JP2983053B2 - 磁気記録媒体および磁気記録再生方法 - Google Patents

磁気記録媒体および磁気記録再生方法

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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、剛性基板上に磁性層を有する所謂ハードタ
イプの磁気記録媒体、特にγ−Fe2O3を主成分とする連
続薄膜型の磁性層を有するハードタイプの磁気記録媒体
と、浮上型磁気ヘッドを用いてこの磁気記録媒体に記録
再生を行なう磁気記録再生方法とに関する。
<従来の技術> 計算機等に用いられる磁気ディスク駆動装置には、剛
性基板上に磁性層を設層したハードタイプの磁気ディス
クと浮上型磁気ヘッドとが用いられている。
このような磁気ディスク駆動装置においては従来、塗
布型の磁気ディスクが用いられていたが、磁気ディスク
の大容量化に伴い、磁気特性、記録密度等の点で有利な
ことから、スパッタ法等の気相成膜法等により設層され
る連続薄膜型の磁性層を有する薄膜型磁気ディスクが用
いられるようになっている。
薄膜型磁気ディスクとしては、Al系のディスク状金属
板にNi−p下地層をめっきにより設層するか、あるいは
この金属板表面を酸化してアルマイト形成したものを基
板とし、この基板上にCr層、Co−Ni等の金属磁性層、さ
らにC等の保護潤滑膜をスパッタ法により順次設層して
構成されるものが一般的である。
しかし、Co−Ni等の金属磁性層は耐食性が低く、さら
に硬度が低く、信頼性に問題が生じる。これに対し、特
開昭62−43819号公報、同63−175219号公報に記載され
ているような酸化鉄を主成分とする磁性薄膜は化学的に
安定なため腐食の心配がなく、また、充分な硬度を有し
ている。
一方、浮上型磁気ヘッドは浮力を発生するスライドを
有する磁気ヘッドであり、コアがスライダと一体化され
たコンポジットタイプのもの、あるいはコアがスライダ
を兼ねるモノリシックタイプのものが通常用いられる。
さらに、これらの他、高密度記録が可能であることか
ら、いわゆる浮上型薄膜磁気ヘドが注目されている。浮
上型薄膜磁気ヘッドは、基体上に磁極層、ギャップ層、
コイル層などを気相成膜法等により形成したものであ
る。このような浮上型薄膜磁気ヘッドでは、基体がスラ
イダとしてはたらく。
<発明が解決しようとする課題> 浮上型磁気ヘッドを用いる磁気ディスク装置では、コ
ンタクト・スタート・ストップ(CSS)時に浮上型磁気
ヘッドの浮揚面(スライダの磁気ディスク側表面)と磁
気ディスクとが接触し、磁性層は衝撃を受ける。
特に、浮上型薄膜磁気ヘッドを用いる場合、高密度記
録が可能であることから磁気ディスクの磁気ヘッドとの
間隔(フライングハイト)を極めて小さく設定するの
で、CSS時に磁性層が受ける衝撃がより大きくなる。
また、フライングハイトが小さい場合、磁気ディスク
の振動あるいは駆動装置外部からの衝撃などにより磁気
ディスクの浮上型磁気ヘッドとの接触事故が生じること
がある。
特開昭62−43819号公報、同63−175219号公報に記載
されているような酸化鉄を主成分とする磁性薄膜を有す
る磁気ディスクは、表面が鏡面化されたガラス基板を使
用しており、磁性層の表面粗さ(Rmax)が100Å以下と
非常に小さなものとなっている。このような磁気ディス
クではフライングハイトを極めて小さく設定できるた
め、CSS時あるいはヘッドの接触事故の際に磁性層の被
害が大きくなってしまう。
しかし、特開昭62−43819号公報、同63−175219号公
報では、磁性層の耐久性に関しては何ら言及されておら
ず、他にも酸化鉄を主成分とする連続薄膜型の磁性層に
ついて、耐久性を高める有効な提案はなされていない。
本発明はこのような事情からなされたものであり、剛
性基板上にγ−Fe2O3を主成分とする連続薄膜型の磁性
層を有する磁気記録媒体において、高い耐久性を実現す
ることを目的とし、また、磁気記録媒体に対し、浮上型
磁気ヘッドを用いて信頼性の高い記録再生を行なうこと
ができる磁気記録再生方法を提供することを目的とす
る。
<課題を解決するための手段> このような目的は、(1)〜(4)の本発明により達
成される。
(1)γ−Fe2O3を主成分とする連続薄膜型の磁性層を
剛性基板上に有する磁気記録媒体であって、 前記磁性層表面から少なくとも深さ50Åまでの領域に
α−Fe2O3とγ−Fe2O3とが混在し、深さが200Åを超え
る領域にはα−Fe2O3が実質的に存在しないことを特徴
とする磁気記録媒体。
(2)前記磁性層を研磨ないしエッチングしながらX線
回析を行なって得られたX線チャートにおいて、α−Fe
2O3の面指数(104)のピーク面積をP(104)とし、γ
−Fe2O3の面指数(311)のピーク面積をP(311)とし
たとき、P(104)/P(311)が零となる深さが50〜200
Åである上記(1)に記載の磁気記録媒体。
(3)前記磁性層のX線回析チャートにおいて、α−Fe
2O3の面指数(104)のピーク面積をP(104)とし、γ
−Fe2O3の面指数(311)、面指数(400)および面指数
(222)のそれぞれのピーク面積をP(311)、P(40
0)およびP(222)としたとき、 0.02≦P(104)/P(311)≦0.20 0≦P(400)/P(311)≦1.0 0≦P(222)/P(311)≦0.5 である上記(1)または(2)に記載の磁気記録媒体。
(4)上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の磁気
記録媒体を回転し、この磁気記録媒体上に磁気ヘッドを
浮上させて記録再生を行なう磁気記録再生方法であっ
て、 前記磁気記録媒体がディスク状であり、前記磁気ヘッ
ドの浮上量が0.2μmであることを特徴とする磁気記録
再生方法。
<作用> 本発明の磁気記録媒体は、γ−Fe2O3を主成分とする
磁性層の表面付近の少なくとも深さ50Åまでの領域にα
−Fe2O3が存在するため、高い耐久性を有する。このた
め、CSS耐久性が極めて高くなり、低温でのCSS耐久性も
向上する。また、磁気ヘッドとの接触事故等が生じた場
合でも、磁性層の劣化が極めて少ない。
しかも、α−Fe2O3は、磁性層表面から最大200Åまで
の領域にしか存在せず、これより深い領域には実質的に
存在しないので、非磁性であるα−Fe2O3が磁性層の磁
気特性に与える影響は極めて少ない。
<具体的構成> 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
第1図に示される本発明の磁気記録媒体1は、剛性基
板2上に連続薄膜型の磁性層3を有する。
本発明で用いる基板2は、下地層などを設層する必要
がなく製造工程が簡素になること、また、研磨が容易で
表面粗さの制御が簡単であること、磁性層形成時の熱処
理に耐えることなどから、ガラスを用いることが好まし
い。
ガラスとしては、強化ガラス、特に、化学強化法によ
る表面強化ガラスを用いることが好ましい。表面強化ガ
ラスについては、特開昭62−43819号公報、同63−17521
9号公報に記載されている。
ガラス基板は、少なくとも磁性層側表面の水との接触
角が20゜以下であることが好ましく、特に10゜以下であ
ることが好ましい。
水との接触角をこのような範囲とすることにより、後
述するような酸化鉄を主成分とする連続薄膜型の磁性層
の接着性が向上する。なお、接触角の下限に特に制限は
ないが、通常、2゜程度以上である。
水との接触角は、例えば、ガラス基板表面に純水を滴
下して30秒後に測定すればよい。測定雰囲気は、18〜23
℃、40〜60%RH程度である。
このような接触角を得るためには、ガラス基板表面を
研磨し、次いで上記したような強化処理を施した後、ガ
ラス基板表面を再び研磨し、純水で洗浄後、さらに、 [洗剤洗浄→純水洗浄→有機溶剤蒸気乾燥] の順で洗浄を行なうことが好ましい。
剛性基板の表面粗さ(Rmax)は、好ましくは10〜100
Å、より好ましくは40〜80Å、さらに好ましくは40〜60
Åとされる。
剛性基板のRmaxをこの範囲とすることにより、磁気記
録媒体の耐久性が向上し、また、後述するような媒体磁
性層側表面のRmaxが容易に得られる。
なお、Rmaxは、JIS B 0601に従い測定すればよい。
このような表面粗さは、例えば、特開昭62−43819号
公報、同63−175219号公報に記載されているようなメカ
ノケミカルポリッシングなどにより得ることができる。
ガラス基板の材質に特に制限はなく、ホウケイ酸ガラ
ス、アルミノケイ酸ガラス、石英ガラス、チタンケイ酸
ガラス等のガラスから適当に選択することができるが、
機械的強度が高いことから、特にアルミノケイ酸ガラス
を用いることが好ましい。
ガラス基板の形状およひ寸法に特に制限はないが、通
常、ディスク状とされ、厚さは0.5〜5mm程度、直径は25
〜300mm程度である。
剛性基板上には、γ−Fe2O3の主成分とする連続薄膜
型の磁性層が成膜される。
本発明では、この磁性層の表現付近にだけα−Fe2O3
が含有される。具体的には、磁性層表面から少なくとも
深さ50Åまでの領域にα−Fe2O3が存在し、深さが200Å
を超える領域にはα−Fe2O3が実質的に存在しない。す
なわち、磁性層表面を含み、この表面から深さ50〜200
Åまでの領域にしかα−Fe2O3は存在しない。なお、磁
性層中において、α−Fe2O3はγ−Fe2O3と混在状態にあ
る。
α−Fe2O3が存在する深さは、磁性層を研磨ないしエ
ッチングしながらX線回析を行なうことにより確認する
ことができる。
すなわち、研磨ないしエッチングにより磁性層を一定
厚さ除去した後、磁性層のX線回析チャートを作成す
る。研磨ないしエッチング後にもα−Fe2O3が磁性層内
に存在する場合には、X線回析チャートには、α−Fe2O
3の面指数(311のピークに加え、α−Fe2O3の面指数(1
04)のピークが存在する。この場合、再度磁性層の研磨
ないしエッチングを行ない、再びX線回析を行なう。そ
して、このような研磨ないしエッチングと測定とを繰り
返し、α−Fe2O3の面指数(104)のピークの面積P(10
4)と、γ−Fe2O3の面指数(311)のピークの面積P(3
11)との比P(104)/P(311)が零となったときの深さ
を、α−Fe2O3の存在領域の深さとする。
なお、ピーク面積は、バックグラウンドを除いた部分
の積分を行なって求める。
また、磁性層の表面から上記深さまでの領域の全てに
α−Fe2O3が存在することは、研磨ないしエッチング深
さが増加するに従ってP(104)/P(311)が漸減するこ
とにより確認することができる。
測定に際して磁性層を研磨する方法に特に制限はない
が、平滑度の高い研磨面が得られることから、上記した
ようなコロイダルシリカ等を用いたメカノケミカルポリ
ッシング法を利用することが好ましい。また、磁性層を
エッチングする方法にも特に制限はないが、各種イオン
エッチング等を用いることが好ましい。
また、用いるX線回析装置は特に限定されないが、S/
Nが良好であることから後述する低入射角X線回析装置
を用いることが好ましい。
本発明の磁気記録媒体の磁性層の耐久性は、X線回析
チャートにおけるα−Fe2O3の面指数(104)のピーク面
積をP(104)とし、γ−Fe2O3の面指数(311)、面指
数(400)および面指数(222)のそれぞれのピーク面積
をP(311)、P(400)およびP(222)としたとき、 0.02≦P(104)/P(311)≦0.20 0≦P(400)/P(311)≦1.0 0≦P(222)/P(311)≦0.5 であり、特に 0.05≦P(104)/P(311)≦0.15 0≦P(400)/P(311)≦0.6 0≦P(222)/P(311)≦0.3 であると、よりいっそう向上する。
なお、この場合の各ピーク面積は、磁性層を研磨ない
しエッチングしないときの値である。
より詳細に説明すると、P(104)/P(311)が上記範
囲未満であると耐久性向上効果が比較的低く、上記範囲
を超えると記録再生出力が低下する。
また、P(222)が増加するということは、磁性層面
と平行に(222)面および(111)面が存在する割合が増
えることを示している。γ−Fe2O3はスピネル構造を有
するものであり、スピネル構造では(111)面が最も滑
り易い面となっている。
従って、(111)面と平行な(222)面のピーク面積が
大きい場合、すなわちP(222)/P(311)の値が大きい
場合、磁気ヘッドとの摺動により磁性層を構成するγ−
Fe2O3に滑りが生じ易くなり、耐久性が低下すると考え
られる。そして、P(222)/P(311)が上記範囲を超え
ると臨界的に耐久性が低下する。
(400)面と平行に存在する(100)面は、(111)面
に次いで滑りが生じ易いと考えられるため、P(400)/
P(311)が上記範囲を超えると耐久性が臨界的に低下す
る。
上記したピーク面積比を求めるためのX線回析チャー
トは、例えば下記のようにして作成することが好まし
い。
第2図にX線回析装置の1例を示す。
第2図において、X線源101から照射されたX線は、
ダイバージェンススリットDSを経て磁気記録媒体102の
磁性層に入射して回析し、スキャッタースリットSSおよ
びレシービングスリットRSを経た後、モノクロメータMM
で反射することにより単色光とされ、さらにレシービン
グスリットRSを経て計数管103に入射し、X線強度のカ
ウントが行なわれ、通常、レートメータ等により記録さ
れる。
なお、測定時には、磁気記録媒体102が走査速度dθ/
dtで、スキャッタースリットSS以下の光路を構成する部
材が走査速度2dθ/dtで回転される。
得られたX線回析チャートの各ピークについて、バッ
クグラウンドを除いた部分の積分を行なって上記した面
積比を算出する。
なお、CuKαをX線源とした第2図に示す光学配置で
は、α−Fe2O3の面指数(104)のピークは33.3゜付近に
現われ、γ−Fe2O3の面指数(400)、面指数(222)お
よび面指数(311)のそれぞれのピークは、43.5゜、37.
3゜および35.6゜付近に現われる。
第3図に、α−Fe2O3の存在領域の確認に好適な低入
射角X線回析装置の1例を示す。
第3図において、X線源101から照射されたX線は、
ソーラースリットS1を経て、磁気記録媒体102の磁性層
にその表面とβの角度をなすように入射して回析する。
回析されたX線は、ソーラースリットS2を経た後、モ
ノクロメータMMで反射することにより単色光とされ、さ
らにレシービングスリットRSを経て計数管103に入射
し、X線強度のカウントが行なわれる。
この低入射角X線回析装置においては、第2図に示す
装置と異なり、測定時に磁気記録媒体102は入射X線に
対して固定され、ソーラースリットS2以下の光路を構成
する部材が走査速度2dθ/dtで回転される。
この装置を用いてα−Fe2O3の存在領域を確認する際
には、入射X線と磁性層表面とがなす角度βは、例えば
1〜10゜程度とすることが好ましい。
γ−Fe2O3を主成分とする連続薄膜型の磁性層は、ま
ずFe3O4を形成し、このFe3O4を酸化してγ−Fe2O3とす
ることにより形成されることが好ましい。
Fe3O4を形成する方法は、直接法であっても間接法で
あってもよいが、上記したピーク面積比が容易に得られ
ること、工程が簡素になることなどから、直接法を用い
ることが好ましい。
直接法は、反応性スパッタ法を用いて基板上にFe3O4
を直接形成する方法である。直接法には、ターゲットに
Feを用いて酸化性雰囲気にて行なう酸化法、ターゲット
にα−Fe2O3を用いて還元性雰囲気にて行なう還元法、
ターゲットにFe3O4を用いる中性法が挙げられるが、ス
パッタ制御が容易であること、成膜速度が高いことなど
から、本発明では酸化法を用いることが好ましい。
酸化法では、Arガス雰囲気中に反応ガスとしてO2ガス
を加えてスパッタを行なう。
X線回折におけるγ−Fe2O3の上記したようなピーク
比を得るためには、o2ガスの分圧Po2と、ArガスとO2
スとの合計圧力P(Ar+O2)が、 であることが好ましく、特に、 であることが好ましい。
また、スパッタに際して、真空槽中へのO2ガスの導入
は基板に吹きつけるようにして行なうことが好ましい。
本発明における好ましいP(Ar+O2)の範囲は1×10
-4〜1×10-2Torrであり、特に5×10-4〜8×10-3Torr
である。
なお、スパッタ法としてはRFスパッタを用いることが
好ましい。
スパッタ投入電力に特に制限はないが、0.2〜2kW、特
に0.4〜1.5kWとすることが好ましい。
直接法によるFe3O4の薄膜形成の詳細は、電子通信学
会文誌'80/9 Vol.J63−C No.9 p.609〜616に記載されて
おり、本発明ではこれに準じて磁性層の形成を行なうこ
とが好ましいが、その際に上記のようなO2分圧にてスパ
ッタを行なうことが好ましい。
なお、間接法は、ターゲットにFeを用いて酸化性雰囲
気にてα−Fe2O3を形成した後、還元してFe3O4をα−得
る方法である。
スパッタ法により成膜されたFe3O4は、γ−Fe2O3にま
で酸化される。
この酸化は、O2ガス分圧0.05〜0.8気圧程度、全圧0.5
〜2気圧程度の雰囲気中での熱処理によって行なわれれ
ばよく、通常、大気中熱処理によって行なわれることが
好ましい。
熱処理における保持温度は200〜400℃、特に250〜350
℃であることが好ましい。また、温度保持時間は、10分
〜10時間、特に1時間〜5時間であることが好ましい。
また、昇温速度は3.5〜20℃/min、特に5.0〜12℃/min
とすることが好ましい。
熱処理をこのような条件にて行なうことにより、α−
Fe2O3の存在領域の深さを上記範囲とでき、また、α−F
e2O3の上記したようなピーク面積比が容易に得られる。
なお、昇温速度は一定であってもよく、漸増あるいは
漸減させてもよく、また、複数の昇温速度を組み合わせ
て保持温度まで昇温させてもよい。
このようにして形成される磁性層は、保磁力400〜200
0 Oe、残留磁化2000〜3000G、角形比0.55〜0.85程度の
磁気特性が得られ、α−Fe2O3を含有することによる磁
気特性の劣化は殆どない。
磁性層中には必要に応じてCo、Ti、Cu等を添加させて
もよく、また成膜雰囲気中に含まれるAr等が含有されい
てもよい。
磁性層の層厚は、生産性、磁気特性等を考慮して、50
〜3000Å程度とすることが好ましい。
このような磁性層3上には、潤滑膜4が設けられるこ
とが好ましい。
潤滑膜は有機化合物を含有することが好ましく、特に
極性基ないし親水性基、あるいは親水性部分を有する有
機化合物を含有することが好ましい。
用いる有機化合物に特に制限はなく、また、液体であ
っても固体であってもよく、フッ素系有機化合物、例え
ば欧州特許公開第0165650号およびその対応日本出願で
ある特開昭61−4727号公報、欧州特許公開第0165649号
およびその対応日本出願である特開昭61−155345号公報
等に記載されているようなパーフルオロポリエーテル、
あるいは公知の各種脂肪酸、各種エステル、各種アルコ
ール等から適当なものを選択すればよい。
潤滑膜の成膜方法に特に制限はなく、塗布法等を用い
ればよい。
潤滑度の表面は、水との接触角が70℃以上、特に90℃
以上であることが好ましい。このような接触角を有する
ことにより、磁気ヘッドと磁気記録媒体との吸着が防止
される。
潤滑膜の厚さは、成膜方法および使用化合物によって
も異なるが、4〜300Å程度であることが好ましい。
4Å以上とすると耐久性が向上し、300Å以下とする
と吸着や磁気ヘッドのクラッシュが減少する。なお、よ
り好ましい膜厚は4〜100Åであり、さらに好ましい膜
厚は4〜80Åである。
上記のようなピーク比を有する磁性層が成膜された本
発明の磁気記録媒体は、磁性層側の表面粗さ(Rmax)が
50〜200Åであるとさらに耐久性が向上する。この場
合、Rmaxのより好ましい範囲は80〜150Åであり、さら
に好ましい範囲は80〜120Å、特に好ましくは90〜120Å
である。
磁性層側のRmaxを上記範囲内とすれば、耐久性が向上
する他、媒体表面と浮上型磁気ヘッドの浮揚面との距離
を0.1μm以下に保って記録および再生を行なうことが
でき、しかも浮上型磁気ヘッドと磁気記録媒体との吸着
が発生せず、高密度記録が可能となる。
なお、磁性層側のこのようなRmaxを得るためには、前
記したFe3O4からγ−Fe2O3への酸化を行なう際に、熱処
理温度と時間を制御すればよい。
本発明の磁気記録媒体は、公知のコンポジット型の浮
上型磁気ヘッド、モノリシック型の浮上型磁気ヘッド等
により記録再生を行なった場合に効果を発揮するが、特
に浮上型薄膜磁気ヘッドと組合せて使用された場合に、
極めて高い効果を示す。
第4図に、本発明の磁気ヘッドの好適実施例である薄
膜型の浮上型磁気ヘッドの1例を示す。
第4図に示される浮上型磁気ヘッド10は、基体20上
に、絶縁層31、下部磁極層41、ギャップ層50、絶縁層3
3、コイル層60、絶縁層35、上部磁極層45および保護層7
0を順次有する。また、このような浮上型磁気ヘッド10
の少なくともフロント面、すなわち浮揚面には、必要に
応じ、前記と同様の潤滑膜を設けることもできる。
なお、本発明では、フロント面のRmaxは、200Å以
下、特に50〜150Åであることが好ましい。このようなR
maxを有する磁気ヘッドと上記したRmaxを有する磁気記
録媒体とを組み合わせて使用することにより、本発明の
効果はより一層向上する。
コイル層60の材質には特に制限はなく、通常用いられ
るAl、Cu等の金属を用いればよい。
コイルの巻回パターンや巻回密度についても制限はな
く、公知のものを適宜選択使用すればよい。例えば巻回
しパターンについては図示のスパイラル型の他、積層
型、ジグザグ型等いずれであってもよい。
また、コイル層60の形成にはスパッタ法等の各種気相
被着法を用いればよい。
基体20はMn−Znフェライト等の公知の材料から構成さ
れてもよい。
このような磁気ヘッドを、本発明の磁気記録媒体に対
して用いる場合、基体20は、ビッカース硬度1000kgf/mm
2以上、特に1000〜3000kgf/mm2程度のセラミックス材料
から構成されることが好ましい。このように構成するこ
とにより、本発明の効果はさらに顕著となる。
ビッカース硬度1000kgf/mm2以上のセラミックス材料
としては、Al2O3−TiCを主成分とするセラミックス、Zr
O2を主成分とするセラミックス、SiCを主成分とするセ
ラミックス、AlNを主成分とするセラミックス、ZrO2−A
l2O3を主成分とするセラミックス、Al2O3−TiO2を主成
分とするセラミックス、ZrO2−Carbideを主成分とする
セラミックスまたはSi3N4−Al2O3を主成分とするセラミ
ックスが好適である。また、これらには、添加物として
Mg、Y、ZrO2、TiO2等がさらに含有されていてもよい。
これらのうち好適なものは、酸化鉄を主成分とする薄
膜磁性層を硬度との関係が最適であることから、Al2O3
−TiCを主成分とするセラミックスまたはZrO2を主成分
とするセラミックスである。
下部および上部磁極層41、45の材料としては、従来公
知のものはいずれも使用可能であり、例えばパーマロ
イ、センダスト、Co系非晶質磁性合金等を用いることが
できる。
磁極は通常、図示のように下部磁極層41および上部磁
極層45として設けられ、下部磁極層41および上部磁極層
45の間にはギャップ層50が形成される。
ギャップ層50は、Al2O3、SiO2等の公知の材料であっ
てよい。
これら磁極層41、45およびギャップ層50のパターン、
膜厚等は公知のいずれのものであってもよい。
さらに、図示例ではコイル層60は、いわゆるスパイラ
ル型として、スパイラル状に上部および下部磁極層41、
45間に配設されており、コイル層60と上部および下部磁
極層41、45間には絶縁層33、35が設層されている。
また下部磁極層41と基体20間には絶縁層31が設層され
ている。
絶縁層の材料としては従来公知のものはいずれも使用
可能であり、例えば、薄膜作製をスパッタ法により行な
うときには、SiO2、ガラス、Al2O3等を用いることがで
きる。
また、上部磁極45上には保護層70が設層されている。
保護層の材料としては従来公知のものはいずれも使用可
能であり、例えばAl2O3等を用いることができる。ま
た、これらに各種樹脂コート層等を積層してもよい。
このような薄膜型の浮上型磁気ヘッドの製造工程は、
通常、薄膜作成とパターン形成とから構成される。
上記各層を構成する薄膜の作成には、上記したよう
に、従来公知の気相被着法、例えば真空蒸着法、スパッ
タ法、あるいはメッキ法等を用いればよい。
浮上型磁気ヘッドの各層のパターン形成は、従来公知
の選択エッチングあるいは選択デポジションにより行な
うことができる。エッチングとしてはウェットエッチン
グやドライエッチングを用いることができる。
このような浮上型磁気ヘッドは、アーム等の従来公知
のアセンブリーと組み合わせて使用される。
本発明の磁気記録媒体、特に磁気ディスクを用いて記
録再生を行うには、ディスクを回転させながら、磁気ヘ
ッドを浮上させて記録再生を行う。
ディスク回転数は2000〜6000rpm程度、特に2000〜400
0rpmとする。
また、浮上量は0.2μm以下、特に0.15μm以下、さ
らには0.1μm以下、例えば0.01〜0.09μmとすること
ができ、このとき良好な浮上特性およびCSS耐久性を得
ることができる。
浮上量の調整は、スライダ巾や、磁気ヘッドへの荷重
を変えることによって行なう。
<実施例> 以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
〈磁気ディスクサンプルの作製〉 外径130mm、内径40mm、厚さ1.27mmのアルミノケイ酸
ガラス基板を研磨し、さらに化学強化処理を施した。化
学強化処理は、450℃の溶融硝酸カリウムに10時間浸漬
することにより行なった。
次いで、このガラス基板表面をメカノケミカルポリッ
シングにより平滑化した。メカノケミカルポリッシング
には、コロイダルシリカを含む研磨液を用いた。
研磨液を表面粗さ(Rmax)は50Åであった。
これらのガラス基板を洗浄後、各ガラス基板表面に下
記のようにして磁性層を形成した。
まず、Arガス雰囲気中にて予備スパッタを行ない、Fe
ターゲット表面の酸化膜を除去した。次いで、O2ガスを
導入して反応性スパッタを行ない、Fe3O4を成膜した。
なお、O2ガスは、基板に吹きつけるように導入した。
各磁気ディスクサンプルのFe3O4膜形成時のP(Ar+O
2)およびPo2/P(Ar+O2)は、それぞれ1×10-3Torrお
よび0.058とした。
Fe3O4膜形成後、表1に示す条件で大気中熱処理によ
り酸化を行ない、γ−Fe2O3磁性層とした。なお、磁性
層の厚さは、1000Åであった。
各磁気ディスクサンプルの磁性層側のRmaxを表1に示
す。なお、Rmaxは、触針型表面粗さ計により測定した。
各サンプルの磁性層に対してX線回析を行ない、X線
回析チャートを作成した。
なお、X線回析は第2図に示される装置にて行なっ
た。
各サンプルのX線回析チャートの解析結果を表1に示
す。
また、各サンプルの磁性層を、コロイダルシリカを使
用したメカノケミカルポリッシングにより研磨して、磁
性層厚さのα−Fe2O3の存在を調べた。なお、X線回析
には、第3図に示される低入射角X線回析装置をβ=2
゜にて用いた。
サンプルNo.4について、研磨前の磁性層のX線回析チ
ャートおよび170Å研磨後の磁性層のX線回析チャート
を、それぞれ第5図および第6図に示す。
第5図ではα−Fe2O3の面指数(104)のピークが認め
られるが、第6図にはこのピークは認められない。
各サンプルについて、α−Fe2O3の面指数(104)のピ
ーク面積P(104)とγ−Fe2O3の面指数(311)のピー
ク面積P(311)との比P(104)/P(311)が零となっ
たときの深さDαを、表1に示す。
なお、サンプルNo.2〜5では、P(104)/P(311)は
研磨が進むにつれて漸減した。従って、α−Fe2O3は磁
性層表面からP(104)/P(311)が零となった深さまで
の領域全てに存在していることが確認された。
次に、各サンプルの磁性層上に潤滑膜を成膜した。
潤滑膜は、下記式で表わされる分子量2000の化合物の
0.1wt%溶液を用いて、スピンコート法により厚さ20Å
に成膜して形成した。この潤滑膜表面と水との接触角
(水を滴下して30秒後)は、100゜であった。
(式) HOCH2−CF2−OC2F4−OCF2−OmCF2−CH2−OH このようにして得られた磁気ディスクサンプルについ
て、摺動耐久性および再生出力の測定を次に示す方法で
行なった。結果を表1に示す。
摺動耐久性 使用磁気ヘッド ビッカース硬度2200kgf/mm2のAl2O3−TiC基体上に薄
膜磁気ヘッド素子を形成した後、磁気ヘッド形状に加工
し、支持バネ(ジンバル)に取りつけ、空気ベアリング
型の浮上型磁気ヘッドを作製した。
この磁気ヘッド浮揚面のRmaxは130Åであった。
スライダ幅は150μm、ジンバル荷重は25gとした。
摺動耐久性 上記磁気ヘッドを使用し、25℃、相対湿度25%にて摺
動耐久性試験を行なった。
上記磁気ヘッドを磁気ディスクサンプルに押し付け、
磁気ディスクと磁気ヘッドとの相対速度が20m/sになる
ように磁気ディスクを回転させた。このとき磁気ヘッド
が浮上せずに常に摺動した状態であることは、AE(アコ
ースティック・エミッション)センサにより確認した。
耐久性は、磁気ディスクに傷が発生するまでの時間で
評価した。
◎:60分以上 ○:40分以上60分未満 △:20分以上40分未満 ×:20分未満 なお、この摺動耐久性試験は、CSS耐久性試験よりも
過酷な耐久性試験方法である。
再生出力 表1に示す各サンプルについて再生出力を測定し、α
−Fe2O3の含有による再生出力の低下を調べた。
評価は、α−Fe2O3を含有しないサンプルNo.1の再生
出力を100とし、 ○:95以上 ×:95未満 で行なった。
表1に示される結果から本発明の効果が明らかであ
る。すなわち、α−Fe2O3を磁性層表面から50〜200Åま
での領域に含む本発明の磁気記録媒体は、磁性層の耐久
性が高く、しかもα−Fe2O3を含まない比較サンプルに
比べ磁気特性の低下も認められない。
なお、上記各サンプルに対してCSS耐久性試験を行な
ったところ、摺動耐久性試験と同様な傾向がみられた。
<発明の効果> 本発明によれば、耐久性、特にCSS耐久性が高く、し
かも磁気特性の高い磁気記録媒体が実現する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の磁気記録媒体の部分断面図である。 第2図は、X線回析装置の概略図である。 第3図は、低入射角X線回析装置の概略図である。 第4図は、本発明に用いる磁気ヘッドの部分断面図であ
る。 第5図は、低入射角X線回析装置を用いて作成された研
磨前のγ−Fe2O3磁性層のX線回析チャートである。 第6図は、低入射角X線回析装置を用いて作成された研
磨後のγ−Fe2O3磁性層のX線回析チャートである。 符号の説明 1……磁気記録媒体 2……基板 3……磁性層 4……潤滑膜 101……X線源 102……磁気記録媒体 103……計数管 DS……ダイバージェンススリット SS……スキャッタースリット RS……レシービングスリット MM……モノクロメータ S1、S2……ソーラースリット 10……磁気ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−292717(JP,A) 特開 昭54−89706(JP,A) 特開 昭62−42315(JP,A) 特開 昭62−43819(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/66

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】γ−Fe2O3を主成分とする連続薄膜型の磁
    性層を剛性基板上に有する磁気記録媒体であって、 前記磁性層表面から少なくとも深さ50Åまでの領域にα
    −Fe2O3とγ−Fe2O3とが混在し、深さが200Åを超える
    領域にはα−Fe2O3が実質的に存在しないことを特徴と
    する磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】前記磁性層を研磨しないエッチングしなが
    らX線回析を行って得られたX線チャートにおいて、α
    −Fe2O3の面指数(104)のピーク面積をP(104)と
    し、γ−Fe2O3の面指数(311)のピーク面積をP(31
    1)としたとき、P(104)/P(311)が零となる深さが5
    0〜200Åである請求項1に記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】前記磁性層のX線チャートにおいて、α−
    Fe2O3の面指数(104)のピーク面積をP(104)とし、
    γ−Fe2O3の面指数(311)、面指数(400)および面指
    数(222)のそれぞれのピーク面積をP(311)、P(40
    0)およびP(222)としたとき、 0.02≦P(104)/P(311)≦0.20 0≦P(400)/P(311)≦1.0 0≦P(222)/P(311)≦0.5 である請求項1または2に記載の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の磁気
    記録媒体を回転し、この磁気記録媒体上に磁気ヘッドを
    浮上させて記録再生を行う磁気記録再生方法であって、 前記磁気記録媒体がディスク状であり、前記磁気ヘッド
    の浮上量が0.2μm以下であることを特徴とする磁気記
    録再生方法。
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