JP2975407B2 - ゴムパット付き枕木の製法 - Google Patents

ゴムパット付き枕木の製法

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順 菅村
一雄 新井
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鉄道レールの下側に配置される枕木の底部
に、防振、防音のために取付けられるゴムパッドを取付
けたコンクリート枕木の製法に関する。
[従来の技術] 鉄道レール上を電車等が走行するときの振動、騒音は
大きいので、鉄道レールの枕木を設置する砂利の下側
に、ゴムマットを敷設することが行なわれている。
また枕木自身の下面部を発泡ウレタンで被い、それを
緩衝材にして防振、防音効果を上げるものも知られてい
る。その場合、コンクリート枕木をコンクリート型枠で
作成しておき、別個の型枠に装着後、発泡ウレタンを注
入しコンクリート枕木の下面部に接着結合させていた。
[発明が解決しようとする課題] 従来、枕木の下面部に発泡ウレタン製の防振材を取付
けたものがあるが、その場合、発泡ウレタン材をコンク
リート枕木の底面部に注入時接着又は後接着で取付けな
ければならず、その際、重いコンクリート枕木を扱う作
業が困難で、製法上あまり望ましいものではなかった。
また従来の発泡ウレタン材又はゴム材を後接着で貼付
けたコンクリート枕木では、接着力のバラツキと接着剤
の経年劣化などの問題があった。
そこで本発明は、コンクリート枕木の底面部に緩衝材
を有するものを、効率よく経済的に製造できるようにす
るとともに、緩衝材とコンクリート枕木との隙間に雨水
等が入りにくくして、その耐久性を向上させることを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するものであり、ゴムパッ
ド付き枕木の製法は、枕木の下面部を被う形状のゴムパ
ッドを成形しておき、枕木上面が横向きとなる枕木用の
コンクリート型枠を作成して、そのコンクリート型枠内
の枕木の底部側に前記ゴムパッドを配置し、コンクリー
ト型枠の上側からコンクリートを打ち込んでゴムパッド
付き枕木を完成する。
上記製法に使用する枕木用ゴムパッドには、枕木の底
部を被う底面部と、底面周縁から起立して枕木の側面下
部に接する起立部とからなり、起立の内周側下部にコン
クリート枕木の周縁突部が入り込む凹溝を設け、起立部
の外周上部に水平方向の凹部を設けておけばよい。な
お、ゴムパッドと枕木との位置ずれを防止するために、
ゴムパッド底面部の上面に適宜間隔で凹部もしくは凸部
を設けてもよい。
[作用] 上記のゴムパッド付き枕木の製法では、枕木をコンク
リート打ち込みにより作成する場合に、コンクリート型
枠内にゴムパッドを配置しておくので、型枠内に打ち込
んだコンクリートが硬化すれば、両者が一体となった状
態で作成できる。またコンクリート型枠は、枕木の上面
が横向きになっているので、枕木の上面側は型枠により
精度よく作成でき、型枠の上面側を打ち込み状態にして
もそれは枕木の側面になるので問題はない。
上記製法に使用される枕木用のゴムパッドには、起立
部の内周側下部に凹溝を設けておけば、その上面側にコ
ンクリートを打ち込んだときにその凹溝にもコンクリー
トが入り込み、コンクリートが硬化すれば、ゴムパッド
が枕木からはずれるようなことはない。また起立部の外
周上部に水平方向の凹部を設けておけば、その凹部にも
打ち込みコンクリートが入り込み、それが硬化すること
により、ゴムパッドがコンクリート枕木に対して位置ず
れするようなことはない。さらにその水平方向の凹部を
設けておけば、コンクリート枕木とゴムパッドとの接合
面は、外側から中央に向って、段状に高くなる関係とな
り、その接合面を通って外部から中央側に雨水などが入
り込むようなことはない。
[実施例] 本発明の実例を第1〜4図により説明する。
防振、防音のための枕木用ゴムパッド(ゴムパッド)
1は、枕木(コンクリート枕木)2の底面を被う帯状の
底面部3と、底面部3の周縁から起立して枕木の側面下
部に接する起立部4とから形成される。ゴムパッド1の
起立部4の内周側下部に凹溝4aが設けられ、枕木をコン
クリート打ち込みで作成する場合に、凹溝4aにコンクリ
ート枕木の周縁突部が入り込むようになっている。また
本実施例では凹溝4aから横方向に外面まで貫通孔5が設
けられ、枕木作成のためコンクリートを打ち込む際の空
気抜きをつけた。なお、凹溝4aは、底面部3の全周縁に
沿って設けてもよいし、適宜間隔で配置させてもよい。
起立部4の外周上部に水平方向の凹部4aが設けられ、
枕木をコンクリート打ち込みで作成するときにその凹部
4bはコンクリートで埋められ、硬化後にゴムパッド1と
コンクリート枕木2との位置ずれが生じないようになっ
ている。なお、この凹部4bは、コンクリート枕木2と一
体になったときに、両者間の接合面において外側から中
央側に雨水等が入りにくくするものである。
さらにゴムパッド1の底面部3の上面に、適宜間隔で
凹部6が設けられ、各凹部6に金属製凸部材7が加硫接
着される。そして凸部材7が、枕木作成のために打ち込
まれたコンクリート内に埋め込まれ、ゴムパッド1とコ
ンクリート枕木2との位置ずれを防止できるようになっ
ている。なお、凹部6に凸部材7を取付けることなく、
凹部6のみでコンクリート枕木2との位置ずれを防止す
るようにしてもよい。
上記実施例ではゴムパッド1をコンクリート枕木2の
下面全体を被う形で一体に形成したが、2分割に形成し
てもよいものである。またゴムパッド1の下面に適宜溝
を設けることにより、ゴムパッド1のバネ定数を調整す
ることができる。
次に上記構成のゴムパッド1を使用したゴムパッド付
き枕木の製法について、第5図により説明する。
枕木2をコンクリートで作成するため、コンクリート
型枠8と前記ゴムパッド1とを準備する。なお型枠8の
外周には適宜間隔で補強材8aが設けられている。コンク
リート型枠8は、枕木上面9が横向きとなるように作成
され、コンクリート型枠8の長手方向の一方の側面内側
が、コンクリート枕木2の上面に対応したレール取付け
部2aなどを有する形状に作成されている。コンクリート
型枠8において、前記枕木上面側に対向した側面に、ゴ
ムパッド1を配置する。この状態で、コンクリート型枠
8の上部開口からコンクリートを打ち込めば、コンクリ
ートはゴムパッド1の底面部3や水平方向の凹溝4aや凹
部4bの部分にも入り込み、そのコンクリートが硬化すれ
ば、ゴムパッド1とコンクリート枕木2とが一体となっ
たものが完成する。
[発明の効果] 本発明によれば、ゴムパッドを配置したコンクリート
型枠内にコンクリートを打ち込んで枕木を作成すれば、
その工程のみでゴムパッドを一体に取付けたコンクリー
ト枕木が完成し、製造効率が向上できて経済的である。
またコンクリート打ち込みの際、コンクリート型枠は枕
木の上面が横方向に向うため、枕木の上面は精度よく作
成できる。
またゴムパッドは、その起立部の外周上部に水平方向
の凹部が形成され、その部分にもコンクリート枕木のコ
ンクリートが入り込むので、両者の接合面の部分から内
側に雨水などが入り込むようなことはなく、接着剤が劣
化して防振、防音効果を低下させるようなこともない。
さらに起立部の内側下部に凹溝が設けられるので、ゴム
パッドがコンクリート枕木から外れるようなこともな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のゴムパッド付き枕木の製法により製
造されたゴムパッド付きコンクリート枕木の正面図、第
2図はゴムパッドの部分平面図、第3図はゴムパッドの
断面図、第4図は第3図の部分拡大図、第5図はゴムパ
ッド付き枕木の製法を示す説明図である。 1;ゴムパッド、2;枕木、3;底面部 4;起立部、4a;凹溝、4b;凹部、8;型枠 9;枕木上面
フロントページの続き (72)発明者 菅村 順 埼玉県上尾市壱丁目479番5号 (72)発明者 新井 一雄 埼玉県大宮市本郷町1061番地1 (72)発明者 白金 文男 埼玉県大宮市宮原町4丁目135番17号 (72)発明者 中村 喜平 神奈川県横浜市港南区日限山1丁目62番 1号 (72)発明者 山本 強 東京都豊島区南長崎5丁目9番2号 藤 ハイツ301号 (72)発明者 宇佐美 民雄 東京都日野市日野台1―1―1 日野台 ハイツ113号 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01B 3/00 E01B 3/46 E01B 19/00 E01B 3/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枕木の下面部を被う形状のゴムパッドを成
    形しておき、枕木上面が横向きとなる枕木用のコンクリ
    ート型枠を作成して、そのコンクリート型枠内の枕木の
    底部側に前記ゴムパッドを配置し、コンクリート型枠の
    上側からコンクリートを打ち込んで、枕木とゴムパッド
    とを一体にした状態で作成することを特徴とするゴムパ
    ッド付き枕木の製法。
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JP3662041B2 (ja) * 1994-11-18 2005-06-22 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構 コンクリート枕木用の防振弾性部材とコンクリート枕木の製造方法
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CN113756137A (zh) * 2021-09-23 2021-12-07 哈尔滨工业大学 一种寒区高速铁路防冻胀-减隔震路基

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