JP2678708B2 - 踏切舗装板の構造及びその組付け方法 - Google Patents

踏切舗装板の構造及びその組付け方法

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武二 福田
俊英 別所
剛 仙台
隆 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、踏切に敷設される舖装
板のうち、特にコンクリート製の舗装板にゴム板を装着
する踏切舗装板の構造とその組付け方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、寒冷地においては、本製の踏切舗
装板の表面にゴム板を装着して雪や氷の付着を防止する
方法、例えば特開昭62−225603号公報に開示さ
れている方法、即ち、図6,図7に示すように、木製の
踏切舗装板51の表面に接着剤を介してゴム板52を貼
着し、然る後、コーチスクリュー53,54によって該
ゴム板52を踏切舗装板51に固定すると共に、該踏切
舗装板51を枕木55等に固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年コ
ンクリート技術の普及と共に、踏切舗装板もコンクリー
ト製のものが多くなってきているが、該コンクリート製
の踏切舖装板にゴム板を取付ることは困難でゴム板を必
要とする寒冷地での設置は避けられていた。
【0004】すなわち、コンクリート製の踏切舖装板に
ついては、本製の踏切舖装板のようにコーチスクリュー
により取付る方法が取難く、又、コンクリート製の踏切
舖装板の耐用年数は本製の踏切舗装板の耐用年数に比べ
て長く、その間に表層のゴム板の張替えが予想されるた
め、その張替作業についての配慮が予めなされていなけ
ればならないこと等から困難とされ、実施に至らないも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため本発明では、前
記の問題を解決するために為されたものであって、コン
クリート製の踏切舖装板であっても、ゴム板を容易に着
脱することが出来るようにした踏切舖装板の構造とその
組付け方法を提供することを目的とするものであって、
【0006】第1に、ブロック状に形成されたコンクリ
ート製の舖装板本体と、該舗装板本体の表面に装着する
ゴム板と、該ゴム板に埋込まれる鉄板とで構成され、該
鉄板の所要の位置には下面がゴム板の裏面に露出するナ
ットが嵌着されていると共に、該ナットに対応する舖装
板本体には、上下方向に貫通するボルト孔が穿設され、
該舗装板本体の下面から貫通させたボルトの先端が前記
ナットに螺挿されて、舗装板本体とゴム板とが一体化さ
れている踏切舗装板の構造を提供し、
【0007】第2に、先ず、予めナットを嵌着した鉄板
とゴム板とを一体に加硫成形しておき、次に該ゴム板を
ブロック状に形成されたコンクリート製の舖装板本体の
表面を被うようにして設置させた後、舖装板本体の前記
ナットの対応する位置に上下方向に穿設したボルト孔に
該舖装板本体の下面からボルトを貫通させ緊締すること
によって舗装板本体とゴム板とを一体化させて踏切舗装
板を形成した後、該踏切舗装板を踏切内に敷設するよう
にした踏切舗装板の組付け方法を提供し、
【0008】又、コンクリート型枠の底部に、予めナッ
トを嵌着した鉄板と一体に加硫成形したゴム板を裏返し
に装着し、該ナットにボルトを螺込んで垂直に保持した
状態で鋼棒を配筋した後、コンクリートを流込んで舖装
板本体となるコンクリートブロックとゴム板とを一体成
形して踏切舖装板を形成した後、該踏切舗装板を踏切内
に敷設するようにしたことを特徴とする踏切舖装板の組
付け方法を提供することによって所期の目的を達成する
ようにしたものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示せる一実施例に従って詳
細に説明する。は踏切のレール10の軌間内に設置さ
れる舗装板であって、ブロック状に形成されたコンクリ
ート製の舖装板本体2と、該舗装板本体2の表面に装着
するゴム板3と、該ゴム板3に埋込まれる鉄板4等で構
成されている。
【0010】舗装板本体2の適宜位置には、上下方向に
貫通する複数のボルト孔21が穿設されていると共に、
該舖装板本体2の下部周縁には、支持枠5が一体に取付
けられ、該支持枠5の両端にはレール10に固定する取
付部6が形成されている。
【0011】ゴム板3のフランジウエイ9のレール10
に相対する側縁には、舖装板本体2の角部に係合する縁
部31が形成されている。又、鉄板4はゴム板3内に数
枚に分割されて加硫成形により一体成形されており、前
記舗装板本体2に穿設されたボルト孔21と対応する位
置には中心が一致する角形をしたナット嵌合孔41が穿
設されている。
【0012】7は前記ナット嵌合孔41に嵌着されるナ
ットであって、該ナット7の少なくとも前記ナット嵌合
孔41に嵌着される部分71は該ナット嵌合孔41に嵌
挿密着できるように角形に形成されている。又、該ナッ
ト7の外周の略中央には、抜け防止用のフランジ72が
形成され、該フランジ72は鉄板4の上面に接合するよ
うになされていると共に、該ナット7の下面は、ゴム板
3の裏面に面一となるように露出している。8は舗装板
本体2とゴム板3とを固定するボルトである。
【0013】次に前記舗装板1の組付け方法について説
明する。既設の踏切舖装板の場合には、先ず、予めナッ
ト7を嵌着した鉄板4とゴム板3とを加硫成形によって
一体に形成しておく。次に該ゴム板3を舖装板本体2の
表面を被うようにして載置させた後、舖装板本体2の下
面からボルト8を貫通させ、緊締することによって舖装
板本体2とゴム板3とを一体化させる。
【0014】又、踏切舗装板を新設する場合には、コン
クリート型枠(図示せず)の底部に、予めナット7を嵌
着した鉄板4と一体に加硫成形したゴム板3を裏返しに
装着し、該ナット7にボルト8を螺込んで垂直に保持し
た状態で鋼棒(図示せず)を配筋した後、コンクリート
を流込んで舗装板本体2となるコンクリートブロックと
ゴム板3とを一体成形して舗装板を形成する。
【0015】尚、ゴム板3の板厚は、鉄板4とゴム板3
とを加硫成形によって一体に形成した時に、ナット7の
頭部が該ゴム板3の路面側に露出しないような板厚に設
定されている。
【0016】次に、レール10の軌間内側の底部101
に絶縁材11を介して支持ブロック12を接合させて取
付ボルト13により取付ける。14は軌間外側舗装板、
15は該舖装板14を支持する緩衝材である。
【0017】尚、実施例では軌間内側に設置する舖装板
について説明したが、これに限るものではなく軌間外側
に設置する舖装板にも実施できることもちろんである。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ブロ
ック状に形成されたコンクリート製の舗装板本体と、該
舗装板本体の表面に装着するゴム板と、該ゴム板に埋込
まれる鉄板とで構成し、該鉄板の所要の位置にナットを
嵌着すると共に、該ナットに対応する舗装板本体には、
上下方向に貫通するボルト孔を穿設し、該舗装板本体の
下面から貫通させたボルトによって舖装板本体とゴム板
とを一体化するようにしたので、コンクリート製の舖装
板であっても極めて容易にゴム板の着脱ができる。従っ
て、ゴム板の張替え作業も舖装板をレールから取外すこ
とによって容易に行うことができる。
【0019】又、本発明によれば、ナットの鉄板に嵌合
させる部分を角形に形成し、鉄板のナット嵌合孔をそれ
に対応する角形にしてナットの回転を防止すると共に、
ナットに抜け防止用のフランジを形成したので、ボルト
を確実に締付けることができるため、舗装板本体とゴム
板とを強固に接合することができる。
【0020】更に、本発明によれば、ゴム板の板厚を、
ナットの頭部が該ゴム板の路面側に露出しないような板
厚に設定したので、外観上の美観を損なうことがないだ
けではなく、該踏切を渡る車両や歩行者の安全性を向上
させることができる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の舖装板を設置した踏切の平面図。
【図2】同上の拡大側断面図。
【図3】鉄板の取付け状態を示すゴム板の一部を切欠い
た平面図。
【図4】ゴム板と舗装板本体との結合状態を示す拡大側
断面図。
【図5】ナットの拡大斜視図。
【図6】従来の木製の舖装板を設置した踏切の平面図。
【図7】同上の拡大側断面図。
【符号の説明】 舖装板 2 舗装板本体 21 ボルト孔 3 ゴム板 31 縁部 4 鉄板 7 ナット 8 ボルト10 レール
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 隆 北海道札幌市北区北22条西6丁目18番 940号

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロック状に形成されたコンクリート製の
    舗装板本体と、該舖装板本体の表面に装着するゴム板
    と、該ゴム板に埋込まれる鉄板とで構成され、該鉄板の
    所要の位置には下面がゴム板の裏面に露出するナットが
    嵌着されていると共に、該ナットに対応する舗装板本体
    には、上下方向に貫通するボルト孔が穿設され、該舗装
    板本体の下面から貫通させたボルトの先端が前記ナット
    に螺挿されて、舗装板本体とゴム板とが一体化されてい
    ることを特徴とする踏切舗装板の構造。
  2. 【請求項2】前記ナットの回転を防止するため、ナット
    の鉄板に嵌合させる部分が角形に形成され、鉄板のナッ
    ト嵌合孔がそれに対応する角形に形成されていると共
    に、ナットに抜け防止用のフランジが形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の踏切舗装板の構造。
  3. 【請求項3】先ず、予めナットを嵌着した鉄板とゴム板
    を一体に加硫成形しておき、次に該ゴム板をブロック状
    に形成されたコンクリート製の舗装板本体の表面を被う
    ようにして載置させた後、舗装板本体の前記ナットの対
    応する位置に上下方向に穿設したボルト孔に該舗装板本
    体の下面からボルトを貫通させ緊締することによって舗
    装板本体とゴム板とを一体化させて踏切舖装板を形成し
    た後、該舖装板を踏切内に敷設するようにしたことを特
    徴とする踏切舖装板の組付け方法。
  4. 【請求項4】コンクリート型枠の底部に、予めナットを
    嵌着した鉄板と一体に加硫成形したゴム板を裏返しに装
    着し、該ナットにボルトを螺込んで垂直に保持した状態
    で鋼棒を配筋した後、コンクリートを流込んで舗装板本
    体となるコンクリートブロックとゴム板とを一体成形し
    て踏切舗装板を形成した後、該舖装板を踏切内に敷設す
    るようにしたことを特徴とする踏切舗装板の組付け方
    法。
  5. 【請求項5】ゴム板の板厚を、ナットの頭部が該ゴム板
    の路面側に露出しないような板厚に設定したことを特徴
    とする請求項3乃至請求項4に記載の踏切舗装板の組付
    け方法。
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