JP2973178B2 - 自転車用フレームサイズの共通化法 - Google Patents

自転車用フレームサイズの共通化法

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JP2973178B2
JP2973178B2 JP2621196A JP2621196A JP2973178B2 JP 2973178 B2 JP2973178 B2 JP 2973178B2 JP 2621196 A JP2621196 A JP 2621196A JP 2621196 A JP2621196 A JP 2621196A JP 2973178 B2 JP2973178 B2 JP 2973178B2
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fork
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俊介 木村
博明 吉田
敏行 橋本
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MYATA KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用フレーム
の製造過程における合理化ならびに生産性の向上をはか
るための方法に関し、より具体的にはバックフォークや
チェーンステー等の基本材料寸法を変えることなしにサ
イズの異なる自転車を製造することを目的とするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来公知の自転車用のフレームは、車輪
の径が異なる毎に、バックフォークやチェーンステー、
あるいは立パイプメインパイプ等の基本フレーム材料の
長さを変えて組み立てている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法による場合には、車輪の径が異なる毎に多
種類の寸法の各種の部品をそろえる必要があるばかりで
なく、その組み立てラインについても多種類のラインを
設け、あるいはラインを経時的に共用する等の手段を講
じる必要があり、そのために多くの設備費と広いスペー
スを要し、しかもコスト高となるのを免れない。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にあって
は、上記した従来技術における課題を解決し、ある程度
の範囲内での車輪の大小に関係なく自転車用フレームを
共通化し、部品点数を減少させるとともに、生産ライン
の合理化をはかり、もってコストの著しい低減をはかる
ようにしたものであって、具体的には後輪を取り付ける
ためのリヤフォークエンドを介して、シートラグとの間
に、該シートラグ寄りに上ブリッジを取り付けたバック
フォークを、またハンガーラグとの間に、該ハンガーラ
グ寄りに下ブリッジを取り付けたチェーンステーを、そ
れぞれ有するフレームにおいて、バックフォークおよび
チェーンステーのサイズを同一にしたままで、上記した
バックフォークの上ブリッジおよびチェーンステーの下
ブリッジとを、リヤフォークエンドに取り付ける車輪の
径に合わせて取り付け位置をそれぞれ変更するようにし
たことを特徴とする自転車用フレームサイズの共通化法
に関する。
【0005】上記した構成において、これを自転車用フ
レームとして組み立てる場合において、リヤフォークエ
ンドに取り付けるべき車輪の径が比較的小さい場合に
は、バックフォークおよびチェーンステーに対する上ブ
リッジおよび下ブリッジの、それぞれの取り付け位置
を、車輪の径に応じて若干リヤフォークエンド寄りに位
置をずらして取り付ける。 またリヤフォークエンドに
取り付けるべき車輪の径が比較的大きい場合には、バッ
クフォークおよびチェーンステーに対する上ブリッジお
よび下ブリッジの取り付け位置を車輪の径に応じて若干
シートラグおよびハンガーラグ寄り(リヤフォークエン
ドから遠ざかる方向寄り)に、それぞれずらして取り付
ける。
【0006】
【発明の実施の形態】以下において本発明の具体的な内
容を図示の実施例をもとに説明すると、図1には本発明
を実施するための自転車用フレームの一例があらわされ
ている。 同図において1はハンガーラグ、2はシート
ラグを示し、この両者間には立パイプ20が介在されて
いるとともに、該立パイプ20の後方には後輪(図示省
略)を取り付けるためのリヤフォークエンド3を介し
て、上記シートラグ2との間に、該シートラグ2寄りに
上ブリッジ5を取り付けたバックフォーク4を、またハ
ンガーラグ1との間に、該ハンガーラグ1寄りに下ブリ
ッジ13を取り付けたチェーンステー12をそれぞれ有
し、これによりいわゆる後三角部を構成している。
【0007】さらに上記立パイプ20の前方にはヘッド
ラグ21を有し、該ヘッドラグ21と立パイプ20およ
びハンガーラグ1との間には上パイプ22および下パイ
プ23がそれぞれ介在されている。 かかるフレームの
構成において、例えば車輪サイズが27インチ径の自転
車を製造する場合においては、上ブリッジ5および下ブ
リッジ13の、バックフォーク4およびチェーンステー
12に対する取り付け位置を図1に実線にてあらわした
位置にそれぞれ溶接して取り付けることにより、27イ
ンチ用のフレームを得ることができる。
【0008】さらに車輪の径が若干小さめの26インチ
径の自転車を製造する場合においては、バックフォーク
4およびチェーンステー12のサイズを同一としたまま
で、上記したバックフォーク4の上ブリッジ5およびチ
ェーンステー12の下ブリッジ13とを、それぞれ若干
リヤフォークエンド3寄りの位置にずらして鎖線5aお
よび13aにあらわした位置に溶接して取り付けること
により26インチ用のフレームを得ることができる。
このように、バックフォークおよびチェーンステーのサ
イズを同一にしたままで、リヤフォークエンド3に取り
付ける車輪の径に合わせて上ブリッジ5および下ブリッ
ジ13の取り付け位置をそれぞれ変更することによりサ
イズの異なる車輪用のフレームを得ることができる。
【0009】なおこの場合に使用される上ブリッジ5の
好ましい実施例をあらわすと、図2に示したように、左
右のバックホーク4a・4b間に架け渡すのに足りる長
さを有する金属製のプレートであって、両端には接続部
6および7を有し、さらに一方の接続部7には、上記プ
レートの長さ方向に対して交差側面方向に突出し、しか
も直角方向に折り曲げ可能なワイヤー保持部8が連設さ
れ、しかもその中央部にはワイヤー挿通穴9が形成さ
れ、また上記プレートの中央部には、同じくその長さ方
向に対して交差側面方向に突出し、しかも上記したワイ
ヤー保持部8の折り曲げ方向とは反対側の直角方向に折
り曲げられるとともに、中央部に取り付け穴11を有す
る固定部10が形成されている。
【0010】また下ブリッジ13の好ましい実施例をあ
らわすと、図3に示したように、左右のチェーンステー
12a・12b間に架け渡すのに足りる長さを有すると
ともに、両端には接続部14および15を有し、さらに
一方の接続部15には、上記プレートの長さ方向に対し
て交差側面方向に突出し、しかも直角方向に折り曲げ可
能なワイヤー保持部16が連設され、しかもその中央部
にはワイヤー挿通穴17が形成され、また上記プレート
の中央部には、同じくその長さ方向に対して交差側面方
向に突出し、しかも前記したワイヤー保持部16の折り
曲げ方向とは反対側の直角方向に折り曲げられるととも
に、中央部に取り付け穴19を有する固定部18が形成
されている。
【0011】上記した構成のブリッジ用金具を、上ブリ
ッジ5として用いる場合においては、図2にあらわした
ように、ワイヤー保持部8を折り曲げずに、そのままの
状態において両端の接続部6および7をバックホーク4
a・4bに溶接して取り付ける。 これによりワイヤー
保持部8はバックホークのパイプ4bに略沿わせた状態
で邪魔になることなく取り付けられる。 さらに取り付
け後、中央の固定部10には取り付け穴11を利用して
泥よけやブレーキ装置(図示省略)が取り付けられる。
【0012】さらに下ブリッジ13として用いる場合に
おいては、一端のワイヤー保持部16を図3に示したよ
うに直角方向に起立させ、しかも該ワイヤー保持部16
の起立方向をチェーンステー12bの下方に向けた状態
で、両端の接続部14および15をチェーンステー12
aおよび12bに溶接して取り付ける。 なおこの場合
において、まず両端の接続部14および15をチェーン
ステー12a・12bに溶接した後に、上記ワイヤー保
持部16を、一方のチェーンステー12bから引き離す
方向へ向けて直角に起立させるようにしてもよい。 ま
た取り付け後、中央の固定部18には取り付け穴17を
利用して泥よけ(図示省略)が取り付けられる。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記した通り、後輪を取り付け
るためのリヤフォークエンドを介して、シートラグとの
間に、該シートラグ寄りに上ブリッジを取り付けたバッ
クフォークを、またハンガーラグとの間に、該ハンガー
ラグ寄りに下ブリッジを取り付けたチェーンステーを、
それぞれ有するフレームにおいて、バックフォークおよ
びチェーンステーのサイズを同一としたままで、上記し
たバックフォークの上ブリッジおよびチェーンステーの
下ブリッジとを、リヤフォークエンドに取り付ける車輪
の径に合わせて取り付け位置をそれぞれ変更するように
したために、泥よけ間隔を調節する上ブリッジと下ブリ
ッジの取り付け位置を変えるだけで、取り付ける車輪の
径が若干異なっていても、フレームの所謂後三角部分の
寸法を同一とすることができる。
【0014】これに伴ってチェーンやベルト等の駆動力
伝導手段やチェーンケース、あるいは泥よけ等について
までもが、すべて同一寸法のものに標準化することがで
き、大幅な部品点数の減少と部品発注ならびに生産管理
が容易となり生産性の著しい向上と、コストの著しい低
減をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である自転車用フレームの一
例をあらわした側面図。
【図2】本発明において使用される一例としての上ブリ
ッジ用金具を、フレームのバックフォークに取り付け、
また車輪のサイズが若干小さい場合にはこれをリヤフォ
ークエンド寄りに若干ずらして取り付ける位置を鎖線に
てあらわした状態の要部斜視図。
【図3】本発明において使用される一例としての下ブリ
ッジ用金具を上ブリッジ用金具と共通部品とし、これを
フレームのチェーンステーに取り付け、また車輪のサイ
ズが若干小さい場合にはこれをリヤフォークエンド寄り
に若干ずらして取り付ける位置を鎖線にてあらわした状
態の要部斜視図。
【符号の説明】
1 ハンガーラグ 2 シートラグ 3 リヤフォークエンド 4 バックホーク 5 上ブリッジ 6 接続部 7 接続部 8 ワイヤー保持部 9 ワイヤー挿通穴 10 固定部 11 取り付け穴 12 チェーンステー 13 下ブリッジ 14 接続部 15 接続部 16 ワイヤー保持部 17 ワイヤー挿通穴 18 固定部 19 取り付け穴 20 立パイプ 21 ヘッドラグ 22 上パイプ 23 下パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−114986(JP,A) 実開 昭58−4490(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62K 3/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後輪を取り付けるためのリヤフォークエン
    ドを介して、シートラグとの間に、該シートラグ寄りに
    上ブリッジを取り付けたバックフォークを、またハンガ
    ーラグとの間に、該ハンガーラグ寄りに下ブリッジを取
    り付けたチェーンステーを、それぞれ有するフレームに
    おいて、バックフォークおよびチェーンステーのサイズ
    を同一としたままで、上記したバックフォークの上ブリ
    ッジおよびチェーンステーの下ブリッジとを、リヤフォ
    ークエンドに取り付ける車輪の径に合わせて取り付け位
    置をそれぞれ変更するようにしたことを特徴とする自転
    車用フレームサイズの共通化法。
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