JP2985842B2 - ディジタル情報記録再生装置 - Google Patents

ディジタル情報記録再生装置

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JP2985842B2
JP2985842B2 JP9227724A JP22772497A JP2985842B2 JP 2985842 B2 JP2985842 B2 JP 2985842B2 JP 9227724 A JP9227724 A JP 9227724A JP 22772497 A JP22772497 A JP 22772497A JP 2985842 B2 JP2985842 B2 JP 2985842B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル信号記録
再生装置に係り、特に記録信号の数および再生信号の数
を可変にすることで、ディジタル信号記録再生装置の用
途を大幅に拡げるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル信号記録再生装置(デ
ィジタルVTR)としては、例えば、D2フォーマット
VTR等が知られていた。しかしかかる従来のディジタ
ルVTRでは、記録信号を複数にするような多重記録
や、複数信号の再生については一切述べられていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のディジタル
記録方式のVTRにおいては、高画質、ダビング劣化な
しという点が特徴であるが、記録信号の多重化に対する
配慮がなされていなかった。このため、例えば同時に配
信される複数の情報を記録するには、あるいは同時に複
数の情報を再生するには複数のVTRが必要となり、使
い勝手上不便が生じるという欠点があった。
【0004】本発明の目的は、希望する複数の情報を多
重記録することができ、また同時多重再生も可能なディ
ジタル信号記録再生装置を提供することで、ディジタル
VTRの利用範囲を拡げることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下のように
して達成される。時分割多重されたディジタル入力信号
から所望の信号を選択する手段と、選択された信号を所
定の記録信号処理する手段と、再生信号から所望の信号
を選択する手段と、選択された信号に所定の再生信号処
理する手段を備え、記録時は時分割多重されたディジタ
ル入力信号から所望の複数情報を選択して所定の記録信
号処理して、選択した情報を互いに識別可能な情報とと
もに記録し、再生時は所望の再生信号を選択する手段に
応じて所定の再生信号処理して出力することにより達成
される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を実施例によ
り説明する。
【0007】図1は、本発明によるディジタル信号記録
装置の一実施例を示すブロック図である。
【0008】図1において、1は複数のビデオ信号が時
分割多重されて入力される信号入力端子、2は入力信号
中から1または複数の記録信号を選択するための記録選
択信号入力端子、3は入力信号から記録信号を選択する
記録信号選択回路、4は記録信号をディジタル処理して
媒体に記録する記録信号処理回路、5、5’は磁気ヘッ
ド、6は回転ドラム、7は磁気テープ、8はドラム回転
およびテープ走行を制御するサーボ回路、9は多重記録
された信号から再生出力する信号を選択する再生信号選
択回路、10は再生信号をディジタル処理して出力する
再生信号処理回路、11は再生信号中から1または複数
の出力信号を選択するための再生選択信号入力端子、1
2は再生信号出力端子である。
【0009】信号入力端子1より入力された時分割多重
ビデオ信号は記録信号選択回路3に入る。記録信号選択
回路3には、記録選択信号入力端子2より記録選択信号
が入力され、記録信号の選択が行なわれる。たとえば、
図2のaに示すようにA,B,C,D,E,Fの6つの
ビデオ信号が時分割多重入力されており、そのうちA,
B,C,Dの4つを選択記録する場合には、記録信号選
択回路3の出力は図2のbに示すようになる。この記録
信号選択回路3の出力は記録信号処理回路4に入力さ
れ、誤り訂正符号の付加などの記録信号処理が行なわれ
る。
【0010】また、記録信号選択回路3では、入力時分
割多重ビデオ信号の多重数と伝送速度及び記録選択信号
による選択記録数に基づいて、速度制御信号を生成し、
記録信号処理回路4及びサーボ回路8に出力する。たと
えば入力時分割多重ビデオ信号の多重数が6で、そのそ
れぞれが1/6に時間軸圧縮されて伝送されており、そ
のうち4つを選択記録する場合には、速度制御信号とし
て4倍速の制御信号を生成する。また、入力時分割多重
ビデオ信号の多重数が6で、そのそれぞれが1/12に
時間軸圧縮されて伝送されており、そのうち4つを選択
記録する場合には、速度制御信号として8倍速の制御信
号を生成する。すなわち、多重数N、多重されたそれぞ
れの信号の圧縮率1/K、選択記録数Lの場合には、L
×K/N倍速の速度制御信号を生成する。
【0011】記録信号処理回路4は、この速度制御信号
により記録信号選択回路3からの信号を処理する動作速
度が変化し、たとえば4倍速の速度制御信号の場合に
は、通常速度の4倍の速度で信号処理を行い、記録信号
を回転ドラム6に取り付けられた磁気ヘッド5、5’に
供給する。
【0012】ここで、たとえば入力時分割多重ビデオ信
号の多重数が6で、そのそれぞれが1/6に時間軸圧縮
されて伝送されており、そのうち4つを選択記録するた
めに4倍速の速度制御信号となっている場合には、記録
信号処理回路4への入力信号は通常速度の1つのビデオ
信号の4倍の速度の信号となっている。この4倍の速度
で入力される信号を4倍の速度で処理し、磁気ヘッド
5、5’に供給すると、選択した4つの信号がすべて記
録できる。
【0013】また、記録信号選択回路3の構成を、選択
記録する各信号がテープ上での1トラック分毎に順次切
り替わるようにしておけば、記録信号処理回路4は1ト
ラック分毎に完結した処理を行うことにより、記録信号
の選択数および処理速度にたいして互換性を保つことが
できる。
【0014】以下このようにトラック毎に各ビデオ信号
が完結して記録される場合について述べるが、もちろん
それ以外の記録方式、たとえば画素毎やライン毎あるい
はフィールド毎に各信号を切り替え記録するような場合
にも、本発明を適用できることをあらかじめ断ってお
く。
【0015】一方、サーボ回路8は、この4倍速の速度
制御信号によって回転ドラム6の回転速度を通常速度の
4倍となるように制御するとともに、磁気テープ7の走
行速度も通常速度の4倍となるように制御する。これに
より、磁気テープ7上には図3に示すようにA,B,
C,Dの4つの信号がトラック毎に交互に記録される。
【0016】ここで、各トラック毎、すなわち図3に示
したA,B,C,D各記録情報毎にID信号として記録
信号の選択多重数やその識別符号や番号(たとえばA,
B,C,Dあるいは0,1,2,3など)を記録してお
けば、再生時の制御に都合がよい。
【0017】なお、上記の例では時分割多重された信号
の記録について述べたが、本発明は入力ビデオ信号の信
号多重数が1の場合すなわち入力ビデオ信号が1つのみ
で多重されていない場合にでも適用できることは言うま
でもない。その場合には記録信号処理回路4やサーボ回
路8は入力ビデオ信号の伝送速度に比例した速度で動作
するので、たとえば高速ダビングなどに効果を発揮す
る。もちろん、多重された信号を高速記録することもで
きることは、上記動作から明らかである。
【0018】そして再生時には、回転ドラム6に取り付
けられた磁気ヘッド5、5’により磁気テープ7上より
再生された信号は再生信号選択回路9に入力される。再
生信号選択回路9では、たとえば再生信号中に含まれる
ID信号から記録信号の多重数等を検出するなどして速
度制御信号を生成し、サーボ回路8にこの速度制御信号
をおくる。
【0019】速度制御信号は、記録信号の多重数が4の
場合には通常再生速度の4倍速を示す信号、6の場合に
は6倍速を示す信号というようになる。そして、4倍速
の場合にはサーボ回路8は、この4倍速の速度制御信号
によって回転ドラム6の回転速度を通常速度の4倍とな
るように制御するとともに、磁気テープ7の走行速度も
通常速度の4倍となるように制御する。
【0020】これにより、記録信号の選択多重数にかか
わらず、テープ上の記録された信号がすべてトレースで
きる。もしID信号として記録信号の多重数を示す信号
を持たないシステムでは、この速度制御信号は手動で設
定するようにする方式なども考えられる。また、テープ
上での記録信号多重数を固定したシステムも考えられ、
その場合にはこの速度制御信号は固定値となる。さら
に、再生信号選択回路9では、再生選択信号入力端子1
1から入力される再生選択信号により、磁気ヘッド5、
5’により再生される多重記録信号から所望の再生信号
を選択し再生信号処理回路10に出力するとともに、選
択した数を示す信号をも同じく再生信号処理回路10に
出力する。
【0021】この再生信号選択回路9の構成例を示した
のが図4のブロック図である。図4において、901は
再生信号入力端子、902はメモリ、903はメモリ制
御回路、904は選択信号入力端子、905は再生信号
出力端子、906は選択数信号出力端子、907は記録
信号の多重数等を検出するID検出回路、908は速度
制御信号出力端子である。
【0022】図1の磁気ヘッド5、5’により再生され
た信号が図5のaに示すようにA,B,C,Dの4つの
信号が多重記録されたものであり、再生選択信号入力端
子11から入力される再生選択信号がそのうちA,Cの
2つを選択再生するものである場合を例にとって説明す
る。
【0023】図4の再生信号入力端子901より入力さ
れた図5のaに示すような信号は、メモリ制御回路90
3とID検出回路907に入力される。ID検出回路9
07では、再生信号中に含まれるID信号より記録多重
数等を示す信号を検出し、これより速度制御信号を生成
しメモリ制御回路903に入力するとともに速度制御信
号出力端子908より出力する。この例では、速度制御
信号は通常再生速度の4倍速を示す信号となる。
【0024】メモリ制御回路903では、入力された再
生信号をID検出回路907からの速度制御信号により
適切な処理速度を設定して、A,B,C,Dの各信号毎
に所定のアドレスとなるようにメモリ902に遂次書き
込む。ここで、速度制御信号によって設定されるメモリ
制御回路903の処理速度は、速度制御信号が4倍速を
示す場合には通常再生時の処理速度の4倍となると言う
具合に、テープ7から再生される信号の記録多重数に比
例したものとなるようにしてある。
【0025】したがってテープ7から再生された信号
は、すべてメモリ902に書き込まれる。選択信号入力
端子904からA,Cの2つの信号を選択再生する選択
信号がメモリ制御回路903に入力されていると、メモ
リ制御回路903は選択数信号出力端子906に“選択
数=2”という信号を出力するとともに、メモリ902
に対してA,Cの各信号に対する所定の読み出しアドレ
スを発生するとともに通常再生時の読み出し速度の2倍
速でメモリ902からA,Cの信号を図5のbに示すよ
うに交互に読み出し、再生信号出力端子905より出力
する。
【0026】この選択数信号と再生信号は図1の再生信
号処理回路10に入力され、再生信号処理回路10は選
択数信号に応じた処理速度で入力された再生信号の符号
誤り訂正処理や画像信号処理を行い、出力端子12より
出力する。本例のように“選択数=2”の場合には、こ
れらの信号処理速度は通常速度の2倍となり、図5のb
のA,Cの各信号毎に各種の処理を行い、たとえばフィ
ールド毎に交互にAとCの信号を出力する。もちろん、
選択信号入力端子11からの再生選択信号が、たとえば
Cの信号のみを選択するものである場合は、再生信号処
理回路10の信号処理は通常速度で行なわれ、その出力
信号はCの信号が通常速度で再生されたものとなる。
【0027】以上のように、本発明においては、複数の
多重されたビデオ信号から任意の数の信号を選択して同
時記録し、さらにその中から任意の数の信号を同時に再
生することができる。
【0028】また、再生信号の選択数を複数として同時
に再生する場合には、上記したように時分割多重のまま
で出力する場合のほかに、特にアナログ出力の場合に
は、同時にその複数の再生信号を別々の出力端子から並
行して出力する構成も考えられる。
【0029】そのような再生信号処理回路10の構成例
を図6に示す。
【0030】図6は複数信号同時出力機能をもたせた再
生信号処理回路10のブロック図であり、1001は再
生信号入力端子、1002は選択数信号入力端子、10
03は信号処理回路、1004は制御回路、1005,
1005’,1005’’,1005’’’は出力信号
処理回路、1006,1006’,1006’’,10
06’’’は出力端子である。
【0031】図6に示した例では4つの同時出力を持っ
ているが、もちろんその数はいくつであってもさしつか
えない。また、同時出力回路の数と再生信号選択数も、
必ずしも一致している必要はない。ここでは、簡単のた
めに再生信号の選択数がここまでの例で述べてきたと同
じく2である場合について説明する。
【0032】信号処理回路1003には再生信号入力端
子1001を介して、図5のbに示すような2つの信号
が多重されたものが入力される。また、選択数信号入力
端子1002からは選択数信号として“選択数=2”と
いう信号が入力され、信号処理回路1003および制御
回路1004に入る。
【0033】信号処理回路1003では、この“選択数
=2”という信号に応じて再生信号入力端子1001か
らの信号を、通常の1つの信号を処理する速度の2倍の
処理速度で誤り訂正その他の処理を行う。もちろん、
“選択数=n”の場合には、その処理速度は通常速度の
n倍となるように信号処理のクロックを切り替える。
【0034】こうして、信号処理回路1003の出力は
たとえば図7のaに示すように、1フィールド毎にAと
Cの2つの信号が交互に出るようになり、出力回路10
05,1005’,1005’’,1005’’’に同
時に入力される。
【0035】制御回路1004では、選択数信号に応じ
て、出力回路1005,1005’,1005’’,1
005’’’の動作を制御する制御信号と信号選択数に
比例した速度のクロックが生成され、それぞれの出力回
路に送られる。本例のようにAとCの2つの信号が選択
されている場合には、制御回路1004からの制御信号
は出力回路1005へは図7のbに示すように信号Aを
選択するタイミングで、また出力回路1005’へは同
じく図7のcに示すように信号Cを選択するタイミング
でそれぞれ送られる。また、クロックは1つの信号のみ
を出力処理する場合の2倍の周波数のクロックとなる。
【0036】各出力回路1005,1005’,100
5’’,1005’’’は、それぞれ制御回路1004
からの制御信号により選択された信号のみを処理して並
行してそれぞれの出力端子1006,1006’,10
06’’,1006’’’からそれぞれ通常再生速度で
出力する。
【0037】次に、図6の出力回路1005,100
5’,1005’’,1005’’’の動作を、図8に
よりもう少し詳しく説明する。図8は図6の出力回路1
005,1005’,1005’’,1005’’’の
構成例を示すブロック図である。図8において、101
0は入力処理クロック入力端子、1011は入力端子、
1012は制御信号入力端子、1013はメモリ制御回
路、1014はメモリ、1015は出力信号処理回路、
1016は出力端子である。
【0038】図8の入力処理クロック入力端子1010
には上記したように入力信号の数に比例したクロックが
入力され、ここでは1つの信号のみを処理するのに必要
なクロックの2倍の周波数のクロックとなる。入力端子
1011にも上記したように、図7のaまたは図9のa
に示すようなA,C2つの信号が交互に入力される。ま
た、同様に制御信号入力端子1012には図7のb,
c,d,eに示すような制御信号が入力される。
【0039】入力されたクロック、信号および制御信号
はメモリ制御回路1013に入力され、メモリ制御回路
1013では制御信号により選択された入力信号のみ
を、入力されたクロックを用いてメモリ1014に書き
込む。本例では制御信号が“High”レベルの時の信
号を選択して2倍の速度の入力クロックでメモリ101
4に書き込む。
【0040】したがって、制御信号が図7のbに示すよ
うな場合は入力信号中のAの信号が、また制御信号が図
7のcに示すような場合は入力信号中のCの信号がメモ
リ1014に書き込まれる。制御信号が図7のd,eに
示すようにどの入力信号も選択していない場合には入力
信号はメモリ1014には書き込まれない。一方、メモ
リ制御回路1013は上記したようなメモリ1014へ
の書き込み制御と並行してメモリ1014からの読み出
し制御を行う。
【0041】このメモリ1014からの読み出しは出力
信号処理回路1015からの出力信号処理クロックによ
り行われ、再生信号の選択数やそれによる制御信号に関
わらず一定の速度で行われる。その結果メモリ1014
から読み出され、メモリ制御回路1013から出力信号
処理回路1015に送られる再生信号は、図9のbまた
はcに示すように1つの信号が選択され通常の再生速度
となる。
【0042】したがって制御信号が図7のbに示すよう
に信号Aを選択している場合には図9のcに示すような
信号が、また制御信号が図7のcに示すように信号Cを
選択している場合には図9のbに示すような信号が出力
信号処理回路1015に送られ、画像信号として出力す
るのに必要な各種の処理が行われて出力端子1016か
ら出力される。
【0043】ところで、制御信号が図7のdやeに示す
ようにどの信号も選択していない場合には、出力信号を
出すこと自体が無意味であるので、メモリ1014の読
み書きや出力信号処理回路1015からの出力のいずれ
かあるいはすべてを停止するようにメモリ制御回路10
13や出力信号処理回路1015を構成することもでき
る。それにはたとえばメモリ制御回路1013で制御信
号に“High”がないことを検出して、メモリ101
4の書き込み読み出しあるいは出力信号処理回路への出
力のいずれかあるいは全てまたは一部を停止すれば良
い。
【0044】また、出力信号処理回路1015でも制御
信号を入力して検出し、信号選択がなければ出力を停止
するようにしたり、またメモリ制御回路1013からの
信号がなければ出力を停止するように構成できる。
【0045】上記した例では、再生信号は通常のビデオ
信号の再生速度で出力されるが、例えば再生信号を他の
システムにアナログあるいはディジタル信号で高速伝送
したり、あるいは本発明の機能の一つである高速ダビン
グを行うために、再生信号の伝送速度を通常のビデオ信
号の再生速度よりも高速にすることもできる。
【0046】その場合は再生系の基本動作速度を通常再
生速度より速くなるように設定しておき、サーボ回路8
や再生信号選択回路9、再生信号処理回路10の動作速
度はこの基本動作速度を基準として記録信号多重数や再
生信号選択数によりその動作速度等が変更されるように
することにより実現できる。
【0047】さらに、再生信号の伝送速度を可変にし、
接続する再生信号の伝送路あるいは再生信号を記録する
相手のレコーダの性能や機能に適した再生信号の速度が
選択できるようにすると効果が大きい。
【0048】以下、別の実施例を用いてその機能の説明
を行う。
【0049】図10は再生信号の出力伝送速度を可変に
する機能をもたせた本発明の実施例を示すブロック図で
ある。図10において、9’は再生信号選択回路、1
0’は再生信号処理回路、13は出力信号速度設定入力
端子である。
【0050】図10の実施例において、記録系の動作は
図1の実施例と同様なので説明を省略する。再生時に
は、回転ドラム6に取り付けられた磁気ヘッド5,5’
により磁気テープ7上より再生された信号は再生信号選
択回路9’に入力される。再生信号選択回路9’には、
図1の実施例と同様に再生選択信号入力端子11から再
生選択信号が入力されるとともに、出力信号速度設定入
力端子13からは出力信号速度設定信号が入力される。
ここでは簡単のために出力信号の速度は通常再生速度の
整数倍に設定されるものとし、したがって出力信号速度
設定信号は整数値をとるものとするが、もちろん整数値
以外をとるようにも構成できる。
【0051】再生信号選択回路9’では、図1の実施例
と同様にたとえば再生信号中に含まれるID信号から記
録信号の多重数等を検出するなどして得た記録多重数を
示す値に出力信号速度設定入力端子13から入力された
出力信号速度設定信号の値を乗じて速度制御信号を生成
し、サーボ回路8にこの速度制御信号をおくる。
【0052】速度制御信号は、たとえば記録信号の多重
数が4で出力信号速度が通常速度の2倍速の場合には4
×2で通常再生速度の8倍速を示す信号になる。ただし
ここでの出力信号速度は1つの出力信号あたりの信号速
度を示しているので、4つの多重信号のうち1つを選択
して2倍速で出力する場合も、4つとも並行してそれぞ
れ2倍速で出力する場合も、さらに、4つの2倍速の信
号を時分割多重して1つの端子から出力する(この場合
は伝送路の伝送速度という見方をすれば8倍速と言え
る)場合も同じ2倍速という表現になっている。
【0053】そして、速度制御信号が8倍速の場合には
サーボ回路8は、この8倍速の速度制御信号によって回
転ドラム6の回転速度を通常速度の8倍となるように制
御するとともに、磁気テープ7の走行速度も通常速度の
8倍となるように制御する。これにより、記録信号の選
択多重数にかかわらず、テープ上に記録された信号が出
力信号速度の設定がどのような値をとってもすべてトレ
ースできる。
【0054】そして再生信号選択回路9’では、再生選
択信号入力端子11から入力される再生選択信号によ
り、磁気ヘッド5、5’により再生される多重記録信号
から所望の再生信号を選択し、出力信号速度設定信号の
値および再生選択数に対応した速度たとえば出力信号速
度が2倍速で再生選択数が4の場合は2×4で1つの信
号を通常再生する場合の8倍の速度で再生信号処理回路
10’に出力するとともに、選択した数を示す信号すな
わち選択数信号をも同じく再生信号処理回路10’に出
力する。
【0055】再生信号処理回路10’には、出力信号速
度設定入力端子13から入力された出力信号速度設定信
号が入力されており、再生信号選択回路9’から入力さ
れた選択数信号と再生信号は図1の実施例の再生信号処
理回路10に比べて出力信号速度の設定値倍の速度で同
様の処理を行う。つまり、再生信号処理回路10’は選
択数信号と出力信号速度設定値に応じた処理速度で入力
された再生信号の符号誤り訂正処理や画像信号処理を行
い、出力端子12より出力する。
【0056】再生信号選択回路9’および再生信号処理
回路10’の構成は、図1の実施例の再生信号選択回路
9および再生信号処理回路10に出力信号速度設定信号
による制御機能を追加し、まったく同じ動作をその動作
速度の出力信号速度の設定値倍で行うものであるので、
詳しい説明は省略する。
【0057】以上のように、本発明においては、複数の
多重されたビデオ信号から任意の数の信号を選択して同
時記録し、さらにその中から任意の数の信号を任意の速
度で再生することができる。また、再生信号の選択数を
複数として同時に時分割多重で出力したり、同時にその
複数の再生信号を別々の出力端子から並行して出力する
場合にも、出力信号の伝送速度を任意に設定することが
できる。
【0058】以上、本発明をヘリカルスキャン方式のデ
ィジタル記録VTRに適用した場合について説明した
が、もちろん固定ヘッド方式のものに適応しても同様の
効果を得ることができる。その場合はヘリカルスキャン
方式の場合と比べて時分割多重記録する信号の分割単位
の設定に自由度がありシステムの構築に便利である。ま
た、VTR以外の記録再生機への適応や、ディジタル信
号処理アナログ記録のシステムへの適応も可能であるこ
とは言うまでもない。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、複数の信号が多重され
た入力信号から任意の複数信号を選択して記録すること
ができ、再生時は任意の複数信号を選択して同時多重再
生も可能である。例えば、同時に放送される番組を両方
とも記録し、後で再生するような使い方などディジタル
VTRの利用範囲を拡げる効果がある。
【0060】なお、本発明は以上説明したように入力信
号が時分割多重されている場合だけではなく、同時に並
行して複数の信号が入力される場合にも適用できる。そ
の場合には、記録信号選択回路3の構成をパラレル入力
方式に改めればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示した実施例の記録動作を説明するため
の信号波形図である。
【図3】記録媒体上の記録パターンの一例を示す図であ
る。
【図4】図1に示した実施例の回路構成を詳述するため
の一ブロック図である。
【図5】図1に示した実施例の再生動作を説明するため
の信号波形図である。
【図6】図1に示した実施例の回路構成を詳述するため
の一ブロック図である。
【図7】図1に示した実施例の再生動作を説明するため
の信号波形図である。
【図8】図6に示したブロック図の回路構成をさらに詳
述するためのブロック図である。
【図9】図1に示した実施例の再生動作を説明するため
の信号波形図である。
【図10】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
3…記録信号選択回路、 4…記録信号処理回路、 8、8’…サーボ回路、 9、9’…再生信号選択回路、 10、10’…再生信号処理回路、 902…メモリ、 903…メモリ制御回路、 907…ID検出回路、 1003…信号処理回路、 1004…制御回路、 1005、1005’、1005’’、1005’’’
…出力回路、 1013…メモリ制御回路、 1014…メモリ、 1015…出力信号処理回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細川 恭一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 綿谷 由純 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭64−54982(JP,A) 特開 昭63−50281(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/91 - 5/956 G11B 20/12 103

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一伝送路上に時分割多重して伝送される
    複数種類のディジタル情報を記録媒体上に記録再生する
    ディジタル情報記録再生装置において、多重された入力
    信号中から希望する1または複数のディジタル情報を選
    択する第一の選択手段と、伝送路の伝送速度と情報多重
    数および上記第一の選択手段の選択結果に応じて、入力
    信号を所定の記録信号処理する記録信号処理手段と、前
    記記録信号処理手段で処理した信号を記録媒体上に記録
    する記録手段と、記録媒体上から信号を再生する再生手
    段と、前記再生手段で再生された情報から希望する1ま
    たは複数の情報を選択する第二の選択手段と、前記第二
    の選択手段の選択結果に応じて、所定の再生信号処理を
    行う再生信号処理手段と、前記再生信号処理手段で処理
    した信号を出力する出力手段と、を有し、記録時は多重
    された入力信号から希望する1または複数のディジタル
    情報を選択し、所定の記録信号処理して記録媒体上に記
    録し、再生時は記録時の選択数に依らず希望する1また
    は記録されているディジタル情報数以下の複数の再生情
    報数を選択し、前記再生情報数の選択に応じて所定の再
    生信号信号処理して出力することを特徴とするディジタ
    ル情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】前記記録信号処理手段は、少なくとも前記
    第一の選択手段の選択結果に応じて選択された1または
    複数の情報を互いに識別する情報を生成し、前記第一の
    選択手段の選択結果に応じて選択された1または複数の
    情報とともに、前記記録手段で記録媒体上に記録するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のディジタル情報記録再
    生装置。
  3. 【請求項3】前記再生信号処理手段は、前記第二の選択
    手段により選択された複数の再生信号を、記録時に付加
    した前記識別する情報により識別して所定の再生信号処
    理することを特徴とする請求項1に記載のディジタル情
    報記録再生装置。
  4. 【請求項4】前記出力手段は、上記第二の選択手段によ
    り選択された複数の再生信号をそれぞれ同時に並行して
    出力する複数の出力手段を備えてなることを特徴とする
    請求項1に記載のディジタル情報記録再生装置。
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