JP2984596B2 - 熱交換パネルの表面保守装置 - Google Patents

熱交換パネルの表面保守装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換パネルの表
面保守装置に関し、特に、LNG気化装置の熱交換パネ
ルの表面を清掃したり補修したりする場合に適用すると
有効なものである。
【0002】
【従来の技術】LNG気化装置の熱交換パネルは、通
常、その表面に河川の水や海水などが流通し、当該表面
に貝や藻などが付着したり、当該表面のメタリコンが流
水中の砂などで摩耗したりして、当該表面の汚れや損傷
が激しいため、定期的な清掃や補修などの保守が行われ
ている。このような保守を行う場合には、従来、隣接す
る上記パネル間に作業員が入り込んで、洗浄や補修など
の作業をしていた。しかしながら、上記パネル間は、非
常に狭く、海棲生物などの異臭がする劣悪な環境である
ため、上述したような人手による保守作業が非常に過酷
であった。
【0003】このため、例えば、特開平5−18779
4号公報では、図11に示すように、LNG気化装置1
の近傍の地表に当該気化装置1の熱交換パネル1aの配
設方向に沿うように軌道51を布設し、駆動走行可能な
台車52を軌道51上に配設し、隣接する上記パネル1
a間へ伸長可能な第一アーム53を上記台車52上に設
け、上方へ伸長可能な第二アーム54を上記第一アーム
53の先端に設け、上記第二アーム54の先端にノズル
ユニット55を設ける一方、当該ノズルユニット55へ
高圧水を供給する高圧水ポンプユニット56と、上記台
車52、上記各アーム53,54、上記ノズルユニット
55、上記高圧水ポンプユニット56などの作動を制御
する制御ユニット57とを前記軌道51の近傍の地表上
に設置することにより、前記各アーム53,54を伸縮
させながら隣接する前記パネル1aの対向面へ前記ノズ
ルユニット55から高圧水を噴射して、当該対向面をま
んべんなく洗浄した後、上記各アーム53,54を短縮
退避させて台車52を走行させ、他の隣接する熱交換パ
ネル1aの対向面に第一アーム53を伸長して、上述と
同様な洗浄を繰り返すことで、前述したような人手作業
によらずにLNG気化装置1の全ての熱交換パネル1a
の表面を洗浄できるようにした装置を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような特開平5−187794号公報で提案されてい
る装置では、LNG気化装置1の設置されているプラン
ト内に軌道51や台車52を始めとする各種機器類を設
置しなければならないので、既存のプラントに適用する
際には、大幅な改造工事が必要となり、多大な手間やコ
ストがかかってしまうばかりか、設置されているLNG
気化装置1の基数によっては、非常に大がかりな構造と
なってしまい、実施が困難であった。
【0005】また、前記装置を補修作業に利用できるよ
うに前記ノズルユニット55をメタリコン溶射ガンに代
えると、伸縮する第一アーム53により、重量の大きい
メタリコン溶射ガンを支持しながら水平方向へ移動させ
なければならないので、メタリコン溶射ガンを高速度で
移動させることができず、適切なメタリコン溶射を行う
ことができなかった。なぜなら、メタリコンは高速で溶
射しないと、熱交換パネル1aを構成する特定のチュー
ブに熱が集中して、長短が生じるからである。
【0006】このようなことから、既存のプラントや気
化装置の基数の多いプラントなどでも簡単に適用するこ
とができ、洗浄作業だけでなく補修作業にも利用するこ
とができる熱交換パネルの表面保守装置が強く望まれて
いた。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明による熱交換パネルの表面保守装置は、
荷台を有する自走可能な車両と、前記車両の前記荷台上
に移動可能に設けられ、上面が水平面に沿って回転可能
な支持台と、長手方向が水平方向へ向けられると共に当
該長手方向がスライド移動できるように前記支持台の前
記上面上に支持された延長可能なガイドレールと、前記
ガイドレールに配設され、当該ガイドレールに沿って移
動可能な台車と、熱交換パネルの表面の保守を行う保守
ヘッドと、前記台車上に設けられ、前記保守ヘッドを上
下方向へ移動させるヘッド上下動手段とを備えてなるこ
とを特徴とする。
【0008】上述した熱交換パネルの表面保守装置にお
いては、前記保守ヘッドが前記熱交換パネルの表面へ向
けて水を噴射する洗浄ヘッドであることを特徴とする。
【0009】上述した熱交換パネルの表面保守装置にお
いては、前記保守ヘッドが前記熱交換パネルの表面へ向
けてメタリコンを溶射する補修ヘッドであることを特徴
とする。
【0010】上述した熱交換パネルの表面保守装置にお
いては、前記ヘッド上下動手段が前記台車上に立設され
且つ上端に前記保守ヘッドを取り付けられた伸縮可能な
伸縮ポールを備えてなることを特徴とする。
【0011】上述した熱交換パネルの表面保守装置にお
いては、前記ヘッド上下動手段が前記台車上に設けら
れ、長手方向を上下方向または水平方向へ向けられるよ
うに切り換え可能な起立レールと、前記起立レールに沿
って移動できるように当該起立レールに配設され、前記
保守ヘッドを支持する上下移動台車とを備えてなること
を特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明による熱交換パネルの表面
保守装置の実施の形態を図1〜10を用いて説明する。
なお、図1は、その全体構造を表す見取図、図2は、図
1の概略平面図、図3は、図2のIII −III 線矢視側面
図、図4は、支持台の内部機構を表す概念図、図5は、
ガイドレールの分解斜視図、図6は、洗浄ヘッドの平面
図、図7は、図6のVII −VII 線矢視側面図、図8は、
制御指令系統図、図9は、補修ヘッドの平面図、図10
は、図9のX−X線矢視側面図である。
【0013】図1〜3に示すように、アウトリガジャッ
キ11bを具えた車両であるトラック11の荷台11a
(長さ:6m程度)上には、レール12が布設されてい
る。レール12上には、支持台13が当該レール12に
沿って移動できるように設けられている。支持台13上
には、ガイドレール14が設けられており、当該支持台
13は、ガイドレール14を水平方向にスライドさせる
ことができると共に水平方向に旋回させることができる
と同時に、ガイドレール14を常に水平に支持すること
ができるようになっている。
【0014】つまり、支持台13は、図4に示すよう
に、車輪13aと、ベースフレーム13bと、昇降用ア
クチュエータ13cと、ロール回転機構13dと、ピッ
チ微調整機構13eと、支持フレーム13fと、ガイド
ローラ13gとを備えてなり、油圧駆動方式で3自由度
を有し、前記ガイドレール14の姿勢を三次元的に調整
することができるようになっているのである。これによ
り、LNG気化装置1内の隣接する熱交換パネル1a間
にガイドレール14を水平方向に自在に挿入することが
できる。なお、支持台を電気駆動方式として、自由度を
さらに増やせば、ガイドレール14の姿勢角度をさらに
精度よく調整することができるようになる。
【0015】図1に示すように、ガイドレール14は、
短レール14a(長さ:4m)と長レール14b(長
さ:6m)とが連結されたものであり、図5に示すよう
に、ボルト14cで着脱可能に固定できるようになって
いる。つまり、例えば、長レール14bを支持台13で
常に支持しておき、必要に応じて、長レール14bに短
レール14aを連結することにより、ガイドレール14
を前記熱交換パネル1aの大きさにあわせて最適な長さ
に設定することができるようになっているのである。な
お、上記連結は作業者が手で行うが、自動的に連結する
機構を備えてもよい。
【0016】図1,3に示すように、ガイドレール14
上には、台車15が当該ガイドレール14に沿って移動
できるように設けられており、当該台車15は、図示し
ない電気モータで駆動し、高速で自走できるようになっ
ている。つまり、LNG気化装置1内の隣接する熱交換
パネル1a間に上記ガイドレール14を延伸し、台車1
5を走行させることにより、当該台車15が上記パネル
1a間を高速で移動できるようになっているのである。
なお、台車15をタイミングベルト上に備え付け、ベル
トドライブとして高速で移動できるようにしてもよい。
【0017】図1,3に示すように、台車15上には、
上下方向へ伸縮可能(伸縮長さ:約4m)な電動式の伸
縮ポール16が立設されており、当該伸縮ポール16
は、台車15内に設けられた図示しないインバータで伸
縮駆動されるようになっている。つまり、伸縮ポール1
6の上端は、鉛直平面に沿って自在に移動することがで
きるのである。これにより、伸縮ポール16の上端は、
前記熱交換パネル1aの表面に広範囲(6〜10m×4
m)にわたって自由にアクセスすることができる。な
お、伸縮ポール16を空気圧,水圧,油圧などで伸縮駆
動するようにしてもよい。
【0018】また、図1〜3に示すように、トラック1
1の荷台11a上には、高圧水を送給する高圧水ポンプ
17が設けられている。高圧水ポンプ17の送水口に
は、支持台13上に設けられた電動式のホース巻取装置
18を介してホース19の一端が連結されている。ホー
ス19の他端は、伸縮ポール16の上端に設けられた保
守ヘッドである洗浄ヘッド20に連結されており、当該
洗浄ヘッド20は、次のような構造となっている。
【0019】図6,7に示すように、伸縮ポール16の
上端に取り付けられる支持プレート21上には、T字型
に分岐するマニホールド22が設置されている。マニホ
ールド22の流入口22aには、ロングエルボ23を介
して前記ホース19の他端が連結されるようになってい
る。マニホールド22の流出口22b,22cには、上
面,下面,側面にノズル25aを有するノズルブロック
25が配管24を介してそれぞれ連結されている。これ
らノズルブロック25の各ノズル25aは、その先端が
前記伸縮ポール16の軸心を中心として対称方向となる
ようにそれぞれ配向されている。
【0020】つまり、高圧水ポンプ17からホース巻取
装置18、ホース19、ロングエルボ23、マニホール
ド22、配管24を介して高圧水をノズルブロック25
へ送給すると、ノズルブロック25の各ノズル25aか
ら高圧水が三次元的に噴出するようになるので、あらゆ
る方向に対してまんべんなく洗浄ができると共に、伸縮
ポール16の軸心を中心に高圧水が対称に噴出するよう
になるので、洗浄ヘッド20や伸縮ポール16に加わる
噴出反力が相殺されるようになっているのである。この
ため、前記台車15の走行移動及び伸縮ポール16の伸
縮により、LNG気化装置1内の隣接する熱交換パネル
1aの対向面を全体にわたって洗浄することができるの
である。
【0021】なお、熱交換パネル1aは、熱交換効率を
向上させるようにフィンが形成されているため、その表
面が凹凸をなしている。このため、ノズルブロック25
の各ノズル25aが上記パネル1aの表面に対して垂直
に向いているだけでは十分な洗浄効果が得られないの
で、当該ノズルブロック25の各ノズル25aは、その
先端が上記パネル1aの表面形状に対応した方向に向け
られ、熱交換パネル1aの表面を隅々まで洗浄できるよ
うになっている。
【0022】また、前述した高圧水を送給するホース1
9は、太くて重いため、台車15の移動や伸縮ポール1
6の伸縮の際に大きな抵抗となってしまうので、洗浄ヘ
ッド20の位置に応じて上記ホース19の長さが最適と
なるように前記ホース巻取装置18が当該ホース19の
巻き取りや送り出しを行うようになっている。このよう
な高圧水ポンプ17、ホース巻取装置18、ホース19
などにより、本実施の形態では高圧水送給手段を構成し
ている。
【0023】一方、図6,7に示すように、洗浄ヘッド
20の周囲には、ブラケット26aを介してヒゲ式の接
触センサ27が設けられると共に、ブラケット26bを
介して超音波センサ28が設けられている。また、図
2,3に示すように、トラック11の荷台11a上に
は、制御装置30が載置され、前記台車15の周囲に
は、上記接触センサ27と同様な接触センサ(図示せ
ず)が設けられており、上記制御装置30は、図8に示
すような制御指令を行うようになっている。
【0024】つまり、例えば、台車15は制御装置との
光ファイバによる通信によって制御され、誤動作などを
起こしても、洗浄ヘッド20などが熱交換パネル1aな
どに接触する前に接触センサ27が熱交換パネル1aな
どに接触して異常を検知し、装置の動作のシーケンスが
停止される(緊急停止機構)ようになっているのであ
る。なお、光ファイバによる通信に代えて電気信号で制
御するようにしてもよい。このような接触センサ27、
超音波センサ28、制御装置30などにより、本実施の
形態では制御手段を構成している。また、本実施の形態
では、前述した伸縮ポール16などによりヘッド上下動
手段を構成している。
【0025】このようにして構成された熱交換パネルの
表面保守装置は、次のようにして用いられる。目的とす
るLNG気化装置1の近傍までトラック11を移動し、
アウトリガジャッキ11bでトラック11を支持する。
制御装置30を作動させることにより、支持台13を旋
回し、ガイドレール14をスライドし、上記LNG気化
装置1の隣接する熱交換パネル1a間にガイドレール1
4を挿入する。続いて、高圧水ポンプ17から洗浄ヘッ
ド20へ高圧水を送給しながら、台車15をガイドレー
ル14に沿って往復移動させると共に、伸縮ポール16
を台車15の一往復毎に所定量づつ伸長することによ
り、上記パネル1aの対向する表面が全域にわたってま
んべんなく隅々まで洗浄される。
【0026】このようにして洗浄を終えたら、ガイドレ
ール14を引き戻し、支持台13をレール12に沿って
所定量移動させ、上述と同様な作動を繰り返すことによ
り、別の熱交換パネル1aの表面を洗浄することができ
る。なお、LNG気化装置1は、通常、6枚の熱交換パ
ネル1a毎に1ブロックとして区分されているが、前記
レール12は、トラック11を移動させることなく1ブ
ロック分の熱交換パネル1aを全て洗浄できる長さを有
しているので、効率よく迅速な洗浄を行うことができ
る。
【0027】このようにして1ブロック分の熱交換パネ
ル1aの洗浄を終えたら、前記アウトリガジャッキ11
bを解除し、トラック11を新たなブロックの近傍まで
移動させ、前述と同様な作動を繰り返すことにより、全
ての熱交換パネル1aを効率よく洗浄することができ
る。
【0028】従って、LNG気化装置1の設置されてい
るプラント内に各種機器類を設置する必要が全くないの
で、既存のプラントでも改造することなく即時に使用す
ることができ、適用にあたっての手間やコストを最小限
に抑えることができる。また、設置されているLNG気
化装置1の基数が多くても、自在に移動することができ
るので、何ら問題を生じることなく容易に適用すること
ができる。
【0029】また、熱交換パネル1aの補修作業を行う
場合には、前記洗浄ヘッド20を図9に示すような保守
ヘッドである補修ヘッド40に交換すればよい。この補
修ヘッド40は、図9に示すように、前記伸縮ポール1
6の上端に取り付けられる支持プレート41上に複数の
溶射ガン42を同一地点へ向けて溶射できるように設置
したものである。この溶射ガン42は、図10に示すよ
うに、リール43に巻かれて保持された線材44が供給
されるようになっており、外部から供給される燃料ガス
で上記線材44を溶かし、エアで噴射するようになって
いる。
【0030】このような補修ヘッド40を前記洗浄ヘッ
ド20に代えて前記伸縮ポール16に取り付け、前述し
た洗浄の場合と同様に操作すれば、全ての熱交換パネル
1aの表面を効率よくメタリコン溶射することができる
のはもちろんのこと、ガイドレール14上に支持された
台車15を当該ガイドレール14に沿って高速度で移動
させることができる、即ち、重量の大きい補修ヘッド4
0を安定させながら高速度で移動させることができるの
で、熱交換パネル1aを構成する特定のチューブに熱を
集中させることなくメタリコン溶射することができる。
【0031】従って、洗浄作業だけでなく補修作業も何
ら問題なく実施することができる。
【0032】なお、本実施の形態では、伸縮ポール16
などによりヘッド上下動手段を構成したが、この伸縮ポ
ール16に代えて、例えば、長手方向を上下方向または
水平方向へ向けられるように切り換え可能な起立レール
を前記台車上に設け、当該起立レールに沿って移動でき
る上下移動台車を当該起立レールに配設し、この上下移
動台車に保守ヘッドを取り付けてヘッド上下動手段を構
成し、LNG気化装置1の隣接する熱交換パネル1a間
の対向面を保守する場合には、前記起立レールの長手方
向を水平方向へ倒伏した状態で前記ガイドレールを上記
パネル1a間に挿入した後に上記起立レールを起立し、
ガイドレールに沿って前記台車を往復移動させると共
に、当該台車の一往復毎に前記上下移動台車を上記起立
レールに沿って所定量移動させることにより、前述した
場合と同様にして熱交換パネル1a間の対向面の保守作
業を行い、当該対向面の保守作業を終えたら、前記起立
レールを再び倒伏した後に前記ガイドレールを上記パネ
ル1a間から引き戻すようにすることも可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明の熱交換パネルの表面保守装置に
よれば、熱交換パネルを備えているプラント内に各種機
器類を設置する必要が全くなくなるので、既存のプラン
トでも改造することなく即時に使用することができ、適
用にあたっての手間やコストを最小限に抑えることがで
きると共に、プラント内を自在に移動することができる
ので、配設されている熱交換パネルが多くても、容易に
保守作業を行うことができる。
【0034】また、メタリコンを溶射する補修ヘッドの
ような重量の大きい保守ヘッドでも安定させながら高速
で移動させることができるので、熱交換パネルを構成す
る特定のチューブに熱を集中させることなくメタリコン
溶射することができ、適切なメタリコン溶射を自動で行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱交換パネルの表面保守装置の実
施の形態の全体構造を表す見取図である。
【図2】図1の概略平面図である。
【図3】図2のIII −III 線矢視側面図である。
【図4】支持台の内部機構を表す概念図である。
【図5】ガイドレールの分解斜視図である。
【図6】洗浄ヘッドの平面図である。
【図7】図6のVII −VII 線矢視側面図である。
【図8】制御指令系統図である。
【図9】補修ヘッドの平面図である。
【図10】図9のX−X線矢視側面図である。
【図11】従来の表面保守装置の一例の全体概略構成を
表す平面図である。
【符号の説明】
1 LNG気化装置 1a 熱交換パネル 11 トラック 12 レール 13 支持台 14 ガイドレール 15 台車 16 伸縮ポール 17 高圧水ポンプ 18 ホース巻取装置 19 ホース 20 洗浄ヘッド 40 補修ヘッド
フロントページの続き (72)発明者 川内 直人 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社 高砂研究所内 (72)発明者 日浦 亮太 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社 高砂研究所内 (72)発明者 竹内 博幸 愛知県小牧市大字東田中1200番地 三菱 重工業株式会社 名古屋誘導推進システ ム製作所内 (72)発明者 小笠原 健 東京都港区海岸1−5−20 東京瓦斯株 式会社内 (72)発明者 関口 優 東京都港区海岸1−5−20 東京瓦斯株 式会社内 (72)発明者 庄谷 仁延 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密 工業株式会社内 (72)発明者 秋山 優 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−187794(JP,A) 特開 昭64−70179(JP,A) 特開 昭49−111366(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F28G 9/00 F28G 15/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台を有する自走可能な車両と、 前記車両の前記荷台上に移動可能に設けられ、上面が水
    平面に沿って回転可能な支持台と、 長手方向が水平方向へ向けられると共に当該長手方向が
    スライド移動できるように前記支持台の前記上面上に支
    持された延長可能なガイドレールと、 前記ガイドレールに配設され、当該ガイドレールに沿っ
    て移動可能な台車と、 熱交換パネルの表面の保守を行う保守ヘッドと、 前記台車上に設けられ、前記保守ヘッドを上下方向へ移
    動させるヘッド上下動手段とを備えてなることを特徴と
    する熱交換パネルの表面保守装置。
  2. 【請求項2】 前記保守ヘッドが前記熱交換パネルの表
    面へ向けて水を噴射する洗浄ヘッドであることを特徴と
    する請求項1に記載の熱交換パネルの表面保守装置。
  3. 【請求項3】 前記保守ヘッドが前記熱交換パネルの表
    面へ向けてメタリコンを溶射する補修ヘッドであること
    を特徴とする請求項1に記載の熱交換パネルの表面保守
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ヘッド上下動手段が前記台車上に立
    設され且つ上端に前記保守ヘッドを取り付けられた伸縮
    可能な伸縮ポールを備えてなることを特徴とする請求項
    1から3のいずれかに記載の熱交換パネルの表面保守装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ヘッド上下動手段が前記台車上に設
    けられ、長手方向を上下方向または水平方向へ向けられ
    るように切り換え可能な起立レールと、 前記起立レールに沿って移動できるように当該起立レー
    ルに配設され、前記保守ヘッドを支持する上下移動台車
    とを備えてなることを特徴とする請求項1から3のいず
    れかに記載の熱交換パネルの表面保守装置。
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