JP2978826B2 - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

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JP2978826B2
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    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/02Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
    • G03G15/0291Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices corona discharge devices, e.g. wires, pointed electrodes, means for cleaning the corona discharge device

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置にお
ける帯電装置に関し、特に帯電部材を被帯電体に非接触
で近接させて帯電させる帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やレーザプリンタなどの光プリン
タ、静電画像記録装置等の画像形成装置においては、感
光体や誘電体等を画像担持体として用い、これらの画像
担持体は、画像形成にあたり帯電されなければならな
い。すなわち、感光体や誘電体等の画像担持体は被帯電
体である。そして、このような被帯電体を帯電する帯電
装置としては、コロナワイヤーを用いたコロナ放電器が
広く知られている。
【0003】また近年では、被帯電体側に尖鋭な端部を
数多く有する金属板、いわゆる鋸歯電極板を用い、その
尖鋭端の先よりコロナ放電させるピン放電タイプの帯電
装置も提案されている。特開平8−106198号公報
には、この鋸歯電極によるコロナ帯電装置が提案されて
いる。
【0004】さらに近年では、ブラシ帯電、ローラ帯
電、ブレード帯電といった被帯電体に帯電部材を接触さ
せて帯電する帯電装置も提案、実用化されている。これ
ら接触型の帯電装置は、電源出力に接続されたブラシ、
ローラ、ブレード等の帯電部材を被帯電体としての画像
担持体面に接触させて帯電させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た各帯電装置においては、次のような課題があった。コ
ロナワイヤーを用いたコロナ帯電器では、出力の絶対値
が4〜7kVといった高圧電源が必要となり、ワイヤー
周囲にシールドを設けるための空間も必要となって、配
線、取り扱い、サイズにおいて問題が生じる。さらに、
高電圧によるコロナ放電では、オゾン等のコロナ生成物
が多く発生するため、そのための対策も必要である。ま
た、ワイヤーによる放電では、ワイヤー長手方向での放
電ムラも発生し、帯電ムラが発生しやすい。帯電ムラ
は、ワイヤーの汚れによっても発生する。帯電ムラは、
放電ワイヤーと被帯電体間にグリッド電極を設けたスコ
ロトロン帯電器によって改善はなされるが、このスコロ
トロン帯電器では、ワイヤー電圧をさらに高圧にする必
要があり、オゾン等の発生も増加することになる。
【0006】針電極や鋸歯電極板を用いたピン放電タイ
プのコロナ帯電器は、コロナワイヤーを用いたコロナ帯
電器のサイズをコンパクトにする帯電装置として提案さ
れたものである。しかしながら、これらピン放電タイプ
のものでは、コロナワイヤーによるコロナ帯電器と同様
に高圧電源を必要とする課題は残されており、さらに、
放電部が一定間隔をもって配設されることとなるため、
帯電ムラがより発生しやすいものである。今後さらに要
求が高まる高密度高解像度な画像形成に対しては、対応
できないものである。尖鋭な放電部先端に付着物が発生
したり、何らかの機械的な欠陥が発生すると、帯電均一
性はさらに大きな課題となる。やはり、このピン放電タ
イプの帯電装置においても、上述したスコロトロン帯電
器と同様にグリッド電極を設けた帯電装置が提案されて
いるが、帯電均一性には効果は薄いものである。
【0007】特開平8−106198号公報には、鋸歯
電極とグリッド電極を用いた帯電装置において、小型で
均一な帯電性を得るため、鋸歯電極板の先端をシールド
に対向させる帯電装置が提案されている。しかし、この
帯電装置においても、鋸歯電極に−5kVの高電圧を印
加することが必要であり、オゾン等の大量発生がある。
また、ワイヤー放電タイプと比べ小型になったとはい
え、大幅な小型化ではなく、コロナ生成物対策も考える
と、その画像形成装置内では大きなスペースを必要とす
るものである。
【0008】特開昭61−99172号公報には、スコ
ロトロン帯電器のグリッド電極部分において、感光体の
軸方向に分割独立して電位印加を可能とした構成が提案
されており、グリッド部に第1電極,絶縁層,第2電極
を有したのもでは、これによって感光体に対して選択的
に電荷を付着制御ができるとしている。しかし、帯電性
の均一安定化のためには、開口パターンを有する各層を
それぞれ精度よく積層しなければならず、3層となった
場合には、その精度は高いものが要求され、非常に高価
なものとなる。さらに、分割独立した各電極に配線する
必要があり、これもまた高コストとなる。開口パターン
の開口部のサイズや配置が帯電均一性に影響し、その最
適化は難条件となり、実用的パターン構成の設計が難し
い。グリッドに第2電極を設けてこの帯電有無の制御の
場合、開口パターンの開口ピッチやその配置で解像性が
左右されるため、高解像度画像形成には対応が難しい。
また、基本的に、コロナワイヤーを用いるので、上述し
たコロナ帯電器同様、高圧電源、サイズ、コロナ生成物
に対する課題がある。
【0009】近年、小型のレーザプリンタ等で多用され
ている接触型の帯電装置においても課題がある。ブラシ
帯電では、ブラシの製造、ブラシの取り付け、印加電源
条件等において安定して均一帯電を実現させることが困
難であり、帯電不良や信頼性の面で課題がある。ローラ
帯電では、ローラの製造や取り付けがブラシと比べ容易
であるため、ブラシ帯電に対して均一帯電性や信頼性に
おいて課題は低減されるものの、ローラ表面のキズや付
着物が生じた場合の帯電性能低下や高速対応性に課題が
ある。ブレード帯電では、常に同一線状部が被帯電体と
接触していることとなるため、その部分の特性維持が強
く求められ、信頼性、コスト、高速対応性において課題
がある。
【0010】また、接触型帯電装置全般に言えることと
して、被帯電体側でのピンホール等の欠陥があった場
合、火花放電が生じ、ピンホールを含む長手方向で帯電
不良が生じる。さらにまた、感光体等の画像担持体上に
おいて多色カラー画像を形成する場合、接触型では先に
画像担持体上に形成された画像をみだすこととなって使
用することができないという欠点がある。
【0011】本発明は、上記のような課題に鑑みてなさ
れたもので、小型で良好な均一帯電性能を有し、低コス
トで製造・取り付けが可能であり、画像担持体上の多色
画像形成にも使用できる帯電装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、電源に接続された帯電部材を被帯電体に
非接触にて近接させて被帯電体を帯電させる帯電装置に
おいて、帯電部材が、第1の電圧が印加される第1電極
と、第2の電圧が印加される第2電極とを有し、第1電
極と第2電極が絶縁されて帯電部材長手方向に交互に複
数回配列され、各第1電極と各第2電極が帯電部材と被
帯電体との相対移動方向に対して非平行に配設され
1電極による帯電と第2電極による帯電の2段階の帯電
によって被帯電体を所定の帯電レベルに帯電することを
特徴とする。
【0013】また、本発明は、電源に接続された帯電部
材を被帯電体に非接触にて近接させて被帯電体を帯電さ
せる帯電装置において、帯電部材が、第1の電圧が印加
される第1電極と、第2の電圧が印加されると共に第1
電極と被帯電体間の距離より短い距離で被帯電体と対向
配設される第2電極とを有し、第1電極と第2電極が互
いに絶縁されて複数回配列され、かつ各第1電極と各第
2電極が帯電部材と被帯電体との相対移動方向に対して
非平行に配設されていることを特徴とする。
【0014】本発明の帯電装置によれば、帯電部材が被
帯電体と近接非接触で対向する面側に互いに絶縁して交
互に複数回配列配設された第1および第2電極を帯電部
材と被帯電体との相対移動方向に対して非平行に配設し
ているので、被帯電体の各部に対して、第1の電圧が印
加された第1電極による帯電と、第2の電圧が印加され
た第2電極による帯電との2ステップによって被帯電体
を帯電する。
【0015】また、本発明の帯電装置では、帯電部材が
被帯電体と非接触近接して対向する面側に、互いに絶縁
された第1電極と第2電極を交互に複数回配列し、帯電
部材と被帯電体との相対移動方向に対して非平行に配設
すると共に、第2電極と被帯電体との距離を第1電極と
被帯電体との距離より短くしたので、被帯電体の各部に
対して、第1の電圧が印加された第1電極による帯電と
第2の電圧が印加された第2電極による帯電との2ステ
ップによる帯電によって、被帯電体はより第2の電圧に
近い電圧に帯電される。
【0016】さらに、本発明の帯電装置では、第1電極
と第2電極が、帯電部材と被帯電体との相対移動方向の
帯電部材幅内の、各前記相対移動方向各ライン上で少な
くとも配設されるので、被帯電体各部は必ず第1の電圧
が印加された第1電極による帯電と、第2の電圧が印加
された第2電極による帯電がなされる。
【0017】さらにまた、本発明の帯電装置では、第1
電極に印加される第1の電圧と第2電極に印加される第
2の電圧を異なるようにしたので、第1電極と第2電極
によるそれぞれの帯電特性を変更制御できる。
【0018】加えてさらに、本発明の帯電装置では、少
なくとも第1電極の被帯電体側表面が非平滑としてある
ので、第1電極から被帯電体への帯電のための放電が、
より効果的に行われる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本発明による第1の実施例に係る
帯電装置を示す概略断面図であり、図2は、図1におけ
る帯電装置を被帯電体の側より見た電極配置図である。
図1において、帯電装置は、絶縁性支持体16の表面に
第1電極14と第2電極15が配設された帯電部材が、
保持部材17により被帯電体である感光体18と非接触
で近接して配設されており、第1電極14に対しては第
1電源10の出力が印加され、第2電極15に対しては
第2電源11の出力が印加されるようになっている。帯
電部材は、絶縁性支持体16、第1電極14、第2電極
15、第1共通電極12、第2共通電極13を備えてい
る。
【0021】絶縁性支持体16には、樹脂等で成形され
た部材が用いられる。第1電極14と第2電極15は、
絶縁性支持体16の被帯電体側となる面、および被帯電
体との相対移動方向上流側と下流側の側面に対して作成
される。
【0022】被帯電体と対向する側の面においては、図
2に示すように、上記相対移動方向に対して非平行で、
同方向での帯電部材の幅内において、同方向各ライン上
に第1電極14と第2電極15が存在するように配設さ
れている。ここでは、約45度の角度をもって設けられ
ている。第1電極14と第2電極15は、交互に複数回
にわたって順次設けられている。各第1電極14は、帯
電部材の上記移動方向上流側面において第1共通電極1
2によって導通配線されている。各第2電極15は、帯
電部材の上記移動方向下流側面において第2共通電極1
3によって導通配線されている。
【0023】第1電極14としては、絶縁性支持体面に
対して金属フィラーやカーボンまたはイオン伝導性材料
を付与含有する導電性ポリマーをコートしたもの、また
は同様な導電性ポリマーにより形成されたフィルムある
いは薄層の板状部材を接着させて構成する。電気抵抗
は、10〜1015Ωcmの範囲で設定されるが、帯電付
与特性や電源容量等より105 〜1010Ωcmが好まし
い。
【0024】第2電極15としては、第1電極14と同
様な導電性ポリマーのコートや接着の他に、金属のメッ
キやコートしたものを用いる。電気抵抗は、第1電極1
4と同レベルまたは低抵抗とする。これは、第2電極1
5による帯電が、主に帯電位の安定化のために行われる
ようにするためである。
【0025】第1共通電極12と第2共通電極13は、
各第1電極14の間、あるいは各第2電極15の間にお
いて、各電源からの配線距離によって印加電圧に差が生
じることがないように、金属メッキまたはコート等によ
る低抵抗導電性配線がなされる。
【0026】各第1電極14は、第1共通電極12によ
って第1の電圧を出力する第1電源10に接続されて電
圧が印加され、各第2電極15は、第2共通電極13に
よって第2の電圧を出力する第2電源11に接線されて
電圧が印加される。第1電極14に印加される第1の電
圧は、直流の場合、絶対値として2〜4kVであり、第
2電極15に印加される第2の電圧は、絶対値として5
00V〜2kVである。このように構成された帯電部材
は、絶縁性支持体16をもって保持部材17によって、
被帯電体である感光体18の表面と第1電極14および
第2電極15とのギャップが0.1〜2mmとなるよう
に配設される。
【0027】次に、第1の実施例の動作について説明す
る。除電されて帯電装置下に搬送された感光体18は、
第1の電圧が印加された第1電極14によって、第1電
極14の表面からの微小コロナ放電によって帯電され
る。しかし感光体特性の変化、周囲環境の変動があり、
感光体18の全面にわたって目標とする帯電位に常時安
定して帯電することはまずない。第1電極14によって
帯電された感光体18は、搬送移動に伴い、次に第2の
電圧が印加された第2電極15による帯電がなされる。
この帯電によって第1電極14によってなされた不均質
な帯電状態が均一化され、感光体18の全面にわたって
目標とする帯電位に帯電させることができる。
【0028】帯電部材は、帯電部材と感光体の相対移動
方向幅内において、同移動方向各ライン上に、第1電極
14と第2電極15が少なくとも配設されるよう同移動
方向と非平行に第1電極14と第2電極15が順次設け
られており、同移動方向とは直角の帯電部材長手方向、
いわゆる感光体18の幅方向に複数回順次配設されてい
るため、帯電ムラが生じることがない。このような2ス
テップでの帯電が被帯電体各部に対してなされるため、
帯電部材と感光体間のギャップに変動が生じたときも、
均一安定帯電がなされる。
【0029】また、帯電部材と被帯電体が非接触である
ため、帯電部材に汚れ等の付着物が付着することもな
く、また被帯電体に対してキズを発生させることもな
く、動作信頼性の高い帯電装置を提供することができ
る。さらに、被帯電体サイドに欠陥等が生じても、非接
触であるためにスジ状の帯電不良が生じることもない。
【0030】また、被帯電体に対して接近させた帯電部
材による帯電であるため、オゾン等の生じるような高電
圧を印加させる必要もなく、環境的にもやさしいものと
なっている。帯電部材の構造としても、絶縁性支持体1
6上に、基本的に同等の第1電極14と第2電極15と
を順次配設するのみであるため、製造も容易でコスト的
にも有利なものである。また、第1の電圧、第2の電圧
をそれぞれ変化させることで、異なる被帯電体、異なる
帯電位目標等などの要求に容易に対応することができ
る。
【0031】図3は、本発明による第2の実施例に係る
帯電装置を示す概略断面図である。図4は、図3におけ
る帯電装置を被帯電体の側より見た電極配置図である。
図3において、帯電装置は、絶縁性支持体26の外周に
第1電極24と第2電極25が巻きつけ接着され、保持
部材27により絶縁性コート材29を介して保持され、
被帯電体である感光体28と非接触で近接して配設され
ている。
【0032】図4から明らかなように、帯電部材は、樹
脂等による絶縁性支持体26の外周に、第1電極24と
第2電極25が、それぞれ等間隔をもって絶縁性支持体
26の長手方向に対して角度をもって巻き付けられてい
る。絶縁性支持体26の長手方向の一端面には、第1電
極24と第2電極25に対して、それぞれ第1電源20
の出力、第2電源21の出力を印加するように接続端子
部22があり、また、他方の一端面には、それぞれの巻
きつけられた電極で同じ電極となるもの同士を接続する
接続部23がある。この接続部23を設けることで、絶
縁性支持体26の長手方向の一端面からのみで第1電極
24および第2電極25へのそれぞれの電圧印加が可能
となる。
【0033】第1電極24と第2電極25が巻きつけら
れた絶縁性支持体26は、保持部材27が接続される面
側に樹脂等による絶縁性コート材29が塗布され、この
上より保持部材27が固定される。
【0034】第1電極24と第2電極25には、導電性
粒子または、およびイオン伝導材料を含有させた導電性
ポリマー等による薄層のリボン状の電極材が用いられ、
この電極材と絶縁性支持体26を相対回転させながら、
絶縁性支持体26上に接着剤または熱等により固定して
いく。
【0035】第1電極24と第2電極25の電気抵抗、
第1電源20からの第1の電圧、第2電源21からの第
2の電圧については、第1の実施例と同等である。ま
た、感光体28と第1電極24および第2電極25との
距離についても第1の実施例と同等である。本実施例の
動作についても第1の実施例と同様である。
【0036】本実施例では、絶縁性支持体26に対して
第1電極24と第2電極25を同間隔で、絶縁性支持体
26の長手方向に対して角度をもって巻きつける構成と
したので、任意の長さの帯電部材を容易に製造すること
ができる。第1電極24や第2電極25への電圧接続も
端面で容易に行えるため、非常に低コストで製造可能で
ある。
【0037】上記長手方向でのさらなる帯電特性の均一
化は、第1電極24と第2電極25への電圧印加を一端
からだけでなく、もう他端の側からも行い、さらに、そ
れぞれの端面で出てくる各電極全てに、対応する電源出
力を接続することで実現することができる。絶縁性コー
ト材29を接着特性を有するものとすれば、絶縁と接着
の両方の機能を持たすことができ、コストも下げること
ができる。
【0038】図5は、本発明の第3の実施例に係る帯電
装置を示す概略断面図である。図6は、図5における帯
電装置を被帯電体の側より見た電極配置図である。図5
において、帯電装置は、支持部材を兼ねる第1電極34
が、被帯電体と対向する面において、絶縁層32と第2
電極35を積層して被帯電体である感光体38に非接触
で近接して配設されている。支持部材を兼ねる第1電極
34には、第1電源30の出力が印加され、第2電極3
5には、第2電源31からの出力が印加されている。
【0039】図6では、第1電極34上に形成される絶
縁層32ならびに第2電極35の形状が示されており、
帯電部材と感光体の相対移動方向に対して非平行角度を
もって形成されている。第2電極35は、第1電極34
とは積層方向で絶縁されると共に、絶縁層32の幅より
細く絶縁層32上に形成され、その周辺においても第1
電極34と絶縁されている。このように積層された第2
電極35が、帯電部材長手方向に配列形成されている。
第1電極34としては、表面がサンドブラスト等により
粗面化された金属、または第1の実施例内で示した導電
性ポリマーよりなる樹脂部材、金属表面に同じく導電性
ポリマーをコートし、その表面を粗面化したものが使用
される。
【0040】第2電極35は、絶縁層32上に、金属の
メッキまたはコートあるいは、導電性ポリマーの薄層を
コートすることで形成される。各第2電極35は、支持
部材を兼ねる第1電極34の支持方向の側で、帯電部材
長手方向にわたって導通連結している。この導通連結の
共通電極33には、低抵抗の導電性配線がなされる。帯
電部材は、第2電極35と被帯電体間の距離が0.1〜
1mmとなるよう配設される。
【0041】次に、このように構成され、被帯電体と非
接触近接配置された帯電装置の動作について説明する。
除電されて、帯電装置下に搬送された感光体38は、第
1の電圧が印加された第1電極34によって、その粗面
化された表面からの微小放電によって帯電される。電極
表面が粗面化されていることで、粗面の各凸状部分の先
端から被帯電体に対して放電が行われる。そして、被帯
電体に対して第2電極35より距離をもって配設されて
いるので、第1電極34からの放電は、第1電極34の
幅より拡大して、より広い領域に対して電荷を与えるこ
ととなる。しかし、どうしても第1電極34の配設状態
は、帯電部材長手方向で分布をもって形成されており、
感光体38の特性や周囲環境も変化するため、この第1
電極34による帯電だけでは均一な帯電はなされない。
【0042】第1電極34によって帯電された被帯電体
である感光体38は、搬送移動に伴い、第2電極35に
よる帯電がなされる。第2電極35は、第1電極34と
比べ、より感光体38と近い位置にあるため、第1電極
34による不均一な帯電も均一な帯電位とする帯電がな
される。これは、第2電極35には、目標帯電位に近い
電圧を印加させておくことで、第1電極34によって過
帯電となった部分については第2電極35側へ、不足帯
電の部分については第2電極35側から、それぞれ電荷
が移動することで、全体にわたって均一な帯電位を形成
することができる。
【0043】帯電部材においては、第1電極34と第2
電極35が、帯電部材と感光体38の相対移動方向幅内
において同移動方向各ライン上に、少なくとも存在する
よう配設されているので、帯電ムラが生じることがない
点は、先の実施例の場合と同様である。
【0044】第1電極34が第2電極35と比べ、被帯
電体に対して距離をもって配設されるため、第1電極3
4による帯電が、より広範囲となされるようになって、
帯電部材の長手方向において、絶縁層32や第2電極3
5の存在によって生じやすい第1電極34による帯電に
おける不均一性を低減することができでき、第2電極3
5による帯電によってなされる帯電の均一化も容易に進
行することができるようになっている。
【0045】また、第1電極34を構成する部材上に、
単に絶縁層32と第2電極35を積層しただけの単純な
構造であり、製造も実に簡単であり、低コストである。
第1の電圧、第2の電圧をそれぞれ変化させれば、多様
な帯電レベルを均一に安定よく実現することができる。
【0046】以上、本発明に係る実施例について説明し
てきたが、これらに限定されず、発明の範囲において種
々の変形は可能である。例えば、第3の実施例において
も、第2の実施例のように、絶縁層と第2電極を第1電
極の外周に積層して巻きつけるように構成しても良い
し、帯電部材を回転可能に支持して被帯電体に対して、
異速度にて回転させながら動作させても良い。その場
合、第1の電圧と第2の電圧を帯電部材長手両端から、
各電圧をそれぞれ印加することで対応できる。
【0047】実施例では第1の電圧や第2の電圧とし
て、直流電圧の例で示したが、より均一な帯電や環境対
応性のさらなる向上のために、直流に交流を重畳するこ
とも有効な方法である。また、板状の第1電極と第2電
極を板状の絶縁材を介して順次積層していき、それぞれ
の共通電極を第1の実施例のごとく長手方向と平行の両
端面に設けることで帯電部材を構成しても良い。被帯電
体としては、感光体を用いたがこれに限らない。円筒状
の被帯電体についても用いることができる。帯電部材の
被帯電体と対向する側を被帯電体の形状と対応するよう
にしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の帯電装置によれ
ば、帯電部材が被帯電体と非接触近接して対向する面
に、互いに絶縁された第1電極と第2電極が帯電部材と
被帯電体との相対移動方向に対して非平行に、複数回配
列配設されているので、第1の電圧が印加された第1電
極による帯電と第2の電圧が印加された第2電極による
帯電の2段階の帯電によって、被帯電体を所定の帯電レ
ベルに帯電することができる。
【0049】また、この2段階の帯電が被帯電体の全面
にわたって帯電することができるため帯電ムラを生じる
ことがない。
【0050】また、帯電部材と被帯電体とを非接触にて
配設されるので、被帯電体をキズ付けることなく、付着
物の付着や蓄積等も生じることがないので、安定性にす
ぐれ高い信頼性が得られる。
【0051】また、被帯電体にピンホール等の欠陥が生
じた時にも、スジ状の帯電不良が生じることがない。各
電極に印加する電圧も従来のコロナ放電帯電方式による
帯電装置のような高電圧を印加することがないので、オ
ゾン等の生じることも少なく、環境にやさしいものとな
る。帯電部材の構造としても、第1電極、第2電極を順
次配列するだけであるので、製造も容易でコスト的にも
有利なものである。高い信頼性を有するため、ランニン
グコストにおいても有利なものである。
【0052】また、本発明の帯電装置によれば、第1電
極と被帯電体との距離を第2電極と被帯電体との距離よ
り長くしたので、第1の電圧が印加された第1電極によ
る帯電が、第1電極の幅より拡大して、より広い領域に
対してなされ、さらに第2電極が被帯電体により近いの
で、被帯電体を第2の電圧が印加された第2電極に近い
帯電位により帯電ムラなく均一な帯電がなされる。ま
た、帯電部材の構造としても、第1電極、絶縁層、第2
電極を順次積層するだけで実現できるので、低コストで
製造することができる。
【0053】また、本発明の帯電装置によれば、帯電部
材と被帯電体の相対移動で被帯電体表面の各部が、第1
電極と第2電極と必ず対向することとなるので、被帯電
体表面はムラなく2段階の帯電がなされ、所定の帯電レ
ベルに帯電ムラなく帯電される。
【0054】さらに、本発明の帯電装置によれば、それ
ぞれの電圧を変更制御ができ、帯電特性を変更制御で
き、多様な帯電要求にも容易に対応可能である。
【0055】また、本発明の帯電装置によれば、放電特
性を向上させることができるので、絶縁体としてより低
い電圧で帯電が可能となり、オゾン等の発生もおさえら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る帯電装置を示す概
略断面図である。
【図2】図1の帯電部材を被帯電体側から見た電極配置
図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る帯電装置を示す概
略断面図である。
【図4】図3の帯電部材を被帯電体側から見た電極配置
図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係る帯電装置を示す概
略断面図である。
【図6】図5の帯電部材を被帯電体側から見た電極配置
図である。
【符号の説明】
10,20,30 第1電源 11,21,31 第2電源 12 第1共通電極 13 第2共通電極 14,24,34 第1電極 15,25,35 第2電極 16,26 絶縁性支持体 17,27 保持部材 18,28,38 感光体 22 接続端子部 23 接続部 29 絶縁性コート材 32 絶縁層 33 共通電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/02 H01T 19/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源に接続された帯電部材を被帯電体に非
    接触にて近接させて被帯電体を帯電させる帯電装置にお
    いて、 帯電部材が、第1の電圧が印加される第1電極と、第2
    の電圧が印加される第2電極とを有し、第1電極と第2
    電極が絶縁されて帯電部材長手方向に交互に複数回配列
    され、各第1電極と各第2電極が帯電部材と被帯電体と
    の相対移動方向に対して非平行に配設され 第1電極による帯電と第2電極による帯電の2段階の帯
    電によって被帯電体を所定の帯電レベルに帯電する こと
    を特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】電源に接続された帯電部材を被帯電体に非
    接触にて近接させて被帯電体を帯電させる帯電装置にお
    いて、 帯電部材が、第1の電圧が印加される第1電極と、第2
    の電圧が印加されると共に第1電極と被帯電体間の距離
    より短い距離で被帯電体と対向配設される第2電極とを
    有し、第1電極と第2電極が互いに絶縁されて複数回配
    列され、かつ各第1電極と各第2電極が帯電部材と被帯
    電体との相対移動方向に対して非平行に配設されている
    ことを特徴とする帯電装置。
  3. 【請求項3】帯電部材の前記相対移動方向の各幅方向各
    位置内に少なくとも第1電極と第2電極を有することを
    特徴とする請求項1または2記載の帯電装置。
  4. 【請求項4】前記第1の電圧と第2の電圧が異なること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の帯電装
    置。
  5. 【請求項5】前記第1の電圧と第2の電圧が、直流電圧
    または直流に交流を重畳した電圧であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の帯電装置。
  6. 【請求項6】前記第1電極と第2電極への電圧接続を帯
    電部材の長手方向の一端面または両端面で行うことを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の帯電装置。
  7. 【請求項7】少なくとも前記第1電極の被帯電体側面の
    表面が非平滑であることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の帯電装置。
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