JP2976521B2 - 混合ポリアミドフィルムの製造法 - Google Patents

混合ポリアミドフィルムの製造法

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JP2976521B2 JP32246590A JP32246590A JP2976521B2 JP 2976521 B2 JP2976521 B2 JP 2976521B2 JP 32246590 A JP32246590 A JP 32246590A JP 32246590 A JP32246590 A JP 32246590A JP 2976521 B2 JP2976521 B2 JP 2976521B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は優れたガスバリャー性、液体バリャー性、及
び透明性を備えた一般食品、薬品及び化粧品等の包装と
して有用なフィルムの製造法に関する。
[従来の技術] アジピン酸とメタシキリレンジアミンとから得られる
ポリメタキシリレンアジパミド(以下、「ナイロンMXD
6」という)は、ガスバリャー性が優れているのに加え
て溶融時の熱安定性が他の樹脂に比べて良好であること
から、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン6及びポ
リプロピレン等種々の熱可塑性樹脂と共押出や共射出成
形等が可能であり、多層構造物のバリャー層としての利
用が最近積極的に進められている。
しかし、ナイロンMXD6は、非晶かつ延伸されない状態
あるいは低倍率で延伸された状態で、製膜後の使用時あ
るいは成形加工時にガラス転移温度以上に加熱されると
き、また多湿下での保存中に、あるいは殺菌のための水
蒸気処理・熱水処理されるとき白化、結晶化し、透明性
が低下、ないしは透明性を失うという欠点を有する。
そのため、ナイロンMXD6は、透明性及びガスバリャー
性の観点さら、無延伸で非晶状態のまま、あるいは低延
伸倍率でしか延伸されない包装体には殆ど利用されてい
ない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、従来技術の課題を改良し、無延伸ま
たは低延伸倍率の延伸状態にあっても優れた透明性を保
持し、優れたガスバリャー性を有する混合ポリアミドフ
ィルム、もしくは該混合ポリアミドを含む多層フィルム
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、鋭意検討の結果、ナイロンMXD6と特定
の結晶性脂肪族ポリアミドからなる混合ポリアミドを使
用してフィルムを成形する際、特定の溶融成形条件下で
成形を行うことにより、透明性・ガスバリャー性等に優
れるフィルムが得られることを見出し、本発明を完成し
た。
すなわち、本発明は、アジピン酸とメタキシリレンジ
アミンとから形成されるポリアミド構成単位を90モル%
以上含有するポリアミド(A)10〜95重量%と脱偏光光
度法により求めた160℃での定温結晶化における半結晶
化時間が30秒以下である結晶性脂肪族ポリアミド(B)
90〜5重量%からなる混合ポリアミドをフィルムに成形
するに際し、溶融成形時間を7分以下とし、かつポリア
ミド(B)に対するポリアミド(A)の溶融粘度比R
と、混合ポリアミド中のポリアミド(A)の濃度C(重
量%)との間に(1)式の関係が成り立つような溶融成
形温度で成形することを特徴とする混合ポリアミドフィ
ルムの製造法に関する発明である。
(0.025C−2.0)≦logR≦(0.025C−0.5) (1) 但し、CとRは下記の略号である。
本発明によれば、ナイロンMXD6を使用した無延伸もし
くは低延伸倍率の単層フィルム、多層フィルム、又は容
器を構成する材料が無延伸状態のまま保持されるダイレ
クトブロー成形もしくは低延伸倍率の深絞り成形・延伸
ブロー成形から得られる容器のガスバリャー層をなすフ
ィルムが優れた透明状態に保持されることから、保存、
使用中も透明性、ガスバリャーに優れた包装製品を製造
することが可能となる。
本発明で使用されるポリアミド(A)の原料として使
用するジアミンはメタキシリレンジアミンであるが、ジ
アミン中にメタキシリレンジアミンが90モル%以上、好
ましくは96モル%、特に好ましくは98モル%以上含まれ
ることが望ましい。
ジアミン中にメタキシリレンジアミン以外のジアミン
が10モル%以上含まれると、得られるポリアミドのガス
透過性の増大および結晶性の過度な低下を招く場合があ
る。
本発明で使用されるポリアミド(A)の他の原料であ
るジカルボン酸は主としてアジピン酸であるが、ジカル
ボン酸中にアジピン酸が90モル%以上、好ましくは96モ
ル%以上、特に好ましくは98モル%以上含まれることが
望ましい。
ジカルボン酸中にアジピン酸以外のジカルボン酸が10
モル%以上含まれると、ジアミンの場合と同様、共重合
により得られるポリアミドのガス透過性の増大および結
晶性の過度な低下を招くおそれがある。
また、本発明のポリアミド(A)重縮合時に分子量調
節剤として少量のモノアミン、モノカルボン酸、あるい
は上記ジアミン類およびジカルボン酸類を加えてもよ
い。
ポリアミド(A)は通常、溶融重縮合法により製造さ
れる。
例えば、メタキシリレンジアミンとアジピン酸からな
るナイロン塩を溶媒として水の存在下に、加圧下で昇温
し、加えた水および縮合水を除きながら溶融状態で重合
させる方法により製造される。
また、メタキシリレンジアミンを溶融状態のアジピン
酸に直接加えて、常圧下で重縮合する方法によっても製
造される。
後者の場合、溶媒としての水は加えられないが、反応
系を均一な液状状態に保ために、メタキシリレンジアミ
ンは、アジピン酸に連続的に加えられ、その間、反応温
度が生成するオリゴアミドおよびポリアミドの融点より
も下回らないように反応系を昇温しつつ、重縮合が進め
られる。
また、溶融重合後更に固相重合により高分子量化した
ポリマーもポリアミド(A)として使用可能である。
本発明に用いられる結晶性の脂肪族ポリアミド(B)
は、脱偏光光度法により求めた160℃での定温結晶化に
おける半結晶化時間が30秒以下であるとが必要である。
上記半結晶化時間が30秒を超える場合、ナイロンMXD6
とのポリアミド混合物のくもり価は、ガラス転移温度以
上での加熱、吸湿・吸水による明瞭に増加し、良好な透
明性が維持されない。
但し、ポリアミド(B)の脱偏光光度法による半結晶
化時間が上記範囲から外れるポリアミドであっても、ポ
リアミド(B)に適当な他のポリアミド類を混合した結
果、上記半結晶化時間の範囲内となるものも本発明のポ
リアミド(B)に含まれる。
又、脂肪族ポリアミド(B)は、溶解度指数(SP)が
12.5±2.0の範囲、好ましくは12.5±1.5の範囲にあるこ
とが望ましい。
ここで、溶解度指数(SP)は下記に示す定数を意味す
る。
The Technology of Plasticizers、(著者:J.Kern Se
ars,Joseph R.Darby、発行年度:1982)の97頁に記載のS
mallの定数 溶解度指数が12.5±2.0の範囲から外れる場合には、
ナイロンMXD6との混合物である混合物自体のくもり価が
大きくなり、本発明の目的である透明性に優れる包装資
材用の材料が得られないおそれがある。
結晶性のポリアミド(B)として、ナイロン6、ナイ
ロン66、ナイロン6,66(ナイロン6及びナイロン66成分
からなる共重合ポリアミド)等、およびこれらの混合物
をあげることができる。
また、これらのポリアミド類と混合して使用し得るポ
リアミドとして、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン
11、ナイロン12等をあげることができる。
本発明における混合ポリアミド中のポリアミド(A)
の濃度は、10〜95重量%、好ましくは15〜80重量%であ
る。
ポリアミド(A)の濃度が95重量%を超えると、加
熱、吸水・吸湿による白化防止効果が充分に発現しな
い。
一方、ポリアミド(A)の濃度が10重量%未満である
とバリャー性効果が減少し、本発明の目的である市場か
らの要求に見合ったガスバリャー性フィルムとすること
ができない。
本発明において、ポリアミド(B)に対するポリアミ
ド(A)の溶融粘度比Rと、混合ポリアミド中のポリア
ミド(A)の濃度C(重量%)との間に(1)式の関係
が成り立つような溶融成形温度で成形する必要がある。
(0.025C−2.0)≦logR≦(0.025C−0.5) (1) 但し、CとRは下記の略号である。
混合樹脂中のポリアミド(A)の濃度Cが比較的低濃
度領域で溶融粘度比Rが(1)式の範囲未満となるよう
な成形温度、もしくは濃度Cが比較的高濃度領域で溶融
粘度比Rが(1)式の範囲を越えるような成形温度の場
合、両ポリアミド樹脂の溶融粘度の差が大きくなり過
ぎ、押出性が不良となって製膜が困難となる。
一方、混合ポリアミド中のポリアミド(A)の濃度C
が比較的低濃度領域で溶融粘度比Rが(1)式の範囲を
超えるような成形温度、もしくは濃度Cが比較的高濃度
領域で溶融粘度比Rが(1)式の範囲未満となるような
成形温度の場合、得られる混合ポリアミドのフィルム
は、溶融粘度の比率が本発明の範囲にあるときよりも高
いくもり価を示し、更に、熱水処理または加熱処理後に
明らかに高いくもり価を示し、良好な透明性を保持しな
い。
これは、少量成分の溶融粘度が高すぎる為、両ポリア
ミドの混合が十分に進行しないためとみられる。
ポリアミド(A)の濃度Cが50重量%付近では、溶融
粘度比Rが(1)R式の範囲を超えるような成形温度で
も、又溶融粘度比Rが(1)式の範囲未満となるような
成形温度でも得られるフィルムは充分な透明性を示さな
い。
また、このような成形温度では両ポリアミド樹脂の混
合状態が安定しないため製膜操作に支障をきたすことが
ある。
この原因として、両ポリアミドの溶融粘度比Rが本発
明の範囲外となるような成形温度では両ポリアミドの混
合が充分に進まないため、また、両ポリアミドの混合割
合がほぼ等しい領域であり、海・島構造で説明される混
合状態が安定して形成されないためとみられる。
従って、ポリアミド(A)の濃度Cが50重量%付近で
は両ポリアミドの溶融粘度が近接するような成形温度、
すなわち、溶融粘度比Rが(1)式の範囲に入っている
ような成形温度条件を選ぶ必要がある。
更に、本発明において、混合ポリアミドフィルムを成
形する際の温度条件として、235〜290℃、好ましくは24
5〜285℃が望ましい。
成形温度が290℃を超えると、得られる混合ポリアミ
ドフィルムもしくは多層フィルムは吸水・熱水処理ある
いはガラス転移温度以上の加熱処理により白化し、本発
明の目的である透明性に優れたフィルムは得られない。
又、235℃未満ではポリアミド(A)が充分に溶融し
ないためフィルムを成形することは困難である。
本発明でいう溶融成形温度とは、押出機あるいは射出
成形機等の成形機の先端部出口の混合ポリアミドの温度
および成形機の先端に付設されたダイから排出されると
きの混合ポリアミドの温度を意味する。
本発明の混合ポリアミドフィルムの製造手段として、
押出Tダイ法、押出円筒ダイ法(インフレション法)等
の製膜法が採用される。
また、共押出、射出、共射出、ブロー成形、これらの
成形法を組み合わせた方法も採用できる。
さらに、これらの成形法に、延伸フィルムを製作する
ために、テンター法、チューブからの2段バルブ法、あ
るいはロール延伸法、圧延法等の延伸法を組合せた方法
が採用される。
上記方法で得られたフィルムは押出ラミネート法、ド
ライラミネート法等の積層法により多層フィルム、フィ
ルム層を有する多層構造物として利用される。
本発明では、成形滞留時間を7分以下、好ましくは0.
7〜5分の範囲に設定する必要がある。
本発明でいう成形滞留時間とは、押出機あるいは射出
成形機等の成形機の材料供給口から混合ポリアミドから
なる材料が加熱溶融部であるシリンダー部に入った時点
から、フィルム製造装置の先端から混合ポリアミドが吐
出されるまでの時間であり、実際の測定は、通常の混合
ポリアミドをフィルム製造装置に連続的に供給している
時に、通常のポリアミド材料とは異なる色を有するポリ
アミド材料を供給し、その時点からフィルム製造装置先
端から吐出される材料の色が変わるまでの時間を意味す
る。
成形滞留時間が7分を超えると得られる混合ポリアミ
ドのフィルムは、吸水、熱水処理あるいはガラスの転移
温度以上での加熱処理により白化し、本発明の目的であ
る透明性に優れるフィルムにはならない。
また、成形滞留時間が0.5分未満の場合には使用する
成形機にもよるが、両ポリアミドの混合が不充分となる
おそれがある。
混合が不充分の場合、得られるフィルムは高いくもり
価を示し、又、吸水、熱水処理あるいは熱処理によりの
くもり価格は更に増大する。
[本発明の効果] 本発明の成形法により、無延伸または低延伸倍率の延
伸状態にあっても優れた透明製を保持し、優れたガスバ
リャー性を有する混合ポリアミドフィルム、もしくは該
混合ポリアミドを含む多層フィルムを得ることができ
る。
[実施例] 本実施例及び比較例において、以下に記す測定法及び
評価法を採用した。
(1) 溶融粘度 キャピラリーレオメーター((株)島津製作所製、商
品名:フローテスターCFT−500)を使用して測定した。
キャピラリー寸法:直径;1mmφ 長さ;10mm (2) 相対粘度 96%硫酸溶液100ml中に試料1gを溶解し25℃の温度条
件下で測定した。
キャノンフェスケ形粘度計を使用し、相対粘度は、下
式より算出した。
(3) 半結晶化時間 ポリマー結晶化速度測定装置((株)コタキ製作所
製、商品名:MK701)を使用し、脱偏光光度法により求め
た。
測定条件は以下の通りである。
試料溶融温度:試料の融点より15℃高い温度 試料溶融時間:3分 結晶化浴温度:160℃ (4) 溶解度指数(SP) The Technology of Plasticizers、(著者:J.Kern Se
ars,Joseph R.Darby、発行年度:1982)の97頁に記載のS
mallの定数を使用し、次式から計算した。
F:SMALLのmolar−attraction constant V:モル容積(cm3/mol) (5) 酸素透過率 測定は、ASTM D3985に準じた。
使用した、酸素透過率測定装置:モダンコントロール
ズ社製、型式;OX−TRAN 10/50A 測定条件は、温度23℃、相対温度60%である。
(6) くもり価 ASTM D1003に準じた。
測定装置:日本電色工業(株)製色差計 型式;Z−Σ80 熱水処理条件:煮沸水に30分間浸漬 実施例1 ナイロンMXD6(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:MXナ
イロン6121、相対粘度3.56)及びナイロン6(宇部興産
(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度:4.4
0)のペレット(溶融粘度比:1.7)をタンブラーにより
混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重量
比)が80/20の混合ペレットを準備した。
この混合ペレットを、押出機(スクリュー直径:20m
m、L/D[25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:265〜270℃、
Tダイ温度:270℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:75℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
このときの押出機先端部の樹脂温度は270℃であっ
た。
また、成形滞留時間は3分であった。
得られたフィルムは良好な透明性を有していた。この
フィルムの熱水処理前後のくもり価および酸素透過率を
第1表に示す。
実施例2 ナイロンMXD6(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:MXナ
イロン6121、相対粘度:3.56)及びナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度/:
4.40)のペレット(溶融粘度比:1.7)をタンブラーによ
り混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重
量比)が80/20の混合ペレットを準備した。
この混合ペレットを、押出機(スクリュー直径:20m
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:270〜290℃、
Tダイ温度:290℃、スクリュー回転数:42rpm、冷却ロー
ル温度:75℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.5mmの
フィルムを得た。
このときの押出機先端部の樹脂温度は288℃であっ
た。
また、成形滞留時間は2.8分であった。
得られたフィルムは良好な透明性を有していた。この
フィルムの熱水処理前後のくもり価および酸素透過率を
第1表に示す。
比較例1 ナイロンMXD6(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:MXナ
イロン6121、相対粘度:3.56)及びナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度:4.
40)のペレット(溶融粘度比:1.7)をタンブラーにより
混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重量
比)が80/20の混合ペレットを準備した。
この混合ペレットを、押出機(スクリュー直径:20m
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:270〜290℃、
Tダイ温度:290℃、スクリュー回転数:42rpm、冷却ロー
ル温度:75℃の温度条件下で幅約125mm、厚さ約0.10mmの
フィルムを得た。
このときの押出機先端部の樹脂温度は288℃であっ
た。
また、成形滞留時間は2.8分であった。
さらに、滞留時間を長くしたときのフィルム試料を準
備する為、得られたフィルムを押出機に供給できる程度
の小片に破砕し、再度、同一の押出機を使用し、同一の
条件でフィルムを作製した。
このフィルムを再び小片に破砕し、3回目の押出を行
い、フィルムを成形した。
3回目の押出により成形滞留時間は、合計で8.2分と
なった。3回目の押出により得られたフィルムのくもり
価と酸素透過率を第1表に示す。
比較例2 ナイロンMXD6(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:MXナ
イロン6007、相対粘度:2.64)及びナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度:4.
40)のペレット(溶融粘度比:0.39)をタンブラーによ
り混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重
量比)が80/20の混合ペレットを準備した。
この混合ペレットを、押出機(スクリュー直径:20m
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:265〜270℃、
Tダイ温度:270℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:75℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
このときの押出機先端部の樹脂温度は268℃であっ
た。
また、成形滞留時間は3分であった。
得られたフィルムは、実施例1のフィルムに比べて高
いくもり価を有しており、また、熱水処理後のくもり価
も高かった。
フィルムのくもり価および酸素透過率を第1表に示
す。
実施例3 ナイロンMXD6(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:MXナ
イロン6121、相対粘度3.56)およびナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度:4.
40)のペレット(溶融粘度比:1.7)をタンブラーにより
混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重量
比)が40/60の混合ペレットを準備した。
この混合ペレットを、押出機(スクリュー直径:20m
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:265〜270℃、
Tダイ温度:270℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:75℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
このときの押出機先端部の樹脂温度は269℃であっ
た。
また、成形滞留時間は3分であった。
得られたフィルムは良好な透明性を有していた。この
フィルムの熱水処理前後のくもり価および酸素透過率を
第2表に示す。
実施例4 ナイロンMXD6(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:MXナ
イロン6007、相対粘度2.64)及びナイロン6(宇部興産
(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度:4.4
0)のペレット(溶融粘度比:0.39)をタンブラーにより
混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重量
比)が40/60の混合ペレットを準備した。
この混合ペレットを、押出機(スクリュー直径:20m
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:265〜270℃、
Tダイ温度:270℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:75℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
このときの押出機先端部の樹脂温度は270℃であっ
た。
また、成形滞留時間は3分であった。
得られたフィルムは良好な透明性を有しており、ま
た、熱水処理後のくもり価の増加は少なかった。
くもり価及び酸素透過率を第2表に示す。
実施例5 ナイロンMXD6(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:MXナ
イロン6121、相対粘度:3.56)及びナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1024B、相対粘度:3.
75)のペレット(溶融粘度比:3.1)をタンブラーにより
混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重量
比)が60/40の混合ペレットを準備した。
この混合ペレットを、押出機(スクリュー直径:20m
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:265〜270℃、
Tダイ温度:270℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:75℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
このときの押出機先端部の樹脂温度は269℃であっ
た。
また、成形滞留時間は3分であった。
得られたフィルムは良好な透明性を有しており、ま
た、熱水処理後のくもり価の増加は少なかった。くもり
価および酸素透過率を第2表に示す。
比較例3 ナイロンMXD6(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:MXナ
イロン6001、相対粘度:2.10)及びナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度:4.
40)のペレット(溶融粘度比:0.098)をタンブラーによ
り混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重
量比)が60/40の混合ペレットを準備した。
この混合ペレットを、実施例4と同様の押出機を用
い、同一の成形条件でフィルムの作製を試みたが、均一
な厚さを有するフィルムを作製することができなかっ
た。
このときの押出機先端部の樹脂温度は268℃であっ
た。
また、成形滞留時間は3分であった。
比較例4 ナイロンMXD6(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:MXナ
イロン6007、相対粘度:2.64)およびナイロン6(東レ
(株)製、商品名:東レナイロンCM1001、相対粘度:2.2
2)のペレット(溶融粘度比:10)をタンブラーにより混
合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重量
比)が40/60の混合ペレットを準備した。
この混合ペレットを、押出機(スクリュー直径:20m
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:265〜270℃、
Tダイ温度:270℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:75℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
このときの押出機先端部の樹脂温度は270℃であっ
た。
また、成形滞留時間は3分であった。
得られたフィルムは実施例1で得たフィルムに比べ高
いくもり価を有しており、また、熱水処理後のくもり価
も高かった。フィルムのくもり価および酸素透過率を第
2表に示す。
実施例6 ナイロンMXD6(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:MXナ
イロン6007、相対粘度:2.64)及びナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1024B、相対粘度:3.
75)のペレット(溶融粘度比:0.77)をタンブラーによ
り混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重
量比)が20/80の混合ペレットを準備した。
この混合ペレットを、押出機(スクリュー直径:20m
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:245〜260℃、
Tダイ温度:260℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:65℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
このときの押出機先端部の樹脂温度は258℃であっ
た。
また、成形滞留時間は3分であった。
得られたフィルムは良好な透明性を有していた。この
フィルムの熱水処理前後のくもり価および酸素透過率を
第3表に示す。
実施例7 ナイロンMXD6(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:MXナ
イロン6007、相対粘度:2.64)及びナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度:4.
40)のペレット(溶融粘度比:0.39)をタンブラーによ
り混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重
量比)が20/80の混合ペレットを準備した。
この混合ペレットを、押出機(スクリュー直径:20m
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:265〜270℃、
Tダイ温度:270℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:65℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
このときの押出機先端部の樹脂温度は269℃であっ
た。
また、成形滞留時間は3分であった。
得られたフィルムは良好な透明性を有しており、ま
た、熱水処理後のくもり価の増加は小さかった。このフ
ィルムのくもり価および酸素透過率を第3表に示す。
比較例5 ナイロンMXD6(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:MXナ
イロン6121、相対粘度:3.56)及びナイロン6(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン1030B、相対粘度:4.
40)のペレット(溶融粘度比:1.7)をタンブラーにより
混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン6、重量
比)が20/80の混合ペレットを準備した。
この混合ペレットを、押出機(スクリュー直径:20m
m、L/D:25、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
用い、Tダイ法により、シリンダー温度:245〜260℃、
Tダイ温度:260℃、スクリュー回転数:40rpm、冷却ロー
ル温度:65℃の温度条件下で幅約120mm、厚さ約0.05mmの
フィルムを得た。
このときの押出機先端部の樹脂温度は259℃であっ
た。
また、成形滞留時間は3分であった。
得られたフィルムは実施例5、6に比べて高いくもり
価を有しており、熱水処理後も高いくもり価を示した。
実施例8 ナイロンMXD6(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:MXナ
イロン6121、相対粘度:3.56)及びナイロン66(宇部興
産(株)製、商品名:宇部ナイロン2026B、相対粘度:3.
31)のペレット(溶融粘度比:2.70)をタンブラーによ
り混合し、ブレンド比(ナイロンMXD6/ナイロン66、重
量比)が、85/15の混合ペレットを準備した。
この混合ペレットを、押出機(スクリュー直径:40m
m、L/D:22、スクリュー形状:フルフライト、単軸)を
使用して、275℃で混合溶融し、環状ダイより空冷イン
フレーション法により厚さ32μmのフィルムを作製し
た。
このときの押出機先端部の樹脂温度は273℃であっ
た。
また、成形滞留時間は2.5分であった。
得られたフィルムのくもり価は2.5%であり、沸騰水
に30分間浸した後のくもり価は4.9%であり、初期の良
好な透明性が保持されていた。
また、同様の方法により作製したナイロンMXD6(三菱
瓦斯化学(株)製、商品名:MXナイロン6121、相対粘度:
3.56)からの厚さ30μmのフィルムのくもり価は2.3
%、熱水処理後のくもり価は46.8%であり、明らかに白
化が認められた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08J 5/18 C08L 77/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アジピン酸とメタキシリレンジアミンとか
    ら形成されるポリアミド構成単位を90モル%以上含有す
    るポリアミド(A)10〜95重量%と脱偏光光度法により
    求めた160℃での定温結晶化における半結晶化時間が30
    秒以下である結晶性脂肪族ポリアミド(B)90〜5重量
    %からなる混合ポリアミドをフィルムに成形するに際
    し、溶融成形時間を7分以下とし、かつポリアミド
    (B)に対するポリアミド(A)の溶融粘度比Rと、混
    合ポリアミド中のポリアミド(A)の濃度C(重量%)
    との間に(1)式の関係が成り立つような溶融成形温度
    で成形することを特徴とする混合ポリアミドフィルムの
    製造法。 (0.025C−2.0)≦logR≦(0.025C−0.5) (1) 但し、CとRは下記の略号である。
  2. 【請求項2】アジピン酸とメタキシリレンジアミンとか
    ら形成されるポリアミド構成単位を90モル%以上含有す
    るポリアミド(A)10〜95重量%と、脱偏光光度法によ
    り求めた160℃での定温結晶化における半結晶化時間が3
    0秒以下である結晶性脂肪族ポリアミド(B)90〜5重
    量%からなる混合ポリアミドを少なくとも1層含む多層
    フィルムを共押出法により成形するに際し、該混合ポリ
    アミドの溶融成形時間を7分以下とし、且つポリアミド
    (B)に対するポリアミド(A)の溶融粘度比Rと、混
    合ポリアミド中のポリアミド(A)の濃度C(重量%)
    との間に(1)式の関係が成り立つような溶融成形温度
    で該混合ポリアミドを成形することを特徴とする多層フ
    ィルムの製造法。 (0.025C−2.0)≦logR≦(0.025C−0.5) (1) 但し、CとRは下記の略号である。
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