JP2978343B2 - 床板材 - Google Patents

床板材

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JP2978343B2
JP2978343B2 JP4288224A JP28822492A JP2978343B2 JP 2978343 B2 JP2978343 B2 JP 2978343B2 JP 4288224 A JP4288224 A JP 4288224A JP 28822492 A JP28822492 A JP 28822492A JP 2978343 B2 JP2978343 B2 JP 2978343B2
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伸一 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床下地の上に敷いて床
面を形成するために用いられる床板材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】床板材Aとしては無垢の木材あるは合板
などの木質板で形成するのが一般的であり、図2に示す
ように一方の側端に雄実3を設けると共に他方の側端に
雌実4を設け、複数枚の床板材Aを床下地の上に敷き並
べて雄実3と雌実4を嵌合させることによって、各床板
材Aを接合して床面を形成するようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし木質材は断熱性
や耐火性が低く、床に要求される断熱性や耐火性を満足
することが難しく、また木材を多量に使用することは最
近話題になっている森林保護の上でも問題がある。本発
明は上記の点に鑑みてなされたものであり、断熱性や耐
火性に優れ、しかも森林資源の保護に寄与することがで
き、加えて接合強度を確保することができる床板材を提
供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る床板材は、
木質板1の背面に無機質繊維材の繊維板2を貼り合わ
せ、繊維板2の一方の側端に雄実3を設けると共に他方
の側端に雌実4を設け、繊維板2の雄実3及び雌実4の
部分の強度を補強して成ることを特徴とするものであ
る。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。木質板1
としては無垢の木材で形成したものであっても、また合
板の表面につき板等を張ったものでもいずれでもよく、
厚みは3〜10mm程度が好ましい。厚みがこれより薄
いと床板材Aとしての強度が不十分になり、また厚みが
これより厚いと木材の使用量の低減の効果が不十分にな
る。
【0006】無機質繊維材としてはグラスウールやスラ
グウール、ロックウール等を用いることができ、この無
機質繊維材をバインダーで結合させて板状に成形するこ
とによって得られる繊維板2として使用するものであ
る。この無機質の繊維板2としては密度が0.3〜1.
0kg/cm2 、厚みが3〜15mmのものが好まし
い。
【0007】また、無機質繊維材の繊維板2の一方の側
端には雄実3が、他方の側端には雌実4がそれぞれ切削
加工等して形成してある。そして繊維板2は実結合する
際の強度が不足するので、この雄実3や雌実4及びその
近傍の部分を補強してある(補強部分をイ矢印の斜線部
分として示す)。補強は繊維板2を成形する際のバイン
ダーを部分的に多くしたり、補強する部分に接着剤を浸
透させて硬化させたり、塗料を吹きつけて硬化させたり
して、機械的強度を高めるようにしておこなうことがで
きる。
【0008】そしてこの無機質の繊維板2を木質板1の
背面に接着剤で貼り合わせることによって、図1のよう
な木材と無機質繊維が複合化された床板材Aを作成する
ことができるものである。繊維板2の厚み、幅、長さの
寸法出しや実加工を終わった後に木質板1に繊維板2を
貼り合わせるようにしても、また木質板1に繊維板2を
貼り合わせた後に、繊維板2の厚み、幅、長さの寸法出
しや実加工をおこなうようにしてもいずれでもよい。こ
のように木質板1に繊維板2を貼り合わせて作成される
床板材Aは圧縮強度は高いが、曲げ強度は木質板のみで
作成したものと比べて弱いので、繊維板2の背面にも木
質板を貼り合わせて曲げ強度を高めるようにしてもよ
い。
【0009】上記のように作成される床板材Aを用いて
床を施工するにあたっては、コンクリートスラブやパネ
ルを張って形成される床下地の上にこの床板材Aを多数
枚敷き並べると共に雄実3と雌実4を嵌合させて各床板
材Aを接合することによって、おこなうことができる。
根太工法の場合には床板材Aに高い曲げ強度(耐たわみ
性)が要求されるために、本発明の床板材Aは適用でき
ないが、コンクリートスラブやパネルを張って形成され
る床下地の場合にはその上に床板材Aを置いて施工をお
こなうことができ、床板材Aには耐たわみ性が要求され
ないので、本発明に係る床板材Aを適用することができ
るものである。また床板材Aの接合部分に大きな荷重が
作用することもなくなるので、繊維板2の補強した雄実
3と雌実4によって十分に実用的な強度で接合すること
ができるものである。そしてこのように施工される床に
あって、床板材Aの無機質繊維の繊維板2の断熱性によ
って断熱性に優れた床に形成することができ、またこの
無機質繊維の繊維板2の耐熱性によって耐熱性に優れた
床に形成することができるものである。さらに繊維板2
は吸音性が高いので、防音性能に優れた床に形成するこ
とができるものである。
【0010】
【作用】木質板1の背面に無機質繊維材の繊維板2を貼
り合わせているために、無機質繊維材の繊維板2によっ
て断熱性や耐火性を高めることができると共に、木質板
1の厚みを繊維板2の厚み分薄くすることができ、木材
の使用量を低減できる。また繊維板2の一方の側端に雄
実3を設けると共に他方の側端に雌実4を設け、繊維板
2の雄実3及び雌実4の部分の強度を補強しているため
に、繊維板2の強度が弱くとも雄実3及び雌実4の強度
を高くして、雄実3と雌実4による接合の強度を高くす
ることができる。
【0011】
【実施例】次に本発明を実施例によって例証する。 (実施例1)木質板1として、厚み3mm、幅×長さ=
312×1838mmの楢材つき板貼り合板を用いた。
また繊維板2として、スラグウールをデンプンのりバイ
ンダーで成形した厚み9mm、幅×長さ=312×18
38mmのロックウール板を用い、繊維板2を成形する
際のマットに雄実3と雌実4を設ける部分において酢酸
ビニルバインダーを重量比40%添加して含浸させるこ
とによって補強した。この木質板1の背面に繊維板2を
ウレタン系接着剤で貼り合わせ、このように複合化した
後に、木質板1を基準にして寸法出し加工をおこなうと
共に、繊維板2の一方と他方の側端にそれぞれ突出寸法
が6mmの雄実3と深さ6mmの雌実4を加工し、厚み
12mm、幅×長さ=303×1818mmの床板材を
作成した。
【0012】(実施例2)木質板1として、厚み3m
m、幅×長さ=303×1818mmの楢材つき板貼り
合板を用いた。また繊維板2として、スラグウールをデ
ンプンのりバインダーで成形した厚み9mm、幅×長さ
=303×1818mmのロックウール板を用い、繊維
板2を成形する際に繊維板2の一方と他方の側端にそれ
ぞれ突出寸法が6mmの雄実3と深さ6mmの雌実4を
型成形して設けた。この木質板1の背面に繊維板2をウ
レタン系接着剤で貼り合わせ、このように複合化した後
に、雄実3と雌実4及びこれらの周辺20mmの範囲に
ウレタンシーラー(ナトコペイント株式会社製「ハイテ
ック106」)を40g/m2 の塗布量でスプレー塗布
すると共にジェットドライヤーで120℃×10分の条
件で乾燥することによって補強し、床板材を作成した。
【0013】(比較例1,2)比較のために、雄実3と
雌実4を補強しないようにした他は実施例1と同様にし
て木質板1と繊維板2からなる複合材の床板材を作成
し、これを比較例1とした。また厚み12mm、幅×長
さ=303×1818mmの楢材つき板貼り合板のみで
雄実3及び雌実4付きの木質の床板材を作成し、これを
比較例2とした。
【0014】上記実施例1,2及び比較例1,2につい
て各種の特性を測定乃至評価し、結果を表1に示した。
表1において施工性は、厚み9mmの合板パネル(コン
パネ)を張って形成した床下地の上に床板材を敷いて施
工した際の施工時間や仕上がり(ガタツキやずれ)の外
観判断を基準に評価した。また耐火性は床板材の背面を
ガスバーナーで燃やして形状の変化を観察することによ
って評価した。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】上記のように本発明は、木質板の背面に
無機質繊維材の繊維板を貼り合わせて床板材を作成する
ようにしたので、無機質繊維材の繊維板によって断熱性
や耐火性を高めることができるものであり、しかも木質
板の厚みを繊維板の厚み分薄くすることができ、木材の
使用量を低減して森林保護に寄与することができるもの
である。また繊維板の一方の側端に雄実を設けると共に
他方の側端に雌実を設け、繊維板の雄実及び雌実の部分
の強度を補強してあるので、繊維板の強度が弱くとも雄
実及び雌実の強度を高くして、雄実と雌実による接合の
強度を高く確保することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床板材の一例を示す断面図であ
る。
【図2】従来の床板材の断面図である。
【符号の説明】
1 木質板 2 繊維板 3 雄実 4 雌実
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 15/04 E04F 15/18 602

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質板の背面に無機質繊維材の繊維板を
    貼り合わせ、繊維板の一方の側端に雄実を設けると共に
    他方の側端に雌実を設け、繊維板の雄実及び雌実の部分
    の強度を補強して成ることを特徴とする床板材。
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