JP2982537B2 - 低騒音車輪使用の自動倉庫 - Google Patents

低騒音車輪使用の自動倉庫

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JP2982537B2
JP2982537B2 JP1578493A JP1578493A JP2982537B2 JP 2982537 B2 JP2982537 B2 JP 2982537B2 JP 1578493 A JP1578493 A JP 1578493A JP 1578493 A JP1578493 A JP 1578493A JP 2982537 B2 JP2982537 B2 JP 2982537B2
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善二 三木
武男 永岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出し入れ装置の車輪に
低騒音車輪を用いた低騒音車輪使用の自動倉庫に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば棚と出し入れ装置とからなる自
動倉庫としては、特開昭63−12505 号公報に見られる構
造が提供されている。すなわちこの従来構成は、上下方
向ならびに横方向に複数の荷収納区画を有する棚を立設
し、そして棚の前面側に、荷の出入庫を行う走行クレー
ンを配設している。この走行クレーンは、床面上ガイド
レールに遊転車輪や駆動車輪を介して支持されるととも
に天井側のガイドレールに案内され、そして荷受け渡し
手段を搭載した昇降キャリッジを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式による
と、床面上ガイドレールや遊転車輪、駆動車輪は総て鉄
などの金属で製作されており、したがって走行時には金
属どうしの接触となって騒音を発しており、しかも騒音
は金属音であることから、作業者に不快感を与えてい
た。
【0004】これに対しては、両車輪の外周にウレタン
などを取り付けて騒音を防止することが考えられる。し
かし、このような騒音防止構造を採用したとき、新たな
問題が発生する。すなわち、たとえば前日の作業終了か
ら翌日の朝までというように、出し入れ装置を長時間に
亘って停止させたときには、この出し入れ装置の自重に
より、ウレタンのレールへの接触部にフラットスポット
と呼ばれる水平部分が生じる。
【0005】このフラットスポットは、たとえば出し入
れ装置を10サイクルほど稼働させることで消える。しか
し10サイクルほどの稼働中(走行時)に車輪が回転する
ときで、真円部分からフラットスポットに移る際など
に、ゴトン、ゴトンという特殊な騒音(異音)を発生す
る。この特殊な騒音は前後(複数箇所)の車輪において
同時に発生することから、より大きな騒音となり問題で
あった。
【0006】本発明の目的とするところは、走行騒音を
減少し得るとともに、その騒音防止構造故に生じる特殊
騒音をも減少した低騒音車輪使用の自動倉庫を提供する
点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の低騒音車輪使用の自動倉庫は、複数の収納部を形
成した棚と、レールに前後一対の車輪を介して支持案内
されて一定経路上を走行自在な出し入れ装置とからなる
自動倉庫であって、両車輪は、金属製の本体の車輪径を
異にして形成するとともに、その本体の外周にレールに
接触する可撓体を取り付けて、小さい車輪径の車輪にお
ける可撓体の接触水平部分が一回転したとき、大きい車
輪径の車輪における可撓体の接触水平部分がレール上面
から離れた位置となるように、円周長さを異にして構成
ている。
【0008】
【作用】上記した本発明の構成によると、出し入れ装置
の一定経路上での走行動などにより、棚の目的とする収
納部に対して荷の入出庫を行える。そして出し入れ装置
の走行時において車輪は、レールに可撓体が圧接して弾
性変形した状態で、車輪をレールに当接させていること
から、この車輪のレールに対する金属接触面の面圧を低
下し得る。
【0009】また、たとえばフラットスポットと呼ばれ
る水平部分が生じている状態での稼働時(走行時)にお
いては、両車輪の径変化(円周長さの差)により、真円
部分からフラットスポットに移って特殊な騒音(異音)
を発生するタイミング(周期)が両車輪でずれることに
なる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図2、図3において枠組み状の棚1は、上下方向
ならびに左右方向に複数の収納部2を形成しており、各
収納部2は腕木を介して荷3(直接にまたはパレツトを
介して)を支持すべく構成されている。前記棚1は通路
4を置いて並設され、そして通路4内には一定経路5上
を走行自在な出し入れ装置10が配設される。
【0011】この出し入れ装置10は、下部フレーム11
と、この下部フレーム11から立設した前後一対のポスト
12などにより走行機体を構成している。そして両ポスト
12間にキャレッジ13を昇降自在に配置するとともに、こ
のキャレッジ13上に、出退動装置の作動により収納部2
などに対して出退自在な出し入れ具(フオーク)14を設
けている。
【0012】前記下部フレーム11は、床レール6上で転
動自在な駆動車輪15と従動車輪16とを前後に振り分けて
有し、またポスト12の上端側には、天井レール7に案内
されるガイド装置17を設けている。前記下部フレーム11
上で、ポスト12の後面側には、前記キャレッジ13に連動
した昇降駆動装置18と、駆動車輪15に連動した走行駆動
装置19とが設けられ、また下部フレーム11の側面には、
出し入れ装置10の各作動部を制御する制御ユニット20と
動力ユニット21とが前後に振り分けて設けられている。
【0013】前記床レール6はレールの一例で、たとえ
ば鉄(金属)により製作されている。この床レール6に
支持案内される前記駆動車輪15や従動車輪16は車輪の一
例で、図4、図5に示すように、その本体22,23が鉄
(金属)により製作されている。その際に両車輪15,16
は車輪径を異にして形成してある。すなわち、たとえば
駆動車輪15を大きな車輪径Dに形成するとともに、従動
車輪16を小さな車輪径dに形成している。
【0014】そして両車輪15,16の本体22,23の外周面
22a,23a上には、筒状の可撓体24,25が取り付けられ
ている。すなわち可撓体24,25は、たとえばウレタンな
どにより製作され、前記床レール6の曲状の上面6aに
接触すべく構成してある。26はサイドガイドローラを示
す。
【0015】次に上記実施例における作用を説明する。
上記のようにして構成された自動倉庫においては、出し
入れ装置10の一定経路5上での走行動と、キャレッジ13
の昇降動と、出し入れ具14の横方向出退動との組み合わ
せ動作により、棚1の目的とする収納部2に対して、出
し入れ装置10によって荷3の入出庫を行える。
【0016】そして出し入れ装置10の走行時において駆
動車輪15や従動車輪16は、床レール6の上面6aに可撓
体24,25が圧接して弾性変形することで、両可撓体24,
25間において本体外周面22a,23aを床レール上面6a
に当接させることになり、この本体外周面22a,23aの
床レール上面6aに対する金属接触面の面圧を低下し
得、以て騒音を低減し得る。
【0017】たとえば前日の作業終了から翌日の朝まで
というように、出し入れ装置10を長時間に亘って停止さ
せたときには、図1の実線に示すように、この出し入れ
装置10の自重により、可撓体24,25の床レール上面6a
に対する接触部にフラットスポット(水平部分)A,a
が生じる。
【0018】このようにフラットスポットA,aが生じ
た状態で出し入れ装置10を稼働させると、走行Sに伴っ
て両車輪15,16が回転T,tを行う。このとき両車輪1
5,16は車輪径D,dが異なることから、すなわち円周
長さが異なることから、図1の仮想線に示すように、小
さい車輪径dの従動車輪16が真円部分からフラットスポ
ットaに移る際に、大きい車輪径Dの駆動車輪15ではフ
ラットスポットAは床レール上面6aから離れた位置に
ある。
【0019】したがって引き続いての走行Sによる回転
T,tによって、まずフラットスポットaによる特殊騒
音(異音)が発生し、そして或る時間を置いてフラット
スポットAによる特殊騒音が発生することになる。この
ように前後の車輪15,16においてタイミング(周期)を
おいて特殊騒音が発生することになって、これら特殊騒
音はそれぞれ小さなものになる。
【0020】そして特殊騒音は、出し入れ装置10をたと
えば10サイクルほど稼働させることで自然に消えて行
き、以降は騒音の少ない入出庫作業を行える。上記実施
例では車輪15,16に対してそれぞ筒状の可撓体24,25を
取り付けているが、本発明においては、左右一対の可撓
体や、三本以上の可撓体を取り付けた実施例なども可能
である。
【0021】上記実施例では駆動車輪15を大きな車輪径
Dに形成するとともに、従動車輪16を小さな車輪径dに
形成しているが、これは逆に、すなわち従動車輪16を大
きな車輪径に形成するとともに、駆動車輪15を小さな車
輪径dに形成してもよい。
【0022】上記実施例では床レール6に前後一対の車
輪15,16を作用させているが、これは左右一対の床レー
ル6を設けるとともに、前後一対の車輪15,16をそれぞ
れ左右一対に設けた台車形式の出し入れ装置10であって
もよく、この場合に天井レール7などは省略される。
【0023】上記実施例では床レール6に支持案内され
る出し入れ装置10を示しているが、これは天井レールに
支持案内される出し入れ装置であってもよく、この場合
に天井レールに接触する車輪に可撓体24,25が取り付け
られる。
【0024】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、出し入れ装
置の一定経路上での走行動などにより、棚の目的とする
収納部に対して荷の入出庫を行うことができ、そして出
し入れ装置の走行時においては、レールに可撓体が圧接
して弾性変形した状態で、車輪をレールに当接でき、こ
の車輪のレールに対する金属接触面の面圧を低下でき
て、走行騒音を低減できる。
【0025】特に本発明によると、前後の車輪の径変化
(円周長さの差)により、真円部分からフラットスポッ
トに移って特殊な騒音(異音)を発生するタイミング
(周期)を両車輪でずらすことができ、これにより走行
騒音防止の構造故に生じる特殊騒音を小さくできること
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、両低騒音車輪の動作
を説明する概略側面図である。
【図2】同低騒音車輪使用の自動倉庫の側面図である。
【図3】同低騒音車輪使用の自動倉庫の正面図である。
【図4】同両低騒音車輪を比較する正面図である。
【図5】同低騒音車輪の要部の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 棚 2 収納部 5 一定経路 6 床レール(レール) 6a 上面 10 出し入れ装置 13 キャレッジ 15 駆動車輪(車輪) 16 従動車輪(車輪) 22 本体 22a 外周面 23 本体 23a 外周面 24 可撓体 24a 外周面 25 可撓体 25a 外周面 D 駆動車輪車輪径 d 従動車輪車輪径 A フラットスポット(水平部分) a フラットスポット(水平部分) S 走行 T 回転 t 回転
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 1/00 - 1/20 B66F 9/07 B60B 17/02 B61B 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の収納部を形成した棚と、レールに
    前後一対の車輪を介して支持案内されて一定経路上を走
    行自在な出し入れ装置とからなる自動倉庫であって、両
    車輪は、金属製の本体の車輪径を異にして形成するとと
    もに、その本体の外周にレールに接触する可撓体を取り
    付けて、小さい車輪径の車輪における可撓体の接触水平
    部分が一回転したとき、大きい車輪径の車輪における可
    撓体の接触水平部分がレール上面から離れた位置となる
    ように、円周長さを異にして構成したことを特徴とする
    低騒音車輪使用の自動倉庫。
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