JP2973174B2 - 製図機のスケール支持機構 - Google Patents

製図機のスケール支持機構

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JP2973174B2
JP2973174B2 JP7061507A JP6150795A JP2973174B2 JP 2973174 B2 JP2973174 B2 JP 2973174B2 JP 7061507 A JP7061507 A JP 7061507A JP 6150795 A JP6150795 A JP 6150795A JP 2973174 B2 JP2973174 B2 JP 2973174B2
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JP
Japan
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vertical rail
scale
groove
rail
wall surface
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JP7061507A
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JPH08230391A (ja
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昌義 大槻
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Pentax Precision Co Ltd
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Asahi Seimitsu KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スケールを備えた製図
機に関し、特にスケールを支持する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スケールを取付けた縦レールが、
図板の上縁に固定された横レールにより横方向に案内さ
れるレールタイプの製図機が知られている。この種の製
図機では、例えばスケールの回転角度を調整するヘッド
と縦レールの間にヒンジが設けられる。このヒンジの作
用により、ヘッドは図板より離間する方向に回動可能で
あり、スケールを図板より離間させた状態で図板上の任
意の位置に移動させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のものでは、スケールを図板から離間させるため
のヒンジが必要となり、構造が複雑になるとともに、コ
ストがかかるという問題がある。
【0004】本発明は以上の問題点を解決するものであ
って、簡単な構成によってスケールを図板から離間させ
ることのできる製図機のスケール支持機構を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る製図機のス
ケール支持機構は、上記課題を解決するため、図板の上
縁に設けられた横レールと、横レールに移動自在に連結
され、図板に平行な面内において移動可能な縦レール
と、この縦レールの長手方向に移動自在に支持されると
ともに、縦レールに形成された断面円弧状の壁面に、縦
レールの長手方向の軸心回りに回動自在に取付けられた
カーソル部と、このカーソル部に連結されたスケールと
を備えたことを特徴としている。
【0006】
【実施例】以下図示実施例により本発明を説明する。図
1は本発明の一実施例に係るレールタイプの製図機を示
している。図板11の上縁には横レール12が固定さ
れ、横レール12にはジョイントケース14が横レール
12の長手方向に移動自在に取り付けられている。縦レ
ール13の上端はジョイントケース14に固定され、縦
レール13の下端にはガイドローラ(図示せず)が固定
される。これにより縦レール13は横レール12の長手
方向に沿って図板11に対して平行に走行する。
【0007】カーソル部40は縦レール13の長手方向
に沿って移動自在に支持される。微動レバー24はカー
ソル部40に設けられており、この微動レバー24を回
動させることにより、カーソル部40が所定の点を中心
に微少量回転する。
【0008】ヘッド25はカーソル部40に連結され、
このヘッド25にはL字形のスケール取付け板29が、
ヘッド25を中心に回転可能に取り付けられている。ま
たヘッド25には分度レバー27とインデックスレバー
28が設けられている。スケール取付け板29は分度レ
バー27を操作することにより任意の位置で固定され、
インデックスレバー28を操作することにより15°毎
の位置で固定される。スケール取付け板29の回転角度
は分度目盛25aによって示される。スケール取付け板
29には縦スケール31と横スケール32がそれぞれネ
ジ33、34を介して、互いに垂直に設けられ、これら
の縦スケール31、横スケール32は、通常、図板11
に当接している。縦スケール31、横スケール32のス
ケール取付け板29に対する取り付け位置は、それぞれ
調整ツマミ35、36によって調整される。
【0009】図2は図1のII-II線に沿う断面図であ
る。縦レール13は、その長手方向に垂直な平面で切断
すると楕円状を有し、縦レール13の内部には、断面が
円弧状である内壁面を有する溝13aが形成される。
【0010】カーソル部40は、カーソル板42とこの
カーソル板42に支持されるローラ機構41より構成さ
れる。カーソル板42は、縦スケール31および横スケ
ール32とほぼ平行な面内に配置され、ヘッド25およ
びスケール取付け板29等を支持している。
【0011】ローラ機構41は、3個のローラ49a、
49bおよび49cを有し、ローラ49a、49cはス
ケール31、32側(図1において右側)の溝13aの
内壁面に当接し、ローラ49bはヘッド25と反対側
(図1において左側)の溝13aの内壁面に当接してい
る。
【0012】ローラ機構41は、各ローラ49a、49
b、49cをそれぞれ支持する3個のローラ支持部材4
4を有している。各ローラ支持部材44には遊嵌穴44
aが穿設され、ボルト48は、これらの遊嵌穴44aを
貫通している。各ボルト48にはボールベアリング47
が嵌合される。各ローラ49a、49b、49cは、こ
れらのボールベアリング47の外周側にボルト48の軸
心回りに回動自在に嵌着されており、ローラ支持部材4
4の一端とボルト48のヘッド48aとによって挟持さ
れている。
【0013】ローラ49a、49cを支持するボルト4
8はカーソル板42に形成されたネジ孔(図示せず)に
螺着され、ボルト48のカーソル板42からの突出部に
はナット52が螺着される。これによりローラ49a、
49cを支持するローラ支持部材44はカーソル板42
に固定される。
【0014】一方、ローラ49bを支持するボルト48
は、カーソル板42に形成された長穴53を貫通してお
り、この長穴53の範囲内において、縦レール13に垂
直な方向、すなわち横レール12に平行な方向に移動可
能に取付けられている。このボルト48は図示しない付
勢手段によりスケール31、32等から離間する方向に
付勢されており、例えばカーソル部40を縦レール13
に組付けるとき、ローラ49bをスケール31、32に
近づく方向に移動させた状態で縦レール13の溝内にロ
ーラ49a、49b、49cを挿入すると、上記付勢手
段の作用によりローラ49bがスケール31、32等か
ら遠い側の溝13aの内壁面に当接し、またローラ49
a、49cは、スケール31、32に近い側の溝13a
の内壁面、すなわち上記ローラ49bが当接する溝13
aの内壁面と対向する位置の溝13aの内壁面に当接す
る。
【0015】各ローラ49a、49b、49cの外周面
50は、溝13aの内壁面の断面形状と同じ円に沿った
形状に形成され、溝13aの内壁面に当接している。こ
れにより各ローラ49は、溝13a内を縦レール13の
長手方向に沿って走行可能で、かつ溝13aの内壁面内
を円周方向に回動可能である。
【0016】本実施例の作用を説明する。ヘッド25を
図板11に対して水平な任意の方向に動かすと、縦レー
ル13は横レール12に沿って移動し、カーソル部40
は縦レール13の長手方向に沿って移動する。これによ
りスケール31、32は図板11の任意の箇所に移動可
能である。
【0017】ヘッド25を縦レール13を軸とした回転
方向に回動すると、ローラ49が縦レール13の長手軸
を軸心として溝13aの内壁面内を摺動する。これによ
りカーソル部40およびこれに連結されたヘッド25、
縦スケール31および横スケール32は一体的に回動
し、縦スケール31および横スケール32が図板11よ
り離間した位置に定められる(図3の一点鎖線で示す状
態)。この状態のままヘッド25を持って移動すること
により、縦スケール31、横スケール32を図板11か
ら離間した状態のまま図板11上の任意の位置に移動さ
せることができ、例えばスケール31、32の移動によ
り製図用紙等を汚すことがない。
【0018】このように本実施例によれば、カーソル部
40が縦レール13の長手方向の軸心回りに回動自在に
取付けられており、スケール31、32を図板11から
離間させるための特別なヒンジ等を設けることのない簡
単な構成によって、縦スケール31および横スケール3
2を図板から離間させることができる。
【0019】また、カーソル部40に上記ヒンジ等の中
間物を設ける必要がないため、縦レール13と縦スケー
ル31の間の間隙D(図1参照)が小さくなり、ひいて
は作図作業が困難なデッドスペースを小さくできる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明に係る製図機のスケ
ール支持機構によれば、簡単な構成によってスケールを
図板から離間させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る製図機の平面図であ
る。
【図2】図1のII-II線に沿う断面図である。
【図3】図1の製図機のスケール支持機構の側面図であ
る。
【符号の説明】
11 図板 12 横レール 13 縦レール 25 ヘッド 31 縦スケール 32 横スケール 40 カーソル部 41 ローラ機構 42 カーソル板 49 ローラ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図板の上縁に設けられた横レールと、前
    記横レールに移動自在に連結され、前記図板に平行な面
    内において移動可能な縦レールと、この縦レールの長手
    方向に移動自在に支持されるとともに、前記縦レールに
    形成された断面円弧状の壁面に、縦レールの長手方向の
    軸心回りに回動自在に取付けられたカーソル部と、この
    カーソル部に連結されたスケールとを備えたことを特徴
    とする製図機のスケール支持機構。
  2. 【請求項2】 前記縦レールには、その断面が円弧状で
    ある内壁面を有する溝が形成され、前記カーソル部が、
    前記溝内を前記縦レールの長手方向に走行可能で、かつ
    前記溝の内壁面内を円周方向に回動可能なローラを有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の製図機のスケール
    支持機構。
  3. 【請求項3】 前記ローラの外周面が、前記溝の内壁面
    の円弧形状と同じ円に沿った形状に形成されることを特
    徴とする請求項2に記載の製図機のスケール支持機構。
  4. 【請求項4】 前記ローラが、少なくとも3個以上設け
    られ、前記溝内の対向する内壁面に当接することを特徴
    とする請求項2に記載の製図機のスケール支持機構。
  5. 【請求項5】 前記ローラの内、少なくとも1個のロー
    ラは、前記縦レールとほぼ直交する方向に移動可能であ
    ることを特徴とする請求項2に記載の製図機のスケール
    支持機構。
JP7061507A 1995-02-27 1995-02-27 製図機のスケール支持機構 Expired - Lifetime JP2973174B2 (ja)

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JPH08230391A JPH08230391A (ja) 1996-09-10
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