JP2985208B2 - 和紙調シートおよびその製造方法 - Google Patents

和紙調シートおよびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本発明は、バーチカルブラインドや間仕切の材料とし
て使用する、和紙調のシートに関する。
【従来の技術】
和風の意匠を施したバーチカルブラインドや間仕切の
材料として、ガラス繊維クロスの両面に着色したポリ塩
化ビニルフィルムを熱融着してなるシートが使用されて
いる。 しかしこの種のシートは表面がポリ塩化ビニルフィル
ムであるため、高級感に乏しい。また、和紙調のシート
には、高級感とあわせて、おちついた雰囲気をもつもの
が求められているが、従来品はこうした最近のニーズに
対応できない。
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、和紙の風合をもった高級感のあるシ
ートを提供し、意匠のすぐれたバーチカルブラインドや
間仕切の製造を可能にすることにある。
【課題を解決するための手段】
本発明の和紙調シートは、図面に示すように、ガラス
繊維クロスの基材シート(1)の両側に、プラスチック
フィルム(2)を介して、一方または両方の面に絵柄
(4)を印刷した不織布を積層してなる。積層は、基材
であるガラス繊維クロスの布目が浮き出るようにする
と、よりよい製品となる。 基材シートと不織布の間に位置するプラスチックフィ
ルムの代表的なものは、ポリ塩化ビニルのフィルムであ
る。フィルムの厚さは50〜150μmの範囲が好ましく、
薄すぎると加工時にひずみが生じやすく、厚すぎると積
層したときに基材シートの布目が浮き出なくなる。可塑
剤含有量は23〜32phrが適当である。多すぎるとブリー
ドしてラミネート時の密着性を悪くするし、少なすぎて
はフィルムが硬くて製品シートは柔軟性の乏しいものに
なる。 不織布は何を使用してもよいが、なるべく外観が和紙
に近いものが望ましい。好適な例はガラス混抄紙や塩ビ
混抄紙などである。中間のプラスチックフィルムにポリ
塩化ビニルのフィルムを使用するのであれば、ポリ塩化
ビニルとパルプの混抄紙が、それと強固に融着するから
好ましい。 不織布に設ける絵柄は任意であって、既知の手段で印
刷すればよい。不織布への印刷は、インキ塗布量が少く
てすむグラビア法が適当である。 基材シート、プラスチックフィルムおよび不織布の積
層は、たとえば熱融着法で行なえばよい。必要ならばホ
ットメルトなどの接着剤を使用する。積層の順序も任意
であるが、通常は不織布とプラスチックフィルムとをま
ず積層し、この積層材を基材シートと積層するという手
順に従うのが、工程上好都合であるし、ガラス繊維クロ
スの布目を浮き立たせる効果も高くて好ましい。 耐汚染性などの表面物性を向上させるため、図面に示
すように、不織布(3)上に保護層(5)を設けること
が推奨される。保護層は、ウレタン樹脂塗料の塗装など
によって形成すればよい。
【作 用】
不織布を表面に使い、基材のガラス繊維クロスの布目
を浮き立たせたことにより、外観および手触りが和紙に
近いものになった。保護層を設けた場合、手触りは純粋
の和紙調とはいえないが、汚れにくくなる。
【実施例】
不織布としてポリ塩化ビニル/パルプ混抄紙「ダーセ
ルD−1130」(三菱レーヨン(株)製)を用い、一方の
面にグラビア法で絵柄を印刷し、その上にウレタン樹脂
系塗料を塗布して保護層を形成した。 厚さ80μmの白色ポリ塩化ビニルフィルム(可塑剤30
phr)の上に、上記の不織布を保護層を表側にして重
ね、150℃に加熱したローラーで加圧して熱融着させ
た。 この積層材のポリ塩化ビニルフィルム側に感熱接着剤
を塗布し、基材シートであるガラス繊維クロスの両面に
重ね合わせ、熱圧着した。 このようにして得た本発明のシートを、幅6cm、長さ2
00〜240cmに切断してバーチカルブラインド用の帯とし
た。
【発明の効果】
本発明のシートは和紙の風合いをもち、高級感と落ち
着いた雰囲気がある。従って、これはバーチカルブライ
ンドや間仕切などの材料として最適である。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の和紙調シートの好ましい態様を説明す
るための、模式的な断面図である。 1……基材シート 2……プラスチックフィルム 3……不織布 4……絵柄 5……保護層

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス繊維クロスの基材シートの両側に、
    プラスチックフィルムを介して、一方または両方の面に
    絵柄を印刷した不織布を積層してガラス繊維クロスの布
    目を浮き立たせてなる和紙調シート。
  2. 【請求項2】不織布の上にさらに保護層を設けた請求項
    1のシート。
  3. 【請求項3】不織布の一方または両方の面に絵柄を印刷
    し、その一方の面にプラスチックフィルムを積層したの
    ち、ガラス繊維クロスの基材シートの両側にこの積層材
    を不織布が外側になるように重ね、加熱加圧して一体化
    し、表面にガラス繊維クロスの布目を浮き立たせた積層
    材を得ることからなる和紙調シートの製造方法。
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