JP2558295Y2 - 製図機の縦レール支持装置 - Google Patents

製図機の縦レール支持装置

Info

Publication number
JP2558295Y2
JP2558295Y2 JP1993051090U JP5109093U JP2558295Y2 JP 2558295 Y2 JP2558295 Y2 JP 2558295Y2 JP 1993051090 U JP1993051090 U JP 1993051090U JP 5109093 U JP5109093 U JP 5109093U JP 2558295 Y2 JP2558295 Y2 JP 2558295Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical rail
guide roller
vertical
rail
drawing board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993051090U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0715396U (ja
Inventor
昌義 大槻
Original Assignee
旭精密株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 旭精密株式会社 filed Critical 旭精密株式会社
Priority to JP1993051090U priority Critical patent/JP2558295Y2/ja
Publication of JPH0715396U publication Critical patent/JPH0715396U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2558295Y2 publication Critical patent/JP2558295Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
  • Drawers Of Furniture (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばレールタイプの
製図機に関し、特に図板上面に走行自在に設けられた縦
レールの支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レールタイプの製図機には、スケ
ールを取り付けられた縦レールが設けられ、縦レールは
図板の上縁に固定された横レールにより横方向に移動自
在に支持されている。この縦レールの下端部にはガイド
ローラが回転自在に設けられ、縦レールはガイドローラ
によって図板上をスムーズに走行する。
【0003】作業者が図板上で消しゴムを使用すると、
消しゴムかすが発生する。消しゴムかすが走行中のガイ
ドローラと接触すると、ガイドローラにより圧縮されて
ガイドローラの表面または図板面に付着する。これによ
り、図板面が汚れたり、ガイドローラが図板面上を円滑
に走行することが妨げられる。また縦レールの移動時の
振動や騒音が増加するという問題が発生する。
【0004】これらの問題を解決する装置として、実開
平3−126694号公報に開示された縦レール支持装
置が知られている。すなわち図板の下縁に走行用レール
が配設されており、走行用レールの上面には2本の突条
が形成され、2本の突条の間隔はガイドローラの幅より
狭く設定されている。ガイドローラは2本の突条の上を
走行し、消しゴムかすはガイドローラと突条の先端によ
って細かく切断される。従ってガイドローラや走行用レ
ールの表面に消しゴムかすが付着することが防止されて
いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな縦レール支持装置におけるレール部材は、図板の下
縁に縦レールの走行距離に応じた長さを有し、長手方向
に延びる突条が形成されているため、縦レール支持装置
の構成が複雑になり、コストがかかるという問題があ
る。
【0006】本考案は以上の問題点を解決するものであ
って、消しゴムかすがガイドローラの表面または図板面
に付着しにくく、かつ構成が簡単であって安価な縦レー
ル支持装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る縦レール支
持装置は、図板に対して平行に走行自在に設けられた縦
レールと、この縦レールに回転自在に取り付けられると
ともに、図板に当接載置され、縦レールの移動を案内す
るガイドローラとを備え、このガイドローラの表面に
旋状の溝を設けたことを特徴としている。
【0008】
【実施例】以下図示実施例により本考案を説明する。図
1は本考案の一実施例であるレールタイプの製図機を示
している。図板11の上縁には横レール12が固定さ
れ、横レール12にはジョイントケース14が移動自在
に取り付けられている。縦レール13の上端はジョイン
トケース14に固定され、縦レール13の下端には後述
する縦レール支持機構が設けられている。この縦レール
支持機構に設けられたガイドローラによって、縦レール
13は図板11上面をスムーズに走行する。すなわち縦
レール13は横レール12に沿って図板11に対して平
行に走行自在である。
【0009】移動部材22は縦レール13に沿って移動
自在に支持され、この移動部材22には連結部材23が
連結されている。微動レバー24は連結部材23に設け
られており、この微動レバー24を回動させることによ
り、連結部材23は移動部材22の所定の点を中心に微
少量回転する。ハンドル25は連結部材23に連結さ
れ、このハンドル25にはL字形のスケール取付け板2
9が、ハンドル25のピン25aを中心に回転可能に取
り付けられている。またハンドル25には分度レバー2
7とインデックスレバー28が設けられている。スケー
ル取付け板29は分度レバー27を操作することにより
任意の位置で固定され、インデックスレバー28を操作
することにより15°毎の位置で固定される。スケール
取付け板29の回転角度は分度器25bによって示され
る。スケール取付け板29には縦スケール31と横スケ
ール32がそれぞれネジ33、34を介して、互いに垂
直に設けられ、縦スケール31、横スケール32のスケ
ール取付け板29に対する取り付け位置は、それぞれ調
整ツマミ35、36によって調整される。
【0010】図2、図3はそれぞれ縦レール支持機構4
1の側面図と断面図である。L字形の板部材42には横
板部42aと縦板部42bが形成されている。横板部4
2aはビス43を介して縦レール13の下面に固定され
ている。縦板部42bの図示しない穴にはローラ支持部
材44が挿入され、このローラ支持部材44の縦板部4
2bからの突出部44aにはナット46が螺着され、こ
れによりローラ支持部材44は縦板部42bに固定され
ている。ローラ支持部材44にはネジ孔44bが穿設さ
れ、このネジ孔44bにはネジ48が螺着されている。
ネジ48にはボールベアリング47のインナーレース4
7aが嵌合され、インナーレース47aはローラ支持部
材44の先端とネジ48のヘッド48aとによって挟持
されている。ボールベアリング47のアウターレース4
7bの外周側にはガイドローラ49が嵌着されており、
ガイドローラ49は図板11に当接載置される。ガイド
ローラ49はボールベアリング47の作用によりローラ
支持部材44、ネジ48の周りを円滑に回転し、縦レー
ル13の横方向の移動を案内する。
【0011】ガイドローラ49の表面には、ほぼ円周方
向に延びる螺旋状の溝49aと突起部49bが形成され
ている。ガイドローラ49の断面において、溝49aは
コの字状に形成され、突起部49bの先端は平面状であ
る。螺旋状の溝49aの両端はガイドローラー49の内
側と外側において開放している(符号Aを参照)。
【0012】次に本考案の作用について説明する。ハン
ドル25を図板11に対して水平な任意の方向に動かす
と、縦レール13は横レール12に沿って移動し、移動
部材22は縦レール13に沿って移動する。これにより
ハンドル25は図板11の任意の箇所に移動可能であ
る。縦レール13の横レール12に沿った移動に伴いガ
イドローラ49は図板11の上面を回転して走行し、縦
レール13の移動を案内する。
【0013】図板11は通常下方側が上方側より低い位
置になるように傾いて設置されているため、図板11で
発生した例えば消しゴムかすは下方に移動しやすい。消
しゴムかすは走行中のガイドローラ49の表面と接触す
ると、突起部49bによって細かく切断され、図板11
上に残るか、または溝49a内に入り込む。前者の場
合、溝49aが螺旋状に形成されているため、ガイドロ
ーラ49が図板11面上を往復して走行する間に、この
消しゴムかすは突起部49bによって再度細かく切断さ
れ、図板11上において盛り上がることはない。後者の
場合、消しゴムかすは溝49aが開放している内側また
は外側の端部より容易に排出できる。
【0014】このように本実施例によれば、消しゴムか
すがガイドローラ49の表面または図板11面上に付着
する量は大幅に減少する。したがって図板11面上が消
しゴムかすによって汚れることが防止され、縦レール1
3の横レール12に沿った移動が円滑になり、走行時の
振動や騒音が低減される。さらに溝49aが螺旋状に形
成されているので、溝49aに入り込んだ消しゴムかす
が排出されやすく、図板11上に生じる消しゴムかすに
よる汚れの盛り上がりが低減される。
【0015】なお溝49aは螺旋状である必要はなく、
図4に示すように49の外周面に相互に平行な複数の溝
49cを形成してもよい。さらに突起部49bの断面形
状を三角形あるいは半円状に形成して、突起部49bの
先端の図板11に対する接触面を小さくしてもよく、こ
れにより消しゴムかすを切断する効果が増大する。
【0016】またガイドローラ49が走行する位置に突
状のない、すなわち平面な走行用レールが設けられてい
てもよい。
【0017】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、消しゴム
かすがガイドローラや図板に付着しにくく、かつ構成が
簡単であって安価な縦レール支持装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例である縦レール支持装置を
有する製図機を示す平面図である。
【図2】縦レール支持機構の側面図である。
【図3】縦レール支持機構の断面図である。
【図4】第2実施例の縦レール支持装置に設けられたガ
イドローラの側面図である。
【符号の説明】
11 図板 13 縦レール 41 縦レール支持機構 49 ガイドローラ 49a 溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図板に対して平行に走行自在に設けられ
    た縦レールと、この縦レールに回転自在に取り付けられ
    るとともに、前記図板に当接載置され、前記縦レールの
    移動を案内するガイドローラとを備え、前記ガイドロー
    ラの表面に螺旋状の溝を設けたことを特徴とする製図機
    の縦レール支持装置。
JP1993051090U 1993-08-26 1993-08-26 製図機の縦レール支持装置 Expired - Lifetime JP2558295Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993051090U JP2558295Y2 (ja) 1993-08-26 1993-08-26 製図機の縦レール支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993051090U JP2558295Y2 (ja) 1993-08-26 1993-08-26 製図機の縦レール支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0715396U JPH0715396U (ja) 1995-03-14
JP2558295Y2 true JP2558295Y2 (ja) 1997-12-24

Family

ID=12877123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993051090U Expired - Lifetime JP2558295Y2 (ja) 1993-08-26 1993-08-26 製図機の縦レール支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2558295Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0570996U (ja) * 1992-02-28 1993-09-24 武藤工業株式会社 レールタイプ自在平行定規の縦レール尾部支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0715396U (ja) 1995-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2719985B2 (ja) 線運動案内装置
JPH0645031Y2 (ja) ウインドレギユレータ装置
JP2558295Y2 (ja) 製図機の縦レール支持装置
JPH0649963Y2 (ja) ボールねじとリニアガイドと取付ベース一体型テーブルユニット
JPH03153915A (ja) 直線摺動用ベアリング
JPH05296241A (ja) 直動転がり案内ユニット
US6584868B2 (en) Slide track structure of a linear platform
JP3674352B2 (ja) 門型加工機
JPS6149441B2 (ja)
JP2973174B2 (ja) 製図機のスケール支持機構
JP3022450B2 (ja) レール踏面測定器
JPS6111035Y2 (ja)
JPH0570996U (ja) レールタイプ自在平行定規の縦レール尾部支持装置
JP2549627Y2 (ja) エレベータのローラガイド
JPH071269Y2 (ja) 直交座標ロボットにおける防塵装置
KR880002170Y1 (ko) 양면 횡편기의 캐리지 장치
JP2522648B2 (ja) レ−ルタイプ自在平行定規等の縦レ−ル尾部支持装置
JPS586627Y2 (ja) 可動台案内装置
JPS6015633Y2 (ja) スクレ−パ
JPH0225666Y2 (ja)
JPS6218736Y2 (ja)
CN2478721Y (zh) 线性平台的滑轨装置
JPS6112155Y2 (ja)
JPS5913109Y2 (ja) トラック式自在平行定規における下部ロ−ラの取付装置
JPS5852519B2 (ja) トラツクタイプ製図機の縦レ−ル支持装置