JP2982829B2 - 希土類元素の回収方法 - Google Patents

希土類元素の回収方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、希土類元素を含む合金
あるいは混合物から希土類元素を回収し、再利用する分
野に関する。
【0002】
【従来の技術】希土類元素合金あるいは混合物から希土
類のみを選択的に浸出し、かつ、浸出および希土類元素
の回収に用いる薬品(浸出液)のほぼ全量を繰り返し循
環使用しうる希土類元素の回収方法は知られていない。
【0003】従来の希土類元素の回収方法は、いずれの
場合であっても希土類元素合金あるいは希土類元素を含
む混合物の全体を酸、あるいは陽極酸化によって溶解
し、この溶解液に蓚酸あるいは蓚酸アルカリ等の沈澱剤
を直接加えて希土類元素を蓚酸塩の形で回収するか、特
開昭60−122718のように酸性燐酸エステルを用
いた溶媒抽出法や特開昭61−270216のようにキ
レート樹脂を用いたイオン交換法、あるいは特開昭59
−67384のような電解法によって、溶解液中の希土
類元素イオンと他の金属とをある程度分離した後、蓚酸
あるいは蓚酸アルカリ等の沈澱剤を加えて希土類元素を
蓚酸塩の形で回収し、次いで得られた蓚酸塩を酸化焙焼
することによって酸化物の形で希土類元素が回収されて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来法に共通する問題
点は、まず溶解工程において、通常希土類元素に対して
5〜9倍モルも共存する他の元素をも溶解するために
酸、あるいは電力が消費され、また回収工程において
も、最終的に希土類元素以外の元素は溶解液から固体と
して回収されるために、やはり希土類元素以外の元素の
回収のためにも、アルカリなどの沈澱剤、あるいは電力
が消費されていたことである。従って、希土類元素と共
存する元素が回収されても商業的価値が殆どない場合
は、希土類元素合金あるいは混合物の処理に投入した薬
品や電力の大半が、廃棄物を生産するために消費される
という結果にもなっていた。
【0005】また、従来法では溶解には酸が使用されて
いたため、設備としては耐酸性の高い特殊な材質の反応
槽を必要とし、かつ溶解時の発熱による酸の揮発、ある
いは電解時のミストの飛散により作業環境が悪化しし、
周辺の装置の腐蝕や作業者への健康面への問題があり、
さらにいずれの方法についても水素発生を伴う反応であ
ったため引火爆発による危険性があるなど、安全衛生面
の問題も大きかった。
【0006】さらに、希土類元素を回収した後に生成す
る酸は、希土類元素イオンの溶解を妨げる蓚酸イオンを
始めとする多くの不純物を含み、濃度も薄い。従って、
溶解工程で使用された酸の大半が、希土類元素と共存す
る元素の塩を形成するため消費されてしまうからといっ
て、溶解に使用した酸をそのまま合金の溶解に再利用し
ようとしても、事実上不可能であった。
【0007】希土類元素を沈澱として回収する工程にお
いては、従来法では、希土類元素に対する蓚酸の当量が
生成する希土類元素蓚酸塩の純度に大きく影響するた
め、特に共存元素の蓚酸塩が水に難溶性の場合は、沈澱
生成前に希土類元素濃度を厳密に分析しておく必要があ
り、また溶解液中の希土類元素濃度が高い場合に蓚酸で
沈澱生成させる時は、沈澱生成に伴い溶液中に生成した
強酸が希土類元素の蓚酸塩を溶解するため、アルカリに
よるpH制御が不可欠であった。さらに、回収された蓚
酸塩は酸化焙焼によって酸化物になるため、比較的高価
な沈澱剤である蓚酸が完全に分析されて再利用ができ
ず、特に価格の低い希土類元素を回収する場合の障害に
なっていた。
【0008】一方、溶媒抽出法、イオン交換法に関して
は、高価な抽出剤やキレート樹脂を使用する上、設備的
にも専用の装置を必要とし、また、電解法でも、やはり
専用の電解槽およびアノードボックス、カソードボック
スが必要であるため、初期投資が大きくなるという問題
点があった。
【0009】本発明の目的は、酸を用いず、また特殊な
装置も使用せずに、希土類元素を含有する合金あるいは
混合物から希土類元素のみを、選択的に浸出し、また、
蓚酸を用いずに希土類元素を固体化合物として分離し、
かつ使用する薬品を繰り返し循環使用しうる方法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、希土類元素
を含有する合金を炭酸水素アルカリまたは炭酸水素アル
カリと炭酸アルカリとの水溶液からなる母液中で酸化す
ることにより、基本的に希土類元素のみを選択的に浸出
し、得られた浸出液から二酸化炭素により希土類元素を
結晶性沈澱として分離し、次いで結晶を分離した母液を
再び浸出に繰り返し使用する希土類元素の回収方法であ
り、好ましくは炭酸水素カリウムあるいは炭酸水素カリ
ウムおよび炭酸カリウムの混合物を母液として用い、酸
化剤として酸素あるいは空気を用いるものである。
【0011】さらに、本発明は、希土類元素を含有する
合金を実質的に炭酸アルカリのみの水溶液からなる母液
中で酸化させながら二酸化炭素を吹き込んで、基本的に
希土類元素のみを選択的に浸出することを包含する。
【0012】
【作用】本発明では、希土類元素を含有する合金あるい
は混合物が、酸化剤により酸化されて酸化物あるいは水
酸化物を生成し、この酸化生成物中の希土類元素の水酸
化物が二酸化炭素あるいは炭酸水素イオンにより容易に
炭酸塩に変化するということ、また希土類元素の炭酸塩
は炭酸アルカリ水溶液中には錯形成して溶解するが、
鉄、ニッケル、コバルトを始めとする多くの元素の水酸
化物、酸化物、あるいは炭酸塩は炭酸アルカリ水溶液に
対して難溶性であることを利用する。すなわち、選択的
に希土類元素のみを炭酸アルカリ水溶液中に浸出する。
次いで、希土類元素の炭酸塩が炭酸水素アルカリ水溶液
あるいは炭酸アルカリを殆ど含まない炭酸アルカリ水溶
液には難溶性である事を利用して、浸出液中に二酸化炭
素を溶解し炭酸イオンを炭酸水素イオンに変えることに
より、希土類元素を炭酸塩の沈澱として回収するもので
ある。
【0013】以下に、Nd−Fe−B合金からのNdの
回収を例にとって詳細に説明する。
【0014】酸化浸出工程には、次の式が関与する。
【0015】
【式1】 2Nd+3H2 O+3(O) → 2Nd(OH)3
【0016】
【式2】 2Nd(OH)3 +6HCO3 - → Nd2 (CO3 3 +3CO3 2-+6H2
【0017】
【式3】 Nd2 (CO3 3 +CO3 2- → 2[Nd(CO3 2 -
【0018】
【式4】3Fe+4(O) → Fe3 4
【0019】
【式5】 2Fe+3(O)+H2 O → 2FeO(OH)
【0020】酸化浸出工程においては、ネオジムは式1
に示すような反応により酸化され、式2に示すように炭
酸水素イオンによって炭酸塩になり、次いで式3のよう
な反応により炭酸イオンによってジカルボナトネオジム
酸イオンとなって溶解する。一方、鉄も式4あるいは式
5に示すような反応によりに酸化されるが、酸化生成物
は炭酸イオンと錯形成しにくいため殆ど浸出されない。
【0021】なお、合金が硼素を含む場合、硼素は、酸
化されると、硼酸塩となって溶解するが、通常Nd−F
e−B合金中には硼素は1%程度しか存在しないため、
実際にはネオジムの浸出および回収には全く影響しな
い。
【0022】酸化浸出工程で用いる酸化剤としては、希
土類元素を酸化できる程度の酸化力等があれば十分であ
り、殆どの酸化剤を用いることができるが、経済性を考
慮すると酸素あるいは空気によって酸化するのが最も適
している。希土類元素及びその合金あるいは混合物は通
常極めて酸化されやすいため、気泡がスラリー中に細か
く分散さえしていれば、酸化触媒が存在しなくても十分
に定量的に酸化反応は進行する。
【0023】浸出工程で用いる炭酸水素アルカリや炭酸
アルカリとしては、水に可溶性な塩であればいずれも使
用可能であるが、原子量が大きいアルカリ金属の塩ほど
炭酸水素塩の溶解度およびネオジムの炭酸錯体の溶解度
が大きくなることと、入手の容易さを考慮するとカリウ
ム塩が最も適している。
【0024】また、純粋な炭酸水素アルカリ溶液には炭
酸ネオジムは約0.005g/lしか溶解しないが、式
2の反応や反応時の熱分解によって炭酸カリウムになっ
て、炭酸ネオジムが溶解するようになるので、浸出に炭
酸水素アルカリのみを含む水溶液を用いても問題はな
い。
【0025】しかし、炭酸アルカリのみを含む水溶液で
は炭酸水素イオンが無いので式2の反応を進める事がで
きないため、炭酸水素アルカリをNdに対して3当量以
上存在させるか、二酸化炭素を吹き込む必要がある。
【0026】また、浸出液から炭酸ネオジムを回収した
後の母液には必ず十分な量の炭酸水素アルカリが存在す
るため、浸出2回目以降は浸出液の炭酸水素イオン濃度
に特に配慮する必要はない。
【0027】但し、浸出時の炭酸アルカリの濃度として
は、濃厚なほど錯塩が安定するため収率は上がり、浸出
に要する反応時間は短縮され、酸素が有効に消費される
率も向上する。
【0028】浸出時のNd−Fe−B合金のスラリー濃
度は、炭酸アルカリ濃度が高いほど濃くすることが可能
であり、例えばネオジムが50重量%炭酸カリウム中に
は、常温で約107g/lほど溶解することから、通常
のNd−Fe−B合金ならスラリー濃度を約300g/
lまで高めることができる。
【0029】炭酸アルカリ水溶液に対する希土類元素の
溶解度は、ランタノイド元素のなかでは、原子番号が大
きい希土類元素ほど大きくなるため、中希土や重希土の
合金ではさらに高いスラリー濃度にすることも可能であ
る。
【0030】また、実際浸出するに当たっては、スラリ
ー濃度が薄いほど粘度が低下するため、空気の気泡を容
易に微細化することができ、酸素の有効消費率を向上さ
せることができる。しかし、希土類元素の浸出率に関し
ては、希土類元素が溶解度以上水溶液中に存在しないよ
うなスラリー濃度であれば、濃度の差による影響はな
い。
【0031】酸化浸出反応は常温でも緩慢ながら進行す
るが、Nd−Fe−B合金のように酸化されにくい相を
持つ合金の場合は、これらを迅速かつ完全に酸化するた
めに、60℃以上で浸出することが望ましい。そして、
副生する鉄の酸化生成物も温度が高いほどFe3 4
割合が増え、温度が低いほどFeO(OH)が生成しや
すくなる傾向がある。
【0032】浸出反応の終点は、浸出液の酸化還元電位
の上昇が止まることによって知ることができる。反応混
合液は、Fe3 4 あるいはFeO(OH)を主成分と
する残渣を分離する。浸出時に酸化反応が十分行われて
いる場合、Fe3 4 あるいはFeO(OH)を含む浸
出液のろ過および沈澱物の脱水は迅速かつ完全である。
【0033】回収工程には、次の式が関与する。
【0034】
【式6】 2[Nd(CO3 2 - +CO2 +H2 O → Nd2 (CO3 3 ↓+2HCO3 -
【0035】Fe3 4 やFe(OH)などの残渣を分
離したろ液に二酸化炭素を溶解して、式6に示す反応に
より炭酸ネオジムの結晶性沈澱形を回収する。ネオジム
を溶解している浸出液に二酸化炭素を溶解すると、炭酸
イオンが炭酸水素イオンになり、ほぼpH約9.2で炭
酸ネオジムの沈澱生成は始まり、pH8.8までには9
8%のNdが結晶となって析出し、これらの値はネオジ
ムおよび炭酸アルカリ濃度に殆ど影響されない。鉄や硼
素が浸出工程で微量溶解した場合でも、これらの元素は
二酸化炭素によって沈澱しないためネオジムから分離す
ることができ、また、複数の希土類元素を含む場合は軽
希土類元素ほど先に沈澱が析出するため、希土類元素の
相互分離もある程度可能である。ネオジムの炭酸錯体は
十分に水で希釈することによっても分解し、炭酸ネオジ
ムを得ることもできるが、この方法では生成する炭酸ネ
オジムがゲル状になりやすく、かつ、母液を再び浸出に
くり返す前に濃縮工程が必要となるので、錯体の分解に
は二酸化炭素を用いることが望ましい。
【0036】カリウム塩を使用した場合、得られた炭酸
ネオジムの結晶は、生成条件により多少のカリウムイオ
ンを含有しているため、沈澱は炭酸ガスを含む水で洗浄
し、次いで加熱分解して酸化ネオジムを得る。炭酸ネオ
ジムは蓚酸塩と同様に放置中に結晶成長し、一旦粗大な
結晶になったものは結晶中のカリウムの溶解が困難にな
るため、一週間以内に洗浄することが望ましい。
【0037】また、炭酸ネオジムの結晶は約650℃で
ほぼ完全に分解するが、炭素含有量を0.0n%まで低
下させるには1000℃以上まで加熱することが望まし
く、仮に1%程度のカリウムを含む炭酸ネオジムでもこ
の温度まで加熱すれば、0.0n%まで炭素含有量を低
減させることができる。なお、蓚酸塩の場合と異なり焙
焼時の酸化雰囲気は必要ない。
【0038】一方、炭酸ネオジムを分離した母液は、そ
のまま希土類元素の浸出に使用できる。液中の炭酸カリ
ウム濃度が特に高かった場合、炭酸ネオジムを回収する
工程で炭酸ネオジムが析出する前に炭酸水素カリウムの
結晶が析出することがあるが、この結晶も母液とともに
浸出工程にくり返すことができる。
【0039】
【実施例】[実施例1] Nd:32.8%、Fe:6
1.5%、B:1.2%、残部:4.5%からなる合金
屑300gをK2 CO3 :1336g、KHCO3 :9
60gに水を加えて3lにした液中に懸濁し、90℃に
て空気を5l/分の流量でスラリー中へ送りこみ、2.
5時間酸化した。反応後、スラリーはろ過し、沈澱は5
00mlの水で洗浄し、浸出液のろ液と残渣の洗浄液、
残渣の分析より浸出率を求めた。
【0040】各元素の浸出率は、Nd:98.5%、F
e:1.0%、B:94.1%であった。
【0041】次に、浸出液にpHが9.5になるまで二
酸化炭素を吹き込みKHCO3 の結晶を分離し、さらに
8.02になるまで二酸化炭素を吹き込み炭酸ネオジム
を回収し、得られた炭酸ネオジムは、直ちに二酸化炭素
を含む水にて洗浄した。
【0042】浸出液からのNd回収率は、99.5%で
あり、炭酸ネオジム結晶のFe/Nd3 3 :0.00
1%、K/Nd2 3 :0.03%であった。
【0043】洗浄した炭酸塩は乾燥の後、1.000℃
にて、5時間加熱した。
【0044】得られたNd2 3 の原料からの収率は9
8.0%であり、不純物はK/Nd2 3 :0.004
%、C/Nd2 3 :0.07%であった。
【0045】[実施例2] 本実施例では、反復浸出試
験を行った。すなわち、実施例1で得られた炭酸ネオジ
ムを回収した後の母液及び炭酸水素カリウムの結晶に水
を加えて3lとし、この液を用いて実施例1と同様にN
d−Fe−Bの酸化浸出試験を行った。
【0046】各元素の浸出率は、Nd:95.0%、F
e:2.0%、B:84.8%であった。
【0047】[実施例3] 本実施例では、高スラリー
浸出試験を行った。すなわち、実施例1と同様の組成か
らなる合金粉450g/lをK2 CO3 :224g、K
HCO3 :1446gに水を加えて1.5lにした液中
に懸濁し、90℃にて空気を5l/分の流量でスラリー
中へ送りこみ、8.0時間酸化した。反応後スラリーは
ろ過し、沈澱は500mlの水で洗浄し、浸出液のろ液
と残渣の洗浄液、残渣の分析より浸出率を求めた。
【0048】各元素の浸出率は、Nd:98.5%、F
e:0.7%、B:93.3%であった。
【0049】[実施例4] 本実施例では、希土の相互
分離試験を行った。すなわち、Nd:49.4g/l、
Dy:2.6g/lを含む50重量%K2 CO3 溶液に
pHが8.18になるまでCO2 を溶解し、Ndの大半
を炭酸塩として晶出させた。[生成した結晶]/[母
液]間でのNd、Dyの分配量の比を求めると、Nd:
136、Dy:5.8で、両者の分離係数は24であっ
た。
【0050】[実施例5] 実施例1のK2 CO3 およ
びKHCO3 の代わりにNa2 CO3 およびNaHCO
3 を使用した。
【0051】ナトリウム塩の水溶液に対しては、希土類
元素の溶解度が小さいので、回収率は小さいが、回収可
能性は認められた。
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に示す効果が得られる。
【0053】1.希土類元素を含む合金あるいは混合物
から、希土類元素を回収するに際し、薬品(浸出液)の
ほぼ全量を繰り返して使用できるので、薬品(浸出液)
の使用量が軽減される。
【0054】2.希土類元素以外の元素を溶解すること
がないので、浸出に使用する酸や電力の消費が軽減され
る。
【0055】3.希土類元素の炭酸塩を利用して、希土
類元素の分別、沈澱技術が確立された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C01F 17/00 C22B 59/00 CA(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一種類以上の希土類元素を含有する合金
    あるいは混合物を含む炭酸水素アルカリまたは炭酸水素
    アルカリと炭酸アルカリとの混合物の水溶液を母液とし
    て用い、酸化剤の存在下で、希土類元素を選択的に浸出
    し、得られた希土類元素含有浸出液を二酸化炭素と接触
    させて希土類元素の炭酸塩を沈澱させて分離回収し、希
    土類元素の炭酸塩を分離回収した後の母液を再び浸出に
    用いることを特徴とする希土類元素の回収方法。
  2. 【請求項2】 酸化剤が、酸素あるいは空気であること
    を特徴とする請求項1記載の希土類元素の回収方法。
  3. 【請求項3】 炭酸水素アルカリ、炭酸アルカリがそれ
    ぞれ炭酸水素カリウム、炭酸カリウムであることを特徴
    とする請求項1記載の希土類元素の回収方法。
  4. 【請求項4】 一種類以上の希土類元素を含有する合金
    あるいは混合物を含む炭酸アルカリまたは炭酸水素アル
    カリと炭酸アルカリとの混合物の水溶液を母液として用
    い、酸化剤の存在下で、二酸化炭素を吹き込んで、希土
    類元素を選択的に浸出し、得られた希土類元素含有浸出
    液を二酸化炭素と接触させて希土類元素の炭酸塩を沈澱
    させて分離回収し、希土類元素の炭酸塩を分離回収した
    後の母液を再び浸出に用いることを特徴とする希土類元
    素の回収方法。
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