを
索引弛緩する機構と接続され、前記操作部86に設けら
れた操作ノブ86aを回転することにより、前記湾曲部
90を上下あるいは左右方向に湾曲できるようになって
おり、前記ガイドチューブ85内を挿通され前記ガイド
チューブ85先端から突出された内視鏡挿入部の先端部
81c側を、前記ガイドチューブ85の湾曲動作、前記
伸縮部88の伸縮動作、及び、前記内視鏡81自体のの
挿入部の湾曲動作により、目標とする部位方向に導くこ
とができるようになっている。
【0042】また、前記伸縮部88の外周に止め部材9
2が外嵌され、この止め部材92側面には前記内視鏡用
保持装置84の装着板93がねじ止めなどにより着脱自
在に取付けられている。前記内視鏡用保持装置84は、
前記装着板93から一対のアーム94,95の一方のア
ーム94が突設され、このアーム94の他端が屈曲自在
となる屈曲部96を経て他方のアーム95に連結されて
いる。この屈曲部96は両アーム94,95の角度を可
変できるようになっている。
2が外嵌され、この止め部材92側面には前記内視鏡用
保持装置84の装着板93がねじ止めなどにより着脱自
在に取付けられている。前記内視鏡用保持装置84は、
前記装着板93から一対のアーム94,95の一方のア
ーム94が突設され、このアーム94の他端が屈曲自在
となる屈曲部96を経て他方のアーム95に連結されて
いる。この屈曲部96は両アーム94,95の角度を可
変できるようになっている。
【0043】さらに、前記アーム95の他端には一対の
把持片97,97が取付けてあり、この把持片97,9
7は、後述する取付板98に突設した装着棒99を把持
する状態に固定することができ、この装着棒99を把持
することにより、前記内視鏡挿入補助具82及びこの内
視鏡挿入補助具82に装着した内視鏡81をがたつくこ
となく前記取付板98に固定できるようになっている。
把持片97,97が取付けてあり、この把持片97,9
7は、後述する取付板98に突設した装着棒99を把持
する状態に固定することができ、この装着棒99を把持
することにより、前記内視鏡挿入補助具82及びこの内
視鏡挿入補助具82に装着した内視鏡81をがたつくこ
となく前記取付板98に固定できるようになっている。
【0044】前記取付板98は、被検体としてのジェッ
トエンジン100の取付部101に密着させた状態で、
取付部101の各ねじ孔102に連通する孔103が設
けてあり、各固定用ねじ104によって前記取付板98
をジェットエンジン100の取付部101に固定できる
ようになっている。さらに、前記取付板98には、ジェ
ットエンジン100の取付部101に設けられている観
察用孔105に連通し、前記内視鏡挿入補助具82のガ
イドチューブ85を挿通して周囲に配設した弾性部材1
06により保持する挿通孔107が設けられている。
トエンジン100の取付部101に密着させた状態で、
取付部101の各ねじ孔102に連通する孔103が設
けてあり、各固定用ねじ104によって前記取付板98
をジェットエンジン100の取付部101に固定できる
ようになっている。さらに、前記取付板98には、ジェ
ットエンジン100の取付部101に設けられている観
察用孔105に連通し、前記内視鏡挿入補助具82のガ
イドチューブ85を挿通して周囲に配設した弾性部材1
06により保持する挿通孔107が設けられている。
【0045】この内視鏡装置80においては、ジェット
エンジン100の内部を検査する場合、ジェットエンジ
ン100側取付部101に、取付板98を密着して各固
定用ねじ104を螺着することにより前記取付板98を
前記取付部101に強固に固定し、前記取付板98の装
着棒99を、把持片97,97で把持して内視鏡用保持
装置84を保持する。
エンジン100の内部を検査する場合、ジェットエンジ
ン100側取付部101に、取付板98を密着して各固
定用ねじ104を螺着することにより前記取付板98を
前記取付部101に強固に固定し、前記取付板98の装
着棒99を、把持片97,97で把持して内視鏡用保持
装置84を保持する。
【0046】次いで、前記内視鏡用保持装置84のアー
ム94の端部の装着板93を内視鏡挿入補助具82の止
め部材92に装着し、前記取付板98の挿通孔107か
らジェットエンジン100側取付部101の観察用孔1
05に前記内視鏡挿入補助具82のガイドチューブ85
を挿入する。そして、前記内視鏡81の先端部81cを
ジェットエンジン100内部に導入し、前記ガイドチュ
ーブ85の軟性部89を弾性部材106によって保持す
ることにより、所望の部位の検査を行なうことができ
る。
ム94の端部の装着板93を内視鏡挿入補助具82の止
め部材92に装着し、前記取付板98の挿通孔107か
らジェットエンジン100側取付部101の観察用孔1
05に前記内視鏡挿入補助具82のガイドチューブ85
を挿入する。そして、前記内視鏡81の先端部81cを
ジェットエンジン100内部に導入し、前記ガイドチュ
ーブ85の軟性部89を弾性部材106によって保持す
ることにより、所望の部位の検査を行なうことができ
る。
【0047】この際、上述したように、内視鏡装置80
の挿入部としてのガイドチューブ85は、湾曲部90の
保護チューブ91の外径が挿入部本体としての軟性部8
9の外径よりも小さいため、弾性部材106によって軟
性部89を保持する際の前記保護チューブ91の破損を
防止することができ、湾曲部90の損傷を回避すること
ができる。
の挿入部としてのガイドチューブ85は、湾曲部90の
保護チューブ91の外径が挿入部本体としての軟性部8
9の外径よりも小さいため、弾性部材106によって軟
性部89を保持する際の前記保護チューブ91の破損を
防止することができ、湾曲部90の損傷を回避すること
ができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の工業用内視
鏡によれば、回転研削部材は少なくとも一方の端部に研
削を行わない非研削刃部を設けているので、回転研削部
材によりジェットエンジンのブレード等の被研削部位を
削る際に誤って端部を被研削部位以外の部位に接触させ
ても、被研削部位以外の部位を研削してしまうことを有
効に防止することができるという効果がある。
鏡によれば、回転研削部材は少なくとも一方の端部に研
削を行わない非研削刃部を設けているので、回転研削部
材によりジェットエンジンのブレード等の被研削部位を
削る際に誤って端部を被研削部位以外の部位に接触させ
ても、被研削部位以外の部位を研削してしまうことを有
効に防止することができるという効果がある。
【図1】内視鏡装置の全体図。
【図2】図1のA部詳細断面図。
【図3】図1のB部詳細断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係わり、内視鏡装
置の挿入部を被検体に固定した状態を示す説明図。
置の挿入部を被検体に固定した状態を示す説明図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係わり、挿入部先
端側の斜視図。
端側の斜視図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係わり、砥石の取
付け構造を示す部分断面図。
付け構造を示す部分断面図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係わり、砥石の取
付けを示す説明図。
付けを示す説明図。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係わり、湾曲付ガ
イドチューブ方式の内視鏡装置をジェットエンジンに取
付ける場合の様子を示す説明図。
イドチューブ方式の内視鏡装置をジェットエンジンに取
付ける場合の様子を示す説明図。
1…内視鏡装置 2…内視鏡 4…挿入部 10…湾曲部 11…軟性部 12…保護チューブ 51…内視鏡 61…砥石
Claims (1)
- 【請求項1】 細長の挿入部の先端部に軸部が回動自在
に支持され、軸部の先端に回転される表面に接触する部
位を研削する研削刃部を設けた回転研削部材を有する工
業用内視鏡において、 前記回転研削部材は少なくとも一方の端部に研削を行わ
ない非研削刃部を設けたことを特徴とする工業用内視
鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35797297A JPH10177141A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 工業用内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35797297A JPH10177141A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 工業用内視鏡 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3002110A Division JPH04235518A (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 内視鏡装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10177141A true JPH10177141A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18456900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35797297A Pending JPH10177141A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 工業用内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10177141A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2425764A (en) * | 2005-05-03 | 2006-11-08 | Surgical Innovations Ltd | Endoscope for inspecting turbines |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP35797297A patent/JPH10177141A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2425764A (en) * | 2005-05-03 | 2006-11-08 | Surgical Innovations Ltd | Endoscope for inspecting turbines |
GB2425764B (en) * | 2005-05-03 | 2007-08-22 | Surgical Innovations Ltd | Endoscope for inspecting turbines |
US8714038B2 (en) | 2005-05-03 | 2014-05-06 | Rolls Royce Plc | Instruments including tools |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991109 |