JP2980011B2 - 散光式警光灯 - Google Patents

散光式警光灯

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JP2980011B2
JP2980011B2 JP24676095A JP24676095A JP2980011B2 JP 2980011 B2 JP2980011 B2 JP 2980011B2 JP 24676095 A JP24676095 A JP 24676095A JP 24676095 A JP24676095 A JP 24676095A JP 2980011 B2 JP2980011 B2 JP 2980011B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のルーフ上に取
付けられ、警告信号として回転閃光、サイレン音等を発
して注意喚起や通行者の案内を目的として使用される散
光式警光灯に関するものである。
【0002】従来の散光式警光灯としては、図9、及び
図10に示す、出願人が先に出願した平成2年実用新案
登録出願公告第38327号のように平面略長方形状の
基台8上に回転灯70、71、72、73と、該回転
灯の回転放光を周囲に反射放光する反射板75、76、
77、78、79、80と、を配置するとともに、透光
性を有するグローブ81、82を外覆させ、基台84
中央上部にスピーカ74を設置し、スピーカ74をスピ
ーカカバー83で外覆して構成され、通常、ブラケット
85等を介して車両に取付けられていた。
【0003】上記従来例について、まず斜前方への放光
を図9(a)に従って説明する。斜左前方へは、回転灯
70の放光a’1の1個の直接光がある。また斜左前方
へは、回転灯70の右方向への放光が反射板75で反射
した放光a’2、回転灯71の右方向への放光が反射板
77で反射した放光a’3、回転灯72の右方向への放
光が反射板79で反射した放光a’4、の3個の間接光
がある。このように合計4個の光源が、斜左前方から視
認される。斜右前方への放光は、斜左前方への放光につ
いて説明したところと同様でありa’5〜a’8が放光
されるため、合計4個の光源が斜右前方から視認され
る。
【0004】次に、前後方への放光を図9(b)に従っ
て説明する。前方へは、回転灯70の放光b’1、回転
灯71の放光b’4、回転灯72の放光b’7、回転灯
73の放光b’10、の4個の直接光がある。また前方
へは、回転灯70の右方向への放光が反射板75で反射
した放光b’2、回転灯71の左方向への放光が反射板
76で反射した放光b’3、回転灯71の右方向への放
光が反射板77で反射した放光b’5、回転灯72の左
方向への放光が反射板78で反射した放光b’6、回転
灯72の右方向への放光が反射板79で反射した放光
b’8、回転灯73の左方向への放光が反射板80で反
射した放光b’9、の6個の間接光がある。このように
合計10個の光源が、前方から視認される。後方への放
光は、斜左前方への放光について説明したところと同様
でありc’1〜c’10が放光されるため、合計10個
の光源が後方から視認される。
【0005】また、両側方への放光を図9(c)に従っ
て説明する。左側方へは、回転灯70の放光d’1の1
個の直接光がある。右側方へは、回転灯73の放光d’
2の1個の直接光がある。このように、左右各々1個の
光源が、両側方から視認される。
【0006】そして、上記従来例は、図10に示すよう
にスピーカ74が基台84上に設置されて放音するもの
である。
【0007】従来の散光式警光灯の他の例として、出願
人が先に出願した意匠登録第862217号や8648
72号のように、平面略V字形状の警告灯用グローブを
用いる例がある。上記に示した各警告灯用グローブは、
その形状が平面略V字形状であるため、左右に各2個以
上の回転灯を配設すれば、左右の側方へは回転灯の直接
光が各々2個以上放光されることより、両側方から視認
される光源は、左右各々2個以上となる。しかしなが
ら、上記に示した各警告灯用グローブにおいては、正面
中央部が警告サイレンを発するスピーカカバー部分であ
り、スピーカを内蔵した部分をスピーカカバーが覆う構
成となっているため、回転灯から照射する斜前方への放
はスピーカ、及びスピーカカバーにより遮られてしま
うこととなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の従来例に比べて、周囲全周、特に側方から斜前方への
視認性を高めた散光式警光灯を提供することである。ま
た、本発明の目的は、上述の従来例に比べて、スピーカ
の特性に優れ、サイレン音による注意喚起が効果的にで
きる散光式警光灯を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するための請求項1記載の散光式警光灯は、基台
と、該基台上に左右対称に配設された回転灯と、該回転
灯を外覆し、基台に装着されるグローブとで光機部分を
構成し、サイレン音を発するスピーカを組み合わせて成
る散光式警光灯において、上記基台は、中央部分と、該
中央部分より後方へ「ハ」字状に所定角度傾けて設けた
左翼部分及び右翼部分とを一体的に連接して構成され、
中央部分の上部を含む基台上全体を透光性を有するグ
ローブ一体的に連接して外覆し、回転灯光が上記基台
中央部分上より周囲へ放光するための通過空間を形成
たことを特徴とする。
【0010】上記の構成によれば、基台の中央部分の上
部を含む基台上全体を透光性を有するグローブで一体
的に連接して外覆することで、基台とグローブ間に閉鎖
空間を形成する。回転灯光は、基台の中央部分上を外覆
したグローブを透過して周囲を放光することができ、ス
ピーカによって放光が遮られることはない。
【0011】次に、請求項2記載の散光式警光灯は、基
台と、該基台上に左右対称に配設された回転灯と、該回
転灯を外覆し、基台に装着されるグローブとで光機部分
構成し、サイレン音を発するスピーカを組み合わせて
成る散光式警光灯において、上記基台は、中央部分と、
該中央部分より後方へ「ハ」字状に所定角度傾けて設け
た左翼部分及び右翼部分とを一体的に連接して構成する
ものであり、該基台の中央部分下にスピーカ開口部を
設けたことを特徴とする。
【0012】上記の構成によれば、基台の中央部分下
スピーカ開口部を設けるため、開口部の位置が道
面や車両の運転者に対してより適切な高さとなる。ま
た、スピーカ開口部を大口径とすることができ、そし
て該開口部の位置を従来より前方の位置とすることがで
きる。
【0013】また、請求項3記載の散光式警光灯は、
記基台中央部分上の最前部付近に、回転灯光を両側方へ
反射放光する反射板を設けたことを特徴とする。上記の
構成によれば、該反射板により、散光式警光灯の最前部
付近より両側方に光が反射放光される。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を以下、図面に従って説明
する。図1、図2、および図3は、散光式警光灯の全体
を示す斜視図、正面図、および平面図である。
【0015】2は、基台であり、基台上に各構成要素を
載置するもので、アルミニュウム押出し成形にて形成す
る。基台2は、左翼部分2aと、右翼部分2bと、中央
部分2cの各部分を一体的に連接して構成される。基台
2の左翼部分2a、及び右翼部分2bは、中央部分2c
より後方へ「ハ」字状に所定角度傾けて成る。基台2
は、アルミニュウム以外の金属で形成してもよく、ま
た、板金、プレス等によって形成できる。基台2の左翼
部分2aと、右翼部分2bと、中央部分2cとは、一体
として形成されても、別体として形成されてもよい。ま
た、基台2の左翼部分2a及び右翼部分2bの角度は、
図示したところでは、115°であるが、図示したもの
とは異なった角度とすることも可能である。
【0016】6、7、8、9は、回転灯である。回転灯
6、7、8、9は、基台2上に左右対称に配設される。
回転灯6、7、8、9は、光源と、光源の周囲を回動す
るとともに、光源光を反射放光する反射鏡と、回動機構
部を有して成り、全周にわたり回転放光する。回転灯の
数は、図示した左右2個ずつ、計4個の構成以外にも、
左右に1個ずつ、計2個の構成や左右3個以上ずつ、計
6個以上の構成とすることもできる。
【0017】3、31、4、41、5は、有色の透光性
を有するグローブである。グローブ3、31、4、4
1、5は、連接して回転灯6、7、8、9を外覆し、基
台2に装着され、回転灯6、7、8、9からの放光を赤
色や黄色などに着色透光する。グローブ3は、片側を略
三角形状に形成し、下面を切り欠いた楕円筒形状を呈
し、透光性材料よりなる。グローブ31は、下面を切り
欠いた楕円筒形状を呈し透光性材料よりなる。グロー
ブ3とグローブ31は、連接して基台2の左翼部分2a
に装着し回転灯6、7を外覆する。グローブ4の構成
は、グローブ3と同じである。グローブ41の構成は、
グローブ31と同じである。グローブ4とグローブ41
は、連接して基台2の右翼部分2bに装着し、回転灯
8、9を外覆する。このように、グローブ3とグローブ
4、グローブ31とグローブ41を同じ構成とすれば、
共通化でき実施上好適である。グローブ3とグローブ3
1、グローブ4とグローブ41は、別体として形成して
も、一体として形成してもよい。グローブ5は、グロー
ブ31とグローブ4との間にある平面略扇形形状のグロ
ーブで、基台2の中央部分2cに装着し、該中央部分2
c上を外覆する。 ローブ3、31、4、41、5は、
別体として形成しても、一体として形成してもよいが、
別体として形成し、適宣分割して連接する方が、グロー
ブの金型製造上、好適である。
【0018】以上のように、支持体たる基台2と、基台
2上の回転灯6、7、8、9をグローブ3、31、4、
41、5にて外覆し散光式警光灯1の光機部分を構成す
る。
【0019】10は、スピーカである。スピーカ10の
構成は、ドライバ103を基台2の中央部分2c上に取
付け、開口部101を基台2の中央部分2c下に形成す
る。開口部101は、多数個のパンチング102を設け
て成る。開口部101からサイレン音が発される。
【0020】11、12は、散光式警光灯1を車両に装
着するブラケットである。ブラケット11は、基台2の
正面中央部より適宜左の位置の下に装着される。ブラケ
ット12は、基台2の正面中央部より適宜右の位置の下
に装着される。散光式警光灯1を車両に装着する方法と
しては、ブラケット11、12を用いる他、車両に散光
式警光灯1を直接取り付ける方法も可能である。
【0021】本発明に係る警告光を図4にしたがって説
明する。図4(a)は、斜前方への警告光を示す。斜左
前方へは、回転灯7、8、9から、A1、A2、A3の
3個の直接光が、放光される。同様に、斜右前方へはA
4、A5、A6の3個の直接光が、放光される。このよ
うに、散光式警光灯1からの斜前方への警告光はスピー
カ10によって遮られないため、斜左右前方から、各々
3個の光源が視認される。また、散光式警光灯1から斜
前方への警告光A1、A2、A3、A4、A5、A6
は、グローブ3、31、4、41、5を略垂直に透過す
るため、高い透過率が得られる。ここで、直接光と間接
光の光度を比較する。間接光の光度は、反射板の反射面
の反射率によって決まる。例えば、反射板がアルミニュ
ウム蒸着のリフレクタである場合、反射面の反射率は、
約70%である。従って、同じ回転灯から直接光と間接
光が放光される場合、直接光は、間接光の約140%の
光度を有する。散光式警光灯1の斜左右前方から視認さ
れる各々3個の光源は、全て直接光を放光する。従っ
て、散光式警光灯1からの斜前方への警告光は、高い光
度が得られる。散光式警光灯1からの斜前方への警告光
の光度は、図9に示す、散光式警光灯と比較すると、約
120%〜200%となる。
【0022】図4(b)は、前後方への警告光を示す。
前方へは、回転灯6、7、8、9から、B1、B2、B
3、B4の4個の直接光が、放光される。同様に、後方
へは回転灯6、7、8、9から、C1、C2、C3、C
4の4個の直接光が、放光される。このように、散光式
警光灯1は、前後方から、各々4個の光源が視認され
る。
【0023】図4(c)は、両側方への警告光を示す。
左側方へは、回転灯8、9からの放光が併せて直接光D
1となるため、左側方からは、2個の光源が視認され
る。同様に、右側方へは、回転灯6、7からの放光が併
せて直接光D2となるため、右側方からは、2個の光源
が視認される。このように、散光式警光灯1は、左右か
ら、各々2個の光源が視認される。従って、散光式警光
灯1からの両側方への警告光は、高い光度が得られる。
散光式警光灯1からの両側方への警告光の光度は、図9
に示す、散光式警光灯と比較すると、約120%〜20
0%となる。
【0024】図5に本発明に係る散光式警光灯を装着し
た車両上方からみた状態説明図を示す。上記のとおり、
本発明に係る散光式警光灯は、図9に示す、散光式警光
灯に比べて、周囲全周、特に側方から斜前方へ高い光度
の警告光を放光する。そのため、本発明に係る散光式警
光灯を装着した車両が交差点に接近したさいに、周囲全
周、特に交差する車線の他の車両や歩行者に対して強力
に注意喚起し得る。
【0025】本発明に係る散光式警光灯の音圧につい
て、図6に示す散光式警光灯の音圧測定図により説明す
る。散光式警光灯1の音圧は、車両のルーフ上に散光式
警光灯1を載置し、スピーカ10の開口部101から、
約20メートル離れた地点で、地上約1.2メートルの
高さに音圧測定用のマイク65を設置して行なった。マ
イク65の設置地点を上記のとおりとしたのは、緊急自
動車に備えるサイレンの音の大きさは、その自動車の前
方20メートルの位置において90ホン以上120ホン
以下であることとされているためである。(道路運送車
両の保安基準第49条第1項二号)また、マイク65の
高さを上記のとおりとしたのは、車両の運転手の耳の高
さと略同じとしたためである。
【0026】散光式警光灯1は、スピーカ10の開口部
101を基台2の中央部分2c下部に設けるため、図1
0に示す、散光式警光灯に比べて開口部101が約10
センチメートル低い位置にある。従って、開口部101
から路上に対する角度64は図10に示す、散光式警光
灯より小さいものとなる。そのために、マイク65は開
口部101から路上で反射される音62を図10に示
す、散光式警光灯より受けやすい。また、散光式警光灯
1は、図10に示す、散光式警光灯に比べて開口部10
1が約10センチメートル低い位置にあるため、開口部
101からマイク65への水平面に対する角度63は図
10に示す、散光式警光灯より小さいものとなる。その
ために、マイク65は、開口部101から直接音61
を、図10に示す、散光式警光灯より受けやすい。そし
て、開口部101は、基台2の中央部分下に設けられる
ため、開口部101の横幅を広げても散光式警光灯1の
構成上、支障とならない。従って、開口部101を横長
の大口径とすることができ、開口部101を横長の大口
径とすることにより、スピーカ10の音圧を向上させる
ことができる。さらに、開口部101は、基台2の中央
部分2c下に設けられるため、開口部101の位置が、
図10に示す、散光式警光灯に比べて前方となるため、
マイク65で受ける音の音圧が向上する。このように、
散光式警光灯1は、従来の散光式警光灯に比べて、スピ
ーカの特性に優れ、サイレン音による注意喚起が効果的
にできる。
【0027】図7は、本発明の第2の実施例に係る散光
式警光灯20の警告光の経路図である。図8は、本発明
の第2の実施例に係る反射板の斜視図である。散光式警
光灯20は、基台上に回転灯23、24、25、26を
左右対称に配設する。また、散光式警光灯20は、基台
の中央部分上に、対向して一対の反射板21a、21
b、21c、21dと22a、22b、22c、22d
を立設する。
【0028】反射板21aは、ドライバ27の前方に反
射面を左側方に向けて形成される。反射板21bは、ド
ライバ27の左斜前方に反射面を左斜前方に向けて形成
される。反射板21cは、ドライバ27の左斜後方に反
射面を左斜後方に向けて形成される。反射板21dは、
基台の中央部分の最前部付近に、反射面を左斜後方に向
けて形成される。
【0029】反射板22aは、ドライバ27の前方に反
射面を右側方に向けて形成される。反射板22bは、ド
ライバ27の右斜前方に反射面を右斜前方に向けて形成
される。反射板22cは、ドライバ27の右斜後方に反
射面を右斜後方に向けて形成される。反射板22dは、
基台の中央部分の最前部付近に、反射面を右斜後方に向
けて形成される。
【0030】反射板21a、21b、21c、21dと
22a、22b、22c、22dの反射面の向きは、回
転灯24、25の位置との関係において決められる。反
射板21a、21b、21c、21dと22a、22
b、22c、22dの構成は、図8に示す一体型以外に
も反射板21bと反射板21c、及び反射板22bと反
射板22cを連接する構成や、各反射板を別体とする構
成等が可能である。
【0031】上記各反射板のうち反射板21dは、基台
中央部分の最前部付近において、回転灯24の放光を左
側方に反射放光する。また反射板22dは、同様に基台
中央部分の最前部付近において、回転灯25の放光を右
側方に反射放光する。このように、反射板21d、22
dを設けることにより、基台最前部付近において回転灯
光を両側方へ反射放光することができ、図4に示す散
式警光灯に比べてより前方の位置から側方に向けて警告
光を発することができるので、両側方からの視認性がさ
らに向上する。
【0032】散光式警光灯20の警告光を図7にしたが
って説明する。図7(a)は、斜前方への警告光を示
す。斜左前方へは、回転灯23、24からa1、a2の
2個の直接光が、放光される。また、斜左前方へは、回
転灯24の右方向への放光が、反射板21aで反射した
放光a3、の1個の反射放光がある。このように合計3
個の光源が、斜左前方から視認される。同様に、斜右前
方へは、直接光a5、a6の2個の直接光が、放光され
る。また、斜右前方へは回転灯25の左方向への放光
が、反射板22aで反射した放光a4、の1個の間接光
がある。このように合計3個の光源が、斜右前方から視
認される。このように、散光式警光灯20は、斜左右前
方から、各々3個の光源が視認される。また散光式警光
灯20からの放光a1〜6は、グローブ28a、28
b、28cを略垂直に透過するため、高い透過率が得ら
れる。さらに、これら各々3個の光源のうち、各々、2
個の光源は、直接光を放光する。従って、散光式警光灯
1からの斜前方への警告光は、高い光度が得られる。散
光式警光灯1からの斜前方への警告光の光度は、図9に
示す、散光式警光灯と比較すると、約120%〜200
%となる。
【0033】図7(b)は、前後方への警告光を示す。
前方へは回転灯23、24、25、26から、b1、b
2、b5、b6の4個の直接光が、放光される。また、
前方へは回転灯24の右方向への放光が、反射板21b
で反射した放光b3、回転灯25の左方向への放光が、
反射板22bで反射した放光b4、の2個の間接光があ
る。同様に、後方へは、回転灯23、24、25、26
からc1、c2、c5、c6の4個の直接光が、放光さ
れる。また、後方へは、回転灯24から右方向への放光
が、反射板21cで反射した放光c3、回転灯25から
左方向への放光が、反射板22cで反射した放光c4、
の2個の間接光がある。このように散光式警光灯20
は、前後方から、各々6個の光源が視認される。
【0034】図7(c)は、両側方への警告光を示す。
左側方へは、回転灯23、24からの放光が併せて直接
光d2となる。また、左側方へは、回転灯24からの斜
右前方への放光が、反射板21dで反射した放光d1、
の1個の間接光がある。このように、散光式警光灯20
は、左側方から合計3個の光源が視認される。同様に、
右側方へは、回転灯25、26からのの放光が併せて直
接光d4となる。また、右側方へは、回転灯25からの
斜左前方への放光が、反射板22dで反射した放光d
3、の1個の間接光がある。このように、散光式警光灯
20は、右側方から合計3個の光源が視認される。この
ように、散光式警光灯20は、左右から各々3個の光源
が視認される。従って、散光式警光灯20からの両側方
への警告光は、高い光度が得られる。散光式警光灯20
からの両側方への警告光の光度は、図9に示す、散光式
警光灯と比較すると、約120%〜200%となる。
【0035】本発明の実施例の説明は以上のとおりであ
るが、本発明は上記の実施例に限られるものではなく、
本発明の要旨を変更しない範囲で、種々の設計変更が可
能である。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、周囲全周、特に側方か
ら斜前方へ高い光度の警告光を放光するため、周囲、特
に交差する車線の他の車両や歩行者に対して強力に注意
喚起し得る。また、本発明によれば、従来の散光式警光
灯に比べて、スピーカの特性に優れサイレン音による
注意喚起が効果的にできる。そして、反射板が散光式警
光灯の最前部付近において回転灯光を両側方へ反射放光
するため、両側方からの視認性がより良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る散光式警光灯の構
成を示す斜視図である。
【図2】上記散光式警光灯の構成を示す正面図である。
【図3】上記散光式警光灯の構成を示す平面図である。
【図4】上記警告光の経路図である。
【図5】上記車両上方からみた散光式警光灯の使用状態
説明図である。
【図6】上記音圧測定図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る散光式警光灯の警
告光の経路図である。
【図8】上記反射板の斜視図である。
【図9】従来例を示す散光式警光灯の平面図である。
【図10】従来例を示す散光式警光灯の断面図である。
【符号の説明】
1 散光式警光灯 2 基台 2a 左翼部分 2b 右翼部分 2c 中央部分 3 グローブ 31 グローブ 4 グローブ 41 グローブ 5 グローブ 6 回転灯 7 回転灯 8 回転灯 9 回転灯 10 スピーカ 101 開口部 20 散光式警光灯 21d 反射板 22d 反射板 23 回転灯 24 回転灯 25 回転灯 26 回転灯 28a グローブ 28b グローブ 28c グローブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21Q 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台と、該基台上に左右対称に配設された
    回転灯と、該回転灯を外覆し、基台に装着されるグロー
    ブとで光機部分を構成し、サイレン音を発するスピーカ
    を組み合わせて成る散光式警光灯において、 上記基台は、中央部分と、該中央部分より後方へ「ハ」
    字状に所定角度傾けて設けた左翼部分及び右翼部分とを
    一体的に連接して構成され、中央部分の上部を含む基
    台上全体を透光性を有するグローブ一体的に連接して
    外覆し、回転灯光が上記基台中央部分上より周囲へ放光
    するための通過空間を形成したことを特徴とする散光式
    警光灯。
  2. 【請求項2】基台と、該基台上に左右対称に配設された
    回転灯と、該回転灯を外覆し、基台に装着されるグロー
    ブとで光機部分を構成し、サイレン音を発するスピーカ
    を組み合わせて成る散光式警光灯において、 上記基台は、中央部分と、該中央部分より後方へ「ハ」
    字状に所定角度傾けて設けた左翼部分及び右翼部分とを
    一体的に連接して構成するものであり、 基台の中央部分下にスピーカ開口部を設けたことを
    特徴とする散光式警光灯。
  3. 【請求項3】記基台中央部分上の最前部付近に、回転
    灯光を両側方へ反射放光する反射板を設けたことを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の散光式警光灯。
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