JP3565433B2 - ビデオテープレコーダ - Google Patents

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【0001】
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
産業上の利用分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段(図1)
作用(図1)
実施例
(1)記録系(図1〜図5)
(2)再生系(図1)
(3)つなぎ撮り録画(図1、図6〜図10)
(4)実施例の効果
(5)他の実施例
発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明はビデオテープレコーダに関し、特にビデオ信号をデイジタル信号に変換して記録再生するビデオテープレコーダに適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、ビデオテープレコーダにおいては、ビデオ信号をデイジタル信号(以下デイジタルビデオ信号と呼ぶ)に変換して記録再生するようになされたものがある。
【0004】
すなわちデイジタルビデオ信号においては、信号処理を繰り返しても画質劣化を未然に防止し得ることにより、誤り訂正処理等を組み合わせて使用して何度ダビングを繰り返しても再生画像の画質劣化を未然に防止することができる。
【0005】
この反面、デイジタルビデオ信号を記録する場合、アナログ信号の形式でビデオ信号を記録する場合に比して情報量が多くなる。このためこの種のビデオテープレコーダにおいては、セグメント記録の手法を適用してデイジタルビデオ信号を記録する。
【0006】
ここでセグメント記録は、1フイールド分のデイジタルビデオ信号を複数の記録トラツクに割り当てて記録する記録方式で、記録トラツク当たりの情報量の増加を未然に防止するために適用される。このセグメント記録のため、この種のビデオテープレコーダにおいては、複数の磁気ヘツドがほぼ同時に記録トラツクを走査するように回転ドラムを構成し、これにより1フールド分のデイジタルビデオ信号を回転ドラムが半回転又は1回転する周期で記録するようになされている。
【0007】
このように回転ドラムが半回転又は1回転する周期で1フールド分のデイジタルビデオ信号を記録すれば、セグメント記録する場合でも、回転ドラムの回転に同期して動作モードを再生モードから記録モードに切り換えることにより、スムーズにつなぎ撮り録画することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところがこの方法の場合、回転ドラムに搭載する磁気ヘツドの数が増大し、その分回転ドラムの構成が煩雑になる欠点がある。
【0009】
この問題を解決する1つの方法として回転ドラムの回転速度を増加し、これにより1フイールドの期間の間で、同一の磁気ヘツドを用いて繰り返し記録トラツクを形成する方法が考えられる。
【0010】
ところがこの方法の場合、従来のように回転ドラムの回転に同期して動作モードを切り換えたのでは、セグメントの途中で動作モードが切り換わる場合もあり、この場合スムーズにつなぎ撮り録画することが困難になる。
【0011】
さらにこのようにセグメント記録する場合において、標準テレビジョンジヨン方式の映像信号と高品位テレビジョンジヨン方式の映像信号とを記録し得るようにすると、セグメント記録する記録トラツクの数を標準テレビジョンジヨン方式の映像信号と高品位テレビジョンジヨン方式の映像信号とで切り換える必要がある。この場合も回転ドラムの回転に同期して動作モードを切り換えたのでは、標準テレビジョンジヨン方式の映像信号と高品位テレビジョンジヨン方式の映像信号との間で、ズムーズにつなぎ撮り録画することが困難になる。
【0012】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、セグメント記録する場合において、スムーズにつなぎ撮り録画することができるビデオテープレコーダを提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため第1の発明においては、映像信号SVを所定の信号処理単位でデイジタル信号処理して記録信号SRECを生成することにより、磁気テープT上に順次斜めに形成した記録トラツクTA、TB、……に映像信号SVをセグメント記録するビデオテープレコーダ1において、映像信号SVを記録する際に、信号処理単位で切り換わる識別データIDを付して映像信号SVを記録し、映像信号SVの記録開始時、磁気テープTを所定距離だけ巻き戻した後、再生モードに切り換わり、記録トラツクTA、TB、……から再生される識別データIDに基づいて、信号処理単位の切れ目を検出し、信号処理単位の切れ目で再生モードから記録モードに切り換わる。
【0014】
さらに第2の発明においては、標準テレビジョンジヨン方式及び高品位テレビジョンジヨン方式の映像信号SVを、それぞれ所定の信号処理単位でデイジタル信号処理して記録信号SRECを生成することにより、磁気テープT上に順次斜めに形成した記録トラツクTA、TB、……に標準テレビジョンジヨン方式及び高品位テレビジョンジヨン方式の映像信号SVをセグメント記録するビデオテープレコーダ1において、標準テレビジョンジヨン方式の映像信号SV及び高品位テレビジョンジヨン方式の映像信号SVを記録する際に、信号処理単位で切り換わる第1の識別データIDと、標準テレビジョンジヨン方式の映像信号SV及び高品位テレビジョンジヨン方式の映像信号SVを識別する第2の識別データIDを付して映像信号SVを記録し、標準テレビジョンジヨン方式の映像信号SV及び高品位テレビジョンジヨン方式の映像信号SVの記録開始時、磁気テープTを所定距離だけ巻き戻した後、再生モードに切り換わり、記録トラツクTA、TB、……から再生される第1及び第2の識別データIDに基づいて、信号処理単位の切れ目を検出し、信号処理単位の切れ目で上記再生モードから記録モードに切り換わる。
【0015】
さらに第3の発明においては、記録モードに応じて異なる所定の信号処理単位で、映像信号SVをデイジタル信号処理して記録信号SRECを生成することにより、磁気テープT上に順次斜めに形成した記録トラツクTA、TB、……に映像信号SVをセグメント記録するビデオテープレコーダ1において、映像信号SVを記録する際に、信号処理単位で切り換わる第1の識別データIDと、記録モードを識別する第3の識別データIDを付して映像信号SVを記録し、映像信号SVの記録開始時、磁気テープTを所定距離だけ巻き戻した後、再生モードに切り換わり、記録トラツクTA、TB、……から再生される第1及び第3の識別データIDに基づいて、信号処理単位の切れ目を検出し、信号処理単位の切れ目で上記再生モードから記録モードに切り換わる。
【0016】
【作用】
信号処理単位で切り換わる識別データIDに基づいて再生モードから記録モードに切り換わるようにすれば、確実に信号処理単位の切れ目で録画を開始し得、これによりスムーズにつなぎ撮り録画することができる。
【0017】
このとき標準テレビジョンジヨン方式の映像信号SV及び高品位テレビジョンジヨン方式の映像信号SVを識別する第2の識別データIDを併せて基準にすれば、標準テレビジョンジヨン方式の映像信号SV及び高品位テレビジョンジヨン方式の映像信号SVをスムーズにつなぎ撮り録画することができ、さらに記録モードを識別する第3の識別データIDを基準にすれば、記録モードが異なる場合でもスムーズにつなぎ撮り録画することができる。
【0018】
【実施例】
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0019】
(1)記録系
図1において、1は全体としてビデオテープレコーダを示し、セグメント記録の手法を適用してデイジタルビデオ信号を記録再生する。
【0020】
このためビデオテープレコーダ1においては、記録信号生成回路2でビデオ信号SVを記録信号SRECに変換した後、この記録信号SRECを増幅回路4、選択回路6を介して磁気ヘツド7A〜7Dに出力する。このとき記録信号生成回路2は、ビデオ信号SVの種類及び記録モードに応じて信号処理の単位(以下信号処理単位と呼ぶ)を切り換え、これにより必要に応じて効率良くデイジタルビデオ信号を記録し得るようになされている。
【0021】
すなわち記録信号生成回路2は、標準記録モードで標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を記録する場合、信号処理単位をビデオ信号SVのフイールド単位に設定する。これにより記録信号生成回路2は、標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号SVをデイジタル信号に変換した後、フイールド単位でデータ圧縮処理、シヤフリング処理する。
【0022】
さらに記録信号生成回路2は、シヤフリング処理した1フイールド分のデイジタル信号を5つのブロツク(以下シンクブロツクと呼ぶ)に分割し、図2に示すように各シンクブロツクを各記録トラツクTA、TB、……に割り当てて出力し(図2(A)及び(B))、このとき各シンクブロツクに誤り訂正符号Pを付加して出力する(図2(C))。さらに記録信号生成回路2は、各シンクブロツクの先頭にシンクパターンを付加した後、続いて所定の識別データIDを付加して出力する。
【0023】
ここでビデオテープレコーダ1においては、正及び負のアジマス角の2組の磁気ヘツド7A〜7Dを 180度の角間隔で回転ドラムD上に配置し、標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録する場合、このうちの 180度の角間隔で配置した1組の磁気ヘツド7A、7Bを選択的に使用して記録トラツクを形成する。すなわちビデオテープレコーダ1においては、この1組の磁気ヘツド7A、7Bがそれぞれ磁気テープTを走査するタイミングで、この磁気ヘツド7A、7Bに記録信号SRECを出力する。
【0024】
これにより図3に示すように、ビデオテープレコーダ1においては、標準記録モードで標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を記録する場合、1フイールド分のビデオ信号をシンクブロツク毎に5トラツクに割り当ててセグメント記録する(この場合1フレーム分のビデオ信号を10トラツクに割り当てることになる)(図3(A)及び(B))。
【0025】
これに対して標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を長時間記録モードで記録する場合、記録信号生成回路2は、信号処理単位をフレーム単位に切り換える。すなわちデータ圧縮処理においては、フイールド単位で処理する場合に比してフレーム単位で処理する場合の方が、全体として効率良くデータ圧縮することができる。
【0026】
このため記録信号生成回路2においては、フレーム単位でデータ圧縮処理してシヤフリング処理し、続いてシンクブロツクを形成する。
【0027】
このとき記録信号生成回路2は、1フレーム分のデイジタル信号を5つのシンクブロツクに分割してシンクパターン、識別データID、パリテイ符号Pを付加し、これに対してビデオテープレコーダ1は、標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録する場合に比して磁気テープの走行速度を1/2に立ち下げる。
【0028】
さらにビデオテープレコーダ1においては、2組の磁気ヘツド7A〜7Dのうち 180度の角間隔で配置した1組の磁気ヘツド7A、7Bを選択的に使用して記録トラツクを形成する。これにより図4に示すように、ビデオテープレコーダ1においては、標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を長時間記録モードで記録する場合、1フレーム分のビデオ信号をシンクブロツク毎に、5トラツクに割り当てて記録する。
【0029】
これに対して高品位テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録する場合、記録信号生成回路2においては、信号処理単位をビデオ信号SVのフイールド単位に切り換え、1フイールド単位でデータ圧縮及びシヤフリングする。さらに記録信号生成回路2は、この1フイールド単位のデータを10のシンクブロツクに分割し、シンクパターン、識別データID、パリテイ符号Pを付加する。
【0030】
さらにビデオテープレコーダ1は、高品位テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録する場合、標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準モードで記録する場合に比して、磁気テープの走行速度を2倍に立ち上げると共に、2組の磁気ヘツド7A〜7Dに記録信号SRECを供給して記録トラツクを形成する。
【0031】
これにより図5に示すように、ビデオテープレコーダ1においては、高品位テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録する場合、1フレーム分のデイジタルビデオ信号をシンクブロツク単位で20トラツクにセグメント記録する。
【0032】
これに対して高品位テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を長時間記録モードで記録する場合、記録信号生成回路2においては、信号処理単位をフレーム単位に設定して記録信号SRECを生成するのに対し、ビデオテープレコーダ1においては、標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録する場合と同様に磁気テープ走行系等を制御し、これにより1フレーム分のデイジタルビデオ信号を所定のシンクブロツク単位でセグメント記録する。
【0033】
さらにこのようにしてシンクブロツク単位でデイジタルビデオ信号をセグメント記録する際、記録信号生成回路2においては、識別データIDとしてフレームID、トラツクID、ビデオIDを切り換えて記録し、これにより識別データIDを検出して必要に応じて再生信号処理回路12の動作モードを切り換えると共に、スムーズにつなぎ撮り録画し得るようになされている。
【0034】
ここでフレームIDは、所定値の範囲で順次循環的に値が変化し、この値が信号処理単位毎に更新されるのに対し、トラツクIDは、信号処理単位の中で順次シンクブロツク毎に値が更新され、ビデオIDは、デイジタルビデオ信号の種類及び記録モードを識別し得るようになされている。
【0035】
(2)再生系
これに対して再生系において、ビデオテープレコーダ1は、選択回路6の接点を切り換えることにより、磁気ヘツド7A〜7Dから出力される再生信号SPBを増幅回路8で増幅した後、前処理回路10で周波数特性等を補正する。再生信号処理回路12は、前処理回路10で処理した再生信号SPBを入力し、ビデオIDを検出すると共に、このビデオIDに従つて再生信号を処理し、これによりデイジタルビデオ信号SVを復調して出力する。
【0036】
これによりビデオテープレコーダ1においては、種々のビデオ信号をデイジタル信号の形式で記録再生し得るようになされている。
【0037】
(3)つなぎ撮り録画
このようにしてセグメント記録した磁気テープTにつなぎ撮り録画する場合、単に回転ドラムの回転に同期して動作モードを再生モードから記録モードに切り換たのでは、図6に示すように標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録した場合においては、1つの記録単位でなるX+1フイールドの途中Pから記録モードに切り換わり場合があり、この場合X+1フイールドの残り3トラツク分のデータがオーバーライトされる。このためX+1フイールドにおいては、デイジタルビデオ信号を正しく再生し得なくなり、その分スムーズにつなぎ撮り録画し得なくなる。
【0038】
これに対して図7に示すように高品位テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録した場合においても、同様にX+1フイールドの途中Pから記録モードに切り換る場合があり、この場合もX+1フイールドの残りデータがオーバーライトされ、スムーズにつなぎ撮り録画し得なくなる。
【0039】
このためこの実施例においては、ビデオID、フイールドID及びトラツクIDを基準にして動作モードを切り換えることにより、スムーズにつなぎ撮り録画し得るようにする。
【0040】
すなわちビデオテープレコーダ1においては、つなぎ撮り録画において図8に示す処理手順を実行し、これによりスムーズにつなぎ撮り録画する。ここでビデオテープレコーダ1においては、ステツプSP1からステツプSP2に移り、ユーザが録画開始の操作子をオン操作すると、システム制御回路(図示せず)に録画開始のコマンドを取り込んだ後、ステツプSP3に移る。
【0041】
さらにシステム制御回路は、全体の動作を巻き戻しの動作モードに切り換えて数トラツク分磁気テープを巻き戻した後、続いてステツプSP4に移り、全体の動作を再生モードに切り換える。これによりビデオテープレコーダ1においては、つなぎ撮り録画する際、磁気テープを巻き戻して磁気テープ走行系の位相サーボを立ち上げた後、録画モードに切り換わる。
【0042】
このときビデオテープレコーダ1においては、続いてステツプSP5に移り、前処理回路10から出力される再生信号SPBをフイールドID検出回路20、トラツクID検出回路22及びビデオID検出回路24に与え、ここでそれぞれフイールドID、トラツクID及びビデオIDを検出する。
【0043】
ここで図9に示すように、標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録した磁気テープにつなぎ撮り録画する場合、ビデオテープレコーダ1においては、回転ドラムDの回転に同期して信号レベルが切り換わるスイツチングパルス信号SWP(図9(A))に同期して磁気ヘツド7A、7Bから再生信号SRF(図9(B))が得られ、各記録トラツクからそれぞれビデオID及びトラツクIDが検出される(図9(C)及び(D))。
【0044】
ここで記号SDは、標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録したことを表し、連続する数字はトラツクIDを表す。
【0045】
ビデオID検出回路24は、このビデオIDを検出すると、検出結果をトラツクID検出回路22に出力し、トラツクID検出回路22は、この検出結果に基づいてトラツクIDを順次検出することにより、標準記録モードで記録した標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を再生する場合、5トラツク周期でビデオ信号の信号処理単位に同期して信号レベルが切り換わるフレームパルスFP1(図9(E))を生成する。これに対してフイールドID検出回路20は、フイールドIDを検出することにより、信号処理単位で信号レベルが切り換わるフレームパルスFP2を生成する。
【0046】
オア回路25は、フイールドID検出回路20及びトラツクID検出回路22から出力される第1及び第2のフイールドパルスFP1及びFP2を受け、これにより信号処理単位の切れ目で信号レベルが立ち上がる切り換え信号を出力する。
【0047】
フリツプフロツプ回路26は、録画モード切り換え信号SWが立ち上がつた後、この切り換え信号の信号レベルが立ち上がると、この切り換え信号の立ち上がりに同期して信号レベルが立ち上がる切り換え信号SEL(図9(F))を出力し、これにより選択回路6の接点を再生側から記録側に切り換える。これによりビデオテープレコーダ1においては、ステツプSP5で検出したフイールドID、トラツクID及びビデオIDに基づいて、ステツプSP6でフイールドパルスを生成し、信号処理単位の切れ目で全体の動作を再生モードから記録モードに切り換る。これによりビデオテープレコーダ1は、順次入力されるビデオ信号SVをデイジタル信号に変換して記録した後、ステツプSP7に移つてこの処理手順を終了する。
【0048】
かくしてセグメント記録する際、全体の動作モードを再生モードに切り換えてフイールドID、トラツクID及びビデオIDを検出し、この検出結果に基づいて信号処理単位の切れ目で記録モードに切り換わることにより、信号処理単位毎に確実に記録トラツクを形成し得、これにより標準記録モードで記録した標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号をスムーズにつなぎ撮り録画することができる(図9(G))。
【0049】
この記録モードの切り換えの際、ビデオテープレコーダ1においては、システム制御回路から出力される制御信号に基づいて、記録モードに応じて磁気テープの走行速度を切り換え、これにより標準記録モードで標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を記録した磁気テープに、所望の記録フオーマツトで所望のビデオ信号を記録する。
【0050】
これに対して長時間記録モードで標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を記録した磁気テープについて、つなぎ撮り録画する場合、ビデオID検出回路24で検出されたビデオIDに基づいて、トラツクID検出回路22で同様に信号処理単位で切り換わるフイールドパルスFP1が生成されると共に、フイールドID検出回路20でフイールドパルスFP2が検出され、これにより同様にスムーズにつなぎ撮り録画することができる。
【0051】
これに対して高品位テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録した磁気テープをつなぎ撮り録画する場合、図10に示すように、スイツチイングパルス信号SWP及び再生信号SRF(図10(A)及び(B))に同期して高品位テレビジョンジヨン方式及び標準記録モードを表すビデオID(図10(C))が検出され、この場合10トラツク周期で値が繰り返すトラツクID(図10(D))が検出される。
【0052】
これによりビデオテープレコーダ1においては、信号処理単位の切れ目に相当するトラツクIDの切れ目で切り換え信号SEL(図10(E))の信号レベルを立ち上げ、これにより高品位テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録した磁気テープについても、スムーズにつなぎ撮り録画することができる。
【0053】
さらに高品位テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を長時間記録モードで記録した磁気テープをつなぎ撮し録画する場合、ビデオテープレコーダ1においては、同様にビデオID、トラツクID、フレームIDに従つて信号処理単位の切れ目で動作モードを切り換え得、これによりスムーズにつなぎ撮り録画することができる。
【0054】
この動作モードの切り換えの際、ビデオテープレコーダ1においては、フレームIDから生成したフレームパルスFP2と、ビデオID及びトラツクIDから生成したフレームパルスFP1をオア回路25に与え、このオア回路25の出力信号に基づいて動作モードを切り換えることにより、何れかの識別信号が検出し得ない場合でも、確実に動作モードを切り換えることができ、これにより信号処理単位の切れ目を確実に検出してスムーズにつなぎ撮り録画することができる。
【0055】
(4)実施例の効果
以上の構成によれば、標準テレビジョンジヨン方式及び高品位テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を異なる記録フオーマツトでセグメント記録する際に、記録トラツク毎に識別データを付加して記録し、再生時、磁気テープを巻き戻して再生モードに切り換えた後、この識別データに基づいて信号処理単位の切れ目を検出し、この切れ目で記録モードに切り換えることにより、信号処理単位の切れ目で確実に動作モードを切り換え得、これによりスムーズにつなぎ撮り録画することができる。
【0056】
(5)他の実施例
なお上述の実施例においては、フイールドIDに加えてトラツクID及びビデオIDに基づいてフレームパルスを生成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じて何れか一方のフレームパルスを使用して動作モードを切り換えるようにしてもよい。
【0057】
さらに上述の実施例においては、標準テレビジョンジヨン方式及び高品位テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を記録再生する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々のビデオ信号を記録再生する場合に広く適用することができる。
【0058】
さらに上述の実施例においては、長時間記録モード及び標準記録モードとで信号処理単位を切り換える場合について述べたが、本発明はこれに限らず、信号処理単位を切り換えることなく、記録トラツクの形成速度を切り換えて記録時間を切り換える場合等に広く適用することができる。
【0059】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、信号処理単位を識別する識別データを付加して映像信号をセグメント記録し、記録開始時、磁気テープを巻き戻して再生モードに切り換えた後、この識別データに基づいて信号処理単位の切れ目で再生モードから記録モードに切り換えることにより、確実に信号処理単位の切れ目で動作モードを切り換え得、これによりスムーズにつなぎ撮り録画することができるビデオテープレコーダを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるビデオテープレコーダを示すブロツク図である。
【図2】そのシンクブロツクを示す略線図である。
【図3】標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録する場合の動作の説明に供する略線図である。
【図4】標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を長時間記録モードで記録する場合の動作の説明に供する略線図である。
【図5】高品位テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録する場合の動作の説明に供する略線図である。
【図6】標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録した場合のつなぎ撮り録画の説明に供する略線図である。
【図7】高品位テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録した場合のつなぎ撮り録画の説明に供する略線図である。
【図8】つなぎ撮り録画の動作の説明に供するフローチヤートである。
【図9】標準テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録した磁気テープにつなぎ撮り録画する場合の動作の説明に供する略線図である。
【図10】高品位テレビジョンジヨン方式のビデオ信号を標準記録モードで記録した磁気テープにつなぎ撮り録画する場合の動作の説明に供する略線図である。
【符号の説明】
1……ビデオテープレコーダ、2……記録信号生成回路、6……選択回路、12……再生信号処理回路、20……フイールドID検出回路、22……トラツクID検出回路、24……ビデオID検出回路。

Claims (1)

  1. 標準テレビジョン方式及び高品位テレビジョン方式の映像信号を、それぞれ所定の信号処理単位でディジタル信号処理して記録信号を生成し、上記信号処理単位分の記録信号を複数のブロックに分割し、当該分割した各ブロックの記録信号を複数の記録トラックに割り当てながらそれぞれ異なるタイミングで順次記録することにより、磁気テープ上に順次斜めに形成した記録トラックに上記映像信号をセグメント記録するビデオテープレコーダにおいて、
    上記標準テレビジョン方式の映像信号及び上記高品位テレビジョン方式の映像信号を記録する際に、上記信号処理単位で切り換わる第1の識別データと、上記標準テレビジョン方式の映像信号及び上記高品位テレビジョン方式の映像信号を識別する第2の識別データを付して上記映像信号を上記記録トラックに記録し、
    上記標準テレビジョン方式の映像信号及び上記高品位テレビジョン方式の映像信号の記録開始時、再生モードに切り換わり、上記記録トラックから再生される上記第1及び第2の識別データに基づいて、上記信号処理単位の切れ目を検出し、上記信号処理単位の切れ目で上記再生モードから記録モードに切り換わる
    ことを特徴とするビデオテープレコーダ。
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