JPH0671533A - マシニングセンタ− - Google Patents
マシニングセンタ−Info
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- JPH0671533A JPH0671533A JP25208592A JP25208592A JPH0671533A JP H0671533 A JPH0671533 A JP H0671533A JP 25208592 A JP25208592 A JP 25208592A JP 25208592 A JP25208592 A JP 25208592A JP H0671533 A JPH0671533 A JP H0671533A
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- Japan
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- machining center
- gate
- column part
- column
- pedestal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 台座フレ−ムが長くなり基端部と先端部との
温度差或いは設置誤差による歪が生じていても門形梁の
移動時に支柱部と台座フレ−ムとの間に無理な力がかか
らず長寿命を維持することの出来るマシニングセンタ−
を提供すること。 【構成】 上下・左右に移動可能なカッタヘッド60を
装着したカッタユニット6を取付けると共に両端部を支
柱により支持された門形梁を両側に設置した台座フレ−
ム1、2上で移動機構により移動可能としたマシニング
センタ−において、前記門形梁3を構成する一方の支柱
部5と門形梁との間に、該門形梁3が台座フレ−ム1上
を移動する方向に対して直角方向に該門形梁3が支柱部
上を相対移動可能なようにレ−ル16とガイド17とを
設置し、或いは更に支柱部の途中と該門形梁3の梁部と
支柱部の間に回転軸受21、22を介装したことを特徴
とするマシニングセンタ−。
温度差或いは設置誤差による歪が生じていても門形梁の
移動時に支柱部と台座フレ−ムとの間に無理な力がかか
らず長寿命を維持することの出来るマシニングセンタ−
を提供すること。 【構成】 上下・左右に移動可能なカッタヘッド60を
装着したカッタユニット6を取付けると共に両端部を支
柱により支持された門形梁を両側に設置した台座フレ−
ム1、2上で移動機構により移動可能としたマシニング
センタ−において、前記門形梁3を構成する一方の支柱
部5と門形梁との間に、該門形梁3が台座フレ−ム1上
を移動する方向に対して直角方向に該門形梁3が支柱部
上を相対移動可能なようにレ−ル16とガイド17とを
設置し、或いは更に支柱部の途中と該門形梁3の梁部と
支柱部の間に回転軸受21、22を介装したことを特徴
とするマシニングセンタ−。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、木材、アルミニュム
合金製の大型の部品等の大物部材を加工するためのマシ
ニングセンタ−、より詳しくはカッタヘッドを装着した
門形梁が機械の台座フレ−ムを移動する際この台座フレ
−ムの歪等が生じていても門形梁と台座フレ−ムとの間
に無理な力がかからず耐久性を向上させたマシニングセ
ンタ−に関する。
合金製の大型の部品等の大物部材を加工するためのマシ
ニングセンタ−、より詳しくはカッタヘッドを装着した
門形梁が機械の台座フレ−ムを移動する際この台座フレ
−ムの歪等が生じていても門形梁と台座フレ−ムとの間
に無理な力がかからず耐久性を向上させたマシニングセ
ンタ−に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば木材の大型の部品をマシニングセ
ンタ−で加工する場合には、図6に示すように、テ−ブ
ル30に被加工用部品Wを固定設置し、刃具を取付けた
カッタ−ヘッド60を装着した門形梁33を台座フレ−
ム31、32上で移動(図6の場合紙面方向に移動)さ
せつつ加工する。この場合、門形梁33の移動機構は、
両側の支柱部34及び35の下部に雌ねじを設けると共
に、図7の平面図にも示すように台座フレ−ム31及び
32の端部にベアリング36を固定し、更に雄ねじ杆3
7をこれらの雌ねじに螺合させ二つの雄ねじ杆37をモ
−タ40及び41で駆動して移動させるようになってい
る。また、後述するように移動機構としては支柱部34
及び35の端部と台座フレ−ム31及び32との間にピ
ニオンとラックを設けて門形梁33を移動させるものも
ある。尚、カッタ−ヘッド60を装着した門形梁33を
移動させる場合、支柱部34、35と台座フレ−ム3
1、32との間にはレ−ル42、44とガイド43、4
5が設置され円滑に移動させるようになっている。
ンタ−で加工する場合には、図6に示すように、テ−ブ
ル30に被加工用部品Wを固定設置し、刃具を取付けた
カッタ−ヘッド60を装着した門形梁33を台座フレ−
ム31、32上で移動(図6の場合紙面方向に移動)さ
せつつ加工する。この場合、門形梁33の移動機構は、
両側の支柱部34及び35の下部に雌ねじを設けると共
に、図7の平面図にも示すように台座フレ−ム31及び
32の端部にベアリング36を固定し、更に雄ねじ杆3
7をこれらの雌ねじに螺合させ二つの雄ねじ杆37をモ
−タ40及び41で駆動して移動させるようになってい
る。また、後述するように移動機構としては支柱部34
及び35の端部と台座フレ−ム31及び32との間にピ
ニオンとラックを設けて門形梁33を移動させるものも
ある。尚、カッタ−ヘッド60を装着した門形梁33を
移動させる場合、支柱部34、35と台座フレ−ム3
1、32との間にはレ−ル42、44とガイド43、4
5が設置され円滑に移動させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近時のマシニングセン
タ−は台座フレ−ム31等の長さが20〜30m程度あ
るものもある。しかもこのようなマシニングセンタ−は
極めて精密に加工出来るにようになっており、例えば±
0.05/1000(mm)程度の加工も可能である。
上記するマシニングセンタ−で台座31等の長さが20
〜30m(メ−トル)もあると基端部と先端部とでは周
囲の温度が異なったり、設置誤差等により無視出来ない
歪が生じることもある。即ち、図7に示すように門形梁
33が移動する際、台座フレ−ム31と台座フレ−ム3
2との間の途中の間隔L1 、L2 、L3 等がバラ付くこ
とがある。従来も予めこのような誤差を考慮して図8
(A)、(B)に示すように一方のレ−ル43とガイド
45との間に隙間dを設け歪を吸収出来るようになって
いる。しかしリニアガイドを符号で示す42、44、4
3、45において利用する場合、従来のようにレ−ル4
4とガイド45との間に隙間dを設けることが出来ない
為移動時の歪を充分吸収することが出来ず支柱部34、
35と台座フレ−ム31、32との間に無理な力がかか
ることがあった。そのため繰り返して使用するうちに加
工精度が悪くなり早期に寿命も低下するという問題があ
った。この発明はかかる課題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とする所は、例え台座フレ−ム31等が長
くなり基端部と先端部との温度差或いは設置誤差による
歪が生じていても門形梁33の移動時に支柱部34、3
5と台座フレ−ム31、32との間に無理な力がかから
ず長寿命を維持することの出来るマシニングセンタ−を
提供することにある。
タ−は台座フレ−ム31等の長さが20〜30m程度あ
るものもある。しかもこのようなマシニングセンタ−は
極めて精密に加工出来るにようになっており、例えば±
0.05/1000(mm)程度の加工も可能である。
上記するマシニングセンタ−で台座31等の長さが20
〜30m(メ−トル)もあると基端部と先端部とでは周
囲の温度が異なったり、設置誤差等により無視出来ない
歪が生じることもある。即ち、図7に示すように門形梁
33が移動する際、台座フレ−ム31と台座フレ−ム3
2との間の途中の間隔L1 、L2 、L3 等がバラ付くこ
とがある。従来も予めこのような誤差を考慮して図8
(A)、(B)に示すように一方のレ−ル43とガイド
45との間に隙間dを設け歪を吸収出来るようになって
いる。しかしリニアガイドを符号で示す42、44、4
3、45において利用する場合、従来のようにレ−ル4
4とガイド45との間に隙間dを設けることが出来ない
為移動時の歪を充分吸収することが出来ず支柱部34、
35と台座フレ−ム31、32との間に無理な力がかか
ることがあった。そのため繰り返して使用するうちに加
工精度が悪くなり早期に寿命も低下するという問題があ
った。この発明はかかる課題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とする所は、例え台座フレ−ム31等が長
くなり基端部と先端部との温度差或いは設置誤差による
歪が生じていても門形梁33の移動時に支柱部34、3
5と台座フレ−ム31、32との間に無理な力がかから
ず長寿命を維持することの出来るマシニングセンタ−を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、上下・左右に移動可能なカ
ッタヘッドを装着したカッタユニットを取付けると共に
両端部を支柱により支持された門形梁を両側に設置した
台座フレ−ム上で移動機構により移動可能としたマシニ
ングセンタ−において、前記門形梁を構成する一方の支
柱途中に、該門形梁が台座フレ−ム上を移動する方向に
対して横方向に該門形梁が支柱上を相対移動可能なよう
にレ−ルとガイドとを設置したことを特徴とする。更に
上下・左右に移動可能なカッタヘッドを装着したカッ
タユニットを取付けると共に両端部を支柱により支持さ
れた門形梁を両側に設置した台座フレ−ム上で移動機構
により移動可能としたマシニングセンタ−において、前
記門形梁を構成する一方の支柱部と梁部との間に該門形
梁が台座フレ−ム上を移動する方向に対して直角方向に
該門形梁が支柱上を相対移動可能なようにレ−ルとガイ
ドとを設置すると共に、該支柱部途中と、他方の支柱部
と梁部との間に回転軸受を介装したことを特徴とする。
る課題を解決するために、上下・左右に移動可能なカ
ッタヘッドを装着したカッタユニットを取付けると共に
両端部を支柱により支持された門形梁を両側に設置した
台座フレ−ム上で移動機構により移動可能としたマシニ
ングセンタ−において、前記門形梁を構成する一方の支
柱途中に、該門形梁が台座フレ−ム上を移動する方向に
対して横方向に該門形梁が支柱上を相対移動可能なよう
にレ−ルとガイドとを設置したことを特徴とする。更に
上下・左右に移動可能なカッタヘッドを装着したカッ
タユニットを取付けると共に両端部を支柱により支持さ
れた門形梁を両側に設置した台座フレ−ム上で移動機構
により移動可能としたマシニングセンタ−において、前
記門形梁を構成する一方の支柱部と梁部との間に該門形
梁が台座フレ−ム上を移動する方向に対して直角方向に
該門形梁が支柱上を相対移動可能なようにレ−ルとガイ
ドとを設置すると共に、該支柱部途中と、他方の支柱部
と梁部との間に回転軸受を介装したことを特徴とする。
【0005】
【作用】マシニングセンタ−を上記及びの手段とし
たときの作用について貼付図の図4及び図5を用いて説
明する。門形梁3が移動する際台座フレ−ム1、2等が
真っ直ぐでなく熱歪や組立設置歪等が生じているとす
る。この場合、該門形梁3が移動するにつれて台座1と
台座2との距離L1 、L2 、L3 は異なっているので支
柱部4と門形梁3との間に設置したレ−ル16とガイド
17によりこの歪に応じて両者は相対的に移動する。従
って台座フレ−ム1、2と支柱4、5との間には無理な
力はかからないので門形梁3や支柱部4、5を無理なく
移動させることが出来る。更に、門形梁3と支柱部4、
5との間に回転軸受21、22を設置すると左右駆動装
置の移動量に(温度差や設置誤差等で)差が生じた場合
でも図5の矢印に示すように門形梁3の一端が少しこの
角度歪に対応して回転するので同様に移動時に無理な力
がかからない。従って門形梁3は移動方向だけでなく支
柱部4、5等に対する回転方向にも無理な力がかからな
い。
たときの作用について貼付図の図4及び図5を用いて説
明する。門形梁3が移動する際台座フレ−ム1、2等が
真っ直ぐでなく熱歪や組立設置歪等が生じているとす
る。この場合、該門形梁3が移動するにつれて台座1と
台座2との距離L1 、L2 、L3 は異なっているので支
柱部4と門形梁3との間に設置したレ−ル16とガイド
17によりこの歪に応じて両者は相対的に移動する。従
って台座フレ−ム1、2と支柱4、5との間には無理な
力はかからないので門形梁3や支柱部4、5を無理なく
移動させることが出来る。更に、門形梁3と支柱部4、
5との間に回転軸受21、22を設置すると左右駆動装
置の移動量に(温度差や設置誤差等で)差が生じた場合
でも図5の矢印に示すように門形梁3の一端が少しこの
角度歪に対応して回転するので同様に移動時に無理な力
がかからない。従って門形梁3は移動方向だけでなく支
柱部4、5等に対する回転方向にも無理な力がかからな
い。
【0006】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。図1はこの発明のマシニングセン
タ−の正面図、図2は図1をより簡略化し移動機構と発
明の構成部分の要点のみを示した正面図、図3は回転機
構を含んだ正面図である。1と2は台座フレ−ムであっ
てこの台座フレ−ム1と2の上を門形梁3の支柱部4及
び5が移動するようになっている。門形梁3にはカッタ
ヘッド60を装着したカッタユニット6が取付けられて
おり、該カッタヘッド60は左右、上下に移動出来るよ
うになっている。そしてテ−ブル30上に設置された被
加工用部品Wを加工する。前記門形梁3や支柱部4及び
5の移動は、台座フレ−ム1及び2の側面に固定して取
付けられたラック7及び8と支柱部4及び5側面に取付
けられた減速機9及び10を介してそれぞれ駆動される
ピニオン11及び12との噛合によって行なう。尚、図
1及び図2の13は台座フレ−ム1及び2に固定して取
付けたレ−ル、14は支柱部4及び5に固定して取付け
たガイドである。
を参照して説明する。図1はこの発明のマシニングセン
タ−の正面図、図2は図1をより簡略化し移動機構と発
明の構成部分の要点のみを示した正面図、図3は回転機
構を含んだ正面図である。1と2は台座フレ−ムであっ
てこの台座フレ−ム1と2の上を門形梁3の支柱部4及
び5が移動するようになっている。門形梁3にはカッタ
ヘッド60を装着したカッタユニット6が取付けられて
おり、該カッタヘッド60は左右、上下に移動出来るよ
うになっている。そしてテ−ブル30上に設置された被
加工用部品Wを加工する。前記門形梁3や支柱部4及び
5の移動は、台座フレ−ム1及び2の側面に固定して取
付けられたラック7及び8と支柱部4及び5側面に取付
けられた減速機9及び10を介してそれぞれ駆動される
ピニオン11及び12との噛合によって行なう。尚、図
1及び図2の13は台座フレ−ム1及び2に固定して取
付けたレ−ル、14は支柱部4及び5に固定して取付け
たガイドである。
【0007】次に、門形梁3は一方の支柱部4との間
に、該門形梁3の軸方向に移動可能なようにレ−ル16
とガイド17とが設置されている。即ち、門形梁3が台
座フレ−ム1及び2方向に移動する場合、台座フレ−ム
1、2は平行に設置されていることが好ましいのである
が、しかしこれらの台座フレ−ムは必ずしも平行になっ
ているとは限らず温度差による熱歪或いは設置歪が生じ
ていることもある。その為に移動時、台座フレ−ム1、
2と支柱部4、5との間に無理な力がかかる場合があ
る。そこでこれらの歪に対応すべく門形梁3と支柱部
4、5との間を移動方向に対して横方向にも相対移動可
能なように構成し、若し台座フレ−ム1等が真っ直ぐで
なく歪が生じている場合にも移動時に各部の歪を吸収出
来るようにフレキシブルに構成するのである。尚、この
場合門形梁3と支柱部4とは図1、図2から見て左側に
設けたが、右側に設けても良い。更に門形梁3と支柱部
4との間に設置されるレ−ル16やガイド17等はこれ
らに限らずLMガイド等他のスライドガイド等であって
も良い。
に、該門形梁3の軸方向に移動可能なようにレ−ル16
とガイド17とが設置されている。即ち、門形梁3が台
座フレ−ム1及び2方向に移動する場合、台座フレ−ム
1、2は平行に設置されていることが好ましいのである
が、しかしこれらの台座フレ−ムは必ずしも平行になっ
ているとは限らず温度差による熱歪或いは設置歪が生じ
ていることもある。その為に移動時、台座フレ−ム1、
2と支柱部4、5との間に無理な力がかかる場合があ
る。そこでこれらの歪に対応すべく門形梁3と支柱部
4、5との間を移動方向に対して横方向にも相対移動可
能なように構成し、若し台座フレ−ム1等が真っ直ぐで
なく歪が生じている場合にも移動時に各部の歪を吸収出
来るようにフレキシブルに構成するのである。尚、この
場合門形梁3と支柱部4とは図1、図2から見て左側に
設けたが、右側に設けても良い。更に門形梁3と支柱部
4との間に設置されるレ−ル16やガイド17等はこれ
らに限らずLMガイド等他のスライドガイド等であって
も良い。
【0008】図3はこの発明の変形例の正面図であり、
図4及び図5は平面図である。尚、この実施例では移動
機構は雄ねじ杆18と雌ねじとの螺合によっている。こ
の実施例では上記実施例と同様に一方の支柱部5と梁3
との間に該門形梁3が台座フレ−ム2上を移動する方向
に対して直角方向に該門形梁3が支柱5上を相対移動可
能なようにレ−ル16とガイド17とを設置する。そし
て更に、該支柱部5途中と、他方の支柱部4と梁3との
間に回転可能なように回診軸受21及び22を設置する
ものである。このように支柱部途中に門形梁3の移動方
向と直角方向に移動可能なようなレ−ル16とガイド1
7とを設置し、更に門形梁3と支柱部4及び5とが回転
可能なように構成すれば、移動時台座フレ−ム1、2の
歪に対応させることが出来るだけでなく、図5に示すよ
うに左右駆動装置による移動量に(温度差等により)差
が生じた場合でも移動の際少しどちらかに回転するので
やはり無理な力がかからず歪や角度の歪みに対応して無
理なく移動させることが出来る。
図4及び図5は平面図である。尚、この実施例では移動
機構は雄ねじ杆18と雌ねじとの螺合によっている。こ
の実施例では上記実施例と同様に一方の支柱部5と梁3
との間に該門形梁3が台座フレ−ム2上を移動する方向
に対して直角方向に該門形梁3が支柱5上を相対移動可
能なようにレ−ル16とガイド17とを設置する。そし
て更に、該支柱部5途中と、他方の支柱部4と梁3との
間に回転可能なように回診軸受21及び22を設置する
ものである。このように支柱部途中に門形梁3の移動方
向と直角方向に移動可能なようなレ−ル16とガイド1
7とを設置し、更に門形梁3と支柱部4及び5とが回転
可能なように構成すれば、移動時台座フレ−ム1、2の
歪に対応させることが出来るだけでなく、図5に示すよ
うに左右駆動装置による移動量に(温度差等により)差
が生じた場合でも移動の際少しどちらかに回転するので
やはり無理な力がかからず歪や角度の歪みに対応して無
理なく移動させることが出来る。
【0009】この発明のマシニングセンタ−の具体的実
施例は以上のようであるが、次にその作用について図4
及び図5により説明する。門形梁3が移動する際台座フ
レ−ム1、2等が真っ直ぐでなく熱歪や組立設置歪等が
生じているとする。この場合、該門形梁3が移動するに
つれて台座1と台座2との距離L1 、L2 、L3 は異な
っているので支柱部4と門形梁3との間に設置したレ−
ル16とガイド17によりこの歪に応じて両者は相対的
に移動する。従って台座フレ−ム1、2と支柱4、5と
の間には無理な力はかからないので門形梁3や支柱4、
5を無理なく移動させることが出来る。更に、門形梁3
と支柱4、5との間に回転軸受21、22を介装設置す
ると左右駆動装置の移動量に(温度差や設置誤差等によ
り)差が生じた場合でも図5の矢印に示すように門形梁
3の一端が少しこの角度歪に対応して回転するので同様
に移動時に無理な力がかからない。従って門形梁3は移
動方向だけでなく支柱4、5等に対する回転方向にも無
理な力がかからない。
施例は以上のようであるが、次にその作用について図4
及び図5により説明する。門形梁3が移動する際台座フ
レ−ム1、2等が真っ直ぐでなく熱歪や組立設置歪等が
生じているとする。この場合、該門形梁3が移動するに
つれて台座1と台座2との距離L1 、L2 、L3 は異な
っているので支柱部4と門形梁3との間に設置したレ−
ル16とガイド17によりこの歪に応じて両者は相対的
に移動する。従って台座フレ−ム1、2と支柱4、5と
の間には無理な力はかからないので門形梁3や支柱4、
5を無理なく移動させることが出来る。更に、門形梁3
と支柱4、5との間に回転軸受21、22を介装設置す
ると左右駆動装置の移動量に(温度差や設置誤差等によ
り)差が生じた場合でも図5の矢印に示すように門形梁
3の一端が少しこの角度歪に対応して回転するので同様
に移動時に無理な力がかからない。従って門形梁3は移
動方向だけでなく支柱4、5等に対する回転方向にも無
理な力がかからない。
【0010】上記で説明したマシニングセンタ−の支柱
部途中にレ−ル16及びガイド17を配置したり、或い
は門形梁3や支柱部4、5に回転軸受21、22を配置
し温度差による歪や設置誤差による歪に対応させる発明
はマシニングセンタ−だけでなく、ガントリ−マシンさ
らにはル−タ、フライス、鉋盤、レ−ザ−加工機等にも
応用することが出来る。
部途中にレ−ル16及びガイド17を配置したり、或い
は門形梁3や支柱部4、5に回転軸受21、22を配置
し温度差による歪や設置誤差による歪に対応させる発明
はマシニングセンタ−だけでなく、ガントリ−マシンさ
らにはル−タ、フライス、鉋盤、レ−ザ−加工機等にも
応用することが出来る。
【0011】
【発明の効果】この発明にかかるマシニングセンタ−は
以上詳述したような構成としたので、門形梁が数十メ−
トルもあるような台座フレ−ム上を移動する際この台座
フレ−ムに熱歪や設置歪が生じその結果左右の台座フレ
−ムの間隔が途中で一定値(平行)でなくても門形梁と
支柱との間、或いは台座フレ−ムと支柱との間に無理な
力がかかることはない。更に、門形梁と支柱との間に回
転軸受を介装したことにより門形梁の進行方向だけでな
く回転方向の角度歪を吸収することが出来る。而してこ
の発明により従来熱歪や設置歪により耐久性に問題のあ
った大型マシニングセンタ−は加工時無理な力がかから
ず、また高精度を維持して被加工物を加工することが出
来る。更に、マシニングセンタ−の長寿命化を図ること
が出来る。また精度が出ていない状況でも機械に無理な
力がかからない為門形梁を移動させながら安心して精度
出し調整を行なうことが出来る。
以上詳述したような構成としたので、門形梁が数十メ−
トルもあるような台座フレ−ム上を移動する際この台座
フレ−ムに熱歪や設置歪が生じその結果左右の台座フレ
−ムの間隔が途中で一定値(平行)でなくても門形梁と
支柱との間、或いは台座フレ−ムと支柱との間に無理な
力がかかることはない。更に、門形梁と支柱との間に回
転軸受を介装したことにより門形梁の進行方向だけでな
く回転方向の角度歪を吸収することが出来る。而してこ
の発明により従来熱歪や設置歪により耐久性に問題のあ
った大型マシニングセンタ−は加工時無理な力がかから
ず、また高精度を維持して被加工物を加工することが出
来る。更に、マシニングセンタ−の長寿命化を図ること
が出来る。また精度が出ていない状況でも機械に無理な
力がかからない為門形梁を移動させながら安心して精度
出し調整を行なうことが出来る。
【図1】この発明のマシニングセンタ−の正面図であ
る。
る。
【図2】図1をより簡略化し発明の構成部分の要点のみ
を示した正面図である。
を示した正面図である。
【図3】この発明の変形例の正面図である。
【図4】この発明の変形例の平面図である。
【図5】この発明の変形例の平面図である。
【図6】従来のマシニングセンタ−の正面図である。
【図7】従来のマシニングセンタ−の平面図である。
【図8】図8(A)は従来のマシニングセンタ−の台座
フレ−ムと門形梁の支柱部との間に設置するレ−ルとガ
イドの一方の断面図であり、図8(B)はレ−ルとガイ
ドの他方の断面図である。
フレ−ムと門形梁の支柱部との間に設置するレ−ルとガ
イドの一方の断面図であり、図8(B)はレ−ルとガイ
ドの他方の断面図である。
1、2 台座フレ−ム 3 門形梁 4、5 門形梁支柱部 6 カッタユ
ニット 7、8 ラック 11、12 ピニ
オン 15 リニアガイド 16 レ−ル 17 ガイド 18 雄ねじ杆 21、22 回転
軸受
ニット 7、8 ラック 11、12 ピニ
オン 15 リニアガイド 16 レ−ル 17 ガイド 18 雄ねじ杆 21、22 回転
軸受
Claims (2)
- 【請求項1】 上下・左右に移動可能なカッタヘッドを
装着したカッタユニットを取付けると共に両端部を支柱
により支持された門形梁を両側に設置した台座フレ−ム
上で移動機構により移動可能としたマシニングセンタ−
において、 前記門形梁を構成する一方の支柱途中に、該門形梁が台
座フレ−ム上を移動する方向に対して直角方向に該門形
梁が支柱上を相対移動可能なようにレ−ルとガイドとを
設置したことを特徴とするマシニングセンタ−。 - 【請求項2】 上下・左右に移動可能なカッタヘッドを
装着したカッタユニットを取付けると共に両端部を支柱
により支持された門形梁を両側に設置した台座フレ−ム
上で移動機構により移動可能としたマシニングセンタ−
において、 前記門形梁を構成する一方の支柱部と梁部との間に該門
形梁が台座フレ−ム上を移動する方向に対して直角方向
に該門形梁が支柱上を相対移動可能なようにレ−ルとガ
イドとを設置すると共に、該支柱部途中と、他方の支柱
部と梁部との間に回転軸受を介装したことを特徴とする
マシニングセンタ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25208592A JPH0671533A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | マシニングセンタ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25208592A JPH0671533A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | マシニングセンタ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0671533A true JPH0671533A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=17232343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25208592A Pending JPH0671533A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | マシニングセンタ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0671533A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7044693B2 (en) | 2003-09-30 | 2006-05-16 | Mori Seiki Co., Ltd. | Machine tool |
JP2006224285A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | ステージ装置及びガントリ型ステージ装置及びステージ装置の制御方法 |
JP2007044771A (ja) * | 2005-08-08 | 2007-02-22 | Sodick Co Ltd | 形彫放電加工装置 |
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JP2012528728A (ja) * | 2009-06-01 | 2012-11-15 | 大▲連▼▲華▼▲鋭▼重工集▲団▼股▲分▼有限公司 | 数値制御切断機 |
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Citations (1)
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-
1992
- 1992-08-26 JP JP25208592A patent/JPH0671533A/ja active Pending
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