JP2980536B2 - 突起物を有する硝子板及びその製造方法 - Google Patents

突起物を有する硝子板及びその製造方法

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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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    • C03C17/02Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with glass
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  • Surface Treatment Of Glass (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貼紙剥離性、手跡又指
紋付着防止性、滑り防止性及び透視性に優れた効果を与
える突起物を有する硝子板に関する。
【0002】
【従来技術】従来、硝子板は、窓、ショーケース、床材
等一般また産業用に広く使用されている。これらの硝子
板の使用目的は、単なる空気空間の遮断性に加えて、硝
子板が有する特性、すなわち光の透過性、像の透視性を
利用するものであることは言うまでもない。ところが、
最近、電話ボックスに用いられる硝子の表面にポスタ
ー、ビラ等の不法な宣伝や掲示物が貼り付けられ、利用
者に非常に不快感を与え又青少年育成上悪影響を与えて
いる。この貼紙を取り除き清掃するのに多くの人手と多
額の経費を使っているのが現状である。このため、従来
は、それらの貼紙防止策として、硝子面に剥離用の有機
樹脂(シリコン等)を塗布したり、フィルムを貼ったり
しているが、耐久性がなく、常時追加塗布するなど繁雑
であり、また透視性あるいは見栄えも良くなかった。ま
た、店頭のショーケースの硝子の表面に手跡や指紋が付
き易く、外観や透視性を悪くし、商品販売上好ましくな
い。さらに、床材等に硝子を使用する場合があり、その
際には透視性と滑り転倒防止という相反する問題があ
り、透視性が良好でしかも滑りが少ない硝子板が要求さ
れている。このような状況下において、貼紙剥離性、手
跡又指紋付着防止性、滑り防止性及び透視性に優れた効
果を有する硝子板は存在しないのが実情であり、それら
の効果を有する硝子板が要請されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のこの
ような問題点を解決したもので、透視性を損なわずに貼
紙剥離性、手跡又指紋付着防止性及び滑り防止性に優れ
た硝子板を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来の問
題点を解決すべく鋭意検討した結果、硝子板の表面上
に、微粒硝子の融着された塊りからなる突起物を無数設
けることにより、透視性を損なわずに貼紙剥離性、手跡
又指紋付着防止性及び滑り防止性に優れた硝子板が得ら
れることを見い出し、本発明を完成させた。
【0005】即ち、本発明は、硝子板の表面上に、微粒
硝子の融着された塊りからなる複数の突起物が一定間隔
又は不規則な間隔で設けられていることを特徴とする突
起物を有する硝子板を提供する。
【0006】また、本発明は、(1)表面が清浄な硝子
板の表面上に、所定のパターンで、微粒硝子用付着剤を
塗布して、該微粒硝子用付着剤を硝子板表面上に付着さ
せ、(2)前記微粒硝子用付着剤が付着された硝子板の
表面に、該硝子板より軟化点の低い微粒硝子を散布し
て、微粒硝子を該微粒硝子用付着剤に付着させ(3)該
微粒硝子用付着剤に付着されなかった微粒硝子を除去
し、(4)該微粒硝子用付着剤上に付着された微粒硝子
を有する硝子板を熱処理して、硝子板表面に微粒硝子を
融着させた後、冷却することにより硝子板の表面上に、
微粒硝子の融着された塊りからなる複数の突起物を一定
間隔又は不規則な間隔で融着させることを特徴とする突
起物を有する硝子板の製造方法を提供する。
【0007】以下、本発明の構成を詳細に説明する。本
発明で使用される硝子板の種類は特に限定されないが、
具体的には、例えば一般に使用されるフロート板硝子、
磨板硝子、鋼入り板硝子、型板硝子等が用いられる。ま
た硝子板の厚さ、形状についても特に限定されない。
【0008】硝子板の表面上に設けられた突起物は、融
着された微粒硝子の塊りからなるものである。微粒硝子
は、硝子板よりも低軟化点の粒径の細かいものであれば
特に限定されない。具体的には粒径が30〜120メッ
シュが好ましく、さらに好ましくは35〜85メッシュ
である。また微粒硝子の軟化点は、硝子板が通常フロー
ト硝子(ソーダ石灰硝子、軟化点700〜800℃)の
場合は好ましくは580〜650℃の範囲である。微粒
硝子の膨張係数は硝子板の膨張係数に近い方が融着後の
密着耐久性の観点から好ましい。微粒硝子の種類として
は、具体的には硼硅酸鉛硝子等が用いられる。微粒硝子
の硝子板の融着は、熱処理により行なわれ、微粒硝子の
粒子が熱処理により相互に凝結して塊りとなりこれが突
起物を形成するものである。
【0009】突起物の平面上の直径は特に限定されない
が、0.5〜3mmの範囲であることが好ましい。ま
た、突起物の平面形状は円形以外に任意にパターンを選
択することができる。突起物の数は複数、即ち無数存在
するものである。硝子板上に突起物が存在する帯域は、
その目的、用途に応じて異なり硝子板の一部か又全体を
覆うように存在する。複数の突起物間の間隔は一定間隔
又は不規則は間隔で設けられる。該間隔は用途に応じて
定められ、滑り防止性の点からは1〜35mmの範囲で
あることが好ましく、貼紙剥離性及び手跡又指紋付着防
止性の点からは1〜4mmであることが特に好ましい。
突起物の高さは、特に限定されないが、少なくとも0.
25mmであることが好ましい。なお、突起物は硝子板
の片側又は両側のいずれの表面にも目的、用途に応じて
設けることができる。
【0010】次に突起物を有する硝子板の製造方法につ
いて以下に述べる。 (1)表面が清浄な硝子板の表面上に、所定のパターン
で、微粒硝子用付着剤を塗布して、該微粒硝子用付着剤
を硝子板表面上に付着させる。硝子板の表面を清浄にす
る方法は特に限定されないが、例えば水洗、ブラシ洗
浄、有機溶剤による洗浄等が用いられる。この場合用い
られる微粒硝子用付着剤は、微粒硝子を付着させ、さら
に熱処理により飛散又は焼失するものであれば特に限定
されない。具体的には、例えば、植物油を主成分としこ
れにセルロース系増粘剤、アクリル系接着剤等を配合し
たもの等が好ましい。硝子板の表面上への、微粒硝子用
付着剤の塗布方法は、特には限定されない。具体的には
所定のパターンにより塗布行うためスクリーン印刷法が
特に好ましい。また、所定のパターンで塗布を行うが、
パターンは、最終的に得られる突起物の径又は間隔等を
考慮して決定される。スクリーン印刷の方法で行う場合
は、硝子板の表面に一般にスクリーン印刷する場合の方
法がそのまま適用される。該スクリーン印刷により硝子
板の表面に所定形状の微粒硝子用付着剤が付着する。
【0011】(2)前記微粒硝子用付着剤が付着された
硝子板の表面に、該硝子板より軟化点の低い微粒硝子を
散布して、微粒硝子を該微粒硝子用付着剤に付着させ
る。微粒硝子の散布方法は、具体的にはバラマキ、吹付
け、フルイ落下等が用いられる。この場合、微粒硝子が
硝子板全部を覆うように散布することが好ましい。これ
は微粒硝子が微粒硝子用付着剤に間断なく均一に付着さ
れることが好ましいからである。
【0012】(3)該微粒硝子用付着剤に付着されなか
った微粒硝子を除去する。除去方法は具体的にはバキュ
ームによる吸い取り、圧縮空気による吹き飛ばし、振動
による振り払い、ハケによる払い等の方法が用いられ
る。
【0013】(4)該微粒硝子用付着剤上に付着された
微粒硝子を有する硝子板を熱処理して、硝子板表面に微
粒硝子を融着させた後、冷却する。この場合の熱処理
は、熱処理炉で行う。熱処理条件は、微粒硝子の軟化点
以上の温度で行う。例えば580〜700℃の範囲の炉
温で、約2分〜2時間行うことが好ましい。また、強化
硝子又は半強化硝子の一般的熱処理条件である炉温60
0〜700℃、約3分〜30分であることが、さらに好
ましい熱処理条件である。この条件で行うことにより、
本発明の目的以外に、強化硝子、半強化硝子の効果を同
時に得られる。この熱処理により、微粒硝子は硝子板表
面上で互いに凝結し合いながら、該表面に融着される。
本発明の微粒硝子の融着された塊からなる突起物の形状
は特に限定されるものではないが、少なくとも半球状で
は本発明の効果は得られにくい。このため、熱処理によ
って一旦形成された突起物の形状が、微粒硝子の融解が
進むにつれて半球状となる前に熱処理を終了させること
が好ましい。なお、この場合硝子板表面上の微粒硝子用
付着剤は、熱処理により全部が飛散又は焼失して硝子板
の表面には存在しなくなり融着された微粒硝子のみが存
在する。熱処理後の冷却は、硝子の厚さにより調整され
た空気量を硝子表面に吹き付けて約常温まで冷却する方
法が好ましい。
【0014】以上の製造方法により硝子板の表面上に微
粒硝子の融着された塊りからなる複数の突起物を一定間
隔又は不規則な間隔で形成させる。微粒硝子の各粒子は
硝子板の表面上微粒硝子用付着剤に付着された個所で融
着により凝固して、塊りとなり突起物を形成する。
【0015】本発明の微粒硝子の融着された突起物を有
する硝子板は、透視性を損なうことがなく貼紙剥離性、
手跡又指紋付着防止性及び滑り防止性に優れた効果を与
えるものである。なお、本発明と異なり、硝子板表面に
微粒硝子を融着させるのではなく、熱間成形時に硝子板
本体にロール成形法等により突起物を設けるように製造
することも可能であるが、そのような製造方法による硝
子板の透視性の確保が困難であり好ましくない。
【0016】本発明を実施例により具体的に説明する。
なお、各性能試験において用いた試験方法は次の通りで
ある。
【0017】〔貼紙剥離性試験〕硝子板の表面に、縦1
0cm×横5cmの接着剤付き貼紙を貼り、実際に人が
該貼紙を剥離する場合の剥離性をつぎの4段階で評価し
た。 ◎:極めて容易に剥離可能 ○:容易に剥離可能 △:剥離できるが、やや困難 ×:剥離不可能
【0018】〔手跡又指紋付着性〕硝子板の表面に人の
手跡、指紋を付着させ、その状況を肉眼観察により次の
4段階で評価した。 ◎:全く手跡又指紋付着せず ○:かすかに手跡又指紋付着 △:やや手跡又指紋付着 ×:明白に手跡又指紋付着
【0019】〔滑り防止性〕硝子板の表面を湿潤な状態
にしておき、実際に靴を履いて歩行した時の滑り防止効
果を次の4段階で評価した。 ◎:極めて滑り防止効果あり ○:滑り防止効果あり △:やや滑り防止効果あり ×:滑り防止効果なし
【0020】〔透視性〕硝子の透視性を肉眼で観察し次
の3段階で評価した。 ○:極めて良好に透視できる △:透視性にやや難あり ×:透視が極めて困難
【0021】また実験条件は次の通りである。〔供試硝
子板〕 種類 :フロート板硝子 形状 :縦30cm、横40cm、厚さ5mm
【0022】〔供試微粒硝子用付着剤〕植物油(80重
量%含有)、セルロース系増粘剤及びアクリル系接着剤
の配合物。
【0023】〔供試微粒硝子〕微粒硝子として下記の特
性を有する硼硅酸鉛を主成分とする低軟化点硝子を使用
した。 粒径 :30〜120メッシュ 軟化点 :580〜600℃ 膨張係数:82×10-7/℃
【0024】実施例1 (1)硝子自動切断機で厚み5mmの素板フロート硝子
を、縦30cm、横40cmの寸法に切断して、硝子板
洗浄機にて水洗しながらブラッシングして、該硝子表面
を洗浄し、乾燥して供試板とした。 (2)該供試硝子板をスクリーン印刷機にセットし、パ
ターン間隔1.0mmで印刷が可能なシルクスクリーン
に前記微粒硝子用付着剤を塗布し、塗り斑を生じないよ
うにパターン直径1mm、パターン間隔1mmのパター
ンで、該供試硝子表面に印刷をして、該微粒硝子用付着
剤を付着させた。 (3)前記微粒硝子用付着剤が付着された硝子の表面
に、前記微粒硝子を均一に手でばら蒔きながら散布し、
微粒硝子を該微粒硝子用付着剤に付着させ、該微粒硝子
用付着剤に付着されなかった微粒硝子を、該硝子板を振
動させることにより除去した。
【0025】(4)該微粒硝子用付着剤に付着された微
粒硝子を有する硝子板を半強化硝子製造加工熱処理炉内
で、炉内温度690℃、熱処理時間3分で処理し、硝子
表面に微粒硝子を融着させた後(この時硝子表面温度は
赤外線放射温度計で640℃を示した)、一気に多量の
空気を吹き付けて急冷することにより、硝子の表面上
に、微粒硝子の融着された直径1.0mmの塊からなる
複数の突起物を1.0mmの一定間隔で形成した。ま
た、これにより出来上がった硝子板は強化硝子板となっ
た。
【0026】(5)この方法により形成された突起物を
観察すると、突起物は硝子板に融着されており、突起物
の外観は、微粒硝子が半溶融状態のまま固まった外観、
即ち突起物の表面に凹凸が残存していた。また、この方
法により形成された突起物を有する硝子板の表面には微
粒硝子用付着剤の残存はなかった。熱処理により飛散ま
たは燃焼したものと推察できる。前記の条件で製造され
た突起物を有する硝子板について、貼紙剥離性、手跡又
指紋付着防止性、滑り防止性及び透視性の試験を行っ
た。その結果を表1に示した。
【0027】実施例2〜7 上記工程(2)のスクリーン印刷パターンを表1に示し
たパターンに変更した以外は、実施例1と全く同様に突
起物を有する硝子板を製造した。前記の条件で製造され
た突起物を有する硝子板について、貼紙剥離性、手跡又
指紋付着防止性、滑り防止性及び透視性の試験を行っ
た。その結果を表1に示した。
【0028】比較例1. 突起物を有さない前記供試硝子板を用いて貼紙剥離性、
手跡又指紋付着防止性、滑り防止性及び透視性の試験を
行った。その結果を表1に示した。
【0029】比較例2 突起物を有さないスリ硝子板(表面をサンドブラスト処
理した硝子板)を用いて、貼紙剥離性、手跡又指紋付着
防止性、滑り防止性及び透視性の試験を行った。その結
果を表1に示した。
【0030】実施例1〜7及び比較例1〜2から次のこ
とが言える。 実施例1は手跡又指紋付着防止性は極めて優れ、滑り
防止性も効果がある。貼紙剥離性と透視性はやや効果が
ある程度である。 実施例2は貼紙剥離性、手跡又指紋付着防止性、滑り
防止性に極めて優れ、又透視性も良好である。 実施例3は滑り防止性に極めて優れ、貼紙剥離性、手
跡又指紋付着防止性も優れており、又透視性も良好であ
る。 実施例4は滑り防止性に極めて優れ、貼紙剥離性、手
跡又指紋付着防止性はやや効果がある程度であり、又透
視性も良好である。 実施例5及び6は滑り防止性に優れ、又透視性も良好
である。貼紙剥離性、手跡又指紋付着防止性は劣る。 実施例7は滑り防止性効果はややあり、透視性は良好
である。貼紙剥離性、手跡又指紋付着防止性は劣る。 突起物を有さない硝子板のケースである比較例1は貼
紙剥離性、手跡又指紋付着防止性及び滑り防止性は実施
例1〜4より劣る。透視性は、突起物を有しないので良
好である。 突起物を有さないスリ硝子板のケースである比較例2
は貼紙剥離性、手跡又指紋付着防止性、滑り防止性及び
透視性は実施例1〜4より劣る。
【0031】
【発明の効果】本発明の突起物を有する硝子板は透視性
を損なわずに、電話ボックス等で不当に貼紙された場合
に、容易に剥離することができ、又ショウケースに手跡
又は指紋が付着しにくく、さらに床材として使用された
場合にも滑りが少ない等の優れた性能を発揮する。ま
た、本発明の突起物は装飾的にも優れている。
【0032】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木本 公洋 富山県高岡市萩布142−2 三芝硝材株 式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C03C 17/04

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硝子板の表面上に、微粒硝子の融着され
    た塊からなる直径が0.5mm〜3mmの複数の突起物
    が、1mm〜4mmの範囲で一定間隔又は不規則な間隔
    で設けられていることを特徴とする突起物を有する透視
    硝子板。
  2. 【請求項2】 硝子板の表面上に、微粒硝子の融着され
    た塊からなる直径が0.5mm〜3mmの複数の突起物
    が、1mm〜4mmの範囲で一定間隔又は不規則な間隔
    で設けられていることを特徴とする突起物を有する貼紙
    剥離性に優れた透視性硝子板。
  3. 【請求項3】 硝子板の表面上に、微粒硝子の融着され
    た塊からなる直径が0.5mm〜3mmの複数の突起物
    が、1mm〜4mmの範囲で一定間隔又は不規則な間隔
    で設けられていることを特徴とする突起物を有する手跡
    又は指紋付着防止性に優れた透視性硝子板。
  4. 【請求項4】 硝子板の表面上に、微粒硝子の融着され
    た塊からなる直径が0.5mm〜3mmの複数の突起物
    が、1mm〜4mmの範囲で一定間隔又は不規則な間隔
    で設けられていることを特徴とする突起物を有する滑り
    防止性に優れた透視性硝子板。
  5. 【請求項5】 硝子板の表面上に、微粒硝子の融着され
    た塊からなる直径が0.5mm〜3mmの複数の突起物
    が、1mm〜4mmの範囲で一定間隔又は不規則な間隔
    で設けられていることを特徴とする突起物を有する電話
    ボックス用透視性硝子板。
  6. 【請求項6】 硝子板の表面上に、微粒硝子の融着され
    た塊からなる直径が0.5mm〜3mmの複数の突起物
    が、1mm〜4mmの範囲で一定間隔又は不規則な間隔
    で設けられていることを特徴とする突起物を有するショ
    ーケース用透視性硝子板。
  7. 【請求項7】 硝子板の表面上に、微粒硝子の融着され
    た塊からなる直径が0.5mm〜3mmの複数の突起物
    が、1mm〜4mmの範囲で一定間隔又は不規則な間隔
    で設けられていることを特徴とする突起物を有する床材
    用透視性硝子板。
  8. 【請求項8】 (1)表面が清浄な硝子板の表面上に、所定のパターン
    で、微粒硝子用付着剤を塗布して、該微粒硝子用付着剤
    を硝子板表面上に付着させ、 (2)前記微粒硝子用付着剤が付着された硝子板の表面
    に、該硝子板より軟化点の低い微粒硝子を散布して、微
    粒硝子を該微粒硝子用付着剤に付着させ (3)該微粒硝子用付着剤に付着されなかった微粒硝子
    を除去し、 (4)該微粒硝子用付着剤上に付着された微粒硝子を有
    する硝子板を熱処理して、硝子板表面に微粒硝子を融着
    させた後、冷却することにより硝子板の表面上に、微粒
    硝子の融着された塊からなる直径が0.5mm〜3mm
    の複数の突起物を1mm〜4mmの範囲で一定間隔又は
    不規則な間隔で融着させることを特徴とする突起物を有
    する透視性硝子板の製造方法。
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