JP3021410B2 - コンクリート製品成形用樹脂型の型構造 - Google Patents

コンクリート製品成形用樹脂型の型構造

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JP3021410B2
JP3021410B2 JP10004251A JP425198A JP3021410B2 JP 3021410 B2 JP3021410 B2 JP 3021410B2 JP 10004251 A JP10004251 A JP 10004251A JP 425198 A JP425198 A JP 425198A JP 3021410 B2 JP3021410 B2 JP 3021410B2
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resin mold
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resin
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昌志 増田
安記 外山
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マックストン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は上面にコンクリート
打設用の成形型部が形成されたコンクリート製品成形用
の樹脂型に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、従来は外型枠2内に
樹脂型1を内装し、樹脂型周面を該外型枠内周面に接着
し、該外型枠1内にコンクリート3を打設することによ
って樹脂型1の成形型部4にコンクリート3を充填し、
コンクリート製品の成形を行っている。
【0003】又は図2に示すように、樹脂型1を内箱5
内に収容して樹脂型1周面を内箱5内周面に接着し、こ
の樹脂型1を内箱5を介して外型枠2内に内装し、該外
型枠1内にコンクリート3を打設することによって樹脂
型1の成形型部4にコンクリート3を型込めし、コンク
リート製品の成形を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに上記何れの従来
例においても、樹脂型を外型枠内に一体に結合する手段
として接着手段が用いられているが、樹脂型が経年変化
により収縮して接着面に剥離を生じ、この剥離面にコン
クリートが流入して脱型を困難にしたり、このコンクリ
ート流入や樹脂型の成形型部の収縮により成形不良を招
来する問題を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記樹脂型にお
ける問題を的確に解決せんとするものであって、その手
段として、上面に成形型部が形成された上記樹脂型内に
補強プレートを埋設し、該補強プレートを上記成形型部
の略全域に亘るよう横設する構成を採ったものである。
【0006】樹脂型は上記成形型部全域に及ぶように埋
設した補強プレートにより前記経年変化による収縮を有
効に防止でき、従って外型枠乃至内箱からの剥離を有効
に防止できる。同時に成形型部の収縮に起因するコンク
リート製品の成形不良を有効に防止できる。
【0007】好ましくは上記補強プレートの全面に多数
の結合孔を設け、該結合孔を通して補強プレートにより
隔てられる樹脂型上部と樹脂型下部とを母材結合し、補
強プレートを樹脂型1内に強固に埋設し、同時に補強プ
レートによる補強効果を遺憾なく発揮せしめる。
【0008】上記補強プレートは適材として鋼板等の金
属板にて形成する。又従来内箱と外型枠の底部フレーム
とをボルト締めしていたものを、上記締結用ボルトを上
記補強プレートの各コーナー部に取り付け、該ボルトを
樹脂型下面から下方へ突出し、該樹脂型下面から突出す
るボルトを外型枠の底部フレームにナットにより締結
し、樹脂型と外型枠との結合を図る。これにより締結ボ
ルトを持った内箱の省約が可能である。
【0009】又上記樹脂型に埋設した補強プレートを外
型枠の底部フレームにボルトで締結する場合に、上記補
強プレートに外型枠の底部フレームに当接支持されるス
タンドを設けて上記ボルトナットによる締結量を設定す
ると共に、上記樹脂型の上面レベルを設定し、樹脂型の
収縮に伴なう上記ボルトの緩み発生を防止し、樹脂型の
上面レベルを可及的に定レベルに保持させる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態例を図3乃
至図6に基づいて説明する。
【0011】図3に示すように、1は上面に成形型部4
が形成されたコンクリート製品成形用の樹脂型である。
ここに樹脂型1とはシリコンゴムの如き弾性を有するゴ
ム型、又は同様の樹脂材から成る樹脂型を意味する。
【0012】該樹脂型1は平面視方形を呈し、平面から
成る下面6と、該下面6から垂直に立ち上げられた四つ
の側面7を有し、該下面6と対向する上面8に上記成形
型部4を有する。
【0013】上記樹脂型1を方形箱型の外型枠2の内底
に設置し、その周面即ち四側面7を外型枠2の側板の内
周面に密接する。この外型枠2内にコンクリート3を打
ち込み、樹脂型1の成形型部4にコンクリート3の一部
を充填する。このコンクリート3の硬化を待って脱型す
ることにより、図6に示すようなベース部9の上面に成
形型部に応じた表飾部10を持つコンクリート製品が得
られる。
【0014】上記樹脂型1内に補強プレート11を埋設
し、該補強プレート11を上記成形型部4の略全域に亘
るよう横設する。即ち樹脂型1の下面6と略平行となる
ように上記補強プレート11を埋設する。
【0015】図4に示すように、好ましくは上記補強プ
レート11には全面に多数の結合孔12を設け、該補強
プレート11によって隔てられる樹脂型上部と樹脂型下
部とを該結合孔12を介して母材結合せしめる。これに
よって補強プレート11の樹脂型1からの剥離を防止し
て堅牢なる補強構造を形成できると共に、その補強効果
を遺憾なく発揮せしめる。
【0016】上記補強プレート11は適材として鋼板に
代表される金属板、好ましくは多孔金属板を用いる。
【0017】又上記補強プレートに樹脂型下面6から下
方へ突出する締結用ボルト13を設ける。該ボルト13
は図3に示すように、樹脂型1を内装する外型枠2との
結合を図る手段として用いる。即ち樹脂型下面6から突
出するボルト13を外型枠2の底部フレーム14にナッ
ト15により締結し、樹脂型1を外型枠2に強固に締結
する。上記樹脂型1はこの締結によりその外周面が外型
枠2内周面に密接した状態におかれ、この樹脂型1外周
面と外型枠2内周面とは非接着状態にすることができ
る。又接着を併用すれば補強プレート11と協働して有
効な収縮防止策となる。
【0018】上記締結ボルト13は補強プレート11の
コーナー部等に複数本設け、樹脂型1全体を外型枠2に
均一に締結できるようにする。
【0019】上記ボルト13を上記補強プレート11に
取り付けるための例示として、図3に示すように補強プ
レート11の各コーナー部等に直接ボルト13を挿通又
は螺合、ナット締め、又は溶接する。他例として図5に
示すように、補強プレート11の各コーナー部等に逃げ
穴16を設け、該逃げ穴16の下面を閉鎖するように当
て板17を補強プレート11のコーナー部下面に溶接
し、この当て板17の中央部に設けた取り付け孔18に
ボルト13を挿通又は螺合、又は溶接、又はナット締め
し、ボルト頭を上記逃げ穴16内に収容して、補強プレ
ート11上面側へボルト頭が突出しないようにする。
【0020】又以上説明した図3、図5の構成を実施し
つつ、上記補強プレート11の適所に、外型枠2の底部
フレーム14に当接支持されるスタンド19を一体に設
け、上記ボルト13により樹脂型1を外型枠2に締結す
る。
【0021】上記スタンド19はボルト13のナット1
5による締結量をスタンド19の高さに設定し、且つ締
結を確実に保持する。
【0022】換言すると、上記締結量の設定により、樹
脂型1の上面レベル、即ち成形型部4の上面レベルを可
及的に定レベルに保持すると共に、樹脂型1の収縮に伴
なうボルト13の締結緩みを有効に防止する。
【0023】上記スタンド19は図示のように、ボルト
13の側面に近接して配する。これによって上記ボルト
緩み止め効果等を向上せしめる。
【0024】このスタンド19は図示のような、板材に
て形成するか、又はロッドにて形成でき、これら板材又
はロッドは補強プレートの下面に溶接して一体構造にで
きる。
【0025】
【発明の効果】本発明は樹脂型の成形型部全域に及ぶよ
うに埋設した補強プレートにより経年変化による収縮を
有効に防止でき、従って外型枠乃至内箱からの収縮によ
る剥離を有効に防止できる。同時に成形型部の収縮に起
因するコンクリート製品の成形不良を有効に防止しコン
クリート製品の繰り返し成形を健全に遂行できる。
【0026】又従来内箱に設けていた締結用のボルトを
上記補強プレートに設け、該ボルトを樹脂型下面から下
方へ突出して、該ボルトを以て樹脂型を内装する外型枠
との結合を図ることによって、締結ボルトを持った内箱
を用いずに樹脂型を外型枠に強固に締結できる。
【0027】又上記補強プレートに外型枠の底部フレー
ムに当接支持されるスタンドを設けて、樹脂型の収縮に
伴なう上記ボルトの緩み発生を防止し、樹脂型の上面レ
ベルを可及的に定レベルに保持させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の樹脂型を外型枠内に内装した状態を示す
断面図。
【図2】他の従来例を示す同断面図。
【図3】本発明の一実施形態を示す樹脂型を外型枠内に
内装した状態を示す断面図。
【図4】上記樹脂型内に埋設する補強プレートの平面
図。
【図5】上記補強プレートに取り付けた締結ボルトの取
り付け構造を例示する要部断面図。
【図6】上記樹脂型によって成形されるコンクリート製
品の断面図。
【符号の説明】
1 樹脂型 2 外型枠 3 コンクリート 4 成形型部 6 樹脂型下面 7 樹脂型側面 8 樹脂型上面 9 コンクリート製品のベース部 10 同表飾部 11 補強プレート 12 結合孔 13 ボルト 14 底部フレーム 15 ナット 16 逃げ穴 17 当て板 18 取り付け孔 19 スタンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−248321(JP,A) 特開 昭52−53921(JP,A) 実開 昭52−106462(JP,U) 実開 平3−7408(JP,U) 実開 昭49−132259(JP,U) 実開 昭62−11609(JP,U) 実開 昭59−124106(JP,U) 特公 昭53−47321(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 7/16,7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂型の上面に成形型部を有し、該樹脂型
    内に補強プレートを埋設し、該補強プレートを上記成形
    型部の略全域に亘るよう横設し、該樹脂型を方形箱型の
    外型枠の内底に設置し、該外型枠内にコンクリートを打
    込み、該コンクリートの一部を上記成形型部に充填し、
    上記成形型部に応じた表飾部を有するコンクリート製品
    を得るコンクリート製品成形用樹脂型の型構造におい
    て、上記補強プレートに外型枠の底部フレームに当接支
    持されるスタンドを設けると共に、上記補強プレートの
    各コーナー部に樹脂型下面から下方へ突出する締結用ボ
    ルトを設け、該樹脂型下面から突出するボルトを外型枠
    の底部フレームにナットにより締結し上記スタンドによ
    り該締結量を設定する構成としたことを特徴とするコン
    クリート製品成形用樹脂型の型構造。
JP10004251A 1998-01-12 1998-01-12 コンクリート製品成形用樹脂型の型構造 Expired - Lifetime JP3021410B2 (ja)

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