JP2976521B2 - 混合ポリアミドフィルムの製造法 - Google Patents
混合ポリアミドフィルムの製造法Info
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Description
び透明性を備えた一般食品、薬品及び化粧品等の包装と
して有用なフィルムの製造法に関する。
ポリメタキシリレンアジパミド(以下、「ナイロンMXD
6」という)は、ガスバリャー性が優れているのに加え
て溶融時の熱安定性が他の樹脂に比べて良好であること
から、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン6及びポ
リプロピレン等種々の熱可塑性樹脂と共押出や共射出成
形等が可能であり、多層構造物のバリャー層としての利
用が最近積極的に進められている。
あるいは低倍率で延伸された状態で、製膜後の使用時あ
るいは成形加工時にガラス転移温度以上に加熱されると
き、また多湿下での保存中に、あるいは殺菌のための水
蒸気処理・熱水処理されるとき白化、結晶化し、透明性
が低下、ないしは透明性を失うという欠点を有する。
性の観点さら、無延伸で非晶状態のまま、あるいは低延
伸倍率でしか延伸されない包装体には殆ど利用されてい
ない。
たは低延伸倍率の延伸状態にあっても優れた透明性を保
持し、優れたガスバリャー性を有する混合ポリアミドフ
ィルム、もしくは該混合ポリアミドを含む多層フィルム
を提供することにある。
の結晶性脂肪族ポリアミドからなる混合ポリアミドを使
用してフィルムを成形する際、特定の溶融成形条件下で
成形を行うことにより、透明性・ガスバリャー性等に優
れるフィルムが得られることを見出し、本発明を完成し
た。
アミンとから形成されるポリアミド構成単位を90モル%
以上含有するポリアミド(A)10〜95重量%と脱偏光光
度法により求めた160℃での定温結晶化における半結晶
化時間が30秒以下である結晶性脂肪族ポリアミド(B)
90〜5重量%からなる混合ポリアミドをフィルムに成形
するに際し、溶融成形時間を7分以下とし、かつポリア
ミド(B)に対するポリアミド(A)の溶融粘度比R
と、混合ポリアミド中のポリアミド(A)の濃度C(重
量%)との間に(1)式の関係が成り立つような溶融成
形温度で成形することを特徴とする混合ポリアミドフィ
ルムの製造法に関する発明である。
くは低延伸倍率の単層フィルム、多層フィルム、又は容
器を構成する材料が無延伸状態のまま保持されるダイレ
クトブロー成形もしくは低延伸倍率の深絞り成形・延伸
ブロー成形から得られる容器のガスバリャー層をなすフ
ィルムが優れた透明状態に保持されることから、保存、
使用中も透明性、ガスバリャーに優れた包装製品を製造
することが可能となる。
用するジアミンはメタキシリレンジアミンであるが、ジ
アミン中にメタキシリレンジアミンが90モル%以上、好
ましくは96モル%、特に好ましくは98モル%以上含まれ
ることが望ましい。
が10モル%以上含まれると、得られるポリアミドのガス
透過性の増大および結晶性の過度な低下を招く場合があ
る。
るジカルボン酸は主としてアジピン酸であるが、ジカル
ボン酸中にアジピン酸が90モル%以上、好ましくは96モ
ル%以上、特に好ましくは98モル%以上含まれることが
望ましい。
モル%以上含まれると、ジアミンの場合と同様、共重合
により得られるポリアミドのガス透過性の増大および結
晶性の過度な低下を招くおそれがある。
節剤として少量のモノアミン、モノカルボン酸、あるい
は上記ジアミン類およびジカルボン酸類を加えてもよ
い。
れる。
るナイロン塩を溶媒として水の存在下に、加圧下で昇温
し、加えた水および縮合水を除きながら溶融状態で重合
させる方法により製造される。
酸に直接加えて、常圧下で重縮合する方法によっても製
造される。
系を均一な液状状態に保ために、メタキシリレンジアミ
ンは、アジピン酸に連続的に加えられ、その間、反応温
度が生成するオリゴアミドおよびポリアミドの融点より
も下回らないように反応系を昇温しつつ、重縮合が進め
られる。
ポリマーもポリアミド(A)として使用可能である。
は、脱偏光光度法により求めた160℃での定温結晶化に
おける半結晶化時間が30秒以下であるとが必要である。
とのポリアミド混合物のくもり価は、ガラス転移温度以
上での加熱、吸湿・吸水による明瞭に増加し、良好な透
明性が維持されない。
化時間が上記範囲から外れるポリアミドであっても、ポ
リアミド(B)に適当な他のポリアミド類を混合した結
果、上記半結晶化時間の範囲内となるものも本発明のポ
リアミド(B)に含まれる。
12.5±2.0の範囲、好ましくは12.5±1.5の範囲にあるこ
とが望ましい。
る。
ars,Joseph R.Darby、発行年度:1982)の97頁に記載のS
mallの定数 溶解度指数が12.5±2.0の範囲から外れる場合には、
ナイロンMXD6との混合物である混合物自体のくもり価が
大きくなり、本発明の目的である透明性に優れる包装資
材用の材料が得られないおそれがある。
ロン66、ナイロン6,66(ナイロン6及びナイロン66成分
からなる共重合ポリアミド)等、およびこれらの混合物
をあげることができる。
リアミドとして、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン
11、ナイロン12等をあげることができる。
の濃度は、10〜95重量%、好ましくは15〜80重量%であ
る。
熱、吸水・吸湿による白化防止効果が充分に発現しな
い。
とバリャー性効果が減少し、本発明の目的である市場か
らの要求に見合ったガスバリャー性フィルムとすること
ができない。
ド(A)の溶融粘度比Rと、混合ポリアミド中のポリア
ミド(A)の濃度C(重量%)との間に(1)式の関係
が成り立つような溶融成形温度で成形する必要がある。
度領域で溶融粘度比Rが(1)式の範囲未満となるよう
な成形温度、もしくは濃度Cが比較的高濃度領域で溶融
粘度比Rが(1)式の範囲を越えるような成形温度の場
合、両ポリアミド樹脂の溶融粘度の差が大きくなり過
ぎ、押出性が不良となって製膜が困難となる。
が比較的低濃度領域で溶融粘度比Rが(1)式の範囲を
超えるような成形温度、もしくは濃度Cが比較的高濃度
領域で溶融粘度比Rが(1)式の範囲未満となるような
成形温度の場合、得られる混合ポリアミドのフィルム
は、溶融粘度の比率が本発明の範囲にあるときよりも高
いくもり価を示し、更に、熱水処理または加熱処理後に
明らかに高いくもり価を示し、良好な透明性を保持しな
い。
ミドの混合が十分に進行しないためとみられる。
粘度比Rが(1)R式の範囲を超えるような成形温度で
も、又溶融粘度比Rが(1)式の範囲未満となるような
成形温度でも得られるフィルムは充分な透明性を示さな
い。
合状態が安定しないため製膜操作に支障をきたすことが
ある。
明の範囲外となるような成形温度では両ポリアミドの混
合が充分に進まないため、また、両ポリアミドの混合割
合がほぼ等しい領域であり、海・島構造で説明される混
合状態が安定して形成されないためとみられる。
は両ポリアミドの溶融粘度が近接するような成形温度、
すなわち、溶融粘度比Rが(1)式の範囲に入っている
ような成形温度条件を選ぶ必要がある。
形する際の温度条件として、235〜290℃、好ましくは24
5〜285℃が望ましい。
ドフィルムもしくは多層フィルムは吸水・熱水処理ある
いはガラス転移温度以上の加熱処理により白化し、本発
明の目的である透明性に優れたフィルムは得られない。
ないためフィルムを成形することは困難である。
成形機等の成形機の先端部出口の混合ポリアミドの温度
および成形機の先端に付設されたダイから排出されると
きの混合ポリアミドの温度を意味する。
押出Tダイ法、押出円筒ダイ法(インフレション法)等
の製膜法が採用される。
成形法を組み合わせた方法も採用できる。
ために、テンター法、チューブからの2段バルブ法、あ
るいはロール延伸法、圧延法等の延伸法を組合せた方法
が採用される。
ライラミネート法等の積層法により多層フィルム、フィ
ルム層を有する多層構造物として利用される。
7〜5分の範囲に設定する必要がある。
成形機等の成形機の材料供給口から混合ポリアミドから
なる材料が加熱溶融部であるシリンダー部に入った時点
から、フィルム製造装置の先端から混合ポリアミドが吐
出されるまでの時間であり、実際の測定は、通常の混合
ポリアミドをフィルム製造装置に連続的に供給している
時に、通常のポリアミド材料とは異なる色を有するポリ
アミド材料を供給し、その時点からフィルム製造装置先
端から吐出される材料の色が変わるまでの時間を意味す
る。
ドのフィルムは、吸水、熱水処理あるいはガラスの転移
温度以上での加熱処理により白化し、本発明の目的であ
る透明性に優れるフィルムにはならない。
成形機にもよるが、両ポリアミドの混合が不充分となる
おそれがある。
価を示し、又、吸水、熱水処理あるいは熱処理によりの
くもり価格は更に増大する。
伸状態にあっても優れた透明製を保持し、優れたガスバ
リャー性を有する混合ポリアミドフィルム、もしくは該
混合ポリアミドを含む多層フィルムを得ることができ
る。
評価法を採用した。
品名:フローテスターCFT−500)を使用して測定した。
件下で測定した。
式より算出した。
製、商品名:MK701)を使用し、脱偏光光度法により求め
た。
ars,Joseph R.Darby、発行年度:1982)の97頁に記載のS
mallの定数を使用し、次式から計算した。
ズ社製、型式;OX−TRAN 10/50A 測定条件は、温度23℃、相対温度60%である。
イロン6121、相対粘度3.56)及びナイロン6(宇部興産
(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度:4.4
0)のペレット(溶融粘度比:1.7)をタンブラーにより
混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重量
比)が80/20の混合ペレットを準備した。
m、L/D[25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:265〜270℃、
Tダイ温度:270℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:75℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
た。
フィルムの熱水処理前後のくもり価および酸素透過率を
第1表に示す。
イロン6121、相対粘度:3.56)及びナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度/:
4.40)のペレット(溶融粘度比:1.7)をタンブラーによ
り混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重
量比)が80/20の混合ペレットを準備した。
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:270〜290℃、
Tダイ温度:290℃、スクリュー回転数:42rpm、冷却ロー
ル温度:75℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.5mmの
フィルムを得た。
た。
フィルムの熱水処理前後のくもり価および酸素透過率を
第1表に示す。
イロン6121、相対粘度:3.56)及びナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度:4.
40)のペレット(溶融粘度比:1.7)をタンブラーにより
混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重量
比)が80/20の混合ペレットを準備した。
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:270〜290℃、
Tダイ温度:290℃、スクリュー回転数:42rpm、冷却ロー
ル温度:75℃の温度条件下で幅約125mm、厚さ約0.10mmの
フィルムを得た。
た。
備する為、得られたフィルムを押出機に供給できる程度
の小片に破砕し、再度、同一の押出機を使用し、同一の
条件でフィルムを作製した。
い、フィルムを成形した。
なった。3回目の押出により得られたフィルムのくもり
価と酸素透過率を第1表に示す。
イロン6007、相対粘度:2.64)及びナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度:4.
40)のペレット(溶融粘度比:0.39)をタンブラーによ
り混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重
量比)が80/20の混合ペレットを準備した。
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:265〜270℃、
Tダイ温度:270℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:75℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
た。
いくもり価を有しており、また、熱水処理後のくもり価
も高かった。
す。
イロン6121、相対粘度3.56)およびナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度:4.
40)のペレット(溶融粘度比:1.7)をタンブラーにより
混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重量
比)が40/60の混合ペレットを準備した。
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:265〜270℃、
Tダイ温度:270℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:75℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
た。
フィルムの熱水処理前後のくもり価および酸素透過率を
第2表に示す。
イロン6007、相対粘度2.64)及びナイロン6(宇部興産
(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度:4.4
0)のペレット(溶融粘度比:0.39)をタンブラーにより
混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重量
比)が40/60の混合ペレットを準備した。
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:265〜270℃、
Tダイ温度:270℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:75℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
た。
た、熱水処理後のくもり価の増加は少なかった。
イロン6121、相対粘度:3.56)及びナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1024B、相対粘度:3.
75)のペレット(溶融粘度比:3.1)をタンブラーにより
混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重量
比)が60/40の混合ペレットを準備した。
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:265〜270℃、
Tダイ温度:270℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:75℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
た。
た、熱水処理後のくもり価の増加は少なかった。くもり
価および酸素透過率を第2表に示す。
イロン6001、相対粘度:2.10)及びナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度:4.
40)のペレット(溶融粘度比:0.098)をタンブラーによ
り混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重
量比)が60/40の混合ペレットを準備した。
い、同一の成形条件でフィルムの作製を試みたが、均一
な厚さを有するフィルムを作製することができなかっ
た。
た。
イロン6007、相対粘度:2.64)およびナイロン6(東レ
(株)製、商品名:東レナイロンCM1001、相対粘度:2.2
2)のペレット(溶融粘度比:10)をタンブラーにより混
合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重量
比)が40/60の混合ペレットを準備した。
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:265〜270℃、
Tダイ温度:270℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:75℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
た。
いくもり価を有しており、また、熱水処理後のくもり価
も高かった。フィルムのくもり価および酸素透過率を第
2表に示す。
イロン6007、相対粘度:2.64)及びナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1024B、相対粘度:3.
75)のペレット(溶融粘度比:0.77)をタンブラーによ
り混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重
量比)が20/80の混合ペレットを準備した。
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:245〜260℃、
Tダイ温度:260℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:65℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
た。
フィルムの熱水処理前後のくもり価および酸素透過率を
第3表に示す。
イロン6007、相対粘度:2.64)及びナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度:4.
40)のペレット(溶融粘度比:0.39)をタンブラーによ
り混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重
量比)が20/80の混合ペレットを準備した。
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:265〜270℃、
Tダイ温度:270℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:65℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
た。
た、熱水処理後のくもり価の増加は小さかった。このフ
ィルムのくもり価および酸素透過率を第3表に示す。
イロン6121、相対粘度:3.56)及びナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度:4.
40)のペレット(溶融粘度比:1.7)をタンブラーにより
混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重量
比)が20/80の混合ペレットを準備した。
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:245〜260℃、
Tダイ温度:260℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:65℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
た。
価を有しており、熱水処理後も高いくもり価を示した。
イロン6121、相対粘度:3.56)及びナイロン66(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン2026B、相対粘度:3.
31)のペレット(溶融粘度比:2.70)をタンブラーによ
り混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン66、重
量比)が、85/15の混合ペレットを準備した。
m、L/D:22、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
使用して、275℃で混合溶融し、環状ダイより空冷イン
フレーション法により厚さ32μmのフィルムを作製し
た。
た。
に30分間浸した後のくもり価は4.9%であり、初期の良
好な透明性が保持されていた。
瓦斯化学(株)製、商品名:MXナイロン6121、相対粘度:
3.56)からの厚さ30μmのフィルムのくもり価は2.3
%、熱水処理後のくもり価は46.8%であり、明らかに白
化が認められた。
Claims (2)
- 【請求項1】アジピン酸とメタキシリレンジアミンとか
ら形成されるポリアミド構成単位を90モル%以上含有す
るポリアミド(A)10〜95重量%と脱偏光光度法により
求めた160℃での定温結晶化における半結晶化時間が30
秒以下である結晶性脂肪族ポリアミド(B)90〜5重量
%からなる混合ポリアミドをフィルムに成形するに際
し、溶融成形時間を7分以下とし、かつポリアミド
(B)に対するポリアミド(A)の溶融粘度比Rと、混
合ポリアミド中のポリアミド(A)の濃度C(重量%)
との間に(1)式の関係が成り立つような溶融成形温度
で成形することを特徴とする混合ポリアミドフィルムの
製造法。 (0.025C−2.0)≦logR≦(0.025C−0.5) (1) 但し、CとRは下記の略号である。 - 【請求項2】アジピン酸とメタキシリレンジアミンとか
ら形成されるポリアミド構成単位を90モル%以上含有す
るポリアミド(A)10〜95重量%と、脱偏光光度法によ
り求めた160℃での定温結晶化における半結晶化時間が3
0秒以下である結晶性脂肪族ポリアミド(B)90〜5重
量%からなる混合ポリアミドを少なくとも1層含む多層
フィルムを共押出法により成形するに際し、該混合ポリ
アミドの溶融成形時間を7分以下とし、且つポリアミド
(B)に対するポリアミド(A)の溶融粘度比Rと、混
合ポリアミド中のポリアミド(A)の濃度C(重量%)
との間に(1)式の関係が成り立つような溶融成形温度
で該混合ポリアミドを成形することを特徴とする多層フ
ィルムの製造法。 (0.025C−2.0)≦logR≦(0.025C−0.5) (1) 但し、CとRは下記の略号である。
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